【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
今回の対戦カードは久し振りのオリ主とカードの精霊ガガギゴですが、デュエル自体は特に見どころの無いおまけのような物です。
今話はアニメGX第34話辺りのオリ主視点です。
ダークネスの仮面を被ったハゲこと鮫島の襲撃から始まった長い夜が明けた早朝、俺はようやく火山からアカデミア本校舎前まで戻ってきていた。
先ほどまで島の周囲から立ち上っていた光の柱は消えており、道中に居たミイラとコウモリの群れもいつの間にか姿を消した為、島は静けさを取り戻していた。
白河クロトとしてハゲを倒した場合、諸々の説明が非常に面倒なので、ハノイスタイルにチェンジしてから未だに意識を取り戻さないハゲを本校舎前に待機していた倫理委員会へ引き渡した。
「セブンスターズ討伐、および鮫島校長の保護の件、お疲れ様でした。ハノイの騎士」
「成り行きだ。闇のデュエルを行った際に、私のPDAが破損してしまって現状がつかめていないんだ。私が居ない間に起こったことについて教えて貰えるかな?」
「もちろんです。セブンスターズは昨夜の時点で6人出現し、そのうち鮫島校長、カミューラ、タイタン、首領・サルーグ、アビドス三世の5名の撃破に成功しています」
うわっ、そんなに一気に出たのか。俺が倒したハゲ以外だと、クロノスや響先生、コナミと十代のタッグで倒したんだろうな。
「出現した残り1人の行方は?」
「タニヤと言う名前と、三沢大地と言う生徒をデュエルで倒して拉致したという情報以外は不明です。現在、今回の事件の事後処理に追われているメンバー以外を総動員して行方を追っています」
「なるほど。私もその捜索に協力した方が良さそうだな」
「助かります。また今回の件で七精門の鍵が7つ中5つ奪われています。残る鍵は響先生が1つ、あとはオシリスレッドの遊城十代が1つ所持しています」
そこなんだよなぁ。何で十代が鍵を持ってんの?ある程度の予測は付くけどさぁ。
「何故、生徒が鍵を持っているんだ?」
「本人曰く、大徳寺先生が同行した課外授業の遺跡探索を行っている最中に拾ったそうです。その鍵を大徳寺先生に見せると、『貴重なものだから大切に持っておくように』と言われたそうです」
「大徳寺先生に詳しく話を聞く必要があるな」
「それが…大徳寺先生は昨夜から行方不明となっています。こちらも三沢大地捜索に並行して捜索しています」
アムナエルめ、とうとう行動を開始したか。
「遊城少年には事情を説明して鍵を返却してもらい、現在は倫理委員会にて厳重に管理しています。情けない話ですが、残りのセブンスターズが襲撃してきた場合、守り切れるかどうかは自信がありません…」
「私が勝手に預かると一部の教員たちから苦情が来るだろうし、早めに他の教員たちと相談して対応を決めておいた方がいいだろうな」
「はい。ただ、闇のデュエルを行った先生たちの一部はまだ意識を取り戻していませんし、クロノス臨時校長や響先生も疲労が溜まっていたらしく、自身の部屋で休養中です」
「今日の授業を行うのは無理そうだな。そちらの件も先生方が目覚められたら相談した方が良いだろう」
「ええ。そのつもりです」
良し、これで俺が授業に出られない状況を作らずに済みそうだな。このタイミングで行方知れずなんてことになると、拉致されたかセブンスターズとの関与を疑われそうだしな。
「話は大体分かった。私はこのまま三沢大地の捜索に入る。後のことは頼んだ」
「お任せください。あっ、その前に…これをどうぞ。新しいPDAです」
「助かる」
「あと、こちらも。響先生から預かった黒蠍盗掘団のカードです」
アニメでは万丈目に敗れてそのまま彼の所有物になったカードか。
「何故これを私に?」
「響先生が言うには『オカルト関係で困ったらハノイの騎士を頼るといいよ』と弟さんから言われたそうです」
そう言うことね。後で万丈目の手に渡るように、おジャマたちが居る井戸に置いて来てもいいけど…どうしようかな?
