【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
今回は藤原優介のデュエルとなります。
<白河クロト視点>
11月中旬、学園祭で出店する出店の準備をするために本校舎へと歩いていた俺だったが、廃寮付近から嫌な気配を感じ取ったため、廃寮地下にあるデュエルリングへとやって来ていた。
「まさかこんなに早い段階でまたここに来ることになるなんてな」
原作アニメではこの廃寮で起こるイベントは1年目三幻魔編に起こるタイタンの事件と3年目後半ダークネス編で起こるオネストの事件の2つのみだったはずだ。
タイタンの事件は大体原作通りに発生して三幻魔に関する物語も終幕したと言っていいだろう。
正確に言うならば、タイタンがここで事件を起こすのは2回あり、この世界では2回目の明日香とデュエルする事件が発生していないが誤差の範囲だと思っている。
オネストの事件も現実世界に帰還した藤原先輩と和解したことでイベントは終了していると見ていいだろう。
懸念点は原作よりも2年ほど早くイベントが終わっている点だが、藤原先輩やオネストに確認しても特に異常は見られないようだし、問題は無い…はずだ。
ダークネス編が始まってしまうとしても、それは三幻魔編・光の結社編・ユベル編で人間が精霊の力を悪用しすぎたのが理由で発生するので、開始するとしてもまだまだ時期的に先のはずだ。
「だが、それだと俺の目の前にあるこの黒いモヤの説明がつかないな」
今、俺の目の前には以前タイタンを呑み込んだほどの大きさではないにしても、それに近しい気配を感じる黒いモヤが発生している。
そのモヤからは微かにダークネスの仮面から感じていた闇の魔力を感じる。
「ともかく、このくらいのサイズであれば俺がなんとか収束させることが出来そうだ。大事になる前にさっさと消してしまおう」
俺は黒いモヤに向かって手をかざして術式を起動し、黒いモヤを収束させていく。
俺の力不足もあり時間がかかってしまったが、発見してから約一時間ほどで地下デュエルリングに発生した黒いモヤは跡形もなく消え去った。
「あとは…コナミや十代、吹雪さんや藤原先輩に連絡して、島の何処かに何か影響が出ていないか確認するのを手伝ってもらうとするか」
俺は念のため、他に黒いモヤが発生しているポイントが無いかを確認しつつ、彼らに事の顛末を記したメールを発信した。
~~~
<藤原優介視点>
「はぁ…はぁ…!」
急に胸騒ぎがしたボクは、今は廃寮となっている場所へと続く森の中の道を全力疾走していた。
「藤原!一体どうしたって言うんだい!」
「くっ、一体、何が起こっているんだ…!」
ボクの後ろからは先ほど一緒に昼食を取っていた吹雪と亮が追いかけてきている。
『っ!?マスター!止まってください!!』
「!?」
普段からボクに付き従ってくれている精霊のオネストから警告を受けたボクは、彼の忠告通りにその場に急停止する。
ボクが立ち止まった為、後ろから走ってきていた吹雪と亮が追い付いてきた。
「はぁ…はぁ…藤原、急にどうしたと、言うんだ…」
「はぁ…はぁ…いきなり、血相を変えて、走り出したからには、何か理由が、あるんだろう?」
息も絶え絶えな亮と吹雪がこちらに説明を求めてきているが、今のボクにその質問に答える余裕はない。
先ほどボクに警告してきたオネストは顔色を青くしながら周囲を見回して何かを探しているようだ。
ボクもそれにならって周囲を警戒して見るが…周囲には木々が生い茂るばかりで特に何も異常は感じられない。
だけど、確かに何か居る気配がする。しかも、とても懐かしく嫌な気配だ。
「だ、誰だ君は!?」
隣に立っていた吹雪が何かに気付き、ボクと亮とオネストがそちらに視線を送ると、そこには全身黒タイツのサングラスをかけた男が立っていた。
「ミスターT…!」
「ふふふっ、久し振りだね藤原君。そして君たちには初めましてかな、天上院吹雪君。それに丸藤亮君、だったかな?」
ミスターT、以前ダークネスの世界にて出会ったことのある男で、ボクにダークネスの力を渡した本人でもある。
だが彼はこちらの世界、人間界に出てくることはできないのではなかったのか!?
