【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前回のあらすじ:つかの間の休息

今回のデュエルは本校の三沢とサウス校のジム戦です。


第百六十一話 学園対抗デュエル4

 学園対抗デュエル4日目、本日はウエスト校に試合が無く、アメリカ校がアークティック校を破り、イースト校がノース校を破った後、本日最後のアカデミア本校とサウス校の試合が開始されようとしていた。

 

 本校の代表選手は三沢大地、対するはサウス校の代表選手にしてエースのジェームス・クロコダイル・クック。既に両者はデュエルリング上で対峙している。

 

「行けー!三沢ー!」

「三沢君、ファイトっスよー!」

「気張るんだナァー!」

 

「三沢、気を抜くんじゃないぞ!」

「三沢君、しっかりね!」

 

「あぁ、任せておけ!」

 

 同じ本校生たちの声援に対し、三沢は自信を滲ませるような声で返して余裕を見せている。

 

「Hey!オレの対戦相手は君か!オレはジェームス・クロコダイル・クック!ジムで良いぜ!よろしく頼む!」

「オレの名前は三沢大地だ!ジム、お互い悔いの無いように、全力で戦おう!」

 

 対戦相手のジムが相棒のカレンを床に降ろしながら三沢に対して爽やかに声を掛けると、三沢も優等生らしい答えを返す。

 

「両者、準備は良いですね?では、学園対抗デュエル4日目の最終試合を開始します。デュエル開始!」

 

 響先生の透き通った声がリング上に響くと、二人のデュエリストはデュエルディスクを構えてデッキをセットする。

 

 本校、サウス校ともにまだ1つしか白星を手に入れていない以上、どちらにとっても負けられないデュエルになるだろう。

 本校とサウス校の生徒たちはもちろんのこと、他の代表選手たちも彼らの一挙一動を見逃すまいとしている様子が伺える。

 

 

「「デュエル!」」

 

 

◆三沢大地 LP:4000

 

vs

 

◆ジェームス・クロコダイル・クック LP:4000

 

 

「先攻はオレが貰う!オレのターン、ドロー!」

三沢 手札:5→6枚。

 

「オレは手札から魔法カード【魔妖廻天】を発動!デッキから【翼の魔妖-波旬】を手札に加える!」

三沢 手札:6→5→6枚。

 

【魔妖廻天】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):デッキから「魔妖廻天」以外の「魔妖」カード1枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。

 

 新たな妖怪デッキって【魔妖】デッキのことだったのか。確かに妖怪だな。

 

「そしてオレは手札から【翼の魔妖-波旬】を通常召喚する!」

三沢 手札:6→5枚。

 

<三沢のフィールド>

翼の魔妖-波旬 ★1 ATK600

 

【翼の魔妖-波旬】

効果モンスター

星1/風属性/アンデット族/攻 600/守 400

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「翼の魔妖-波旬」以外の「魔妖」モンスター1体を特殊召喚する。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

「Wow!ジャパニーズ・アンデッド・デッキか!面白そうなデッキじゃないか!」

「ふっ、驚くのはこれからさ!」

 

「【翼の魔妖-波旬】の召喚成功時、効果発動!デッキからチューナーモンスター【麗の魔妖-妲姫】を特殊召喚する!」

 

<三沢のフィールド>

翼の魔妖-波旬 ★1 ATK600

麗の魔妖-妲姫 ★2 DEF0 ※チューナー

 

【麗の魔妖-妲姫】

チューナー・効果モンスター

星2/炎属性/アンデット族/攻1000/守 0

(1):「麗の魔妖-妲姫」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。

(2):このカードが墓地に存在し、「魔妖」モンスターがEXデッキから自分フィールドに特殊召喚された時に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

「Whats!?デッキからチューナーを呼び出した!?シンクロ召喚デッキか!」

 

「ここでオレは手札から永続魔法【コモンメンタルワールド】を発動!」

三沢 手札:5→4枚。永続魔法:0→1枚。

 

【コモンメンタルワールド】

永続魔法

自分がシンクロモンスターのシンクロ召喚に成功する度に、

相手ライフに500ポイントダメージを与える。

 

 LP4000環境でそのコンボはエグいな…。

 

「行くぞ!オレはフィールドのレベル1【翼の魔妖-波旬】にレベル2【麗の魔妖-妲姫】をチューニング!」

 

「Oh!合計レベルは3!そんなレベルの低いシンクロモンスターが居るのか!?」

 

「そうだ!見せてやる!シンクロ召喚!来い、レベル3!【轍の魔妖-朧車】!」

 

<三沢のフィールド>

轍の魔妖-朧車 ★3 DEF2100

 

【轍の魔妖-朧車】

シンクロ・効果モンスター

星3/地属性/アンデット族/攻 800/守2100

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):「轍の魔妖-朧車」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。

(2):このカードが墓地に存在し、元々のレベルが5の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。

(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されない。

 

「シンクロ召喚成功時、【コモンメンタルワールド】の効果発動!相手ライフに500ポイントダメージを与える!」

 

「But!このくらいのダメージならなんとでもなるぜ!」

 

「ならば更なるモンスターを見せてやるさ!チェーンして墓地から【麗の魔妖-妲姫】の効果発動!自身を特殊召喚する!」

 