「わかった。ではこちらも私が預かろう。それでは行ってくる」
「お気をつけて」
俺は倫理委員会のメンバーに壊れたPDAを返却して新たなPDAを受け取った後、三沢大地の捜索に入った。
~~~
捜索開始から3時間後、俺は森を抜けた奥にある開けた場所で三沢大地とセブンスターズのタニヤを発見したのだが…。
「行くぞ~♪【プラズマ戦士エイトム】でタニアっちにダイレクトアタック~♪」
「いや~ん♪負けちゃった~♥」
「よ~し♪知恵のデッキはもう何度も倒したから、今度は勇気のデッキとデュエルだ~♪」
「流石は三沢っち♪私が見込んだだけの男だわ~♪」
昨夜から一睡もせずに、火山での闇のデュエルを行ってから全力疾走で本校舎まで戻り、そのまま三沢の捜索に入った俺に待ち受けていたのは、バカップルのイチャイチャシーンだった。
はっ?なにこれ?キレそう。
『女っ気の無さそうな三沢でさえ彼女が出来たのに、クロトと来たら…(笑)』
「お、俺は卒業までは彼女を作らないだけだし?異性の友達はそこそこ居るし?その気になれば多分いつでも作れるし?」
『ハイハイ(笑)』
ここぞとばかりにニヤニヤしながら煽って来るアクエリアは置いておき、俺はこの場所の座標を倫理委員会に報告してそのまま自分の寮へ帰った。
~~~
仮眠を取り、体力も魔力もある程度回復した昼過ぎ、昼食を取った俺は島の発電所付近に覚えのある魔力反応を探知した。
この反応は…。懐かしいな、アイツか。そう言えば向こうの世界で行方不明になってて捜索依頼を受けていたっけ。
魔力反応があった場所に急行すると、そこには発電所の設備に背中を預けて空を見上げているカードの精霊、ガガギゴの姿があった。
『お前は…白河クロトか。懐かしい顔を見たな』
「こちらもな。お前がギコバイト時代の頃だから、もう数年振りになるかな」
このガガギコは、俺が精霊界で修行していた頃に学芸会の手伝いをしていたギコバイトの成長した姿だ。姿が変わっても魔力反応は変わらないので間違いない。
『そうか…人間界と精霊界では時の流れが違ったな。オレからすれば、もう数十年前の話だ』
「そういえばそうか。ところで、何でお前はこっち(人間界)にいるんだ?」
『分からん。精霊界でいつものようにフリードに戦いを挑んで戦っていたら、突然空間が裂けてその中に飲み込まれたまでは覚えているんだがな』
次元の狭間に飲み込まれて切り込み隊長に出会う前の状態か。この発電所は以前にサイコショッカーが現れて以来、次元の歪みが発生しやすくなっているのかも知れないな。
最近はセブンスターズの事件もあったことだし、次元の境界線に負荷がかかった状態なのかもな。詳しくは分からんけどさ。
「そうだ。水霊使いエリアと相棒のジゴバイトからお前の捜索依頼を受けているんだ。出来れば俺と一緒に精霊界に来てくれないか?」
『エリアにジゴバイトか。それも懐かしい名前だな…』
そこまで話すと、ガガギゴは立ち上がって何処からともなくデュエルディスクを出現させて俺と対峙した。
『オレに言うことを聞かせたいのなら、オレに力を示して見ろ。人間界のルールに則り、デュエルで相手をしてやる』
「いいだろう」
やる気満々なガガギゴはデュエルディスクを取り出し、俺もデュエルディスクを構えて彼と対峙する。
ガガギゴが相手か。カイバーマン以外の精霊界の連中はそこまでデュエル強くないし、あのファンデッキを使ってみようかな。
ところでガガギゴよ。そのデュエルディスクは何処から出したんだ?