「驚いているようだね?無理もない。私自身も驚いているくらいだからね?」
ミスターTは自身の手のひらを開いたり閉じたりしている。それはまるで自らの肉体の状態を再確認しているような動きだった。
「ミスターT…クロト君の言っていたダークネス世界の住人…なのか?」
「この威圧感、彼から感じる闇の力…恐らく間違いないね」
ダークネスの世界について話を聞いただけの亮は半信半疑の様だが、一度ダークネスの世界に入り込んで長い時を過ごした吹雪には肌で感じるように理解できたようだ。
「君にまた会うことになるとは思わなかったよ」
「ふふふっ、私はいずれ近いうちに君と再会できると確信していたよ…ところで、あの少年たちは一緒ではないのかい?」
あの少年たち?クロト君と赤羽君のことだろうか?
「彼ら、特にあの歪な魂を持つ少年には非常に興味があったのだが…まぁいいだろう。まずは君からだ藤原君」
「!?」
ミスターTの体からデュエルディスクが浮き出し、それを構えてこちらに向き合っている。やる気だな。
「藤原!」
「ボクたちも手伝うよ!」
「いや、ここはボクが一人でやるよ。過去の清算も含めてね」
『マスター、私もお手伝いいたします!』
「ふふふっ、果たして君に私を倒すことが出来るかな?」
「…出来る!」
不敵な笑みを見せるミスターTに対峙し、ボクはデュエルディスクを構える。
以前のボクとは違う。今のボクには信頼できる友が居る。信頼できる相棒が居る。ボクは負けない!
「「デュエル!」」
◆藤原優介 LP:4000
vs
◆ミスターT LP:4000
「先攻は私が貰う。私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
ミスターT 手札:5→6枚。
「私は手札からフィールド魔法【クリアー・ワールド】を発動する!」
ミスターT 手札:6→5枚。
【クリアー・ワールド】※アニメ版効果
フィールド魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスターの属性によって、そのモンスターのコントローラーは以下の効果を適用する。
●光属性:自分は手札を公開し続けなければならない。
●闇属性:自分は攻撃宣言をする事ができない。
●地属性:自分のエンドフェイズ時に自分フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
●水属性:自分のエンドフェイズ時に自分は手札を1枚捨てる。
●炎属性:自分のエンドフェイズ時に自分は1000ポイントのダメージを受ける。
●風属性:自分は魔法カードを発動できない。
ミスターTが【クリアー・ワールド】を発動させた瞬間、周囲の景色は森の中から変化する。空は雲一つない一面の青空、地面は氷上のような景色だ。
「この綺麗だが不安が沸き上がるような景色は…」
「あのカードは、ダークネスの世界で藤原が使っていたカード!?」
「まさか、あのデッキは…!」
以前、ダークネスの世界でボクが使っていたデッキか!
「【クリアー・ワールド】の効果は覚えているかね?以前の君の様に言うならば、それぞれのカードが持つ個性によってネガティブエフェクトによる罰を与えるカードだよ」
ミスターTは淡々とカード効果の説明を行っているが、このカードはボクにとって苦い思い出のあるカードだ。
「そのくらい、覚えているさ!」
『マスター、落ち着いてください!相手の思うつぼです!』
くっ、オネストの言う通りだ。落ち着いて対処しなければ!
