【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
今回のデュエルはリンと〇〇〇との対戦です。
<エド・フェニックス視点>
8月中旬、JRDG開催第二日となった今日、ボクはスタジアムのVIPルームにて準決勝戦を観戦していた。
当初のボクは父さんを救ってくれた黒髪の東洋人の少年を探すのを一番の目的としては来日していたのだが、この大会で信じられないものを見せつけられることになった。
『私は【ゼンマイハンター】の効果を発動しますわ!【発条空母ゼンマイティ】をリリースして貴方の手札を頂戴いたしますわ!』
『ギャー!私の最後の手札がー!』
『なんとー!セレナ選手、1ターン目にしていきなりハンドレス状態になってしまった!これは厳しいぞー!』
『ぐぬぬ…なんてことしてくれる!』
『ホーッホッホッホ!負け犬の遠吠えは気持ちいいですわー!』
デュエルレーンでは、チームリアルファイト不可避のハンデス戦術で初手全ハンデスを受けてしまったチームYRSのファーストホイーラーの少女が酷い目に遭っていた。
何とか墓地効果のあるカードである程度は態勢を整えたようだが、かなりの苦戦を強いられているように見える。
「まさかこれほどのデュエルをこの大会で見られるとは思わなかったな」
「ええ。どちらのチームもアマチュアの選手とは思えないデュエルとチームワークを見せてくれていますね」
タッグデュエルはプロでも難しいように、チーム戦もまたプロデュエリストでも難しいものがある。
隣に座っているボクの友人にしてマネージャーを務めてくれている斎王琢磨もこの大会参加者のデュエル技能やチームワークの高さには興味を抱いているようだ。
Dーホイールおよびライディングデュエル自体がまだ歴史の浅い物なので、そもそもライディングデュエルを行えるデュエリストが少なく、ライディングデュエル専用のプロリーグなどは現状存在していない。
よって今大会に出場しているデュエリストの大半はセミプロやアマチュアのデュエリストが殆どのはずなのだが、本選に出場してきている8チームはスタンディングデュエルのプロリーグでも十分通用するレベルの技量を持っているように見える。
『やれ!キャット・ダンサー!ゼンマイたちをサンドバックにしてやれ!』
『そんなぁぁぁ!』
『セレナ選手の【月光舞猫姫】の猛攻が炸裂ぅー!ライフを一気に削り取ったー!フィールドのゼンマイモンスターは壊滅状態!チームリアルファイト不可避はセカンドホイーラーに交代となります!』
今まさにデュエルレーンで融合召喚を決めて逆転勝利して見せた少女やそのチームメイトはボクと同年代らしい。他の出場者も20代の若者が殆どだ。
もし彼らがボクが居るプロリーグに挑戦して来たら…いや、そうなれば今以上の努力を重ねて食らいついて見せるだけだ!
~~~
<インゼクター羽賀視点>
JRDG開催最終日にてJRDG決勝戦が行われる日、ボクはその様子をVIPルームにて一人の観客として楽しませてもらっていた。
デュエルレーンではそれぞれのチームのセカンドホイーラー達があの手この手でしのぎを削っていたがいよいよ勝敗が見え始めて来た。
チームYRSのセカンドホイーラーは、優勝候補の一角であるチームグラディエーターズのセカンドホイーラー相手が仕掛ける妨害をものともせずに怒涛の攻撃を見せていた。
『おぉーっとぉ!ここでチームYRSのユーゴ選手の【クリアウィング・ファスト・ドラゴン】のダイレクトアタック炸裂!チームグラディエーターズはラストホイーラーに交代だぁぁぁ!』
紫の服に身を包んだリーゼント頭のMCが熱い実況にて決勝戦の様子を教えてくれる。
デュエルレーンではチームYRSのセカンドホイーラーがチームグラディエーターズのセカンドホイーラーを倒し、ラストホイーラーとの戦いに推移しているようだ。
「彼、速水ユーゴ君と言ったか。かなり強いね」
「せやな。あの少年、かなりやりおる。他の嬢ちゃんたちもそうやけど、アイツらはトッププロデュエリストたちと比べても遜色ない腕前やで」
隣に座っている竜崎も同意見らしく、ボクたちは彼らのデュエルから目が離せないでいた。
対戦相手のチームグラディエーターズは決して弱いチームではないのは見ればわかった。伊達に優勝候補の一角と呼ばれていない実力の持ち主たちだ。プロデュエリストにも引けを取らないであろう。
だが、それと比べてもチームYRSのメンバーの実力は突出していた。
攻撃能力に特化した融合モンスターで相手の小細工を粉砕して敵陣を蹂躙する葉月セレナ。
強力なバーン効果を持つシンクロモンスターや幾多の魔法罠を駆使して相手を翻弄する風祭リン。
そして、攻撃・防御共に大会最高水準の力を見せるチームのエースデュエリスト速水ユーゴ。
全員が中学三年生で構成されているチームYRSは、そのメンバー誰もが並のプロデュエリストを遥かに凌駕するデュエリストであった。
「まさかハノイの騎士以外にもティーンエイジャーであれほどのデュエリストが居るなんてね」
「アイツらの誰か一人でもプロリーグに上がって来たらと思うとワイらもウカウカしてられんな?」
「そうだね」
『行け!クリアウィング!旋風のヘルダイブスラッシャー!』
『ぐわぁぁぁっ!』
『決まったぁぁぁ!ここでチームYRSのユーゴ選手の【クリアウィング・シンクロ・ドラゴン】のダイレクトアタック炸裂ぅぅぅ!栄えある第二回JRDGの優勝者はチームYRS!これで大会2連覇だぁぁぁ!』
チームYRSがチームグラディエーターズを破り、スタジアムが歓声に包まれる中、大会二連覇を達成して表彰台にてその栄誉を称えられている。
リーダーのユーゴはチームメイトのリンと抱き合って喜びを分かち合い、三人目のチームメイトであるセレナはピットクルーに居た黒髪の青年やオレンジ髪の青年とハイタッチをしている。
「見事なデュエルだったね」
「個人の実力もさることながらチームプレイもかなりのもんやったな」
一瞬たりとも目が離せない激闘だったため、いつの間にかカラカラになっていた喉の渇きを潤す為にボクたちはミネラルウォーターを口に含む。
何はともあれ大会は終了した。そろそろ帰り支度をしないとな…なんてことを考えていた時、それは起こった。
『なんと!ここでエキシビションマッチが開催されることが明らかになったぞ!見事JRDG優勝者に輝いた彼らの対戦相手は、あのハートランドシティの英雄の1人、ハノイの騎士だぁぁぁ!』
その発表がリーゼントのMCから会場全体に伝えられた直後、ハノイの騎士の乗るD-ホイールが会場の遥か上空からデュエルレーンへと姿を現した。
着地の瞬間に彼の周囲から突風のような物が吹き荒れ、着地の衝撃を殺したようだ。その演出に会場が再び歓声に沸きあがる。
ブブッー!!
