【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前回のあらすじ:何、相手ターンにシンクロ召喚するだと!?

今回の対戦カードは遊戯王DMペガサス・J・クロフォードと遊戯王ZEXALの北野右京(幼)です。


第百二十七話 夏休み3

 夏休みも中盤となる8月上旬、昼食を食べ終えたユートとリンは外出した。デートだってよ。羨ましい限りである。俺もデュエルアカデミアを無事に卒業できたらら彼女とか探したいな。

 ユーゴと入れ替わるように遊びにやって来たセレナと何度かデュエルし終えた後、孤児院のリビングのテレビで一緒にデュエル大会の生中継映像を見ることにした。今日はハートランドシティで行われているデュエル大会の中継があるらしいからな。

 テレビの向こうでは大会は既に決勝戦まで進んでおり、デュエルコートにはハートランドシティ出身の小学校低学年くらいの少年と凄い見覚えのある高校生くらいの青年が対峙していた。片方は鈴木じゃん。何やってるんだアイツ。

 

『行け!【スーパーバグマン】!【大地の騎士ガイアナイト】に攻撃です!』

『攻撃力0のモンスターで攻撃?【大地の騎士ガイアナイト】の方が攻撃力は遥かに上だぜ?』

『【スーパーバグマン】はフィールド上に表側表示で存在する限り、フィールド上に表側攻撃表示で存在する全てのモンスターの攻撃力・守備力を入れ替えます!』

『なん…だと…?』

 

 相手のバグマン使いの少年、北野右京君は幼いとはいえアニメZEXALでのネームドキャラクターだ。鈴木はウチの地元でもそこそこ強い方だが、これは負けたな。合掌。

 

スーパーバグマン ATK0→3000

vs

地天の騎士ガイアドレイク ATK2600→800 

 

『うわぁぁぁ!』

鈴木 LP:1800→0

 

 右京少年の呼び出した黒い巨大な悪魔が鈴木のフィールドの騎士をぶん殴って鈴木のLP削り取り、勝利を手にしたようだ。

 

「鈴木の奴、小学生に負けたのか」

「私には、鈴木はあの少年の戦術に終始翻弄されているように見えたから、鈴木が弱いんじゃなくてあの少年が強かっただけだと思うぞ」

 

 デュエル後、一礼してデュエルコートを立ち去る鈴木に駆け寄って慰めているのは高橋先輩か。鈴木の奴、抱きかかえられながら頭を撫でられてプルプルしてやがる。羨ま…けしからん!

 ラブコメは他所でやって欲しいね。ムカついたので絶対に後で小学生に負けた件でメッセージ送ってからかっておこう。

 

「あれ?デュエルコートにまた誰か出てきたぞ?」

「クロト、聞いてなかったのか?決勝戦が終わったから、これから決勝戦の勝者のあの少年とゲストとのエキシビションマッチがあるみたいだぞ?」

 

 全く聞いていなかった。しかもゲストはI2社のペガサスのようだ。

 あのトゥーンデッキで小学生とガチでやると全国放送のテレビ中継で少年の公開処刑が始まることになりかねないが、そこはペガサスが上手くやるだろう。

 

『右京ボーイ!大会優勝、おめでとうございマース!』

『ありがとうございます!ペガサス会長!』

 

 ペガサス会長が右京少年を激励し、右京少年が感謝を述べる。そして、少しの雑談を挟んだ後にエキシビションマッチが始まろうとしていた。

 

『両者、指定位置に移動してください』

『ペガサス会長!対戦、よろしくお願いします!』

『こちらこそ、よろしくお願いしマース!』

 

 

『『デュエル!』』

 

 

◆ペガサス・J・クロフォード LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆北野右京 LP:4000、手札:5枚。

 

 

『ボクの先攻です!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』

右京 手札:5→6枚。

 

『ボクは手札から魔法カード【闇の誘惑】を発動します!デッキから2枚ドローし、手札から【キラー・トマト】を除外します!』

右京 手札:6→5→7→6枚。

 