「私は手札から魔法カード【闇の誘惑】を発動!デッキからカードを2枚ドローし、手札の【クリアー・ヴィシャス・ナイト】を除外する!」
ミスターT 手札:5→4→6→5枚。
【闇の誘惑】
通常魔法
(1):自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。
「私は手札から【クリアー・レイジ・ゴーレム】を召喚!」
ミスターT 手札:5→4枚。
<ミスターTのフィールド>
クリアー・レイジ・ゴーレム ★4 ATK1600
【クリアー・レイジ・ゴーレム】※アニメオリジナルカード
効果モンスター
レベル4/闇属性/岩石族/攻撃力1600/守備力1800
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、このカードの属性は「闇」として扱わない。
このカードが相手プレイヤーに直接攻撃を与えた時、相手の手札1枚につき300ポイントのダメージを相手ライフに与える。
「更に私は手札から永続魔法【クリアー・ウォール】を発動!」
ミスターT 手札:4→3枚。永続魔法:0→1枚。
【クリアー・ウォール】※アニメオリジナルカード
永続魔法
フィールド上に「クリアー・ワールド」が存在しない場合、このカードは破壊する。
自分フィールド上の「クリアー」と名のついた攻撃表示モンスターは戦闘では破壊されず、自分が受ける1000ポイントまでの戦闘ダメージを0にする。
また、自分が受ける1100ポイント以上の戦闘ダメージが発生する場合、このカードを破壊してそのダメージを0にする。
「私は手札からもう一枚、永続魔法【フィールドバリア】を発動しておこう」
ミスターT 手札:3→2枚。永続魔法:1→2枚。
【フィールドバリア】
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、お互いにフィールド魔法カードを破壊できず、フィールド魔法カードの発動もできない。
「フィールドバリア」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
「私はカードを1枚セットしてターンエンドだ」
ミスターT 手札:2→1枚。伏せカード:0→1枚。
◆藤原優介 LP:4000、手札:5枚。
vs
◆ミスターT LP:4000、手札:1枚、伏せカード:1枚、フィールド魔法:1枚。永続魔法:2枚。
<ミスターTのフィールド>
クリアー・レイジ・ゴーレム ★4 ATK1600
「ボクのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
藤原優介 手札:5→6枚。
「ボクは手札から永続魔法【武神籬】を発動!」
藤原優介 手札:6→5枚。永続魔法:0→1枚。
【武神籬】
永続魔法
(1):自分フィールドの獣戦士族の「武神」モンスターはバトルフェイズ以外では相手の効果で破壊されない。
(2):1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「武神」モンスター1体を墓地へ送り、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
(3):自分エンドフェイズに、魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送り、自分の墓地の「武神」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
「更に【武神籬】の効果発動!ボクは手札から【武神器-ヤツカ】を墓地に送り、【フィールドバリア】の効果を無効にする!」
藤原優介 手札:5→4枚。
「ほう…」
「ボクは手札から永続魔法【炎舞-「天キ」】を発動!デッキからボクは手札から【武神-トリフネ】を手札に加える!」
藤原優介 手札:4→3→4枚。永続魔法:1→2枚。
【炎舞-「天キ」】
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの獣戦士族モンスターの攻撃力は100アップする。
「ボクは手札から【武神-トリフネ】を召喚!」
藤原優介 手札:4→3枚。
<藤原優介のフィールド>
武神-トリフネ ★4 ATK1500→1600
【武神-トリフネ】
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1500/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。「武神-トリフネ」を除く、種族が異なる「武神」モンスター2体をデッキから守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分が「武神」XモンスターのX召喚に成功した時に発動できる。このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。
