【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前回のあらすじ:アイドルは人気。

今回のデュエルは三沢と属性デッキ六人衆と因縁?のデュエルとなります。


第百三十九話 属性デッキ六人衆2

 実技試験終了後、観客を煽りまくったせいでそのまま観客席に戻りづらくなった俺は、会場を出たふりをしながら精霊の力で姿を隠し、こっそり観客席に戻って月一テストの様子を眺めていた。

 コナミやレインは一度だけちらりとこちらに視線を送って来たため、彼らには俺の位置がバレていそうだが特に問題は無いだろう。

 

「やれ、【光神機-轟龍】!オシリスレッドの雑魚モンスター、【ダーク・キメラ】に攻撃しろ!」

 

「うわぁぁぁっ!」

オシリスレッド LP:1100→0

 

 あっ、何処かで見たことある顔だと思ったら、今負けたオシリスレッドの生徒って少し前に俺に挑んで来たコピーカード使いの奴じゃん。

 流石にコピーカードの【インヴェルズ】は没収されたみたいだな。恐らく学校側から他にも何らかのペナルティは受けただろうけど、退学や停学は免れたみたいだな。

 

「くそっ!レアカードがあれば…!」

 

 敗北者たるオシリスレッドの生徒は握りしめた拳を地面に叩きつけ、勝者たるオベリスクブルーの生徒を睨みつけている。

 

「ふん、見苦しい言い訳をしやがって。口ほどにも無い。以前、オベリスクブルーの生徒に勝ったのはマグレだったようだな。ハハハハハッ!」

 

 オシリスレッドの生徒の視線を受けたオベリスクブルーの生徒は、高笑いして肩を怒らせながら歩き去っていった。

 

 俺が言えた義理じゃないが、デュエルアカデミアの生徒って民度低い奴多いよな。

 いや、遊戯王アニメのモブはそこそこの確率で性格悪いか。マシなのはZEXAL第一期くらいだった気がする。

 

「レアカードさえあればあんな奴に負けなかったのに…!」

 

 残されたオシリスレッドの生徒も、ブツブツと恨み言を呟きながらも観客席へと戻っていった。

 

 確か、弱者が強者に対して「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つことをルサンチマンと呼ぶんだったか。

 ああいう感情がこの世界ではいわゆる人の心の闇と言うもので、ダークネス事件が発生する原因になっていくんだろうな。

 

