【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

144 / 167
前回のあらすじ:属性六人衆の再来

今回のデュエルはミスコン参加者たちのデュエルです。


第百四十話 ミス・デュエルアカデミアコンテスト

 今日はミスター・デュエルアカデミアコンテストが吹雪さんの優勝で終わった翌日、ミス・デュエルアカデミアコンテストが開催される当日だ。

 昨日に引き続いて授業は午前中で終了し、今は昼休みだ。午後にはコンテスト会場でミスコンが行われる為、ほとんどの生徒がソワソワしているようだった。

 

 そんな中、俺たちは2学期になってから校舎内に新設された共同食堂で昼食を取っている。

 

 三幻魔の事件以降、今まで公になっていなかったアカデミア本校の情報が全世界に拡散し、虐待に近いオシリスレッド生徒の扱いについて日本中から非難が殺到したらしい。

 扱いに差を出してやる気にさせる教育だろうがやりすぎだ!ってさ。その声を受けたのがきっかけで出来た場所の1つがこの共同食堂だ。

 

 内装は殆ど漫画版GXで登場した食堂のようにごく一般的な公立高校の食堂と言った感じだ。

 清潔感のある白を基調とした壁、4人ほどが座れるテーブル、食券と料理を交換するためのカウンター、入り口付近に3台ほどある食券販売機、後は部屋の四隅に観葉植物があるくらいで、実に在り来たりだ。

 

 メニューもシンプルにラーメン、うどん、蕎麦などの麺類に、カレーや丼やおにぎりなどの御飯物、焼きそばパンやサンドイッチなどのパン類、あとは日替わりランチくらいだ。

 学生向けと言うことで質より量、味はそこそこ値段は安めと言ったところだ。

 

 ちなみに購買部からドローパン売り場もこちらに移動しており、時々トメさんやセイコさんもこちらに顔を出すことがある。

 

「美味ぇ!まさか昼にもエビフライ定食が食べられるなんて、幸せだぁ!」

「おっ、確かにこの日替わり定食のエビフライは結構美味いな」

「朝食と夕食は今まで通りの寂しいメニューっスけどね…」

「昼飯だけでもドローパン以外の選択肢が増えただけで嬉しいんだナァ」

 

 十代たちの様子を見ればわかる通り、この共同食堂の登場に一番喜んだのはオシリスレッドの生徒たちだった。

 彼らの寮はまだ寮長ファラオ(猫)、朝食と夕食は御飯とメザシと漬物とみそ汁と言った質素な生活をしているが、昼食だけは食堂により随分改善されている。

 

 デュエルさえすれば手に入るDPを使えばそれなりの昼ごはんにありつけるので、オシリスレッドの生徒のデュエルに対するやる気の改善にも影響しているとかなんとか。

 この食堂の他にも、オシリスレッド寮の改築案なども職員会議で上がっているようなので、彼らの生活水準も少しはマシになるだろう。

 

 その後、十代たちはひとしきり昼食を堪能した後に食堂から退出した。恐らくそのままミスコン会場へ向かうのだろう。

 

 その様子を横目で見届けた後、俺がシャケ入りドローパンを堪能していると、後ろの席の方からミスコンに関する話が聞こえてきた。

 

「お前ら、ミスコンは誰に投票したよ?」

「そりゃ2年連続優勝者の3年生、小日向先輩だろ」

「ボクは1年生の女優の卵、藤原雪乃ちゃんに入れたよ」

「オレは1年生の駆け出しアイドル、嶺開花ちゃんに入れたな。実はファンなんだよね」

 

 どうやらオシリスレッドの2年生たちのようだ。

 この時期のデュエルアカデミアの2年生って影が薄いから居るのに気付かなかったな。

 

「ミスコンか…白河は誰に票を入れたのよ?」

 

 2年生の話を盗み聞きしていると、俺の席の前に座って高菜おにぎりを食べていたツァンが話しかけてきた。

 視線がこちらを向いたかと思えば目があった途端に逸らされた。地味にショックだ。

 

「俺?」

「そう。べ、別に他意は無いわよ?ただ単に好奇心と言うかなんというか…その、ね?」

 

 ね?とか言われても分からん。

 話し終わることには顔を俯かせて喋っていたから、今どんな顔してるか見えないな。

 

「その話なら私も気になりますね」

「そうか?」

 

 ツァンの隣に座ってキツネうどんをちまちま食べていた紬も話に乗って来た。

 何となく紬の横顔を見ていると、最近は以前と比べて顔色が良くなってきており、貧血で倒れることも殆どなくなってきているらしい。

 以前渡したオカルトアイテムの癒し効果が如実に表れてきているようだな。

 

「白河君は特定の誰かに入れ込むことをしなさそうだなと私は思っていますからね」

「そうかな?…そうかも。個人的には人並に恋愛したりイチャイチャしたりしたいとは思ってるんだけどね」

 

 確かにそうかもな。遊戯王の大体の登場人物は1ファンとして好きだし、実際に会ってみて更に好きになったけれど、誰か特定の1人が特に好きってのは無かったかもしれない。

 モニター越しに好きになったアイドルグループに直接会えた時の喜びに似ているんじゃないかと思う。誰か一人の推しがいるわけじゃなく、グループ全体が好きな感じだな。

 

 リアルで直接会うことのある今でもまだ時々彼らのことを架空の人物として見てしまうことがある。

 これは流石にそろそろ直さないといけない俺の悪癖だな。本人たちに失礼過ぎる。

 

「ともかく、投票のことなら俺はファラオに入れたぞ」

「「えっ?」」

 

 俺が票を入れた相手を告げると、目の前の二人はきょとんとした表情になる。ネタに走っただけなんだが、何か不味いことがあるのだろうか?

