【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前回のあらすじ:久し振りののんびりタイム

今回のデュエル相手は、タッグフォースシリーズの嶺開花です。


第百三十八話 月一試験6&メダル争奪戦2

 それは明日に控えた月一テストのテスト勉強を終えて、ツァンたちと別れた後の夕暮れ時の本校舎前での出来事だった。

 

「レインちゃん!アタシとコンビを組んで!一緒に歌って踊れるアイドルになろうよ!」

「…」

 

 赤紫の髪で作った2つのドーナッツを頭に乗っけたような髪型をした少女である嶺開花が、レインの腕を掴んだまま膝を地面に付いて何かを懇願している光景を見ることとなった。

 当事者の1人であるレインはパッと見は無表情であるが、微妙に嫌な顔をしているので内心迷惑がっているのだろうと分かる。

 

 これは…面倒事かな?

 

 気付かなかったことにして横を通り過ぎようとすると、後ろから腕を掴まれた。レインの仕業である。

 止めろ。俺を巻き込むな。

 

「…彼を倒せたら、考える」

「ホント!?」

 

 おいぃぃぃ!巻き込むなって言ってんだろ!?

 こっちはまだ話が見えていないんだよ!!

 

 嫌々振り返ると既にそこにレインの姿は無く、何故かやる気満々の嶺開花がこちらに向けてデュエルディスクを構えている。

 あの女、面倒になって俺に面倒の元を押し付けて逃げやがったな!?

 

「君は確か、ラーイエローの白河君だよね。君の実力は知っているけど、アタシの夢を叶えるために踏み台にさせてもらうよ!」

「待て待て待て!話が見えん!」

 

 なし崩しにデュエルしても良かったのだが、それだとただの巻き込まれ損だ。

 しっかり話を聞いて、納得してから行動を決めたかったため、やる気満々の嶺開花を宥め、事情を聴いてみることにした。

 

~~~

 

 校舎前にある謎のモニュメントに座らせた嶺開花に、校舎内の自販機から買って来た緑茶入りのペットボトル飲料を渡す。

 料金を支払おうとする彼女だったが、こういう場合のお金は受け取らないのがセオリーだと前にコミュ力お化けのコナミが言っていたので受け取らなかった。

 

 

 嶺開花。原作ゲームのタッグフォース4からの登場キャラクターで、アイドルを目指しながらデュエルアカデミアに通っていた。

 続編のタッグフォース5では苦手だった歌を克服して念願の人気アイドルになれたようで、駆け出しの現役アイドルをしながらデュエルアカデミアに通っていた女の子である。

 

「ボマーと同じ地方の出身」と言う設定だったはずなのだが、彼との絡みは特になく、名前的に麻雀関連で何かあるのかと言えばそちらも特にない。

 タッグフォース5から愉快な固有グラフィックと奇天烈なデスティニードローモーションを貰って優遇されている【魔力カウンター】デッキの使い手だ。

 

 原作ゲームでの彼女とのシナリオは、自身のアイドルとしての知名度を上げて冠番組をゲットするために、彼女のファンである主人公コナミと一緒にタッグデュエル大会に参加していくことになる。

 歌って踊りながらデュエルするミュージカルデュエルと言う謎に包まれたデュエルを行っていたとか言う設定もあったな。詳しくは知らんがアイドルがやるアクションデュエルみたいなものだろう。

 

 とまぁ、彼女の原作でのプロフィールはこんな感じだったが、目の前にいる彼女はツァンたちと同じように本来このGXの時代に存在しないはずの人物の一人である。

 彼女はレインのようなトンデモ設定のある人物ではないはずだが、念のため事情を聴いておくのも情報収集としては悪くないだろう。

 

 

 お茶を半分ほど飲み終えて落ち着いたのか、嶺開花はポツポツと己の現状を話し始めた。

 

「アイドルになってもう3年になるのになかなか目が出ない、と」

「そうなの!同期の娘はもう何人も冠番組を持っているっているのによ!」

 

 どうやらこの世界での彼女は既にアイドルとして活躍?しているようだが、あまり上手くは行っていないそうだ。

 現在はソロで活躍しているらしいが、いずれ誰か他の人と一緒にコンビやチームを組んでみたいと思っていたらしく、偶々見つけたレインに声を掛けたという。

 

 いやいや、だからってレインは無理でしょ。容姿は問題ないだろうけど愛想が無さすぎだ。

 

「雪乃やツァンの方が良くね?」

「藤原さんにはもう断わられたよ。彼女って既に女優の卵だしね」

 

 言われてみれば、そりゃそうだなって話か。

 

「ツァン・ディレさんは…話しかけようとすると睨まれちゃってね。嫌われてるのかなぁ」

「いや、それは無いと思うけど…」

 

 あの娘のコミュ障ってまだ直ってなかったんだ。

 

「明日香とかは?」

「天上院さん?いや~無理でしょ?彼女ってアイドルに興味無さそうだもん」

 

 どうかな?アニメGXだと、2年目でアイドルデビューに近いことをやらされそうになった時に渡されたドレスを大事そうに持ってたから、案外興味無くはないんじゃないかな?

 

「ふぅ~ん。苦労してるんだな」

「苦労してるんだよ」

 

 割とまっとうな理由だったんだな。

 でも今日はこれから賄賂のクッキーを作らないといけないから、デュエルは無理だな!

 その場の雰囲気に任せて、とっとと寮に帰ろっと。

 

「俺に出来ることがあればある程度のことは協力するから、その時はまた声でもかけてくれ。じゃーなー」

「あっ、うん。またねー」

 

 

 

 

「あー!デュエルしてもらうの忘れてたー!」

 

 遠くで開花の声が聞こえたが、俺は聞こえないふりをしてラーイエローの寮に戻った。

 

