【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前回のあらすじ:GXメダルが必要数揃った。

今回のデュエルはいつもの赤帽子ととあるカードの精霊とのデュエルです。


第百四十五話 学園祭

 11月下旬、今日はデュエルアカデミアの学園祭当日だ。

 

 オベリスクブルーではお洒落な屋外カフェテリア、ラーイエローではたこ焼きや焼きそばなどの出店、オシリスレッドではコスプレデュエル大会を出し物としている。ちなみにオベリスクブルー女子は特に出し物はない。

 女子たちの出し物があったら男子生徒の大半がそちらに集中してしまって他のエリアが寂しいことになるからと言う学園側からの配慮なのかもしれない。

 

 俺の所属する料理部はと言うと、ラーイエローの敷地の一部を借りて1年生と2年生でいくつか出店を開いていた。3年生は最後の学園祭と言うことで参加を免除され、希望者のみが参加している。

 とはいえ、そもそも料理部に所属している幽霊部員以外の男子生徒って俺くらいなので、今俺が居るこの屋台は実質一人で回している。

 

 俺が受け持つ屋台には、タコ焼きや焼きソバなどの定番なものに加えてカレーや唐揚げなどの男子学生向けのメニューが多い。

 女子学生向けのクッキーやクレープと言ったメニューは宇佐美達がやっている方の屋台で販売されている。

 

 俺の方の屋台で作っている出し物は、自慢ではない…いや自慢だが周囲のラーイエロー男子たちがやっている屋台の出し物よりも確実に美味い。

 普段から孤児院では料理をしていたし、中学&高校は料理部に所属して日々練習しているからな。流石に後れを取るわけには行かない。

 だが、ドルオたちの作ったタコ焼きもなかなか美味かったので、後でレシピを教えて貰おうと思う。

 

 食材は大量に準備しているので特に問題は無いのだが、屋台裏でアクエリアや蟲惑魔たちがこっそりつまみ食いをするのでそこそこ急いで作らないと売る物が無くなりそうなのでそこそこ忙しいのが悩みどころだな。

 宇佐美達の屋台には先ほど明日香や雪乃と言った主だった女子生徒たちが訪れており、一緒にクレープなどを購入してオシリスレッド寮の方へと歩いて行ったのを見かけたのであちらも忙しそうだ。

 

「やっほー。白河、来たよ~」

「白河君、お疲れ様です」

「おいっす、2人とも」

 

 学園祭が開始した少し後、俺の受け持つ屋台にツァンと紬の2人がやって来た。

 彼女たちの頭にはデュエルモンスターズのモンスターを模したお面があり、彼女たちの手には綿菓子が握られており、彼女たちが学園祭を満喫していることが良く分かる。

 

 ツァン、今年は去年の様にボッチ参加じゃなくて本当に良かったな…。

 

「何か買っていくか?と聞きたいところだが、こっちの屋台でいいのか?」

 

 ツァンたちも俺の方の屋台よりも宇佐美達の屋台のメニューを選ぶと思ったんだが…。

 

「ツァンちゃんが言うには、白河君の屋台には隠しメニューが存在するとの話でしたが…」

「ふふん、隠してもダメだからね」

「何だ、バレてたのか」

 

 何故か勝ち誇った顔をしているツァンの言う通り、確かに俺の屋台にはメニュー全てが売り切れになった後に販売しようとしている隠しメニューが存在する。

 もちろん学校側にはちゃんと届け出てあるし、料理部のメンバーは当然知っているが、他の学生には話した記憶はない。

 

 何で知ってるんだろう?

 

「去年、中学の時も同じようなことやってたじゃん」

 

 あぁ、そういうことか。よく覚えているもんだ。

 

「バレちゃぁしょうがないか。ほら、これが隠しメニューのラインナップだ。あまり周りの連中に見られないようにしてくれよ」

 

 若干ドヤ顔になっているツァンと本当に隠しメニューがあったことに驚いている紬にメニュー表を渡す。

 

「ボクはこのあずきアイスを1つ」

「それでは私は…こちらの宇治金時アイスを1つお願いします」

 

「毎度あり~」

 

 ツァンたちの注文を受けて、俺は屋台の陰に隠して足元に置いてあるクーラーボックスから品物を取り出して彼女たちに渡す。

 彼女たちが専用のリーダーに学生証を兼ねた電子手帳をかざし、料金代わりにDPを支払いって会計は終了した。

 

「美味しいですね!」

「うん、美味しいね。白河はお菓子作るの得意だからね」

 

 2人は屋台の近くにあるベンチに腰掛けて購入したアイスを堪能しているようだ。

 一応、味には自信があったが彼女たちの反応から見るに満足してもらえたようで何よりだな。

 

~~~

 

 昼のピークを過ぎた少し後、俺は屋台の位置を変更してオシリスレッドの敷地周辺で店を開いていた。

 おやつ時から始まる毎年恒例のオシリスレッド名物のコスプレデュエル大会目当てに来る生徒たちをメインターゲットにするためだ。

 

 原作アニメでは、十代が色んな衣装を混ぜたよく分からないコスプレ、明日香&ジュンコ&百恵が『ハーピィレディ三姉妹』、万丈目が『XYZードラゴンキャノン』、三沢が『アマゾネスペット虎』、トメさんが『ブラック・マジシャン・ガール』のコスプレをしていた。

 この世界での変化点と言えば、万丈目が『光と闇の竜』っぽい衣装に変わり、亮さんが『サイバー・ドラゴン』、吹雪さんが『漆黒の豹戦士パンサーウォリアー』、藤原先輩が『オネスト』のコスプレをしているくらいだろうか。

 

 コナミはと言うと『スターダストウォリアー』の恰好をしている。完成度たけーなオイ。レインとか二度見してたしな。

 

 雪乃たちは特にコスプレをしていないみたいだ。せっかくだからやればいいのにな。破滅の女神ルインとか魅惑の女王辺りならメチャクチャ似合いそうじゃん。

 

 あっ、そうそう。一応だが俺もコスプレをしているぞ。『背番号39 球児皇ホーム』の格好だ。

 ラッシュデュエルはあまり詳しくないんだが、アニメは時々見てたからな。あの回は盛大に笑わせて貰った。

 

「なんだよオイ。『背番号39 球児皇ホーム』じゃねーか。完成度たけーなオイ」

「えぇぇぇっ!何で知ってんの!?」

 

 何でこの赤帽子君はこの格好の元ネタを知ってんの!?銀〇もこの世界にはまだないだろ!?

 実はマジでこの世界に在るの?俺だけ知らないの?

 