『ボクは手札から【バグマンX】を通常召喚します!』

右京 手札:6→5枚。

 

<右京のフィールド>

バグマンX ★3 ATK0

 

【バグマンX】

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻 0/守2000

このカードが召喚に成功した時、自分フィールド上に「バグマンY」が表側表示で存在する場合、自分のデッキから「バグマンZ」1体を特殊召喚する事ができる。

 

『そしてボクは魔法カード【二重召喚】を発動します!』

右京 手札:5→4枚。

 

【二重召喚】

通常魔法

(1):このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。

 

『ボクは手札から【バグマンZ】を通常召喚します!』

右京 手札:4→3枚。

 

<右京のフィールド>

バグマンX ★3 ATK0

バグマンZ ★3 ATK0

 

【バグマンZ】

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻 0/守1500

このカードが召喚に成功した時、自分フィールド上に「バグマンX」が表側表示で存在する場合、自分のデッキから「バグマンY」1体を特殊召喚する事ができる。

 

『【バグマンZ】の効果発動!デッキから【バグマンY】を特殊召喚します!』

 

<右京のフィールド>

バグマンX ★3 ATK0

バグマンZ ★3 ATK0

バグマンY ★3 ATK0

 

【バグマンY】

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻1400/守1600

このカードが召喚に成功した時、自分フィールド上に「バグマンZ」が表側表示で存在する場合、自分のデッキから「バグマンX」1体を特殊召喚する事ができる。

 

「レベル3のモンスターが3体!来るぞ遊馬!」

「遊馬って誰だ?」

 

『ボクはレベル3【バグマンX】【バグマンY】【バグマンZ】の3体のバグマンでオーバーレイ!3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!おいで!【No.34 電算機獣テラ・バイト】!』

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 DEF2900 ORU:3

 

【No.34 電算機獣テラ・バイト】

エクシーズ・効果モンスター

ランク3/闇属性/機械族/攻 0/守2900

レベル3モンスター×3

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのレベル4以下の攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。

 

『ボクはカードを1枚セットしてターンエンド!』

右京 手札:3→2枚。

 

 

◆ペガサス・J・クロフォード LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆北野右京 LP:4000、手札:2枚。伏せカード:1枚。

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 DEF2900 ORU:3

 

 

「テラバイトを出してきたか」

「さっきはコイツの効果と【ウィルスメール】や【クラッキング】で鈴木が散々嫌がらせてたな」

 

 防御力2900はこの時代だと破格だ。だが、相手はあのペガサス。つまり【トゥーン】デッキだ。あのテーマのモンスターは特定の条件を満たせばダイレクトアタックが可能となる。守備モンスターなんてあまり意味が無いのだ。

 

『ワタシのターンデース!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行デース!』

ペガサス 手札:5→6枚。

 

『ワタシは手札から魔法カード【テラ・フォーミング】発動デース!デッキから【トゥーン・キングダム】をサーチしマース』

ペガサス 手札:6→5→6枚。

 

『ワタシは手札から魔法カード【トゥーンのもくじ】発動デース!デッキから【トゥーン・リボルバー・ドラゴン】をサーチしマース』

ペガサス 手札:6→5→6枚。

 

『ワタシは手札から魔法カード【七星の宝刀】発動デース!手札の【トゥーン・リボルバー・ドラゴン】を除外してデッキから2ドローしマース』

ペガサス 手札:6→5→4→6枚。

 

『ワタシは手札から魔法カード【トゥーンのしおり】発動デース!デッキから【ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン】をサーチしマース』

ペガサス 手札:6→5→6枚。

 

ガン回しじゃねえか。小学生相手に大人げないぞ。だけど、何故【ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン】なんてサーチするんだ?