 

「ファラオって、オシリスレッドの寮長?の猫のことよね?」

「そうそう」

 

 言葉を続けようとすると、顔を上げて不思議そうな顔をしながらツァンが先に言葉を紡いで来た。

 

「ファラオちゃんは確かに数日前までは公式HPに残っていましたが、今はもう消えていて投票できなくなっているはずですよ?」

「マジで?」

「マジで」

 

 どういうことだ?

「状況を面白がったミスコンスタッフがわざと残してたらしいけど、何故か投票数が断トツの1位を記録しちゃったみたいで、止む無く消したってお知らせに書いてね」

 

 2人の言葉を聞いてからスマホで改めてデュエルアカデミア公式HPを確認する。

 すると、HPの画面上に映る最終選考の候補者は雪乃、小日向星華、嶺開花の3人だけになっており、確かにファラオの名前が消えていた。

 

「おぉ、確かに消えてるな。それにしても、まさかあのデブ猫ファラオが1位の輝いてしまうとは…」

 

 何処かの銀髪美少女ならともかく、他の連中は悪乗りしすぎだろ。…俺もそうか。

 そもそもアイツはオスだぞ。ミスコンじゃなかったのか?

 

 あのデブ猫はGXタッグフォース時代では1日1回パートナーの好感度を上げてくれる便利な奴で良くお世話になったな。

 こっちの世界でも俺がクッキーを作っていたらいつの間にか足元に居るから時々ホットミルクをご馳走してやったこともあったな。

 

「でもまぁ、ファラオが一位でもそれはそれで面白そうじゃない?」

「面白そうだけど、色々とダメでしょ」

「確かにかわいい猫ちゃんですけどね」

 

 小日向星華とかブチ切れそうだし、雪乃からも珍しい反応拾えそうじゃん?

 嶺開花?あの子は原作見る限り行動力とメンタルのお化けだから多分表面上は気にしないんじゃないかな?

 

「あれ?それじゃあ俺がファラオに投票した分はどうなるんだ?」

「さぁ?その場合は無効票になるんじゃないの?」

「いえ、最終選考だけは生徒全員が投票する義務があるはずですから、未投票扱いになるのでは?」

 

 公式HPを詳しく見て見ると、確かに俺はまだ投票していない扱いになっていた。

 

「去年のミスコンで未投票だった方は、最終選考のステージに上って皆が注目する中で投票する羽目になったそうですよ」

「あぁ、確か少し前に鮎川先生がそんな話をしてたわね」

 

 うげっ、それってその場でどんな対応してもヘイト買うタイプのパターンじゃ~ん。

 

「あ、あぶねー!聞いててよかったー!」

「もう、しっかりしなさいよね」

「ふふっ」

 

 呆れ顔のツァンと楽しそうな紬の視線を受けながら、スマホを操作して雪乃に投票し直しておいた。

 いやいや、マジで助かったな!危うく漫画版十代みたいに面倒くさい展開に巻き込まれるところだった!

 

「えっ!?ファラオ駄目なの!?」

「マジかよ!」

「オレも投票しちゃってたぞ!?…うわっ、ホントだ!無効票になってる!」

「はやくしろっ!間に合わなくなっても知らんぞーーーっ!!」

 

