【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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新章突入です。

アニメGXには登場しなかった人物に接触していき、余計なお世話を焼いて、原作のシナリオブレイク(光の結社編が発生しないように)を狙っていきます。


原作6年前 プロリーグ介入編
第二十二話 響紅葉


春休みが明け、小学校四年生になった10歳の春、俺はとあるデュエル大会の会場で試合を観戦していた。

 

響紅葉。漫画版GXにて、第三回世界デュエル大会のチャンピオンであり、主人公の遊城 十代が漫画において十代がデュエルを始めるきっかけとなったプロデュエリストである。

 

闇のデュエルを仕掛けられて呪いを受け、デュエルを続けることが困難になり、プロ引退を決意して十代に、ペガサスから託されたハネクリボーと己のE・HEROデッキを託すことになる。

 

原作漫画だと十代にデッキを渡す時期は、十代が6~7歳だったはずなので、今世の彼は恐らく呪いがかけられていないのだと思う。

 

ただ、デッキパワーの影響なのか、今は世界大会で優勝できるほどのデュエリストには見えない。ヒーローバリア要る?

 

今回の目的である、『漫画版GXのラスボスは存在するのか?また、今世でどれほどの人物に影響を与えているのか?』という確認はある程度は達成できた。

 

このまま帰ってもいいのだが…せっかくだから少しお節介を焼くことにしよう。

 

~~~

 

大会会場の通路でハノイスタイルで待ち伏せし、真っ赤なコートを着た赤みかかった黒髪の青年に話しかける。

 

「貴方が響紅葉さんですね?」

 

「君は…確かハノイの騎士だったな。オレに何か用か?」

 

「私とデュエルしていただけませんか?」

 

「君と?う~ん…OKだ」

 

「ありがとうございます」

 

案外、アッサリとOKを貰えたな。闇のデュエルを受けていないから、心に余裕があるのかもしれない。さて、彼の気が変わる前にデュエルを開始してしまおう。

 

「「対戦、よろしくお願いいたします」」

 

挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。

 

「「デュエル!」」

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:4000

 

VS

 

◆紅葉 LP:4000

 

「先攻はオレが貰うよ。オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

紅葉 手札:5→6枚。

 

「オレは手札から【天使の施し】発動!デッキからカードを3枚ドローして墓地に2枚捨てる!」

紅葉 手札:5→8→6枚。

 

墓地に送ったのは、【E・HERO クノスペ】と【E・HERO ボルテック】か。

 

「オレは【E・HERO エアーマン】を召喚!このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。オレは【E・HERO ザ・ヒート】を手札に加える!」

紅葉 手札:5→6枚。

 

背中にプロペラの付いた翼を持つ、青色のヒーローが現す。

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

 

便利なヒーローだよな。

 

「カードを3枚伏せて、オレはターンエンド」

紅葉 伏せカード:3枚、手札:3枚

 

◆ハノイ LP4000、手札:5枚、モンスター:0、伏せカード:0

◆紅葉  LP4000、手札:3枚、モンスター:1、伏せカード:3

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

「私は手札から【強欲な壺】発動!デッキからカードを2枚ドロー!」

ハノイ 手札:5→7枚。

 

「私は手札から【儀式の下準備】発動。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。そのカード2枚を手札に加える。私が選ぶのは【リヴェンデット・ボーン】と【リヴェンデット・スレイヤー】!」

ハノイ 手札:6→8枚。

 

「儀式デッキか!」

 

「私は手札から速攻魔法【ツインツイスター】発動。手札を1枚捨て、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを破壊する」

ハノイ 手札:7→6枚。【ヴェンデット・アニマ】を墓地に送る。

 

「チェーン発動させてもらうぜ!リバースカードオープン!【ヒーローバリア】発動!自分フィールド上に「E・HERO」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする!」

紅葉  伏せカード:3→2

 

チェーン②ヒーローバリア

チェーン①ツインツイスター

 

「効果処理に移る。【ヒーローバリア】は効果を発揮する。【ツインツイスター】も効果を発揮するが、対象としていた1枚は【ヒーローバリア】だったので、もう片方の対象とした伏せカード1枚を破壊する」

 

「くっ!」

紅葉  伏せカード:2→1

 