 

『ワタシは手札からフィールド魔法【トゥーン・キングダム】を発動しマース!効果処理として、デッキトップからカードを3枚を裏側表示で除外しマース!』

ペガサス 手札:6→5枚。フィールド魔法:0→1枚。

 

【トゥーン・キングダム】

フィールド魔法

(1):このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外する。

(2):このカードはフィールドゾーンに存在する限り、カード名を「トゥーン・ワールド」として扱う。

(3):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドのトゥーンモンスターは相手の効果の対象にならない。

(4):自分フィールドのトゥーンモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに破壊されるモンスター1体につき1枚、自分のデッキの上からカードを裏側表示で除外できる。

 

「【トゥーン・キングダム】か。あの少年には厳しいカードが出てきたな」

「あのカードがある限り、トゥーンモンスターは相手の効果対象にならないからな。俺なら真っ先にアレを潰す」

 

『ワタシは手札から【トゥーン・マーメイド】を特殊召喚デース!』

ペガサス 手札:5→4枚。

 

<ペガサスのフィールド>

トゥーン・マーメイド ★4 DEF1500

 

【トゥーン・マーメイド】

特殊召喚・トゥーン・効果モンスター

星4/水属性/水族/攻1400/守1500

このカードは通常召喚できない。自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に特殊召喚できる。

(1):このカードは特殊召喚したターンには攻撃できない。

(2):このカードは500LPを払わなければ攻撃宣言できない。

(3):相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。存在する場合、トゥーンモンスターを攻撃対象にしなければならない。

(4):フィールドの「トゥーン・ワールド」が破壊された時にこのカードは破壊される。

 

『更にワタシは手札から【トゥーン・ハーピィ・レディ】を特殊召喚デース!』

ペガサス 手札:4→3枚。

 

<ペガサスのフィールド>

トゥーン・マーメイド ★4 DEF1500

トゥーン・ハーピィ・レディ ★4 ATK1300

 

【トゥーン・ハーピィ・レディ】

トゥーン・効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1300/守1400

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。自分フィールドに他のトゥーンモンスターが存在する場合、さらに相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。

(2):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。

(3):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。

 

『【トゥーン・ハーピィ・レディ】の効果発動デース!右京ボーイの伏せカードを破壊しマース!』

 

『あっ!』

右京 伏せカード:1→0枚。

 

伏せていたカードは【ダメージ・ワクチンΩMAX】か。

 

『ワタシは2体のモンスターをリリース!手札から【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】を召喚デース!』

ペガサス 手札:3→2枚。

 

<ペガサスのフィールド>

レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン ★7 ATK2400

 

【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】

トゥーン・効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

(1):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。

(2):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。

(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札から「レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン」以外のトゥーンモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

 

『【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】の効果発動デース!手札から【トゥーン・ブラック・マジシャン】を特殊召喚しマース!』

ペガサス 手札:2→1枚。

 

<ペガサスのフィールド>

レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン ★7 ATK2400

トゥーン・ブラック・マジシャン ★7 ATK2500

 

【トゥーン・ブラック・マジシャン】

トゥーン・効果モンスター

星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100

(1):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。

(2):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。

(3):1ターンに1度、手札から「トゥーン」カード1枚を捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●デッキから「トゥーン・ブラック・マジシャン」以外のトゥーンモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

●デッキから「トゥーン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

 

『【トゥーン・ブラック・マジシャン】の効果発動デース!手札から【ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン】を捨て、デッキから【トゥーン・カオス・ソルジャー】をリクルートしマース!』

ペガサス 手札:1→0枚。

 

<ペガサスのフィールド>

レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン ★7 ATK2400

トゥーン・ブラック・マジシャン ★7 ATK2500

トゥーン・カオス・ソルジャー ★8 ATK3000

 

【トゥーン・カオス・ソルジャー】

特殊召喚・トゥーン・効果モンスター

星8/地属性/戦士族/攻3000/守2500

このカードは通常召喚できない。自分の手札・フィールドから、レベルの合計が8以上になるようにトゥーンモンスターをリリースした場合に特殊召喚できる。

(1):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。

(2):1ターンに1度、自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

 