 それにしても、先日は知ったことかと突き放したけれど、メインデッキに【ダーク・キメラ】辺りが入っているレベルとなると少々同情してしまいそうになるな。

 『この世に使えないカードなんて無い!』なんてセリフがあるけれど、一部にはどうしようもないカードもあると思うんだよね。

 レベル5通常モンスターサポートみたいなピンポイントなカードが出たらそこそこ救われるカードがありそうかな。

 

~~~

 

『オベリスクブルー所属の三沢大地君、オベリスクブルー所属の温田熱巳君。試験コートへお入り下さい』

 

 そろそろ残りの実技試験の終わりそうになった頃、三沢の名前が呼ばれたようだ。

 少し待つと試験コートに三沢とオベリスクブルーの生徒が現れて挨拶を交わしている。

 おや、相手のあの暑苦しそうな男は確か…。

 

「三沢大地だ。よろしく頼む」

「オレ様は属性デッキ六人衆一人!名は温田熱巳!オレ様のデッキはもちろん、燃え盛る炎を秘める炎属性だ!」

 

 そうそう。属性デッキ六人衆の一人だったな。

 他の属性デッキ使いと同じく、炎属性を強化する【バーニングブラッド】を使って殴って来るだけだがシンプルにそこそこ強かった奴だ。

 

「ふっ、ならばオレも、侵略することすること火の如く!炎属性のデッキで挑ませて貰おうか!」

「命知らずのアツい奴だな!受けて立つぜ!」

 

 三沢の炎デッキとなると、アレか。

 アニメのドラゴンは結局使ってくれなかったなぁ。ウォータードラゴンの属性違いとかでもいいから見たかったぜ。

 

 

「「デュエル!」」

 

 

◆三沢大地 LP:4000 手札:5枚。

 

vs

 

◆温田熱巳 LP:4000 手札:5枚。

 

 

「先攻はオレ様が貰うぞ!オレ様のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

温田熱巳 手札:5→6枚。

 

「オレ様は1000LPを払って手札から魔法カード【簡易融合】を発動するぜ!このカードでエクストラデッキから【炎の騎士 キラー】を呼び出す!」

温田熱巳 LP:4000→3000、手札:6→5枚。

 

【簡易融合】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):1000LPを払って発動できる。

レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。

 

<温田熱巳のフィールド>

炎の騎士 キラー ★3 DEF800

 

【炎の騎士 キラー】

融合モンスター

星3/炎属性/炎族/攻1100/守 800

「モンスター・エッグ」+「スティング」

 

「続いてオレ様は手札からチューナーモンスター【フレムベル・アーチャー】を召喚!」

温田熱巳 手札:5→4枚。

 

<温田熱巳のフィールド>

炎の騎士 キラー ★3 DEF800

フレムベル・アーチャー ★3 ATK1000

 

【フレムベル・アーチャー】

チューナー(効果モンスター)

星3/炎属性/炎族/攻1000/守 200

1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する炎族モンスター1体をリリースして発動できる。

フィールド上の全ての「フレムベル」と名のついたモンスターの攻撃力は、エンドフェイズ時まで800ポイントアップする。

 

 合計レベルは6。【フレムベル】デッキの様だし、出てくるのはきっと…。

 

「オレ様はレベル3【炎の騎士 キラー】にレベル3【フレムベル・アーチャー】をチューニング!シンクロ召喚!来い、レベル6!【フレムベル・ウルキサス】!」

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ウルキサス ★6 ATK2100

 

【フレムベル・ウルキサス】

シンクロ・効果モンスター

星6/炎属性/炎族/攻2100/守 400

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。

 

 懐かしいな。ゴヨウとブリューナグが御用された後のレベル6シンクロの候補の1体として時々使われていたモンスターだな。せめて守備力が200ならまだ活躍できる機会があったと思うんだけどね…。

 

「そしてオレ様は手札からフィールド魔法【バーニングブラッド】を発動するぜ!」

温田熱巳 手札:6→5枚。

 

【バーニングブラッド】

フィールド魔法

フィールド上に表側表示で存在する炎属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、守備力は400ポイントダウンする。

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ウルキサス ★6 ATK2100→2600

 

「オレ様はカードを2枚セットしてターンエンド!」

温田熱巳 手札:3→1枚。伏せカード:0→2枚。

 

 

◆三沢大地 LP:4000 手札:5枚。

 

vs

 

◆温田熱巳 LP:3000 手札:2枚。伏せカード:2枚。フィールド魔法:1枚。

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ウルキサス ★6 ATK2600

 

 