「ボクは【武神-トリフネ】をリリースして効果発動!デッキから【武神-マヒトツ】と【武神器-ムラクモ】を特殊召喚!」
<藤原優介のフィールド>
武神-マヒトツ ★4 DEF1800
武神器-ムラクモ ★4 ATK1600→1700
【武神-マヒトツ】
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻 0/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から他の「武神」カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札から「武神」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。そのモンスターとはカード名が異なる「武神」モンスター1体を自分の墓地から選んで手札に加える。
●自分の墓地から「武神」モンスター1体を除外して発動できる。そのモンスターとはカード名が異なる「武神」モンスター1体をデッキから墓地へ送る。
【武神器-ムラクモ】
効果モンスター
星4/光属性/獣族/攻1600/守 900
自分のメインフェイズ時、自分フィールド上に「武神」と名のついた獣戦士族モンスターが存在する場合、墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。
「武神器-ムラクモ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
「【武神-マヒトツ】の効果発動!ボクは手札から【武神-ヤマト】を墓地に送り、墓地の【武神器-ヤツカ】を手札に加える!」
藤原優介 手札:3→2→3枚。
「ボクはレベル4【武神-マヒトツ】と【武神器-ムラクモ】でオーバーレイ!エクシーズ召喚!出でよ!ランク4【武神帝-スサノヲ】!」
<藤原優介のフィールド>
武神帝-スサノヲ ☆4 ATK2400→2500 ORU:2
【武神帝-スサノヲ】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/獣戦士族/攻2400/守1600
レベル4「武神」モンスター×2
(1):「武神帝-スサノヲ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「武神」モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
「ここで墓地の【武神-トリフネ】の効果発動!このカードを【武神帝-スサノヲ】に装備する!」
藤原優介 装備カード:0→1枚。
「【武神帝-スサノヲ】のORUを1つ取り除いて効果発動!デッキから【武神器-ハバキリ】を手札に加える!」
藤原優介 手札:3→4枚。
武神帝-スサノヲ ORU:2→1
<墓地に送られたモンスター>
①武神器-ムラクモ
「墓地の【武神器-ムラクモ】を除外して効果発動!【クリアー・ワールド】を破壊する!」
藤原優介 装備カード:0→1枚。
「むっ…なかなかやるじゃないか」
ミスターT フィールド魔法:1→0枚。
【クリアー・ワールド】が消滅したことにより、周囲の景色が元の森の中へと戻った。
「上手い!奴は【フィールドバリア】の影響で新たな【クリアー・ワールド】を貼り直すことが出来ない!」
「流石だよ藤原!」
「更に【クリアー・ワールド】が破壊されてフィールドから消えたことで【クリアー・ウォール】は自身の効果で自壊する!」
「ふふふ、やるねぇ」
ミスターT 永続魔法:2→1枚。
「過去にボク自身が使っていたデッキだ!弱点くらい判っている!」
一体、吹雪の【十二獣】に何度破壊されたことか…いや、今は良いか。
あのデッキが過去のボクであるならば、あの伏せカードは恐らく【属性変化-アトリビュート・カメレオン】。
ならば、今が好機!
「ボクは手札の【武神器-ヤツカ】を墓地に送って【武神帝-スサノヲ】を対象に効果発動!【武神帝-スサノヲ】は1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる!」
藤原優介 手札:4→3枚。
「2回攻撃だと!?」
【武神器-ヤツカ】
効果モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1700/守 800
自分のメインフェイズ1で、このカードを手札から墓地へ送り、自分フィールド上の「武神」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。この効果を発動するターン、選択したモンスター以外のモンスターは攻撃できない。
「バトル!【武神帝-スサノヲ】で【クリアー・レイジ・ゴーレム】を攻撃!」
武神帝-スサノヲ ATK2500
vs
クリアー・レイジ・ゴーレム ATK1600
やはり伏せカードを使用する気配はない。ここで戦闘ダメージを上昇させる!
