【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
ようやく夏休み編、開始です。
今回の対戦カードはハノイvsモブ三人です。
今回からまた試験的に少し表記方法を変更して見ました。
第百二十五話 夏休み1
<朝霧涼夜視点>
白河クロトの前世である朝霧涼夜は、とある夏間近のとある日とある場所にて友人たちと久し振りの休暇を満喫していた。
そんな時、突然、部屋の壁にもたれたながら自身のスマートフォンで最新のリミットレギュレーション情報を調べていた友人の明石が発狂した。
「朝霧!【星杯の神子イヴ】と【リンクロス】が禁止になったぞ!」
えっ?私達デュエリストのアイドルであるイヴちゃんが禁止とかマジ?絶許ドン千!
えっ?リリーサーやエルピィも禁止?ザマァ(笑)!何だ、コン〇イっていい奴じゃん!
「ハリファイバーめ!自身の延命のために私達のイヴちゃんを人身御供にするなど!」
「奴を責めることは出来まい。シンクロ使いの希望たる奴を他デッキで散々酷使したのはオレ達だ」
今回のリミットレギュレーション更新は大多数のデュエリストに影響を及ぼすことになるだろう。かくいう私も自身の【パラディオン】デッキから【破滅竜ガンドラX】だけでなく【星杯の神子イヴ】と【リンクロス】まで取り上げられることとなってしまったようだ。これでどうやって戦えばいいんだ!…どうとでもなるか。
「分かっていただろうに。のぅ、朝霧、明石」
「「オオクボーン」」
部屋の隅でジャ〇プを読んでいた大久保が、私たちの話題に反応して謎の爺キャラで話し始めた。お前、普段はそんなキャラじゃないだろ。
「【リンクロス】との狂ったシナジーからの先攻制圧を強いられ、黙っていられるものか」
一部ではダンディライオン改とか呼ばれたそのモンスターは、ハリファイバー、オライオン、武力の軍奏から繰り出される「ハリクロス展開」あるいは「ハリブリキ展開」として知られる悪名高い展開ギミックを生み出す原因となった。
ハリファイバー1体からモンスター5体に増えるのだ。恐らく【サモン・ソーサレス】を超えうるぶっ壊れカードだろう。【リンクロス】の力を最大限に引き出せてしまう【星杯の神子イヴ】もイラストの可愛さだけでは免罪符にはならなかったようだ。
「では我々に何の手立てもないままイヴちゃんロストのトラウマを抱えて死ねと言うのか!」
「そうじゃ。それがコン〇イの言う「正しいデュエリスト」の一生だ」
「自らは性能確認もせずに、我々に戦わせておいてか…」
今回禁止になった連中は大体頭おかしいことはテキスト欄を見れば分かるだろう。何故この世に生み出してしまったのか。コレガワカラナイ。
「明石お兄ちゃん!お兄ちゃんのカードで1万円引き出してきたよ!」
「良し!」
従兄妹の舞子ちゃんからお金を受け取った明石が中身スカスカだった財布の中身を補充して立ち上がった。ところで、従兄妹にキャッシュカードを握られているようだが、それで良いのか?管理されたい系男子なの?
明石には禁止となったカードを収集すると言う妙な趣味がある。恐らく今回もカードショップに禁止カード買いに行くのだろう。彼の文字に通信販売と言う言葉は無い。
「行くのか?」
「死ぬなよ?」
「もう禁止カード収集など、何年続けているか覚えてないよ」
そう言い残して明石はカードショップへと走って行った…。
「で、この茶番はいつまでやるんだ?私はもう飽きたぞ」
「明石も出て行ったし、そろそろ止めるか」
「さんせーい」
~~~
<クロト視点>
夏休み2日目、俺はデュエルアカデミアのラーイエロー寮の自室、ではなく懐かしの孤児院の自室で目を覚ました。ベットの横に置いてあった目覚まし時計の短針は午前七時を指している。
「懐かしい夢を見たな」
あの後、次のリミットレギュレーション更新で無事にドラグーンが投獄され、全員でザマァと言ったのをよく覚えている。
俺たちはドラグーンを買い損ねた敗北者だったからなぁ。そんなことを考えながらパジャマから私服に着替え、食堂へとやって来た。
「あら?クロト、今日は早いのね?」
「昨日はセレナに徹夜デュエルに付き合わされたから起きるのが遅かっただけだよ」
「そう言えばそうだったわね」
昨日、俺が帰省して自分の部屋に入った際、セレナが俺の部屋で寝そべって漫画を読んでいた。俺が帰って来たきたことに気付いたセレナは「お帰り。じゃあデュエルだ!」と訳の分からない発言をし、そのままデュエルに突入した。あの娘の将来がとても心配だ。
部屋に鍵とかは特にかけていなかったし、俺がこっちにいる間ではいつもの光景だったので今更セレナに対してプライバシーの侵害だ何だというつもりは無いが…いかがわしい本とか置いてなくてよかった。