あまりにも突然の出来事の為、隣に座っていた竜崎が口に含んでいたミネラルウォーターを吹き出していた。
なお、ボクは以前にも同じようなことがあったので何とかむせるだけで済んだ。
「はぁぁぁ!?アイツなにやっとんや!」
「いつも唐突にとんでもないことをするのが彼とは言え、ホントなにやってるんだろうね」
席を立って驚いている竜崎はさておき、周りを見回してみると他のVIPたちやチームYRSの関係者らしき若者たちも驚いているようだ。どうやら彼らもこのエキシビションマッチについては初耳らしい。
その中でも若者たちの何人かは頭を抱えて溜息をついている者もいる。もしかするとハノイの騎士の知り合いなのかもしれないな。
~~~
<クロト視点>
演出の為にデュエルレーンの遥か上空からD-ホイールに乗ったままダイブすることになったが、ランリュウのフォローのお陰で何とか体裁を保てたようだ。あんなタマヒュン体験はもうなるべくやりたくないな。
このエキシビションマッチは以前ペガサスからの依頼を俺が受ける形で実現したもので、サプライズの為に主催者であるペガサスたちI2社の幹部たちや海馬社長たち海馬コーポレーションの重役たち、そして本戦に出場した8チームの参加者以外には知らされていなかったのだ。
きっと大会関係者は今頃大慌てだろう。まさに寝耳に水って感じだろうな。恨むなら報・連・相を軽視しがちなペガサスたちを恨んで欲しい。
「クロ…ハノイの騎士、やってくれたわね?」
「くくっ、黙ってて悪いが仕事なんでな」
エキシビションマッチの存在自体は通知されていたから元々選出順を決めていたのだろう。ユーゴ達が選んだファーストホイーラーはリンのようだ。いつものように白と緑を基調としたライダースーツを着ている。その表情を窺うと普段と同じように呆れ顔であり、特に怒ってはいないようだった。
そもそも俺の知る限り、今まで一つ屋根の下で暮らしてきて彼女が本気で怒ったのは小学校時代に楽しみにしていたメロンをユーゴに食べられてしまった時くらいだ。普段怒らない人間ほど怒ると怖いと言うのは本当だったようで、ユーゴはガン泣きしていた。食べ物の恨みは恐ろしいと実感した上で、俺は彼女だけは怒らせまいと心に誓ったものだ。
「全く、呆れてものも言えないわよ。ユーゴもセレナ大笑いしてただけだけど、ちゃんと後で謝っておきなさいよ?」
「はいはい。反省してまーす」
リンがジト目でこちらを睨んでくるが、先ほど言ったようにこのエキシビションマッチを請け負ったのは仕事なので、事前に彼女たちだけに教えておくのは色々と不味いのだ。
「ホント、ちゃんとわかっているのかしら。まぁいいわ」
しばらくするとジト目から呆れたような表情に戻った。良かった。どうやら殆ど普段と変わらない平常心の様だ。相手が知り合いの俺と言うこともあってか緊張などもほぼ見られない。
どうせ戦うなら普段の冷静沈着な彼女と戦いたいからな。
『エキシビションマッチはチームYRSの3人に対してハノイの騎士1人の対戦となり、特別ルールが適用されるぞ!ハノイの騎士の初期LPは3人分の12000!初期手札および手札上限は10枚だ!』
リーゼントのMCの実況を聞きながら愛車の調子を最終確認していく。良し、やはり問題ないな。アクセルを踏みこむ準備はいつでもOKだ。
普段から最低限のメンテナンスしかしていないのに、俺の愛車であるD・ファントム・Typeゼブラは今日も絶好調だ。イリアステルの科学の力ってスゲー。多分、イリアステル製発信機とか内蔵されているんだろうけどな。イリアステル製爆弾とかは流石に設置されては…ないよね?
『デュエルが開始されます。繰り返します。デュエルが開始されます』
サーキット内にアナウンスが流れると観客席の歓声は一時的に収まっていく。会場に居る誰もがこのデュエルに注目しているのが分かる。
D-ホイールのアクセルを踏みこむと独特の起動音と共にDホイールが走り出し、すぐさま景色が流れるような映像と化す。これがいわゆるスピードの世界だ。
JRPGではDホイールの操作は全てマニュアル操作限定となっている。アニメでもそうだったとはいえ、時速200kmを叩き出すDホイールにマニュアル操作で乗りながらカードゲームするとか、正気の沙汰とは思えない。
「ふふっ、大会最後の相手が貴方なんて面白いじゃない!容赦しないからね!」
「なんだ。呆れているか怒っているのかと思ったが、ご機嫌じゃないか」
並走していたリンがDーホイールの通信機能を使って楽し気に話しかけてきた。普段と違ってマニュアル操作だと言うのに、よくもまぁそんな余裕がある物だな。
今も周囲に舐められない様に余裕があるように見せてはいるが、俺は普段マニュアル操作とかやらないから結構ギリギリで実は殆ど余裕がない。
「呆れていたし、怒っていたわよ。でもね?2人は黙ってたけど、決勝戦は私まで回ってこなかったから実は不完全燃焼気味だったのよね!」
「そういえばそうだったな。それはともかく…」
「対戦よろしくお願いします」
「こちらこそ。対戦よろしくお願いします」
挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。
『デュエルモードオン、スタンバイ』
デッキから初期手札を引き抜いて、ハンドルの横に付いたスタンドに置く。
手札めゃくちゃ多くて邪魔だなぁ。イリアステルの謎の技術のおかげで走行中にカードが飛ばされるようなことは無いだろうが単純に持ちにくいな。
それはさておき、デュエルを開始する準備は整った。後はデュエル開始の宣言を行うだけだ!