チェーン②麗の魔妖-妲姫

チェーン①コモンメンタルワールド

 

<三沢のフィールド>

轍の魔妖-朧車 ★3 DEF2100

麗の魔妖-妲姫 ★2 DEF0 ※チューナー

 

「Ouch!」

ジム LP:4000→3500

 

「No!?またチューナーが!?」

 

「レベル3【轍の魔妖-朧車】にレベル2【麗の魔妖-妲姫】をチューニング!シンクロ召喚!来い、レベル5【毒の魔妖-土蜘蛛】!」

 

<三沢のフィールド>

毒の魔妖-土蜘蛛 ★5 ATK2000

 

【毒の魔妖-土蜘蛛】

シンクロ・効果モンスター

星5/地属性/アンデット族/攻2000/守1800

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):「毒の魔妖-土蜘蛛」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。

(2):このカードが墓地に存在し、元々のレベルが7の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。

(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。お互いのデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

 

「シンクロ召喚成功時、【コモンメンタルワールド】の効果発動!相手ライフに500ポイントダメージを与える!」

 

「そしてチェーンして墓地から【麗の魔妖-妲姫】の効果発動!自身を特殊召喚する!」

 

「Whats!?1ターンに一回じゃないのか!」

 

チェーン②麗の魔妖-妲姫

チェーン①コモンメンタルワールド

 

<三沢のフィールド>

毒の魔妖-土蜘蛛 ★5 ATK2000

麗の魔妖-妲姫 ★2 DEF0 ※チューナー

 

「ぐはっ!」

ジム LP:3500→3000

 

「オレはレベル5【毒の魔妖-土蜘蛛】に…」

 

「Wait!これ以上は好き勝手にはさせないぜ!オレは手札から【原始生命態ニビル】の効果を発動だ!」

 

「なにっ!?」

 

 はっ?…ニビルぅ!?

 

「ミサワ!お前のフィールドのモンスター全てをリリースしてこのカードを手札から特殊召喚する!」

ジム 手札:5→4枚。

 

<三沢のフィールド>

モンスターなし

 

<ジムのフィールド>

原始生命態ニビル ★11 ATK3000

 

【原始生命態ニビル】

効果モンスター

星11/光属性/岩石族/攻3000/守 600

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズに発動できる。

自分・相手フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。

その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。

このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

「その後、相手フィールドに【原始生命態トークン】を特殊召喚するぜ!」

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800

 

「くっ、この状況でこれ以上の展開は控えるべきか…カードを2枚セットしてターンエンドだ!」

三沢 手札:4→2枚。伏せ:0→2枚。

 

 

◆三沢 LP:4000、手札:2枚、伏せ:2枚、永続魔法:1枚。

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800

 

vs

 

◆ジム LP:3000、手札:4枚

 

<ジムのフィールド>

原始生命態ニビル ★11 ATK3000

 

 

 まさかニビルを所持しているとは、たまげたなぁ。もうあのレベルのカードが市場に出回っているってことだよな。

 これからは野生のニビルに警戒するニビルケアプレイングが求められるのか…。

 

 

「ガゥッ!」

「ん?どうしたカレン?」

 

「ガゥッ!!」

「ははっ、そうか。お前も一緒に戦ってくれるか」

 

「ガゥゥッ!」

「OKカレン!Here we go!」

 

 まるでワニの言葉を理解しているような感じだ。少し羨ましくなるくらいの相棒感を出している。

 

「Get set!オレのターンだ!ドロー!」

ジム 手札:4→5枚。

 

「オレは手札から魔法カード【おろかな埋葬】を発動!デッキから【風化戦士】を墓地に送る!」

ジム 手札:5→4枚。

 

【おろかな埋葬】

通常魔法

(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。

 

「そして墓地に送られた【風化戦士】の効果を発動し、デッキから【化石融合-フォッシル・フュージョン】を手札に加える!」

ジム 手札:4→5枚。

 

【風化戦士】

効果モンスター

星4/地属性/岩石族/攻2000/守1200

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが効果で墓地へ送られた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。「風化戦士」以外の「化石融合-フォッシル・フュージョン」のカード名が記されたカードまたは「化石融合-フォッシル・フュージョン」1枚をデッキから手札に加える。

(2):自分エンドフェイズに発動する。このカードの攻撃力は600ダウンする。

 

 来たか。やはり岩石族主体の【化石】デッキの様だな。

 

「ここで手札から【化石融合-フォッシル・フュージョン】を発動!オレの墓地の【風化戦士】とお前の墓地の【麗の魔妖-妲姫】を除外して融合素材とする!」

ジム 手札:5→4枚。

 

「何っ!?互いの墓地のモンスターを融合素材とするのか!?」

 

【化石融合-フォッシル・フュージョン】

通常魔法

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分・相手の墓地から、「化石」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果でお互いの墓地からモンスターを除外した場合には、その特殊召喚したモンスターはモンスターの効果の対象にならない。

(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの表側表示の「化石」融合モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。

 

「融合召喚!来い!【新生代化石騎士 スカルポーン】!」

 

<ジムのフィールド>

原始生命態ニビル ★11 ATK3000

新生代化石騎士 スカルポーン ★4 ATK2000

 