破壊したのは【サイクロン】だけで【ヒーローバリア】は発動されてしまったか。【ヒーローバリア】ってフリーチェーンで発動できたんだな…ただ、【攻撃の無力化】や【和睦の使者】を持っていないのだろうか。

 

「私は手札から速攻魔法【ヴェンデット・チャージ】発動。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、アンデット族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキから「ヴェンデット」モンスター1体を特殊召喚する。手札からモンスターを1枚墓地に送り、デッキから【ヴェンデット・レヴナント】特殊召喚!」

ハノイ 手札:5→4枚。

 

フィールドに体の一部が変化した異形のゾンビが姿を現す。

ヴェンデット・レヴナント ★4 ATK1800

 

「私は手札から儀式魔法【リヴェンデット・バース】発動。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、またはリリースの代わりにデッキから「ヴェンデット」モンスター(1体まで)を墓地へ送り、自分の手札・墓地から「ヴェンデット」儀式モンスター1体を儀式召喚する。この効果で儀式召喚したモンスターは、次のターンのエンドフェイズに破壊される。デッキから【リヴェンデット・スレイヤー】をリリースして墓地に送り、墓地の【リヴェンデット・スレイヤー】を儀式召喚!」

ハノイ 手札:3枚。

 

黄色のマフラーを靡かせ、墓地より青のダークヒーローが姿を現す。

リヴェンデット・スレイヤー ★6 ATK2400

 

「デッキから儀式の生贄を使って墓地から儀式召喚!?なんてカードだ!」

 

「バトルフェイズへ移行!【リヴェンデット・スレイヤー】で【E・HERO エアーマン】へ攻撃!」

 

不死者のダークヒーローが風のエレメンタルヒーローに殴りかかる。

 

リヴェンデット・スレイヤー ★6 ATK2400

vs

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

 

「だがこの攻撃はさきほどの【ヒーローバリア】の効果によって、そのモンスターの攻撃は一度だけ無効だぜ!」

 

「攻撃を無力化されたことにより、このカードの発動条件を満たす。手札から速攻魔法【ダブル・アップ・チャンス】を発動。モンスターの攻撃が無効になった時、そのモンスター1体を対象として発動できる。このバトルフェイズ中、そのモンスターはもう1度だけ攻撃できる。この効果でそのモンスターが攻撃するダメージステップの間、そのモンスターの攻撃力は倍になる 」

ハノイ 手札:2枚。

 

「攻撃力を倍にしてもう一度攻撃する!?」

 

リヴェンデット・スレイヤー ★6 ATK2400 → 4800

vs

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

 

不死者のダークヒーローが風のエレメンタルヒーローに勢いを殴りかかる。腹部にめり込むように入った拳を受け、風のヒーローは倒れ伏す。

 

「ぐぁぁぁっ!【E・HERO エアーマン】は戦闘破壊されたか…!」

紅葉 LP4000→1000、

 

「だがここで伏せカード【ヒーロー・シグナル】発動!自分フィールドのモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。手札・デッキからレベル4以下の「E・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。オレはデッキから【E・HERO レディ・オブ・ファイア】を特殊召喚!」

紅葉 伏せカード:1→0

 

フィールドに赤を基調とする衣装の女性ヒーローが現れる。

E・HERO レディ・オブ・ファイア ★4 DEF1300

 

「【ヴェンデット・レヴナント】で【E・HERO レディ・オブ・ファイア】へ攻撃!」

 

ヴェンデット・レヴナント ★4 ATK1800

vs

E・HERO レディ・オブ・ファイア ★4 DEF1300

 

異形のゾンビの攻撃を受けた炎の女性ヒーローは膝から崩れ落ちる。

 

「私はカードを1枚セットしてターンエンド。エンドフェイズ時に【リヴェンデット・バース】の効果で儀式召喚した【リヴェンデット・スレイヤー】は破壊されて墓地に戻る」

ハノイ 手札:1枚。

 

「最後に、儀式召喚された【リヴェンデット・スレイヤー】が墓地に送られたことにより効果発動。デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加え、デッキから「ヴェンデット」モンスター1体を墓地へ送る。デッキから【リヴェンデット・ボーン】を手札に加え、【ヴェンデット・コア】を墓地に送る」

ハノイ 手札:1→2枚。

 

◆ハノイ LP4000、手札:2枚、モンスター:1、伏せカード:1

◆紅葉  LP1000、手札:3枚、モンスター:0、伏せカード:0

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

紅葉 手札:3→4枚。

 

