【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
彼女たちが使う【アマゾネス】がそこまで強くない上、コナミとクロトが使うデッキがかなり凶悪なのでそこまで長いデュエルにはなりません。
※『閃珖竜』と『琰魔竜』に関しては、機種依存文字を使用している為、ひらがな表記にしています。問題なさそうであればそのうち漢字に変更します。
<クロト視点>
年が明けて正月が過ぎ、小学校4年の冬休みもそろそろ終盤。タッグデュエル大会の会場に向かう電車の中、今回の大会の注目株となっているタイラー姉妹について考える。
タイラー姉妹。アニメ版の遊戯王アークファイブに登場した双子?の美女デュエリストである。姉が金髪ロング紫目のグロリア・タイラー、妹が銀髪ロング緑目のグレース・タイラー。アークファイブにおいて融合次元所属の戦闘狂のタッグデュエリストで、次元戦争での侵略戦でエクシーズ次元のデュエルスクールのスペード校を壊滅寸前まで追い詰めた実績がある。
使用デッキは共に【アマゾネス】。フィールド・墓地共有ルールで同テーマを使うシナジー効果は凄まじく、主人公と戦うまでは圧倒的な実力を見せつけていたのだが…主人公の【スマイル・ワールド】の洗脳効果(誇張)によりエンタメ堕ち。それ以降はエンタメデュエルの虜になってしまい、ただの観客に成り果てた。もったいない。
アークファイブの融合次元では一定の年齢に達すると強制的にアカデミアに入学させられ、兵士としての訓練を受け続ける毎日を送り、その後は侵略戦争に駆り出されることになるため、彼女たちを含む融合次元の住人は娯楽に飢えていたのだろうと推測する。この世界では娯楽はその辺りに溢れているのでその心配はないだろう。
タッグデュエリストなので、DDへの刺客となりえない彼女たちに接触するメリットは特にない。正直に言おう、ただの興味である。エンタメ堕ちする前の性格はドSの一言だが、見た目は美人だからね。胸は…アレだが。
「クロト、そろそろ着くみたいだよ」
「ん?あぁ、分かったサンキュー」
コナミはともかく俺にはエンタメデュエルなんて出来ないし、そもそもタッグデュエルなのでハノイ仮面なしで来ている。エンタメなんて恥ずかしくてできん。普通に相手をしよう。
~~~
<クロト視点>
例えタッグデュエルであっても、コナミがパートナーである以上、負ける確率はほぼ無いといってもいい。順調に決勝戦まで勝ち進んできた。当然と言わんばかりにタイラー姉妹も勝ち上がってきたようだ。
「これより決勝戦を開始いたします。両選手は対戦コートの内側へお入り下さい」
コナミと対戦コートに入り、対戦相手チームの金髪と銀髪の美人たちと対峙した。やはり二人とも、とある部分が、哀れなほど薄っぺらな…。
「ふん、プロに挑む前の最後のアマチュア大会の決勝戦がお前たちのような子供とはな。なぁグレース?」
「いいじゃないグロリア姉さん。子供でも決勝戦まで勝ち進んでくる相手よ?ふふっ、楽しみね」
確かに俺達は10歳の子供だけど、君らも今は12歳くらいでしょ。
「おー、よろしくな」
コナミが軽い感じで挨拶を返す。コイツが緊張している姿なんて想像できんな。
「対戦、よろしくお願いいたします」
挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。
「私たちの事を知らないのか?」
「フフッ、知らないなら教えてあげる」
「私たちタイラー姉妹の・・・」
「「タッグデュエルの恐ろしさを!!」」
二人の背中に紫のオーラのようなものが漂っているように見えるほどの気迫を感じる。
「両チームとも準備はよろしいでしょうか!それでは決勝戦、開始して下さい」
大会実況者の一声の後、デュエルが開始される!