 俺がスマホを操作し終える頃、周りの連中が騒がしくなっていたが、どうやら俺と同じくファラオに投票したアホどもらしい。

 急いでスマホを操作して別の人間に投票し直しているようだ。皆、考えることは同じだな。

 

~~~

 

 午後となってミス・デュエルアカデミアコンテストが開催されている会場にて、3位の嶺開花に僅差で勝利して同率1位となった藤原雪乃と小日向星華。

 そのまま終われば良かったのだが、残念ながらそうもいかず、事前にファラオに投票して未投票扱いとなっていた生徒が一人いることが判明した。

 

「うだうだ言ってないで早く決めなさい!キミ以外の全生徒は投票したのよ!」

 

 その生徒である遊城十代は、イライラした様子の小日向星華に最後の票を誰に投票するかと問い詰められていた。

 ミスコンの司会進行を務めていた2年生のオベリスクブルー男子はその剣幕にビビッてオロオロしている。

 

「うっ、オレもちゃんとファラオに投票したのに…面倒だなぁ」

 

 問い詰められている十代の表情は、困ったと言うか心底面倒だなとか思っていそうなものだった。

 

 恐らくだが、この世界の十代は、常にユベルと言うヤンデレ爆弾が傍に居るからこの手のイベントで誰かを選ぶとかできなかったのだろう。

 せっかくファラオと言う逃げ道があったのに数日前になっていきなり無効とされ、その告知も無しと来れば理不尽この上ないと思う。

 

『この女、ボクの十代に…!』

『お、落ち着けユベル!?落ち着くんだ!?』

『退いてくれないかネオス?その女を〇せないじゃないか』

『クリクリィ~!?』

 

 そしてそのヤンデレ爆弾も十代が責められている状況を見て、いつ爆発しても不思議じゃないくらいにイライラしている。

 ネオスとハネクリボーが宥めていなければ今頃は怒り爆発して壇上が惨劇になっていたかも知れない。

 

 俺もツァンたちに話を聞いていなかったら今頃この観客席じゃなくてあの壇上に居たわけか?恐ろしや~。

 周囲の人間の何人かも胸に手を置いてほっとしている奴がちらほら見えた。お前らもファラオ投票者か。

 

「あの人、おっかないっスね」

「綺麗な薔薇には棘があるんだナァ」

「何か迷うことあるのか?早く投票すればいいだけだろ?」

 

 いつもなら助けに入りそうな翔や隼人は小日向星華の迫力にビビッて観客席から壇上に上がるのに二の足を踏んでおり、動く気配がない。

 変なところで鈍いところのあるコナミは、ユベルたちのやり取りが見ている割にはあまり現状を把握できていないようだった。

 

「ふぅ、辞退しておいてよかったわ」

「え~、せっかくアスリンが皆に注目されるチャンスだったのに。もったいない」

「兄さん、アスリンは止めて」

 

 明日香も辞退した手前、壇上に上がって仲裁するのは気が引けているらしく、助けに入る様子はない。

 その隣にいる吹雪さんは小日向星華とは中学校からの同級生だったらしく、元々その気性を知っていた為かあまり緊迫感を感じていないようだ。

 

「あぁ、もう。どうしてこんなことに…」

 

 壇上で頭を抱えてぼやき始めた小日向星華としても、一度は猫のファラオに負けたことがそこそこショックだったらしい。

 そしてせっかくそれが解決して同率とはいえ3年連続1位で気持ちよく終われそうだったのに、あと1票残っていると言われてイライラしているようだ。

 

 ミスコンが始まったばかりの頃はニコニコと愛想笑いをしていたが、化けの皮が剥がれて生来の気性の荒さが表面化している。

 ただ、本人は隠しているつもりらしいその気性の荒さは実は学園中ではそこそこ有名であり、そもそも『そこがいい!』と言う人間が投票していることが多いらしい。

 美人でプライド高く、クールに見えて実は熱くなりやすいと言う人間味がある感じが受けたのだろう。多分ね。

 

 十代にも小日向にも同情はするけど、助けに行ってはやれないな。俺も巻き込まれたくないからね。

 

「ねぇボウヤ。貴方はどちらに投票することになっても気にしない、と言う認識で良いのよね?」

「えっ、あぁ、そうだな」

 

 話がまとまらない中、それまでのんびりと事態を静観していた雪乃が動いた。

 なにやら十代と話しているが、あの表情は…悪い顔してんなぁ。美人がああいうのをやると迫力あるわ。

 

「小日向先輩、そのボウヤの1票を掛けて私とデュエルしない?」

「はぁ?何を言っているの?」

 

 突然の提案に小日向星華は困惑しているようだ。先ほどから棒立ちのままのミスコン司会者たちも同様だ。

 

「このデュエルアカデミアでは、あらゆる称号はデュエルで勝ち取る物、そうでしょう?」

「フン、いいわ…そのデュエル、受けてあげる!」

 

 う~ん、このデュエル脳。小日向星華はそこまでデュエルに固執する性格じゃなかったと思うんだが…。

 考えられる要因としては、漫画版よりも遥かにオベリスクブルー女子の質が上がっているから、生来のプライドの高さを刺激された感じかな?

 

~~~

 

 流石にミスコン会場でデュエルするのは狭すぎるとのことなので、2人のデュエルは実技試験でお馴染みの試験コートにて行われることになった。

 急遽ミスコンのイベントスタッフたちがアカデミアの教師陣からデュエルリングの使用許可を得てきたのだ。

 

 ミスコン会場でデュエルを行うことが決まってからこの会場でデュエルが開始されようとしているまでの時間は約2時間、イベントスタッフ有能すぎる。

 

「小日向、君が本気デュエルしようとするなんて珍しいな」

「フン、ちょっとした心境の変化よ。後輩にあんなこと言われて引き下がるのは気に入らないってだけ」

 

「そんな怖い顔をしないでもっと楽しくデュエルしようよ!さぁ笑って笑って!」

「天上院、アンタは2年くらい行方不明になっていたらしいくせにホントに変わらないわね」

 

「君も入学時からその性格は変わらないよね」

「藤原、逆にアンタはいい結構変わったわね。入学した当初は時々陰気な感じだったのに、今じゃ憑き物が落ちたかのようにスッキリした顔をしてるわ」

「えっ、そうかい?」

「何があったか知らないけど、良かったわね」

「うん…そうだね」

 

 会場の選手控えエリアでは、小日向に話しかけている亮さん、吹雪さん、藤原先輩の姿があった。

 吹雪さんと藤原先輩はダークネス事件のせいで学年が違うが、あの様子を見る限りだと元々はアカデミアの三天才とオベリスクブルーの成績上位者として交流があったんだろうな。

 

 雪乃の方も明日香や海野幸子、嶺開花や石原姉妹などの同級生と話をしている。

「明日香も辞退せずに参加しておけばよかったのに」みたいな話をして明日香をからかっているようだ。

 

 両者とも特に緊張した様子などは見られない。きっと二人とも大勢の人間の注目を浴びることに慣れているからだろう。

 