「オレは手札から【融合派兵】発動!EXデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。このカードを発動するターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。オレはEXデッキの【E・HERO フレイム・ブラスト】を見せ、デッキの【E・HERO レディ・オブ・ファイア】を選択してデッキから特殊召喚する!」

紅葉 手札:3枚。

 

フィールドに赤を基調とする衣装の女性ヒーローが現れる。

E・HERO レディ・オブ・ファイア ★4 DEF1300

 

手札・フィールドにザ・ヒートとレディ・オブ・ファイアが揃った。来るか?

 

「オレは手札から【融合】発動!手札の【E・HERO ザ・ヒート】と【E・HERO レディ・オブ・ファイア】を墓地に送り、EXデッキから【E・HERO フレイム・ブラスト】を融合召喚!!」

紅葉 手札:1枚。

 

フィールドに、手が赤熱している火炎の戦士が姿を現す。

E・HERO フレイム・ブラスト ★8 ATK2300

 

「このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。水属性モンスターと戦闘を行う場合、ダメージステップの間、このカードの攻撃力は1000ポイントアップする!」

 

「更に!オレは手札から【ミラクル・フュージョン】発動!墓地の【E・HERO クノスペ】と【E・HERO ザ・ヒート】と【E・HERO レディ・オブ・ファイア】を除外し、EXデッキから【E・HERO Core】を融合召喚!!」

紅葉 手札:0枚。

 

フィールドに、白の体に赤の宝玉が埋め込んだ大地の戦士が姿を現す。

E・HERO Core ★9 ATK2700

 

「バトルだ!【E・HERO フレイム・ブラスト】で【ヴェンデット・レヴナント】を攻撃!」

 

「くっ!だが、相手によって破壊された【ヴェンデット・レヴナント】効果発動!このカードを特殊召喚する!この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される!」

ハノイ LP4000→3500、モンスター:1→0→1

 

ヴェンデット・レヴナント ★4 DEF200

 

「【E・HERO Core】で【ヴェンデット・レヴナント】を攻撃!!」

 

「【ヴェンデット・レヴナント】は墓地に行かず除外される」

ハノイ LP3500、モンスター:1→0

 

「これでオレはターンエンド」

 

◆ハノイ LP3500、手札:2枚、モンスター:0、伏せカード:1

◆紅葉  LP1000、手札:0枚、モンスター:2、伏せカード:0

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:2→3枚。

 

「私は手札から【強欲で貪欲な壺】発動。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。」

ハノイ 手札:2→4枚。

 

【ヴェンデット・キマイラ】と【ヴェンデット・バスタード】は除外されたか。

 

「私は手札から【闇の誘惑】発動。自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。私は手札の【ヴェンデット・ヘルハウンド】を除外」

ハノイ 手札:2→4枚。

 

「私は手札の【ヴェンデット・ストリゲス】を通常召喚。更に墓地の【ヴェンデット・アニマ】を除外して効果発動!墓地のこのカードを除外し、「ヴェンデット・アニマ」以外の除外されている自分の「ヴェンデット」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。私は除外されている【ヴェンデット・レヴナント】を特殊召喚!この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない!」

ハノイ 手札:3枚。

 

フィールドに、体の一部が変化した異形の鳥とゾンビが姿を現す。

ヴェンデット・ストリゲス ★2 ATK500

ヴェンデット・レヴナント ★4 ATK1800

 

「私は手札から儀式魔法【リヴェンデット・ボーン】発動。レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、またはリリースの代わりに自分の墓地のアンデット族モンスターを除外し、自分の手札・墓地から「ヴェンデット」儀式モンスター1体を儀式召喚する。フィールドの【ヴェンデット・ストリゲス】【ヴェンデット・レヴナント】を墓地に送り、墓地の【リヴェンデット・スレイヤー】を除外し、手札の【リヴェンデット・エグゼクター】を儀式召喚!」

ハノイ 手札:1枚。

 

「今度は墓地から儀式の生贄を!?」

 

青のマフラーに背中から生える異形の腕を振るうダークヒーローが姿を現す。

リヴェンデット・エグゼクター ★8 ATK3000

 

「墓地に送られた【ヴェンデット・ストリゲス】は、手札から「ヴェンデット」カード1枚を相手に見せて発動できる。このカードを特殊召喚する。私は手札の【リヴェンデット・ボーン】を見せて、【ヴェンデット・ストリゲス】を特殊召喚!この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される」

 

ヴェンデット・ストリゲス ★2 DEF2000

 