「「ライディングデュエル!アクセラレーション!」」
◆ハノイの騎士 LP:12000、手札:10枚。Sp:0
VS
◆風祭リン LP:4000、手札:5枚。Sp:0
『フィールド魔法【スピード・ワールド-ネオプラス】発動』
デュエル開始とともに今回のJRDG用に開発されたフィールド魔法【スピード・ワールド-ネオプラス】が発動される。このフィールド魔法はお互いのフィールド魔法ゾーンで発動しているカードではないライディングデュエル特有の特殊裁定だ。
このフィールド魔法が【スピード・ワールド2】と大きく異なるポイントとしては、「Sp(スピードスペル)」以外の魔法カードもデメリットなく使用可能となっていることと、このカードと「Sp」魔法カード以外の効果ダメージを半減する効果が内蔵されている。
前大会で目の前にいるリンや他デュエリスト達のバーンカード戦術が横行した為に付け加えられた効果らしい。国内最高クラスの視聴率を誇るデュエル大会で、先攻1キルバーンしまくったらそりゃ対策されるわな。
【スピード・ワールド-ネオプラス】※本作オリジナルカード
フィールド魔法
①このカードはフィールドから離れず効果を受けない。
②他のフィールド魔法が発動してもこの効果は適用され続ける。
③お互いのスタンバイフェイズ時に自分用スピードカウンターを2つ置く(最大12個まで)。先攻1ターン目のスタンバイフェイズではSPカウンターは増加しない。
④このカードが存在する限り、このカード及び「Sp(スピードスペル)」魔法カード以外の効果ダメージは半分となる。
⑤お互いのプレイヤーは、自身のメインフェイズに自分用スピードカウンターを以下の数だけ取り除いて発動できる。
●4個:手札の「Sp(スピードスペル)魔法カード1枚につき、相手に800ポイントのダメージを与える。
●7個:自分のデッキからカード1枚ドローする。
●10個:フィールド上のカード1枚選んで破壊する。
「嘘!?速すぎる!」
『第一コーナーを制したのは…ハノイの騎士だー!』
「くくくっ、先攻は貰ったぞ!」
ライディングデュエルにおいて、先攻の権利を得るのはデュエルレーンの最初のコーナーを曲がったデュエリストだ。
俺のライディングテクニックはリンたちのそれには遠く及ばないが、俺のD-ホイールは200年後の未来からやって来たイリアステル製だ。残念ながら動力はモーメントではないが、それでもこの時代に存在するD-ホイールとは馬力が違う。
普段掛かっているリミッターをいくつか外してやれば、運転技術で劣ろうともコーナーを譲ることはまず無い。
「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
ハノイ 手札:10→11枚、Sp:0
リン Sp:0
「私は手札から魔法カード【トレード・イン】を発動!手札の【クラッキング・ドラゴン】を墓地に送ってデッキから2ドロー!」
ハノイ 手札:11→10→9→11枚、
「私は手札から【ハック・ワーム】を自身の効果で特殊召喚!」
ハノイ 手札:11→10枚、
<ハノイのフィールド>
ハック・ワーム ★1 DEF0
【ハック・ワーム】
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 400/守 0
(1):相手フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
「そして私は手札から【ジャック・ワイバーン】を通常召喚!」
ハノイ 手札:10→9枚、
<ハノイのフィールド>
ハック・ワーム ★1 DEF0
ジャック・ワイバーン ★4 ATK1800
【ジャック・ワイバーン】
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1800/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの機械族モンスター1体とこのカードを除外し、自分の墓地の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
「ここで私は手札から魔法カード【アイアンドロー】を発動!デッキから2枚ドローする!」
ハノイ 手札:9→8→10枚、
【アイアンドロー】
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスターが機械族の効果モンスター2体のみの場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は1回しかモンスターを特殊召喚できない。
「【ジャック・ワイバーン】の効果発動!このカードと【ハック・ワーム】を除外し、墓地の【クラッキング・ドラゴン】を特殊召喚する!」
<ハノイのフィールド>
クラッキング・ドラゴン ★8 ATK3000
【クラッキング・ドラゴン】
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻3000/守 0
(1):このカードは、このカードのレベル以下のレベルを持つモンスターとの戦闘では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、相手がモンスター1体のみを召喚・特殊召喚した時に発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時までそのレベル×200ダウンし、ダウンした数値分だけ相手にダメージを与える。
「【クラッキング・ドラゴン】…!嫌なモンスターを出してきたわね!」
「お誉めに預かり光栄だな。私はカードを3枚セットしてターンエンド!」
ハノイ 手札:10→7枚、伏せカード:0→3枚。
◆ハノイの騎士 LP:12000、手札:7枚。伏せカード:3枚。Sp:0
<ハノイのフィールド>
クラッキング・ドラゴン ★8 ATK3000
VS
◆風祭リン LP:4000、手札:5枚。Sp:0
『ハノイの騎士の第一ターンは大型モンスターを一体立てて伏せカードが三枚!まずは様子見と言ったところかー!?』
「私のターンよ!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
リン 手札:5→6枚、Sp:0→2
ハノイ Sp:0→2
「私は手札からスピードスペル【Sp-エンジェルバトン】を発動!デッキから2枚ドローし、手札から【マジックブラスト】を墓地に送る!」
リン 手札:6→5枚
【Sp-エンジェルバトン】
通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。
デッキからカードを2枚ドローし、 その後手札1枚を墓地に送る。
「甘いな。私はその効果にチェーンして手札から【灰流うらら】を墓地に送って効果発動!【Sp-エンジェルバトン】の効果を無効にする!」
ハノイ 手札:7→6枚
【灰流うらら】
チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
「手札誘発…!」
チェーン②灰流うらら
チェーン①Sp-エンジェルバトン ※効果無効
「それなら私は手札から【強欲で貪欲な壺】を発動!デッキトップから10枚裏側除外してデッキから2枚ドローするわ!」
リン 手札:5→4→6枚
【強欲で貪欲な壺】