~~~

 

「おっ、レインか。いらっしゃーい」

「うん…」

 

 明日香たちの様子を三脚で設置したビデオカメラで撮影しつつ、デュエルステージの飾りつけを手伝う十代や翔たちの様子を見ていると、屋台前にレインがやって来た。残念ながらいつもの制服姿だ。 

 

「いつものでいいのか?」

「そう…」

 

 レインの返事を聞き、クーラーボックスから冷やしカレードリンクを取り出して彼女に渡す。

 この娘は俺が屋台を開くといつもふらりとやって来てこの冷やしカレードリンクを2つ購入して帰っていく。

 

 マスター、いつもの!あいよー!みたいな掛け合いは前世からちょっとやってみたかったんだよなぁ。結構満足したぞ。

 

「クロトは…出ないの?」

 

 レインは渡した冷やしカレードリンクを持ってが屋台の傍に設置した簡易ベンチに腰掛け、ちびちびと冷やしカレードリンクを飲み始めた。

 

「コスプレデュエルのことか?俺は出ないよ」

「そう…」

 

 レインからの問いに答えた通り、俺はこのコスプレデュエルに参加するつもりは無い。

 コナミが出場するなら考えても良いが…今現在のあの野郎はあの恰好のままで数人の女子生徒と一緒にデート中だ。

 

 いくら奴が無類のデュエル好きだからと言って今日は流石に恐らく参加することは無いだろう。

 

「それに今年はあの娘が来るはずだろ?」

「うん…」

「俺が参戦したことでそのイベントが無くなるのだけは避けたいからね」

 

