【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前回のあらすじ:三人に勝てるわけないだろ!

今話でセブンスターズ編は終了となります。

今回の対戦カードは、オリ主vs十代となります。


第百二十四話 遊城十代

影丸の操る三幻魔が撃破され学園に平和が戻った夜、俺は明日の終業式以降から始まる1か月以上ある夏季休暇に向けて帰省の準備をしていた。

 

『バニ~♪』

 

『羊羹には緑茶が合うよね~』

 

『リュ~ン!』

 

『ワイトもそう思います』

 

『お主は食事できんじゃろう』

 

『拙者は、こっちの「かすて~ら」には牛乳も悪くないと思うでゴザルよ』

 

『おっ、ホントだ。意外といけるね。ボクは評価するよ~』

 

「食べるのは良いけど、せっかく部屋を掃除したんだからなるべく零すなよ?」

 

1か月以上はこの部屋に戻らないだろうから、日が出ているうちに掃除は済ませておき、余っていた食材は調理して適当に寮の連中に配り、お菓子類は先ほど全て精霊たちにあげた。

 

喜んでもらえているようで何よりだ。

 

『クロト、今戻った』

 

『影丸理事長はヘリで運ばれて行ったそうですよ』

 

『ププッ!遊城君に抱き着かれたせいで腰をやっちゃったんだってさ~!』

 

「そうか。大体アニメ通りだな」

 

エルフの剣士たちには学園内で鮫島校長たちの話を聞いてもらっていたが、結果的には特に驚くようなことは無さそうだった。

 

あの後、本来寝たきりの影丸が十代の激励により幻魔の力に頼ることなく自分の意思と力のみで立ち上がることに成功し、熱意と生気を取り戻した…らしい。

 

そしてその様子に感激した十代のハグを食らい、病院へ直行したそうだ。

 

よくもまぁ先ほどまで命のやり取りをしていた相手とそんな話が出来るもんだ。流石は主人公と言ったところなのかな。

 

「良し。こんなところだろう。これで明日の終業式を終えた後はその足で船着場に向かえるな」

 

『バニー!』

 

「どうしたバニーラ?うん、PDAにメッセージが来てるのを教えに来てくれたのか。ありがとな」

 

『バニ~♪』

 

「どういたしまして」と言わんばかりの上機嫌のバニーラからPDAを受け取ると、十代からメッセージが来ていた。彼に連絡先を教えた記憶はないが、恐らくコナミ辺りから来たのだろう。

 

「何々…『デュエルしよう』。えっ、これだけ?」

 

俺のPDAに送って来たのはオレとデュエルしたいからだろうけど、何故?何時?何処で?

 

「ま、いいか。返信するのも面倒だし、今からレッド寮に行くか」

 

念の為、ワイト1体だけは留守番として残って貰い、俺は部屋を出て隣の部屋のドルオに出かけることを伝えてからオシリスレッド寮に向けて歩き始めた。

 

~~~

 

オシリスレッド寮に着くと、寮の前で十代、コナミ、翔、隼人がタッグデュエルをしていた。勝敗は…本人たちの名誉のために黙っておこう。

 

「お~す。こんばんわ~」

 

「よう!待っていたぜ白河!」

 

「遅いぞクロト~」

 

「白河君、こんばんわッス」

 

「こんばんわなんだナァ」

 

十代たちは俺が来るのをずっと外で待っていたようだ。

 

前世のラ〇ンとかみたいに送信したメッセージの既読確認なんてできないわけだが、俺が寝てたりしてメッセージに気付かず、ここに来なかったらどうするつもりだったんだろう。

 

「もしかして寝てたか?急に呼び出したりして悪いな」

 

「いや、起きてたから問題ない。それにしても、急にどうしたんだ?」

 

「さっき十代たちと話していて、十代って白河とはデュエルしたことが無いんだよなってことに気付いたんだよ」

 

なるほどな。コナミの言う通りで、言われてみれば俺は十代たちとデュエルしたことが無かったわ。特に避けていたわけではないんだが、十代がイベントに巻き込まれている時は俺も別のイベントに首を突っ込んでいたからだろうな。

 

「そう言えばそうだな。でもそれを言うなら俺はここに居るメンバーだとお前以外とデュエルしたことないぞ。遊城だけでなく、丸藤や前田ともデュエルしたことないぞ」

 

「いや、ボクは良いっス!」

 

「オレも遠慮するんだナァ!」

 

何故、露骨に避ける?流石の俺も少々傷つくぞ?

 

「じゃあ、やるか?」

 

「おう!」

 

俺は十代と対峙してデュエルディスクを構える。せっかくだからあの件について聞いてみようかな?

 

「遊城、せっかくだから賭けないか?」

 

「賭け?」

 

「もし俺が勝ったら、お前とお前の精霊たちとの出会った経緯を教えてくれってのはどうだ?」

 

「あー、やっぱり白河もコナミと一緒で精霊が見えるんだな」

 

「一応な」

 

「その条件で良いぜ!でも、もしオレが勝ったらハートランドシティの件とか舞網市の件とか学園のワイト達の件とか聞くけど…」

 

「この話は無かったことにしよう。普通にデュエルだ」

 

「そうか?分かった」

 

色々とバレバレじゃねーか。ユベルとかネオスとか一緒に居るわけだし、そもそも本人がカードの精霊を見えるわけだから当たり前か。

 

~~~

 

「二人とも、面白いデュエルを見せてくれよ~」

 

「兄貴~!頑張れー!」

 

「十代ー!気張るんだナァー!」

 