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
更にドローソースを抱えていたのか。さっきのエンジェルバトンは囮かよ。流石、良い引きしてるな。
「私は手札から【風霊媒師ウィン】の効果発動!手札のこのカードと【WW-ブリザード・ベル】を墓地に送り、デッキから【WW-アイス・ベル】を手札に加えるわ!」
リン 手札:6→5→4→5枚
【風霊媒師ウィン】
効果モンスター
星5/風属性/魔法使い族/攻1850/守1500
このカード名はルール上「霊使い」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカードと風属性モンスター1体を捨てて発動できる。デッキから「風霊媒師ウィン」以外の守備力1500以下の風属性モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は風属性以外のモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが手札に存在する場合、自分の風属性モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。このカードを特殊召喚する。
「そして私は手札から魔法カード【ガルドスの羽根ペン】を発動!墓地の【風霊媒師ウィン】と【WW-ブリザード・ベル】をデッキに戻し、【クラッキング・ドラゴン】を手札に戻してあげるわ!」
リン 手札:5→4枚
【ガルドスの羽根ペン】
通常魔法
自分の墓地に存在する風属性モンスター2体を選択してデッキに戻し、フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。
「チェーンして伏せていた罠カード【機甲部隊の超臨界】を発動する!デッキから【マシンナーズ・メタルクランチ】を特殊召喚して【クラッキング・ドラゴン】を破壊する!」
ハノイの騎士 伏せカード:3→2枚
【機甲部隊の超臨界】
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとはカード名が異なる「マシンナーズ」モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚し、対象のモンスターを破壊する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、機械族モンスター3体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
チェーン②機甲部隊の超臨界
チェーン①ガルドスの羽根ペン
<ハノイのフィールド>
マシンナーズ・メタルクランチ ★9 ATK2800
【マシンナーズ・メタルクランチ】
効果モンスター
星9/地属性/機械族/攻2800/守 0
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに表側表示のカードが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1800になる。
(3):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから機械族・地属性モンスター3体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。そのモンスター1体を自分の手札に加え、残りのモンスターはデッキに戻す。
【ガルドスの羽根ペン】の手札バウンス効果は対象を失ったが、リンの墓地の【風霊媒師ウィン】と【WW-ブリザード・ベル】はデッキに戻ったか。
「【マシンナーズ・メタルクランチ】の効果発動!さぁ、3枚のうちどれかをランダムで選ぶといい!」
<ハノイの騎士が選んだモンスター>
①機皇帝グランエル∞
②マシンナーズ・カーネル
③機皇兵グランエル・アイン
「機皇?初めて見るモンスターね…まぁいいわ。私はそのカードを選ぶわ!」
「これだな?では選ばれたモンスターは手札に加え、残りのモンスターはデッキに戻す!」
ハノイ 手札:6→7枚
「でも、これで【クラッキング・ドラゴン】が居なくなったわね!」
「ふっ、そうだな」
【クラッキング・ドラゴン】は十分に役目を果たしてくれたさ。俺の手札にはあのモンスターが既に来た!
「私は手札から【WW-アイス・ベル】の効果発動!自身を特殊召喚よ!」
リン 手札:4→3枚
<リンのフィールド>
WW-アイス・ベル ★3 DEF1000
【WW-アイス・ベル】
効果モンスター
星3/風属性/魔法使い族/攻1000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、デッキから「WW」モンスター1体を特殊召喚できる。この効果でデッキから特殊召喚したモンスターはリリースできず、この効果を発動するターン、自分はレベル5以上の風属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手に500ダメージを与える。
「【WW-アイス・ベル】の効果はまだ続いている!更にデッキからチューナーモンスター【WW-グラス・ベル】を特殊召喚よ!」
<リンのフィールド>
WW-アイス・ベル ★3 DEF1000
WW-グラス・ベル ★4 DEF1500 ※チューナー
【WW-グラス・ベル】
チューナー・効果モンスター
星4/風属性/魔法使い族/攻1500/守1500
「WW-グラス・ベル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「WW-グラス・ベル」以外の「WW」モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。
「【WW-アイス・ベル】の効果発動!相手に500ダメージを与える!」
「更に【WW-グラス・ベル】の効果発動!デッキからチューナーモンスター【WW-スノウ・ベル】を手札に加えるわ!」
チェーン②WW-グラス・ベル
チェーン①WW-アイス・ベル
リン 手札:3→4枚
「ちっ!」
ハノイ LP:12000→11750 ※【スピード・ワールド-ネオプラス】の効果により効果ダメージ半減。
「そして手札の【WW-スノウ・ベル】の効果発動!自身を特殊召喚するわ!」
リン 手札:4→3枚
<リンのフィールド>
WW-アイス・ベル ★3 DEF1000
WW-グラス・ベル ★4 DEF1500 ※チューナー
WW-スノウ・ベル ★1 DEF100 ※チューナー
【WW-スノウ・ベル】
チューナー・効果モンスター
星1/風属性/魔法使い族/攻 100/守 100
(1):自分フィールドに風属性モンスターが2体以上存在し、風属性以外のモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードをS素材として風属性SモンスターをS召喚した場合、そのSモンスターは相手の効果では破壊されない。
「フィールドにはチューナーと非チューナーが揃っている。来るかな?」
「行くわよ!私はレベル3【WW-アイス・ベル】にレベル4【WW-グラス・ベル】をチューニング!」
くくっ、シンクロ召喚か。それはこのデッキには相性最悪なんだぜ?