 そう。原作アニメ通りの展開であれば、今年はデュエルモンスターズの中でも人気の高いあの娘が学園祭に乱入して来るのだ。

 こんな面白そうなイベントを見逃すなんて、原作ファンとしては有り得ない選択肢だよな。

 

~~~

 

 この大会はコスプレしてデュエルするだけのシンプルな出し物で、司会の丸藤翔と解説の万丈目準がイベント参加者の中から適当に2名選び、その二人がデュエルするだけのシンプルなものだ。

 ただ、参加しているメンバーの何人かがアカデミア本校の実力上位陣=来月のタッグデュエル大会参加者と言うことでもあるため、シンプルな催しものと言う意味でも敵情視察と言う意味でも生徒たちからの注目度はかなり高かった。

 

 そんな思惑が渦巻く中、オシリスレッドの遊城十代と、オベリスクブルーの三沢大地と言う注目の対戦カードが選出された。

 

「三沢!今度こそオレが勝たせてもらうぜ!」

「十代、相手にとって不足は無い!」

 

 オシリスレッド寮前に準備された仮設リング(ラインカーで白線を引いただけの物)で仮想した二人が対峙し、それぞれの意気込みも十分なようだ。

 

 彼らは1学期に行われたノース校との対抗デュエルの代表選手を選ぶ際に対戦し、その際は三沢が勝利していた。

 だが、今の彼らは当時の彼らよりも遥かに強くなっていて、共に今のデュエルアカデミアのトップデュエリスト達でもある。

 

 期待と注目が集まる中、2人のデュエルは開始された。

 

「オレは手札から魔法カード【融合】を発動!手札の…」

「ふっ、甘い!リバースカードオープン!チェーンして永続罠【ナルカミの滝壺】発動!これでお互いに手札からモンスターを墓地へ送る事はできないぞ!」

「なっ!?」

 

【ナルカミの滝壺】※漫画版GXオリジナルカード

永続罠

(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いに手札からモンスターを墓地へ送る事はできない。

 

「更に永続罠【不知火の揺らめき】発動!お互いのフィールドのモンスターは戦闘・効果で破壊される以外の方法で墓地へ送る事はできない!」

「なんだって!?」

 

【不知火の揺らめき】※漫画版GXオリジナルカード

永続罠

(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドのモンスターは戦闘・効果で破壊される以外の方法で墓地へ送る事はできない。

 

「これであのボウヤの手札にある【融合】カードは死に札になったわね」

「あの2枚の永続罠によって遊城君は手札融合もフィールド融合も封じられてしまった。これは厳しい展開ね」

 

 雪乃や明日香の言うように、融合使いにとってこの2枚の永続罠はかなりキツイだろう。

 墓地融合やデッキ融合などの手もあるにはあるが、それを実行できるカードは十代のデッキに何枚入っていることか。

 

 

 序盤は三沢が漫画版GXでも同様に使用されていた2つの永続罠により十代の融合戦術を封印し、自身は墓地の妖怪(アンデット族)モンスターを呼び出して優位を見せていた。

 だが十代も負けじと応戦し、ターンが進むごとに互いのカードは消費されていった。

 

 

遊城十代 LP:2000、手札:0枚、モンスター:0、伏せカード:1

vs

三沢大地 LP:2000、手札:2枚、モンスター:1、伏せカード:0、永続罠:2

 

 

「オレはカードを1枚伏せてターンエンド。十代、そちらの手札は0枚、伏せカードも最初のターンから伏せているその1枚だけ!もう打つ手はないんじゃないか?」

三沢大地 手札:2→1枚、伏せカード:0→1枚。

 

「へへっ、デュエルは最後まで分からないんだぜ!オレのターン、ドロー!」

遊城十代 手札:0→1枚。

 

「さて、逆転の一手は引けたのかな?」

 

 フィールドの状況は三沢が有利だが、彼はこの対戦相手を前に決して気を緩めたりはしない。

 彼の前に立つこのデュエリストは、今まで何度もその1枚のドローにて劣勢を覆して勝利してきた強者だと知っているからだ。

 

「あぁ、もちろんだ!手札からもフィールドからも融合できないなら、オレは手札から魔法カード【ネオス・フュージョン】を発動するぜ!」

遊城十代 手札:1→0枚。

 

【ネオス・フュージョン】

通常魔法

(1):自分の手札・デッキ・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「E・HERO ネオス」を含むモンスター2体のみを素材とするその融合モンスター1体を召喚条件を無視してEXデッキから特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。

(2):「E・HERO ネオス」を融合素材とする自分フィールドの融合モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、または自身の効果でEXデッキに戻る場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 

「この場面でデッキ融合の魔法カード…お前なら引き当てて来ると思っていたぞ!」

「!?」

 

「リバースカードオープン!オレは手札を1枚捨ててカウンター罠【封魔の呪印】発動!【ネオス・フュージョン】を無効にして破壊する!」

三沢大地 手札:1→0枚、伏せカード:1→0枚。

 

「この発動を邪魔させるわけには行かないぜ!リバースカードオープン!オレもLPを半分支払ってカウンター罠【神の宣告】発動!【封魔の呪印】を無効にして破壊する!」

十代 LP:2000→1000、伏せカード:1→0枚。

 

「なっ!?最初のターンから伏せていたカードがカウンター罠だと!?…不味い!」

 

 三沢は決して油断して最後の伏せカードに対する警戒を怠っていたわけではない。

 それまでの十代との攻防は苛烈を極め、目に見えぬ伏せカードの脅威よりも目に見える明らかな脅威を排除するためにカードを消費してしまっていた為、最後の伏せカードを排除しきれなかったのだ。

 

「デッキから【E・HERO ネオス】と【N・グラン・モール】を墓地に送って融合!来い!【E・HERO グラン・ネオス】!」

 

<十代のフィールド>

E・HERO グラン・ネオス ★7 ATK2500

 

【E・HERO グラン・ネオス】

融合・効果モンスター

星7/地属性/戦士族/攻2500/守2000

「E・HERO ネオス」+「N・グラン・モール」

自分フィールド上の上記のカードをデッキに戻した場合のみ、エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。

1ターンに1度、相手フィールド上のモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す事ができる。

また、エンドフェイズ時、このカードはエクストラデッキに戻る。

 

「【E・HERO グラン・ネオス】の効果発動!【火車】には手札に戻って貰うぜ!」

 

「くっ!…ここまでか!」

三沢大地 手札:0→1枚

 

<三沢のフィールド>

モンスター無し

 

「行け!グランネオス!三沢にダイレクトアタックだ!」

 

「うわあぁぁぁっ!」

三沢 LP:2000→0

 

 因縁のデュエルは十代の勝利で終わり、十代は見事に三沢へのリベンジを果たして見せた。

 

 三沢は悔しそうな表情を浮かべたもののすぐに気持ちを切り替え、デュエル後は爽やかな握手を交わして互いの健闘を称えながら2人はそのまま一緒に観客席へと戻っていった。

 そのまま観客席(木の杭とロープで策を作り、地面にブルーシートを引いただけ)に居たコナミや翔や隼人に加えて明日香たちも合流し、先ほどのデュエルに付いて色々と話し合っているようだ。

 

 そこそこ差異があるが、漫画版に近いデュエル展開になったな。

 

 十代はいつの間にか鬼畜モグラまで持ってるし…もうネオスペーシアンは大体揃ったと考えていいのかもしれないな。今度コナミに聞いておくか。

 【E・HERO グラン・ネオス】のようなネオスカードも充実してきているみたいだし、そろそろ彼に勝つのもキツくなりそうかな?

 

 次の試合はオシリスレッドの丸藤翔と、元オベリスクブルーの万丈目準だ。

 

 いやいや、お前ら司会と解説の仕事はどうしたよ?って、いつの間にか司会と解説が吹雪さんと藤原先輩に変わっている!?

 

「あんなデュエルを見せられたら見てるだけなんてもったいないっスよね!」

「ふん、十代や三沢ならいざ知らず、レッドのお前がブルーのオレの相手になるかな?」

「万丈目君、今はレッドでしょ?」

「じ、実力と成績はブルーのままだ!」

 

 仮設リングで対峙して軽口を交わす二人の間には特に緊張も無ければ険悪なムードもない。

 

 片や出席日数が足りないだけで実力は1年生の中でもトップクラスの万丈目に対し、メキメキと実力を伸ばしてきている翔とのデュエル。

 服装の色でしか実力を判断できないアカデミア生はもう殆ど居ないが、それでもまだオシリスレッド=雑魚のイメージが強い。

 

 そんな先入観を吹き飛ばすようなデュエルを見せて欲しいところだな。

 

 

丸藤翔 LP:2000、手札:3枚、モンスター:0、伏せカード:0

vs

万丈目準 LP:3500、手札:2枚、モンスター:1、伏せカード:1

 

 

「ボクは手札の【ストライクロイド】、【ステルスロイド】、【ターボロイド】を墓地に送る!」

丸藤翔 手札:3→0枚

 

「何をする気だ?」

「チェェェンジ!ソリッドαァァァ!」

 

 突如、翔の合図とともに墓地に送られた3体のロイドたちがフィールドに出現し、その姿を変えてゆく。

 

「な、なんだ!?3体のロイドモンスターが変形…いや合体していっている!?」

 

「変形合体!【ソリッドロイドα】!」

 

<翔のフィールド>

ソリッドロイドα ★7 ATK2600

 

【ソリッドロイドα】※漫画版GXオリジナルカード

レベル7/地属性/機械族/攻撃力2600/守備力1800

「ストライクロイド」+「ステルスロイド」+「ターボロイド」

自分の手札の上記カードを墓地に送った場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。

(1):このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択する。このカードの攻撃力は、エンドフェイズ時まで選択したモンスターの元々の攻撃力の数値分アップする。

(2):「ソリッドロイド」と名のついたモンスターは自分フィールドに1体しか存在できない。

 

「おぉっ!なんか格好いいロイドが出て来たな!」

「良いぞー翔ー!」

「このままの勢いで万丈目をやっつけてしまうんだナァ!」

 

 十代、コナミ、隼人たちは初めて見るロイドモンスターに興奮しているようだ。

 

 ロイドモンスターはそこまで詳しくないんだが、確かアレは未OCGモンスターだったよな。漫画版だと言及されていなかった気がするが、こっちの世界のコイツは融合モンスターなんだな。

 コイツ、デザインは流石にそこそこ異なるけどモチーフが完全にゲッ〇ーロボなもんだからOCG化が絶望的なロイドの筆頭なんだよな。

 

「ボクは【ソリッドロイドα】の効果発動!対象は【ダークエンド・ドラゴン】!【ソリッドロイドα】の攻撃力はエンドフェイズ時まで【ダークエンド・ドラゴン】の元々の攻撃力の数値分アップする!」

 

「ちぃっ!【ダークエンド・ドラゴン】の攻撃力は2600!【ソリッドロイドα】の攻撃力は…5200!」

 

「【ソリッドロイドα】で【ダークエンド・ドラゴン】を攻撃する!ソリッドビィィィム!」

 

ソリッドロイドα ATK5200

vs

ダークエンド・ドラゴン ATK2600

 

「ぐわぁぁぁっ!」

万丈目 LP:3500→900

 

<万丈目のフィールド>

モンスター無し

 

 いいダメージを貰ったな。万丈目のフィールドにはもうモンスターが…いや、あの伏せカードはあるか。

 

「タダではやられん!リバースカードオープン!速攻魔法【光と闇の導き】発動!」

万丈目準 伏せカード:1→0枚。

 

「ここでリバースカードだって!?」

 

【光と闇の導き】※漫画版GXオリジナルカード

速攻魔法

(1):自分フィールドのドラゴン族モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地の「光と闇の竜」1体を除外して発動できる。自分のエクストラデッキから光属性または闇属性のレベル8・ドラゴン族Sモンスターを特殊召喚する。

 

 あれ?俺が読んだ漫画版と若干効果が違う?漫画版のカード効果だと手札の光か闇属性のドラゴンモンスターを特殊召喚するカードだったよな?

 漫画版と違ってOCG版の【ライトエンド・ドラゴン】と【ダークエンド・ドラゴン】はシンクロモンスターだから、矛盾が生じないようにカード効果が書き換わったのか?

 

「オレは墓地の【光と闇の竜】を除外し、エクストラデッキから【ライトエンド・ドラゴン】を呼び出す!」

 

<万丈目のフィールド>

ライトエンド・ドラゴン ★8 ATK2600

 

【ライトエンド・ドラゴン】

シンクロ・効果モンスター

星8/光属性/ドラゴン族/攻2600/守2100

チューナー+チューナー以外の光属性モンスター1体以上

このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。

このカードの攻撃力・守備力を500ポイントダウンし、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力はエンドフェイズ時まで1500ポイントダウンする。

 

「苦労して最上級モンスターを倒したのに、また別の最上級モンスターが出て来るんスか!?」

「このオレとオレのドラゴンたちをそう簡単に倒せると思うなよ!」

 

 この後、万丈目の返しのターンに猛反撃を受けて翔は敗れてしまったが、学園トップクラスの万丈目に負けじと食らいついてかなり善戦していたと思う。

 今の翔は入学当初の彼からは比べ物にならないくらい強くなっている。原作アニメを知らない他の生徒からすれば驚異の成長速度だろうな。

 

