【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前回のあらすじ:学園祭

今回は幕間。デュエルは有りません。


第百四十六話 幕間:タッグフォース開催前日

 12月上旬、午後の授業が終わった数分後、アカデミア校内のロビーにて明日のタッグフォース(タッグデュエル大会)のトーナメント表が発表されようとしていた。

 

 ロビーに設置された大型モニターの前にはトーナメント表を見るために多くのアカデミア生で賑わっており、その中には俺と俺のタッグパートナーであるレインも含まれている。

 

「序盤にコナミのタッグと当たりませんように…」

 

 そんな俺の祈りが届いた結果なのかは分からないが、アカデミア校内のロビーにある大型モニターに表示されたトーナメント表を見る限り、俺のタッグとコナミのタッグは別々のグループになったようだ。

 

「俺たちのタッグはDグループみたいだな」

「そう…」

 

 ベンチに座っていたレインはモニターをチラッと一瞥したが、すぐに視線を膝の上に乗せている猫のファラオへと戻して彼を撫で回していた。

 

 タッグパートナーに誘った時は彼女の任務外のことであろうと推測されるため、恐らく渋られるか断られるかと思っていたが意外とすんなりOKを貰うことが出来た。

 恐らく、賄賂というかご機嫌取りのためにファラオを連れて行っていたことが勝利の決め手となったのだと思う。

 元々タッグフォースに参加するつもりのなかったらしい彼女だが、一応GXメダルは集めていたらしく俺達は何とか期限内の昨日までにタッグフォースへの参加申請を済ませることに成功したのだ。

 

 大会への参加者は俺達を含めて64名、32タッグがエントリーしている。

 全体のトーナメント表は以下の通りだ。

 

Aブロック

 ①遊城十代、赤羽コナミ

 ②神楽坂、大山平

 ③田中康彦、加藤友紀

 ④宮田ゆま、原麗華

 ⑤天上院明日香、藤原雪乃

 ⑥坂倉真、樋口桜

 ⑦セイコ、サラ

 ⑧三田川たくや、瓶田武司

 

Bブロック

 ①沢中国正、木葉孝三

 ②山路康平、野畑義賢

 ③天上院吹雪、丸藤亮

 ④迷宮兄弟

 ⑤清水季也、清水剛

 ⑥地原岩夫、温田熱巳

 ⑦万丈目準、丸藤翔

 ⑧高橋秀行、吉光俊輔

 

Cブロック

 ①三沢大地、藤原優介

 ②石原法子、石原周子

 ③枕田ジュンコ、浜口ももえ

 ④海野幸子、水城流次

 ⑤打田英人、高田純二朗

 ⑥クロノス・デ・メディチ、茂野間ネオ

 ⑦白石光一、黒川唯一

 ⑧ボーイ、須見英樹

 

Dブロック

 ①ツァン・ディレ、紬紫

 ②鮎川恵美、灘晋平

 ③宇佐美彰子、山本百合

 ④吉澤由美、風見吹子

 ⑤矢ヵ城利之、松村成基

 ⑥前田隼人、初心守

 ⑦愛怒瑠夫、中村祐治

 ⑧白河クロト、レイン恵

 

 

 Aブロックにはコナミと十代のタッグの他に明日香と雪乃たちのタッグがエントリーされているようだ。

 

「コナミはやっぱり十代と組んできたか」

「どちらも強敵…」

 

 タッグフォースの開催が発表された当初からアイツらは一緒に行動してGXメダルを集めていた。あの時点から既にお互いをタッグパートナーと決めていたのだと思う。

 

 コナミに関しては…今更だな。アイツは強い。手加減とか絶対に出来ん。1対1で本気でやると勝率は6割くらいで俺が若干優勢と言えるが、タッグデュエルだとアイツは他の追随を許さないほどに最強クラスだ。

 アイツが使ってくるデッキなんて読めるはずもないが、タッグデュエルだと相手のデッキコンセプトに合わせる傾向にあるから【戦士族】デッキを使ってくる可能性が高い…かなぁ。