【新生代化石騎士 スカルポーン】

融合・効果モンスター

星4/地属性/岩石族/攻2000/守 800

岩石族モンスター+レベル4以下のモンスター

このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「タイム・ストリーム」1枚を手札に加える。

 

 三沢の伏せカード次第ではあるが、これでジムのフィールド上にはこのターンで三沢を倒しきるだけの火力が揃ったか。

 一方、三沢はフィールドの魔妖を除去された上に墓地の妲己を除外されたのが厳しそうだな。せめて天狗か九尾までシンクロできていれば…。

 

「まだ行くぜ!オレは手札から魔法カード【奇跡の穿孔】を発動!デッキから【シェル・ナイト】を墓地に送る!」

ジム 手札:4→3枚。

 

【奇跡の穿孔】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):デッキからレベル4以下の岩石族モンスター1体を墓地へ送る。自分の墓地に「化石融合-フォッシル・フュージョン」が存在する場合、さらに自分はデッキから1枚ドローする。

 

「更に、墓地に【化石融合-フォッシル・フュージョン】があるからデッキから1ドローするぜ!」

ジム 手札:3→4枚。

 

「そして墓地に送られた【シェル・ナイト】の効果を発動し、デッキから【地球巨人 ガイア・プレート】を特殊召喚する!」

 

【シェル・ナイト】

効果モンスター

星4/地属性/岩石族/攻 0/守2000

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。このカードを守備表示にし、相手に500ダメージを与える。

(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。デッキから岩石族・レベル8モンスター1体を手札に加える。自分の墓地に「化石融合-フォッシル・フュージョン」が存在する場合、手札に加えず特殊召喚する事もできる。このターン、自分はそのカード及びその同名カードの効果を発動できない。

 

<ジムのフィールド>

原始生命態ニビル ★11 ATK3000

新生代化石騎士 スカルポーン ★4 ATK2000

地球巨人 ガイア・プレート ★8 ATK2800

 

【地球巨人 ガイア・プレート】

効果モンスター

星8/地属性/岩石族/攻2800/守1000

このカードのコントローラーは、自分のスタンバイフェイズ毎に自分の墓地から岩石族モンスター1体を除外する。または除外せずにこのカードを墓地へ送る。

(1):このカードは自分の墓地の岩石族モンスター2体を除外し、手札から特殊召喚できる。

(2):このカードと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ半分になる。

 

 先ほどの【奇跡の穿孔】と同じく、墓地に【化石融合-フォッシル・フュージョン】が眠る場合、【シェル・ナイト】の効果も強化されたわけだが、この状況はかなり不味いな。

 

「Fight!【新生代化石騎士 スカルポーン】で【原始生命態トークン】に攻撃!」

 

「甘いぞ!リバースカードオープン!罠カード【聖なるバリア -ミラーフォース-】発動!相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する!」

三沢 伏せ:2→1枚。

 

【聖なるバリア -ミラーフォース-】

通常罠

(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。

 

「Shit!ははっ、やられたぜ!」

 

<ジムのフィールド>

モンスター無し

 

「But!【新生代化石騎士 スカルポーン】が破壊されたことで墓地の【化石融合-フォッシル・フュージョン】の効果発動!このカードを手札に加える!」

ジム 手札:4→5枚。

 

「メインフェイズ2に移行し、墓地の【新生代化石騎士 スカルポーン】を除外して効果発動!デッキから【タイム・ストリーム】を手札に加える!」

ジム 手札:5→6枚。

 

「オレは手札からもう一度【化石融合-フォッシル・フュージョン】を発動!オレの墓地の【原始生命態ニビル】とお前の墓地の【翼の魔妖-波旬】を除外して融合素材とする!」

ジム 手札:6→5枚。

 

「くっ!今度は波旬が除外されたか!」

 

「融合召喚!来い!【新生代化石竜 スカルガー】!」

 

<ジムのフィールド>

新生代化石竜 スカルガー ★4 ATK2500

 

【新生代化石竜 スカルガー】

融合・効果モンスター

星4/地属性/岩石族/攻2500/守 0

岩石族モンスター+相手の墓地のレベル4以下のモンスター

このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「化石融合-フォッシル・フュージョン」1枚を手札に加える。

 

「オレはモンスターをセット!更にカードを2枚セットしてターンエンドだ!」

ジム 手札:5→4→2枚。伏せ:0→2枚。

 

 

◆三沢 LP:4000、手札:2枚、伏せ:1枚、永続魔法:1枚。

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800

 

vs

 

◆ジム LP:3000、手札:2枚、伏せ:2枚。

 

<ジムのフィールド>

新生代化石竜 スカルガー ★4 ATK2500

裏側守備表示モンスター

 

 

 戦況はパッと見は互角と言ったところか。

 

 ただ、三沢は墓地のキーカードとなる魔妖が除外されたのが痛い。流石にデッキに一枚ずつしか入れていないとは思えないので、サーチカードさえあればまだ十分に勝機はある。

 対してジムは恐らく手札に【タイムストリーム】を握っていて、彼のフィールドの化石融合モンスターを破壊すると墓地から【化石融合-フォッシル・フュージョン】を手札に戻せるのが大きい。

 

 

「オレのターン、ドロー!」

三沢 手札:2→3枚。

 