一見正しいように見えたそのシンクロ召喚。だがそれは、大いなる間違い!なんてな。
「真冬の風よ。雪も氷も我が力として吹き抜けよ!シンクロ召喚!現れよ!レベル7!【WW-ウィンター・ベル】!!」
<リンのフィールド>
WW-スノウ・ベル ★1 DEF100 ※チューナー
WW-ウィンター・ベル ★7 ATK2400
【WW-ウィンター・ベル】
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/魔法使い族/攻2400/守2000
チューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上
「WW-ウィンター・ベル」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。
(2):自分・相手のバトルフェイズに自分フィールドの「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベル以下のレベルを持つモンスター1体を手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
「【WW-ウィンター・ベル】の効果発動!墓地のレベル4【WW-グラス・ベル】を選択し、そのレベル×200ダメージを相手に与える!」
「ぐぅっ!」
ハノイ LP:11750→11350 ※【スピード・ワールド-ネオプラス】の効果により効果ダメージ半減。
「更に!私はレベル7【WW-ウィンター・ベル】にレベル1【WW-スノウ・ベル】をチューニング!シンクロ召喚!来て!レベル8【WW-ダイヤモンド・ベル】!」
<リンのフィールド>
WW-ダイヤモンド・ベル ★8 ATK2800 ※効果では破壊されない。
【WW-ダイヤモンド・ベル】
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/魔法使い族/攻2800/守2400
チューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合、自分の墓地の「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
(2):1ターンに1度、相手が戦闘・効果でダメージを受けた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。このカードが「WW」モンスターのみを素材としてS召喚されている場合、この効果は1ターンに2度まで使用できる。
『出たー!リン選手のエースモンスター!【WW-ダイヤモンド・ベル】だー!』
リンのフィールドに体の随所にダイヤモンドを埋め込まれている美しき白き魔法使いがフィールドに現れ、会場のMCや観客は大盛り上がりの様だ。
そして、コイツは見た目によらず中々にえげつない効果を持っている。
「【WW-ダイヤモンド・ベル】の効果発動!墓地の【WW-ウィンター・ベル】を選択し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与えるわ!」
「ぐあっ!」
ハノイ LP:11350→10750 ※【スピード・ワールド-ネオプラス】の効果により効果ダメージ半減。
「この瞬間!更に【WW-ダイヤモンド・ベル】の効果発動!【マシンナーズ・メタルクランチ】を破壊するわ!」
<ハノイのフィールド>
モンスター無し
「はははははっ!掛かったな、リン!お前なら高確率でメタルクランチを効果破壊してくると思っていたぞ!」
「えっ!?」
「このモンスターは自身のフィールドのモンスターが効果破壊された時、手札から特殊召喚できるのだ!」
「それは、さっきサーチしてきたモンスター!?」
「さぁ、シンクロキラーの力を存分に味わうがいい!現れよ!【機皇帝グランエル∞】!」
ハノイ 手札:7→6枚
<ハノイのフィールド>
機皇帝グランエル∞ ★1 ATK0→5325
【機皇帝グランエル∞】
特殊召喚・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できず、自身の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドの表側表示モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。手札のこのカードを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。その相手Sモンスターをこのカードに装備する。
(3):この攻撃力・守備力は自分LPの半分アップし、攻撃力は自身の効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
(4):自身の効果で装備したモンスター1体を対象として発動できる。それを守備表示で特殊召喚する。
『な、なんだあのモンスターはー!?見たこともない巨大な機械兵器がハノイ選手のフィールドに出現したぁぁぁ!』
突如俺のフィールドに機皇帝グランエルの胸部、頭部(トップ)、ビーム砲の付いた左腕(アタック)、盾の付いた右腕(ガード)、ホバー移動を可能とする脚部(キャリア)が出現し、5つのパーツが合体する演出と共に黄土色の鉄巨人が姿を現した。
OCG版はそうやって登場するんだ。合体シーンから見せてくれるとか、なかなか格好いい演出してくれるじゃん!
それにしてもさっきからあのリーゼントのMCがめっちゃテンション上がってて、見てて面白いな。
「攻撃力…5000オーバー!?しかも、シンクロモンスターを吸収する…!?」
「はははははっ!もはや如何なるモンスターも敵ではないな!」
良かった。手札誘発の【朔夜しぐれ】とかは握っていなかったようだな。あれを使われるとグランエル君が酷いことになるからなぁ。
「攻撃力が高いだけのモンスターなんて何とでもなるわ!」
「ならやってみるといい!」
「見てなさい!私は手札から魔法カード【マジックブラスト】発動!相手に200ポイントのダメージを与える!」
リン 手札:3→2枚
【マジックブラスト】
通常魔法
(1):自分フィールドの魔法使い族モンスターの数×200ダメージを相手に与える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。このターン通常のドローを行う代わりに、このカードを手札に加える。
さっきのエンジェルバトンで墓地に落とそうとしていたカードか。ここは止めるか?…いや、まだだな。
「くっ!だがこの程度のダメージではな…!」
ハノイ LP:10750→10650 ※【スピード・ワールド-ネオプラス】の効果により効果ダメージ半減。
「この瞬間!【WW-ダイヤモンド・ベル】の効果発動!【機皇帝グランエル∞】を破壊よ!」
ここだ!この効果を止める!
「無駄だ!チェーンして伏せていた罠カード【ゴースト・コンバート】を発動する!墓地の【クラッキング・ドラゴン】を除外し、【WW-ダイヤモンド・ベル】の効果を無効にして破壊する!」
ハノイの騎士 伏せカード:2→1枚
「なっ!?」
【ゴースト・コンバート】※タッグフォースオリジナルカード
通常罠
自分フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、自分の墓地に存在する機械族モンスター1体をゲームから除外して発動する。
相手の魔法・罠・効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。発動後このカードは墓地に送らず、そのままセットする。
チェーン②ゴースト・コンバート
チェーン①WW-ダイヤモンド・ベル ※効果無効化。
「防がれた…!」
「発動後このカードは墓地に送らず、そのままセットする」
ハノイの騎士 伏せカード:1→2枚
「しかも再セットできる罠カード…!?まるで【くず鉄のかかし】ね!」
「機皇帝がフィールドに居ないと使えない難点はある。そちらも【WW-スノウ・ベル】の効果で破壊は免れたようだな」
やはり優秀だな。【ゴースト・コンバート】。事前にコナミとトレードして入手しておいた甲斐があったな。
「ならとっておきよ!私はそちらの【機皇帝グランエル∞】をリリース!」
「…えっ?」
「そして手札から【怪粉壊獣ガダーラ】をそちらのフィールドに特殊召喚するわ!」
リン 手札:2→1枚
<ハノイのフィールド>
怪粉壊獣ガダーラ ★8 DEF1600
【怪粉壊獣ガダーラ】
効果モンスター
星8/風属性/昆虫族/攻2700/守1600
(1):このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
(2):相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
(3):「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(4):1ターンに1度、自分・相手フィールドの壊獣カウンターを3つ取り除いて発動できる。このカード以外のフィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力を半分にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
「ゲッ!壊獣!?」
そんなのまで持ってたのか!?それは流石にズルいだろ!くそっ!【機皇帝グランエル∞】はデッキに1枚しか入れてないってのに…!