~~~

 

 翌日の昼過ぎ、月一テストの実技試験の時間となった試験リングの中央にて、俺は嶺開花と再会していた。

 

「酷いよ白河君!昨日わざとさっさと帰ったでしょ!」

「なんのことやら」

 

 流石にバレるか。

 

「ふふーん、いいもんね!今日のデュエルは断ることはできないもんね!」

「そうだな」

 

 彼女は得意げに話しながらデュエルディスクを構えてこちらを見ている。

 こちらも同じようにデュエルディスクを構えながら、とあることを思い出した。

 

「そう言えば、GXメダルは賭けるか?」

「あぁ、それもアリかも。う~ん、どうせ勝ちを狙いに行くわけだし、10枚レートならいいよ」

「乗った」

 

 おっ、メダルを賭けてくれるのか。

 これは彼女には悪いが負けられないな。メダル無くても負ける気は無かったけどさ。

 

『開花ちゃーん!頑張ってー!』

『この前発売されたシングルCD買ったよー!』

『そこのカレー野郎に負けないでねー!』

 

「みんなー!応援ありがとー!」

 

 試験コート外から彼女のファンの野郎どもから声援が送られており、彼女もそれに応えている。

 ここはコンサート会場とかじゃないんだけどねぇ。

 

 で、カレー野郎って誰のことかな?埋めるぞクソモブ君?

 

 彼女が現役アイドルであることは学校内に知れ渡っているので、気軽に話しかけられるアイドルと言うことで校内での彼女の人気はかなりのものがある。

 ミスコンでも最終ノミネートに残っていたしな。

 

 倫理委員会の人達が十全に警備していることから、彼女に対してファンの領域を超えたアクションを取ろうとする輩は今のところ出ていない。

 倫理委員会のメンバーの中にはその立場を利用して彼女にアプローチを掛けようとしたアホも何人か居たが、一学期中に島から消されている。

 セブンスターズの件でピリピリしている時にそんなことやらかしたら…そらそうよって話である。

 

「頑張って白河君に勝って、レインちゃんと一緒にユニット組んで見せるね!」

 

『えっ?今なんて?』

『レインって、レイン恵?あの娘、アイドルになるの?』

『あの銀髪ツインテ美少女がヒラヒラな衣装着て歌ったり踊ったりしちゃうの?』

 

 おいおい、ここでその約束を言っちゃうの?

 無自覚でこんなこと言っちゃうとか、サークルクラッシャーの才能有りますねぇ!

 

『白河ー!負けろー!』

『男子学生の敵ー!』

『空気読んで負けろー!』

『リア充、弾け飛べー!』

『誰でもいいから女の子を紹介してくれー!』

 

 ほーらやっぱりこうなった。あーあ、ギャラリーの大半が敵に回ったじゃーん。

 野郎どもの声援とか受けても嬉しくないから別に構わないんだけどさぁ。

 

 彼女いない歴=年齢の俺がリア充とか、その目はビー玉か何かか?