 【フレムベル・ウルキサス】には守備表示モンスターに対しての貫通効果と戦闘破壊した後に攻撃力が上がる効果を持っている。

 更に【バーニングブラッド】の効果で炎属性モンスターの攻撃力は上がって守備力は下がるわけだ。

 

 炎属性デッキ同士のミラーマッチでも悪くはない感じの戦略ではあるのかも。

 

 

「オレのターンだ!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

三沢 手札:5→6枚。

 

「オレは手札からフィールド魔法【炎王の孤島】を発動!」

三沢 手札:6→5枚。フィールド魔法:0→1枚。

 

【炎王の孤島】

フィールド魔法

「炎王の孤島」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):自分メインフェイズにこの効果を発動できる。自分の手札・フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、デッキから「炎王」モンスター1体を手札に加える。

(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこの効果を発動できる。手札の鳥獣族・炎属性モンスター1体を特殊召喚する。

(3):フィールドゾーンの表側表示のこのカードが、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動する。自分フィールドのモンスターを全て破壊する。

 

「そして【炎王の孤島】の効果発動!手札の【炎王獣 バロン】を破壊し、デッキから【炎王獣 ヤクシャ】を手札に加える!」

三沢 手札:5→4→5枚。

 

「オレは手札から【熱血獣士ウルフバーク】を召喚!」

三沢 手札:5→4枚。

 

<三沢大地のフィールド>

熱血獣士ウルフバーク ★4 ATK1600→2100

 

【熱血獣士ウルフバーク】

効果モンスター

星4/炎属性/獣戦士族/攻1600/守1200

「熱血獣士ウルフバーク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の墓地の獣戦士族・炎属性・レベル4モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

 

 ン熱血指導だァ!

 

「【熱血獣士ウルフバーク】の効果発動!墓地の【炎王獣 バロン】を守備表示で特殊召喚する!」

三沢 手札:5→4枚。

 

<三沢大地のフィールド>

熱血獣士ウルフバーク ★4 ATK2100

炎王獣 バロン ★4 DEF200→0

 

【炎王獣 バロン】

効果モンスター

星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200

自分フィールド上に表側表示で存在する「炎王」と名のついたモンスターがカードの効果によって破壊された場合、このカードを手札から特殊召喚できる。

また、このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズ時に発動する。デッキから「炎王獣 バロン」以外の「炎王」と名のついたカード1枚を手札に加える。

 

 ン熱血効果発動ゥ!…そろそろ止めよう。

 

 レベル4のモンスターが2体。このデッキなら出てくるとすれば【魁炎星王-ソウコ】、【武神帝-カグツチ】、あるいは…。

 

「オレはレベル4【熱血獣士ウルフバーク】と【炎王獣 バロン】の2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!出でよ、ランク4!【恐牙狼 ダイヤウルフ】!」

 

<三沢大地のフィールド>

恐牙狼 ダイヤウルフ ☆4 ATK2000 ORU:2

 

【恐牙狼 ダイヤウルフ】

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/地属性/獣族/攻2000/守1200

レベル4モンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分フィールドの獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体とフィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

「オレは手札から永続魔法【補給部隊】を発動!」

三沢 手札:4→3枚。永続魔法:0→1枚。

 

【補給部隊】

永続魔法

(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合にこの効果を発動する。自分はデッキから1枚ドローする。

 

「オレは【恐牙狼 ダイヤウルフ】のORUを1つ取り除いて効果発動!自身とそちらの伏せカードを対象とし、それらを破壊する!」

恐牙狼 ダイヤウルフ ORU:2→1

 

「ならばオレ様はその効果にチェーンしてリバースカードオープン!速攻魔法【蛮勇鱗粉】を発動するぜ!対象は【フレムベル・ウルキサス】だ!攻撃力1000アップ!」

温田熱巳 伏せカード:2→1枚

 

【蛮勇鱗粉】

速攻魔法