「朝食作るの手伝うよ、卵焼けばいい?」
「うん。お願いね」
「ユーゴとリンは?」
「リンはユーゴを起こしに行ったみたい」
「いつも通りだね」
朝食の準備をしているシスターの手伝いをして卵焼きを作っていると、2階から顔を真っ赤にしたリンとそのリンに引っ張られているユーゴが下りてきた。その頬には見事な手の平の跡が付いている。
「痛てて…」
「自業自得よ!」
またやったのか。寝起きの悪いユーゴを起こすのは毎回リンだ。そして大体、ユーゴが何かやらかしてリンに平手打ちされる。俺がここに住んでいた頃とほぼ変わらない日常だ。
「リン、痛いんだけど…」
「えっ、まだ痛いの?ほら、見せて?」
「うん」
「あー、ちょっと強くし過ぎたかしら?ゴメンねユーゴ」
「いや、いいよ。リンがこうしてくれるからさ」
「もう、ユーゴったら。いつの間にそんなに甘えん坊になったの?」
ユーゴはリンに膝枕されながら頬を撫でられている。彼らが付き合い始めてからもう数か月。パッと見はあまり進展していなさそうに見えるが、そうでもないらしく、人前でイチャイチャし始めた。
ラブコメは俺のいない時にやってくれ。その術は俺に効く。止めてくれ。
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<クロト視点>
その日の夜、俺はハノイの騎士として第二回JRDGの開催記念パーティにゲストとして参加していた。
JRDGにハノイの騎士が参加したことは無いのだが、Dホイール黎明期に起こったハートランドシティのテロ事件の際、Dホイールを乗り回している俺の姿がテレビ中継されていた事が切っ掛けとなって世間のDホイールの知名度を一気に広げたらしい。その功績?によりI2社から声が掛かったのだ。
それ以外にも、ペガサス会長との例の件の約束について無関係ではないので、断わりきれなかったという事情もある。
帰りたい…。
俺の目の前には高級レストランなどでしかお目に掛かれないような料理が山ほど並んでおり、こちらの食欲を煽って来るのだが、あまりガツガツ食べるとハノイの騎士のイメージを壊しかねないので少量を小皿に取ってちまちま食べている。あっ、このプリンメチャクチャ美味いぞ!?後でコックにレシピ聞いておきたいなぁ。
ハートランドシティや舞網市の事件でハノイの騎士の知名度はかなり高いようで、様々なパーティの参加者に頻繁に声を掛けられるのだが、これもハノイの騎士のイメージを損なう可能性があるので対応に非常に気を遣う。赤馬やレベッカの様に昔会って雑に対応した相手なら適当で済むんだけどなぁ。
例の件さえ無ければパーティに参加すらしなかったんだけど、ディアブロたちの黒幕を引きずり出す為には仕方ないか。
「あれ?ハノイの騎士じゃないか」
「クロ…ハノイの騎士、なんでこんなところに居るんだ?」
背後から聞き覚えのある声に呼ばれたので振り返ってみると、パーティ用の正装を着たユーリと青白いフリフリのドレスに身を包んだセレナが立っていた。そう言えば、彼らは日本有数のお金持ちである葉月財閥の本家のお坊ちゃん社長と分家のお嬢ちゃんだったな。
よく見ると、彼らの背後には黒いスーツに身を包んだデニスとバレット、ユーリたちの護衛なんだろうか。そして更によく見たら何故か同じ格好のBBまで居る。そう言えば、ハートランドシティの事件の後でユーリたちに拾われたんだっけ。
「葉月社長、お久し振りです。セレナお嬢様もお元気そうでなりよりです」
「うわっ、気持ち悪っ!今更お前に敬語でお嬢様とか言われると鳥肌が立つぞ!そもそも昨日会っただろ!」
「セレナ、人目があるからそのくらいにしようね」
酷い言われようである。
普段であればもっと会話を弾ませるところであるが、ここは他の人目があるパーティ会場だ。少しそれっぽい世間話を交えた後、彼らは別のパーティ参加者へと挨拶に向かった。
「顔見知りの多いパーティだな」
俺が一人そう呟くのも無理は無いと思う。周囲を見回せばユーリやセレナたち以外にもちらほらと顔見知りの姿が見えるのだ。
パーティの主催者として参加者に囲まれているペガサスと天馬兄弟、その近くで誰もが知っているような大企業の社長たちと話をしているモクバ副社長、その側近の磯野たちも当然いる。
そして、珍しくスーツを着てちゃんと靴下を履いてマフラーをしていない赤馬 零児も居る。最初見た時は誰か分からなかったぞ。中島を連れていなければスルーしていたかも知れないな。
遠くからガラム財閥の当主をライバル視してガン見している万丈目三兄弟、芸能人の両親に連れてこられたであろう藤原雪乃、父親の代理としてパーティに参加しているらしい海野幸子。この辺りはアカデミアでも見るから新鮮味は無いな。