 女の子とか、俺が紹介して欲しいわ!ふざけんな!

 

「…」

 

 ほ~ら見ろ!お前らの所為で観客席の一番奥から鋭い視線が飛んで来てるじゃん!

 銀髪ツインテさんの眼からは『お前ぇ、もし万が一負けたらどうなるか分かっとるやろなぁ?』的な何かを感じるじゃん!

 

 勝っても負けても文句言われそうだ。面倒くさ。

 いいか?俺は面倒が嫌いなんだ。

 

「よーし、行くぞー!エイ、エイ、オー!」

 

 げんなりした気分を切り替えよう。当然、負けるつもりなど無い。

 

「対戦、よろしくお願いします」」

 

 挨拶は大事だ。古事記にもそう書いてあるはず。

 

 

「「デュエル!」」

 

 

◆白河クロト LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆嶺開花 LP:4000、手札:5枚。

 

 

 嶺開花のデッキは、先ほど挙げた【魔力カウンター】だ。

 【マジックテンペスター】による先攻1ターンキルや【図書館エクゾ】には気を付けたいところだが、こればかりは初期手札次第だな。

 

 

「先攻はアタシが貰うよ!アタシのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

開花 手札:5→6枚。

 

「アタシは手札から【マジカル・アブダクター】をペンデュラムスケールにセッティング!」

開花 手札:6→5枚。

 

 ペンデュラム搭載型か?結構強めなデッキの可能性が出てきたな。

 

【マジカル・アブダクター】

ペンデュラム・効果モンスター

星4/地属性/魔法使い族/攻1700/守1400

【Pスケール:青3/赤3】

(1):このカードがPゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。

(2):1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。デッキからPモンスター1体を手札に加える。

【モンスター効果】

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。

(2):このカードの攻撃力は、このカードの魔力カウンターの数×100アップする。

(3):1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。デッキから魔法使い族・レベル1モンスター1体を手札に加える。

 

「どんどん行くよ!アタシは手札から魔法カード【テラ・フォーミング】を発動!デッキから【魔法都市エンディミオン】を手札に加える!」

開花 手札:5→4→5枚。

マジカル・アブダクター 魔力カウンター:0→1

 

【テラ・フォーミング】

通常魔法

(1):デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。

 

「さぁ!ステージを整えに行くよ!手札からフィールド魔法【魔法都市エンディミオン】を発動!」

開花 手札:5→4枚。フィールド魔法:0→1枚。

マジカル・アブダクター 魔力カウンター:1→2

 

【魔法都市エンディミオン】

フィールド魔法

(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。

(2):魔力カウンターが置かれているカードが破壊された場合にそのカードに置かれていた魔力カウンターの数だけ、このカードに魔力カウンターを置く。

(3):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドの魔力カウンターを取り除く場合、代わりにこのカードから取り除く事ができる。

(4):このカードが破壊される場合、代わりにこのカードの魔力カウンターを1つ取り除く事ができる。

 

「次にアタシは手札から魔法カード【魔力掌握】を発動!【魔法都市エンディミオン】に魔力カウンターを1つ乗せ、デッキから【魔力掌握】を手札に加えるよ!」

開花 手札:4→3→4枚。

マジカル・アブダクター 魔力カウンター:2→3

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:0→1→2

 

【魔力掌握】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード1枚を対象として発動できる。そのカードに魔力カウンターを1つ置く。

その後、デッキから「魔力掌握」1枚を手札に加える事ができる。

 

「アタシは【マジカル・アブダクター】のカードの魔力カウンターを3つ取り除いてペンデュラム効果を発動!デッキから【竜剣士ラスターP】を手札に加える!」

開花 手札:4→5枚。

 

「そしてそのままアタシは手札から【竜剣士ラスターP】をペンデュラムスケールにセッティング!」

開花 手札:5→4枚。Pスケール:3-5

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:2→3

 

【竜剣士ラスターP】

ペンデュラム・チューナー・効果モンスター(制限カード)

星4/光属性/ドラゴン族/攻1850/守 0

【Pスケール:青5/赤5】

(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在する場合に発動できる。そのカードを破壊し、そのカードの同名カード1枚をデッキから手札に加える。

【モンスター効果】

このカードを素材として、「竜剣士」モンスター以外の融合・S・Xモンスターを特殊召喚する事はできない。

 