これがアウェーか。スポーツ選手たちが対戦相手の所属するスタジアムでプレイ時の気持ちが少しだけ分かった気がするな。

 

「楽しいデュエルにしようぜ!」

 

「対戦、よろしくお願いします」

 

挨拶は大事だ。古事記にもそう書いてあるはず。

 

 

「「デュエル!」」

 

 

◆白河クロト LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆遊城十代 LP:4000、手札:5枚。

 

 

「先攻は貰うぜ!オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

十代 手札:5→6枚。

 

「オレは手札から魔法カード【テラ・フォーミング】を発動!デッキから【融合再生機構】を手札に加える!」

十代 手札:6→5→6枚。

 

「オレは手札から魔法カード【E-エマージェンシーコール】を発動!デッキから【E・HERO クレイマン】を手札に加える!」

十代 手札:6→5→6枚。

 

「オレは手札からフィールド魔法【融合再生機構】を発動するぜ!」

十代 手札:6→5枚。フィールド魔法:0→1枚。

 

【融合再生機構】

フィールド魔法

(1):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。自分のデッキ・墓地から「融合」1枚を選んで手札に加える。

(2):自分・相手のエンドフェイズに、このターン融合召喚に使用した自分の墓地の融合素材モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

 

「オレは手札から魔法カード【融合】を発動!手札の【E・HERO バブルマン】と【E・HERO クレイマン】を手札融合!来い!【E・HERO マッドボールマン】!」

十代 手札:5→4→2枚。

 

<十代のフィールド>

E・HERO マッドボールマン ★6 DEF3000

 

【E・HERO マッドボールマン】

融合・効果モンスター

星6/地属性/戦士族/攻1900/守3000

「E・HERO バブルマン」+「E・HERO クレイマン」

このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。

 

「良し!いきなり守備力3000のモンスターっス!」

 

「これなら容易に突破できないんだナァ!」

 

「いや、クロトにはあまり守備力は関係ないような…」

 

余計な一文のせいで【簡素融合】に対応できなかった奴じゃん。

 

「オレは手札から魔法カード【融合回収】を発動!墓地の【E・HERO クレイマン】と【融合】を手札に加える!」

十代 手札:2→1→3枚。

 

「オレは手札から【E・HERO クレイマン】を召喚するぜ!」

十代 手札:3→2枚。

 

<十代のフィールド>

E・HERO マッドボールマン ★6 DEF3000

E・HERO クレイマン ★4 ATK800

 

「オレは手札から魔法カード【馬の骨の対価】を発動!【E・HERO クレイマン】を墓地に送ってデッキから2ドロー!」

十代 手札:2→1→3枚。

 

<十代のフィールド>

E・HERO マッドボールマン ★6 DEF3000

 

「オレは手札から永続魔法【凡骨の意地】を発動する!」

十代 手札:3→2枚。

 

「更にオレはカードを1枚セットしてターンエンド!」

十代 手札:2→1枚。

 

「エンドフェイズに【融合再生機構】の効果かな?」

 

「あぁ!【融合再生機構】の効果発動!墓地より【E・HERO バブルマン】を手札に加える!」

十代 手札:1→2枚。

 

 

◆白河クロト LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆遊城十代 LP:4000、手札:2枚。伏せカード:1枚。フィールド魔法:1枚。

 

<十代のフィールド>

E・HERO マッドボールマン ★6 DEF3000

 

 

十代の手札は【E・HERO バブルマン】と【融合】でほぼ確定だ。

 

【E・HERO マッドボールマン】はどうとでもなるとして、伏せカードが気になるな。十代はたまにガチカード使うからな。

 

昼間のデュエルを見る限り、早めに【凡骨の意地】は除去しておきたいところだ。

 

 

「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

クロト 手札:5→6枚。

 

「俺は手札から魔法カード【名推理】を発動!遊城、好きなレベルを選んでくれ」

クロト 手札:6→5枚。

 

【名推理】

通常魔法

(1):相手は1~12までの任意のレベルを宣言する。

通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、そのモンスターのレベルが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。

違った場合、そのモンスターを特殊召喚し、残りのめくったカードは全て墓地へ送る。

 

「【名推理】か。ならオレはレベル8を選択するぜ!」

 

「レベル8だな?じゃあデッキトップからめくっていくぞ………来たな。手札に来たのは【流星方界器デューザ】。残念だがレベル4だな」

 

「あちゃ~、外したか~」

 

基本的に【名推理】は相手にレベルを当てられない様にメインデッキのモンスターのレベルをバラつかせるからな。当たらない方が普通だ。

 

「推理が外れたので【流星方界器デューザ】は俺のフィールドに特殊召喚され、モンスターが出るまでにめくったカードは墓地へと送られる」

 

<クロトが墓地へ送ったカード>

①地獄の扉越し銃

②方界法

③方界合神

④方界降世

⑤モンスターゲート

 

<クロトのフィールド>

流星方界器デューザ ★4 ATK1600

 

【流星方界器デューザ】

効果モンスター

星4/光属性/機械族/攻1600/守1600

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「方界」カード1枚を墓地へ送る。

(2):1ターンに1度、このカードが表側表示で存在する状態で、モンスターが自分の墓地へ送られたターンに発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、自分の墓地のモンスターの種類×200アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

「俺は【流星方界器デューザ】の効果発動!デッキから【方界業】を墓地に送る!」

 

「【方界】…聞いたことのないカードだな!面白そうだぜ!」

 

「クロトのあのデッキ、オレも見たことないな」

 

