【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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5D'sである意味では大人気のキャラが使った、アニメオリジナルモンスターが登場します。

使い手はただのそっくりさんですが、先行1ターンキルのフルバーンと言えばコイツでしょう。


第二十一話 黒炎弾1キル

小学校三年の三学期も今日で終わり、明日から春休みに突入しようとする今日この頃、学校の校舎裏でリンちゃんが告白されているシーンに出くわした。近くの壁の陰にはユーゴ君が張り付いてソワソワしている。

青春してるなぁ。リンちゃんは学校でもずば抜けての美少女だしな。こういった告白も初めてのことではなさそうだ。

 

あぁ、やはり断ったか。少年、気落ちするなよ。君は立派に戦ったと思うよ。ユーゴ君はあからさまに安堵している。

自分が好きな子が告白されているシーンなんて、気が気じゃないだろうからな。良かったね。

 

どうやらリンちゃんはユーゴ君が傍にいることに気付いていたようだ。どうやらこちらには気づいていなさそうだ。

ユーゴ君はリンちゃんと何か話した後、リンちゃんに手を引かれながら一緒に帰っていった。青春ですねぇ。

 

俺?…止めてくれ、その言葉は俺に効く。止めてくれ。

 

~~~

 

いつものように大会に出場し、今日もハノイスタイルで選手控室から会場へとやってきた。。

 

「これより決勝戦を開始いたします。両選手は対戦コートの内側へお入り下さい」

 

対戦コートに入り、見覚えのないコワモテと対峙する。

 

「なんだぁ?変な仮面しやがって…ごっこ遊びなら他所でやんな」

 

「貴様の不細工な面ほど面白い仮面ではないのだがな」

 

「てめぇ…痛い目にあいたいようだなぁ!」

 

うーん、この反応。この手の相手は反応が面白くていいな。

 

「両者とも準備はよろしいでしょうか!それでは決勝戦、開始して下さい」

 

大会実況者の一声の後、デュエルが開始される!

 

「瞬殺してやるぜ」

 

「対戦、よろしくお願いいたします」

 

挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。

 

「「デュエル!」」

 

ハノイの騎士(クロト) LP:4000

 

VS

 

コワモテ LP:4000

 

「先攻はオレが貰うぜ。オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

コワモテ 手札:5→6枚。

 

「オレは伏せカードを5枚セット!」

コワモテ 手札:5枚。

 

「オレは【ガトリング・オーガ】を召喚!自分の魔法&罠カードゾーンにセットされたカード1枚を墓地へ送って発動できる。相手ライフに800ポイントのダメージを与える!」

コワモテ 手札:0枚。

 

紫のコートを着て弾倉と化した左腕を持つ腹部にガトリング・ガンを持つ悪魔がその姿を現す。

ガトリング・オーガ ★3 ATK800 ※遊戯王5Dsアニメオリジナルモンスター

 

リアリスト御用達のインチキバーン効果モンスター。改めて見てもぶっ壊れてるなぁ。

準決勝の時も使っていたが、あのカードがこの時代に既に存在しているんだな。

 

「オレは【ガトリング・オーガ】効果発動!自分の魔法&罠カードゾーンにセットされたカード1枚を墓地へ送って相手ライフに800ポイントのダメージを与える!」

コワモテ 伏せカード:4枚。

 

「ぐぅっ!」

ハノイの騎士(クロト) LP:4000 → 3200

 

「はははっ!どんどん行くぞ!【ガトリング・オーガ】効果発動!自分の魔法&罠カードゾーンにセットされたカード1枚を墓地へ送って相手ライフに800ポイントのダメージを与える!」

コワモテ 伏せカード:3枚。

 

「ぐぅぅっ!」

ハノイの騎士(クロト) LP:3200 → 2400

 

「発射ぁ!」

コワモテ 伏せカード:2枚。

 

「ちぃっ!」

ハノイの騎士(クロト) LP:2400 → 1600

 

「発射ぁ!」

コワモテ 伏せカード:1枚。

 

「ぐぁぁっ!」

ハノイの騎士(クロト) LP:1600 → 800

 

「クソガキが!口だけ大したことなかったなぁ!トドメだ!発射ぁ!ハハハハハッ!」

コワモテ 伏せカード:0枚。

 

「手札から【ハネワタ】を墓地に送って効果発動。このターン、自分が受ける効果ダメージは0になる。この効果は相手ターンでも発動できる」

ハノイ LP:800、手札:4枚

 

「ハハ…はぁ!?」

コワモテ 伏せカード:0枚。

 

墓地に送られたカードは【スキル・サクセサー】【ギャラクシー・サイクロン】【大寒波】【サイクロン】【黒いペンダント】か。

なかなかのラインナップだな。

 

「最後に貴様のフィールドから墓地へ送られた【黒いペンダント】の効果ダメージも、【ハネワタ】の効果でダメージ無しだ」

ハノイ LP:800

 

「て、てめぇ!オレの伏せカードが無くなるまでワザと効果を使わせてダメージを食らいやがったな!」

コワモテ 伏せカード:0枚。

 

そうだよ。この時点でお前は次の俺のターン、何もできないからなぁ!絶好のチャンスだぁ!

 

「クソが!ターンエンドだ!おらっ、てめぇのターンだ!」

 

ハノイ  LP800、 モンスター:0、伏せカード:0、手札:4枚

コワモテ LP4000、モンスター:1、伏せカード:0、手札:0枚

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:4→5枚。

 

「私は手札から通常魔法【真紅眼融合】発動。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。自分の手札・デッキ・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う!」

ハノイ 手札:4枚。

 

「デッキからも融合素材を使えるだと!ふざけんな!てめぇそれでもデュエリストか!」

 

えぇ?ガトリング・オーガを使うお前が言うのか?仕方ない、テンプレ返しておくか。

 

「リアリストだ。【真紅眼融合】の効果処理を継続する。私はデッキの【真紅眼の黒炎竜】【真紅眼の凶星竜-メテオ・ドラゴン】を墓地に送り、【流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン】を融合召喚!」

 

上空より全身が炎で包まれた漆黒の竜がその姿を現す。

流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン ★8 ATK3500 ※真紅眼融合の効果によりカード名を「真紅眼の黒竜」として扱う。

 

「いきなりレベル8のモンスターを召喚する…だと!!」

 

「【流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン】効果発動!このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから「レッドアイズ」モンスター1体を墓地へ送り、そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える」

 

「なぁ!」

 

「私はデッキの【真紅眼の黒竜】を墓地に送る!その攻撃力の半分、1200ダメージを受けろ!」

 

「ぐあぁぁぁぁ!」

コワモテ LP:4000 → 2800

 

トドメだ。

 

「私は手札から通常魔法【黒炎弾】発動。このカードを発動するターン、「真紅眼の黒竜」は攻撃できない。自分のモンスターゾーンの「真紅眼の黒竜」1体を対象として発動!その「真紅眼の黒竜」の元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!!」

ハノイ 手札:3枚。

 

「はっ、馬鹿め!てめえのフィールドにいるのは【流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン】のみ!対象のいない【黒炎弾】は不発だ!」

 

「馬鹿は貴様だ。【真紅眼融合】で融合召喚されたモンスターは【真紅眼の黒竜】として扱う。今、フィールドにいるのは【真紅眼の黒竜】だ」

 

「ふ、ふざけんなぁぁぁ!!」

 

「フィールドの【真紅眼の黒竜】の攻撃力は3500。その攻撃力分3500のダメージを受けろ!!」

 

「あ、あぁっ!ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」

コワモテ LP:2800 → 0

 

 

 

「対戦、ありがとうございました」

 

「あ、ありえねぇ。このオレがぁ…」

 