 ペンデュラムゾーンにペンデュラムモンスターを発動しても魔法カードを発動したことになるので、魔力カウンターが溜まるってのは、初めて知った時に困惑した記憶があるな。

 基本的に、魔力カウンターを扱うデッキはやれることが多すぎて複雑で自身で使うのも相手に回すのも苦手だ。OCG次元に居た頃も何となく使用を避けてた記憶がある。

 

「アタシは【竜剣士ラスターP】のペンデュラム効果を発動!ペンデュラムゾーンの【マジカル・アブダクター】を破壊してデッキから【マジカル・アブダクター】を手札に加える!」

開花 手札:4→5枚。

 

「もう一度アタシは手札から【マジカル・アブダクター】をペンデュラムスケールにセッティング!」

開花 手札:5→4枚。Pスケール:3-5

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:3→4

 

「ここでアタシはペンデュラム召喚を行うよ!エクストラデッキから【マジカル・アブダクター】、手札から【王立魔法図書館】をペンデュラム召喚!」

開花 手札:4→3枚。

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK1700

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

 

【王立魔法図書館】

効果モンスター

星4/光属性/魔法使い族/攻 0/守2000

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。

(2):このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

 

「アタシは手札から魔法カード【成金ゴブリン】を発動!デッキから1ドロー!その代わり、君のライフは1000LP回復するよ!」

開花 手札:3→4枚。

マジカル・アブダクター(P) 魔力カウンター:0→1

マジカル・アブダクター(フ) 魔力カウンター:0→1

王立魔法図書館 魔力カウンター:0→1

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:4→5

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK1700→1800

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

 

【成金ゴブリン】

通常魔法

(1):自分はデッキから1枚ドローする。

その後、相手は1000LP回復する。

 

「アタシは手札から【見習い魔術師】を召喚して効果発動!【王立魔法図書館】に魔力カウンターを1つ置くよ!」

開花 手札:4→3枚。

王立魔法図書館 魔力カウンター:1→2

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK1800

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

見習い魔術師 ★2 ATK400

 

【見習い魔術師】

果モンスター

星2/闇属性/魔法使い族/攻 400/守 800

(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード1枚を対象として発動する。そのカードに魔力カウンターを1つ置く。

(2):このカードが戦闘で破壊された時に発動できる。デッキからレベル2以下の魔法使い族モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。

 

「アタシは手札から装備魔法【ワンダー・ワンド】を発動して【見習い魔術師】に装備するよ!」

開花 手札:3→2枚。装備魔法:0→1枚

マジカル・アブダクター(P) 魔力カウンター:1→2

マジカル・アブダクター(フ) 魔力カウンター:1→2

王立魔法図書館 魔力カウンター:2→3

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:5→6

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK1800→1900

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

見習い魔術師 ★2 ATK400→900

 

【ワンダー・ワンド】

装備魔法

魔法使い族モンスターにのみ装備可能。

(1):装備モンスターの攻撃力は500アップする。

(2):装備モンスターとこのカードを自分フィールドから墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

 

「アタシは【王立魔法図書館】の魔力カウンターを3つ取り除いて効果発動!デッキから1ドロー!」

開花 手札:2→3枚。

王立魔法図書館 魔力カウンター:3→0

 

「更にアタシは【ワンダー・ワンド】の装備モンスターとこのカードを墓地へ送って効果発動!デッキから2ドロー!…良し」

開花 手札:3→5枚。装備魔法:1→0枚

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK1900

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

 

「準備万端!【魔法都市エンディミオン】の魔力カウンターを6つ取り除いて効果発動!手札から【神聖魔導王 エンディミオン】を特殊召喚するよ!」

開花 手札:5→4枚。

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK1900

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

神聖魔導王 エンディミオン ★7 ATK2700

 

【神聖魔導王 エンディミオン】

効果モンスター

星7/闇属性/魔法使い族/攻2700/守1700

(1):このカードは自分フィールドの「魔法都市エンディミオン」に置かれている魔力カウンターを6つ取り除き、手札・墓地から特殊召喚できる。

(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動する。そのカードを手札に加える。

(3):1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

「【神聖魔導王 エンディミオン】の特殊召喚成功時、墓地の【ワンダー・ワンド】を回収するよ!」

開花 手札:4→5枚。

 