『な、なんとー!リン選手、ハノイの騎士が繰り出した大型モンスターをあっという間に退けてしまったー!』
「バトルよ!【WW-ダイヤモンド・ベル】で【怪粉壊獣ガダーラ】を攻撃!」
WW-ダイヤモンド・ベル ATK2800
vs
怪粉壊獣ガダーラ DEF1600 ※戦闘破壊
<ハノイのフィールド>
モンスター無し
「ちぃっ!」
「最後の伏せカードを使わなかった…?まぁいいわ。メインフェイズ2に移行。私はカードを1枚セットしてターンエンド!」
リン 手札:1→0枚、伏せカード:0→1枚、
◆ハノイの騎士 LP:10650、手札:6枚。伏せカード:2枚。Sp:2
<ハノイのフィールド>
モンスター無し
VS
◆風祭リン LP:4000、手札:0枚。伏せカード:1枚。Sp:2
<リンのフィールド>
WW-ダイヤモンド・ベル ★8 ATK2800 ※効果では破壊されない。
リンの手札は無し。伏せカードは…【氷風のリフレイン】や【迷い風】辺りかな?
対して俺は伏せカードの1枚が【ゴースト・コンバート】ということがバレている…か。
今回の俺の目的はリンたち3人に勝つことではないのだが、流石にエキシビションマッチを組んでまでデュエルしているのにラストホイーラーまで回らずに俺が負けたらせっかくの大会が白けてしまうだろう。リンの後のセカンドホイーラー、ラストホイーラーと戦えるように手札をある程度温存しておく必要があるな。
そもそも、俺がわざと負ける理由も特にないしな!やれるだけやるだけだ!
「私のターン!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
ハノイ 手札:6→7枚、Sp:2→4
リン Sp:2→4
『さぁ、ここからスピードカウンターも4つとなり、【スピード・ワールド-ネオプラス】の効果を適用できるようになったぞ!ここからどう動くのか―!』
「墓地の【機甲部隊の超臨界】を除外して効果発動!除外されたモンスター3体をデッキに戻して1枚ドロー!」
ハノイ 手札:7→8枚
<ハノイの騎士がデッキに戻したモンスター>
①ハック・ワーム
②ジャック・ワイバーン
③クラッキング・ドラゴン
「私は手札から魔法カード【闇の誘惑】を発動!デッキから2ドローし、手札から【機皇神龍アステリスク】を除外する!」
ハノイ 手札:8→7→9→8枚
「私は手札から永続魔法【機皇創出】を発動!発動時の効果処理としてデッキから【機皇兵廠オブリガード】を手札に加える!」
ハノイ 手札:8→7枚、永続魔法:0→1枚。
【機皇創出】
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「機皇」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):手札を1枚捨て、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
(3):自分フィールドの表側表示の「機皇」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、このカード以外のフィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
「リバースカードオープン!チェーンして罠カード【氷風のリフレイン】発動!墓地から【WW-アイス・ベル】を特殊召喚するわ!」
リン 伏せカード:1→0枚、
【氷風のリフレイン】
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地の「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
●自分の「WW」モンスターの効果の発動にチェーンして相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。その相手の効果を無効にする。
チェーン②氷風のリフレイン
チェーン①機皇創出
<リンのフィールド>
WW-ダイヤモンド・ベル ★8 ATK2800 ※効果では破壊されない。
WW-アイス・ベル ★3 DEF1000
ハノイ 手札:7→8枚。
「そして【WW-アイス・ベル】の効果発動!相手に500ダメージを与える!」
「ぐっ!」
ハノイ LP:10650→10400 ※【スピード・ワールド-ネオプラス】の効果により効果ダメージ半減。
「この瞬間!更に【WW-ダイヤモンド・ベル】の効果発動!伏せカードの【ゴースト・コンバート】を破壊させてもらうわ!」
「むっ、機皇帝が不在の隙を突かれたか」
ハノイの騎士 伏せカード:2→1枚
「流石にそのカードをセカンドホイーラーの時まで残しておくわけには行かないからね!」
なるほど。リンは既にこのデュエルを次に繋げる考えにシフトしているわけか。【ゴースト・コンバート】を破壊されたのは痛いが、致命的と言うわけではない。
「私は手札から【機巧鳥-常世宇受賣長鳴】を通常召喚!」
ハノイ 手札:8→7枚、
<ハノイのフィールド>
機巧鳥-常世宇受賣長鳴 ★2 ATK950
【機巧鳥-常世宇受賣長鳴】
効果モンスター
星2/光属性/機械族/攻 950/守 950
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体をリリースして発動できる。攻撃力と守備力の数値が同じで、リリースしたモンスターより低いレベルを持つ機械族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。裏側表示で除外されている自分のカードの中から、攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を選んで手札に加える。
「【機巧鳥-常世宇受賣長鳴】の効果発動!自身をリリースしてデッキより【機皇枢インフィニティ・コア】を特殊召喚!」
<ハノイのフィールド>
機皇枢インフィニティ・コア ★1 DEF0
【機皇枢インフィニティ・コア】
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「機皇」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
(3):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。同じ属性のモンスターが自分フィールドに存在しない「機皇帝」モンスター1体を手札・デッキから召喚条件を無視して特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスター1体でしか攻撃宣言できない。
「特殊召喚成功時、【機皇枢インフィニティ・コア】の効果発動!デッキから【根絶の機皇神】を手札に加える!」
ハノイ 手札:7→8枚、
「私は手札から速攻魔法【盆回し】を発動!デッキから私のフィールドに【機動要塞フォルテシモ】、そちらのフィールド魔法ゾーンに【機皇城】をセットする!」
ハノイ 手札:8→7枚。フィールド魔法:0→1枚。
リン フィールド魔法:0→1枚。
【盆回し】
速攻魔法
(1):自分のデッキからカード名が異なるフィールド魔法カード2枚を選び、その内の1枚を自分フィールドにセットし、もう1枚を相手フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードのいずれかがフィールドゾーンにセットされている限り、お互いに他のフィールド魔法カードを発動・セットできない。
「私はセットされている【機動要塞フォルテシモ】を発動!そしてその効果を発動!手札より【機皇兵廠オブリガード】を特殊召喚する!」
ハノイ 手札:7→6枚
【機動要塞フォルテシモ】
フィールド魔法
1ターンに1度、自分の手札から「機皇兵」と名のついたモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
<ハノイのフィールド>
機皇枢インフィニティ・コア ★1 DEF0
機皇兵廠オブリガード ★4 DEF1800
【機皇兵廠オブリガード】