プロデュエリストとして呼ばれたであろう響紅葉とその姉のみどり。羽蛾や竜崎、ズァークや榊遊勝までいる。最近プロになった黒咲隼とその妹の瑠璃も居る。幅広いな。
レベッカ・ホプキンスやレオンハルト・フォン・シュレイダーまで居るようだ。彼らは以前あった時に与えた第一印象が最悪だろうからあまり関わらないようにしたいところだ。
もちろん、プロデュエリストが呼ばれるなら最近【D-HERO】デッキを解放して調子のいいエド・フェニックスとそのマネージャーである斎王琢磨も居るわけだ。あの斎王は綺麗な方だろうか?それとも汚…綺麗じゃない方だろうか。
「それだけならまだいいんだが…」
アメリカデュエルアカデミアの校長であるMr.マッケンジーと何やら討論しているのは、今にもはち切れそうなスーツを着ている本田レベル100ことプロフェッサーコブラだ。
コブラが居るなら、彼の後ろにオースチン・オブライエンが控えて居るのも納得できる話ではある。だが、オブライエンと話しているあのイケメンは知らんな?誰だ?パッと見た感じだと、昔亡くなったはずのコブラの息子のリックの面影が有るような…まさかな。
目立たない正装であっても特徴的な髪型のお陰で何処にいるか分かりやすい不動博士とその助手のゴドウィン兄弟、彼らと話しているのはガラム財閥当主のゴア・ガラムだ。その近くには息子のシドと養子のアモンも控えている。
赤馬零王と真面目な話をしているように見えるのは、パーティ会場なのにワニ背負っている地質学と考古学の専門家ジェームズ・クロコダイル・クック。何で誰もワニに突っ込まないんだろう?
カード産業にて大成功を収め続けているルブラン氏と朗らかに会話しているのは、多分だが将来ネオ童実野シティの議員となる十六夜英雄じゃないか?
遠くから見ても存在感を放つ若かりし姿のドクターフェイカーとその助手のバイロン・アークライト、そして彼らと話しているのは恐らく九十九一馬と九十九未来だろう。
突っ込みが追い付かねえよ。どの場面を切り取ってもヤバイ光景だ。
ユベルっぽい魔力やら破滅の光の波動やらもわずかに感じるし…レインからの情報だとこの会場にもディアブロが数体紛れ込んでいるらしいし…。カオスってレベルじゃねえな。
「あら?ボウヤたち、なにか御用かしら?」
「だからさぁ、オレ達と一緒にこんな退屈なパーティ会場を抜け出してさ。どこか遊びに行かない?」
「そうそう」
「行こうよ~」
ふと声のした方を見て見ると、胸元がぱっくり開いた煽情的な赤いドレス姿の雪乃が金持ちのボンボンらしき三人組にナンパされているようだ。よくもまぁ、こんなトンデモメンバーのいるパーティ会場でそんな命知らずなことが出来るもんだ。
彼女たちの様子を遠くから窺っていると、偶然にも雪乃と目が合ってしまった。その瞬間。彼女はなにやら悪戯を思いついた子供のような表情をしながらこちらに歩いてくる。
おや?嫌な予感しかしないぞ?
「ごめんなさいねボウヤ達?私、彼との先約があるの。ボウヤたちはその辺りのワンちゃんとでも遊んでいてね?」
「おい」
何を思ったか雪乃は俺の腕に抱き着いてきた。その行動は雪乃をナンパしていたボンボンを煽り立てるのには十分な効果があったらしく、彼らの顔は茹でタコのように顔が真っ赤になっている。
止めろ、ここでその2つの肉まんと厄介事を押し付けるな。
「お嬢さん?腕を離して頂けると助かるのだが?」
「あら?いいの?ここで貴方の正体をばらしてもいいのよ?ねぇ、クロ坊?」
「なっ!?」
バレてる!?ナンデ!?
「あら?やっぱりそうなのね?」
「は、図ったな!雪乃!当てずっぽうかよ!」
「違うわ。ある程度の知り合いであれば普段の仕草なんかで分かるものよ?」
「そんなばかな…」
「ふふっ。まだまだボウヤね。お姉さんからのアドバイスをあげましょう。今後はもう少し体の動かし方には気を配った方が良いわね」
「ぐぬぬ」
「「「何イチャついてんだよ!?」」」
小声で言い合う俺達の様子が何やら気に入らなかったらしく、ボンボンどもはさらにヒートアップしていた。
なんだ?イチャついているようにでも見えたか?もしそうならお前らは眼科に行ってその飾りの眼を直してくることをお勧めするぞ。
「くそっ!おい仮面野郎!ふざけんな!その胡散臭いマントを取れ!」
「ダサイ仮面付けやがって!仮装パーティのつもりか!」
「パーティ会場なんだから正装着てこい!」
真っ赤になってヒステリックを起こしている割には正論で文句を言ってくるボンボンたち。
痛いところを突いてくるな。でも、この格好じゃないとハノイの騎士だって分からないだろ?