~~~

 

 コスプレデュエル大会は好評のまま継続していたが、おやつ時となった頃に小休止が取られることとなった。

 会場にブラック・マジシャン・ガールそのものに見える美少女が突然登場し、コスプレデュエル大会への参加を表明したことで収拾がつかなくなり始めたからだ。

 

 ちなみに、トメさんのことではないぞ。

 

「クロノス校長、我が校にあのような少女が居たでしょうか?」

「実は私も見覚えがないノーネ。でも、プリティなノーネ!キュートなノーネ!グラッチェなノーネ!」

 

 仮説ベンチに座ってナポリタンを食べているアカデミア教師の茂野間ネオの問いに、同じくベンチに座ってペペロンチーノを食べていたクロノス校長が言葉を返す。

 観客席に居る他の生徒たちや警備の巡回で立ち寄った倫理委員会のメンバーにも、マジシャン・ガール姿の彼女を知る者は居ないようだ。

 

 そりゃ居ないだろうね。彼女、カードの精霊だし。どうやったのかは知らないけど、以前のサイコショッカーの時の様に実体化して精霊が見えない人々にもバッチリ見るようだ。

 少し観察してみて分かったことだが、彼女は武藤遊戯の関係者では無さそうだな。ノーマルカラーなのでうちの姉弟子とも違う。いわゆる別個体という奴だ。

 

「うぅ…ボクの作ったステージにブラマジガールが…!」

「丸藤翔!さっさとリングサイドの実況席に来い!」

 

 自身のデュエルが終わって実況役に戻った翔がマジシャン・ガールの姿に見惚れて感涙していると、会場に設置されたスピーカーから万丈目の呼び出しが掛かる。そろそろデュエルが始まるらしいな。

 

「対戦相手はやはり遊城十代なのかな?」

「…そうでもなさそう」

 

 俺の独り言にベンチに座っていたレインが言葉を返してくる。

 そして、リングに立っている二人のデュエリストの方を見てその言葉の意味を知った。

 

「うわっ、ここでコナミなのか」

 

 そう。デュエルリングに立っていたのは周囲に明るく笑顔で愛嬌を振りまくマジシャンガール、そしてデュエル狂いの見慣れた赤帽子の少年だった。

 どうやら目の前で延々とデュエルを見ているうちに抑えが効かなくなったようで、彼とデートしていたらしい女生徒数人が呆れながらもその姿を追っていた。

 

『大変長らくお待たせいたしました。ただいまより、赤羽コナミvsブラック・マジシャン・ガールの試合を開始しまーす!』

 

 解説の翔により、簡単なデュエリスト紹介が行われ、翔の独断でガールさんの先攻となり、2人のデュエルが開始された。

 

 

「「デュエル!」」

 

 

◆赤羽コナミ LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆ブラック・マジシャン・ガール LP:4000、手札:5枚。

 

 

「先攻は私ね!ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行するよ!」

BMG 手札:5→6枚。

 

「私は手札から【ベリー・マジシャン・ガール】を召喚!その効果を使ってデッキから【ブラック・マジシャン・ガール】を手札に加えちゃうよ!」

BMG 手札:6→5→6枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

ベリー・マジシャン・ガール ★1 ATK400

 

【ベリー・マジシャン・ガール】

効果モンスター

星1/地属性/魔法使い族/攻 400/守 400

(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「マジシャン・ガール」モンスター1体を手札に加える。

(2):1ターンに1度、このカードが相手の効果の対象になった時、または相手モンスターの攻撃対象に選択された時に発動できる。このカードの表示形式を変更し、デッキから「ベリー・マジシャン・ガール」以外の「マジシャン・ガール」モンスター1体を特殊召喚する。

 

 彼女のデッキは【マジシャン・ガール】か。イメージ通りだな。

 原作アニメだと【マジシャンズ・ヴァルキリア】を使ったロック戦術を駆使していたが、この世界の彼女のデッキは劇場版の遊戯王DSODの武藤遊戯が使っていたデッキに近いかな?

 

「私はカードを2枚セットしてターンを終了しまーす!」

BMG 手札:6→4枚。伏せカード:0→2枚。

 

 

◆赤羽コナミ LP:4000、手札:5枚。

 

vs

 

◆ブラック・マジシャン・ガール LP:4000、手札:4枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

ベリー・マジシャン・ガール ★1 ATK400

 

 

 久し振りに見るスローな展開速度だな。相手はコナミだぞ?大丈夫?瞬殺されない?

 

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

コナミ 手札:5→6枚。

 

「オレは手札から魔法カード【強欲で貪欲な壺】を発動!デッキトップからカードを10枚除外してデッキから2ドロー!」

コナミ 手札:6→5→7枚。

 

【強欲で貪欲な壺】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

 

 アイツ、初手で壺を握っている確率が高すぎだろ。

 

「オレは手札から【H・C 強襲のハルベルト】を自身の効果で特殊召喚!更に【H・C サウザンド・ブレード】を通常召喚し、手札の【H・C ダブル・ランス】を捨てて効果発動!デッキから【H・C エクストラ・ソード】を特殊召喚だ!」

コナミ 手札:7→6→5→4枚。

 

<コナミのフィールド>

H・C 強襲のハルベルト ★4 ATK1800

H・C サウザンド・ブレード ★4 ATK1300→DEF1100

H・C エクストラ・ソード ★4 DEF1000

 

【H・C 強襲のハルベルト】

効果モンスター

星4/地属性/戦士族/攻1800/守 200

(1):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(3):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。デッキから「ヒロイック」カード1枚を手札に加える。

 

【H・C サウザンド・ブレード】

効果モンスター

星4/地属性/戦士族/攻1300/守1100

「H・C サウザンド・ブレード」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):1ターンに1度、手札から「ヒロイック」カード1枚を捨てて発動できる。デッキから「ヒロイック」モンスター1体を特殊召喚し、このカードを守備表示にする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「ヒロイック」モンスターしか特殊召喚できない。

(2):このカードが墓地に存在し、戦闘・効果で自分がダメージを受けた時に発動できる。このカードを墓地から攻撃表示で特殊召喚する。

 

【H・C エクストラ・ソード】

効果モンスター

星4/地属性/戦士族/攻1000/守1000

このカードを素材としたエクシーズモンスターは以下の効果を得る。

●このエクシーズ召喚に成功した時、このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。

 

「フィールドのモンスターが一気に3体も!?」

 

 コナミのデッキは【ヒロイック】か。その恰好でそのデッキなのか…でも、良いノリだな!