『さぁ!そろそろデュエルを開始して行きましょう!このデュエルの実況はこのボクが務めさせて頂きます!』

『そしてこの私がデュエルの解説を挟んで行きましょう』

 

 ミスコンの司会進行を務めていた2年生のオベリスクブルー男女が司会・解説を挟んでいくようだ。

 切り替えが早いな。普段は影の薄い2年生だが、意外と有能な人が多いようだ。

 

「ふふ、それじゃあ行くわよ先輩?」

「フン、生意気な後輩ね。掛かって来なさい!」

 

 会場中央のデュエルリングでは雪乃と小日向が向かい合ってデュエルディスクを構えている。

 余裕そうな笑みを浮かべる雪乃に対し、小日向は少々苛ついているように見えるな。

 

「「デュエル!」」

 

 

◆藤原雪乃 LP:4000 手札:5枚。

 

vs

 

◆小日向星華 LP:4000 手札:5枚。

 

 

 小日向星華は原作漫画だと【爬虫類族】デッキの使い手だ。その実力は作中でも最強クラスのカイザー亮が気に留めるくらいには高い。

 ただ、彼女が原作で使用した蛇モンスターやそれらのサポートカードの多くはOCG化されておらず、漫画版そのままの性能だと微妙なカードが多い。

 確かOCG化したのって【邪龍アナンタ】だけじゃなかったかな。

 

 対して雪乃は以前使用していた【デミスドーザー】デッキから更なる改良を加えていることを俺は明日香から聞いている。

 雪乃は元々オベリスクブルーの女子生徒の中でも1年~3年全体で含めても5指に入る実力者だ。

 小日向星華に投票したファンの連中には悪いが、雪乃が小日向に敗れる姿が想像できない。

 

 

「先攻は私が貰うわ!私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

小日向星華 手札:5→6枚。

 

「私は手札から【ギャラクシー・サイクロン】を墓地に送り、魔法カード【スネーク・レイン】を発動!デッキから爬虫類族モンスター4体を墓地へ送る!」

小日向星華 手札:6→5→4枚。

 

【スネーク・レイン】

通常魔法

(1):手札を1枚捨てて発動できる。デッキから爬虫類族モンスター4体を墓地へ送る。

 

<墓地に送られた爬虫類族>

①エーリアン・ソルジャー

②ガガギゴ

③ガガギゴ

④ガガギゴ

 

「私は手札から【ナーガ】を召喚するわ!」

小日向星華 手札:4→3枚。

 

<小日向星華のフィールド>

ナーガ ★4 ATK1400

 

【ナーガ】

効果モンスター

星4/水属性/爬虫類族/攻1400/守2000

フィールド上に表側表示で存在するこのカードがデッキに戻った場合、自分のデッキからレベル3以下のモンスター1体を特殊召喚する。

 

「更に私は手札から【カゲトカゲ】を自身の効果で特殊召喚するわ!」

小日向星華 手札:3→2枚。

 

【カゲトカゲ】

特殊召喚・効果モンスター

星4/闇属性/爬虫類族/攻1100/守1500

このカードは通常召喚できず、このカードの効果で特殊召喚できる。このカードはS素材にできない。

(1):自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

 

<小日向星華のフィールド>

ナーガ ★4 ATK1400

カゲトカゲ ★4 DEF1500

 

「私はレベル4【ナーガ】と【カゲトカゲ】でオーバーレイ!エクシーズ召喚!来なさい、ランク4!【キングレムリン】!」

 

<小日向星華のフィールド>

キングレムリン ☆4 ATK2300 ORU:2

 

【キングレムリン】

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/闇属性/爬虫類族/攻2300/守2000

レベル4モンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える。

 

『来ました!エクシーズ召喚ですよ!』

『このモンスターは初めて見る人も多いと思いますが、爬虫類族をサーチする効果を持っている優秀なモンスターですね』

『爬虫類族自体、使い手の少ないデッキですからね』

『えぇそうですね』

 

「私は【キングレムリン】のORUを1つ取り除いて効果発動!デッキから【邪龍アナンタ】を手札に加えるわよ!」

小日向星華 手札:2→3枚。

キングレムリン ORU:2→1

 

<小日向星華のフィールド>

キングレムリン ☆4 ATK2300 ORU:1

 

「私はカードを2枚セットしてターンエンド!」

小日向星華 手札:3→1枚。伏せカード:0→2枚。

 

 

◆藤原雪乃 LP:4000 手札:5枚。

 

vs

 

◆小日向星華 LP:4000 手札:1枚。伏せカード:2枚。

 

<小日向星華のフィールド>

キングレムリン ☆4 ATK2300 ORU:1

 

 

 小日向の手札1枚は【邪龍アナンタ】で確定。伏せカードは不明だが警戒は必要だろう。バニラのレベル4が多いのはラビットからのランク4用だろうか。

 【爬虫類族】のサポートカードは多くは無いが、優秀なカードもいくつか存在するからな。

 

「私のターンね。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

雪乃 手札:5→6枚。

 

「私は手札から魔法カード【強欲で金満な壺】を発動!自身のエクストラデッキから6枚裏側表示除外してデッキから2ドロー!」

雪乃 手札:6→5→7枚。

 

【強欲で金満な壺】

通常魔法

(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。

 