「そうねぇ。もしボウヤ達が彼にデュエルで勝ったら今晩付き合ってあげるわ」
「おい」
俺の腕に抱き着いたまま、更に楽しそうな雪乃がボンボンどもを煽っていく。周囲の人間は何故かこの騒ぎを誰も止めようとはしない。
セレナは何故かリスの様に頬を膨らませて不機嫌そうだし、ユーリとデニスはニヤニヤしているだけで何もしようとはしない。瑠璃と黒咲は呆れているだけ、赤馬のアホはザマァ!とか言いたけだな。ファッキン。
「上等だ!」
「やってやんよぉ!」
「三人に勝てるわけないだろ!」
しかも何故か1対3になっているらしい。 おいそこのサングラス掛けた黒服ども!お前警備担当だろ!なんとかしろや!えっ?管轄外?ふざけんな!
どうしてこうなった…。
~~~
<万丈目視点>
デュエルアカデミアが夏季休暇に入り、帰省して実家でのんびりしていたオレだったが、兄さんたちに連れられて第二回JRDGの記念パーティへと参加する羽目になった。
「何故ボクまでパーティに参加するんです?」
「今回のパーティには多くのプロデュエリストやデュエル界に名を連ねる人物が参加するらしいのでな」
「その人物たちにお前の顔を売っておこうというわけだ」
パーティ会場につくやいなや、長作人さんと正司兄さんに連れられて様々な人たちと挨拶することになった。
ペガサス会長や海馬副会長などの超有名な人物から、モーメント開発の第一人者やハートランドシティの天才科学者、トッププロデュエリスト達、挙句の果てにワニを背負った考古学の専門家など、どの人物も一味違う人々だった。
そんな中、パーティ会場の端っこに良く見知った人物が良く見知った姿のまま、人の頭ほどあるプリンを一心不乱に食べていた。ハノイの騎士だ。アイツのせいであの辺りのプリンは全滅寸前だ。
「あの男は一体何をやっているんだ…」
その姿は完全に不審者なのだが、誰にも追い出されたりはしないようだ。どうやら奴はこのパーティにI2社からのゲスト扱いで参加しているらしく、警備の黒服たちも無下にできないようだ。
そして、あの男はかなり顔が広いようで、奴から声を掛けずとも色んな人物から声を掛けられていた。
「ハノイの騎士、久し振りだね」
「元気しとったか?」
「羽蛾プロ、竜崎プロ、お久し振りです。ハートランドシティの件ではお世話になりました」
「城之内の奴も来たがってたんやけどな?」
「奥さんの出産が近いからってことで辞退したんだよ」
「へぇ、そうなんですか」
『ハノイ!ここで会ったが百年目よ!あの時の借りを返してあげる!私とデュエルしなさい!あと、その最後のプリンを寄越しなさい!』
『いえ、遠慮しておきます。あと、このプリンは渡せませんね。欲しいのなら実力で奪い取ってみては?何度やっても勝敗は見えていますけどね?ねぇ~テリーちゃ~ん』
『むっきー!何ですってー!』
『ベッキー、落ち着いて!周りのみんなが見てるから。ね?』
『だってレオン!このクソガキがー!』
『君がMr.マッケンジーが懇意にしているというハノイの騎士か』
『はい。初めまして。エド・フェニックス。そちらの彼はマネージャーさんですか?』
『初めまして。ハノイの騎士。ご察しの通り、エド・フェニックスのマネージャーをさせて頂いている斎王琢磨と申します』
『おや?握手ですか?はい喜んで。…!?』
『いかがされました?』
『いえ、先ほどまで食べていたプリンが喉に詰まったもので。お気になさらずにどうぞ』
『プリンが喉に詰まるのか…日本人は変わった個性を持っているんだな』
「Nice to meet you!ハノイボーイ!オレの名前はジェームズ・クロコダイル・クック!ジムって呼んでくれ!」
『初めまして、ジム。私、英語も話せますよ?』
『おっ、そうなのか、助かるぜ!日本語はまだ不慣れでな。つい英語が混じってしまうんだ。それにしても、カレンを見ても驚かないんだな?』
『ワニを背負っているだけならまだ地味な方ですよ。個性を出すなら語尾をザウルスとかナノーネとかデアールを付ければいいと思います。あとは…腕にシルバー巻くとかですね』
『それが今の日本の流行りなのか?噂に違わず日本人は相当変わっているんだな』
『お前がハノイの騎士か』
『そういう君は、プロデュエリスト「炎のオブライエン」のご子息だな?』
『あぁ、オースチン・オブライエンだ』