「儀式召喚された【リヴェンデット・エグゼクター】は、フィールドから【ヴェンデット・ストリゲス】と【ヴェンデット・レヴナント】を儀式召喚の為にリリースしたことで以下の効果を得る!」

 

①ストリゲス効果

このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。

 

②レヴナント

1ターンに1度、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

「私は【リヴェンデット・エグゼクター】が得た【ヴェンデット・レヴナント】の効果を発動!E・HERO Core】を除外!」

 

「くっ!しまった!」

 

【E・HERO Core】には以下の3つの効果がある。モンスターでの攻撃で倒そうとすると攻撃力が倍になり、戦闘または効果破壊すると墓地から別の融合モンスターが現れる。除外かバウンスするのが一番いい。

 

①1ターンに1度、このカードが攻撃対象になった時に発動できる。このカードの攻撃力はそのダメージステップ終了時まで倍になる。

 

②このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

 

③このカードが戦闘・効果で破壊された時、自分の墓地のレベル8以下の「E・HERO」融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。

 

「バトルフェイズに移行!【リヴェンデット・エグゼクター】で【E・HERO フレイム・ブラスト】を攻撃!」

 

リヴェンデット・エグゼクター ★8 ATK3000

vs

E・HERO フレイム・ブラスト ★8 ATK2300

 

「ぐはぁぁぁっ!…まだだ!」

紅葉  LP1000 → 300

 

「私は【リヴェンデット・エグゼクター】が得た【ヴェンデット・レヴナント】の効果を発動!このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる」

ハノイ 手札:1→2→1枚。

 

「私はこれでターンエンドだ」

 

◆ハノイ LP3500、手札:2枚、モンスター:2、伏せカード:1

◆紅葉  LP 300、手札:0枚、モンスター:0、伏せカード:0

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

紅葉 手札:0→1枚。

 

「オレは手札から【強欲な壺】発動!デッキからカードを2枚ドロー!」

紅葉 手札:0→2枚。

 

「オレは手札から【禁じられた聖杯】発動!フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が400アップし、効果は無効化される!オレは【リヴェンデット・エグゼクター】を選択する!」

紅葉 手札:1枚。

 

リヴェンデット・エグゼクター ATK3000 → 3400

 

儀式魔人リリーサーと違い、ヴェンデットは儀式モンスターに効果を付与する為、儀式モンスターそのものの効果を無効にすれば誘発即時効果のモンスター除外は使えなくなる。

 

だが、手札1枚でこの状況をひっくり返したりは…いや、HEROにはあのカードがあったか!

 

「更に!オレは手札から【平行世界融合】発動!除外されている【E・HERO クノスペ】と【E・HERO ザ・ヒート】をデッキに戻し、EXデッキから【E・HERO ガイア】を融合召喚!!」

紅葉 手札:0枚。

 

フィールドに、全身を黒き鋼鉄の体に包んだヒーローが姿を現す。

E・HERO ガイア ★6 ATK2200

 

「ガイアの効果発動!このカードが融合召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力を半分にし、このカードの攻撃力はその数値分アップする!オレは【リヴェンデット・エグゼクター】を選択!」

リヴェンデット・エグゼクター ATK3400 → 1700

E・HERO ガイア      ATK2200 → 3900

 

「バトルだ!【E・HERO ガイア】で【リヴェンデット・エグゼクター】を攻撃!」

 

「私は伏せカード【陰謀の盾】発動!発動後このカードは装備カードとなり、自分フィールド上のモンスター1体に装備する。装備モンスターは表側攻撃表示で存在する限り、1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。また、装備モンスターの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる!私は【陰謀の盾】を【リヴェンデット・エグゼクター】に装備する!」

ハノイ 伏せカード:1→0

 

「っ!戦闘破壊耐性だけでなく、戦闘ダメージも無しか!」

 

リヴェンデット・エグゼクター ATK1700 ※陰謀の盾装備。戦闘耐性付与

vs

E・HERO ガイア      ATK3900

 

「【陰謀の盾】の効果により、エグゼクターは破壊されず、戦闘ダメージも発生しない!」

ハノイ LP3500

 

耐えきった。返しのターンで手札の【リヴェンデット・ボーン】を使えば俺の勝ちだ。

 

「オレはこれでターンエンド…いや、サレンダーだ」

 

そういい、彼はデッキの上へと手のひらを置いた。サレンダー、降参の意を示す行為だ。

 

 

「「対戦、ありがとうございました」」

 