「対戦、よろしくお願いします」
挨拶は大事だ。古事記にもそう書いてあるはず。これを言うのも久し振りだな。
「「デュエル!」」
◆白河クロト LP:4000、手札:5枚。
vs
◆ガガギゴ LP:4000、手札:5枚。
『先攻は貰うぞ!オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』
ガガギゴ 手札:5→6枚。
『オレは手札から魔法カード【強欲なウツボ】を発動!手札の【ジェノサイドキングサーモン】と【ニードル・ギルマン】をデッキに戻してシャッフル!そして3ドロー!』
ガガギゴ 手札:6→5→3→6枚。
【強欲なウツボ】
通常魔法
(1):手札の水属性モンスター2体をデッキに戻してシャッフルする。
その後、自分はデッキから3枚ドローする。
ジェノサイドキングサーモン…嫌な記憶が蘇りそうだ。
『オレは手札から魔法カード【トレード・イン】を発動!手札の【ゴギガ・ガガギゴ】を墓地に送って2ドロー!』
ガガギゴ 手札:6→5→4→6枚。
『オレは手札から【アトランティスの戦士】の効果発動!デッキから【伝説の都 アトランティス】を手札に加えるぞ!』
ガガギゴ 手札:6→5→6枚。
【アトランティスの戦士】
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻1900/守1200
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「伝説の都 アトランティス」1枚を手札に加える。
『更にオレは手札から魔法カード【召喚師のスキル】を発動する!デッキから【ギガ・ガガギゴ】を手札に加えるぞ!』
ガガギゴ 手札:6→5→6枚。
『そしてオレは手札からフィールド魔法【伝説の都 アトランティス】を発動するぞ!』
ガガギゴ 手札:6→5枚。フィールド魔法:0→1枚。
【伝説の都 アトランティス】
フィールド魔法
このカード名はルール上「海」として扱う。
(1):フィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力は200アップする。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは1つ下がる。
『更にオレは手札から永続魔法【ウォーターハザード】を発動!』
ガガギゴ 手札:5→4枚。永続魔法:0→1枚。
【ウォーターハザード】
永続魔法
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札からレベル4以下の水属性モンスター1体を特殊召喚できる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
『オレは【ウォーターハザード】の効果を発動!手札から【ギガ・ガガギゴ】を特殊召喚するぞ!』
ガガギゴ 手札:4→3枚。永続魔法:0→1枚。
<ガガギゴのフィールド>
ギガ・ガガギゴ ★5→4 ATK2450→2650
【ギガ・ガガギゴ】
通常モンスター
星5/水属性/爬虫類族/攻2450/守1500
強大な悪に立ち向かうため、様々な肉体改造をほどこした結果恐るべきパワーを手に入れたが、その代償として正義の心を失ってしまった。
『ここでオレは手札から【後に亀と呼ばれる神】を召喚だ!』
ガガギゴ 手札:3→2枚。
<ガガギゴのフィールド>
ギガ・ガガギゴ ★4 ATK2650
後に亀と呼ばれる神 ★5→4 ATK1800→2000
【後に亀と呼ばれる神】
効果モンスター
星5/水属性/水族/攻1800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いに攻撃力1800以下のモンスターを特殊召喚できない。
「ゲッ、厄介なモンスターを出しやがって…!」
『ハッ、力押しだけが全てじゃないんだよ!』
攻撃力1800以下か。下級モンスターは殆ど特殊召喚を封じられたようなもんだな。問題ないがな!