「えっ、そうなの?」

 

「幼馴染のコナミでも見たことがないなんて、気を付けた方がいいんだナァ」

 

こういったアニメに登場する人物に関係するデッキテーマはコナミ相手には殆ど使わなかったからな。

 

「次に俺は墓地の【方界業】の効果発動!このカードを除外してデッキから【暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ】を手札に加える!」

クロト 手札:5→6枚。

 

【方界業】

永続魔法

(1):このカードの発動時に、「方界胤ヴィジャム」以外の自分フィールドの「方界」モンスター1体を対象にできる。その場合、手札・デッキから「方界胤ヴィジャム」を任意の枚数墓地へ送る。その後、対象のモンスターの攻撃力は、この効果で墓地へ送ったモンスターの数×800アップする。

(2):相手ターンに「方界」モンスターの効果で「方界胤ヴィジャム」が特殊召喚された場合に発動する。このカードを墓地へ送り、相手のLPを半分にする。

(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「方界」モンスター1体を手札に加える。

 

これで1枚目だ。

 

「俺は【流星方界器デューザ】を墓地に送り、手札から【方界帝ゲイラ・ガイル】を特殊召喚する!」

クロト 手札:6→5枚。

 

<クロトのフィールド>

方界帝ゲイラ・ガイル ★2 ATK0→800

 

【方界帝ゲイラ・ガイル】

特殊召喚・効果モンスター

星2/風属性/天使族/攻 0/守 0

このカードは通常召喚できない。

自分フィールドの「方界」モンスター1体を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。

(1):この方法で特殊召喚したこのカードの攻撃力は800アップする。

(2):このカードが手札からの特殊召喚に成功した場合に発動する。相手に800ダメージを与える。

(3):このカードが戦闘したダメージステップ終了時、自分の墓地の「方界胤ヴィジャム」を2体まで対象として発動できる。このカードを墓地へ送り、対象のモンスターを特殊召喚する。その後、デッキから「方界帝ヴァルカン・ドラグニー」1体を手札に加える事ができる。

 

「【方界帝ゲイラ・ガイル】の効果発動!相手に800ダメージを与える!」

 

「うおっ!」

十代 LP:4000→3200

 

「更に俺は墓地の【方界合神】の効果発動!このカードを除外してデッキから【流星方界器デューザ】を特殊召喚する!」

 

<クロトのフィールド>

方界帝ゲイラ・ガイル ★2 ATK800

流星方界器デューザ ★4 ATK1600

 

【方界合神】

通常罠

(1):自分の手札・フィールドから、「方界」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

(2):表側表示の「方界」モンスターが、戦闘で破壊された場合、またはフィールドから離れた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。手札・デッキからレベル4以下の「方界」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターは、このターン戦闘・効果では破壊されない。

 

「【流星方界器デューザ】の効果発動!デッキから【方界合神】を墓地に送る!」

 

2枚目の【方界合神】だ。これは念のためにまだ使わずに墓地に残しておこう。

 

「俺は墓地の【方界法】の効果発動!このカードを除外して墓地の【流星方界器デューザ】を手札に加える!」

クロト 手札:5→6枚。

 

【方界法】

永続魔法

このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。手札から「方界」カード1枚を墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。

(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分の「方界」モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

(3):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「方界」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

 

「そして俺は手札から【流星方界器デューザ】を召喚する!」

クロト 手札:6→5枚。

 

<クロトのフィールド>

方界帝ゲイラ・ガイル ★2 ATK800

流星方界器デューザ ★4 ATK1600

流星方界器デューザ ★4 ATK1600

 

「次に【流星方界器デューザ】の効果発動!デッキから【方界業】を墓地に送る!」

 

「最後に俺は墓地の【方界業】の効果発動!このカードを除外してデッキから【暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ】を手札に加える!」

クロト 手札:5→6枚。

 

これで2枚目。あと1枚だな。

 

「俺は手札から永続魔法【方界業】を発動!デッキから3体の【方界胤ヴィジャム】を墓地に送り、【方界帝ゲイラ・ガイル】の攻撃力を2400アップさせる!」

クロト 手札:6→5枚。永続魔法:0→1枚。

 

<クロトのフィールド>

方界帝ゲイラ・ガイル ★2 ATK800→3200

流星方界器デューザ ★4 ATK1600

流星方界器デューザ ★4 ATK1600

 

「攻撃力3200!オレの【E・HERO マッドボールマン】の守備力を超えてきたか…!」

 

「【流星方界器デューザ】の効果も使っておくか。墓地の「方界」モンスターの種類×200、攻撃力アップ!」

 

<クロトのフィールド>

方界帝ゲイラ・ガイル ★2 ATK3200

流星方界器デューザ ★4 ATK1600→1800

流星方界器デューザ ★4 ATK1600→1800

 

「バトルフェイズに移行する!【方界帝ゲイラ・ガイル】で【E・HERO マッドボールマン】を攻撃!」

 

方界帝ゲイラ・ガイル ATK3200

vs

E・HERO マッドボールマン DEF3000 ※戦闘破壊。

 

<十代のフィールド>

モンスター無し

 

「ここで俺は【方界帝ゲイラ・ガイル】の効果発動!このカードを墓地に送り、【方界胤ヴィジャム】2体を特殊召喚!」

 

<クロトのフィールド>

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

流星方界器デューザ ★4 ATK1800

流星方界器デューザ ★4 ATK1800

 