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。このカードを破壊し、デッキから「機皇兵廠オブリガード」以外の「機皇兵」モンスター2体を守備表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。このターンのエンドフェイズに、自分フィールドの「機皇」モンスターの数×100ダメージを相手に与える。
「私は手札から永続魔法【補給部隊】を発動!」
ハノイ 手札:6→5枚、永続魔法:1→2枚。
【補給部隊】
永続魔法
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合にこの効果を発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
「【機皇兵廠オブリガード】の効果発動!自身を破壊してデッキから【機皇兵ワイゼル・アイン】と【機皇兵グランエル・アイン】を守備表示で特殊召喚する!」
<ハノイのフィールド>
機皇枢インフィニティ・コア ★1 DEF0
機皇兵ワイゼル・アイン ★4 DEF0
機皇兵グランエル・アイン ★4 DEF0
【機皇兵ワイゼル・アイン】
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1800/守 0
(1):このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールドの「機皇」モンスターの数×100アップする。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分の「機皇」モンスターが守備表示モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。その戦闘でその自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
【機皇兵グランエル・アイン】
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1600/守1200
(1):このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する「機皇」と名のついたモンスターの数×100ポイントアップする。
(2):このカードが召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、そのモンスターの攻撃力をエンドフェイズ時まで半分にする事ができる。
「この瞬間、【補給部隊】の効果発動!デッキから1ドロー!」
「更に手札の【機皇帝スキエル∞】の特殊召喚条件を満たした!現れよ!【機皇帝スキエル∞】!」
チェーン②機皇帝スキエル∞
チェーン①補給部隊
ハノイ 手札:5→4→5枚
【機皇帝スキエル∞】
特殊召喚・効果モンスター
星1/風属性/機械族/攻2200/守2200
このカードは通常召喚できず、自身の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドの表側表示モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。手札のこのカードを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。その相手Sモンスターをこのカードに装備する。
(3):この攻撃力は自身の効果で装備したモンスターの攻撃力分アップし、他の自分のモンスターは攻撃宣言できない。
(4):自身が装備している自分のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。このターンこのカードは直接攻撃できる。
<ハノイのフィールド>
機皇枢インフィニティ・コア ★1 DEF0
機皇兵ワイゼル・アイン ★4 DEF0
機皇兵グランエル・アイン ★4 DEF0
機皇帝スキエル∞ ★1 ATK2200
「さっきのと違う!?2体目の機皇帝ってことね!」
「その通りだ」
『おおっとー!再びハノイ選手のフィールドに先ほどとは別の機械兵器がフィールドに出現したー!』
「【機皇帝スキエル∞】の効果発動!【WW-ダイヤモンド・ベル】を吸収して装備する!」
「ダイヤモンド・ベルが…!」
<ハノイのフィールド>
機皇枢インフィニティ・コア ★1 DEF0
機皇兵ワイゼル・アイン ★4 DEF0
機皇兵グランエル・アイン ★4 DEF0
機皇帝スキエル∞ ★1 ATK2200→5000 ※【WW-ダイヤモンド・ベル】装備
<リンのフィールド>
WW-アイス・ベル ★3 DEF1000
『な、なんとぉー!ハノイ選手の機械兵器がリン選手のシンクロモンスターを吸収したー!しかもその攻撃力は5000!これはリン選手!絶体絶命のピンチだー!』
【機皇創出】の効果で【機皇枢インフィニティ・コア】を破壊して新たな機皇帝を呼ぶか?いや、ワイゼルでは攻撃宣言に制限が掛かってしまうか。ならば…。
「私はレベル4【機皇兵ワイゼル・アイン】と【機皇兵グランエル・アイン】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ!ランク4【ギアギガント X】!」
<ハノイのフィールド>
機皇枢インフィニティ・コア ★1 DEF0
機皇帝スキエル∞ ★1 ATK5000 ※【WW-ダイヤモンド・ベル】装備
ギアギガント X ☆4 DEF1500 ORU:2
【ギアギガント X】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/機械族/攻2300/守1500
機械族レベル4モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキ・墓地からレベル4以下の機械族モンスター1体を選んで手札に加える。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから離れた時、自分の墓地のレベル3以下の「ギアギア」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
「【ギアギガント X】の効果発動!ORUを1つ取り除いてデッキから【機皇帝ワイゼル∞-S・アブソープション】を手札に加える!」
ギアギガント X ORU:2→1
ハノイ 手札:5→6枚
「また新たな機皇帝…!」
<ハノイのフィールド>
機皇枢インフィニティ・コア ★1 DEF0
機皇帝スキエル∞ ★1 ATK5000 ※【WW-ダイヤモンド・ベル】装備
ギアギガント X ☆4 DEF1500 ORU:1
「そして私は手札から装備カード【光学迷彩アーマー】を発動!【機皇帝スキエル∞】に装備する!」
ハノイ 手札:6→5枚
「そのカードは!?」
<ハノイのフィールド>
機皇枢インフィニティ・コア ★1 DEF0
機皇帝スキエル∞ ★1 ATK5000 ※【WW-ダイヤモンド・ベル】装備・【光学迷彩アーマー】装備
ギアギガント X ☆4 DEF1500 ORU:1
【光学迷彩アーマー】
装備魔法
レベル1のモンスターのみ装備可能。装備モンスターは相手プレイヤーに直接攻撃をする事ができる。
『こ、これはまさかぁー!攻撃力は5000のダイレクトアタッカーだー!リン選手!これを防ぎきれるのかー!?』
「バトルフェイズへ移行する!」
「…ここまでね。ゴメン、ユーゴ、セレナ。後はお願いね」
「【機皇帝スキエル∞】でダイレクトアタック!」
機皇帝スキエル∞ ATK5000
「キャァァァッ!」
リン LP:4000→0
リンのLPが0になった途端、彼女の操るD-ホイールは大きく失速して後方の景色へと消えていく。
その瞬間、会場が大きな歓声に包まれ、リーゼントのMCもテンションが上がったせいか実況席の机の上に乗ってマイクを握りしめている。
『決まったー!強烈な一撃により、リン選手のLPを一撃で奪い取ったー!勝負の命運は、チームYRSのセカンドホイーラーへと託されることになるぞー!』
良し!予定通りだ。最初に3人の中で1番何をやって来るか分からないリンを初見殺しで倒しきれたのは大きいぞ!今回のルールによるバーンダメージ半減の恩恵も大きかったな!