『コンゴトモヨロシク』
『君がハノイの騎士かね?』
『お初にお目にかかります。ハノイの騎士と名乗らせて頂いている者です。よろしくお願いしますね、プロフェッサーコブラ』
『ふふっ、耳が早いな。君にも紹介しておこう。息子のリックだ』
『初めまして!父さんの息子のリックと言います!』
『は、初めましてリック』
『リック、公共の場では先生と呼びなさい』
『は~い』
『全く、しょうがない子だ』
『ハハハ…ソウデスネ』
「よぅハノイ!」
「数日振りね。ハノイの騎士」
『クリクリィ~!』
「紅葉さん、響先生。ハネクリボーも。こんばんわ」
「聞いてくれよ!オレ、とうとうプロランク2位まで来たんだぜ!」
『クリィ~!』
「おめでとうございます。流石ですね」
「もう、紅葉ったら。さっきからそればかりじゃないの」
『ハノイ君、大きくなったね』
『おかげさまで。Mr.マッケンジー、お久し振りです。彼や娘さんは元気でやっていますか?』
『はははっ!元気すぎて困るくらいだよ。そうそう、来年の交流戦はウチが勝たせてもらうつもりだからね』
『ふふっ、そうはさせませんよ。優勝は本校が頂きますからね』
「やぁハノイの騎士。初めまして」
「初めまして。ハノイの騎士です。貴方はモーメント開発の第一人者の不動博士ですね。後ろに居らっしゃるのは、博士の助手のルドガー・ゴドウィン博士とレクス・ゴドウィン博士ですね」
「まさか私たちのことまで御存知とは」
「驚きましたね、兄さん」
「君がハノイの騎士か。初めまして。私はフェイカー。こっちは助手のバイロン。そして友人の九十九夫妻だ」
「初めまして。ハノイの騎士。バイロン・アークライトです。ハートランドシティの件、本当に感謝してします。ありがとう」
「初めましてお二人方。ハノイの騎士と名乗っている者です。ハートランドシティの件は人として当然のことをしたまでですよ」
「礼儀正しい青年だな。かっとビング精神も溢れているように見える!」
「あかりも彼の様に元気に育って欲しいわね」
「おや?何故このパーティ会場に不審者が居るのだ?警備員は何をしているのだ?」
「おやおや?誰かと思えば赤馬社長ではございませんか。ちゃんと靴下は履いてきたのですかな?あのくっそダサいマフラーをお忘れですよ?」
「HAHAHA」
「フフフ」
「…ここで積年の因縁に決着を付けてやろうか?」
「止めておけ。大勢の目の前で恥をかきたくないだろ?」
「ほう…どちらが恥をかくことになるか試してみるか?」
「しゃ、社長!?落ち着いてください!」
「あっ、クロ…ハノイの騎士!」
「ハノイの騎士か…」
「久し振りだな。瑠璃。黒咲もな」
「ハートランドシティの件では世話になった。礼を言っておく」
「どういたしまして」
「ユートも会いたがっていたから来れればよかったんだけどね」
「ならせめてこのプリンを土産に持って帰ってやるといい。美味かったぞ。君たちにもお裾分けだ」
「えっ?今何処から出したの?」
「いきなり手元からプリンが現れたように見えたが…」
「トリックだよ」
「ハノイ!あの件、考えてくれたか?」
「いえ、私はエンタメデュエルはよく分かりませんので。ズァークさんの相方は別の方をお探しになったほうがよろしいかと思いますよ」
「そっかー。残念だな」
「来年にエンタメプロデビューしそうな榊遊勝氏の息子さん辺りに頼んでみては?」
「ハノイの騎士、息子ともども世話になった。君には何とお礼を言えばいいか…」
「気にしないで下さいよ。あの事件は全てあのマッドサイエンティストと鼻野郎のせいですからね」
「いや、こうして私と息子がこうしていられるのは、君や零児君たちのおがげだよ。本当にありがとう」
「本当に気にしないで下さいよ。どうしてもと言うなら、その気持ちの分だけ息子さんや奥さんとの時間をもっと大事にしてあげて下さいね」
「もちろんだ。彼らには迷惑をかけてしまったからね」
何だあの空間は…。色々な意味で近づきたくないぞ…。
「あら?ボウヤたち、なにか御用かしら?」
聞き覚えのあるような声がした方を振り返ると、デュエルアカデミアの同級生である藤原雪乃が他のパーティ参加者に声を掛けられているようだ。
あの参加者たちには見覚えが有るな。確かどの男も政界や経済界で大きな影響力を持つ人物のご子息に当たる奴らだ。親は大物でも子は小物の様だな。ただ、親が大物過ぎて警備員の連中は手が出せないようだ。