 メインデッキのモンスターが『H・C(ヒロイックチャレンジャー)』、エクシーズモンスターが『H-C(ヒロイックチャンピオン)』と読むんだぜ。

 

 それはそうと、ガールさん?そろそろコナミの行動を妨害しないと多分酷いことになるぞ?大丈夫か?

 

「【H・C エクストラ・ソード】の特殊召喚成功時、手札から【地獄の暴走召喚】を発動!デッキから【H・C エクストラ・ソード】を2体特殊召喚する!」

コナミ 手札:4→3枚。

 

【地獄の暴走召喚】

速攻魔法

(1):相手フィールドに表側表示モンスターが存在し、自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスター1体のみが特殊召喚された時に発動できる。

その特殊召喚したモンスターの同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から可能な限り攻撃表示で特殊召喚し、相手は自身のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、そのモンスターの同名モンスターを自身の手札・デッキ・墓地から可能な限り特殊召喚する。

 

<コナミのフィールド>

H・C 強襲のハルベルト ★4 ATK1800

H・C サウザンド・ブレード ★4 DEF1100

H・C エクストラ・ソード ★4 DEF1000

H・C エクストラ・ソード ★4 DEF1000

H・C エクストラ・ソード ★4 DEF1000

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

ベリー・マジシャン・ガール ★1 ATK400

ベリー・マジシャン・ガール ★1 DEF400

ベリー・マジシャン・ガール ★1 DEF400

 

「後攻1ターン目でモンスターが5体!?だけどこっちだって【ベリー・マジシャン・ガール】を2体呼ばせて貰ったんだからね!」

 

「オレはレベル4【H・C 強襲のハルベルト】、【H・C サウザンド・ブレード】、【H・C エクストラ・ソード】の3体でオーバーレイ!」

 

 あっ(察し)

 

「5体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ、ランク4【No.86 H-C ロンゴミアント】!」

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK1500→3000→6000 ORU:5

 

【No.86 H-C ロンゴミアント】

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/闇属性/戦士族/攻1500/守1500

戦士族レベル4モンスター×2体以上(最大5体まで)

(1):相手エンドフェイズに発動する。このカードのX素材を1つ取り除く。

(2):このカードのX素材の数によって、このカードは以下の効果を得る。

●1つ以上:このカードは戦闘では破壊されない。

●2つ以上:このカードの攻撃力・守備力は1500アップする。

●3つ以上:このカードは他のカードの効果を受けない。

●4つ以上:相手はモンスターを召喚・特殊召喚できない。

●5つ以上:1ターンに1度、発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊する。

 

 素材5体のロンドミアントとはな。コナミめ。せっかく遊びに来てくれた美少女精霊に対してなんて酷い真似を…。

 

「5体のモンスターを重ねる…これがエクシーズ召喚!面白いね!」

 

『おおっとー!コナミ君は絶好調っスね!』

『いや、これはそんなことを言っている場合じゃないぞ』

 

「【No.86 H-C ロンゴミアント】の効果発動!相手フィールドのカードを全て破壊する!」

 

「えっ?」

『えっ?』

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

モンスター無し

 

BMG 伏せカード:2→0枚。

 

 彼女の伏せカードは【ディメンション・マジック】と【立ちはだかる強敵】だったか。

 せめて伏せカードが【和睦の使者】や【威嚇する咆哮】、【ホーリーライフバリアー】辺りだったなら、もしくは【ディメンション・マジック】でコナミの展開を妨害していたなら結果は少し変わっていただろうな。

 

「バトルだ!【No.86 H-C ロンゴミアント】でダイレクトアタック!」

 

No.86 H-C ロンゴミアント ATK6000

 

『攻撃力6000のダイレクトアタック!?』

『この攻撃が通れば彼女は負けてしまうぞ!1ターンキルだ!』

 

 おっ、ナイスな生存フラグを立てたな。

 

「て、手札から【クリボー】を捨てて戦闘ダメージを0にするよ!」

BMG 手札:4→3枚。

 

【クリボー】

効果モンスター

星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200

(1):相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。

 

 そうか、【クリボー】でも良かったんだよな。

 昔は時々お世話になっていたのにすっかりド忘れしてたな。

 

「おっと、防がれたか。メインフェイズ2に移行。カードを1枚セットしてターンエンド!」

コナミ 手札:3→2枚。伏せカード:0→1枚。

 

 

◆赤羽コナミ LP:4000、手札:2枚。伏せカード:1枚。

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:5

 

vs

 

◆ブラック・マジシャン・ガール LP:4000、手札:3枚。伏せカード:0枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

モンスター無し

 

 

 これはガールさんにとっては非常にキツイ盤面だな。

 

 時間制限があるとはいえ、カード効果を受けない上に戦闘で破壊されない攻撃力6000のモンスターが相手フィールドに居るとか嫌すぎる。

 しかも召喚・特殊召喚の制限もあるから【マジシャン・ガール】デッキの効果を活かせない。

 

 

「私のターン!ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行するよ!」

BMG 手札:3→4枚。

 

「私は手札からモンスターをセット!」

BMG 手札:4→3枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

裏側守備表示モンスター

 

「更に私はカードを1枚セットしてターンを終了しまーす!」

BMG 手札:3→2枚。伏せカード:0→1枚。

 

「エンドフェイズにリバースカードオープン!速攻魔法【サイクロン】発動!その伏せカードを破壊させてもらう!」

コナミ 伏せカード:1→0枚。

 

【サイクロン】

速攻魔法

(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

「そんな!?」

BMG 伏せカード:1→0枚。

 

『ここでエンドサイクだと!?』

『これは酷い!コナミ君ってデュエルの時だとやっぱり鬼っスね!』

 

 万丈目たちの言う通り、アイツはデュエルだと本当に容赦ないよな。

 だが彼女の墓地に送られてしまった伏せカードは【光の護封霊剣】だ。まだチャンスはある。

 

「更にエンドフェイズに【No.86 H-C ロンゴミアント】のORUを1つ墓地に送る」

No.86 H-C ロンゴミアント ORU:5→4

 

 墓地に送ったのは当然【H・C サウザンド・ブレード】か。あのカードには自己蘇生効果があるからな。

 

 