「「「「 デュエル! 」」」」
コナミ&クロト LP:8000
VS
グロリア&グレース LP:8000
「先攻は私が貰う!私のターン。ドロー!」
グロリア 手札:5→6枚。
「私は手札から永続魔法【スローライフ】発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分メインフェイズ1開始時にこのカードを発動できる。このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、以下の効果を適用する。(1)モンスターを通常召喚したプレイヤーは、そのターンモンスターを特殊召喚できない。(2)モンスターを特殊召喚したプレイヤーは、そのターンモンスターを通常召喚できない」
グロリア 手札:5枚。
アニメでも使っていたカードだな。通常召喚すれば特殊召喚が出来ず、特殊召喚すれば通常召喚が出来ない、か。また面倒なカードを使ってくるなぁ。
「私は手札からマジックカード【融合】発動!手札の【アマゾネス女王】と【アマゾネスの剣士】を融合!密林の女王よ、勇猛なる剣士の力を取り込みすべてを統べる帝国を築け!融合召喚!現れろ!レベル8【アマゾネス女帝】!」
グロリア 手札:2枚。
褐色の肌に動物の骨と皮で作った衣装を纏うアマゾネスの女帝が姿を現す。
アマゾネス女帝 ★8 ATK2800
「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」
グロリア 手札:1枚。
コナミ&クロト LP8000、モンスター:0、伏せカード:0
コナミ 手札:5枚
クロト 手札:5枚
グロリア&グレース LP8000、モンスター:1、伏せカード:1、永続魔法:1
グロリア 手札:1枚
グレース 手札:5枚
フェイズ宣言もモンスター効果の説明はしてくれないのか。大会でも最近増えてきたよな。こういう人。確かにいちいちフェイズ宣言や効果を説明していたらテンポ悪いけどさぁ…。
アマゾネスの女帝の効果は以下の3つ。攻撃できない最初のターンに出すには悪くないモンスターだ。
(1)自身以外のアマゾネスカードに戦闘・効果両面の破壊耐性付与。
(2)アマゾネス全体に貫通効果を付与する永続効果。
(3)融合召喚された自身が相手によって除去された場合に手札・デッキ・墓地から【アマゾネス女王】を特殊召喚できる効果。
「オレのターンだな?ドロー!」
コナミ 手札:5→6枚。
「オレは手札から【強欲な壺】発動!デッキからカードを2枚ドロー!」
コナミ 手札:5→7枚。
「オレは手札から【天使の施し】発動!デッキからカードを3枚ドローして2枚墓地に送る!」
コナミ 手札:6→9→7枚。 ※レベル・スティーラーを墓地に送る。
「オレは手札から【大嵐】発動!フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する!」
コナミ 手札:6枚。
「ちっ、やってくれる!」
グロリア&グレース LP8000、モンスター:1、伏せカード:0、永続魔法:0
さすコナ。初手から爆速ドロー&大嵐とか、コイツのドロー力はとんでもないな。
【スローライフ】以外に破壊された伏せカードは【アマゾネス謁見の間】か。アニメオリジナルカードだな。確か【儚無みずき】みたいな効果だったかな。
「オレは手札から【コール・リゾネーター】発動!デッキから「リゾネーター」モンスター1体を手札に加える。オレが加えるのは【レッド・リゾネーター】!」
コナミ 手札:5→6枚。
「そして【レッド・リゾネーター】通常召喚して効果発動!手札から【スカーレッド・ファミリア】特殊召喚!レベル4の【スカーレッド・ファミリア】にレベル2の【レッド・リゾネーター】をチューニング!紅き竜よ、炎魔を呼び起こす道を照らし出せ!!シンクロ召喚!現れよ!レベル6!【レッド・ライジング・ドラゴン】!」
コナミ 手札:4枚。
全身を炎に包まれたドラゴンが姿を現す!
レッド・ライジング・ドラゴン ★6 ATK2100
「ほぅ、なかなかのモンスターだな。だがその攻撃力では私の【アマゾネス女帝】には及ばんぞ?」
「慌てるなよ。デュエルはまだ始まったばかりだ。【レッド・ライジング・ドラゴン】の効果発動!【レッド・リゾネーター】を墓地より蘇生し、【レッド・ライジング・ドラゴン】を対象として効果発動!【レッド・ライジング・ドラゴン】の攻撃力2100分のLPを回復する!」
コナミ&クロト LP8000 → 10100
墓地より全身を炎に包まれた音叉を持った悪魔が姿を現す!