「ダメージ計算時、ボクは手札の【武神器-ハバキリ】を墓地に送って効果発動!【武神帝-スサノヲ】の攻撃力は、そのダメージ計算時のみ元々の攻撃力の倍になる!」
藤原優介 手札:3→2枚。
武神帝-スサノヲ ☆4 ATK2500→4800
vs
クリアー・レイジ・ゴーレム ★4 ATK1600 ※戦闘破壊&除外
「攻撃力2倍!?攻撃力4800!?」
【武神器-ハバキリ】
効果モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1600/守 300
(1):自分の獣戦士族の「武神」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時にこのカードを手札から墓地へ送って発動できる。その戦闘を行う自分のモンスターの攻撃力は、そのダメージ計算時のみ元々の攻撃力の倍になる。
「ぐおぉぉぉっ!」
ミスターT LP:4000→800
<ミスターTのフィールド>
モンスター無し
「これで終わりだ!【武神帝-スサノヲ】の2回目の攻撃!」
「あまり調子に乗らないで貰いたいな!リバースカードオープン!永続罠【闇次元の解放】発動!除外されている【クリアー・ヴィシャス・ナイト】を特殊召喚する!」
ミスターT 伏せカード:1→0枚。永続罠:0→1枚。
【闇次元の解放】
永続罠
(1):除外されている自分の闇属性モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊され除外される。そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
<ミスターTのフィールド>
クリアー・ヴィシャス・ナイト ★7 DEF1100
【クリアー・ヴィシャス・ナイト】※アニメオリジナルカード
効果モンスター
レベル7/闇属性/戦士族/攻撃力2300/守備力1100
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、このカードの属性は「闇」として扱わない。
相手フィールド上にモンスターが存在する場合、このカードはリリース1体で召喚できる。
自分の手札・フィールド上にこのカード以外のカードが存在しない場合、このカードの攻撃力は、相手フィールド上に表側表示で存在する攻撃力が一番高いモンスターの元々の攻撃力の数値分アップする。
ボクのデッキとは僅かに構成が違ったようだ…だけど!
「それなら【武神帝-スサノヲ】で【クリアー・ヴィシャス・ナイト】を攻撃するまでだ!」
武神帝-スサノヲ ATK2400
vs
クリアー・ヴィシャス・ナイト DEF1100 ※戦闘破壊
<ミスターTのフィールド>
モンスター無し
ミスターT 伏せカード:1→0枚。永続罠:1→0枚。
「メインフェイズ2に移行。そしてそのままターンエンド!」
「そしてエンドフェイズにボクは【武神籬】の効果発動!このカードを墓地に送って墓地の【武神-ヤマト】を特殊召喚する!」
藤原優介 永続魔法:2→1枚。
<藤原優介のフィールド>
武神帝-スサノヲ ☆4 ATK2500 ORU:1
武神-ヤマト ★4 DEF200
【武神-ヤマト】
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1800/守 200
(1):「武神-ヤマト」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):自分エンドフェイズに発動できる。デッキから「武神」モンスター1体を手札に加え、その後手札を1枚選んで墓地へ送る。
「更に【武神-ヤマト】の効果を発動!デッキから【武神器-ヤタ】を手札に加え、手札の【武神器-ヘツカ】を墓地に送る!」
藤原優介 手札:2→1→2枚。
◆藤原優介 LP:4000、手札:2枚。伏せカード:0枚。装備カード:1枚。
<藤原優介のフィールド>
武神帝-スサノヲ ☆4 ATK2500 ORU:1
武神-ヤマト ★4 DEF200
vs
◆ミスターT LP:800、手札:1枚、伏せカード:0枚、フィールド魔法:0枚。永続魔法:1枚。
<ミスターTのフィールド>
モンスター無し
「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
ミスターT 手札:1→2枚。
「私は手札から魔法カード【トレード・イン】を発動!手札の【ダーク・クリエイター】を墓地に捨ててデッキからカードを2枚ドロー!」
ミスターT 手札:2→1→0→2枚。
【トレード・イン】
通常魔法
(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
「見せてやろう、ダークネスの世界で頂点となるモンスターを!」
まさか、このタイミングであのモンスターを引いてきたのか!
