【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
思い返してみれば、今作の登場人物は八割以上男性ですね。
天上院明日香以外に原作GXの女性キャラって、レイちゃんくらいしか思いつかないんですよね。
明日香の取り巻きの二人(モモエとジュンコだっけ?)、保健の先生(名前忘れた)とトメさん、あとはアカデミアショップのお姉さん(名前忘れた)くらいでしたっけ?
<白河クロト 視点>
ハノイの仮面と装束を脱いでキャリーバックにしまい、公園の噴水の近くで天上院吹雪と向き合う。デュエルディスクを構え、正面を見据えると喋らなければ最高クラスのイケメンが微笑んでいる。
「おや?その恰好はやめてしまうのかい?…えっと」
「自己紹介がまだでしたね。白河クロトと言います。あの恰好は言わばステージ衣装なので、あまり人目に付きたくはないんですよ」
「そうなのかい?それは残念だね」
そう言うと少し困ったかのように笑うイケメン。丸藤亮といい天上院吹雪といい、イケメンは何をやっても見栄えするのは本当にズルいと思う。
「じゃぁ、そろそろ始めましょうか。天上院さん」
「吹雪でいいよ」
「では吹雪さんと呼ばせていただきます。では、行きますよ!」
「It's show time!!このブリザードプリンスがお相手しよう!」
天上院吹雪。丸藤亮と同年代で、彼のライバルでもある青年(原作時)だ。原作アニメの戦歴は5戦5敗であり、放送時には彼を侮る視聴者も居たかもしれない。だが、彼のデュエルは全てシナリオ上勝ってはいけないデュエルだったのだ。彼は犠牲になったのだ…。
その汚名を返上するかのごとく、漫画版の戦歴は3戦2勝1敗。主人公の十代にも勝っているし、唯一の敗北も第三者の介入によるオカルトパワーのせいである。原作アニメでの使用デッキは【獣戦士族】。決して油断できない相手なのだ。
「「対戦、よろしくお願いいたします」」
挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。
「「デュエル!」」
白河クロト LP:4000
VS
天上院吹雪 LP:4000
~~~
<天上院明日香 視点>
始めはいつもよくある兄さんの奇行が切っ掛けだったわ。
兄さんと2人で近所の公園に遊びに来てみると、公園の入り口から白いローブに仮面を付けた不審者がキャリーバックを引いて現れたの。不審者はこちらに気付かず、公園のベンチに座り、仮面とローブを外してくつろぎ始めた。中身は私と同年代の少年のようだったわ。
「ほぅ…!」
どうやらあの恰好は兄さんの興味を大いに引いたらしく、声を掛けるつもりのようね。…確かあの恰好は、最近話題になっている『アマチュア大会荒らし』と呼ばれる【ハノイの騎士】の物よね。
傲岸不遜な態度で相手の神経を逆撫でし、そのくせ高確率で1ターンキルを決めてくる驚異のデュエリスト。『デッキ破壊の鬼畜野郎』『白衣の変態』『ニードルワームだけがお友達』などとも呼ばれていたけれど、これは置いておきましょう。
「君の瞳に、何が見える?」
「え…?…空?…天?」
兄さんがいつもの挨拶をやるみたい。
「天~~~~~~join!!」
「へ…?」
ハノイの少年は呆気にとられている。こちらはとても恥ずかしいから止めて欲しいのだけれど。
~~~
少し話してみたけど、ハノイの騎士と呼ばれる人物と目の前の白河クロトと言う少年が同一人物とは思えないわ。白河クロトは何処にでもいそうな平凡な少年に見えたのよ。少なくともこの時点では。
なんだかんだで兄さんと白河クロトがデュエルをすることになった。私としても、ハノイの騎士のデュエルが間近で見れるのは楽しみではあったので特に何も言わなかった。
「「デュエル!」」
◆白河クロト LP:4000
VS
◆天上院吹雪 LP:4000
「先攻はボクが貰うよ。ボクのターン、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
吹雪 手札:5→6枚。
「おやおや、運命の女神はご機嫌斜めなのかなぁ」
兄さんがまた変なことを言い出した。恐らく手札がそれほど良くないのでしょうね。
「ボクは手札より【漆黒の戦士 ワーウルフ】を召喚!」
吹雪 手札:5枚。
漆黒の剣を握りしめた二足歩行の黒き狼が姿を現す。兄さんが愛用する獣戦士族のモンスターね。
漆黒の戦士 ワーウルフ ★4 ATK 1600
あのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はバトルフェイズに罠カードを発動できない効果があるわ。ハノイの騎士であればデッキ破壊を仕掛けてくるはずだけど、白河クロトはどう対処してくるのかしら?