『オレはカードを1枚セットしてターンエンド!』
ガガギゴ 手札:2→1枚。伏せカード:0→1枚。
◆白河クロト LP:4000、手札:5枚。
vs
◆ガガギゴ LP:4000、手札:1枚。伏せカード:1枚。フィールド魔法:1枚、永続魔法:1枚。
<ガガギゴのフィールド>
ギガ・ガガギゴ ★4 ATK2650
後に亀と呼ばれる神 ★4 ATK2000
「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
クロト 手札:5→6枚。
「俺は手札から【荒野の女戦士】を召喚!」
クロト 手札:6→5枚。
<クロトのフィールド>
荒野の女戦士 ★4 ATK1100
【荒野の女戦士】
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1100/守1200
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから攻撃力1500以下の戦士族・地属性モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
「そして俺は手札から魔法カード【トランスターン】発動!【荒野の女戦士】をリリースしてデッキから【無敗将軍 フリード】を特殊召喚!」
クロト 手札:5→4枚。
<クロトのフィールド>
無敗将軍 フリード ★5 ATK2300
【無敗将軍 フリード】
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2300/守1700
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードを対象にする魔法カードの効果を無効にし破壊する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分のドローフェイズ時に通常のドローを行う代わりに、自分のデッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
『懐かしい顔だな。あの男、将軍になっていたのか…』
このデッキは将軍のファンデッキだからな。メインデッキは将軍の軍団のメンバーと彼らへのサポートカードがふんだん入っている。
「精霊界に戻ったら、そのうち会わせてやるよ」
『ふん、もうオレに勝ったつもりでいる気か!さっさとデュエルを続行しろ!』
「ならバトルフェイズに移行!【無敗将軍 フリード】で【後に亀と呼ばれる神】に攻撃!」
『はっ、単調な攻撃だな!リバースカードオープン!罠カード【立ちはだかる強敵】発動!【無敗将軍 フリード】の戦う相手は【ギガ・ガガギゴ】だ!』
ガガギゴ 伏せカード:1→0枚。
【立ちはだかる強敵】
通常罠
相手の攻撃宣言時に発動する事ができる。自分フィールド上の表側表示モンスター1体を選択する。
発動ターン相手は選択したモンスターしか攻撃対象にできず、全ての表側攻撃表示モンスターで選択したモンスターを攻撃しなければならない。
「そのくらいは想定内だ!手札から速攻魔法【収縮】を発動!【ギガ・ガガギゴ】の元々の攻撃力は半減する!」
クロト 手札:4→3枚。
【収縮】
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力はターン終了時まで半分になる。
『何っ!?』
チェーン②収縮
チェーン①立ちはだかる強敵
<ガガギゴのフィールド>
ギガ・ガガギゴ ★4 ATK2650→1425
後に亀と呼ばれる神 ★4 ATK2000
無敗将軍 フリード ATK2300
vs
ギガ・ガガギゴ ATK2650→1425 ※戦闘破壊
<ガガギゴのフィールド>
ギガ・ガガギゴ ★4 ATK2650→1425
後に亀と呼ばれる神 ★4 ATK2000
『うおぉぉっ!?』
ガガギゴ LP:4000→2575
「メインフェイズ2に移行!俺はカードを2枚セットしてターンエンド!」
クロト 手札:3→1枚。
◆白河クロト LP:4000、手札:1枚。伏せカード:2枚。
<クロトのフィールド>
無敗将軍 フリード ★5 ATK2300
vs
◆ガガギゴ LP:2575、手札:1枚。伏せカード:0枚。フィールド魔法:1枚、永続魔法:1枚。
<ガガギゴのフィールド>
後に亀と呼ばれる神 ★4 ATK2000
『オレのターンだ!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』