「私は手札から魔法カード【クリアー・サクリファイス】を発動!墓地の【クリアー・レイジ・ゴーレム】と【クリアー・ヴィシャス・ナイト】を除外し、手札から【クリアー・バイス・ドラゴン】をアドバンス召喚する!」
ミスターT 手札:2→1→0枚。
【クリアー・サクリファイス】※アニメオリジナルカード
通常魔法
このターン自分が「クリアー」と名のついたレベル5以上のモンスターをアドバンス召喚する場合、必要なリリースの数だけ自分の墓地の「クリアー」と名のついたモンスターをゲームから除外できる。
<ミスターTのフィールド>
クリアー・バイス・ドラゴン ★8 ATK0
【クリアー・バイス・ドラゴン】※アニメ版効果
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、このカードの属性は「闇」として扱わない。
このカードが相手モンスターを攻撃する場合、このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ戦闘を行う相手モンスターの攻撃力の倍になる。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
また、このカードの戦闘ダメージ計算時、手札を1枚捨てる事でこのカードは戦闘では破壊されない。
このカードを破壊する効果を持つカードの効果を手札を1枚捨てる事で無効にする。
「バトルだ!【クリアー・バイス・ドラゴン】で【武神帝-スサノヲ】に攻撃!クリーン・マリシャス・ストリーム!」
武神帝-スサノヲ ATK2500
vs
クリアー・バイス・ドラゴン ATK0
「ふふふっ、【クリアー・バイス・ドラゴン】の効果発動タイミングはダメージ計算時!対して君の【オネスト】が使えるのはダメージステップ開始時からダメージ計算前までだ!」
「ふっ、それはどうかな?」
「藤原にはさっき手札に加えたカードがある!」
その通り…詰めが甘いよ、ミスターT!
「攻撃宣言時、ボクは手札の【武神器-ヤタ】を墓地に送って効果発動!攻撃モンスターの攻撃を無効にする!」
藤原優介 手札:2→1枚。
【武神器-ヤタ】
効果モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1700/守 800
自分フィールド上の「武神」と名のついた獣戦士族モンスターが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
攻撃モンスターの攻撃を無効にし、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
「武神器-ヤタ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
「本来なら攻撃力の半分のダメージを与える効果もあるんだけど…【クリアー・バイス・ドラゴン】の攻撃力は0だからね」
「くっ!…ターンエンドだ」
◆藤原優介 LP:4000、手札:1枚。伏せカード:0枚。装備カード:1枚。
<藤原優介のフィールド>
武神帝-スサノヲ ☆4 ATK2500 ORU:1
武神-ヤマト ★4 DEF200
vs
◆ミスターT LP:800、手札:0枚、伏せカード:0枚、フィールド魔法:0枚。永続魔法:1枚。
<ミスターTのフィールド>
クリアー・バイス・ドラゴン ★8 ATK0
「ボクのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
藤原優介 手札:5→6枚。
「このままバトルだ!【武神帝-スサノヲ】で【クリアー・バイス・ドラゴン】を攻撃!」
武神帝-スサノヲ ATK2500
vs
クリアー・バイス・ドラゴン ATK0
「ぐわぁぁぁっ!」
ミスターT LP:800→0
デュエルが終わり、ミスターTの体は無数のカードとなって消えていった。
「ふふふっ、どうやら今の私ではあの少年たちや君たちにはまだまだ及ばないようだね」
だが、ボク達の耳には消えたはずの奴の声が聞こえてきた。
声の発信源を探していると、木々の中から倒したはずのミスターTが3人ほど現れた。
「先ほどの男と同じ顔の男が3人!?」
「彼らからもさっきのと同じくらいの力を感じるね…」
亮と吹雪は驚きつつも臨戦態勢に入る。
流石にボクもミスターTを3人同時になんて相手には出来ない。ここは素直に彼らの力を借りよう。
「敗れはしたが今の君たちの力量を図ることは出来たようだ」
「ダークネスの世界から離脱した後、随分と力を付けたようだね」
「やれやれ、困ったものだ」
ボクたち3人を囲むようにミスターTたちが近寄って来る。まさに一触即発の状態だ。
そんな時、ボクと吹雪の携帯電話にメールの着信音が響く。この音は…クロト君からだ!