「ボクはカードを2枚伏せてターンエンド!」
吹雪 手札:3枚。
◆クロト LP4000、モンスター:0、手札:5枚、伏せカード:0
vs
◆吹雪 LP4000、モンスター:1、手札:3枚、伏せカード:2
<吹雪のフィールド>
漆黒の戦士 ワーウルフ
「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
クロト 手札:5→6枚。
「俺は魔法カード【強欲で金満な壺】を発動!EXデッキ…じゃなくて融合デッキから6枚裏側表示でモンスターを除外して2ドロー。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない」
クロト 手札:6→5→7枚。
「俺は手札を1枚捨て、魔法カード【死者への手向け】を発動!フィールドのモンスター1体をそのモンスターを破壊する」
クロト 手札:7→6→5枚。
「くっ!やるね!」
吹雪 モンスター:1→0
兄さんの漆黒の戦士ワーウルフがアッサリ破壊される。やるわね。
「俺は死者への手向けのコストで墓地に送った【シールド・ウィング】を墓地から除外し、手札から【風の精霊 ガルーダ】を特殊召喚!」
クロト 手札:5→4枚。
突如、空から鳥の頭と翼をもつ男が舞い降りた。
風の精霊 ガルーダ ★4 ATK 1600
「自分の墓地にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。俺は手札より【ガーディアン・エアトス】を特殊召喚!」
クロト 手札:4→3枚。
鳥を模した被り物をした白き翼を持つ、民族衣装のような物を着た美しい女性が、金の髪を靡かせながら地に降り立つ。
ガーディアン・エアトス ★8 ATK 2500
綺麗…。ってそうじゃなくて!2体の攻撃力の合計は4100!既に1ターンキル圏内じゃない!
「俺は装備魔法【女神の聖剣-エアトス】をガーディアン・エアトスに装備!装備モンスターの攻撃力は500アップする。」
クロト 手札:3→2枚。
ガーディアン・エアトス ★8 ATK 2500→3000
「バトルフェイズへ移行!風の精霊ガルーダでダイレクトアタック!」
「ボクは伏せていたトラップカード【炸裂装甲】発動!相手モンスターの攻撃宣言時、その攻撃モンスター1体を破壊する!」
ガルーダが攻撃を仕掛けた途端、胸元から爆発が起こり、ガルーダは消滅していった。
「むっ」
クロト モンスター:2→1
ふぅっ、これでひとまずは一安心ね。でもまだ【ガーディアン・エアトス】の攻撃が残っているわ。
「続いて【ガーディアン・エアトス】でダイレクトアタック!…聖霊のオペラ!」
白河クロトは少し恥ずかしそうにガーディアン・エアトスの攻撃名を宣言する。何故恥ずかしそうなのかしら?
「ボクは伏せていた速攻魔法カード【スケープ・ゴート】発動!自分フィールドに「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)4体を守備表示で特殊召喚する」
兄さんのフィールドに4体の羊トークンが現れ、そのうちの1体が【ガーディアン・エアトス】の攻撃を受けて消滅する。
何とか凌いだわね…。
「防がれたか。メインフェイズ2に移行。カードを1枚セットしてターンエンド」
クロト 手札:2→1枚。
◆クロト LP4000、モンスター:1、手札:1枚、伏せカード:1、装備カード:1
<クロトのフィールド>
ガーディアン・エアトス
vs
◆吹雪 LP4000、モンスター:3(羊)、手札:3枚、伏せカード:0
<吹雪のフィールド>
羊トークン
羊トークン
羊トークン
「ふっ、盛り上がっただろう?これも演出のうちさ。ボクのターン、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
吹雪 手札:3→4枚。
演出って、ホントかしら?