「オレは手札から魔法カード【生者の書-禁断の呪術-】を発動!そちらの墓地の【地球巨人 ガイア・プレート】を除外し、オレの墓地から【毒の魔妖-土蜘蛛】を特殊召喚する!」

三沢 手札:3→2枚。

 

【生者の書-禁断の呪術-】

通常魔法

(1):自分の墓地のアンデット族モンスター1体と相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。その自分のアンデット族モンスターを特殊召喚する。その相手のモンスターを除外する。

 

「ここでリバースカードオープン!チェーンして永続罠【魔妖遊行】を発動する!」

 

【魔妖遊行】

永続罠

このカード名の(1)の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。

(1):EXデッキ以外からアンデット族Sモンスターが特殊召喚された場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。以下の効果から1つを選んで適用する。このターン、自分の「魔妖遊行」の効果で同じ効果を適用できない。

●自分はデッキから1枚ドローする。

●デッキから「魔妖遊行」以外の「魔妖」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

●相手フィールドの攻撃力が一番低いモンスター1体を墓地へ送る。

●相手に800ダメージを与える。

 

チェーン②魔妖遊行

チェーン①生者の書-禁断の呪術-

 

三沢 永続罠:0→1枚。

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800

毒の魔妖-土蜘蛛 ★5 ATK2000

 

「墓地から特殊召喚成功時、【毒の魔妖-土蜘蛛】の効果発動!お互いのデッキの上からカードを3枚墓地へ送る!」

 

「チェーンして【魔妖遊行】の効果発動!デッキから【魔妖廻天】をセットする!」

 

チェーン②魔妖遊行

チェーン①毒の魔妖-土蜘蛛

 

<三沢のデッキから墓地に送られたカード>

①轍の魔妖-俥夫

②毒の魔妖-束脛

③九尾の狐

 

<ジムのデッキから墓地に送られたカード>

①フリント・クラッガー

②ギャラクシー・サイクロン

③標本の閲覧

 

三沢 伏せ:1→2枚。

 

 良いカードが三沢の墓地に落ちたな。良い感じだ。

 

「リバースカードオープン!先ほど伏せた魔法カード【魔妖廻天】を発動!デッキから【氷の魔妖-雪娘】を手札に加える!」

三沢 手札:2→3枚。

 

「手札から【氷の魔妖-雪娘】の効果発動!自身を特殊召喚し、デッキから【馬頭鬼】を墓地に送る!」

三沢 手札:3→2枚。

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800

毒の魔妖-土蜘蛛 ★5 ATK2000

氷の魔妖-雪娘 ★1 DEF1900

 

【氷の魔妖-雪娘】

効果モンスター

星1/水属性/アンデット族/攻 0/守1900

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに「氷の魔妖-雪娘」以外の「魔妖」カードが存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。その後、デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

「墓地から【馬頭鬼】を除外して効果発動!墓地から【轍の魔妖-俥夫】を特殊召喚する!」

 

【馬頭鬼】

効果モンスター

星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800

(1):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。そのアンデット族モンスターを特殊召喚する。

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800

毒の魔妖-土蜘蛛 ★5 ATK2000

氷の魔妖-雪娘 ★1 DEF1900

轍の魔妖-俥夫 ★3 DEF400

 

【轍の魔妖-俥夫】

効果モンスター

星3/地属性/アンデット族/攻1200/守 400

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、「轍の魔妖-俥夫」以外の自分の墓地の「魔妖」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

「まだだ!【轍の魔妖-俥夫】の特殊召喚成功時、効果発動!墓地からチューナーモンスター【毒の魔妖-束脛】を特殊召喚する!」

三沢 手札:3→2枚。

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800

毒の魔妖-土蜘蛛 ★5 ATK2000

氷の魔妖-雪娘 ★1 DEF1900

轍の魔妖-俥夫 ★3 DEF400

毒の魔妖-束脛 ★2 DEF2000 ※チューナー

 

【毒の魔妖-束脛】

チューナー・効果モンスター

星2/地属性/アンデット族/攻 0/守2000

(1):「毒の魔妖-束脛」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。

(2):このカードが墓地に存在し、「毒の魔妖-束脛」以外の自分の「魔妖」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

「No!?チューナーだって!?」

 

「レベル5【毒の魔妖-土蜘蛛】にレベル2【毒の魔妖-束脛】をチューニング!シンクロ召喚!来い、レベル7【翼の魔妖-天狗】!」

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800

氷の魔妖-雪娘 ★1 DEF1900

轍の魔妖-俥夫 ★3 DEF400

翼の魔妖-天狗 ★7 ATK2600

 

【翼の魔妖-天狗】

シンクロ・効果モンスター

星7/風属性/アンデット族/攻2600/守1500

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):「翼の魔妖-天狗」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。

(2):このカードが墓地に存在し、元々のレベルが9の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。

(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。

 

「シンクロ召喚成功時、【コモンメンタルワールド】の効果発動!相手ライフに500ポイントダメージを与える!」

 

「うぐっ!」

ジム LP:3000→2500

 

「更に墓地の【九尾の狐】の効果発動!フィールドの【氷の魔妖-雪娘】と【轍の魔妖-俥夫】をリリースして自身を特殊召喚する!」

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800

翼の魔妖-天狗 ★7 ATK2600

九尾の狐 ★6 ATK2200

 