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターの攻撃力は1000ポイントアップし、このターン相手プレイヤーに直接攻撃できない。

このターンのエンドフェイズ時、選択したモンスターの攻撃力は2000ポイントダウンする。

 

チェーン②蛮勇鱗粉

チェーン①恐牙狼 ダイヤウルフ

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ウルキサス ★6 ATK2600→3600

 

<三沢大地のフィールド>

モンスター無し

 

「躱されたか。だがそのくらいは想定内さ。オレは【補給部隊】の効果によりデッキから1ドロー」

三沢 手札:3→4枚。

 

「そして手札から魔法カード【炎王の急襲】を発動!デッキから【炎王神獣 ガルドニクス】を特殊召喚する!」

 

【炎王の急襲】

通常魔法

相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動できる。デッキから炎属性の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズ時に破壊される。

「炎王の急襲」は1ターンに1枚しか発動できない。

 

<三沢大地のフィールド>

炎王神獣 ガルドニクス ★8 ATK2700→3200

 

【炎王神獣 ガルドニクス】

効果モンスター

星8/炎属性/鳥獣族/攻2700/守1700

このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。

また、このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから「炎王神獣 ガルドニクス」以外の「炎王」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。

 

 出てきたな、ガルドニクス。

 

「惜しかったな!そのモンスターじゃ今の【フレムベル・ウルキサス】に及ばないぜ!」

 

「ふっ、オレはカードを2枚セットしてターンエンド!」

三沢 手札:4→2枚。伏せカード:0→2枚。

 

「エンドフェイズに入る。特殊召喚された【炎王神獣 ガルドニクス】は【炎王の急襲】の効果により破壊される」

 

<三沢大地のフィールド>

モンスター無し

 

「同じくエンドフェイズにオレ様の【フレムベル・ウルキサス】も【蛮勇鱗粉】の効果により攻撃力が2000ダウンだ」

温田熱巳 伏せカード:1→0枚

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ウルキサス ★6 ATK3600→1600

 

 

◆三沢大地 LP:4000 手札:2枚。伏せカード:2枚。フィールド魔法:1枚。永続魔法:1枚。

 

<三沢大地のフィールド>

モンスター無し

 

vs

 

◆温田熱巳 LP:3000 手札:1枚。伏せカード:1枚。フィールド魔法:1枚。

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ウルキサス ★6 ATK1600

 

 

 さぁ、ここからが【炎王】デッキの厄介なところだ。

 

「先攻はオレ様が貰うぞ!オレ様のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ…」

温田熱巳 手札:1→2枚。

 

「おっと、スタンバイフェイズに前のターンで破壊された【炎王神獣 ガルドニクス】と【炎王獣 バロン】の効果を発動させて貰おうか!」

 

 【炎王神獣 ガルドニクス】の効果は墓地から特殊召喚し、この効果で特殊召喚に成功した時にこのカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。

 【炎王獣 バロン】の効果はデッキから「炎王獣 バロン」以外の「炎王」と名のついたカード1枚を手札に加える。

 

「やらせねーよ!その効果にチェーンしてリバースカードオープン!速攻魔法【禁じられた聖衣】を発動するぜ!対象は【フレムベル・ウルキサス】だ!これで破壊は免れたぜ!」

温田熱巳 伏せカード:1→0枚。

 

 チェーン③禁じられた聖衣

 チェーン②炎王獣 バロン

 チェーン①炎王神獣 ガルドニクス

 

【禁じられた聖衣】

速攻魔法

(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

ターン終了時までそのモンスターは、攻撃力が600ダウンし、効果の対象にならず、効果では破壊されない。

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ウルキサス ★6 ATK1600→1000

 

「破壊された【炎王獣 バロン】の効果によりデッキから【炎王獣 ヤクシャ】を手札に加える!」

三沢 手札:2→3枚。

 

<三沢大地のフィールド>

炎王神獣 ガルドニクス ★8 ATK2700→3200

 

「メインフェイズに移行!オレ様は手札から【フレムベル・ヘルドッグ】を召喚!」

温田熱巳 手札:2→1枚。

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ウルキサス ★6 ATK1000

フレムベル・ヘルドッグ ★4 ATK1900→2400

 