「ごめんなさいねボウヤ達?私、彼との先約があるの。ボウヤたちはその辺りのワンちゃんとでも遊んでいてね?」
藤原は不敵な笑みを浮かべながらハノイの騎士に寄りかかり、男たちを挑発している。これには流石のハノイも焦っているようだ。
その後、男達がヒートアップした結果、パーティ会場から見えるデュエルコートで何故かハノイvs男たち3人でのデュエルが始まろうとしていた。
「ユーリ、何ターンかかると思う?」
「セレナ、主語が足りないよ。まさかそれはハノイが何ターンもつかって意味かい?」
「馬鹿を言うな。アイツがあんな連中に負けるわけないだろ」
「ハノイのデュエルか。久し振りに見れるね」
「ええもんが見れそうやな。城之内、絶対悔しがるでぇ~」
『レオン、監視カメラの記録はバックアップする準備できたわよ』
『助かるけど、この場で言わないで欲しいなぁ』
『ハノイの騎士、お手並み拝見だな』
『ふふっ、そうですね。…正位置の隠者。このデュエルの結果は見るまでもなさそうですね』
『リック、オブライエン。彼の力をよく見ておくといい』
『うん。今後の為に、だよね?』
『ハートランドシティの英雄の実力、この目で確かめさせてもらおう』
「デュエルするならオレとやればいいのに。姉さんもそう思わないか?」
「貴方はプロでしょ。そうそうアマチュアとデュエルなんてできないわよ」
『クリィ~』
「なんで彼はいつも騒動の中心に居るのかしら?」
「騒動がある場所に引き寄せられる宿命でも背負っているのかもな」
「あれ、兄さん。見なくていいの?」
「オベリスクフォース三人を瞬殺できる男が、あのような雑魚どもに負けるものか。…確かにこのプリン、美味いな」
「社長、見なくてもよろしいのですか?」
「奴による蹂躙ショーに興味など無い」
本来、デュエルとは1vs1、特殊ルールでも2vs2が基本だ。それを1vs3で戦おうなんてことは恐らくプロ1人に対して素人3人が相手でもプロ側が厳しい。
だが、ハノイの騎士を良く知るデュエリストは誰も奴の敗北を疑っていないようだ。
「それはオレもそうだけどな」
あの男と一度でもデュエルしたものならば分かる。あの男の性格は最悪でリスペクト精神の欠片もないが、実力は本物だ。
あの男がこんなところで負けるはずがない。だが、この状況下であの男がどんなデュエルをするのかだけは気になる。
オレはそう思いながら、モニターに映し出されたデュエルが良く見るように兄さんたちと一緒に移動を開始した。
~~~
<クロト視点>
雪乃の策略に巻き込まれ、いつの間にかパーティ会場に設置されてあったデュエルリングで1対3の変則マッチをやる羽目になった。手札もLPも増えないってマジ?
パーティ参加者はほぼ皆がこのデュエルに注目しているようだ。まるでパーティの余興みないな扱いだな。
「変な仮面野郎!ボコボコにしてやるぜ!」
「泣かせて命乞いさせてやるぜ」
「覚悟しなよ!」
「対戦、よろしくお願いいたします」
こんな小物相手でも挨拶は大事だ。古事記にもそう書いてあるはず。
「「「「デュエル!」」」」
◆ハノイの騎士 LP:4000、手札:5枚。
vs
◆ボンボンA LP:4000、手札:5枚。
◆ボンボンB LP:4000、手札:5枚。
◆ボンボンC LP:4000、手札:5枚。
「先攻は私が貰う!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
ハノイ 手札:5→6枚。
「私は手札から魔法カード【打ち出の小槌】を発動!手札から3枚デッキに戻してシャッフル!その後、デッキから3ドロー!」
ハノイ 手札:6→5→2→5枚。
【打ち出の小槌】
通常魔法
(1):自分の手札を任意の数だけデッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキに戻した数だけドローする。
<ハノイがデッキに戻したカード>
①ワーム・ゼクス
②E・HERO クレイマン
③バブルイリュージョン
<ハノイがドローしたカード>
①テラ・フォーミング
②王家の神殿
③処刑人-マキュラ
ハラショー!そうだ!それでいい!今この瞬間は力こそが全てだ!