ガガギゴ 手札:1→2枚。
『オレは手札からオレ自身、【ガガギゴ】を召喚するぞ!』
ガガギゴ 手札:2→1枚。
<ガガギゴのフィールド>
後に亀と呼ばれる神 ★4 ATK2000
ガガギゴ ★4→3 ATK1850→2050
【ガガギゴ】
通常モンスター
星4/水属性/爬虫類族/攻1850/守1000
かつては邪悪な心を持っていたが、
ある人物に出会う事で正義の心に目覚めた悪魔の若者。
『更にオレは手札から装備魔法【戦線復活の代償】を発動!【ガガギゴ】を墓地に送り、墓地から【ゴギガ・ガガギゴ】を特殊召喚するぞ!』
ガガギゴ 手札:1→0枚。
【戦線復活の代償】
装備魔法
自分フィールド上の通常モンスター1体を墓地へ送り、自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚し、このカードを装備する。このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターを破壊する。
<ガガギゴのフィールド>
後に亀と呼ばれる神 ★4 ATK2000
ゴギガ・ガガギゴ ★8→7 ATK2950→3150 ※【戦線復活の代償】装備。
【ゴギガ・ガガギゴ】
通常モンスター
星8/水属性/爬虫類族/攻2950/守2800
既に精神は崩壊し、肉体は更なるパワーを求めて暴走する。
その姿にかつての面影はない・・・。
『バトルだ!【ゴギガ・ガガギゴ】で【無敗将軍 フリード】を攻撃!』
「ここで伏せカードの罠カード【ドレインシールド】を発動!!」
クロト 伏せカード:2→1枚。
【ドレインシールド】
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃モンスターの攻撃を無効にし、そのモンスターの攻撃力分だけ自分はLPを回復する。
「【ゴギガ・ガガギゴ】の攻撃を無効にしてその攻撃力分のLPを回復する!」
クロト LP4000→7150
『小賢しい奴め!正々堂々と戦え!』
「知らん。そんなことは俺の管轄外だ」
『メインフェイズ2に移行!』
そろそろあの亀が邪魔だな。消えて貰おうかな。
「バトルフェイズを終了したな?なら、ここで伏せカード【拮抗勝負】を発動させてもらう!」
クロト 伏せカード:1→0
【拮抗勝負】
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
自分フィールドのカードの数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。
「俺のフィールドには【無敗将軍 フリード】と【拮抗勝負】の2枚だ。お前も同じ枚数になるようにしてもらおうか!」
『ちっ!面倒なカードを!オレは【ゴギガ・ガガギゴ】と【戦線復活の代償】を選択する!』
ガガギゴ フィールド魔法:1→0枚、永続魔法:1→0枚。
<ガガギゴのフィールド>
ゴギガ・ガガギゴ ★7→8 ATK3150→2950 ※【戦線復活の代償】装備。
『くそっ!ターンエンドだ!』
◆白河クロト LP:7150、手札:1枚。伏せカード:0枚。
<クロトのフィールド>
無敗将軍 フリード ★5 ATK2300
vs
◆ガガギゴ LP:2575、手札:0枚。伏せカード:0枚。装備魔法:1枚。
<ガガギゴのフィールド>
ゴギガ・ガガギゴ ★8 ATK2950 ※【戦線復活の代償】装備。
さて、もう十分に楽しんだ。そろそろ終わりにしようか。
「俺のターン。ドローフェイズ、ここで【無敗将軍 フリード】の効果発動!通常ドローの代わりにデッキから【切れぎみ隊長】を手札に加える!」
クロト 手札:1→2枚。
「そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
「俺は手札から【切れぎみ隊長】を召喚!」
クロト 手札:2→1枚。
<クロトのフィールド>
無敗将軍 フリード ★5 ATK2300
切れぎみ隊長 ★1 ATK400
【切れぎみ隊長】
効果モンスター
星1/地属性/戦士族/攻 400/守1200
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
「【切れぎみ隊長】の効果発動!墓地の【荒野の女戦士】を特殊召喚!」
<クロトのフィールド>
無敗将軍 フリード ★5 ATK2300
切れぎみ隊長 ★1 ATK400
荒野の女戦士 ★4 ATK1100