◆赤羽コナミ LP:4000、手札:2枚。伏せカード:0枚。

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:4

 

vs

 

◆ブラック・マジシャン・ガール LP:4000、手札:2枚。伏せカード:0枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

裏側守備表示モンスター

 

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

コナミ 手札:2→3枚。

 

「オレは手札から魔法カード【増援】を発動!デッキから【H・C ダブル・ランス】を手札に加える!」

コナミ 手札:3→2→3枚。

 

【増援】

通常魔法

(1):デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。

 

「オレは手札から【H・C ダブル・ランス】を召喚!そして効果発動!墓地から同名モンスターを特殊召喚する!」

コナミ 手札:3→2枚。

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:4

H・C ダブル・ランス ★4 ATK1700

H・C ダブル・ランス ★4 DEF900

 

【H・C ダブル・ランス】

効果モンスター

星4/地属性/戦士族/攻1700/守 900

このカードが召喚に成功した時、自分の手札・墓地から「H・C ダブル・ランス」1体を選んで表側守備表示で特殊召喚できる。このカードはシンクロ素材にできない。

また、このカードをエクシーズ素材とする場合、戦士族モンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。

 

『レベル4のモンスターが2体!』

『来るっスよ!』

 

「オレは2体のレベル4【H・C ダブル・ランス】でオーバーレイ!」

 

「またエクシーズ召喚!?」

 

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ、ランク4【H-C ガーンデーヴァ】!」

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:4

H-C ガーンデーヴァ ☆4 ATK2100 ORU:2

 

【H-C ガーンデーヴァ】

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/地属性/戦士族/攻2100/守1800

戦士族レベル4モンスター×2

相手フィールド上にレベル4以下のモンスターが特殊召喚された時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、その特殊召喚されたモンスターを破壊する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 コイツ、更に彼女の展開を妨害する気か。

 

「バトルだ!【H-C ガーンデーヴァ】で伏せモンスターに攻撃!」

 

H-C ガーンデーヴァ ☆4 ATK2100 ORU:2

vs

裏側守備表示モンスター → マシュマロン ★3 DEF500

 

【マシュマロン】

効果モンスター

星3/光属性/天使族/攻 300/守 500

(1):このカードは戦闘では破壊されない。

(2):裏側表示のこのカードが攻撃されたダメージ計算後に発動する。このカードを攻撃したモンスターのコントローラーは1000ダメージを受ける。

 

「【マシュマロン】!?ぐぁっ!」

コナミ LP:4000→3000

 

 【マシュマロン】か。戦闘破壊されないこのモンスターならもう少し時間は稼げるか。

 それにしても、遊戯デッキなら入っていても不思議じゃないが、良くもまぁピンポイントで手札に持ってたな。

 

「だけどここで墓地の【H・C サウザンド・ブレード】の効果発動!自身を特殊召喚する!」

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:4

H-C ガーンデーヴァ ☆4 ATK2100 ORU:2

H・C サウザンド・ブレード ★4 ATK1300

 

「参ったな…メインフェイズ2に移行。カードを1枚セットしてターンエンド!」

コナミ 手札:2→1枚。伏せカード:0→1枚。

 

 

◆赤羽コナミ LP:4000、手札:1枚。伏せカード:1枚。

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:4

H-C ガーンデーヴァ ☆4 ATK2100 ORU:2

H・C サウザンド・ブレード ★4 ATK1300

 

vs

 

◆ブラック・マジシャン・ガール LP:4000、手札:2枚。伏せカード:0枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

マシュマロン ★3 DEF500

 

 

「私のターン!ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

BMG 手札:2→3枚。

 

「私は手札からモンスターをセット!」

BMG 手札:3→2枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

マシュマロン ★3 DEF500

裏側守備表示モンスター

 

「更に私はカードを1枚セットしてターンを終了だよ!」

BMG 手札:2→1枚。伏せカード:0→1枚。

 

「エンドフェイズに【No.86 H-C ロンゴミアント】のORUを1つ墓地に送る」

No.86 H-C ロンゴミアント ORU:4→3

 

 墓地に送ったのは【H・C 強襲のハルベルト】。これで召喚・特殊召喚制限は解除されたな。

 

 

◆赤羽コナミ LP:3000、手札:1枚。伏せカード:1枚。

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:3

H-C ガーンデーヴァ ☆4 ATK2100 ORU:2

H・C サウザンド・ブレード ★4 ATK1300

 

vs

 

◆ブラック・マジシャン・ガール LP:4000、手札:1枚。伏せカード:1枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

マシュマロン ★3 DEF500

裏側守備表示モンスター

 

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

コナミ 手札:1→2枚。

 

「オレは手札から魔法カード【エクシーズ・トレジャー】を発動!効果によりデッキから2ドロー!」

コナミ 手札:2→1→3枚。

 

【エクシーズ・トレジャー】※アニメオリジナルカード

通常魔法

(1):フィールド上の表側表示のXモンスターの数だけ、 自分のデッキからカードをドローする。

 

 うわっ、出たよ。アニメ特有のインチキカード。【エクシーズ・ギフト】を使ってる俺に謝って?

 それと、後でそのカードの入手先をこっそり教えて?もしくはトレードして?

 

「オレは手札から【H・C 夜襲のカンテラ】を召喚!」

コナミ 手札:3→2枚。

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:3

H-C ガーンデーヴァ ☆4 ATK2100 ORU:2

H・C サウザンド・ブレード ★4 ATK1300

H・C 夜襲のカンテラ ★4 ATK1200

 

【H・C 夜襲のカンテラ】

効果モンスター

星4/地属性/戦士族/攻1200/守 300

このカードが相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを攻撃した場合、ダメージ計算前にそのモンスターを破壊できる。

 

『またレベル4のモンスターが2体っスよ!』

『いや、あのモンスターは【ドリルロイド】のような効果のモンスターだ。このままバトルフェイズに入るだろうな』

 

 万丈目の言う通り、これまた都合よくマシュマロンへの解決カードを引いてきたみたいだな。

 これだからネームドキャラのドロー力は…とんでもないわ。

 

「バトル!【H・C 夜襲のカンテラ】で【マシュマロン】を攻撃!」

 

H・C 夜襲のカンテラ ATK1200

vs

マシュマロン DEF500 ※効果破壊

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

マシュマロン ★3 DEF500

裏側守備表示モンスター

 

「【H-C ガーンデーヴァ】で伏せモンスターに攻撃!」

 

H-C ガーンデーヴァ ☆4 ATK2100 ORU:2

vs

裏側守備表示モンスター → 執念深き老魔術師 ★2 DEF600 ※戦闘破壊

 

【執念深き老魔術師】

リバース・効果モンスター

星2/闇属性/魔法使い族/攻 450/守 600

(1):このカードがリバースした場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動する。その相手モンスターを破壊する。

 

「あっ」

 

『あっ』

 

『あっ』

 

 あ~あ。

 

