【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
今回は主人公とタッグフォースの登場キャラとの対戦です。
レイちゃんがデュエルアカデミアを去ってから数日後、デュエルアカデミアの月一テストの筆記試験を終えた午後、実技試験の会場に向かう最中で俺はとある問題に直面していた。
「GXメダルが増えねぇ…」
12月に開催されるタッグデュエル大会『タッグフォース』の決勝リーグに参加する条件を満たすためにはGXメダルが90個以上必要となる。
だが、9月も終わりを告げようとする現在で俺の所持するGXメダルはなんと初期値の10枚だ。
「誰もメダルを賭けてデュエルしてくれねぇ…」
当初、メダルを90枚集めることなんて2週間もあれば簡単に終わるだろうと思っていた。毎回のデュエルでメダルを全賭けすれば、10→20→40→80→160と4回デュエルすればいいわけだ。
しかし、そもそも俺とメダルを賭けてデュエルしてくれる人間が存在しないのであればそれはもう机上の空論という奴だ。
「理由は何となくわかるんだけどさ…」
入学してから今までの間、俺のデュエルアカデミア校内での公式試合での勝率は9割を超えている。と言うかコナミ以外には負けていない。
GXメダルを全て失えればタッグフォースへの出場権が完全に失われると判明している中で、そんな相手にわざわざ勝負を挑むだろうか?俺が逆の立場ならまず間違いなくそんな相手との対戦は避けるだろう。
俺がデュエルを挑むとお化けを見たような顔をされつつ全力で逃げられ、俺に挑んでくる勇者も今のところいない。
奇しくも原作アニメGXの2年目でのジェネクス大会で十代が直面していた問題が殆ど同じ理由で俺にも当てはまってしまったようだ。
「明日香や三沢辺りなら恐らくこちらから勝負を挑めば受けてくれるとは思うんだが、どうせならあまり対戦したことの相手と対戦してみたいしなぁ」
なによりも、メダルが配られた初日に彼女らから言われたセリフは「決勝リーグで会いましょう!」だったわけだ。
それはつまり、決勝リーグまで俺に勝負を仕掛けてくるつもりは無いと言っているようなものだろう。
彼女たちに関しては保身などの気持ちは一切なく、スポーツマンシップに近い意味合いでのセリフなんだろうけどね。
「いっそのこと、オシリスレッドの生徒に変装して適当なオベリスクブルー男子でもカモるか?」
そんなしょうもないことを考えていると実技試験の会場まで辿り着いていた。
今は数か月先のことは置いておき、目の前の試験に集中するとするか。
~~~
実技試験が始まり、名前を呼ばれた生徒たちが試験コートに上がってデュエルを開始し始めていた。
その様子をボーっと見ていた俺だが、奇妙な光景を目にすることになる。
先ほどから多くのオシリスレッドの生徒がオベリスクブルー生徒やラーイエロー生徒を次々と倒していっているのだ。
「行け!【インヴェルズ・ギラファ】!奴の【セイバー・ビートル】をぶちのめせ!」
「くそっ!オシリスレッドの落ちこぼれの分際で…ぐわぁぁぁっ!」
オベリスクブルー生徒 LP:200→0
「やれ!【ヴァイロン・シグマ】!【霞の谷の大怪鳥】を攻撃!破壊しろ!」
「馬鹿な…負ける!?…うわぁぁぁっ!」
ラーイエロー生徒 LP:200→0
勝利したオシリスレッドの生徒は皆がこの時代ではなかなか珍しくて強力な【インヴェルズ】や【ヴァイロン】などのテーマカードを揃えているようなので、この勝敗はカードパワー的に特に不思議ではない。
むしろ、よくあのカード達を使いこなしているように見える。この辺りは素直にオシリスレッドの生徒たちの実力を賞賛したい気分だ。
だが…。
「あのカード達には、精霊の力が一切感じられない」
この世界のデュエリストは、その全てが大なり小なり精霊の力を宿している。
そしてこの世界に存在するカードは、デュエリストの手に渡って使用されたその時点でそのカードに僅かながら精霊の力が付与されるのだ。
そのデュエリストがそのカードを長く使えば使うほど精霊の力は付与され続けていき、一定以上の力を得るとそのカードに対応した精霊が宿ることがある。
しかし、今のオシリスレッドの生徒が使用したカード達には精霊の力が全く感じられなかった。
精霊が宿っているカードは稀だが、精霊の力が一切宿っていないカードは、俺の知る限り一部の例外を除いて皆無と言っていい。
この例外には心当たりが2つある。
1つ目はカードもしくはデュエリストが『破滅の光』の影響下にある場合だ。その状態ではカードに精霊の力が付与されることは無く、破滅の光の力が上書きされてしまうからだ。