 君ら、初手の壺率高いね?何かコツがあるなら教えて欲しい。

 

「私は手札から魔法カード【儀式の下準備】を発動!デッキから【終焉の王デミス】と【エンドレス・オブ・ザ・ワールド】を手札に加える!」

雪乃 手札:7→6→8枚。

 

【儀式の下準備】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。そのカード2枚を手札に加える。

 

「私は手札から儀式魔法【高等儀式術】を発動!デッキからレベル4【甲虫装甲騎士】2体を墓地に送り、手札からレベル8【終焉の王デミス】を儀式召喚するわ!」

雪乃 手札:8→7→6枚。

 

【高等儀式術】

儀式魔法

儀式モンスターの降臨に必要。

(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、デッキから通常モンスターを墓地へ送り、手札から儀式モンスター1体を儀式召喚する。

 

<藤原雪乃のフィールド>

終焉の王デミス ★8 ATK2400

 

【終焉の王デミス】

儀式・効果モンスター

星8/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000

「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。

(1):2000LPを払って発動できる。フィールドの他のカードを全て破壊する。

 

「出たわね、デミス!」

 

『デミス…全体破壊…ドーザー…うっ、頭が…』

『ライフコストがある全体破壊効果を持つ儀式モンスターですね。雪乃ちゃんのエースモンスターでもあります』

 

 あの解説の女の人、よく見たら雪乃と時々話している人だな。雪乃ちゃんなんて呼ぶ仲だったのか。

 

「私はコストとして2000LPを支払い、【終焉の王デミス】の効果発動!自身以外のフィールドのカードを全て破壊するわ!」

藤原雪乃 LP:4000→2000

 

「チェーンしてリバースカードオープン!速攻魔法【我が身を盾に】発動!【終焉の王デミス】の効果を無効にして破壊するわ!」

小日向星華 LP:4000→2500、伏せカード:2→1枚。

 

【我が身を盾に】

速攻魔法

1500ライフポイントを払って発動する。

相手が発動した「フィールド上のモンスターを破壊する効果」を持つカードの発動を無効にし破壊する。

 

チェーン②我が身を盾に

チェーン①終焉の王デミス ※効果無効、破壊。

 

<藤原雪乃のフィールド>

モンスター無し

 

 なるほど。さっきのセリフと言い、相手は雪乃のデッキを良く知っているみたいだな。良く対策してきている。

 雪乃に限らず、トップランカーのデュエリスト達のデッキが有名なのもあるだろうけどさ。

 

 惜しいな。以前の彼女のデッキとであればいい勝負が出来たかも知れないのにな…。

 

「私は手札から【マンジュ・ゴッド】を召喚!召喚成功時に効果発動!デッキから【終焉の悪魔デミス】を手札に加える!」

雪乃 手札:6→5→6枚。

 

<藤原雪乃のフィールド>

マンジュ・ゴッド ★4 ATK1400

 

【マンジュ・ゴッド】

効果モンスター

星4/光属性/天使族/攻1400/守1000

(1):このカードが召喚・反転召喚に成功した時に発動できる。デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。

 

 【エンドレス・オブ・ザ・ワールド】か。なら、あのデミスやルインも入っていそうだな。

 

「私は手札から儀式魔法【エンドレス・オブ・ザ・ワールド】を発動!フィールドの【マンジュ・ゴッド】をリリース!手札からレベル4【終焉の悪魔デミス】を儀式召喚するわ!」

雪乃 手札:6→5→4枚。

 

【エンドレス・オブ・ザ・ワールド】

儀式魔法

「破滅の女神ルイン」「終焉の王デミス」の降臨に必要。

(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分フィールドのモンスターをリリースし、手札から「破滅の女神ルイン」または「終焉の王デミス」を儀式召喚する。

(2):墓地のこのカードをデッキに戻して発動できる。デッキから「エンド・オブ・ザ・ワールド」1枚を手札に加える。その後、自分の墓地から「破滅の女神ルイン」または「終焉の王デミス」1枚を選んで手札に加える事ができる。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

<藤原雪乃のフィールド>

終焉の悪魔デミス ★4 ATK1800

 

【終焉の悪魔デミス】

儀式・効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1000

「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨。

(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「終焉の王デミス」として扱う。

(2):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動する。フィールドの表側表示モンスター1体を選んで破壊する。

(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターが自分フィールドに表側表示で存在する限り、自分の儀式モンスターの効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。

 

「なっ!?別のデミスですって!?」

 

『新たなデミス…!?』

『おや、これは初めて見るモンスターですね。効果は…』

 

「ふふっ、【終焉の悪魔デミス】の儀式召喚成功時の効果発動!貴女の【キングレムリン】を破壊するわ!」

 

<小日向星華のフィールド>

モンスター無し

 

「そして墓地から【甲虫装甲騎士】を2体除外し、手札から【デビルドーザー】を特殊召喚!」

雪乃 手札:4→3枚。

 

<藤原雪乃のフィールド>

終焉の悪魔デミス ★4 ATK1800

デビルドーザー ★8 ATK2800

 

【デビルドーザー】

効果モンスター

星8/地属性/昆虫族/攻2800/守2600

このカードは通常召喚できない。

自分の墓地の昆虫族モンスター2体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。

このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。

 

 雪乃のフィールドのモンスターの攻撃力の合計が小日向のLPを超えたな。

 小日向の伏せカードが【毒蛇の供物】ならそろそろ発動しそうなものだが…。

 