「アタシは手札から装備魔法【ワンダー・ワンド】を発動して【マジカル・アブダクター】に装備するよ!」

開花 手札:5→4枚。装備魔法:0→1枚

マジカル・アブダクター(P) 魔力カウンター:2→3

マジカル・アブダクター(フ) 魔力カウンター:2→3

王立魔法図書館 魔力カウンター:0→1

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:0→1

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK1900→2000→2500

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

神聖魔導王 エンディミオン ★7 ATK2700

 

「アタシはフィールドの【マジカル・アブダクター】の魔力カウンターを3つ取り除いて効果発動!デッキから【エフェクト・ヴェーラー】を手札に加える!」

開花 手札:4→5枚。

マジカル・アブダクター(フ) 魔力カウンター:3→0

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK2500→2200

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

神聖魔導王 エンディミオン ★7 ATK2700

 

「アタシはカードを2枚セットしてターンエンド!」

開花 手札:5→3枚。伏せカード:0→2枚

 

 

◆白河クロト LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆嶺開花 LP:4000、手札:3枚。伏せカード:2枚。フィールド魔法:1枚、装備魔法:1枚。Pスケール:3-5

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK2200

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

神聖魔導王 エンディミオン ★7 ATK2700

 

マジカル・アブダクター(P) 魔力カウンター:3

マジカル・アブダクター(フ) 魔力カウンター:0

王立魔法図書館 魔力カウンター:1

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:1

 

 

 アイツ、一人でやってんよ~。いやいや、デッキ回りすぎじゃね?ガン伏せとかマジかよ。

 ストラクで強化された【エンディミオン】カードをほぼ使わずにここまでの動きをするとか…【魔力カウンター】ってこんなデッキ回るもんなの?

 

 豊富なドローソースで手札を確保しつつ、【神聖魔導王 エンディミオン】の効果コストを確保したり【魔法都市エンディミオン】の魔力カウンターを貯めたりするんだろうな。

 ドローソースは魔法カードを重視してそうだから魔導書辺りもデッキに入ってるんだろうな。

 

 手札3枚のうち2枚は【魔力掌握】と【エフェクト・ヴェーラー】で確定だったはず。…合ってるよな?

 それならやりようはある、かな。

 

 いやはや、こっちもそれなりのデッキを持ってきておいて正解だったな。

 

 

「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

クロト 手札:5→6枚。

 

「俺はエクストラデッキから6枚裏側表示で除外して手札から魔法カード【強欲で金満な壺】を発動!デッキから2ドロー!」

クロト 手札:6→5→7枚。

 

【強欲で金満な壺】

通常魔法

(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。

除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。

 

マジカル・アブダクター(P) 魔力カウンター:3→4

マジカル・アブダクター(フ) 魔力カウンター:0→1

王立魔法図書館 魔力カウンター:1→2

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:1→2

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK2200→2300

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

神聖魔導王 エンディミオン ★7 ATK2700

 

「…」

 

 今、伏せカードを確認したな。つまり、魔法カードを防ぐカードを持っているわけか。

 こちらのドローカードを止めてこない理由は分からんが、とりあえずは…。

 

「俺は手札から速攻魔法【魔法効果の矢】を発動!そちらの表側魔法カードを根こそぎ割らせてもらうぞ!」

クロト 手札:7→6枚。

 

【魔法効果の矢】

速攻魔法

(1):相手フィールドの表側表示の魔法カードを全て破壊し、破壊した数×500ダメージを相手に与える。

 

「うぇぇ!?…なーんてね!リバースカードオープン!カウンター罠【対抗魔術】発動!【魔法効果の矢】の効果を無効にして破壊するよ!」

開花 伏せカード:2→1枚

マジカル・アブダクター(P) 魔力カウンター:4→2

 

【対抗魔術】

カウンター罠

自分フィールド上に存在する魔力カウンターを2つ取り除いて発動する。魔法カードの発動を無効にし破壊する。

 

 なかなか渋いカウンター罠を使って来るなぁ。あのカードを見ると前世での別のカードゲームを思い出すよな。

 

チェーン②対抗魔術

チェーン①魔法効果の矢 ※効果無効化

 

 さっきの壺の発動を防がなかった理由は、自身のバックカード破壊を防ぐのを優先した為なのかな。

 だが、そっちは囮なんだよなぁ!