「【執念深き老魔術師】のリバース効果発動だよ!【H-C ガーンデーヴァ】を破壊しちゃうからね!」

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:3

H・C サウザンド・ブレード ★4 ATK1300

H・C 夜襲のカンテラ ★4 ATK1200

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

モンスター無し

 

「ありゃりゃ。やっちゃったな」

 

『あぁっ!ブラマジガールのフィールドはがら空きだぁ!?』

『馬鹿者。彼女の墓地にはあのカードがあるだろう』

 

「とりあえず【No.86 H-C ロンゴミアント】でダイレクトアタック!」

 

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:3

 

「私は墓地の【光の護封霊剣】を除外して効果発動!直接攻撃は出来ないよ!」

 

【光の護封霊剣】

永続罠

(1):相手モンスターの攻撃宣言時に1度、1000LPを払って発動できる。その攻撃を無効にする。

(2):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン、相手モンスターは直接攻撃できない。

 

「だよなぁ。オレはこのままメインフェイズ2に移行して…レベル4【H・C サウザンド・ブレード】と【H・C 夜襲のカンテラ】でオーバーレイ!

 

 このタイミングで?【竜巻竜】辺りか?いや、アイツは持ってないはずだよな?

 

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ、ランク4【ダイガスタ・エメラル】!」

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:3

ダイガスタ・エメラル ☆4 ATK1800 ORU:2

 

【ダイガスタ・エメラル】

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/風属性/岩石族/攻1800/守 800

レベル4モンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●自分の墓地のモンスター3体を対象として発動できる。そのモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。

●効果モンスター以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

 

 なるほど。ドローか。

 

「【ダイガスタ・エメラル】のORUを1つ取り除き、墓地のモンスター3体をデッキに戻し、デッキから1ドロー!」

コナミ 手札:2→3枚。

 

 墓地に送ったのは【H・C サウザンド・ブレード】、デッキに戻したのは…。

 

<コナミが墓地からデッキ戻したモンスター>

①H-C ガーンデーヴァ

②H・C 強襲のハルベルト

③H・C ダブル・ランス

 

「オレはカードを1枚セットしてターンエンド!」

コナミ 手札:3→2枚。伏せカード:1→2枚。

 

 

◆赤羽コナミ LP:3000、手札:2枚。伏せカード:2枚。

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:3

ダイガスタ・エメラル ☆4 ATK1800 ORU:1

 

vs

 

◆ブラック・マジシャン・ガール LP:4000、手札:1枚。伏せカード:1枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

モンスター無し

 

 

 正直、コナミを相手に良くここまで粘ったと思う。ただ、そろそろ厳しいだろうな。

 墓地発動カードはもう無く、手札は最初のターンにサーチした【ブラック・マジシャン・ガール】だ。

 

 このドローと伏せカード次第だな。

 

「私のターン!ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

BMG 手札:1→2枚。

 

「私は手札から【チョコ・マジシャン・ガール】を召喚!」

BMG 手札:2→1枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

チョコ・マジシャン・ガール ★4 ATK1600

 

【チョコ・マジシャン・ガール】

効果モンスター

星4/水属性/魔法使い族/攻1600/守1000

(1):1ターンに1度、手札から魔法使い族モンスター1体を捨てて発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

(2):1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合、「チョコ・マジシャン・ガール」以外の自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする。

 

「【チョコ・マジシャン・ガール】の効果を発動しちゃうよ!手札を1枚捨ててデッキから1ドロー!」

BMG 手札:1→0→1枚。

 

 おぉっ、ここで良い流れを作ってきたな。

 

「私はカードを1枚セットしてこれでターンエンドだよ!」

BMG 手札:1→0枚。伏せカード:1→2枚。

 

「エンドフェイズに【No.86 H-C ロンゴミアント】のORUを1つ墓地に送る」

No.86 H-C ロンゴミアント ATK6000、ORU:3→2

 

 墓地に送ったのは【H・C エクストラ・ソード】。カード効果を受けない効果が消失する。だが、【H・C エクストラ・ソード】の効果は自身が素材で無くなったとしても上昇した攻撃力はそのままだ。

 

 

◆赤羽コナミ LP:3000、手札:2枚。伏せカード:2枚。

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000 ORU:2

ダイガスタ・エメラル ☆4 ATK1800 ORU:1

 

vs

 

◆ブラック・マジシャン・ガール LP:4000、手札:0枚。伏せカード:2枚。

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

チョコ・マジシャン・ガール ★4 ATK1600

 

 

 【チョコ・マジシャン・ガール】の効果を発動させる条件は整っている。ただ、攻撃力を半分にしてもまだロンゴミアントの攻撃力には届かない。決め手となりうるのはやはりあの2枚の伏せカードかな。

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ…」

コナミ 手札:2→3枚。

 

「リバースカードオープン!罠カード【バトルマニア】を発動だよ!」

BMG 伏せカード:2→1枚。

 

【バトルマニア】

通常罠

相手ターンのスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。

相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターは全て攻撃表示になり、このターン表示形式を変更する事はできない。

また、このターン攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない。

 

 これでコナミのモンスターに攻撃を強制できるな。

 

 このままバトルフェイズまで進めば、コナミのフィールドのモンスターは【チョコ・マジシャン・ガール】に攻撃が強制され、【チョコ・マジシャン・ガール】の効果によって墓地の【ブラック・マジシャン・ガール】が呼び出される。

 その後、攻撃したコナミのモンスターは【チョコ・マジシャン・ガール】の効果で攻撃力を半減された状態で【ブラック・マジシャン・ガール】とバトルすることになるわけだ。

 それでもまだロンゴミアントの攻撃力は3000、ブラック・マジシャン・ガールの攻撃力は2000だ。恐らく、最後の伏せカードに駄目押しのカードがあるはずだ。

 

 コナミが何もしなかったらの話だけどね。

 

「メインフェイズへ移行。オレは手札から装備魔法【エクシーズの宝冠】を発動して【ダイガスタ・エメラル】に装備する!」

コナミ 手札:3→2枚。装備魔法:0→1枚。

 

【エクシーズの宝冠】※アニメオリジナルカード

装備魔法

Xモンスターにのみ装備可能。

(1):装備モンスターは自分の元々のランクと同じ数値のレベルを持つモンスターとしてX素材にできる。装備モンスターをX素材とする場合、1体で2体分の素材にできる。

 

 で、出たー!アニメで良く見た『1体で2体分の素材にできる』インチキ効果のカード!