 召喚酔いの無い【トゥーン・カオス・ソルジャー】の特殊召喚条件を【トゥーン・ブラック・マジシャン】の効果で踏み倒してきたか。

 しかし、【ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン】をサーチした意味は…海馬社長がこの中継を見ていないことを祈ろう。

 

『バトルデース!【トゥーン・カオス・ソルジャー】でダイレクトアタックデース!』

『ダイレクトアタック!?でもボクのフィールドには【No.34 電算機獣テラ・バイト】が…あっ!』

『気が付いたようデスね。トゥーンモンスターは「トゥーン・ワールド」が存在し、相手がトゥーンモンスターを従えていない限り、ダイレクトアタックが可能なのデース!』

 

トゥーン・カオス・ソルジャー ATK3000

 

『うわぁぁぁぁっ!』

右京 LP:4000→1000

 

『他のトゥーンモンスターはこのターン攻撃できまセーン。私はこれでターンエンドデース』

 

 

◆ペガサス・J・クロフォード LP:4000、手札:0枚。伏せカード:0枚。フィールド魔法:1枚。

 

<ペガサスのフィールド>

レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン ★7 ATK2400

トゥーン・ブラック・マジシャン ★7 ATK2500

トゥーン・カオス・ソルジャー ★8 ATK3000

 

vs

 

◆北野右京 LP:1000、手札:2枚。伏せカード:0枚。

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 DEF2900 ORU:3

 

 

「なぁクロト」

「なんだ?」

「さっきのターン、回し方によってはペガサス会長が勝ってなかったか?」

「気付いたか。【トゥーンのしおり】で【トゥーン・ロールバック】をサーチして、【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】じゃなくて【トゥーン・ブラック・マジシャン】をアドバンス召喚しておけばさっきのターンで1ターンキルが成立していたな」

「そうだよな」

「【トゥーン】なんて珍しいデッキなのに、良く知っていたな?」

「昔、お前にさっきのペガサス会長がやったのと似たような展開で後攻1ターンキルを決められたことがあるからだぞ」

「覚えてないなw」

「後でぶっ飛ばしてやる」

 

防御カードをサーチすることもできたのに一切しなかったことから考えても、ペガサス会長は右京少年を試している感じだな。

 

 

『くっ!ボクのターンです!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』

右京 手札:2→3枚。

 

『ボクは手札から【魔界発現世行きデスガイド】を召喚します!』

右京 手札:3→2枚。

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 DEF2900 ORU:3

魔界発現世行きデスガイド ☆3 ATK1000

 

【魔界発現世行きデスガイド】

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札・デッキから悪魔族・レベル3モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、S素材にできない。

 

『【魔界発現世行きデスガイド】の効果を発動します!デッキから【クリバンデット】を特殊召喚します!』

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 DEF2900 ORU:3

魔界発現世行きデスガイド ☆3 ATK1000

クリバンデット ★3 ATK1000

 

【クリバンデット】

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 700

(1):このカードが召喚に成功したターンのエンドフェイズにこのカードをリリースして発動できる。

自分のデッキの上からカードを5枚めくる。その中から魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える事ができる。残りのカードは全て墓地へ送る。

 

「レベル3のモンスターが2体!来るぞ遊馬!」

「だから、遊馬って誰だ?」

 

『ボクはレベル3【魔界発現世行きデスガイド】と【クリバンデット】の2体でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!来て!【No.30 破滅のアシッド・ゴーレム】!』

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 DEF2900 ORU:3

No.30 破滅のアシッド・ゴーレム ☆3 ATK3000 ORU:2

 

【No.30 破滅のアシッド・ゴーレム】

エクシーズ・効果モンスター

ランク3/水属性/岩石族/攻3000/守3000

レベル3モンスター×2

(1):X素材が無いこのカードは攻撃できない。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はモンスターを特殊召喚できない。