【方界胤ヴィジャム】

効果モンスター

星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

(1):このカードは戦闘では破壊されない。

(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。モンスターゾーンのこのカードを永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置き、その相手モンスターに方界カウンターを1つ置く。方界カウンターが置かれたモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。

(3):このカードの効果でこのカードが永続魔法カード扱いになっている場合、自分メインフェイズに発動できる。魔法&罠ゾーンのこのカードを特殊召喚する。

 

「その後、デッキから【方界帝ヴァルカン・ドラグニー】を手札に加える!」

クロト 手札:5→6枚。

 

「戦闘では破壊できないモンスターか!」

 

「基本的には殴らずに効果破壊することをお勧めするぞ」

 

十代の伏せカードは【ヒーロー・バリア】か【ヒーロー・シグナル】辺りだと思ったんだが、発動しなかったな。

 

「もし【流星方界器デューザ】2体の攻撃が通ったら、多分十代は負けるな」

 

「えぇっ!?」

 

「不味いんだナァ!」

 

そうなったらメイン2でガンマン出して終わりだろうな。だけど、流石に通らないと思うゾ。

 

「まだバトルフェイズだ!【流星方界器デューザ】でダイレクトアタック!」

 

「リバースカードオープン!速攻魔法【クリボーを呼ぶ笛】を発動!来てくれ!相棒!」

十代 伏せカード:1→0枚。

 

『クリクリィ~!』

 

【クリボーを呼ぶ笛】

速攻魔法

自分のデッキから「クリボー」または「ハネクリボー」1体を選択し、手札に加えるか自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

 

<十代のフィールド>

ハネクリボー ★1 DEF200

 

【ハネクリボー】

効果モンスター

星1/光属性/天使族/攻 300/守 200

(1):フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。このターン、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。

 

なるほどね。十代の手札は割れているし、伏せカードもない。ただの壁だな。

 

「【流星方界器デューザ】で【ハネクリボー】に攻撃!」

 

流星方界器デューザ ATK1800

vs

ハネクリボー DEF200 ※戦闘破壊。

 

『クリィー!』

 

「助かったぜ相棒!」

 

なまじカードの精霊の声が聞こえると、精霊たちの断末魔まで聞こえるのが困るな…。

 

「メインフェイズ2に移行」

 

さて、十代の伏せカードは無くなったから後は【融合再生機構】と【凡骨の意地】だけど、どちらも邪魔だがどちらが邪魔かな?

 

【融合再生機構】は毎ターン【融合】を確保できるし、エンドフェイズに融合素材も回収できる。

 

【凡骨の意地】は通常モンスターとはいえ連続ドローを実現しうるカードだ。実際、昼間も見たしな。

 

うーん、どちらにしても出て来る融合モンスターは恐らく初期HEROだからなぁ。それならどうとでもなりそうだけど、念のために防御手段を用意しておこうかな。

 

「俺は2体のレベル4【流星方界器デューザ】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよランク4!【ラヴァルバル・チェイン】!」

 

<クロトのフィールド>

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

ラヴァルバル・チェイン ☆4 DEF1000 ORU:2

 

【ラヴァルバル・チェイン】

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/炎属性/海竜族/攻1800/守1000

レベル4モンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。

●デッキからモンスター1体を選んでデッキの一番上に置く。

 

「俺は【ラヴァルバル・チェイン】のORUを1つ取り除いて効果発動!デッキから【超電磁タートル】を墓地に送る!」

ラヴァルバル・チェイン ☆4 DEF1000 ORU:2→1

 

ま、これで何とかなるでしょ。

 

「俺はカードを3枚セットしてターンエンドだ!」

クロト 手札:6→3枚。伏せカード:0→3枚。

 

 

◆白河クロト LP:4000、手札:3枚。伏せカード:3枚。永続魔法:1枚。

 

<クロトのフィールド>

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

ラヴァルバル・チェイン ☆4 DEF1000 ORU:1

 

vs

 

◆遊城十代 LP:3200、手札:2枚。伏せカード:0枚。フィールド魔法:1枚。

 

<十代のフィールド>

モンスター無し

 

 

「白河君と言えば後攻1ターンキルのイメージが強いッスけど、珍しく静かな立ち上がりっスね」

 

「翔、それは勘違いなんだナァ。さっきも結構危なかったんだナァ」

 

「ああいう時のクロトは超大型モンスターを出す準備とかをしているから要注意だぞ。さっきから集めているあのカードが滅茶苦茶怪しい」

 

大体合ってる。俺の手札は3枚。【方界帝ヴァルカン・ドラグニー】と【暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ】2枚だ。露骨に手札に集めたこれらは十代にもバレているのできっと警戒しているだろう。

 

十代のデッキは除去カードが少なめだだろうから、俺のフィールドの【方界胤ヴィジャム】は彼のデッキにとって厄介なカードだろう。突破するのは容易ではないはず。

 

このターン、十代はどう動くかな?