【九尾の狐】

効果モンスター

星6/炎属性/アンデット族/攻2200/守2000

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。このカードを特殊召喚する。

(2):墓地から特殊召喚したこのカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(3):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。自分フィールドに「狐トークン」(アンデット族・炎・星2・攻/守500)2体を特殊召喚する。

 

「【原始生命態トークン】を攻撃表示に変更し、バトルフェイズに移行する!」

 

<三沢のフィールド>

原始生命態トークン ★11 DEF1800→ATK3000

翼の魔妖-天狗 ★7 ATK2600

九尾の狐 ★6 ATK2200

 

「【原始生命態トークン】で【新生代化石竜 スカルガー】を攻撃!」

 

原始生命態トークン ATK3000

vs

新生代化石竜 スカルガー ATK2500

 

「ぐはっ!」

ジム LP:2500→2000

 

<ジムのフィールド>

裏側守備表示モンスター

 

「Stop!【新生代化石竜 スカルガー】が破壊されたことで墓地の【化石融合-フォッシル・フュージョン】の効果発動!このカードを手札に加える!」

ジム 手札:2→3枚。

 

「続いて【九尾の狐】で裏側守備表示モンスターを攻撃!貫通ダメージを受けろ!九尾槍!!」

 

九尾の狐 ATK2200

vs

裏側守備 → フォッシル・ダイナ パキケファロ DEF1300

 

「ぐあぁぁあっ!」

ジム LP:2000→1100

 

<ジムのフィールド>

モンスター無し

 

「【フォッシル・ダイナ パキケファロ】!?」

 

「Sorry?ここで【フォッシル・ダイナ パキケファロ】のリバース効果が発動!フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する!」

 

【フォッシル・ダイナ パキケファロ】

効果モンスター

星4/地属性/岩石族/攻1200/守1300

(1):このカードがリバースした場合に発動する。フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。

 

「くそっ!」

 

<三沢のフィールド>

モンスター無し

 

「このくらいは想定内だ!この瞬間、墓地の【毒の魔妖-土蜘蛛】の効果発動!墓地の【轍の魔妖-俥夫】を除外して自身を特殊召喚する!」

 

「更にチェーンして墓地の【毒の魔妖-束脛】の効果発動!自身を特殊召喚する!」

 

「まだあるぞ!チェーンして【九尾の狐】の効果発動!自分フィールドに「狐トークン」2体を特殊召喚する!」

 

チェーン③九尾の狐

チェーン②毒の魔妖-束脛

チェーン①毒の魔妖-土蜘蛛

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

毒の魔妖-束脛 ★2 DEF2000 ※チューナー

毒の魔妖-土蜘蛛 ★5 ATK2000

 

「ここで【魔妖遊行】の効果発動!デッキから1ドローする」

三沢 手札:2→3枚。

 

「止めだ!【毒の魔妖-土蜘蛛】でダイレクトアタック!」

 

「ちっちっちっ!まだ終わらないぜ!リバースカードオープン!永続罠【化石岩の解放】発動!」

ジム 伏せ:2→1枚。永続罠:0→1枚。

 

「今まで使わなかった伏せカードをここで使ってくるか!」

 

【化石岩の解放】

永続罠

ゲームから除外されている自分の岩石族モンスター1体を選択して特殊召喚する。

このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。

そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

 

「オレは除外されている【地球巨人 ガイア・プレート】を特殊召喚するぜ!」

 

<ジムのフィールド>

地球巨人 ガイア・プレート ★8 ATK2800

 

 これは攻撃するか悩むところだな。

 

「これは攻撃できないな。メインフェイズ2に移行する」

 

 ガイア・プレートは戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ半分にしてくる強力なモンスターだ。迂闊に攻めていたら大ダメージを受けただろう。

 だが、三沢には土蜘蛛が戦闘破壊されることで後続のシンクロモンスターを墓地から呼び出せるし、その際に【魔妖遊行】の効果でガイア・プレートを処理するかバーンダメージを与えられた。

 

 今回の三沢は堅実な方を選択したわけか。相手には伏せカードがまだ残されているし、冷静な判断だろう。

 ただ、このターンで倒しきれなかったのが後になってくるかも知れない。相手の墓地には【ギャラクシー・サイクロン】があるし、次のターンのジムの返しが怖いところだな。

 

「オレは手札から【牛頭鬼】を召喚!効果を発動してデッキから【麗の魔妖-妲姫】を墓地に送る!」

三沢 手札:3→2枚。

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

毒の魔妖-束脛 ★2 DEF2000 ※チューナー

毒の魔妖-土蜘蛛 ★5 ATK2000

牛頭鬼 ★4 ATK1700

 

【牛頭鬼】

効果モンスター

星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。

(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地から「牛頭鬼」以外のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。

 

 そう言えば通常召喚をまだしていなかったな。

 このモンスターをさっきのメインフェイズ1に呼び出しておけば…いや、恐らくはさっきのバトルフェイズ中の【魔妖遊行】の効果でドローしたモンスターなのだろう。

 

 うん?待てよ?この状況ってもしかして、もう三沢の勝ち確定か?