(3):自分スタンバイフェイズに発動する。このカードのX素材を1つ取り除くか、自分は2000ダメージを受ける。

 

『ボクは手札から魔法カード【エクシーズ・ギフト】を発動します!【No.30 破滅のアシッド・ゴーレム】のORUを2つ取り除いてデッキから2ドロー!…良し!』

右京 手札:2→1→3枚。

No.30 破滅のアシッド・ゴーレム ☆3 ATK3000 ORU:2→0

 

【エクシーズ・ギフト】

通常魔法

自分フィールド上にエクシーズモンスターが2体以上存在する場合に発動できる。

自分フィールド上のエクシーズ素材を2つ取り除き、デッキからカードを2枚ドローする。

 

良いカードを引いたみたいだな。

 

『Wow!右京ボーイはこの状況でも勝負を諦めていないのデスね』

『もちろんです!』

 

「何故【No.30 破滅のアシッド・ゴーレム】のORUを全部取り除いたんだ?確か、攻撃できなくなるんだよな?」

「あぁ。しかも自分のスタンバイフェイズに2000ダメージを受けるようになるデメリットもある」

 

それにしても、ORUの無いアジッド・ゴーレムか。もしかして…?

 

『ボクは手札から魔法カード【鬼神の連撃】を発動します!【No.34 電算機獣テラ・バイト】を選択し、ORUを全て墓地に送ることで2回攻撃が可能となります!』

右京 手札:3→2枚。

No.34 電算機獣テラ・バイト ORU:3→0

 

【鬼神の連撃】

通常魔法

自分フィールド上に表側表示で存在するエクシーズモンスター1体を選択し、そのエクシーズ素材を全て取り除いて発動する。

このターン、選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。

 

「だが、テラバイトの攻撃力は0だぞ?」

「恐らくだけどこれはORUになっていたバクマンたちを墓地に送りたかったんじゃないか?」

「バクマンを?…あっ!」

「そして手札にはまだ2枚カードが残っている。1枚はあのモンスターだろうけどこれは…まさか【転移アシッド・ゴーレム】?逆転、いけるか?」

 

『ボクは墓地の【バグマンX】【バグマンY】【バグマンZ】を除外し、手札から【スーパーバグマン】を特殊召喚します!』

右京 手札:2→1枚。

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 DEF2900 ORU:0 ※2回攻撃

No.30 破滅のアシッド・ゴーレム ☆3 ATK3000 ORU:0 ※攻撃不可。

スーパーバグマン ★4 ATK0

 

【スーパーバグマン】

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守3000

このカードは通常召喚できない。自分の墓地に存在する「バグマンX」「バグマンY」「バグマンZ」をゲームから除外した場合に表側守備表示で特殊召喚する事ができる。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、フィールド上に表側攻撃表示で存在する全てのモンスターの攻撃力・守備力を入れ替える。

「スーパーバグマン」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

『【スーパーバグマン】はフィールド上に表側攻撃表示で存在する全てのモンスターの攻撃力・守備力を入れ替えます!』

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 DEF2900→0 ORU:0 ※2回攻撃。

No.30 破滅のアシッド・ゴーレム ☆3 ATK3000→3000 ORU:0 ※攻撃不可。

スーパーバグマン ★4 ATK0→3000

 

<ペガサスのフィールド>

レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン ★7 ATK2400→2000

トゥーン・ブラック・マジシャン ★7 ATK2500→2100

トゥーン・カオス・ソルジャー ★8 ATK3000→2500

 

『【No.34 電算機獣テラ・バイト】を攻撃表示に変更します!』

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 DEF0→ATK2900 ORU:0 ※2回攻撃。

No.30 破滅のアシッド・ゴーレム ☆3 ATK3000 ORU:0 ※攻撃不可。

スーパーバグマン ★4 ATK3000

 