 

「オレのターンだ!ドローフェイズ、ドロー!」

十代 手札:2→3枚。

 

「オレはここで永続魔法【凡骨の意地】の効果発動!ドローした【E・HERO スパークマン】を公開してさらにドロー!」

十代 手札:3→4枚。

 

「【凡骨の意地】の効果発動!ドローした【E・HERO バーストレディ】を公開してさらにドロー!」

十代 手札:4→5枚。

 

「【凡骨の意地】の効果発動!ドローした【E・HERO フェザーマン】を公開してさらにドロー!」

十代 手札:5→6枚。

 

「【凡骨の意地】の効果発動!ドローした【E・HERO ネオス】を公開してさらにドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

十代 手札:6→7枚。

 

来たなインチキドロー。引きすぎだろ。良くもまぁ、バニラデッキでもないのにここまで通常モンスターばかりを引けるもんだ。

 

「オレは【融合再生機構】の効果発動!手札の【E・HERO ネオス】を墓地に送り、デッキから【融合】を手札に加える!」

十代 手札:7→6→7枚。

 

「オレは手札から魔法カード【融合】を発動!手札の【E・HERO フェザーマン】【E・HERO スパークマン】【E・HERO バブルマン】を手札融合!来い!【E・HERO テンペスター】!」

十代 手札:7→6→3枚。

 

<十代のフィールド>

E・HERO テンペスター ★8 ATK2800

 

【E・HERO テンペスター】

融合・効果モンスター

星8/風属性/戦士族/攻2800/守2800

「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO スパークマン」+「E・HERO バブルマン」

このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を墓地に送り、自分フィールド上のモンスター1体を選択する。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、選択したモンスターは戦闘によっては破壊されない。(ダメージ計算は適用する)

 

テンペスターではこの局面はどうにも出来まい。残りの手札は【E・HERO バーストレディ】と【融合】と不明札が1枚。さぁ、次はどうするんだ?

 

「オレは手札から魔法カード【ホープ・オブ・フィフス】を発動!墓地の【E・HERO】5体デッキに戻して2ドロー!!」

十代 手札:3→2→4枚。

 

【ホープ・オブ・フィフス】

通常魔法

自分の墓地の「E・HERO」と名のついたカードを5枚選択し、デッキに加えてシャッフルする。その後、デッキからカードを2枚ドローする。

このカードの発動時に自分の手札・フィールド上に他のカードが存在しない場合はカードを3枚ドローする。

 

<十代がデッキに戻した>

①E・HERO フェザーマン

②E・HERO ネオス

③E・HERO クレイマン

④E・HERO バブルマン

⑤E・HERO スパークマン

 

「オレは手札から【カードガンナー】を召喚!そして効果発動!デッキから3枚墓地にカードを送り、攻撃力を1500上げる!」

十代 手札:4→3枚。

 

<十代のフィールド>

E・HERO テンペスター ★8 ATK2800

カードガンナー ★3 ATK400→1900

 

【カードガンナー】

効果モンスター

星3/地属性/機械族/攻 400/守 400

(1):1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする。

(2):自分フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。

 

<十代がデッキから墓地へ送った>

①ダンディライオン

②E・HERO ネクロダークマン

③R-ライトジャスティス

 

「ここでオレは墓地に送られた【ダンディライオン】の効果発動!【綿毛トークン】を2体特殊召喚する!」

 

<十代のフィールド>

E・HERO テンペスター ★8 ATK2800

カードガンナー ★3 ATK1900

綿毛トークン ★1 DEF0

綿毛トークン ★1 DEF0

 

【ダンディライオン】

効果モンスター

星3/地属性/植物族/攻 300/守 300

(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。自分フィールドに「綿毛トークン」(植物族・風・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。このトークンは特殊召喚されたターン、アドバンス召喚のためにはリリースできない。

 

おっ、【ダンディライオン】か。どうやらちゃんとコナミから十代へ返却されたみたいだな。

 

さりげなく【E・HERO ネクロダークマン】落とすの止めてくれない?

 

「オレは手札から魔法カード【弱者の贈り物】を発動!手札の【フレンドッグ】を除外してデッキから2ドロー!」

十代 手札:4→3→2→4枚。

 

【弱者の贈り物】※漫画版GXオリジナルカード

通常魔法

手札からレベル3以下のモンスター1体をゲームから除外して発動する。

自分はデッキからカードを2枚ドローする。

 

漫画版GXのオリジナルカードか。本当にこういうのってどうやって手に入れているんだろう。

 

それにしても、これだけドローされるとはな。今のデュエルアカデミアでは要らないかと思っていたけど、十代相手なら【ドロール&ロックバード】とか必要かもな。

 

「オレは手札から魔法カード【魔術師の書庫】を発動!デッキから【フュージョン・バース】を手札に加える!!」

十代 手札:4→3→4枚。

 

【魔術師の書庫】※漫画版GXオリジナルカード

通常魔法

自分のデッキから魔法カード1枚を手札に加える。その後、デッキをシャッフルする。

 

「なっ!?ノーコストの万能サーチカード!?」

 

「なんだアレ、強すぎだろ」

 

コナミも呆れるレベルの漫画版GXのインチキカードじゃねーか!【左腕の代償】に謝れ!しかも【フュージョン・バース】って確か!

 

 

「オレは手札から魔法カード【フュージョン・バース】を発動!デッキトップから5枚を墓地に送り、その中から融合素材を選んで融合召喚する!」

十代 手札:4→3枚。

 

【フュージョン・バース】※漫画版GXオリジナルカード

通常魔法

自分のデッキの上から5枚のカードを墓地に送り発動する。

その中で融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスター1組が揃っていれば、その融合モンスター1体をEXデッキから特殊召喚する事ができる。

(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)。

 

防げねぇ!【灰流うらら】は何でいっつも俺の手札に来ないんですかー!!

 

<十代がデッキからめくったカード>

①E・HERO スパークマン

②E・HERO フェザーマン

③E・HERO クレイマン

④ネクロ・ガードナー

⑤H-ヒートハート

 

さりげなく【ネクロ・ガードナー】落とすの止めてくれない?