~~~

 

精霊界での修行(手助け)を始めてから約1年が経過し、俺の魔力もそこそこマシになってきていた。それ以上に体力と筋力が付いた気もするが。

そして、去年も訪れたブラック・マジシャン(パンドラ仕様)が住む森の奥の小屋へ、【斬首の美女】と【伝説の剣豪 MASAKI】と一緒に再訪していた。

 

「とりあえずまた来たが、今回はなんとかなるんじゃないかと思っている」

 

「去年と比べてお主は強くなった。それは間違いないと思うのぉ」

 

「我らもウカウカしておると追い付かれてしまうかもしれぬでゴザルなぁ!」

 

「ありがと。じゃ、行ってくる」

 

2人とはそこで別れ、家の扉をノックすると、銀髪の美形魔術師が現れた。

 

「またお主か。どうやら修行を積んだようだな。以前とは見違えるほどに魔力を感じる」

 

「精霊たちの手助けをしていただけですよ」

 

「うむ、良かろう。今のお主になら魔力の強化方法を伝授しよう」

 

「ありがとうございます」

 

「敬語はよせ」

 

「…分かった」

 

鋭かった目つきをしていた顔は、朗らかに笑っていた。そんな顔もできるんだな。

そんな話をしていると銀髪の魔術師の後ろから、銀髪の女の子が顔を見せた。

 

「その子が以前に言っていた少年ですか?」

 

「うむ、まだまだヒヨッコだが、伸びしろはあると思っている。お前も手伝ってやるといい」

 

「はい師匠」

 

銀髪の女の子が魔術師の後ろから出てきてこちらに手を伸ばしてくる。こうして目の前に現れるとその容姿がよく分かる。

銀の髪に褐色の肌、ワインレッドのローブなのは師匠の魔術師と同じだが、ローブは動きやすいように各所で肌が露出している。

小柄な割にグラマラスな体形をしている美少女な為、彼女が動くたびに、その、正直、思春期の少年としては目のやり場に困る。

 

「私はこの方の弟子をしている魔術師。よろしく」

 

「俺は白河クロト。よろしくおねがいします姉弟子」

 

「姉弟子か…ふふっ、よろしく、弟弟子のクロト」

 

差し出された手を握って握手すると、銀髪の美少女が微笑みながら優しく握り返してきた。今年一番いいものを見れた気がする。




原作アークファイブで他の登場人物と絡みの少なかったリンちゃんと、それを一途に追いかけたユーゴ君には幸せになってほしいですね。あまり原作を批判したくはないのですが、あのエンディングは許容できなかったですね。

ガトリング・オーガ、アニメ5D'sを視聴した方ならきっと覚えがあるのではないでしょうか。この前ロットン専用カードとしてリンクスにも出演していましたね。

私はパっと思いつきませんが、コイツがそのままOCG化したら環境が変わるかも…いや、現環境だと手札誘発一枚で終わりですね。LP8000制環境だとそこまで強くないのかもしれませんが、LP4000制では投獄対象となります。

精霊界の修行に関しては、ようやく一段落と言ったところですね。黒魔術師の師弟と縁を結び、オカルトパワーとオカルトテクニックを磨いていけば、いずれはオリ主も一般人から逸般人へと進化できるかもしれません。

次からは新章に入ります。

次回の更新は12/5(水) AM7:00となります。

四季式様、戦車様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

未完の本作の今後の扱いについて

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