レッド・リゾネーター ★2 ATK600
「墓地の【スカーレッド・ファミリア】を除外して効果発動!【レッド・ライジング・ドラゴン】のレベルを7にする!レベル7となった【レッド・ライジング・ドラゴン】にレベル2の【レッド・リゾネーター】をチューニング!深淵の闇より解き放たれし魔王よ!!その憤怒を爆散させよ!!シンクロ召喚!現れよ!レベル9【琰魔竜 レッド・デーモン・アビス】!!」
腕に刃が付いた黒き体と翼を持つ禍々しいドラゴンが姿を現す!
琰魔竜 レッド・デーモン・アビス ★9 ATK3200
「おぉぉ!なんとも猛々しいモンスターではないか!そうでなくてはな!」
「ね、姉さん?」
琰魔竜 レッド・デーモン・アビスの効果は以下の2つ。それぞれターン1制限だ。
(1):相手フィールドの表側表示のカード1枚の効果をターン終了時まで無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、自分の墓地のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。
仮に【アマゾネス女帝】の効果を無効にしても、墓地で発動するサルベージ効果は無効化できない。さぁどうするんだコナミ?
「バトルだ!【琰魔竜 レッド・デーモン・アビス】で【アマゾネス女帝】を攻撃!アビス・レイジ・バスター!!」
琰魔竜 レッド・デーモン・アビス ★9 ATK3200
アマゾネス女帝 ★8 ATK2800
女帝の刃は炎の黒竜に受け止められ、逆に黒竜の爪の一撃を受けて女帝は地に伏した。
「ぐぁぁぁぁっ!だが戦闘破壊された【アマゾネス女帝】の効果発動!墓地より【アマゾネス女王】を特殊召喚する!」
グロリア&グレース LP8000 → 7600、モンスター:1 → 0 → 1
褐色の肌に動物の骨と皮で作った衣装を纏うアマゾネスの女王が姿を現す。
アマゾネス女王 ★6 ATK2400
アマゾネスの女王は自身を含めたアマゾネスへの戦闘破壊耐性付与の効果を持つ。これ以上の戦闘による追撃は効果が薄いだろう。
「オレも戦闘ダメージを与えたことで【琰魔竜 レッド・デーモン・アビス】の効果発動!墓地より【レッド・リゾネーター】を守備表示で特殊召喚する!」
墓地より全身を炎に包まれた音叉を持った悪魔が姿を現す!
レッド・リゾネーター ★2 DEF200
「【レッド・リゾネーター】の特殊召喚成功時のLP回復効果は名称ターン1制限だ。よって効果発動しない。オレはカードを2枚伏せてターンエンドだ」
コナミ 手札:4→2枚。
コナミ&クロト LP10100、モンスター:2、伏せカード:2
コナミ 手札:2枚
クロト 手札:5枚
グロリア&グレース LP7600、モンスター:1、伏せカード:0
グロリア 手札:1枚
グレース 手札:5枚
「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
グレース 手札:5→6枚。
「私は手札から通常魔法【戦士の生還】発動!自分の墓地の戦士族モンスター1体を対象として発動できる。その戦士族モンスターを手札に加える。私が加えるのは【アマゾネスの剣士】」
グレース 手札:5→6枚。
「私は手札から通常魔法【死者蘇生】発動!墓地の【アマゾネス女帝】を特殊召喚!」
グレース 手札:5枚。
褐色の肌に動物の骨と皮で作った衣装を纏うアマゾネスの女帝が姿を現す。
アマゾネス女帝 ★8 ATK2800
「私は手札から通常魔法【融合】発動!手札の【アマゾネスペット虎】と【アマゾネスの剣士】を融合!牙剥く密林の野獣よ。獲物を狙う戦士の目を得て、新たな猛獣となりて現れよ。融合召喚!出現せよレベル7【アマゾネスペット虎獅子】!」
グレース 手札:2枚。
アマゾネスに付き従う隻眼の虎獅子がその姿を現す。
アマゾネスペット虎獅子 ★7 ATK2500
ライガーって、確かライオンの父とトラの母のハーフだよな?アマゾネスの剣士はライオンの雄だった…?