 

「オレは【E・HERO スパークマン】と【E・HERO クレイマン】を融合!来い!【E・HERO サンダー・ジャイアント】!」

 

<十代のフィールド>

E・HERO テンペスター ★8 ATK2800

カードガンナー ★3 ATK1900

綿毛トークン ★1 DEF0

綿毛トークン ★1 DEF0

E・HERO サンダー・ジャイアント ★6 ATK2400

 

【E・HERO サンダー・ジャイアント】

融合・効果モンスター

星6/光属性/戦士族/攻2400/守1500

「E・HERO スパークマン」+「E・HERO クレイマン」

このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。

自分の手札を1枚捨てる事で、フィールド上に表側表示で存在する元々の攻撃力がこのカードの攻撃力よりも低いモンスター1体を選択して破壊する。

この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。

 

初期HEROの中では結構面倒な奴が来たな。

 

「伏せていた罠カード【方界縁起】を発動!【E・HERO サンダー・ジャイアント】と【E・HERO テンペスター】に方界カウンターを置く!」

クロト 伏せカード:3→2枚。

 

【方界縁起】

通常罠

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドの「方界」モンスターの数まで、相手フィールドの表側表示モンスターに方界カウンターを置く。方界カウンターが置かれたモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。

(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「方界」モンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターが戦闘で方界カウンターが置かれているモンスターを破壊する度に、その破壊されたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

<十代のフィールド>

E・HERO テンペスター ★8 ATK2800 ※方界カウンター

カードガンナー ★3 ATK1900

綿毛トークン ★1 DEF0

綿毛トークン ★1 DEF0

E・HERO サンダー・ジャイアント ★6 ATK2400 ※方界カウンター

 

「方界カウンター?」

 

「方界カウンターが置かれたモンスターは攻撃できず、効果は無効化される!」

 

「うげっ!マジかよ~!」

 

これで【方界胤ヴィジャム】は破壊できないだろうな。

 

「それならバトルだ!【カードガンナ】で【ラヴァルバル・チェイン】を攻撃!」

 

カードガンナー ATK1900

vs

ラヴァルバル・チェイン DEF1000 ※戦闘破壊。

 

<クロトのフィールド>

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

 

「メインフェイズ2に移行!オレはカードを1枚セットしてターンエンドだ!」

十代 手札:3→2枚。伏せカード:0→1枚。

 

「エンドフェイズにカードガンナーの攻撃力は元に戻り、【融合再生機構】の効果で墓地から【E・HERO クレイマン】を手札に加える!」

十代 手札:2→3枚。

 

 

◆白河クロト LP:4000、手札:3枚。伏せカード:2枚。永続魔法:1枚。

 

<クロトのフィールド>

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

 

vs

 

◆遊城十代 LP:3200、手札:3枚。伏せカード:1枚。フィールド魔法:1枚。

 

<十代のフィールド>

E・HERO テンペスター ★8 ATK2800 ※方界カウンター

カードガンナー ★3 ATK400

綿毛トークン ★1 DEF0

綿毛トークン ★1 DEF0

E・HERO サンダー・ジャイアント ★6 ATK2400 ※方界カウンター

 

 

十代の手札は【E・HERO バーストレディ】と【E・HERO クレイマン】、それと【融合】で合っているはず。いやいや、これって直接攻撃できる【E・HERO ランパートガンナー】の組み合わせじゃねーか。

 

後は伏せカードだけど、なんだろうな?

 

 

「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

クロト 手札:3→4枚。

 

良い引きだ!

 

「俺は手札から魔法カード【強欲で金満な壺】を発動!EXデッキから6枚裏側表示で除外してデッキから2ドロー!」

クロト 手札:4→3→5枚。

 

「俺は【方界胤ヴィジャム】2体を墓地に送り、手札から【方界帝ヴァルカン・ドラグニー】を特殊召喚する!」

クロト 手札:5→4枚。

 

<クロトのフィールド>

方界帝ヴァルカン・ドラグニー ★3 ATK0→1600

 

【方界帝ヴァルカン・ドラグニー】

特殊召喚・効果モンスター

星3/炎属性/天使族/攻 0/守 0

このカードは通常召喚できない。

自分フィールドの「方界」モンスター2体を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。

(1):この方法で特殊召喚したこのカードの攻撃力は1600アップする。

(2):このカードが手札からの特殊召喚に成功した場合に発動する。相手に800ダメージを与える。

(3):このカードが戦闘したダメージステップ終了時、自分の墓地の「方界胤ヴィジャム」を3体まで対象として発動できる。このカードを墓地へ送り、対象のモンスターを特殊召喚する。その後、デッキから「方界超帝インディオラ・デス・ボルト」1体を手札に加える事ができる。

 

「【方界帝ヴァルカン・ドラグニー】の効果発動!相手に800ダメージを与える!」

 

「ぐぁっ!またかよ!」

十代 LP:3200→2400

 

「バトルフェイズに移行!【方界帝ヴァルカン・ドラグニー】で【綿毛トークン】に攻撃!」

 

「リバースカードオープン!罠カード【ヒーロー・ブラスト】発動!墓地の【E・HERO スパークマン】を手札に加え、【方界帝ヴァルカン・ドラグニー】を破壊する!」

十代 伏せカード:1→0枚。

 

【ヒーロー・ブラスト】

通常罠

(1):自分の墓地の「E・HERO」通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

その後、手札に加えたモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。

 

<クロトのフィールド>

モンスター無し

 

十代 手札:3→4枚。

 

ミラフォとかミラーゲートじゃなかったか。遊戯王の主人公勢は一見よく分からんカードをふんだんに使っているからデッキが読みづらいんだよな。

 