「そして俺は手札から魔法カード【共振装置】を発動!【切れぎみ隊長】のレベルを【荒野の女戦士】と同じレベル4にする!」
クロト 手札:1→0枚。
【共振装置】
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
同じ種族・属性のモンスター2体を選択して発動する。
選択したモンスター1体のレベルはエンドフェイズ時まで、もう1体のモンスターのレベルと同じになる。
<クロトのフィールド>
無敗将軍 フリード ★5 ATK2300
切れぎみ隊長 ★1→4 ATK400
荒野の女戦士 ★4 ATK1100
「俺はレベル4【切れぎみ隊長】と【荒野の女戦士】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
『エクシーズ召喚!?なんだそれは!?』
「光纏いて現れろ!闇を切り裂くまばゆき王者!ランク4!【H-C エクスカリバー】!」
<クロトのフィールド>
無敗将軍 フリード ★5 ATK2300
H-C エクスカリバー ☆4 ATK2000 ORU:2
【H-C エクスカリバー】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2000/守2000
戦士族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は、次の相手のエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍になる。
『たかだか攻撃力2000のモンスターを出してどうするつもりだ!』
「こうするのさ!【H-C エクスカリバー】のORUを2つ取り除いて効果発動!エンドフェイズまで攻撃力を倍にする!」
H-C エクスカリバー ATK2000→4000 ORU:2→0
『攻撃力4000!?』
「バトルフェイズに移行!【H-C エクスカリバー】で【ゴギガ・ガガギゴ】を攻撃!一刀両断! 必殺真剣!」
H-C エクスカリバー ATK4000
vs
ゴギガ・ガガギゴ ATK2950 ※戦闘破壊。
<ガガギゴのフィールド>
モンスター無し
『ぐおおっ!』
ガガギゴ LP:2575→1525
「勝負あったな?【無敗将軍 フリード】でダイレクトアタック!」
『うおぁぁぁっ!』
ガガギゴ LP:1525→0
「対戦、ありがとうございました」
『くそっ!負けたか!やるじゃねえか白河クロト!』
~~~
デュエルに勝利した俺は、ガガギゴを連れて精霊界にある水霊使いエリアの家へとやって来ていた。
「おぉ、ギコバイトの兄貴!お久し振りっス!」
「久し振りね、ギコバイト。大きくなったねぇ」
「よぉ、ジゴバイト、エリア。久し振りだな。あと、今のオレの名前はガガギゴだ」
俺は人間世界で1年前くらいに水霊使いエリアとその相棒であるジゴバイトに、行方不明になっていたギコバイトの捜索依頼を受けていた。
今回の依頼に関しては全く情報が無かった為、特に依頼達成の期間は決められていなかったのだが、偶然だがせっかく見つけたので連れてきたわけだ。
「ジゴバイト、お兄さんが見つかってよかったね」
「おう!ありがとな!クロト!」
「あぁ、依頼だから気にするな」
ジゴバイトは俺に礼を言うと、ガガギゴとこれまでの経緯について話に花を咲かせ始めた。
「ところでクロト、依頼の報酬の件なんだけど…」
「そのことか。正直に言うと俺もこの依頼を達成できるとは思っていなかったから結構無茶振りしたが、やはり難しいか?」
「ううん、特に秘匿されているわけでもないから、憑依解放の技術を教えるのは出来るんだけど…クロトは、その、ね?」
普段から穏やかな性格の割には物事をはっきり言うタイプのエリアだが、何故かこの話題になると言い淀む。理由は何となく察しているけどさ…。
「アハハハハッ!エリア、ハッキリ言わないとダメよ?クロトは魔術の才能が無いから、教えても出来るようになるかは保証できないってねぇ~?」
「ぐっ!?エリア、やはりそういうことなのか?」
「うん。その、ごめんね?」
暇つぶしに付いて来ていたエリアとは友人関係の水の精霊アクエリアが、水霊使いエリアが言いよどんでいた理由をズバッ!と言い当てた。
まぁ、魔術に関しては今までも毎回のように『才能がない』だの『君には無理そう』だの『無理』だのと、散々な評価を貰っていたから、そんなことだろうとは思っていたさ。
エリアは精霊界に居る住民の中でもかなり良心的な娘だ。大方、本当のことを言うと俺が傷つくから黙っていたかったのだろう。優しい娘だ。その優しさの1割くらいアクエリアも備えていて欲しかった。