ただ、オシリスレッドの生徒たちやそのカード達に破滅の光の力は感じれない。今回はこちらの可能性は除外しても良いだろう。
2つ目の心当たりは…かつてのオベリスクフォースの連中の様に大量のコピーカードを使用している場合だ。
この世界でのオベリスクフォースの連中は、その首謀者であるジャン・ミシェル・ロジェが所有していた【古代の機械】デッキを大量にコピーして即席の強力デュエリストを量産していた。
コピーカードには神のカードのような一部の例外を除いて精霊の力が宿ることは無い。
これは恐らくだが、コピーカードに対応する精霊が精霊界に存在しないことが理由なのではないかと俺は考えている。
初代遊戯王に登場するパンドラの様に、一枚でも本物のカードがデッキに眠っていればまた例外なのかもしれないけどね。
脱線したな。話を戻そう。
結論として、あのオシリスレッドの生徒の生徒たちが使用したカードは恐らくコピーカードでほぼ間違いないだろう。
そして、この世界のこの時代で海馬コーポレーションのデュエルディスクのセキュリティを突破できる大量のコピーカードを作ることが出来る組織と言えば…。
「ネオ・グールズ、だったっけ。まさかこんな形で俺に関わって来るとは思わなかったな」
本来この世界に存在しないカードを使用しているという意味では俺も奴らも同じ穴の狢と言わざるを得ないが、コピーカードは不味いんだよな。
コピーカードには精霊の力は宿らない代わりに人の心の闇の力が宿りやすい…らしい。これは師匠の受け売りだから詳しくは知らない。
俺の所有するカードは一応本物扱いらしいからセーフ。
あのクソ女神がそこまで考えていたかは知らないがなんとも都合のいいチート能力で助かったね。
さて、コピーカードが増えて人の心の闇がこの世界に増えてくると何が不味いかって?
ダークネスとミスターTの世界侵攻が早まる可能性が出て来るんだよ。アイツらは人の心の闇を利用して他の世界に侵攻して来るらしいからね。
十代が覇王の力を十全に使いこなしておらず、ユベルとの融合を果たせていない上、彼のサポートを行えるヨハンやオブライエンたちも居ないこの現状で、ダークネスがこの世界に顕現したら非常に不味い。
端的に言えば、この世界を含む12世界全てが闇に包まれる可能性が高い。
「俺一人の力程度じゃダークネスとその軍勢に立ち向かえるとは思えないしな」
案外、それでもコナミが居るから何とかなりそうではあるんだが、そんな博打を打ちたくない。
そもそもダークネスにもミスターTにも会いたくない。
「試験が終わったらモクバ副社長やユーリに相談してみるか」
コピーカードの入手時期、入手ルート、市場に出回った総数の調査や根本原因の排除など、やることは多そうだなぁ。
そんなことを考えていると、俺も実技試験のアナウンスに名前を呼ばれたので、気持ちを切り替えて試験コートへと降りて行った。
~~~
「今日の相手は白河君か。よろしくね」
今回の実技試験の相手は茶髪でショートカットなオベリスクブルー女子生徒、加藤友紀のようだ。容姿はタッグフォース6状態みたいだな。
名前の読みは、タッグフォース3までは「ゆうき」、タッグフォース4からは「ゆき」らしい。
タッグフォースシリーズのゲームを遊んだ人間ならシリーズ皆勤賞の彼女のことを覚えている人も多いだろう。
タッグフォース3まではオベリスクブルー男子の田中康彦の相棒、タッグフォース4以降はデュエルアカデミアの教師を務めていた。
なお、現在コナミに攻略されて落とされつつある女子の1人である。
そろそろ彼女の現在の相棒である田中康彦の片思いが終わりを迎えそうな気がする。合掌、強く生きろよ。
「対戦よろしくおねがいします」
挨拶は大事だ。古事記にもそう書いてあるはず。
「「デュエル!」」
◆白河クロト LP:4000、手札:5枚。
vs
◆加藤友紀 LP:4000、手札:5枚。
彼女のデッキはどのシリーズでも大体【戦士ビート】だ。そしてシリーズキャラの中でも強キャラの1人でもある。
タッグフォースシリーズはアニメ原作ネームドキャラよりモブキャラの方が強いことが多いからね。
「先攻は私が貰うよ!私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
加藤 手札:5→6枚。
「私は手札から魔法カード【増援】を発動!デッキから…」
加藤 手札:6→5枚。
【増援】
通常魔法
(1):デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。
「その効果発動にチェーンして、俺は手札から【灰流うらら】を捨てて効果発動!【増援】の効果を無効にする!」