 

「レベル5【毒の魔妖-土蜘蛛】にレベル2【毒の魔妖-束脛】をチューニング!シンクロ召喚!来い、レベル7【翼の魔妖-天狗】!」

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

牛頭鬼 ★4 ATK1700

翼の魔妖-天狗 ★7 ATK2600

 

「シンクロ召喚成功時、【コモンメンタルワールド】の効果発動!相手ライフに500ポイントダメージを与える!」

 

「そしてチェーンして墓地から【麗の魔妖-妲姫】の効果発動!自身を特殊召喚する!」

 

チェーン②麗の魔妖-妲姫

チェーン①コモンメンタルワールド

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

牛頭鬼 ★4 ATK1700

翼の魔妖-天狗 ★7 ATK2600

麗の魔妖-妲姫 ★2 DEF0 ※チューナー

 

「がふっ!」

ジム LP:1100→600

 

「レベル7【翼の魔妖-天狗】にレベル2【麗の魔妖-妲姫】をチューニング!シンクロ召喚!来い、レベル9【麗の魔妖-妖狐】!」

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

牛頭鬼 ★4 ATK1700

麗の魔妖-妖狐 ★9 ATK2900

 

【麗の魔妖-妖狐】

シンクロ・効果モンスター

星9/炎属性/アンデット族/攻2900/守2400

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):「麗の魔妖-妖狐」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。

(2):このカードが墓地に存在し、元々のレベルが11の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。

(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。

 

 やはりそうか!ここで更に妖狐と妲己でシンクロしてレベル11の【骸の魔妖-餓者髑髏】を呼び出せば【コモンメンタルワールド】の効果でジムのライフが尽きる!

 

「シンクロ召喚成功時、【コモンメンタルワールド】の効果発動!相手ライフに500ポイントダメージを与える!」

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

牛頭鬼 ★4 ATK1700

麗の魔妖-妖狐 ★9 ATK2900

 

「ぐわぁぁぁっ!」

ジム LP:600→100

 

 あれ?なんで妲己を墓地から呼び出さないんだ?チューナーが居ないと次の魔妖シンクロモンスターを呼び出せないだろ?

 あっ、もしかして【骸の魔妖-餓者髑髏】って効果テキストにリンクモンスターの記載があるから、この世界には存在しない…とかか!?

 

 /(^o^)\ナンテコッタイ。

 

「オレはカードを2枚セットしてターンエンド!」

三沢 手札:3→1枚。伏せ:1→3枚。

 

 

◆三沢 LP:4000、手札:1枚、伏せ:3枚、永続魔法:1枚。永続罠:1枚。

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

牛頭鬼 ★4 ATK1700

麗の魔妖-妖狐 ★9 ATK2900

 

vs

 

◆ジム LP:100、手札:3枚、伏せ:1枚。永続罠:1枚。

 

<ジムのフィールド>

地球巨人 ガイア・プレート ★8 ATK2800

 

 

 惜しかったなぁ。あと一回シンクロ召喚したり、墓地からシンクロモンスターを呼び出せれば勝っていたのにな。

 

 考えてみれば、この世界の魔妖デッキって【骸の魔妖-餓者髑髏】だけじゃなくて雪女リンクモンスターも居ないのか。

 元々リンク召喚前提のデッキだから、本来のスペックをかなり制限されちゃってるんだなぁ。

 

結果論になるが、【魔妖遊行】の効果でバーンダメージを選択していればさっきのターンで三沢が勝っていたかも知れないな。恐らくはハンドアドバンテージなどを優先して手堅く展開しようとしたのだろう。

 

 

「Dangerous…!オレのターン、ドロー!」

ジム 手札:3→4枚。

 

「スタンバイフェイズに【地球巨人 ガイア・プレート】のコストとして【フリント・クラッガー】を除外!このままメインフェイズに移行する!」

 

「ならばここでリバースカードオープン!罠カード【戦線復帰】発動!墓地の【翼の魔妖-天狗】を特殊召喚する!」

三沢 伏せ:3→2枚。

 

【戦線復帰】

通常罠

(1):自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

 

「Whoa!手札から速攻魔法【サイクロン】発動!永続罠【魔妖遊行】を破壊するぜ!」

ジム 手札:4→3枚。

 

【サイクロン】

速攻魔法

(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

チェーン②サイクロン

チェーン①戦線復帰

 

「くっ!だが【翼の魔妖-天狗】は蘇る!」

三沢 永続罠:1→0枚。

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

牛頭鬼 ★4 ATK1700

麗の魔妖-妖狐 ★9 ATK2900

翼の魔妖-天狗 ★7 DEF1500

 

「そして【翼の魔妖-天狗】の効果発動!そちらの伏せカードを破壊する!」

 

「Shit!」

ジム 伏せ:1→0枚。

 

 ジムの伏せカードは攻撃反応型の罠カード【次元幽閉】か。前のターンで三沢が攻撃を仕掛けていたら危なかったかもな。

 さっき使わなかったのは【フォッシル・ダイナ パキケファロ】の効果発動を優先する為だったわけか。

 

「メインフェイズに入るぜ。墓地の【ギャラクシー・サイクロン】を除外して効果発動!そちらの永続魔法【コモンメンタルワールド】を破壊する!」

 