 汎用性が上がった【エクシーズ・シフト】みたいなカード…いや、結構違うか。

 

「オレは2体分の素材となった【ダイガスタ・エメラル】1体でオーバーレイ!」

 

 ランク4か。コナミは何を出す気なんだろうか。

 

「1体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ、ランク4【No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク】!」

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK5000 ORU:2

No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク ☆4 DEF1200 ORU:1

 

【No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク】

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/闇属性/悪魔族/攻 0/守1200

レベル4モンスター×2

このカード名の(1)の効果は1ターンに2度まで使用できる。

(1):このカードのX素材を1つ取り除き、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。

(2):自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。自分フィールドのこのカードを攻撃力1200アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。

 

コナミ 装備魔法:1→0枚。

 

 う~ん、酷いことになりそうだ。

 

「【No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク】のORUを1つ取り除いて効果発動!そちらの墓地の【ベリー・マジシャン・ガール】を除外する!」

 

No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク ORU:1→0

 

「そんな!?」

 

 【ブラック・マジシャン・ガール】を除外しないのか。

 

「更に【No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク】の効果発動!このカードを【No.86 H-C ロンゴミアント】の装備カードとする!」

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK6000→7200 ORU:2

 

「更にオレは手札から装備魔法【メテオストライク】を発動して【No.86 H-C ロンゴミアント】に装備する!」

コナミ 手札:2→1枚。装備魔法:0→1枚。

 

【メテオストライク】

装備魔法

装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 

「最後の1枚だ!オレは手札から魔法カード【ヒロイック・チャンス】を発動!【No.86 H-C ロンゴミアント】の攻撃力を倍にする!」

コナミ 手札:1→0枚。

 

【ヒロイック・チャンス】

通常魔法

自分フィールド上の「ヒロイック」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。

このターン、選択したモンスターは攻撃力が倍になり、相手プレイヤーに直接攻撃できない。

「ヒロイック・チャンス」は1ターンに1枚しか発動できない。

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK7200→14400 ORU:2

 

『『攻撃力14400!?』』

 

 アーミタイルを超えちまったよ。

 

「バトルだ!【No.86 H-C ロンゴミアント】で【チョコ・マジシャン・ガール】を攻撃!」

 

「リバースカードオープン!罠カード【墓地墓地の恨み】発動!相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力を0にするよ!」

BMG 伏せカード:1→0枚。

 

【墓地墓地の恨み】

通常罠

(1):相手の墓地のカードが8枚以上の場合に発動できる。

相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力を0にする。

 

 おっ、これが通ればロンゴミアントを撃破できるんじゃないか?

 

「チェーンしてオレもリバースカードオープン!カウンター罠【ナンバーズ・プロテクト】発動!【墓地墓地の恨み】の発動を無効にして破壊する!」

赤羽コナミ 伏せカード:2→1枚。

 

【ナンバーズ・プロテクト】

カウンター罠

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):自分フィールドに「No.」Xモンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。

(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの「No.」Xモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。

 

 げっ、そんなカードまで拾ってたのか。

 

チェーン②ナンバーズ・プロテクト

チェーン①墓地墓地の恨み ※効果無効

 

「【チョコ・マジシャン・ガール】の効果発動!墓地の【ブラック・マジシャン・ガール】を特殊召喚!【ブラック・マジシャン・ガール】に攻撃対象を入れ替え、【No.86 H-C ロンゴミアント】の攻撃力を半減させるよ!」

 

<コナミのフィールド>

No.86 H-C ロンゴミアント ☆4 ATK14400→7200 ORU:2

 

<ブラック・マジシャン・ガールのフィールド>

チョコ・マジシャン・ガール ★4 ATK1600

ブラック・マジシャン・ガール ★6 DEF1700

 

 結果は変わらないけれど、最後までデュエルする姿はデュエリストの鏡と言えるかもしれないな。

 

No.86 H-C ロンゴミアント ATK7200

vs

ブラック・マジシャン・ガール DEF1700 ※戦闘破壊&貫通ダメージ発生

 

「キャァァァァッ!」

BMG LP:4000→0

 

~~~

 

 あの後、ブラック・マジシャン・ガールは何事も無かったかの様に他のデュエリスト達からの挑戦を受けていた。タフな人だ。

 彼女のお陰もあってコスプレデュエル大会は盛況のまま終了を迎えたが、日が暮れてキャンプファイヤーが始まる頃には彼女は姿を消してしまった。

 

 原作アニメでは翔が彼女の姿を探すが見つからず、途方に暮れていたところに人の目に見えない状態となっていた彼女から頬にキスしてもらうことで話が終わる。

 この世界でも翔は十代や隼人を連れて彼女を探しているようだが、コナミの介入があったのでアニメ同様のオチを迎えられるかは微妙なところだ。

 

 キャンプファイヤーの前ではハーピィレディ三姉妹の恰好をしている明日香たちや吹雪さんたちの撮影会みたいなのが行われている。

 コナミはまた複数の女生徒たちとのデートを再開したようで、アイツが何か言う度に彼女たちの笑い声が聞こえてくる。

 

「さて、2学期のイベントはあとタッグフォース大会のみだな」

 

 来月から始まるタッグデュエル大会、タッグフォースはその名の通り二人一組で出場するデュエル大会だ。

 だが、11月下旬の現在で俺は一緒に出場するタッグパートナーが決まっていない。

 

 別に参加しないと退学になるわけでないし、参加しない選択肢もあるんだが、どうせなら出たいじゃん?

 

「頼んだら組んでくれそうな心当たりは、居るには居るんだけどなぁ」

 

 俺にアイツが説得できるだろうか?いや、やるしかないよな。

 

「良し、行くか」

 

 腹をくくった俺は、未来のタッグデュエルパートナーの元へ向かうのだった。




コナミ君のデッキは【ヒロイック】です。遊戯王ZEXALにてゴーシュが使用していたデッキテーマで、展開力に優れたレベル4戦士族を多く擁するエクシーズ主体のデッキです。切り札のエクシーズモンスターであるエクスカリバーやロンドミアントなどは、他デッキでも時々見かける優秀なモンスターです。

ブラック・マジシャン・ガールのデッキは過去に遊戯が使用したカードを混ぜた【マジシャン・ガール】です。劇場版の遊戯王DSODにて武藤遊戯が使用したカード群の一つで、レベル1~6までの魔法使い族モンスターで構築されています。レベル6のブラック・マジシャン・ガール以外は相手モンスターから攻撃を受けようとする際に効果を発揮するモンスターたちなので、個人的には玄人向けのデッキだと思っています。

次回からはタッグデュエル大会本戦に入る為、タッグデュエルが主になります。

次回の更新は12月初旬予定です。

戦車様、世界の破壊者様、Deros様、荒魂マサカド様、だいこん君様、コダマ様、誤記報告及びデュエル展開ミスに関するご指摘を頂きましてありがとうございました。修正しました。

タッグデュエル大会の主人公のパートナーは?

  • コナミ君
  • 遊城十代
  • 万丈目準
  • 三沢大地
  • 天上院明日香
  • 丸藤亮
  • 天上院吹雪
  • 藤原優介
  • ツァン・ディレ
  • 藤原雪乃
  • レイン恵
  • その他
  • TF大会には出場しない
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