ただ、これで伏せカードは無くなったし、手札も割れている。勝ったな。ガハハ。

 

「俺は墓地の【方界合神】の効果発動!このカードを除外してデッキから【方界超帝インディオラ・デス・ボルト】を特殊召喚する!」

 

<クロトのフィールド>

方界超帝インディオラ・デス・ボルト ★4 ATK0

 

【方界超帝インディオラ・デス・ボルト】

特殊召喚・効果モンスター

星4/光属性/天使族/攻 0/守 0

このカードは通常召喚できない。

自分フィールドの「方界」モンスター3体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。

(1):この方法で特殊召喚したこのカードの攻撃力は2400アップする。

(2):このカードが手札からの特殊召喚に成功した場合に発動する。相手に800ダメージを与える。

(3):このカードが相手によって墓地へ送られた場合、自分の墓地の「方界」モンスターを3体まで対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、自分のデッキ・墓地から「方界」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。

 

「【方界超帝インディオラ・デス・ボルト】の効果発動!相手に800ダメージを与える!」

 

「ぐっ!こればっかりじゃねーか!」

十代 LP:2400→1600

 

「方界帝の共通効果なんだから仕方ないだろ」

 

「攻撃力0のモンスターをバトルフェイズ中に攻撃表示で出してどうするつもりなんスかね?」

 

「バーンダメージを狙うだけなら守備表示でいいんだナァ」

 

「そりゃあ、自爆特攻でしょ」

 

ご名答。

 

「【方界超帝インディオラ・デス・ボルト】で【カードガンナー】に攻撃!」

 

方界超帝インディオラ・デス・ボルト ATK0 ※戦闘破壊。

vs

カードガンナー ATK400

 

「ダメージは受けたが、【方界超帝インディオラ・デス・ボルト】の効果発動!【方界胤ヴィジャム】3体を特殊召喚し、デッキから【暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ】を手札に加える!」

クロト LP:4000→3600 手札:4→5枚。

 

<クロトのフィールド>

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

 

【方界超獣バスター・ガンダイル】を持って来てもう1ターンだけ十代の動きを見て見るのもアリかと思ったけど、倒せる時に倒さないのは失礼だよな。

 

「3枚目だな」

 

「えっ?何がっスか?」

 

「今、クロトの手札には【暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ】が3枚ある」

 

「そうだったかナァ」

 

アイツはデュエルに関しては本当によく見てるしよく覚えているよな。

 

「伏せていた罠カード【方界合神】を発動!手札の【暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ】3体を融合!」

クロト 手札:5→2枚。 伏せカード:2→1枚。

 

「バトルフェイズ中に手札から3体融合!?」

 

「邪悪なる意識よ集え!世界を光なき絶望へと導くために、今こそ漆黒の闇から降臨せよ!【暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ】!」

 

<クロトのフィールド>

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

方界胤ヴィジャム ★1 DEF0

暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ ★10 ATK4500

 

【暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ】

融合・効果モンスター

星10/闇属性/悪魔族/攻4500/守3000

「暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ」×3

このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみ特殊召喚できる。

(1):フィールドのこのカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。

(2):このカードの攻撃宣言時に発動する。相手のLPを半分にする。

(3):このカードの攻撃でモンスターを破壊した時に発動できる。このバトルフェイズ中、このカードはもう1度だけ攻撃できる。

(4):自分が効果ダメージを受けた場合に発動する。受けたダメージの数値分だけ相手にダメージを与える。

 

「攻撃力4500!?」

 

「相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない!?インチキッスよ!」

 

「攻撃宣言時の相手のLPを半分にするって…ズル過ぎなんだナァ!?」

 

「しかも連続攻撃にバーン効果反射まであるな。コイツ、三幻魔より強くないか?」

 

「気のせいだろ」

 

正直、融合素材の【暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ】の方が使いやすいしな。

 

「【暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ】で【カードガンナー】に攻撃!」

 

「LPが半分に!?」

十代 LP:1600→800

 

邪神の攻めに伴う生贄!それは、貴様のライフだ!…なんてな。

 

「だけど甘いぜ!墓地から【ネクロ・ガードナー】の効果発動!このカードを墓地から除外して【暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ】の攻撃を無効にする!」

 

【ネクロ・ガードナー】

効果モンスター

星3/闇属性/戦士族/攻 600/守1300

(1):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。

このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。

 

「チェーンして手札から【スカル・マイスター】を墓地に送って効果発動!【ネクロ・ガードナー】の墓地発動効果を無効化する!」

クロト 手札:2→1枚。

 

【スカル・マイスター】

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 400

(1):相手の墓地で魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。その効果を無効にする。

 

「なっ!?」

 

正直に言おう。さっき偶然引いた。

 

チェーン②スカル・マイスター

チェーン①ネクロ・ガードナー ※効果無効

 

暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ ATK4500

vs

カードガンナー ATK400 ※戦闘破壊。

 

「うわぁぁぁぁっ!」

十代 LP:800→0

 

「くっそー!負けたー!でも、楽しいデュエルだったぜ!」

 