アマゾネスペット虎獅子は以下の3つ。単体でもまぁまぁ強いが、他のアマゾネス、特に女帝と並ばれると面倒だな。今がまさにそうだが。
(1):ダメージ計算時に攻撃力が一時的に500アップ効果。
(2):「アマゾネス」モンスターが相手モンスターに攻撃したダメージ計算後に相手モンスター1体の攻撃力を永続的に800ダウンさせる。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他の「アマゾネス」モンスターを攻撃できない効果。
「私は永続魔法【アマゾネスの魔鏡】発動!自分フィールドに「アマゾネス」モンスターが存在しない場合、このカードは破壊される。相手の効果で自分がダメージを受ける場合にこの効果を発動できる。その効果ダメージは代わりに相手が受ける!」
グレース 手札:1枚。
またアニメオリジナルカードか。こういうのってどこのカードショップでも見たことないんだが、何処で手に入るんだろうか。それはさておき…。
「コナミ、向こうは戦闘耐性を盾に攻撃を仕掛け、戦闘ダメージをこちらに押し付けつつアビスの攻撃力を下げに来るぞ」
「なるほど。このままじゃライガーは凌げても次の女帝や女王の攻撃でアビスはやられるってわけか」
「ふっ、気付いたようだがもう遅いな。グレース!」
「えぇ。分かっているわグロリア姉さん。さぁ、バトルよ!【アマゾネスペット虎獅子】で【えん魔竜 レッド・デーモン・アビス】を攻撃!」
「リバースカードオープン!【スカーレッド・レイン】発動!自分フィールドにレベル8以上のSモンスターが存在する場合に発動でき、フィールドの、レベルが一番高いモンスター以外のモンスターを全て除外する!この効果で除外されなかったフィールドの表側表示モンスターはターン終了時まで、自身以外のカードの効果を受けない!!」
コナミ&クロト 伏せカード:2→1
「…えっ?」
「な、なにぃ!!」
「うわぁ…」
ひでぇ。フィールドのレベルが一番高いモンスターは★9のアビス。それ以外のモンスターは全て除外。そう除外である。効果破壊耐性しか持たない向こうのアマゾネスは…。
グロリア&グレース LP7600、 モンスター:3→0
コナミ&クロト LP10100、モンスター:2→1
「わ、私たちのモンスターが、全滅…!?」
「そんな…馬鹿な…」
「しかも、死者蘇生で特殊召喚した【アマゾネス女帝】は【アマゾネス女王】を特殊召喚する効果は使えず、フィールドにアマゾネスが居なくなったから【アマゾネスの魔鏡】は破壊される、と」
グロリア&グレース 永続魔法:1→0
「オレの【レッド・リゾネーター】も除外されたけどな!」
もう全部コイツ一人でいいんじゃないかな?