【フレムベル・ヘルドッグ】

効果モンスター

星4/炎属性/獣族/攻1900/守 200

(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。

デッキから「フレムベル・ヘルドッグ」以外の守備力200以下の炎属性モンスター1体を特殊召喚する。

 

 【フレムベル・ヘルドッグ】。【フレムベル・パウン】や【フレムベル・マジカル】などと同じく【フレムベル】デッキのキーカードだ。他の炎属性デッキでも時々見かけるな。

 

「バトルだ!【フレムベル・ヘルドッグ】で【炎王神獣 ガルドニクス】に攻撃!」

 

フレムベル・ヘルドッグ ATK2400

vs

炎王神獣 ガルドニクス ATK3200

 

 ガルドニクスより攻撃力の低いモンスターで攻撃するだって!?なんてセリフが会場の一部からは聞こえる。

 騒いでいない他の人間は、温田が今までの使用してきたカードから、彼がこの状況で使えそうな最後の手札に察しがついたんだろう。

 

「リバースカードオープン!永続罠【バックファイア】発動!」

三沢 伏せカード:2→1枚。永続罠:0→1枚。

 

【バックファイア】

永続罠

(1):自分フィールドの表側表示の炎属性モンスターが破壊され墓地へ送られる度に発動する。相手に500ダメージを与える。

 

「それがどうした!ダメージステップ時に手札から速攻魔法【収縮】を発動!【炎王神獣 ガルドニクス】の元々の攻撃力を半減させる!」

温田熱巳 手札:1→0枚。

 

【収縮】

速攻魔法

(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの元々の攻撃力はターン終了時まで半分になる。

 

フレムベル・ヘルドッグ ATK2400

vs

炎王神獣 ガルドニクス ATK3200→1850 ※戦闘破壊

 

「ぐぅっ!」

三沢 LP:4000→3450

 

「この瞬間、【フレムベル・ヘルドッグ】の効果発動!デッキから【フレムベル・ベビー】を特殊召喚するぜ!」

 

「オレも【補給部隊】、【バックファイア】、【炎王神獣 ガルドニクス】の効果を使うぜ!」

 

チェーン④炎王神獣 ガルドニクス

チェーン③バックファイア

チェーン②補給部隊

チェーン①フレムベル・ヘルドッグ

 

「【炎王神獣 ガルドニクス】の効果でデッキから【炎王獣 ガネーシャ】を特殊召喚する!」

 

<三沢大地のフィールド>

炎王獣 ガネーシャ ★4 ATK1800→2300

 

【炎王獣 ガネーシャ】

効果モンスター

星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがフィールドに存在し、モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし、このカード以外の自分の手札・フィールドの炎属性モンスター1体を選んで破壊する。

(2):このカードが破壊され墓地へ送られた場合、「炎王獣 ガネーシャ」以外の自分の墓地の炎属性の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。

 

「【バックファイア】の効果により500LPダメージを与える!」

 

「ぐおぉぉっ!」

温田熱巳 LP:3000→2500

 

「【補給部隊】の効果でデッキから1ドロー!」

三沢 手札:3→4枚。

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ウルキサス ★6 ATK1000

フレムベル・ヘルドッグ ★4 ATK2400

フレムベル・ベビー ★1 ATK800→1300 ※チューナー

 

【フレムベル・ベビー】

チューナー(効果モンスター)

星1/炎属性/炎族/攻 800/守 200

自分のメインフェイズ時にこのカードを手札から墓地へ送って発動できる。

自分フィールド上の炎属性モンスター1体を選択して攻撃力を400ポイントアップする。

 

「メインフェイズ2に移行」

 

「オレ様はレベル6【フレムベル・ウルキサス】にレベル1【フレムベル・ベビー】をチューニング!シンクロ召喚!来い、レベル7!【エンシェント・ゴッド・フレムベル】!」

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ヘルドッグ ★4 ATK2400

エンシェント・ゴッド・フレムベル ★7 ATK2500→3000

 

【エンシェント・ゴッド・フレムベル】

シンクロ・効果モンスター

星7/炎属性/炎族/攻2500/守 200

炎属性チューナー+チューナー以外の炎族モンスター1体以上

このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手の手札の枚数分まで相手の墓地のカードを選択してゲームから除外する。

このカードの攻撃力は、この効果で除外したカードの数×200ポイントアップする。

 

「【エンシェント・ゴッド・フレムベル】のシンクロ召喚成功時の効果は…止めておくか」

 

 もし仮に【エンシェント・ゴッド・フレムベル】の効果を発動していたら【炎王獣 ガネーシャ】に発動を止められた上に更なる効果を使用されてしまうだろうからな。

 

「ターンエンドだ」

 