~~~

 

「ははっ、参ったな。今まで姉以外には負けたことがなかったんだけどなぁ」

 

言葉では軽く言っていながらも、彼の表情は悔しいのを押さえつけているように見える。

 

デッキパワーが明らかに差があった中、善戦したのだから凄いと思う。俺が弱いだけ?気のせいだ。

 

「…どうして私とのデュエルをアッサリ受けて頂けたのですか?」

 

「今までの公式大会も、負けはしなかったものの常にギリギリでね。自身を変える切っ掛けになるかもって思ったんだ」

 

やはりデッキからヒーローバリアを抜くべきだと思う。俺ならそうする。このままだと俺の目的を達成してもらうためにはデッキパワー不足だよな…。よし、やはりここは一つ、当初の予定通りにお節介を焼いちゃいますか。

 

「そういうことですか。それなら、これらのカードを見ていただけませんか?」

 

「これは…HEROのカードか…!?ジ・アース…アブソルートZero…!サンライザー…!!なんだこのカードたちは!強すぎる!」

 

さっきアンタがエアーマンやガイアもかなり強めのカードだけどな。HEROは下級モンスターも融合体も強力なカードが多いからね。

 

「それらのカードを貴方に譲渡します」

 

「っ!本当か!?でも、なんで初対面のオレにこんな強力なカードをくれるんだ?」

 

「それを渡す代わりに、貴方には世界最強のプロデュエリストであるDDを倒して世界最強のプロデュエリストになっていただきたい」

 

「DDを!?」

 

「はい」

 

 

そう。これこそが俺の本当の狙い。原作が始まった後にDDを経由して斎王が破滅の光に洗脳されるのを防ぐ為、それ以前にDDを叩きのめしてチャンピオンの座から引き摺り下ろす。

 

そうなるとDDは追い詰められて【D-HERO Bloo-D】を使わざるを得なくなる。そうなれば後はエド・フェニックスがなんとかしてDDを倒して【D-HERO Bloo-D】を取り返すだろう。そうなれば『光の結社編』は起こらないはずだ。是非ともエドには頑張ってもらって何とかして欲しい。

 

他にも細々とアニメGX原作シナリオに影響を与えると思うけど、そのくらいは良いでしょ。誤差だよ誤差。

 

 

「…分かった。ここまで協力されて出来ませんなんて言いたくないし、何より元々オレはプロデュエリストのトップを目指していたんだ。DDだって倒して見せるさ!」

 

「期待しています」

 

 

ヨシッ!アニメ版では使用されることのないプラネットシリーズのカードも漫画版での所持者である響紅葉本人に渡すことができた。ジ・アースには師匠に魔力を込めて貰ったから、破滅の光対策も完璧だし、彼なら間違いなくトップクラスのデュエリストになるだろう。

 

漫画版GXの響紅葉は、漫画版ラスボスが倒されたことで呪いが解け、十代に預けていたデッキを返却された後に世界チャンピオンとなっている。今渡したOCG版のHEROカード群は、どれも彼が漫画版で使用した時よりも遥かに強力なカードとなっている上に漫画版GX終了後に販売されたカードも渡してある。

 

これで万が一にアークファイブの登場人物たちとデュエルすることになったとしても、互角に渡り合えるデッキパワーを有しているはずだ。まして、アニメ版GXのプロデュエリストなら問題なく倒せるだろう。アニメ版GXのプロデュエリストって、世界で10本の指に入る人たちでもデュエルアカデミアの学生に負けているからね。

 

さて、響紅葉と言えば、あと一つだけ気になっていることがあるんだよな。

 

「最後に一つ、マッケンジーと言う人物に心当たりはありますか?」

 

「マッケンジーと言うと、アメリカ・デュエルアカデミアの校長のMr.マッケンジーのことか?」

 

「はい。面識があったのですか?」

 

「あぁ、アメリカの大会に出場した時にちょっとね。娘さんにサインを頼まれたよ」

 

普通にいいお父さんだなMr.マッケンジー。この調子だと、娘のレジー・マッケンジーも含めて闇の力の影響を受けていない可能性が高いな。

 

トラゴエディアはこの世界には存在しないのかもしれない。そうだといいな。そうであってくれ。




響紅葉はアニメ版には登場しない。
→アニメ版ではプロとしてそこまで有名ではない?
→そこまで強いHEROカードを持っていない?
→なら、強いHEROカードを渡せば、アニメで見たDDくらいなら倒せるでしょ。

と言うオリ主の短絡思考の元、強化されることになった響紅葉。彼と接触できれば漫画版GXのシナリオの変化についてもヒントを得られるだろうから、一石二鳥だったわけです。

そして本作の響紅葉は何故か闇のデュエルを仕掛けられていません。理由はそのうち明かされると思います。

響紅葉と漫画版十代の決着は読み切りで描かれたことがあるそうですが、私は内容をWikiでしか知りません。なんとかして見たかったですね。

次回の更新は12/5(土) AM8:00予定です。

戦車様、四季式様、gsころりん様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

未完の本作の今後の扱いについて

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