 

 十代の実力は三幻魔事件を経たこととネオス・ユベルが共にいることで原作アニメに近いものとなっているだろう。

 使用するデッキは【ネオス】デッキだろうが、その完成度は【超融合】が入っていない以外では原作アニメ終了時点よりも遥かに洗練されている。

 

「天上院明日香と…藤原雪乃も…強い」

「そうだな」

 

 アカデミアの女王なんて呼ばれている明日香だが、それは容姿だけでなくその実力にも由来している。俺の私見だが、オベリスクブルー女子で最強と言えば彼女かレインだと思っている。

 使用するデッキは【サイバーエンジェル】か【氷結界】か…。

 

 明日香がアカデミアの女王なら雪乃はアカデミアの女帝と呼ばれている。もちろん、その性格や容姿もさることながらデュエルの実力も明日香に近いレベルでかなり高い。

 使用するデッキは【デミスルイン】、【リチュア】、【魔神儀】辺りか。

 

 Aブロックの優勝者はコナミと十代のタッグか明日香と雪乃のタッグのどちらかだろうな

 宮田と委員長、坂倉と樋口、セイコさんとサラのタッグもなかなかの強さだろうが、この2組ほどではないだろう。

 

 

 Bブロックには吹雪さんと亮さんのタッグ、万丈目と翔のタッグが居るな。

 

「強敵と言えば、吹雪さんと亮さんも油断できないな」

「うん…」

 

 カイザーと呼ばれる亮さんの実力はこの学園の誰もが認める通りだ。俺の介入によるバタフライエフェクトや本人の努力により原作アニメよりも心身ともに充実していると思う。

 使用するデッキも【表サイバー】、【裏サイバー】ともにカードプールも充実している。追い詰められれば普段はほとんど使わないエクシーズも使ってくるかも知れないな。

 

 フブキングやらブリザードプリンスを自称する吹雪さんだが、そのおどけた優しい性格とは裏腹に実力は亮さんと並び立つにふさわしい物だ。

 使用するデッキは【ビースト】、【ベアルクティ】辺りかな。いや、俺と明日香以外に公開していないあのデッキを使ってくる可能性もあるな。流石に【十二獣】は使わない…はずだ。

 

 万丈目自身は確かに優秀なデュエリストだが、彼のデッキはまだ成長途中だ。原作アニメと違ってアームドドラゴンシリーズをノース校に返却してしまったのも痛い。

 使ってきそうなデッキは【ドラゴン族】デッキか、VWXYZ軸の【おジャマ】か…。

 

 翔も以前に比べて強くなっているが、他のメンバーに比べると一歩及ばない印象を受ける。

 使用デッキは【ビークロイド】だろうが、そのカードプールは原作アニメ終了時点レベルと少し心もとない。

 

 Bブロックの他のメンバーも代表に選ばれるだけの実力を持っているとは思うが、吹雪さんと亮さんのタッグに勝てるとは到底思えない。

 迷宮兄弟は以前の制裁デュエルでクロノス校長とのツテが出来たのか、わざわざプロの仕事の合間を使って大会に参加してくれるらしい。

 

 

 Cブロックは三沢と藤原先輩、クロノス校長たちの教師タッグが注目株だろうな。

 

「三沢と藤原先輩は、個々の強さはかなり高いがタッグだとどうなんだろうな」

「藤原優介は…データが少ない」

 

 三沢はオベリスクブルーに昇格してからもメキメキ実力を伸ばしており、10ある彼のデッキはどれも侮れない。

 タッグデュエル用に藤原先輩にデッキタイプを寄せるならば【光属性】デッキを使用してきそうな気がする。

 

 藤原先輩は以前渡したデッキをあっという間に使いこなして復学してまもなくアカデミアのトップデュエリストへと返り咲いている。

 俺が渡した【武神】デッキの他には相棒のオネストの効果を有効活用しやすい光属性のデッキを好む傾向にあるので、タッグデュエルでも恐らく【光属性】のデッキを使用して来るだろう。