タイラー姉妹も効果破壊耐性をつけてから攻撃に移っていたし、伏せカードを警戒しなかったわけではないだろう。この時代でメジャーなトラップってミラフォとか炸裂装甲とかだし。ただ、相手と言うか相手のカードパワーが強すぎたな。
「わ、私はカードを1枚伏せてターンエンドよ…」
グレース 手札:0、伏せカード:1
コナミ&クロト LP10100、モンスター:1、伏せカード:1
コナミ 手札:2枚
クロト 手札:5枚
グロリア&グレース LP7600、モンスター:0、伏せカード:1
グロリア 手札:1枚
グレース 手札:0枚
「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
クロト 手札:5→6枚。
「俺は手札から速攻魔法【サイクロン】発動!そちらの伏せカードを破壊する」
クロト 手札:5枚。
「あっ…」
グロリア&グレース 伏せカード:1→0
破壊したカードは【アマゾネスの呪鏡】、アニメオリジナルカードか。墓地発動効果は…無しと。これは勝ったな。
「俺は手札からモンスター1体を墓地に送って【ワン・フォー・ワン】発動!手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。俺はデッキから【チューニング・サポーター】を特殊召喚」
クロト 手札:3枚。
フライパンの様な物を被り黄色のマフラーをまいたロボットが現れる。
チューニング・サポーター ★1 DEF 300
「オレは手札から【ライティ・ドライバー】召喚!召喚成功時に効果発動!デッキから【レフティ・ドライバー】1体を選んで特殊召喚して効果発動!自身のレベルを3にする」
クロト 手札:2枚。
フィールドに、ドライバーを持つ黄色のロボットが現れ、更にドライバーを持つ青色のロボットが現れる。
ライティ・ドライバー ★1 ATK100 ※チューナー
レフティ・ドライバー ★2→3 DEF100
前世だとハリファイバーコースなんだろうが…。ここでは使えないからな。
「俺はレベル1の【チューニング・サポーター】にレベル1の【ライティ・ドライバー】をチューニング!集いし願いが新たな速度の地平へ誘いざなう。光さす道となれ!シンクロ召喚!希望の力、レベル2!シンクロチューナー【フォーミュラ・シンクロン】!」
F1のレーシングカーのような姿のロボットが姿を現す。
フォーミュラ・シンクロン ★2 DEF1500
「【フォーミュラ・シンクロン】がシンクロ召喚に成功したことで効果発動!効果により1ドロー!更に【チューニング・サポーター】がシンクロ召喚に使用されたことにより効果発動!効果により1ドロー!」
クロト 手札:2→3→4枚。
このカードは…。チラッとコナミの方を見るとニカッ!と笑顔を返された。俺の好きにしろって意味だろうか…。なら、俺もたまには魅せプレイでも試してみるか!
「俺はレベル3の【レフティ・ドライバー】にレベル2の【フォーミュラ・シンクロン】をチューニング!!シンクロ召喚!レベル5シンクロチューナー【アクセル・シンクロン】!!」
赤いF1のレーシングカーに頭と手足がついたのような姿のロボットが姿を現す。
アクセル・シンクロン ★5 DEF 2100
「【アクセル・シンクロン】効果発動!1ターンに1度、デッキから「シンクロン」モンスター1体を墓地へ送り、自身のレベルをそのモンスターのレベル分だけ上下させる。俺はレベル2の【サテライト・シンクロン】を墓地に送り、【アクセル・シンクロン】のレベルを2つ下げる!」
アクセル・シンクロン ★5→3
「バトルフェイズに移行。【えん魔竜 レッド・デーモン・アビス】でダイレクトアタック!アビス・レイジ・バスター!!」
「きゃぁぁぁぁっ!」
グロリア&グレース LP7600 → 3200
「だがこれでお前たちのフィールドに攻撃表示モンスターは居ない!次のターンでなんとか巻き返して…」
何勘違いしてるんだ?まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!ってな。