クロト 手札:5→4枚。
【灰流うらら】
チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
チェーン②灰流うらら
チェーン①増援
「なら私は手札から【ネクロ・ガードナー】を召喚!」
加藤 手札:5→4枚。
<加藤友紀のフィールド>
ネクロ・ガードナー ★3 ATK600
【ネクロ・ガードナー】
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 600/守1300
(1):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。
「手札から魔法カード【トランスターン】を発動!フィールドの【ネクロ・ガードナー】を墓地に送り、デッキから【終末の騎士】を特殊召喚するね!」
加藤 手札:4→3枚。
【トランスターン】
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を墓地へ送って発動できる。種族・属性が墓地のそのモンスターと同じでレベルが1つ高いモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
<加藤友紀のフィールド>
終末の騎士 ★4 DEF1200
【終末の騎士】
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
「特殊召喚された【終末の騎士】の効果発動!デッキから【不死武士】を墓地に送るよ!」
「そして手札から永続魔法【カイザーコロシアム】を発動!」
加藤 手札:3→2枚。永続魔法:0→1枚。
【カイザーコロシアム】
永続魔法
(1):自分フィールドにモンスターが存在する限り、相手はその数より多くなるように自身のフィールドにモンスターを出す事ができない。
うげっ、【不死武士メタビート】軸か。
「私はカードを1枚セットしてターンエンド!」
加藤 手札:2→1枚。伏せカード:0→1枚。
◆白河クロト LP:4000、手札:4枚。
vs
◆加藤友紀 LP:4000、手札:1枚。伏せカード:1枚、永続魔法:1枚。
<加藤友紀のフィールド>
終末の騎士 ★4 DEF1200
堅実な立ち回りだな。
【カイザーコロシアム】のせいでこちらはシンクロ・エクシーズ・ペンデュラム召喚がほぼ出来ない。
墓地には攻撃を一度止めることが出来る【ネクロ・ガードナー】が居て、仮にそれを突破して【終末の騎士】を破壊できても次のターンに墓地の【不死武士】が蘇生する。
【不死武士】が蘇生することでまた【カイザーコロシアム】が機能し始めるわけだ。
そしてあの伏せカードは【王宮の鉄壁】辺りかな。カード除外を出来なくする効果を使って【不死武士】の除外を防ぐわけだ。
もしくはこちらの攻撃を止める為の【強制終了】などの防御カード、フリーチェーンの万能除去カードである可能性もあるか。
返しのターンでは種族統一デッキであることを活かして【一族の結束】などで低めの打点を補って攻撃して来るのだろう。
本当に隙の少ない優等生って感じのデッキだな。
「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
クロト 手札:4→5枚。
除去カードは無しか。まっ、このデッキならなんとかなるか。
「俺は手札から魔法カード【精神操作】を発動!そちらの【終末の騎士】のコントロールを得る!」
クロト 手札:5→4枚。
「コントロール奪取のカード!?」
【精神操作】
通常魔法
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できず、リリースできない。
<白河クロトのフィールド>
終末の騎士 ★4 DEF1200
【カイザーコロシアム】の効果は自分フィールドにモンスターが存在しなければ効果を発揮しない。これからは好きにやらせてもらうよ。
「俺は手札からフィールド魔法【暴走魔法陣】を発動!発動時の効果処理として、デッキから【召喚師アレイスター】1体を手札に加える!」
クロト 手札:4→3→4枚。
【暴走魔法陣】
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「召喚師アレイスター」1体を手札に加える事ができる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、融合モンスターを融合召喚する効果を含む効果を自分が発動した場合、その発動は無効化されず、その融合召喚成功時に相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