「ボクは手札から魔法カード【強欲な壺】を発動!デッキからカードを2枚ドローする!」
吹雪 手札:4→3→5枚。
「俺はこの瞬間、伏せていた永続トラップ【便乗】発動!相手がドローフェイズ以外でカードをドローした時に発動する事ができる。その後、相手がドローフェイズ以外でカードをドローする度に、自分のデッキからカードを2枚ドローする。」
クロト 手札:1枚。
伏せカード:1→0、永続罠:0→1
ドローカードやサーチカードを牽制するためのカードかしら?兄さんは多分気にせずに使いそうね。
「おっと…いや、ボクは手札から魔法カード【天使の施し】を発動!デッキからカードを3枚ドローして2枚墓地に捨てる!」
吹雪 手札:5→4→7→5枚。
「なら俺も【便乗】の効果で2枚ドロー」
クロト 手札:1→3枚。
「ボクは手札から魔法カード【地割れ】を発動!相手フィールドの攻撃力が一番低いモンスター1体、つまり【ガーディアン・エアトス】を破壊する!」
吹雪 手札:5→4枚。
「くっ!エアトスが…!」
クロト モンスター:0
「ボクは手札から永続魔法カード【一族の結束】を発動!自分の墓地の全てのモンスターの元々の種族が同じ場合、自分フィールドのその種族のモンスターの攻撃力は800アップする!」
吹雪 手札:4→3枚。
「更にボクは手札より【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】を召喚!」
吹雪 手札:3→2枚。
大きな曲剣を握りしめ、緑のマントを付けた二足歩行の黒き豹が姿を現す。
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー ★4 ATK 2000 → 2800
兄さんが一番愛用している獣戦士族のモンスターの登場ね。あのモンスターは攻撃宣言の際に、自身以外の自分フィールドのモンスター1体を生け贄に捧げなければならないけれど、今は羊トークンが居るわ。
「バトルフェイズへ移行!羊トークンを生け贄に捧げ、【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】でダイレクトアタック!」
吹雪 羊トークン:3→2
漆黒の豹戦士が金の天使を切り裂き、撃破する!
「ぐぅっ!」
クロト LP4000 → 1200
「ボクはカードを1枚伏せてターンエンド!」
吹雪 手札:2→1枚。
◆クロト LP1200、モンスター:0、手札:3枚、伏せカード:0、永続罠:1(便乗)
vs
◆吹雪 LP4000、モンスター:1+2(羊)、手札:1枚、伏せカード:1、永続魔法:1(一族の結束)
<吹雪のフィールド>
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー
羊トークン
羊トークン
「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
クロト 手札:3→4枚。
「俺は手札から魔法カード【天使の施し】を発動!デッキからカードを3枚ドローして2枚墓地に送る!」
クロト 手札:4→3→6→4枚。
「俺は墓地の【風の精霊 ガルーダ】を除外し、手札から【シルフィード】を特殊召喚!」
クロト 手札:4→3枚。
風を纏った白き天使が空から舞い降りる。
シルフィード ★4 ATK1700
「更にシルフィードをリリー…生け贄に捧げ、【疾風鳥人ジョー】を召喚!」
クロト 手札:3→2枚。
風の天使がフィールドから去り、緑髪の筋肉質な鳥人間が現れる。
疾風鳥人ジョー ★6 ATK 2300
「召喚に成功した【疾風鳥人ジョー】の効果発動!風属性モンスターを生け贄にして生け贄召喚に成功した場合、フィールド上の魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す!」
「えぇっ!…手札を1枚捨てて、チェーンして伏せたトラップカード【ホーリーライフバリアー】発動!このターン、自分のモンスターは戦闘破壊されず、相手から受ける全てのダメージを0にする!」
吹雪 手札:1→0枚。伏せカード:1→0
チェーン②ホーリーライフバリアー
チェーン①疾風鳥人ジョー
「効果処理を行う。チェーン②ホーリーライフバリアーが発動し、その後、チェーン①疾風鳥人ジョーの効果が発動する」
鳥人間が旋風を巻き起こし、フィールド上の全ての魔法・罠カードが持ち主の手札に戻る。今の場合だと、兄さんの魔法罠ゾーンにある永続魔法【一族の結束】が手札に戻るわね。
「ありぁあ、なんだかピンチだなぁ」
吹雪 手札:0→1枚。永続魔法:1→0、伏せカード:0
危なかったわね…。兄さんのフィールドにはモンスターは居るけれど、伏せカードは無し。発動した通常トラップの【ホーリーライフバリアー】は手札に戻らずに墓地に送られるけれど、発動していなければデュエルが終わっていたかも知れないわね。
「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」
クロト 手札:2→1枚。
◆クロト LP1200、モンスター:1、手札:1枚、伏せカード:1、永続罠:1
<クロトのフィールド>
疾風鳥人ジョー
vs
◆吹雪 LP4000、モンスター:1+2(羊)、手札:1枚(一族の結束)、伏せカード:0
<吹雪のフィールド>
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー
羊トークン
羊トークン
「ははっ、容赦ないなぁ…ボクのターン、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