 

 クロノス校長は実技担当から外れて以降その実力を見る機会が無くなってしまったが、彼のことだ。その実力は決して衰えてはいないだろう。

 彼が使うデッキと言えば【アンティークギア】一択だろう。融合モンスターも使ってくるとなるとタッグデュエルのLP:8000制でも一撃でライフを持っていかれる可能性を秘めている。要注意人物だ。

 

 そしてクロノス先生の相棒がまさかの茂野間ネオ先生だとは思わなかった。彼は原作ゲーム同様、色んなコピーデッキを使いこなすことで有名で、コスプレをしない教師版の神楽坂みたいな人だ。

 普段使うデッキは【メタビート】だが、今回はタッグデュエルであるため、パートナーのクロノス校長のデッキと相性のいいコピーデッキを使用してくるかもしれない。

 下手したら過去の俺やコナミのデッキを使ってくるかもしれないのでこちらもなかなか怖い存在だな。

 

 Cブロックの他のメンバーはこの2タッグに比べれば流石に見劣りすると思う。

 それにしても、ボーイはまだこの島に居たんだな。本業のギャンブラーの仕事はどうしたんだろうか?迷宮兄弟と同じように余暇を使ってわざわざ来ているのかも知れないな。

 

 

 俺たちの所属するDグループだと…ツァンと紬のタッグが手強いだろうな。

 

「ツァンと紬か…。アイツ等ってタッグデュエルの相性はそこまででもないと思うけど…」

「でも…楽観はできない」

 

 ツァンは未だに一部の男子生徒からはピンクの悪魔などと呼ばれて恐れられている。男子全般にツンツンした態度を取ることも要因だが、一番の要因はそのデュエルの強さだ。シエンが出るとツァンが勝つ。月一テストで彼女に勝った男子生徒は居ない。

 使用するデッキは【六武衆】だが、他にも優秀な戦士族を採用している為、六武衆だけの対策をしているだけでは勝てないかも知れないな。

 

 紬は以前と比べて随分と血色が良くなった。今では貧血で倒れることも殆どなく、生来の物腰の柔らかさのお陰で友人も増えたようだ。俺達と良く行動するせいであの独特な言い回しはあまり聞かなくなったのが少々寂しいところだ。

 使用するデッキは【ガジェット】。その他にも優秀な機械族モンスターを多く取り入れ、シンクロ・エクシーズ・ペンデュラムなど多彩な召喚方法を操る。

 

 ドルオや隼人も一学期の初めに比べれば見違えるほど強くなってはいるが、ツァンや宇佐美ほどの脅威は感じないし、宇佐美自身は強いが相棒の山本は正直そこまで強くはない。

 やはりDグループで警戒すべきなのはツァンたちくらいか。

 

 

 こうしてみると響先生や鮎川先生は参加していないものの教師陣も何名か参加しており、コナミと十代のタッグ、吹雪さんや亮さんのタッグ以外にも油断ならない連中が多い。

 だが、今回はタッグパートナーに恵まれているからな。十分に勝機のある大会だ。なにより命が掛かっていないデュエルという点が特にグッド。そして当然、出場するからには優勝を狙いに行かせて貰おう。




アンケートにご協力いただきましてありがとうございました。

次回からタッグフォース大会の本選となり、しばらくはタッグ戦が続きます。

タッグ戦は話を作るのが単純にシングル戦の2倍以上の時間がかかりますので、更新速度は大体1~2週間に一話くらいになると思われます。

次回の更新は12月初旬予定です。

タッグデュエル大会の主人公のパートナーは?

  • コナミ君
  • 遊城十代
  • 万丈目準
  • 三沢大地
  • 天上院明日香
  • 丸藤亮
  • 天上院吹雪
  • 藤原優介
  • ツァン・ディレ
  • 藤原雪乃
  • レイン恵
  • その他
  • TF大会には出場しない
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