 

「まだだ!俺は手札から速攻魔法【揺れる眼差し】を発動!2枚のペンデュラムカードを撃ち抜かせてもらう!」

クロト 手札:6→5枚。

 

【揺れる眼差し】

速攻魔法

(1):お互いのPゾーンのカードを全て破壊する。その後、この効果で破壊したカードの数によって以下の効果を適用する。

●1枚以上:相手に500ダメージを与える。

●2枚以上:デッキからPモンスター1体を手札に加える事ができる。

●3枚以上:フィールドのカード1枚を選んで除外できる。

●4枚:デッキから「揺れる眼差し」1枚を手札に加える事ができる。

 

「嘘!?…仕方ない!リバースカードオープン!永続罠【臨時収入】発動!」

開花 伏せカード:1→0枚、永続罠:0→1枚。

 

【臨時収入】

永続罠

(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分のEXデッキにカードが加わる度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。

(2):魔力カウンターが3つ置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

 

チェーン②臨時収入

チェーン①揺れる眼差し

 

「【揺れる眼差し】で2枚のカードを破壊したことで相手に500LPダメージを与え、デッキから【魔妖仙獣 大刃禍是】を手札に加える!」

クロト 手札:5→6枚。

 

「キャッ!」

開花 LP:4000→3500、Pカード:2→0枚

 

王立魔法図書館 魔力カウンター:2→3

マジカル・アブダクター(フ) 魔力カウンター:1→2

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:2→3→2→4

臨時収入 魔力カウンター:0→2

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK2300→2400

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

神聖魔導王 エンディミオン ★7 ATK2700

 

 【魔法都市エンディミオン】に乗っている魔力カウンターが、破壊した【マジカル・アブダクター】に乗っていた魔力カウンター分を増えてるいるな。

 

「俺は手札から魔法カード【妖仙獣の神颪】を発動!デッキから【妖仙獣 左鎌神柱】【妖仙獣 右鎌神柱】を1枚ずつ選び、自分のPゾーンに置く!」

クロト 手札:6→5枚。Pスケール:3-5

 

【妖仙獣の神颪】

通常魔法

(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「妖仙獣」モンスターしか特殊召喚できない。

●デッキからレベル5以上の「妖仙獣」モンスター1体を手札に加える。

●デッキから「妖仙獣 左鎌神柱」「妖仙獣 右鎌神柱」を1枚ずつ選び、自分のPゾーンに置く。この効果でPゾーンに置かれたカードは次の相手エンドフェイズに破壊される。

 

【妖仙獣 左鎌神柱】

ペンデュラム・効果モンスター

星4/風属性/岩石族/攻 0/守2100

【Pスケール:青3/赤3】

(1):自分フィールドの「妖仙獣」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊できる。

【モンスター効果】

(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。このカードを守備表示にする。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はこのカード以外の自分フィールドの「妖仙獣」モンスターを効果の対象にできない。

 

【妖仙獣 右鎌神柱】

ペンデュラム・効果モンスター

星4/風属性/岩石族/攻 0/守2100

【Pスケール:青5/赤5】

(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「妖仙獣」カードが存在する場合に発動できる。このカードのPスケールはターン終了時まで11になる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「妖仙獣」モンスターしか特殊召喚できない。

【モンスター効果】

(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。このカードを守備表示にする。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他の「妖仙獣」モンスターを攻撃対象にできない。

 

マジカル・アブダクター(フ) 魔力カウンター:2→3

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:4→5

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK2300→2400

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

神聖魔導王 エンディミオン ★7 ATK2700

 

「魔法カード1枚でデッキからペンデュラムスケールを揃えたって言うの!?」

 

「俺は手札から【妖仙獣 鎌壱太刀】を召喚!」

クロト 手札:5→4枚。

 

<白河クロトのフィールド>

妖仙獣 鎌壱太刀 ★4 ATK1600

 

【妖仙獣 鎌壱太刀】

効果モンスター

星4/風属性/獣戦士族/攻1600/守 500

(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。手札から「妖仙獣 鎌壱太刀」以外の「妖仙獣」モンスター1体を召喚する。

(2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、自分フィールドにこのカード以外の「妖仙獣」モンスターが存在する場合に相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。

(3):このカードを召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。

 

「【妖仙獣 鎌壱太刀】の召喚成功時に効果発動!手札から【妖仙獣 侍郎風】を召喚する!」

 