吹雪 手札:1→2枚。
「ボクは手札からもう一度、永続魔法カード【一族の結束】を発動!自分の墓地の全てのモンスターの元々の種族が同じ場合、自分フィールドのその種族のモンスターの攻撃力は800アップする!」
吹雪 手札:2→1枚。永続魔法:1
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー ★4 ATK 2000 → 2800
「更にボクは手札より【不屈闘士レイレイ】を召喚!」
吹雪 手札:1→0枚。
土のような色の肌を持つ獣戦士がフィールドに現れる。
不屈闘士レイレイ ★4 ATK 2300 → 3100
あれは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になり次の自分のターン終了時まで表示形式を変更できないモンスターね。
「バトルフェイズへ移行!【羊トークン】を生け贄に捧げ、【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】で【疾風鳥人ジョー】に攻撃!」
羊トークン:2→1
「俺は【疾風鳥人ジョー】をリリースし、【不屈闘士レイレイ】と【一族の結束】を対象にして、伏せていたトラップカード【ゴッドバードアタック】発動!対象とした2枚のカードを破壊する!」
クロト モンスター:1→0、伏せカード:1→0
「むむっ!」
吹雪 モンスター:4→3、永続魔法:1→0
鳥人間が墓地へと消え、土色の獣戦士と永続魔法も墓地に送られる。
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー ★4 ATK 2800 → 2000
「攻撃対象が居なくなったけれどバトルは続行する!【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】でダイレクトアタック!」
漆黒の豹戦士がプレイヤーである白河クロトを切り付ける!
彼のLPはわずか1200!【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】の攻撃力は元に戻ったけれど、攻撃力2000!この攻撃が通れば兄さんの勝ちね!
「俺は墓地から【クリアクリボー】を除外して効果発動!相手モンスターの直接攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外して発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。そのドローしたカードがモンスターだった場合、さらにそのモンスターを特殊召喚できる。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替える!」
「墓地からモンスター効果を発動しただって!?」
あれは、【天使の施し】で墓地に送ったカード!そんな効果があったなんて!
「【クリアクリボー】の効果によりドロー!…良し!俺はドローした【ソニック・シューター】をフィールドに特殊召喚!【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】は【ソニック・シューター】を攻撃対象とする!」
手札:1→2→1枚
クロト モンスター:0→1
両腕に翼を生やした鳥人間がフィールドの現れる。
ソニック・シューター ★4 DEF600
漆黒の豹戦士が風の悪魔を切り裂く!
クロト モンスター:1→0
「ボクはこれでターンエンド!」
◆クロト LP1200、モンスター:0、手札:1枚、伏せカード:0、永続罠:1
vs
◆吹雪 LP4000、モンスター:1+1(羊)、手札:0枚、伏せカード:0
<吹雪のフィールド>
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー
羊トークン
「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
クロト 手札:1→2枚。
「俺は手札から魔法カード【マジック・プランター】を発動!自分フィールドの表側表示の永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。俺は自分フィールドの永続トラップ【便乗】を墓地に送ってデッキから2枚ドロー!」
クロト 手札:2→1→3枚、永続罠:1→0
両者ともにもうカードが少ない。そろそろ決着ね。それに彼のあの表情、仕掛けてくるわね。
「俺はLP800を払って、手札より装備魔法【早すぎた埋葬】発動!墓地の【ハンター・アウル】を対象として、対象を墓地より特殊召喚する!」
クロト LP1200→ 400、手札:3→2枚。
「【ハンター・アウル】の効果発動!自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスター1体につき、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。」
墓地より鋭い鎌のような刃物を持ったフクロウ頭?の鳥人間が出現する。
ハンター・アウル ★4 ATK1000→1500
「このカードは相手フィールドに表側表示モンスターが存在し、自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスター1体のみが特殊召喚された時に発動できる」
「ハンター・アウルが特殊召喚成功時、手札より速攻魔法【地獄の暴走召喚】発動!」
クロト 手札:2→1枚。
「そのカードは!?」
【地獄の暴走召喚】ですって!?確かあのカードって…!!