「俺は手札から【召喚師アレイスター】を召喚!」
クロト 手札:4→3枚。
<白河クロトのフィールド>
終末の騎士 ★4 DEF1200
召喚師アレイスター ★4 ATK1000
【召喚師アレイスター】
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1000/守1800
(1):このカードを手札から墓地へ送り、自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで1000アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが召喚・リバースした場合に発動できる。デッキから「召喚魔術」1枚を手札に加える。
「【召喚師アレイスター】の召喚成功時に効果発動!デッキから【召喚魔術】1枚を手札に加える!」
クロト 手札:3→4枚。
「俺はレベル4【召喚師アレイスター】と【終末の騎士】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ!ランク4!【竜巻竜】!」
<白河クロトのフィールド>
竜巻竜 ☆4 ATK2100 ORU:2
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/幻竜族/攻2100/守2000
レベル4モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
「俺は【竜巻竜】のORUを1つ取り除いて効果発動!そちらの伏せカードを破壊する!」
竜巻竜 ORU:2→1
墓地に送るのは当然【召喚師アレイスター】だ。
「【王宮の鉄壁】が!?」
加藤 伏せカード:1→0枚。
【王宮の鉄壁】か。想定の範囲内とはいえ、展開手順を間違えていたら危なかったかもな。
「そして俺は手札から魔法カード【召喚魔術】を発動!こちらの墓地の【召喚師アレイスター】とそちらの墓地の【不死武士】を除外して融合召喚!」
クロト 手札:4→3枚。
【召喚魔術】
通常魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを手札から墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。「召喚獣」融合モンスターを融合召喚する場合、自分フィールド及び自分・相手の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、除外されている自分の「召喚師アレイスター」1体を対象として発動できる。墓地のこのカードをデッキに戻し、対象のモンスターを手札に加える。
「こちらの墓地のモンスターを除外して融合素材にするっていうの!?」
本当なら【ネクロ・ガードナー】を除外したいところだが、【ネクロ・ガードナー】自身の効果でチェーンされて躱されるからあまり意味がないんだよな。
「現れよ!【召喚獣カリギュラ】!」
<白河クロトのフィールド>
竜巻竜 ☆4 ATK2100 ORU:1
召喚獣カリギュラ ★4 ATK1000
【召喚獣カリギュラ】
融合・効果モンスター
星4/闇属性/獣族/攻1000/守1800
「召喚師アレイスター」+闇属性モンスター
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、その間はお互いに、それぞれ1ターンに1度しかモンスターの効果を発動できず、それぞれバトルフェイズにモンスター1体でしか攻撃できない。
「俺は墓地の【召喚魔術】の効果発動!このカードをデッキに戻し、除外されている【召喚師アレイスター】を手札に戻す!」
クロト 手札:3→4枚。
これで次のターンもまた【召喚師アレイスター】の効果でデッキの【召喚魔術】を手札に加えて融合召喚できるな。
次のターンとか要らないけどさ。
「バトルフェイズに入る!【召喚獣カリギュラ】でダイレクトアタック!」
召喚獣カリギュラ ATK1000
「【召喚獣カリギュラ】の効果でバトルフェイズにモンスター1体でしか攻撃できないはず…何故【召喚獣カリギュラ】で攻撃を?」
「さてな。さぁどうする?【ネクロ・ガードナー】で攻撃を防ぐかい?」
「いえ、このままダメージを受けるわ。…くっ!」
加藤 LP:4000→3000
「ここで俺は手札から速攻魔法【法の聖典】を発動!【召喚獣カリギュラ】をリリース!そしてエクストラデッキから新たな召喚獣、【召喚獣メルカバー】を呼び出す!」