「で、でも、クロトは風属性のプチリュウと仲が良いから、風属性の憑依解放だけならなんとか出来るかも知れないよ?」
「マジか。風属性となるとウィンか。もしかして、話を付けて貰えたりするのか?」
「うん。今度ウィンちゃんに会ったら相談しておくね」
「助かる。頼むよ」
エリアから水属性の憑依解放を教わって習得することは困難と言う事実は残念だが、風属性なら行けるかも知れないと言う可能性が見えただけ儲けものだな。
ちなみに、炎属性と地属性、光属性に関しては、風属性はおろか水属性と比較にすらならないレベルで絶望的らしい。俺の中では闇属性が多少マシらしいが、それはきっと師匠と姉弟子のお陰だろう。あの2人には本当に頭が上がらない。
ただ、俺自身が悪魔族と相性が悪いので闇属性の憑依解放の習得は他の属性よりさらに絶望的だそうだ。
本当にこの世界は俺に対して優しくないよな!異世界チート転生の弊害か何かなのだろうか?
~~~
水霊使いエリアへ依頼達成の報告を済ませた俺は、いつもの精霊の村にやって来たのだが、何やら村全体が騒がしい。何かイベントでもあるのかな?
「あっ、クロト!ちょうど良かった!」
「何かあったのか?」
俺が村に付いた途端、それに気付いたキーメイスが話しかけてきた。
「今、王様が人間界から迷い込んだ人とデュエルしてるんだよ。ボク達も見に行こうよ!」
「へぇ~、面白そうだな。行こうか」
「うん!こっちだよ!」
キーメイスに連れられて、村の奥にある木々に囲まれた広場に着くと、フィールド魔法【摩天楼 -スカイスクレイパー-】が生み出す街並みの中に正義の味方カイバーマンとデュエルする佇む遊城十代の姿が見えた。彼の周囲には彼ら2人のデュエルを見守る万丈目、翔、隼人の3人も居た。
なるほど。カミューラ戦が終わったから、今日は温泉回と言う名のカイバーマン回だったか。確か、闇のデュエルについて悩む十代を、ハネクリボーが精霊界に連れて行ってカイバーマンとデュエルさせるんだったか。
でも珍しいな、コナミが居ないぞ?
「伝説をぶち破れ!エッジマン、ブルーアイズに攻撃!パワーエッジアタック!」
カイバーマンのフィールドに居るブル―アイズたちに対し、十代はHEROとサポートカードを駆使して果敢に挑んでいき、スカイスクレイパーの効果により強化されたエッジマンが伝説のモンスター青眼の白竜の一体を撃破したところらしい。
「これが【E・HERO】の結束の力だ!」
「ふふふっ、心が騒ぐ!」
「オレもだぜ。すっげーワクワクしてる!アンタ、すげえよ!」
「迷いは吹っ切れたか、遊城十代!」
「えっ?」
「貴様が歩んできたデュエル道などまだ入り口だ!世界にはまだ未知のデュエルがある!見えるはずだ!果てしなく続く戦いのロードが!なのに、貴様はここで立ち止まるのか!?」
「立ち止まるものか!」
「そうだ!己がデュエルを、己のデッキを信じて進め!その踏み記したロード!それがお前の未来となるのだ!」
「カイバーマン…」
カイバーマンはやることは無茶苦茶だけど、言うことはいちいち格好いいよな。本当に海馬社長の生き写しのような人だ。
「行け!【真青眼の究極竜】!ハイパー・アルティメット・バースト!!」
「リバースカードオープン!罠カード【エッジ・ハンマー】発動!【E・HERO エッジマン】をリリースして【真青眼の究極竜】を破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!」
「十代!」
「やったー!」
「まさか…!」
「ふぅん。なかなかの戦略だったが、詰めが甘かったな。手札から【融合解除】発動!このカードによりアルティメットは融合前の姿に戻る!対象を失った【エッジ・ハンマー】は空振りに終わったということだ」
カイバーマンの【真青眼の究極竜】の攻撃力を逆手に取った十代の逆転の一手は、カイバーマンの更なる一手によって防がれ、カイバーマンのフィールドには3体の【青眼の白龍】が並んでいた。
いや、【真青眼の究極竜】って…。やるならちゃんとアニメ再現しろ。
「3体の【青眼の白龍】のダイレクトアタック!滅びの爆裂疾風弾!強靭・無敵・最強ぉぉぉっ!」
「うわぁぁぁ!」
十代 LP:2100→0
「粉砕・玉砕・大喝采!フハハハハッ!」
3体の【青眼の白龍】のダイレクトアタックを受け、その衝撃により地面に倒れて気を失いそうになる十代。
いやいや、オーバーキル止めろ。精霊界でのデュエルは闇のデュエルほどではないがリアルダメージが入るんだぞ?