「その特殊召喚したモンスターの同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から可能な限り攻撃表示で特殊召喚し、相手は自身のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、そのモンスターの同名モンスターを自身の手札・デッキ・墓地から可能な限り特殊召喚する!」
「…ボクは【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】を選ぶよ」
白河クロトのフィールドに更に2体の【ハンターアウル】が、天上院吹雪のフィールドに2体の【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】が出現する。
<クロトのフィールド>
ハンター・アウル ATK 1000
ハンター・アウル ATK 1000
ハンター・アウル ATK 1000
<吹雪のフィールド>
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー ATK 2000
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー DEF 1600
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー DEF 1600
羊トークン DEF 0
兄さんが苦い顔をしているけど、どういうこと?この状況は兄さんが有利なんじゃないのかしら?【ハンター・アウル】の攻撃力では【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】に届かないはずよね?
…いえ、確か【ハンター・アウル】の効果は、自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスター1体につき、このカードの攻撃力は500ポイントアップする!?
<クロトのフィールド>
ハンター・アウル ATK 1000 → 2500
ハンター・アウル ATK 1000 → 2500
ハンター・アウル ATK 1000 → 2500
<吹雪のフィールド>
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー ATK 2000
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー DEF 1600
漆黒の豹戦士パンサーウォリアー DEF 1600
羊トークン DEF 0
「バトルフェイズへ移行!【ハンター・アウル】で【漆黒の豹戦士パンサーウォリアー】に攻撃!」
豹戦士たちが鳥人間の群れに襲われて姿を消していく…!
吹雪 LP4000 → 3500
「俺はこれでターンエンドだ」
◆クロト LP400、モンスター:3、手札:1枚、伏せカード:0、装備魔法:1
<クロトのフィールド>
ハンター・アウル ATK 2500
ハンター・アウル ATK 2500
ハンター・アウル ATK 2500
vs
◆吹雪 LP3500、モンスター:1(羊)、手札:0枚、伏せカード:0
<吹雪のフィールド>
羊トークン DEF 0
「…ははっ、参ったなぁ。ボクのターン、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行。」
吹雪 手札:0→1枚。
「ボクは手札から魔法カード【迷える仔羊】を発動。自分フィールドに「仔羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない」
吹雪 手札:1→0枚。
フィールドにいる羊トークンをそのまま小さくしたような子羊が2体、フィールドに現れる。
吹雪 モンスター:2→4枚。
「ボクはこれでターンエンド」
◆クロト LP900、モンスター:3、手札:1枚、伏せカード:0、装備魔法:1
<クロトのフィールド>
ハンター・アウル ATK 2500
ハンター・アウル ATK 2500
ハンター・アウル ATK 2500
vs
◆吹雪 LP3500、モンスター:3(羊)、手札:0枚、伏せカード:0
<吹雪のフィールド>
羊トークン DEF 0
仔羊トークン DEF 0
仔羊トークン DEF 0
ここで白河クロトがモンスターを引かなければまだ逆転の可能性はあるけれど…。
「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
クロト 手札:1→2枚。
「俺は【魅幽鳥】を召喚!このカードがメインモンスターゾーンに存在する限り、その位置によって以下の効果を得る。モンスターゾーン右端に召喚したこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる!」
クロト 手札:2→1枚。
周囲にいくつもの霊魂を漂わせる白き鳥人がフィールドに舞い降りる。
魅幽鳥 ★4 ATK 1300
「バトルフェイズへ移行!【魅幽鳥】で【羊トークン】へ攻撃!」
羊トークンが白き鳥に襲われ、姿を消す…。
羊トークン:1→0
「更に【魅幽鳥】で【仔羊トークン】へ攻撃!」
仔羊トークンが白き鳥の追撃を受け、姿を消す…。
仔羊トークン:2→1
「続いて、【ハンター・アウル】で【子羊トークン】へ攻撃!」
今度は【仔羊トークン】たちが鳥人間の群れに襲われて姿を消していく…!