「俺は手札から速攻魔法【リミットオーバー・ドライブ】発動!自分フィールドのSモンスターのチューナー1体とチューナー以外のSモンスター1体をエクストラデッキに戻して発動できる。そのモンスター2体のレベルの合計と同じレベルのSモンスター1体を、召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚する!」
「な、なんだと!」
「俺はフィールドのレベル9【琰魔竜 レッド・デーモン・アビス】に、レベル3となっているシンクロチューナー【アクセル・シンクロン】をチューニング!古の天空を彩る星々よ!!神雨となりて世界を祓え!!シンクロ召喚!!レベル12超来迎!!【聖珖神竜 スターダスト・シフル】!!!」
幾多の翼を織り成す白く輝くドラゴンが姿を現す。
聖珖神竜 スターダスト・シフル ★12 ATK4000
「攻撃力4000!?バトルフェイズ中にレベル12のモンスターを特殊召喚するだと!?なんて奴だ!」
「でも、綺麗なモンスターね…」
「バトル!【聖珖神竜 スターダスト・シフル】でダイレクトアタック!シューティング・ノヴァ・ブラスト!!」
「あぁぁぁぁぁっ!」
グロリア&グレース LP3200 → 0
「「「「対戦、ありがとうございました」」」」
~~~
<クロト視点>
「今回は完敗だ。上には上がいるということか」
「私たちもまだまだってことね、グロリア姉さん」
タイラー姉妹はデュエル前に比べて少し角が取れたような表情をしていた。もう少し怒ったり悔しがったりするかと思ったんだけどな。
「いいデュエルだったな!また今度会ったらタッグデュエルしよう!」
「あぁ、今度は私たちが勝ってやるさ」
そういって俺達はタイラー姉妹と握手をした。コナミのコミュ力の高さは本当に頼りになるな。俺だけだとここまで会話が続かないだろう。
「ここで会ったのも何かと縁だということで、お二人にこのカードを上げます」
「あら?アマゾネスのサポートカードね。見たことないカードもあるわね…いいの?」
「えぇ。これからプロを目指すお二人にささやかながらのプレゼントです。お二人のプロリーグでのタッグデュエルに役立てて下さい」
「ふむ、そういうことであればその善意と共に受け取っておこう」
せっかく出会ったので、まだ彼女たちがもっていなさそうなアマゾネスのカードをいくつか渡しておいた。
「では、さらばだ強者たちよ。私たちのプロリーグでの試合、楽しみにしているといい」
「じゃあね、クロト、コナミ。また今度、綺麗なモンスターを見せてね?」
「おー、またなー」
「はい。お二人もお気をつけて」
そういって、彼女たちとは別れた。一応、連絡先も交換しておいた。念のためな。
デュエルを終えて話してみた感じだと、デュエル中は強気な性格になりがちだけど、普段の彼女たちはアークファイブ原作とは違ってそこまで好戦的と言うわけではなさそうだ。
一般常識もちゃんと持っているし、娯楽にも多少触れてはいるようだから、エンタメ堕ちすることはなさそうだ。
ちなみに、アークファイブ原作でアカデミア軍の総司令補佐だった野呂は、彼女たちの親戚になっているらしい。なんでも彼女たちがタッグデュエルのプロリーグに参加することになったらマネージャーをやらされるらしい。大変だなー。
「じゃあ、帰るか」
「おっ、そうだな。帰りにドローパンを買って帰ろう」
「会場の売店に売っていたらな」
タイラー姉妹との邂逅も終わり、のんびり帰途につく俺達。正直、この時点では俺は今回のやらかし具合に一切気付いていなかった…。
~~~
<ZONE視点>
なかなかの広さを誇るドーム状の建物の一室、彼はその一室にいる友人の様子がおかしいことに気付いた。
「おや?どうしたんですかアンチノミー?そんなモニターを見つめて…これは、過去の世界の召喚反応をサーチしている端末の映像ですね」
宙に浮く卵のような装置に乗りながら、モニター画面を食い入るように見つめる青い髪の男に話しかける。
「ZONEか。いや、この数値を見てくれ。これをどう思う?」
「…ほう、かなり強いシンクロの召喚反応ですね」
「あぁ、そして更にそのすぐあとにこれだ」
そうしてモニターに映る画面が切り替わったので目を凝らす。そこには一際大きな召喚反応とあり得ないはずの数値が表示されていた。
「…!?馬鹿な!この数値はアクセルシンクロとほぼ同等の数値ではないですか!」
「そうなんだ。そしてこの反応、どうやらゼロリバースが起こる20年以上前の時代で発生しているんだ」