後のことを考えると【ゴースト・コンバート】を失ったのは痛かったな。だけど、案外本当にこのまま三人抜きも可能性が出てきたんじゃないか?
別に、彼らを倒してしまっても構わんのだろう?
◆ハノイの騎士 伏せカード:1枚。装備魔法:2枚、永続魔法:2枚、フィールド魔法:1枚、Sp:4。
ハノイの騎士 LP:10400、手札:5枚。
<ハノイのフィールド>
機皇枢インフィニティ・コア ★1 DEF0
機皇帝スキエル∞ ★1 ATK5000 ※【WW-ダイヤモンド・ベル】装備・【光学迷彩アーマー】装備
ギアギガント X ☆4 DEF1500 ORU:1
フィールド魔法:【機動要塞フォルテシモ】
装備カード:【WW-ダイヤモンド・ベル】
装備カード:【光学迷彩アーマー】
永続魔法:【機皇創出】
永続魔法:【補給部隊】
伏せカード1:【不明】
判明している手札:【機皇帝ワイゼル∞-S・アブソープション】
◆チームYRS 伏せカード:0枚、フィールド魔法:1枚、Sp:4。
リン LP:0、手札:0枚。
セレナ LP:4000、手札:5枚。
ユーゴ LP:4000、手札:5枚。
<チームYRSのフィールド>
WW-アイス・ベル ★3 DEF1000
フィールド魔法:【機皇城】※セット状態
※ファーストホイーラーであるリンがフィールドに残したカードとスピードカウンターはそのままセカンドホイーラーに引き継がれる。
※手札や墓地、除外ゾーンのカードは引き継がれない。
~~~
<リン視点>
「悔しい…!」
もはや豆粒くらいにしか見えない先を疾走するハノイの騎士こと白河クロトの背中を見て、私はそう呟いてしまった。
初見とはいえ、あんな良いようにやられた上でセカンドホイーラーにターンを回してしまうなんて…。
「でも、デッキの大まかな情報は暴けたはず。後はユーゴとセレナに託すしかないわね…」
ハノイの騎士ことクロトに敗れ、セカンドホイーラーに交代するためにピットへ戻って来た。ピットに居たチームメイトのユーゴとセレナが出迎えてくれる。
クロトは今のうちにこちらを周回遅れにしてスピードカウンターを稼ぐことをせずにスタートラインにて停止し、こちらを待っているようだ。余裕を見せているつもりなのだろうか。
「ごめんなさい。クロトに良いようにやられちゃったわ」
「気にするなって!アイツは俺達のデッキをほぼ知っている上に自分はこちらの知らないデッキを使ってきたんだからさ」
「そうだぞ。恐らくファーストホイーラーはこうなるだろうってことは、デュエルが始まる前に全員が分かっていた事だ。むしろ、よくあそこまでアイツのデッキ情報を暴いてくれた」
そう。クロトはJRDG直前まで私たちの特訓に付き合っており、彼にはこちらのデッキの全容がほぼバレている。そして彼は私たちには今まで見せたことのないデッキを繰り出してきた。
しかも恐らくはファーストホイーラーが私かユーゴであることを予測して、対シンクロモンスター特化の戦術を仕掛けてきた。この時の為に入念に準備してきたのだろう。ホント、頭に来るわね!
「シンクロキラーなんてモンスターが居るなんてね。やられたわ。セカンドホイーラーがセレナで良かったわね」
「確かにな」
「あとは任せろ!あの調子に乗っている馬鹿を叩きのめしてくる!」
セレナはそう言い残すとハノイの騎士へとD-ホイールを走らせて行った。
それに気付いたハノイの騎士も自身のD-ホイールを走らせ、二人はデュエルを開始した。
「正直な話、セレナに勝ち目はあると思う?」
「難しいだろうな。今回私達3人の中で、シンクロキラーなんてものを出してきたクロトが一番警戒しているのは間違いなく融合使いのセレナだ。絶対に何か仕掛けてくるはずだ」
普段私たちがクロトとデュエルする際、最もクロトへの勝率が高いのがユーゴだ。私とセレナが3割で、ユーゴが4割くらいだろうか。そもそもクロトと勝率が互角なのはコナミくらいなのだけれど。
私とユーゴはシンクロを、セレナは融合を好む傾向にあることを熟知しているクロトはほぼ毎回こちらへのメタカードを使用して来る。もちろん事前に分かっていればこちらも対策カードを入れて対抗するのだが、今回私達はJRDG用のデッキを組んでおり、対クロト用のデッキを組んだわけではないのだ。
「大丈夫だ。セレナは強い。それはリンだって知っているだろう?」
「それはそうだけど…そうね。私たちがここでクヨクヨしていても仕方ないわね!」
「そういうことだ」
私は気持ちを切り替え、隣にいるユーゴと一緒にセレナとクロトのデュエルを注視する。私たちのチームならば、必ずクロトだって打倒できるはずだ!
エキシビションマッチ開始。
リンのデッキは【WW】です。WWモンスターの展開力から繰り出される耐性持ち高レベルシンクロモンスターはこの世界ではかなり強力です。今大会ルールによりバーンダメージが半減されたのは、前大会で彼女を始めとしたバーン使いが先攻1ターンキルを決めまくったのが一番大きい要因と言う設定です。LP:4000環境でバーンダメージは、ねぇ?
ハノイの騎士のデッキは【機皇】です。OCGでかなり強化された上に、相手がシンクロ使いと言うことで凄まじいポテンシャルを誇ります。また、こっそりコナミからトレードで入手した極悪カードであるタッグフォース版【ゴースト・コンバート】も使用。こちらはリンに除外されてしまいました。
この世界では特別な意味を持つ機皇カードをわざわざこんな人目の付く大会で使用した理由に関しては後日明かされる予定です。
必殺雷撃人様、Skazka Priskazka様、エスカリボルグ様、gsころりん様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございます。修正しました。
今後のアカデミア校長は? ※多分、本編にそこまで影響ないです。
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鮫島校長
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ナポレオン校長
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クロノス校長
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オリキャラ校長