「そう好きにはさせないよ!手札から【エフェクト・ヴェーラー】を墓地に落として効果発動!【妖仙獣 鎌壱太刀】の効果を無効化する!」

開花 手札:3→2枚

 

【エフェクト・ヴェーラー】

チューナー・効果モンスター

星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0

(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。

その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

 

「手札誘発は決して万能じゃないんだぜ!手札から速攻魔法【墓穴の指名者】発動!墓地の【エフェクト・ヴェーラー】を除外して効果を無効にする!」

クロト 手札:4→3枚。

 

「そんな!?」

 

【墓穴の指名者】

速攻魔法

(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。

次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

 

チェーン③墓穴の指名者

チェーン②エフェクト・ヴェーラー ※効果無効化

チェーン①妖仙獣 鎌壱太刀

 

クロト 手札:3→2枚。

 

<白河クロトのフィールド>

妖仙獣 鎌壱太刀 ★4 ATK1600

妖仙獣 侍郎風 ★4 ATK1700

 

【妖仙獣 侍郎風】

効果モンスター

星4/風属性/獣戦士族/攻1700/守 400

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドに他の「妖仙獣」カードが存在し、このカードが召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「妖仙獣」Pモンスター1体を手札に加える。

(2):自分フィールドの「妖仙獣」カード1枚を対象として発動できる。デッキから「妖仙郷の眩暈風」または「妖仙大旋風」1枚を自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置き、対象のカードを持ち主のデッキに戻す。

(3):このカードを召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。

 

マジカル・アブダクター(フ) 魔力カウンター:3→4

魔法都市エンディミオン 魔力カウンター:5→6

 

<嶺開花のフィールド>

マジカル・アブダクター ★4 ATK2400→2500

王立魔法図書館 ★4 DEF2000

神聖魔導王 エンディミオン ★7 ATK2700

 

「【妖仙獣 侍郎風】の召喚成功時に効果発動!デッキから【魔妖仙獣 独眼群主】を手札に加える!」

クロト 手札:2→3枚。

 

「【妖仙獣 鎌壱太刀】の更なる効果発動!対象はフィールド魔法【魔法都市エンディミオン】!さぁ、手札に戻してもらおう!」

 

「むぅ」

開花 手札:2→3枚。フィールド魔法:1→0枚

 

 【妖仙獣 侍郎風】の効果は…手札の【妖仙獣の風祀り】のこともあるし、メインフェイズ2で良いか?

 メインフェイズ2が来ればの話だけどね?

 

「【妖仙獣 右鎌神柱】のペンデュラム効果発動!Pスケールを11にする!」

クロト Pスケール:3-11

 

「そしてペンデュラム召喚!手札より現れよ!【魔妖仙獣 大刃禍是】、【魔妖仙獣 独眼群主】!」

クロト 手札:3→1枚。

 

<白河クロトのフィールド>

妖仙獣 鎌壱太刀 ★4 ATK1600

妖仙獣 侍郎風 ★4 ATK1700

魔妖仙獣 大刃禍是 ★10 ATK3000

魔妖仙獣 独眼群主 ★10 ATK2000

 

【魔妖仙獣 大刃禍是】

ペンデュラム・効果モンスター

星10/風属性/獣族/攻3000/守 300

【Pスケール:青7/赤7】

(1):自分フィールドの「妖仙獣」モンスターの攻撃宣言時に発動できる。その攻撃モンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで300アップする。

【モンスター効果】

このカードはP召喚でしか特殊召喚できない。

(1):このカードのP召喚は無効化されない。

(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。

(3):このカードを特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。

 

【魔妖仙獣 独眼群主】

ペンデュラム・効果モンスター

星10/風属性/獣族/攻2000/守3000

【Pスケール:青3/赤3】

このカード名の(1)(2)のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分のPゾーンの「妖仙獣」カード1枚を対象として発動できる。そのPスケールはターン終了時まで11になる。このターン、自分は「妖仙獣」モンスターしか特殊召喚できない。

(2):自分エンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。

【モンスター効果】

このカードはP召喚でしか特殊召喚できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分のカードの効果によって、このカード以外のフィールドのカードが手札・デッキに戻る度に発動する。自分フィールドの全ての「妖仙獣」モンスターの攻撃力は500アップする。

(3):このカードを特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。

 