「な!あり得るはずがありません!その時代では遊城十代が活躍し始める時代です。まだシンクロ召喚自体が生まれていないはずです!」
「そう、あり得ないんだ。一体、この時代に何が起きているのか…」
そういうと頭を抱えて考え出すアンチノミー。
「話は聞かせてもらったぞ二人とも」
そこに、全身機械の体の大男が部屋に入ってきた。こちらも姿は変われど自身の長年の友人だ。
「アポリアですか。どうですかその体は」
「素晴らしいな。この体なら君の役に立つことが出来そうだ。そして、その時は近いようだな」
そうしてアポリアはアンチノミーが凝視していたモニターに目を通し、厳しい表情を浮かべる。
「先ほどの話ですか。確かに不可解ではありますが、不動遊星やダークシグナー達の監視を緩めるわけにも行きません」
「そう言えば、パラドックスはどうしたんだい?一緒じゃなかったの?」
「パラドックスは既に行動を開始した。過去に戻って歴戦のデュエリストからエースカードを奪い、デュエルモンスターズの生みの親、ペガサスの始末に向かうらしい」
「そうですか…。あの作戦は成功すれば破滅の未来を回避するために大きな影響を与えることが出来ますが、不安要素が多すぎて成功率が極端に低い。パラドックス、無事に戻ってきてください…」
私はここにはいない共通の友の姿を思い浮かべる。強力なカードを入手できるとはいえ、あの全盛期のデュエルキングが相手では心配だ…。
「話を戻そう、ZONE。この反応の発信源はボクがこの時代に向かって調査してこようと思う」
「いや、アンチノミーには不動遊星と接触する任務があったはずだ。ここは私が行こう」
「それを言うならアポリアにもネオ童実野シティでやることが多いはずだよ」
「…いえ、ここで二人のどちらかを向かわせられるほどの余裕はありません」
「ではどうする?このまま放置するには大きすぎる反応だ」
アポリアとアンチノミーは不思議そうにしているが、私には1つ考えがあった。
「少し前にゴーストの量産が完了したのは覚えていますね?その後、人間と全く見分けのつかないハイエンドモデルの個体を新たに何体か作りました」
「なるほど、そいつを調査に向かわせるのだな?」
「えぇ、調査して危険度が低そうであれば良し。高そうであれば貴方達に排除を頼むことになるかも知れません」
「わかったよ。ならこちらの調査も一緒に頼んでもいいかい?」
そういうとまた新たなモニターは新たな画面を映し出す。これは…。
「なんですか?…ふむ、微弱ですが融合でもシンクロでもない召喚反応がありますね」
「アンチノミー、なんだこれは?」
「わからないんだ。さっき偶然見つけたばかりなんだけど、先ほどの召喚反応の数年前から時々発生しているみたいで…」
「そうですね。そちらの調査も含めておきましょう。さぁ、二人とも。本来の任務に戻りましょうか」
「ええ」
「あぁ、そうだな」
二人を伴って、過去の監視している部屋の一つから移動する。過去に送る監視者を選別するために…。
コナミのデッキは【レッドデーモン】、クロトは【シンクロン】でした。
流石にアニメ版5Dsで使用したカードはあまり使わないようにしたところ、コナミが大暴れしてしまい、ほとんど一人で倒してしまいました。
そして、余裕が出てきたことにより魅せプレイと言う舐めプに走ったオリ主。この時代でアクセルシンクロ(もどき)は不味いですよね~。【フォーミュラ・シンクロン】使ってしまっていますからね~。
当然、未来組からのサーチに引っかかり、ロックオン間近になってしまいました。
原作シナリオが始まった際、コナミの周りにいるタッグフォースのモブ女子は、時代に合わせたキャラのみにしようと思っていましたが、未来組のあの子が出そうなので、シンクロ時代のピンクの悪魔も追加になりそうですね。
門無制限のこの時代、オリ主は全力で彼女から逃げるでしょう。
次回の更新は12/16(水) AM6:00予定です。
四季式様、attribute様、かまぼこ豆腐様、gsころりん様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。
未完の本作の今後の扱いについて
-
全削除でOK
-
チラ裏に移動でOK
-
どちらでもOK