【ギャラクシー・サイクロン】

通常魔法

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

(2):墓地のこのカードを除外し、フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

「十分働き終えた後だ。問題ない!」

三沢 永続魔法:1→0枚。

 

「オレは手札から魔法カード【化石融合-フォッシル・フュージョン】を発動!オレの墓地の…」

ジム 手札:3→2枚。

 

「それを待っていた!リバースカードオープン!手札の【ミイラの呼び声】を墓地に送ってカウンター罠【封魔の呪印】を発動!【化石融合-フォッシル・フュージョン】を封印する!」

三沢 手札:1→0枚、伏せ:2→1枚。

 

「Whats!?」

 

【封魔の呪印】

カウンター罠

手札から魔法カードを1枚捨てる。

魔法カードの発動と効果を無効にし、それを破壊する。

相手はこのデュエル中、この効果で破壊された魔法カード及び同名カードを発動する事ができない。

 

チェーン②封魔の呪印

チェーン①化石融合-フォッシル・フュージョン

 

「Wonderful!お前は強いな、ミサワ!」

 

「お誉めに預かり光栄だな、ジム!」

 

「But!ここで終わるオレじゃないのさ!手札から速攻魔法【マグネット・リバース】発動!除外されている【新生代化石騎士 スカルポーン】を特殊召喚だ!」

ジム 手札:3→2枚。

 

【マグネット・リバース】

速攻魔法

(1):自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、機械族または岩石族の通常召喚できないモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

 

<ジムのフィールド>

地球巨人 ガイア・プレート ★8 ATK2800

新生代化石騎士 スカルポーン ★4 ATK2000

 

「And!手札から魔法カード【タイム・ストリーム】発動!フィールドの【新生代化石騎士 スカルポーン】をリリースし、エクストラデッキから【中生代化石マシン スカルワゴン】を特殊召喚する!」

ジム 手札:2→1枚。

 

【タイム・ストリーム】

通常魔法

(1):自分フィールドの「化石」融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをリリースし、そのモンスターより元々のレベルが2つ高い「化石」融合モンスター1体を、「化石融合-フォッシル・フュージョン」による融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

(2):自分の墓地からこのカードと「化石」融合モンスター1体を除外し、自分の墓地の「化石」融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

<ジムのフィールド>

地球巨人 ガイア・プレート ★8 ATK2800

中生代化石マシン スカルワゴン ★6 ATK1700

 

【中生代化石マシン スカルワゴン】

融合・効果モンスター

星6/地属性/岩石族/攻1700/守1500

自分の墓地の岩石族モンスター+レベル5・6のモンスター

このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。

(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。相手に800ダメージを与える。

(3):墓地のこのカードを除外し、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

「なるほど!化石融合を止めただけでは止まらないと言う訳か!」

 

「Still!手札からもう1枚、【タイム・ストリーム】発動!」

ジム 手札:1→0枚。

 

「なっ!?前のターンにサーチしたカード以外に持っていたのか!?」

 

「フィールドの【中生代化石マシン スカルワゴン】をリリースし、エクストラデッキから【古生代化石マシン スカルコンボイ】を特殊召喚!」

 

<ジムのフィールド>

地球巨人 ガイア・プレート ★8 ATK2800

古生代化石マシン スカルコンボイ ★8 ATK2100

 

【古生代化石マシン スカルコンボイ】

融合・効果モンスター

星8/地属性/岩石族/攻2100/守1800

自分の墓地の岩石族モンスター+レベル7以上のモンスター

このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。

(1):融合召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力は、そのモンスターの元々の守備力分ダウンする。

(2):このカードは1度のバトルフェイズ中に3回までモンスターに攻撃できる。

(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。相手に1000ダメージを与える。

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

牛頭鬼 ★4 ATK1700→900

麗の魔妖-妖狐 ★9 ATK2900→500

翼の魔妖-天狗 ★7 DEF1500

 

「Here!墓地の【中生代化石マシン スカルワゴン】を除外して、最後の伏せカードを破壊させてもらう!」

 

 これが通ってしまえばスカルコンボイによる戦闘・効果ダメージで三沢の負けはほぼ確定だ。

 手札が1枚残っているが、この状況を覆す1枚ではないだろう。

 

 惜しかった。いい勝負だったが、これで決着か。

 

「オレは絶対に負けない!チェーンして速攻魔法【月の書】発動!【古生代化石マシン スカルコンボイ】を裏側守備に変更する!」

三沢 伏せ:1→0枚。

 

「No kidding!?」

 

【月の書】

速攻魔法

(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。

 

チェーン②月の書

チェーン①中生代化石マシン スカルワゴン

 

 マジか!?