「だけど、LPを削ることは出来ても勝利には届かないな」

「そうだな」

 

戦闘ダメージではな。

 

『バトルです!【No.34 電算機獣テラ・バイト】で【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】を攻撃!』

 

No.34 電算機獣テラ・バイト ATK2900

vs

レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン ATK2000 ※戦闘破壊。

 

<ペガサスのフィールド>

トゥーン・ブラック・マジシャン ★7 ATK2100

トゥーン・カオス・ソルジャー ★8 ATK2500

 

『Ouch!』

ペガサス LP:4000→3100

 

「【トゥーン・キングダム】の破壊耐性効果を使わない?」

「ペガサスはモンスターを残すよりも戦闘ダメージの軽減を選んだんだろうな」

 

『更に!【No.34 電算機獣テラ・バイト】で【トゥーン・ブラック・マジシャン】を攻撃!』

 

No.34 電算機獣テラ・バイト ATK2900

vs

トゥーン・ブラック・マジシャン ATK2100 ※戦闘破壊。

 

<ペガサスのフィールド>

トゥーン・カオス・ソルジャー ★8 ATK2500

 

『Ouch!!』

ペガサス LP:3100→2300

 

『最後に!【スーパーバグマン】で【トゥーン・カオス・ソルジャー】を攻撃!』

 

『ここで【トゥーン・キングダム】の効果発動デース!デッキトップから1枚カードを裏側表示で除外することで、【トゥーン・カオス・ソルジャー】は戦闘破壊を免れマース!』

 

『ですが!戦闘ダメージは入ります!』

 

スーパーバグマン ★4 ATK3000

vs

トゥーン・カオス・ソルジャー ATK2500 ※戦闘破壊耐性。

 

<ペガサスのフィールド>

トゥーン・カオス・ソルジャー ★8 ATK2500

 

『くっ!』

ペガサス LP:2300→1800

 

ペガサスのLPが2000を下回った!

 

『バトルフェイズを終了してメインフェイズ2に移行します!』

 

「善戦したけど…惜しかったな」

「いや、まだだ!まだ手札は1枚ある!」

 

『ふふっ、勝負を諦めていないその目。まだ終わりではないのでしょう?』

 

ペガサスも気付いていたか。

 

『はい!これがボクの最後の手札!ボクは手札から魔法カード【強制転移】を発動します!ボクがそちらに送るのは、【No.30 破滅のアシッド・ゴーレム】!』

右京 手札:1→0枚。

 

【強制転移】

通常魔法

お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、そのモンスターのコントロールを入れ替える。

そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 ATK2900 ORU:0

スーパーバグマン ★4 ATK3000

トゥーン・カオス・ソルジャー ★8 ATK2500

 

<ペガサスのフィールド>

No.30 破滅のアシッド・ゴーレム ☆3 ATK3000 ORU:0 ※攻撃不可。

 

「これは!?」

「決まったみたいだな」

 

『素晴らしい!』

『ボクはこれでターンエンドです!』

 

 

◆ペガサス・J・クロフォード LP:1800、手札:0枚。伏せカード:0枚。フィールド魔法:1枚。

 

<ペガサスのフィールド>

No.30 破滅のアシッド・ゴーレム ☆3 ATK3000 ORU:0 ※攻撃不可。

 

vs

 

◆北野右京 LP:1000、手札:0枚。伏せカード:0枚。

 

<右京のフィールド>

No.34 電算機獣テラ・バイト ☆3 ATK2900 ORU:0

スーパーバグマン ★4 ATK3000

トゥーン・カオス・ソルジャー ★8 ATK2500

 

 

『ワタシのターンデース!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイフェイズ…』

ペガサス 手札:0→1枚。

 

『ここで【No.30 破滅のアシッド・ゴーレム】の効果が発動します!会長に2000LPダメージです!』

 

『うおぉぉっ!』

ペガサス LP:1800→0

 

 