「己の力で立ち上がれるか?立てれば良し。立ち上がれなければそこまでだ」
「立ち上れるに決まっているだろ!痛てててっ」
「まだ負けを恐れるか?」
「いや、楽しいデュエルだったぜ」
「負けを恐れれば立ち止まるしかない。負けて勝て、遊城十代!」
「あっ、お前…」
「この世界とお前たちの世界は繋がっている。目を閉じ、強く念じろ。道はおのずと開ける」
カイバーマンは遊城十代のデュエルに満足したのか、森の霧の中へと消えていき、遊城十代たちも人間界へと帰って行った。
「いや~!王様のデュエルはいつ見ても迫力があった面白いよね~」
「そうだな」
キーメイスの言葉に相槌を打ちながら周囲を見回すと、他の精霊たちも帰り支度を始めていた。
「俺たちもそろそろ人間界に帰ろうか」
「うん、かえろー」
セブンスターズはタニヤを除くとあと1人。最後の1人である大徳寺先生ことアムナエルは、彼の目的のために七精門の鍵の有無にかかわらず遊城十代個人を直接狙うだろう。
アムナエルとのデュエルは遊城十代にとって人生の分岐点の一つ、今後の彼への苦難を考えるとこの辺りで大きく成長しておかないと異世界編辺りで十代が死にそうなので、俺はそのデュエルに介入するつもりは無い。
そして、そのデュエルに他の誰も介入させるつもりもない。俺ではコナミの行動に干渉することは難しいのでできないので、アイツに関してはアイツが空気を読める人間であることを祈るしかない。
「コナミは論外として、この世界の万丈目や明日香、吹雪さんがアムナエルに後れを取って敗北した後に人質にされるようなことは無いだろうから、翔や隼人を使うのかな?」
アムナエル戦でのアニメからの変化ポイントを予測しながら、俺は人間界へと帰っていった。
三沢ぇ…。
オリ主のデッキは【地属性戦士族】です。ガガギゴとデュエルするということで、以前に作っておいた彼に因縁のあるカードを詰め込んだデッキを使用しました。負けるつもりは無いので、魔法・罠やEXデッキのモンスターを使えばこの世界の一般的なデュエリストには勝てるくらいの強さです。
ガガギゴのデッキは【亀神アトランティス】と呼ばれる特殊召喚封殺型デッキです。
特殊召喚を封じつつ、自身はレベル5モンスターをアトランティスの効果で通常召喚可能にして攻め立てるデッキです。
次回の更新は5/5(水) AM6:00予定です。
荒魂マサカド様、metamoln様、必殺雷撃人様、戦車様、Ocean様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。
斎王琢磨の運命力は?
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原作遵守。強化万丈目に瞬殺される。
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原作微強化。強化万丈目を苦戦させる。
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原作大強化。強化万丈目を瞬殺する。
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原作超強化。ずっと私のターン!