クロト 手札:4→3枚。
【法の聖典】
速攻魔法
「法の聖典」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「召喚獣」モンスター1体をリリースして発動できる。リリースしたモンスターと元々の属性が異なる「召喚獣」モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
<白河クロトのフィールド>
竜巻竜 ☆4 ATK2100 ORU:1
召喚獣メルカバー ★9 ATK2500
【召喚獣メルカバー】
融合・効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻2500/守2100
「召喚師アレイスター」+光属性モンスター
(1):1ターンに1度、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、そのカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の手札を1枚墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし除外する。
「そういうこと…!」
「続けて【竜巻竜】でダイレクトアタック!」
竜巻竜 ATK2100
「くぅぅっ!」
加藤 LP:3000→900
「止めだ!【召喚獣メルカバー】でダイレクトアタック!」
「墓地の【ネクロ・ガードナー】を除外して効果発動!【召喚獣メルカバー】の攻撃を無効にする!」
「その効果にチェーンして【召喚獣メルカバー】の効果発動!手札の【エフェクト・ヴェーラー】を墓地に送り、【ネクロ・ガードナー】の効果を無効にする!」
チェーン②召喚獣メルカバー
チェーン①ネクロ・ガードナー ※効果無効
召喚獣メルカバー ATK2500
「きゃぁぁぁぁっ!」
加藤 LP:900→0
「対戦、ありがとうございました」
「対戦、ありがとうございました」
~~~
月一試験を終えたその日の夜、俺は精霊界へとやって来ていた。
【ランリュウ】の力を借りて忌まわしきシャケ野郎の住む暗黒海を渡り切り、何とか別の大陸まで到着したまではかなり運が良かったと思う。
だが、その大陸にある深い森に迷い込んでしまったのが運の尽きだった。
「あら?ニンゲンのお兄さん、迷子かしら?」
「ねぇねぇお兄さ~ん。そんなに急がないで私たちと遊びましょう?」
「出口はそっちじゃないよ~。こっちこっち~」
俺の目の前には見眼麗しい少女…の姿をした疑似餌が3体。その名前はその容姿から【アトラの蟲惑魔】、【トリオンの蟲惑魔】、【カズーラの蟲惑魔】と推測が付く。
もし彼女たちの容姿に騙されてホイホイ後ろを着いて行こうものなら俺は二度とこの森から生きて出ることは出来なくなるだろう。
「せめて後ろの本体のクモとかアリジゴクとかウツボカヅラをもっと上手く隠してから声かけてくれよ!」
そう叫ぶと同時に俺は地面に魔力弾を放って煙幕を焚き、彼女たちとは逆方向に全力で逃走した。
背後から何か巨大な物が蠢いて俺を追いかけてくる音がするが、俺には振り返る勇気がない。
走り始めて数分後、突如として足元の地面の感覚が消え去り、浮遊感が俺の体を包む。
不味い!落とし穴だ!!
「ざぁーんねん♪そこが本命の落とし穴なのよねぇ♪」
先ほどの蟲惑魔たちとは別の色っぽい少女の声が聞こえた。
その声が聞こえる先に視線をやると、離れ行く地面の先にピンクの髪の美少女…の姿をした疑似餌、【フレシアの蟲惑魔】の姿が見えた。
俺の『蟲惑魔の森体験ツアー』は始まったばかりの様だ…。
加藤友紀のデッキは【不死武士メタビート】です。タッグフォース6でのデッキ名『G線上のかぞえうた2』のデッキ内容とほぼ変わらない感じです。
主人公のデッキは【召喚獣】です。【召喚師アレイスター】を起点とした融合デッキです。一部はデュエルリンクスにも実装されていて、OCGとリンクス共に結果を残している優秀なテーマです。
次回の更新は10月中を目標としています。
未完の本作の今後の扱いについて
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全削除でOK
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チラ裏に移動でOK
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どちらでもOK