『少し形は違いますが【デミスドーザー】と呼ばれるデッキを使う雪乃ちゃんの必殺パターンですね』

『小日向先輩のフィールドにはモンスターが居ません!これはもしや決まってしまうのでしょうか!?』

『いえ今回は小日向先輩に伏せカードが残されています。まだ分かりませんよ』

 

「バトルフェイズに…」

 

「リバースカードオープン!罠カード【威嚇する咆哮】発動!あなたはこのターン攻撃宣言できないわよ!」

小日向星華 伏せカード:1→0枚。

 

【威嚇する咆哮】

通常罠

(1):このターン相手は攻撃宣言できない。

 

「あら、それはどうしようもないわね」

 

『小日向先輩、凌ぎ切りましたよ!』

『攻撃宣言が出来なければ、雪乃ちゃんのフィールドの状態から小日向先輩のLPを削れないでしょう』

 

「それなら私はカードを1枚セットしてターンエンドね」

雪乃 手札:3→2枚。伏せカード:0→1枚。

 

 

◆藤原雪乃 LP:2000 手札:2枚。伏せカード:1枚。

 

<藤原雪乃のフィールド>

終焉の悪魔デミス ★4 ATK1800

デビルドーザー ★8 ATK2800

 

vs

 

◆小日向星華 LP:2500 手札:1枚。伏せカード:0枚。

 

<小日向星華のフィールド>

モンスター無し

 

 

 小日向のフィールドはボロボロで手札も1枚だが、手札には【邪龍アナンタ】がある。

 対して雪乃のフィールドはそこそこ揃っているが、デミスの効果コストのお陰でLPが半分しかない。

 

 雪乃が【邪龍アナンタ】の攻撃を通してしまえばそのまま負ける可能性もあるが、彼女には伏せカードと手札が2枚。通すとは思えないな。

 全体的に雪乃が有利だと思うが、まだ勝負の行方は決定していない。次のドロー次第ではまだひっくり返されるだろうな。

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

小日向星華 手札:1→2枚。

 

「私は自分のフィールド上及び墓地に存在する爬虫類族モンスターを全てゲームから除外し、【邪龍アナンタ】を特殊召喚するわよ!」

小日向星華 手札:2→1枚。

 

<小日向星華のフィールド>

邪龍アナンタ ★8 ATK?

 

【邪龍アナンタ】

効果モンスター

星8/闇属性/爬虫類族/攻 ?/守 ?

このカードは通常召喚できない。

自分のフィールド上及び墓地に存在する爬虫類族モンスターを全てゲームから除外する事でのみ特殊召喚する事ができる。

このカードの攻撃力・守備力は、特殊召喚時にゲームから除外した爬虫類族モンスターの数×600ポイントになる。

このカードが自分フィールド上に存在する限り、自分ターンのエンドフェイズ時にフィールド上のカード1枚を破壊する。

 

<フィールド・墓地から除外された爬虫類族>

①エーリアン・ソルジャー

②ガガギゴ

③ガガギゴ

④ガガギゴ

⑤ナーガ

⑥カゲトカゲ

⑦キングレムリン

 

『出た!小日向先輩のエースモンスターですよ!』

『フィールド・墓地から除外した爬虫類族は7体。つまり【邪龍アナンタ】の攻撃力は…』

 

<小日向星華のフィールド>

邪龍アナンタ ★8 ATK?→4200

 

『攻撃力4200だぁぁぁ!』

 

 司会うるせえなぁ。そのくらいの攻撃力なら亮さんが毎回出してるじゃん。

 

『攻撃を凌いだとしても【邪龍アナンタ】にはエンドフェイズにカード破壊能力も備えていますね』

『もうデュエルの流れは小日向先輩に向いてきましたね!』

『それはまだ分かりませんよ?』

 

「バトルよ!【邪龍アナンタ】で【終焉の悪魔デミス】に攻撃!」

 

『この攻撃が通れば小日向先輩の勝利が決まります!』

『雪乃ちゃんに防ぐ手立てはあるのでしょうか?』

 

「リバースカードオープン!罠カード【ガード・ブロック】発動!この戦闘での自分への戦闘ダメージを0にしてデッキから1ドロー!」

雪乃 手札:2→3枚。伏せカード:1→0枚。

 

【ガード・ブロック】

通常罠

相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。

その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

邪龍アナンタ ATK4200

vs

終焉の悪魔デミス ATK1800 ※戦闘破壊

 

<藤原雪乃のフィールド>

デビルドーザー ★8 ATK2800

 

「ちっ!凌がれたわね。メインフェイズ2に移行するわ」

 

「私は手札からカードを1枚セットしてターンエンドよ!」

小日向星華 手札:1→0枚。伏せカード:0→1枚。

 

「そしてエンドフェイズに【邪龍アナンタ】の効果発動!【デビルドーザー】を破壊するわ!」

 

<藤原雪乃のフィールド>

モンスター無し

 

 

◆藤原雪乃 LP:2000 手札:3枚。伏せカード:0枚。

 

<藤原雪乃のフィールド>

モンスター無し

 

vs

 

◆小日向星華 LP:2500 手札:0枚。伏せカード:1枚。

 

<小日向星華のフィールド>

邪龍アナンタ ★8 ATK4200

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

雪乃 手札:3→4枚。

 