仔羊トークン:1→0
「トドメ!2体の【ハンター・アウル】でダイレクトアタック!」
「うわぁぁぁぁ!!」
吹雪 LP3500 → 1000 → 0
「うーん、負けちゃったか」
「「対戦、ありがとうございました」」
久し振りに兄さんが負けるところを見たわね…。そしてこんな熱いデュエルを見せられて、私もただ黙っているわけにはいかないわ!
~~~
<白河クロト 視点>
危なかったわ~。危うく小学生に負けるところだったわ。一応今は俺も小学生だけど。振り返ってみると、ゴッドバードアタックの対象は、プレイングミスだよなぁ。本来ならあと1ターン早く決着ついていた。
地獄の暴走召喚は相手がトークンだけでも発動できるはず!なんだけど、少し記憶に自信がなかったってのもあるけどね。
「いいデュエルだったね。またやろう!」
「はい。こちらこそ、宜しくお願い致します」
本当に、黙っていれば隙のないイケメンだよなこの人。おっ、そうだ忘れてた。せっかく会えたんだし、吹雪さんにいくつかカードを渡しておこう。
「うん?これは…獣戦士族や獣族に鳥獣族とそのサポートカードかい?それに…THE Suppression PLUTO?」
「えぇ、俺は使わなそうなカードなので、吹雪さんのお役に立てて頂ければ嬉しいです」
「えぇ!?本当に、こんなにカードを貰ってもいいのかい!?」
「はい。カード達も使われることを望んでいるでしょう」
と言うことで、吹雪さんの【獣戦士族】デッキに相性良さそうな獣戦士族&獣族&鳥獣族の汎用モンスター&魔法&罠カードを進呈してみた。漫画版で使用していたスフィアの名を持つ鳥獣族やプラネットシリーズも一緒に渡した。実際、俺が持っていても多分使わないしな。
これでダークネスに攫われたり、ヘルカイザーに負けたりすることはなくなるかも?
「ねぇ」
「うん?どうしたんですか、天上院さん?」
天上院明日香が話しかけてきた。なんだか闘争心みたいなものを感じる。
「私も明日香でいいわよ。それで、どう?私ともデュエルしてくれない?」
「あ、はい」
むしろどうやってデュエルを持ち掛けようか考えていたので、渡りの船ですねぇ!
原作キャラとはいえ、原作数年前の子供時代に負けるわけにはいかないですね。
吹雪さんとデュエルと言うことで、漫画版吹雪さんが風属性鳥獣族の【スフィア】デッキだったため、オリ主のデッキは【風属性】を使用しました。少し他の属性も入っていますが…。
時代に合わせて初期のシムルグとか使えればよかったんですが、結局はアウルでオラァ!するデッキになってしまった。無力な私を許してくれ…。
吹雪さんに「思い出のブランコ」を使ってもらったり、オリ主にスフィアモンスターを使わせたりもしたかったのですが、私のデュエル構成力では不可能と判断。諦めました。無力な私を…以下略。
原作でダークネスではない吹雪さんが使ったカードは5枚くらいしかなく、今回はそれらに汎用魔法罠を加えただけのデッキを使用してもらいましたが、デッキパワーがそこそこ上回っているはずのオリ主はそれでも辛勝。オリ主くんさぁ。
原作が始まって、ダークネス吹雪さんになってカードパワーが追い付いてきたら…お察しです。
ダークネス仮面時のレダメは原作かOCGどちらの効果にするべきでしょうか。OCG版だとぶっ壊れ性能なので、十代が普通に負けてダークネスに飲まれそうです。
次回の更新は11/21(土) AM8:00となります。
さか☆ゆう様、魚肴様、カカン様、四季式様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。
未完の本作の今後の扱いについて
-
全削除でOK
-
チラ裏に移動でOK
-
どちらでもOK