 

<ジムのフィールド>

地球巨人 ガイア・プレート ★8 ATK2800

古生代化石マシン スカルコンボイ ★8 ATK2100 → 裏側守備

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

牛頭鬼 ★4 ATK900→1700

麗の魔妖-妖狐 ★9 ATK500→2900

翼の魔妖-天狗 ★7 DEF1500

 

「Great…!」

 

 流石のジムももう打つ手がないのか、ただただ茫然としているようだったが、すぐに首を横に振って闘志を取り戻したようだった。

 

「Go!【地球巨人 ガイア・プレート】で【牛頭鬼】を攻撃!」

 

地球巨人 ガイア・プレート ATK2800

vs

牛頭鬼 ATK1700→850 ※戦闘破壊

 

「ぐわぁぁぁっ!」

三沢 LP:4000→2050

 

「オレはこれでターンエンドだ…」

 

 

◆三沢 LP:4000、手札:1枚、伏せ:3枚、永続魔法:1枚。永続罠:1枚。

 

<三沢のフィールド>

狐トークン ★2 DEF500

狐トークン ★2 DEF500

麗の魔妖-妖狐 ★9 ATK2900

翼の魔妖-天狗 ★7 DEF1500

 

vs

 

◆ジム LP:100、手札:0枚、伏せ:0枚。永続罠:1枚。

 

<ジムのフィールド>

地球巨人 ガイア・プレート ★8 ATK2800

裏側守備(古生代化石マシン スカルコンボイ)

 

 

「オレのターン、ドロー!」

三沢 手札:1→2枚。

 

「オレは手札から【火車】を自身の効果により特殊召喚する!」

三沢 手札:2→1枚。

 

<三沢のフィールド>

麗の魔妖-妖狐 ★9 ATK2900

翼の魔妖-天狗 ★7 DEF1500

火車 ★8 ATK0

 

【火車】

特殊召喚・効果モンスター

星8/地属性/アンデット族/攻 ?/守1000

このカードは通常召喚できない。

自分フィールドのアンデット族モンスターが2体以上の場合のみ特殊召喚できる。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。このカード以外のフィールドのモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。元々の種族がアンデット族の表側表示モンスターがデッキに戻った場合、このカードの攻撃力はそのモンスターの数×1000になる。

 

「【火車】の特殊召喚に成功時、効果発動!このカード以外のフィールドのモンスターを全て持ち主のデッキに戻す!」

 

<三沢のフィールド>

火車 ★8 ATK0

 

<ジムのフィールド>

モンスター無し

 

「そして元々の種族がアンデット族の表側表示モンスターがデッキに戻った場合、このカードの攻撃力はそのモンスターの数×1000になる!」

 

<三沢のフィールド>

火車 ★8 ATK0→2000

 

「Fantastic!」

 

「このままバトルフェイズに入る!これで終わりだ!【火車】でダイレクトアタック!火炎車ぁ!」

 

火車 ATK2000

 

「うぉぉぉぉっ!」

ジム LP:100→0

 

 

「そこまで!試合終了!」

 

 響先生の宣告により、デュエルは三沢の勝利で幕を閉じた。

 

「よっしゃー!三沢が勝ったぜー!」

「二人とも良いデュエルだったわね」

「三沢―!ジム―!オレともデュエルしてくれー!」

「ええい、コナミ!耳元で騒ぐんじゃない!」

 

 本校生徒の観客席からだけではなく、観客席全体から三沢とジムの双方を称える言葉が聞こえて来ている。

 

 何処か1つでもボタンを掛け間違えていると勝敗が逆転していたかのような、本当にギリギリのデュエルだったと思う。

 

「Unbelievable!ミサワ、良いデュエルだった!」

「正直に言うと、オレもギリギリだったよ」

 

「良いSoulだった。嫌いじゃないぜ、そう言うの!」

 

 先ほどまで闘志をむき出しにして戦っていた二人だったが、試合が終われば互いの健闘を称えて爽やかに握手を交わしていた。

 

 その後、2人がデュエルリングから降りてそれぞれの観客席へと戻った後に、響先生が本日の対抗デュエルの終了を宣言した。

 

 その際にこちらに戻って来て十代たちといくつか言葉を交わし終えた三沢が、

 

「どうだ白河?昨日言った通りオレが勝っただろう?」

 

 なんてセリフを珍しく口角を上げたドヤ顔で俺に言ってきた。よほど俺の昨日の発言を気にしていたのだろう。

 

「昨日は偉そうに実力を疑うセリフを吐いてしまって済まなかったな。良いデュエルだったよ、三沢」

 

 俺は昨日の言葉を謝罪し、それに気を良くした三沢とお互いに慣れないハイタッチを交わした。




三沢のデッキは【魔妖】です。レベルが奇数のシンクロモンスターを高速シンクロ召喚していき。フィールドのシンクロモンスターが倒されても墓地から後続のモンスターが現れて効果を発動すると言うコンセプトのテーマデッキです。
本文ではレベル9モンスターまでしか登場しませんでしたが、本来ならばレベル11のシンクロモンスターやリンクモンスターも居ます。と言うよりリンクモンスターが居ないと相手への牽制がほぼ出来ません。

ジムのデッキは【化石】です。OCG化に当たって優秀な効果が追加された下級モンスターで化石融合やタイム・ストリームを手札に加えて融合を行っていくテーマデッキです。

いずれのモンスターも、貫通・2回攻撃(または連続攻撃)を持つ殺意の高い融合モンスターばかりで、レベル4「新生代」、レベル6「中生代」、レベル8「古生代化石」シリーズへとその能力は強化されて行きます。
長らくOCG化されていませんでしたが、2020年1月の投票企画において12テーマから1位に輝き、OCG化が叶ったテーマです。

次回の更新は三月中旬頃の予定です。

戦車様、紅魔郷=先輩様、Skazka Priskazka様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

未完の本作の今後の扱いについて

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