アイツらがどれほどのデュエリストかは知らんが、手札誘発とかは持っていないだろう。勝ったな。
「私は手札から魔法カード【テラ・フォーミング】を発動!デッキからフィールド魔法【フュージョン・ゲート】を手札に加える!」
ハノイ 手札:5→4→5枚。
「私は手札から永続魔法【王家の神殿】を発動!」
ハノイ 手札:5→4枚。永続魔法:0→1枚。
【王家の神殿】
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分は罠カード1枚をセットしたターンに発動できる。
(2):自分フィールドの表側表示の「聖獣セルケト」1体とこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札・デッキのモンスター1体またはEXデッキの融合モンスター1体を特殊召喚する。
「私は手札からカードを伏せる。この伏せたカードは【王家の神殿】の効果によりこのターンに発動できる!」
ハノイ 手札:4→3枚。伏せカード:0→1枚。
「なんだと!?」
「ふざけるな!」
「インチキじゃん」
「私は伏せた罠カード【トラップトリック】発動!デッキから【チェーン・マテリアル】を除外し、更に別の【チェーン・マテリアル】をデッキからセットする!」
ハノイ 伏せカード:1→0→1枚。
【トラップトリック】
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「トラップトリック」以外の通常罠カード1枚を除外し、その同名カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。
「私は伏せた罠カード【チェーン・マテリアル】を発動!」
ハノイ 伏せカード:1→0枚。
【チェーン・マテリアル】
通常罠
このカードの発動ターンに自分が融合召喚をする場合、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを自分の手札・デッキ・フィールド上・墓地から選んでゲームから除外し、これらを融合素材にできる。
このカードを発動するターン、自分は攻撃する事ができず、この効果で融合召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
「更に私は手札からフィールド魔法【フュージョン・ゲート】を発動!」
ハノイ 手札:3→2枚。フィールド魔法:0→1枚。
【フュージョン・ゲート】
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、ターンプレイヤーは手札・自分フィールド上から融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターをゲームから除外し、その融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
「先に宣言しておこう」
「何だよ?」
「サレンダーかぁ?」
「聞こう」
「お前たちのターンは回ってこない」
「「「!?」」」
「私は【フュージョン・ゲート】の効果により、デッキから【ワーム・ゼクス】、【ワーム・クィーン】、【ワーム・ヤガン】、【ワーム・カルタロス】、【ワーム・バルサス】を除外して融合!現れよ!【ワーム・ゼロ】!」
<ハノイのフィールド>
ワーム・ゼロ ★10 ATK?→2500
【ワーム・ゼロ】
融合・効果モンスター
星10/光属性/爬虫類族/攻 ?/守 0
「ワーム」と名のついた爬虫類族モンスター×2体以上
このカードの攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの種類×500ポイントになる。
また、このカードは融合素材としたモンスターの種類によって以下の効果を得る。
●2種類以上:1ターンに1度、自分の墓地の爬虫類族モンスター1体を選択し、裏側守備表示で特殊召喚できる。
●4種類以上:自分の墓地の爬虫類族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。フィールド上のモンスター1体を選択して墓地へ送る。
●6種類以上:1ターンに1度、デッキからカードを1枚ドローできる。
「デッキから融合!?」
「しかも5体融合だと!?」
「ばんなそかな」
「更に私はデッキから【E・HERO フェザーマン】、【E・HERO バーストレディ】、【E・HERO クレイマン】、【E・HERO バブルマン】を除外して融合!現れよ!【E・HERO エリクシーラー】!」
<ハノイのフィールド>
ワーム・ゼロ ★10 ATK2500
E・HERO エリクシーラー ★10 ATK2900
【E・HERO エリクシーラー】
融合・効果モンスター
星10/光属性/戦士族/攻2900/守2600
「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO バーストレディ」+「E・HERO クレイマン」+「E・HERO バブルマン」
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの属性は「風」「水」「炎」「地」としても扱う。
このカードが融合召喚に成功した時、ゲームから除外された全てのカードを持ち主のデッキに戻し、デッキをシャッフルする。
相手フィールド上に存在するこのカードと同じ属性のモンスター1体につき、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
「またデッキ融合!?」
「今度は4体融合!?」
「だけどまだ先攻1ターン目だ。攻撃できないぞ?」
「【E・HERO エリクシーラー】の融合召喚成功時に効果発動!除外されている全てのカードをデッキに戻す!」
「私はフィールドの【ワーム・ゼロ】とデッキの【ワーム・ゼクス】、【ワーム・クィーン】、【ワーム・ヤガン】、【ワーム・カルタロス】、【ワーム・バルサス】を除外して融合!現れよ!【ワーム・ゼロ】!」
<ハノイのフィールド>
E・HERO エリクシーラー ★10 ATK2900
ワーム・ゼロ ★10 ATK0→3000
「6体融合した【ワーム・ゼロ】の効果発動!デッキから1ドロー!」
ハノイ 手札:2→3枚。
「私は再びデッキから【E・HERO フェザーマン】、【E・HERO バーストレディ】、【E・HERO クレイマン】、【E・HERO バブルマン】を除外して融合!現れよ!2体目の【E・HERO エリクシーラー】!」
<ハノイのフィールド>
E・HERO エリクシーラー ★10 ATK2900
ワーム・ゼロ ★10 ATK3000
E・HERO エリクシーラー ★10 ATK2900
「【E・HERO エリクシーラー】の融合召喚成功時に効果発動!除外されている全てのカードをデッキに戻す!」
「私はフィールドの2体の【E・HERO エリクシーラー】を除外して融合!現れよ!【E・HERO The シャイニング】」
<ハノイのフィールド>
ワーム・ゼロ ★10 ATK3000
E・HERO The シャイニング ★10 ATK2600→3200
【E・HERO The シャイニング】
融合・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2600/守2100
「E・HERO」と名のついたモンスター+光属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、ゲームから除外されている自分の「E・HERO」と名のついたモンスターの数×300ポイントアップする。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、ゲームから除外されている自分の「E・HERO」と名のついたモンスターを2体まで選択し、手札に加える事ができる。
準備完了。さてボンボンども。地獄へ旅立つ準備は出来たかね?