『や、やった…?』

『Wonderful!素晴らしいデュエルでした。右京ボーイの勝ちデース!』

 

ペガサスの宣言後、会場は熱狂の渦に包まれていった…。

 

~~~

 

 エキシビションマッチのデュエルが終わって大会が終わり、テレビはデュエル大会からニュース番組へと移り変わっていた。

 

「まさかペガサス会長相手に小学生が勝つとは思わなかったな」

「時々だけど、ペガサス会長はああやって将来有望な子供にわざと勝ち筋を残すことはあるぞ?」

「ふぅ~ん」

 

 先日も、将来チームほm…ユニコーンのリーダーになりそうな小学生の少年に負けていた。

 トムの勝ちデース!やらマインドスキャン!やらをやらかした本人とは思えないほどの変わりようだ。恐らく、悪の意思が宿ると言われる千年眼が失われたことで本来のペガサス・J・クロフォードの意識が蘇ったのだろう。

 

「あっ、この人たちってクロトの学校の人じゃないか?」

「そうだな。ウチの理事長と校長だな」

 

 セレナがテレビを指差すと、テレビには影丸理事長と鮫島校長が映っていた。どうやら過去の生徒行方不明事件についての記者会見を開いたようだ。

 

「何で記者会見なんて開いているんだ?」

「悪いことをしたからだよ」

 

 テレビの中の2人は記者から質問攻めにあっている。

 闇のデュエルが実在したこと、多くの生徒をその為の研究に利用したこと、その生徒の行方を偽装したこと、闇のデュエルに関する施設や研究データは全て破棄し、行方不明となっていた生徒は全て本土の病院へ移送して入院していること等、色々とぶちまけているようだ。

 きっと明日以降はマスメディアがデュエルアカデミアに殺到するだろうし、しばらくデュエルアカデミアに近付けないだろうなぁ。十代たち、お盆休みに本土に帰って来るとか言っていたけど、この様子じゃ戻ってこれるかどうか微妙だな。

 

もしからしたら、在校生である俺の所にもインタビューとか来る可能性もあるか?対応が面倒そうで嫌だなぁ。

 

「なぁ」

「うん?」

「もしこの記者会見の影響でデュエルアカデミアが休校になったら、クロトはもう少しこっちに居られたりするのか?」

 

 セレナとしては、俺にもう少しこちらに居て欲しいようだ。そんなに遊び相手に困っているのだろうか?

 俺が中学に居た頃は彼女は学園の人気者だったはずだし、遊び相手に困るとは思えないんだけどなぁ。

 

「どうだろ?この2人が居なくてもデュエルアカデミアは回りそうな気もするから、多分ないんじゃないかな」

「なんだ。そうなのか」

 

 そう言うとセレナはテレビの中の2人には興味を失ったらしく、部屋の隅に置いてあったデュエルディスクを取りに行った。

 

「じゃあ、デュエルしよう!」

「じゃあってどういう流れなんだ?さっき散々やっただろうに…いいけどさ」

「手加減は要らないからな!」

「セレナやユーゴ達相手に手加減する余裕なんてないよ」

 

 俺とセレナはテレビの電源を落とし、デュエルするのにちょうどいい広さの中庭に移動していった…。




ペガサス会長のデッキは【トゥーン】です。LP4000環境なら簡単に1ターンキルを狙えてしまうので今回は自重してもらいました。

右京少年のデッキは【ランク3エクシーズ】です。ランク3エクシーズを呼び出すギミックを多数入れてあります。相手の強力なモンスターはスーパーバグマンや強制転移などで倒すデッキです。

他人を踏み台にさせることなく、〇〇の勝ちデース!をやらせてみたかっただけです。

次回の更新は6/19(土) AM6:00予定です。

戦車様、gsころりん様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございます。修正しました。

今後のアカデミア校長は? ※多分、本編にそこまで影響ないです。

  • 鮫島校長
  • ナポレオン校長
  • クロノス校長
  • オリキャラ校長
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