「ならエンドフェイズ前にリバースカードオープン!罠カード【ジェネレーション・チェンジ】発動!」

三沢 伏せカード:1→0枚。

 

【ジェネレーション・チェンジ】

通常罠

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。

その後、デッキから破壊したカードと同名のカード1枚を手札に加える。

 

「ここで罠カードだと?」

 

「【炎王獣 ガネーシャ】を破壊し、デッキから同名カードを手札に加える!」

三沢 手札:4→5枚。

 

<三沢大地のフィールド>

モンスター無し

 

「破壊されたことで【バックファイア】の効果が発生するぜ」

「更に破壊された【炎王獣 ガネーシャ】も効果発動!墓地から【炎王神獣 ガルドニクス】を特殊召喚する!」

 

チェーン②炎王獣 ガネーシャ

チェーン①バックファイア

 

<三沢大地のフィールド>

炎王神獣 ガルドニクス ★8 ATK2700→3200

 

「ぬおぉぉっ!」

温田熱巳 LP:2500→2000

 

「そしてエンドフェイズ。【炎王獣 ガネーシャ】の効果で特殊召喚された【炎王神獣 ガルドニクス】は効果破壊される」

 

<三沢大地のフィールド>

モンスター無し

 

「あっ」

 

 あっ(察し)。

 

「そして破壊されたことで【バックファイア】の効果ダメージだ!」

 

「おぉぉっ!」

温田熱巳 LP:2000→1500

 

「更にフィールドの「炎王」モンスターが破壊されたことで【炎王獣 ヤクシャ】を特殊召喚!」

三沢 手札:5→4枚。

 

<三沢大地のフィールド>

炎王獣 ヤクシャ ★4 ATK1800→2300

 

【炎王獣 ヤクシャ】

効果モンスター

星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200

自分フィールド上に表側表示で存在する「炎王」と名のついたモンスターがカードの効果によって破壊された場合、このカードを手札から特殊召喚できる。

また、このカードが破壊され墓地へ送られた場合、自分の手札・フィールド上のカード1枚を選んで破壊できる。「炎王獣 ヤクシャ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

「同じく、フィールドの「炎王」モンスターが破壊されたことで【炎王獣 キリン】を特殊召喚!」

三沢 手札:4→3枚。

 

<三沢大地のフィールド>

炎王獣 ヤクシャ ★4 ATK2300

炎王獣 キリン ★3 DEF200→0

 

【炎王獣 キリン】

効果モンスター

星3/炎属性/獣族/攻1000/守 200

自分フィールド上に表側表示で存在する「炎王」と名のついたモンスターがカードの効果によって破壊された場合、このカードを手札から特殊召喚できる。

また、このカードが破壊され墓地へ送られた場合、デッキから炎属性モンスター1体を墓地へ送る事ができる。

 

 

◆三沢大地 LP:4000 手札:3枚。伏せカード:0枚。フィールド魔法:1枚。永続魔法:1枚。永続罠:1枚。

 

<三沢大地のフィールド>

炎王獣 ヤクシャ ★4 ATK2300

炎王獣 キリン ★3 DEF0

 

vs

 

◆温田熱巳 LP:1500 手札:0枚。伏せカード:0枚。フィールド魔法:1枚。

 

<温田熱巳のフィールド>

フレムベル・ヘルドッグ ★4 ATK2400

エンシェント・ゴッド・フレムベル ★7 ATK3000

 

 

「オレのターンだ!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイフェイズに移行」

三沢 手札:3→4枚。

 

「ここで【炎王神獣 ガルドニクス】の効果発動!墓地から特殊召喚し、このカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する!」

 

<三沢大地のフィールド>

炎王神獣 ガルドニクス ★8 ATK2700→3200

 

<温田熱巳のフィールド>

モンスター無し

 

「オレのフィールドの2体のモンスターの効果破壊をトリガーに【補給部隊】、【バックファイア】、【炎王獣 ヤクシャ】、【炎王獣 キリン】の効果が発動する!

 

 チェーン④炎王獣 キリン

 チェーン③炎王獣 ヤクシャ

 チェーン②バックファイア

 チェーン①補給部隊

 

「破壊された【炎王獣 キリン】の効果によりデッキから【ネフティスの鳳凰神】を墓地に送る」

 

「破壊された【炎王獣 ヤクシャ】の効果によりフィールドの【炎王神獣 ガルドニクス】を破壊」

 

「【バックファイア】の効果により500×2体分のダメージを与える」

 

「ぐはっ!」

温田熱巳 LP:1500→1000→500

 

「【補給部隊】の効果によりデッキから1ドロー」

三沢 手札:4→5枚。

 

「最後に、破壊された【炎王神獣 ガルドニクス】の分の【バックファイア】の効果により500ダメージを与える」

 

「ぬわぁぁぁぁぁぁっ!」

温田熱巳 LP:500→0

 

「よし…まずまず計算通りだった。対戦、ありがとうございました」

「三沢大地…!あっちぃ…! なんてアツい男だ…!チクショウ! オレも…オレも…!こんな男になりてーぜ!」

 