「対戦、ありがとうございました」

 

~~~

 

十代とのデュエル終了後、『どうしてもオレも戦ってみたい!』とゴネたコナミとデュエルした後、十代たちの部屋で先ほどの十代とのデュエルの反省会となった。

 

「遊城は今の【E・HERO】デッキから変える気はないのか?」

 

「無いなー。オレはHEROが好きだからな!HEROデッキ以外は使うつもりは無いぜ!」

 

そうだろうな。言っておいてなんだが俺もHEROデッキ以外を使う十代は違和感あるぞ。

 

「HERO以外を使う兄貴を想像できないッスね」

 

「強くなりたいとも思うけど、やっぱり好きなデッキを使いたいよナァ」

 

「じゃあ、【E・HERO エアーマン】とか【E・HERO シャドー・ミスト】とかを使えばいいんじゃないか?」

 

「あー、オベリスクブルー女子の宮田が使ってたカードか。【E・HERO】と【M・HERO】って言う2つのテーマをくっつけたデッキだったっけ」

 

「アレはアレで格好良かったよな!確かに有りだと思うけど、オレ持ってないんだよな~」

 

「確か本土では、夏休みにプロデュエリスト響紅葉のファンパックが出るぞ。そこにある程度は収録されていたはずだぞ」

 

「マジか!お盆休みには帰省しようと思ってたし、ちょうど良いぜ!」

 

「ボクたちは全員、お盆休みには帰省しようって話をしていたんスよ」

 

「へぇ~」

 

流石の十代たちも、このエアコンの無いオシリスレッド寮で炎天下の8月を乗り切るのは諦めたのかと思ったが、お盆休みだけ帰省するだけであとはオシリスレッド寮に居るらしい。

 

オシリスレッド寮の寮長は猫のファラオだし、後で熱中症対策だけは教えておこう。

 

「お盆休みには『Japan RidingーDuel Grand Prix』があるんだナァ!」

 

「なんだそれ?」

 

「JRDG(ジャパン・ライディング・デュエル・グランプリ)の正式名称だぞ。コナミ、お前も去年は会場に居ただろ」

 

「あぁ、JRDGのことか。正式名称ってそんな名前だったんだ」

 

「そう言えば、白河君たちは去年の第1回JRPGの優勝チームのチームYRSと知り合いなんスよね?」

 

「そうなのか!?」

 

「サインとか頼めないかナァ!?」

 

「そう言うのはお断りしている」

 

「残念だナァ」

 

そう言えばあの話をしてなかったな。

 

「そうだコナミ。忘れてたけど、これ渡しておくな」

 

「なにこれ?」

 

「GWにセレナたちに貰ったJRDGのスタジアムの当日入場チケット。それはお前の分な」

 

「「「!?」」」

 

「前回優勝者だからってことで貰ったらしい。そのチケットでお前を含む5人まで入場できるらしいぞ」

 

「へぇ~」

 

コナミもお盆休みには帰省するらしいから今渡す必要はないんだが、忘れると困るしな。

 

「コナミ!」

 

「こ、コナミく~ん」

 

「オ、オレたちも一緒に入場させて貰えないかナァ?」

 

「良いぞ」

 

「よっしゃー!」

 

「やったー!」

 

「これで生まれて初めて生のライディングデュエルが見られるんだナァ!」

 

コナミのチケットでJRDGのスタジアムには居れることになった十代たちは歓喜に打ち震えているようだ。

 

ライディングデュエルが見たいならコナミに頼めばいいんじゃないのか?多分、コイツかユーゴが世界で一番強いDホイーラーだぞ。

 

「さて、俺はそろそろ寮に戻ることにする」

 

「そうか?」

 

「今度会う時は2学期っスね」

 

「明日の終業式には多分会うんだナァ」

 

「確かにな」

 

「白河、気を付けて帰れよ~」

 

「おー」

 

もう夜も遅い。そろそろ帰らないと倫理委員会に見つかったらペナルティを食らいそうだ。

 

「あっ、忘れてた」

 

「何だ、まだなにかあるのか?」

 

俺が立ち上がり、十代たちの部屋から出ようと扉のノブに手を掛けた時、十代が何かを思い出したようだ。

 

「白河!ガッチャ!今日はありがとな!楽しいデュエルだったぜ!」

 

「ん、ガッチャ。俺も楽しめたよ」

 

十代がいつものポーズを決めてきたので、俺も見よう見まねで真似をした後、彼らの部屋を立ち去った。




無事にセブンスターズ編は終了しました。次は夏休み編です。大体5~6話くらいを考えています。

十代のデッキはいつも通りの【E・HERO】です。漫画版カードもちらほら使っていますね。次回からは少しずつOCG次元での【ネオス】デッキや【E・HERO】デッキに近付いて行く予定です。

オリ主のデッキは【方界】です。劇場版DSODで藍神ぃ君が使用したデッキです。本作の世界線では劇場版DSODとは交わらない為、【方界】デッキはこの世界にはオリ主以外に所持者は居ません。オリ主はこのデッキをアニメ主人公とデュエルする時が来たら使うと決めていました。

次回の本編の更新は、2021年6月初旬予定です。

戦車様、白銀神雅魅様、Skazka Priskazka様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

<お知らせ>
最近、私生活が忙しくなり始め、投稿ストックも切れた上に過去の投稿分の修正も溜まってきているので、今後は更新が遅くなる予定です。次回の更新は早くて6月初旬、遅くてお盆休みくらいとなります。

また、修正に関しても明らかなルール違反(召喚制限があるのに召喚した、発動条件を満たさない効果を使ったなど)に関しては対応いたしますが、デュエル展開の改善に関しては優先度を下げさせて頂くつもりです。

予めご了承ください。

また、アンケート内容を変更しました。ご協力頂けると助かります。

今後のアカデミア校長は? ※多分、本編にそこまで影響ないです。

  • 鮫島校長
  • ナポレオン校長
  • クロノス校長
  • オリキャラ校長
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