「【魔妖仙獣 大刃禍是】の効果発動!対象は【神聖魔導王 エンディミオン】と【マジカル・アブダクター】!それらを手札バウンスだ!」

 

「更に【魔妖仙獣 独眼群主】の効果発動!対象は【王立魔法図書館】!こちらも手札バウンスだ!」

 

チェーン②魔妖仙獣 独眼群主

チェーン①魔妖仙獣 大刃禍是

 

<嶺開花のフィールド>

モンスター無し

 

開花 手札:3→4→6枚。装備魔法:1→0枚。

 

<嶺開花のフィールド>

モンスター無し

 

「フィールドのカードがバウンスされたことで【魔妖仙獣 独眼群主】の効果発動!自分フィールドの全ての「妖仙獣」モンスターの攻撃力は500アップする!」

 

<白河クロトのフィールド>

妖仙獣 鎌壱太刀 ★4 ATK1600→2100→2600

妖仙獣 侍郎風 ★4 ATK1700→2200→2700

魔妖仙獣 大刃禍是 ★10 ATK3000→3500→4000

魔妖仙獣 独眼群主 ★10 ATK2000→2500→3000

 

「バトルフェイズに移行する!【魔妖仙獣 大刃禍是】でダイレクトアタック!」

 

魔妖仙獣 大刃禍是 ATK4000

 

「キャァァァァァッ!」

開花 LP:3500→0

 

 

「対戦、ありがとうございました」

「ま、負けたぁ。…対戦、ありがとうございました」

 

~~~

 

「やっぱり強いね白河君。でも、アタシは諦めないからね!」

 

 嶺開花は悔しそうにしながらも爽やかにそう言い残して、GXメダルを俺に手渡した後、試験コートを立ち去って行った。

 負けても恨み言を言わないコミュ力の高さ、羨ましいね。それは別にいいんだけどさぁ…。

 

『なにやってんだよ、白河ぁぁぁ!』

『消えろイレギュラー!』

『感情を処理できん人類は、ゴミだと教えたはずだがな…!』

『お前には失望した。もう期待はしない』

『お前を殺す』

『フン!役立たずめ』

『おい、デュエルしろよ』

『よぅ、お前は満足か、こんな世界で。俺は嫌だね』

『オレとデュエルしろぉぉぉ!』

 

 ついでにそのコミュ力でこの空気を何とかしていって欲しかったなぁ!

 ヒートアップしすぎてなんか変なの混じってるしさぁ。どうしよこの空気。

 

「…」

 

 銀髪ツインテさんの眼からは『やるやん、お前ぇ!』的な何かを感じるのが多少の救いだな。

 そんなにアイドルが嫌だったのか…。元が良いからアイドル衣装も似合うと思うけどなぁ。

 

 ともかく、言われっぱなしはなんかムカつくし、観客席でブーイングしてきている連中に何か言い返そう。

 何かいい語録は無いものか…。良し、これで行こう。

 

「やめてよね。本気でデュエルしたら、お前らが束になっても俺に敵うはずないだろ?」

 

 インチキパワーカードばかりを使う俺に正面から挑んで来た彼女や他のデュエリスト達と違って、外野でキャンキャン吠えてるだけの負け犬どもにはこれくらいのセリフでちょうど良いだろう。

 

 数秒後、観客席はより盛り上がったようだったが、俺は気にせずその場を後にした。




嶺開花のデッキは【魔力カウンター】で、その中でも【神聖魔導王 エンディミオン】と【魔法都市エンディミオン】を軸にした型です。チューナーとシンクロモンスターも入っていましたが、今回は登場しませんでした。近年では【魔導獣】や【エンデュミオン】のようにより強力なカードが増えていますので、次の機会があればもう少し強くなるかと思います。

クロトのデッキは【妖仙獣】です。アークファイブのメインキャラ?の沢渡シンゴが舞網チャンピオンシップにて使用したカード群で、風属性で統一されています。多くのモンスターが召喚(特殊召喚)に成功時の効果を持ち、また召喚(特殊召喚)したターンのエンドフェイズに手札に戻るというスピリットに似た特性を持っています。最近はデュエルリンクスにも実装され始めましたね。

次回の更新は10月中の見込みです。

信州そば様、戦車様、城井智冴様、エスカリボルグ様、Skazka Priskazka様、gsころりん様、戦車様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

未完の本作の今後の扱いについて

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