~~~

 

 実技試験が終わり、ラーイエロー寮に戻ってきた俺は、室内のパソコンの電源を入れてデュエルアカデミアの公式HPを確認していた。

 ミスコンの最終選抜の前に投票を行っておくためだ。

 

 ミスコンの最終選抜が始まってしまってもまだ投票していないと、原作の漫画版GXの十代の様に面倒くさそうなトラブルに巻き込まれてしまう可能性が高い。

 だから事前に投票しておくする必要があるのだ。

 

「あ~、やっぱり事前に言っていた通り、明日香とツァンはミスコンを辞退するのか。もったいないなぁ」

 

 公式HPのミスコン最終ノミネート者が表示されている投票画面では、明日香とツァンの名前の下に『参加辞退』と記載されていた。

 

 明日香は「ミスコン?興味ないわ」なんてクラス1stソルジャーみたいなセリフを言っていたし、ツァンは「大勢の人前に出てニコニコし続けるとか絶対無理!」とか言って顔をタコみたいに真っ赤にしていたからな。

 せっかくだから出ればいいと思うけどねぇ。

 

「明日香もツァンも出ないなら迷うことなく雪乃に投票できるな」

 

 外見だけなら最終ノミネートだけあって全員美人だ。甲乙つけがたい。

 でも、嶺開花とは一度デュエルした仲とはいえそこまで親しくないし、小日向 星華先輩は話したことすらないからな。

 

「あれ?まだファラオは登録状態のままなのか」

 

 ミスコンの参加者である藤原雪乃、嶺開花、小日向星華の名前の横に、レインが票操作して最終ノミネート入りした猫のファラオの名前が載っている。

 もちろん、投票可能だ。

 

「多分この参加者メンバーだと俺の票が無くても雪乃が勝つだろうし、ネタに走ってファラオに投票して見ても面白いかもな」

 

 そう思い、俺はマウスを操作して『ファラオ』の名前をクリックし、猫のファラオに投票した。

 

 きっと俺と同じようにネタに走ってファラオに投票する人も居るだろうから、案外このファラオの存在のおかげでミスコンの結果は全く読めなくなったと思う。

 数日後の結果発表が楽しみになって来たな。




三沢のデッキは【炎王】です。効果破壊をトリガーとして、自身のカードを破壊すると言うなかなか扱いの難しいデッキです。今回は登場しませんでしたが炎属性で守備力200のモンスターが多いので【真炎の爆発】等のサポートも受けられる上、獣族や獣戦士族、鳥獣族が多めなので、【ビースト】の要素を取り入れやすいです。

属性デッキ六人衆の1人である温田熱巳のデッキは【フレムベル】です。【フレムベル・ヘルドッグ】を主軸としたシンクロ召喚・エクシーズ召喚を中心とし、中盤以降は【真炎の爆発】による大量展開を狙うデッキです。

次回の更新は10月中の予定です。

未完の本作の今後の扱いについて

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