「おや?どうやらこの次元への入り口が閉じられてしまったようだ」
「あの少年の仕業かな。これではこの世界で体を維持することが出来ないね」
「これからが面白くなるところだったのに…残念だね」
ミスターTたちの体はノイズが走ったかのようにブレが生じていき、彼らの体は一人また一人と無数のカードとなって消えていった。
「まぁいいさ。最低限の目的は果たした。では、藤原君。他の2人もまた会おう」
そう言い残すと最後のミスターTの体も無数のカードとなって消えていった。
どうやら、なんとか凌ぎ切ったようだ。
~~~
<遊城十代視点>
藤原優介たちが森の中でミスターTと交戦している最中、同じように火山火口付近で遊城十代、赤羽コナミ、万丈目準もまたミスターTと交戦していた。
「行け、【E・HERO ネオス】!ラス・オブ・ネオス!」
「うおぉぉぉっ!」
ミスターT LP:1500→0
「やれ、【光と闇の竜】!ダークバプティズム!」
「ぐわぁぁぁっ!」
ミスターT LP:1200→0
「【焔征竜-ブラスター】!【瀑征竜-タイダル】!【嵐征竜-テンペスト】!ダイレクトアタックだ!」
「ぬわぁぁぁっ!」
ミスターT LP:500→0
「おぉぉぉっ!」
ミスターT LP:700→0
「あぁぁぁぁぁっ!」
ミスターT LP:600→0
既に彼ら3人が撃破したミスターTは合計で15人ほどになる。それでも周囲にはまだ十数人のミスターTが彼らのデュエルを観戦していた。
このままだときりがない!
「ふむ、赤帽子の少年は以前に会ったことがあったが…」
「まさか正しき闇の力を持つ者やマアトの羽根の力を持つ精霊を従える者まで現れるとはね」
「これは想定外だな」
今のところはこちらの力量を図っているような素振りを見せているが、もし残った彼ら全員の一斉に襲い掛かられれば…。
翔や隼人を連れてこなくて正解だったな。
『十代、まだ行けるか?』
「はぁ…はぁ…ネオス…。悪い、正直ちょっとキツいかも」
『この男たち、ボクの十代に危害を加えようとするなんて…許せないね』
『クリクリー!』
『あ、兄貴~。アイツらヤバイよ~。ねぇ、逃げようよ~』
『逃げるが勝ちって言うしさ~』
『このままだとやられちゃうぜ』
「はぁ…はぁ…えぇい、うるさいぞオジャマども!」
「さぁ!次は誰が相手なんだ?オレはまだまだデュエル出来るぞ!早く次をやろう!」
万丈目もそろそろ限界が近い。アイツの精霊たちも心配そうにしている。
コナミはまだまだ元気だ。アイツの相手をしているミスターTは嫌そうな顔をしている。
そんな時、火口のマグマの中から1体のミスターTが姿を現す。その手には禍々しい力を感じる仮面が手に握られている。
「目的の仮面は回収した。後は彼らを…おや?」
突如、オレとコナミの携帯電話にメールの着信音が響く。この音は…白河からだな。
その音がしたすぐ後にミスターTたちは無数のカードとなって次々に消えていく。
「やられたな。今回はここまでの様だね」
「だが仮面の回収は完了した」
「なに、あの歪な魂の少年が居る限り、人の心の闇の発生は加速する」
「彼が良かれと思って行動するたびにダークネスの世界の浸食が進むと知れば、彼はどんな顔をするのかな?」
「ふふふっ、それも含めて次の機会に期待するとしよう」
「では、少年たちよ。また会おう」
最後に意味深な言葉を残し、最後のミスターTが消滅した。
周囲に潜んでいる気配もない。
ふぅー、なんとかなったみたいだな。
藤原優介のデッキは【武神】です。以前は【武神-ヤマト】をフィールドに維持するロービートが基本でしたが、時々貰える新規カードにより展開力が上がってきており、一気に仕掛けることも可能になって来ています。出番は無かったですが、【オネスト】もちゃんと入っています。
ミスターTのデッキは【クリアー】です。原作アニメ終盤で藤原優介が使用したテーマで相手モンスターの属性により様々なデメリット効果を押し付け、自身は属性の無いモンスターで戦ってデメリットを回避するテクニカルなデッキです。OCG化したのは2021年10月時点で2枚だけだったはず。
次回の更新は11月中の予定です。
戦車様、Skazka Priskazka様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。
未完の本作の今後の扱いについて
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全削除でOK
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チラ裏に移動でOK
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どちらでもOK