「私は手札から魔法カード【テラ・フォーミング】を発動!デッキから【ブレイク・オブ・ザ・ワールド】を手札に加える!」

雪乃 手札:4→3→4枚。

 

【テラ・フォーミング】

通常魔法

(1):デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。

 

「私は墓地の【エンドレス・オブ・ザ・ワールド】をデッキに戻して効果発動!デッキから儀式魔法【エンド・オブ・ザ・ワールド】、墓地から【終焉の王デミス】を手札に加える!」

雪乃 手札:4→5→6枚。

 

「私は手札から儀式魔法【エンド・オブ・ザ・ワールド】を公開して【魔神儀-キャンドール】の効果発動!このカードとデッキの【魔神儀-タリスマンドラ】を特殊召喚するわ!」

雪乃 手札:6→5枚。

 

【魔神儀-キャンドール】

効果モンスター

星4/光属性/炎族/攻 0/守 0

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):手札の儀式魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。「魔神儀-キャンドール」以外のデッキの「魔神儀」モンスター1体と手札のこのカードを特殊召喚する。

(2):このカードがデッキからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。

(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

 

<藤原雪乃のフィールド>

魔神儀-キャンドール ★4 DEF0

魔神儀-タリスマンドラ ★6 DEF0

 

【魔神儀-タリスマンドラ】

効果モンスター

星6/闇属性/植物族/攻 0/守 0

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):手札の儀式モンスター1体を相手に見せて発動できる。「魔神儀-タリスマンドラ」以外のデッキの「魔神儀」モンスター1体と手札のこのカードを特殊召喚する。

(2):このカードがデッキからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから儀式モンスター1体を手札に加える。

(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

 

「デッキから特殊召喚した【魔神儀-タリスマンドラ】の効果発動!デッキから【終焉の覇王デミス】を手札に加える!」

雪乃 手札:5→6枚。

 

「終焉の…覇王?」

 

「私は1000LPを支払い、手札から魔法カード【限定解除】を発動!手札から【終焉の王デミス】を特殊召喚するわ!」

雪乃 LP:2000→1000、手札:6→5→4枚。

 

<藤原雪乃のフィールド>

魔神儀-キャンドール ★4 DEF0

魔神儀-タリスマンドラ ★6 DEF0

終焉の王デミス ★8 ATK2400

 

「残念ね!アンタにはもうデミスの効果を使うライフは残っていないわ!」

 

「私は手札からフィールド魔法【ブレイク・オブ・ザ・ワールド】を発動!その効果を発動し、フィールドの【終焉の王デミス】を、手札の【終焉の覇王デミス】と同じレベル10にする!」

雪乃 手札:4→3枚。フィールド魔法:0→1枚。

 

【ブレイク・オブ・ザ・ワールド】

フィールド魔法

(1):1ターンに1度、自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。手札の儀式モンスター1体をターン終了時まで公開する。その公開した儀式モンスターのレベルはターン終了時まで、対象のモンスターのレベルと同じになる。

(2):1ターンに1度、自分フィールドに「破滅の女神ルイン」または「終焉の王デミス」が儀式召喚された場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●自分はデッキから1枚ドローする。

●フィールドのカード1枚を選んで破壊する。

 

「レベル10のデミス!?」

 

「そして私は手札から儀式魔法【エンド・オブ・ザ・ワールド】を発動!フィールドのレベル10となった【終焉の王デミス】をリリース!さぁ、お出でなさい!レベル10【終焉の覇王デミス】!」

雪乃 手札:3→2枚。

 

【エンド・オブ・ザ・ワールド】

儀式魔法

「破滅の女神ルイン」「終焉の王デミス」の降臨に使用する事ができる。

フィールドか手札から、儀式召喚するモンスターと同じレベルになるように生け贄を捧げなければならない。

 

<藤原雪乃のフィールド>

魔神儀-キャンドール ★4 DEF0

魔神儀-タリスマンドラ ★6 DEF0

終焉の覇王デミス ★10 ATK3000

 

【終焉の覇王デミス】

儀式・効果モンスター

星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守3000

「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨。

(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「終焉の王デミス」として扱う。

(2):儀式召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の儀式モンスターは戦闘では破壊されない。

(3):儀式モンスターのみを使用して儀式召喚したこのカードの効果を発動するために払うLPは必要なくなる。

(4):1ターンに1度、2000LPを払って発動できる。フィールドの他のカードを全て破壊し、破壊した相手フィールドのカードの数×200ダメージを相手に与える。

 

『儀式モンスターのみをリリースして儀式召喚したら、ライフコストが無効になる…!?』

『これは…勝負が決まってしまいそうですね…』

 

「【終焉の覇王デミス】の儀式召喚成功時、【ブレイク・オブ・ザ・ワールド】の効果発動!デッキから1ドロー!」

雪乃 手札:2→3枚。

 

「私は手札から儀式魔法【エンドレス・オブ・ザ・ワールド】を発動!フィールドの【魔神儀-キャンドール】と【魔神儀-タリスマンドラ】をリリース!出なさい!レベル10【破滅の美神ルイン】!」

雪乃 手札:3→2→1枚。

 

<藤原雪乃のフィールド>

終焉の覇王デミス ★10 ATK3000

破滅の美神ルイン ★10 ATK2900

 