~~~ループ開始~~~
「私はフィールドの【ワーム・ゼロ】とデッキのワーム5体を除外して【ワーム・ゼロ】を融合召喚!その効果によりデッキから1ドロー!」
ハノイ 手札:3→4枚。
<ハノイのフィールド>
E・HERO The シャイニング ★10 ATK3200
ワーム・ゼロ ★10 ATK3000
「私はデッキから融合素材の【E・HERO】4体を除外して【E・HERO エリクシーラー】融合召喚!その効果により除外されている全てのカードをデッキに戻す!」
<ハノイのフィールド>
E・HERO The シャイニング ★10 ATK3200→2600
ワーム・ゼロ ★10 ATK3000
E・HERO エリクシーラー ★10 ATK2900
「私はフィールドの【E・HERO エリクシーラー】と【E・HERO The シャイニング】を除外して【E・HERO The シャイニング】融合召喚!」
<ハノイのフィールド>
ワーム・ゼロ ★10 ATK3000
E・HERO The シャイニング ★10 ATK3200→2600
~~~ループ終了。ループ開始に戻る~~~
「「「無限ループによる無限ドロー!?」」」
ハノイ 手札:4→5→6→ … 省略 … →20枚。
「この瞬間!手札の5枚のエクゾディアパーツが全て揃った!」
「「「エクゾディア!?」」」
俺は手札を公開し、エクゾディアパーツが全て揃っていることをボンボンどもにに見せつけてやった。
【封印されしエクゾディア】
効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1000/守1000
このカードと「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」が手札に全て揃った時、自分はデュエルに勝利する。
「【封印されしエクゾディア】の5枚のエクゾディアパーツが全て手札に揃った瞬間、揃えたプレイヤーの特殊勝利が確定する。私の勝ちだ!」
「「「ふざけんなぁぁぁ!」」」
いやぁ、愉悦!負け犬の遠吠えを聞くのは気持ちいいっすねぇ!スカッとするぜ!
「現れよ【封印されしエクゾディア】!そして放て!怒りの業火 エクゾード・フレイム!!」
「「「うわぁぁぁぁ!」」」
俺の前に五つのカードが現れ、それぞれを光の線が結び、その中央から封印されしエクゾディアの上半身が現れる。
エクゾディアが放った膨大な熱量はボンボンたちを飲み干していった。
世に平穏のあらんことを…なんてな。
「対戦、ありがとうございました」
流石にこんなのやらかした後に会場に戻る勇気は俺には無い。ペガサス会長には後で詫びを入れておこう。一応、義理は果たしたはずだ。
破滅の光の正体は予想通りだったな。あの斎王を放置するのは問題だけど、アニメと違って彼が破滅の光の本体を宿しているかどうかの確証が持てない。今すぐ彼を倒しても破滅の光の元凶に隠れられたら元も子もない。今は対処できそうにないな。
ユベルっぽい魔力の源はまだ見つけていないんだが、何処に居たんだろうな。リックが生存している以上はコブラがユベルと共謀している可能性はかなり低い。となると…分からん。
一応、セレナや瑠璃たちには怪しい人に付いて行かない様に注意しておくか。
俺は地面にヨツンヴァインになってピクピクしているボンボンどもを放置し、セレナたちに連絡を取った後に会場を後にした…。
前世の夢に関しては特にストーリー上で重要なことは有りません。彼らの名前の由来は関西の路線図を参考にしました。
セブンスターズやら三幻魔やらが解決したので、オリ主はしばらくは平和を満喫できることでしょう。多分きっと。
オリ主のデッキは【マテリアル1キル】です。派生は数多くある物から、今回は手動無限ループドローによる【封印されしエクゾディア】先攻1ターン目召喚パターンにしました。またエクゾかよって思われた方にはすいません。
次回の更新は6/5(土) AM6:00投定です。
終焉齎す王様、gsころりん様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。
今後のアカデミア校長は? ※多分、本編にそこまで影響ないです。
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鮫島校長
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ナポレオン校長
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クロノス校長
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オリキャラ校長