【破滅の美神ルイン】

儀式・効果モンスター

星10/光属性/天使族/攻2900/守3000

「エンドレス・オブ・ザ・ワールド」により降臨。

(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「破滅の女神ルイン」として扱う。

(2):儀式召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの儀式モンスターは効果では破壊されない。

(3):儀式モンスターのみを使用して儀式召喚したこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。

(4):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

「これは…」

 

『デミスに続いてルインの強化モンスターまで!?』

『それぞれが耐性付与効果を持っていて、2体が並ぶと戦闘破壊と効果破壊の両方を付加するようですね』

 

「そして【終焉の覇王デミス】の効果発動!フィールドの他のカードを全て破壊し、破壊した相手フィールドのカードの数×200ダメージを相手に与える!」

 

<藤原雪乃のフィールド>

終焉の覇王デミス ★10 ATK3000

破滅の美神ルイン ★10 ATK2900

 

<小日向星華のフィールド>

モンスター無し

 

「ぐぅっ!アナンタに…伏せカードの【攻撃の無敵化】まで…!」

小日向星華 LP:2500→2100、伏せカード:0→1枚。

 

 【攻撃の無敵化】はバトルフェイズでしか発動できない防御カードだ。このタイミングで割られるとどうしようもないだろうな。

 

「バトル!【終焉の覇王デミス】でダイレクトアタック!」

 

終焉の覇王デミス ATK3000

 

「キャァァァァァッ!」

小日向星華 LP:2100→0

 

~~~

 

 デュエルの勝利者が決まった後、今年の優勝者が雪乃に決まってミスコンは終了した。

 

「先輩、久し振りに楽しいデュエルだったわ」

「…負けた私が楽しいわけないじゃない!」

 

 彼女たちはデュエル後にそんなやり取りをしていた。

 

 プンプン!みたいな擬音が付きそうな様子で肩を怒らせてデュエルリングを立ち去っていく小日向を、雪乃は楽しげな表情で眺めていた。

 多分、ちゃんと話してみれば案外仲が良くなるんじゃないかと思う。

 

 

 

「次は~魔界~魔界~終点デス~」

 

 今日のミスコンのことを思い出していると、乗車していたバスが目的地の魔界に到着したようだ。

 他の乗客も既に下車しているようなので、運転手に運賃を払ってバスの外へと出る。

 

「ここが魔界か。周りは悪魔族ばっかりだな」

 

 俺が今到着したこの場所は魔界と呼ばれるエリアのバス停で、精霊界の蟲惑魔の森を抜けた先にあるバス停から乗ることが出来る専用のバスに乗って初めてやってこれる場所だ。

 周囲を見渡すと空には文字通り暗雲が立ち込めており、建物は大体黒っぽい岩石で出来ているようだ。

 

 このバス停からは様々な場所に向けてバスが走っている。【魔界発現世行きバス】や【魔界発冥界行きバス】辺りは特に有名だな。

 

「【魔界発冥界行きバス】、そろそろ出発デス~」

「待って待って!乗りまーす!」

 

 今しがた、発射直前の【魔界発冥界行きバス】に乗り込んで行った【クリッター】らしき悪魔が見えた。

 バスの中に【同族感染ウィルス】とか居たけど、彼はそちらのバスに乗って良かったのだろうか?

 声を掛けようとも思ったが、俺がそのアクションを起こす前にバスは走り去ってしまった。

 

「あれ~?乗客が一人足りないデスね。クリッターさーん?」

 

 後ろから聞こえた声に振り返ってみると【魔界発現世行きバス】のバスガイドである【魔界発現世行きデスガイド】が乗客リストに載っていたクリッターを探しているようだ。

 俺は【クリッター】が別のバスに乗った旨をデスガイドさんに伝えると、特に他のバスに乗る用事もなかったのでその場を立ち去った。

 

 次の目的地はここから徒歩で行くしかないらしいからな。

 それにしても、カイバーマンの居城から遠すぎだろ【暗黒界に続く結界通路】。

 

 【無敗将軍 フリード】の部隊や彼が所属する王国の下働きなどをして路銀を稼いだり、【タイラント・ドラゴン】の支配領域である【竜魂の城】を抜けた先にある暗黒界を渡るために6属性の精霊や霊使い達に協力を求めたり、蟲惑魔の森でフレシアたちに暗黒界への詳細なルートを訪ねたり…。

 ここまで来るのにかなり命がけの回り道をする羽目になったけれど、これでようやく本来の目的地である暗黒界に向かうことが出来るな。




藤原雪乃のデッキは【デミスルイン】です。10年振りくらいに強化されたデミスとルインの新規カードや同時期に登場した魔神儀カードをふんだんに取り入れて全体的なデッキの質の向上を果たしています。まだ強化カードを全て入手しているわけではないので【デミスドーザー】時代のカードも多少入っています。

小日向星華のデッキは【邪龍アナンタ】を切り札とした【爬虫類族】デッキです。【スネーク・レイン】で墓地を肥やし、【キングレムリン】でアナンタをサーチ、そこからアナンタを召喚して汎用魔法罠でサポートしながら戦うデッキです。

次回の更新は10月末か11月初旬の予定です。

戦車様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

未完の本作の今後の扱いについて

  • 全削除でOK
  • チラ裏に移動でOK
  • どちらでもOK
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。