【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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前々回から続いてアニメ版アークファイブの登場人物とのデュエルです。

この世界にペンデュラム召喚が実装されていない為、彼自身は優秀なデュエリストですがカードパワーが若干足りていないです。ヒグルミ…こんな時に君がいてくれたら…。


第三十一話 デニス

小学校5年生の夏休みも中旬、夏休みの宿題はとうに終わらせている俺は、コナミ、ユーゴ君、リンちゃんと一緒にセレナの屋敷にやってきていた。

 

「融合召喚!現れ出でよ!月光の原野で舞い踊るしなやかなる野獣!【月光舞豹姫】!そして効果発動!1ターンに1度、自分メインフェイズ1に発動できる。このターン、相手モンスターはそれぞれ1度だけ戦闘では破壊されず、このカードは全ての相手モンスターに2回ずつ攻撃できる!」

 

セレナがエースモンスターの1体を融合召喚する。

 

「また効果破壊無効のモンスターかよー」

 

「あ、これは…まずいな」

 

「良し!やっちゃってセレナ!」

 

「分かっている、リン!【月光舞豹姫】で【スクラップ・デスデーモン】を攻撃!」

 

この攻撃が通ると【月光舞豹姫】の効果が発動し、【スクラップ・デスデーモン】は再度攻撃を受けることになる。

 

「ユーゴ!墓地のカードを!」

 

「おう!墓地から【ネクロ・ガードナー】を除外して攻撃を無効化する!」

 

やはりあの二人が何の対策もしていないわけはないか。さて、どうするセレナ?

 

「セレナ!こっちも伏せカードを!」

 

「あぁっ!モンスターの攻撃が無効化された時、伏せカード発動!【ダブル・アップ・チャンス】!」

 

「「な、なんだってー!」」

 

なんだってー!なんてピンポイントなカードを入れているんだ!

 

「このバトルフェイズ中、そのモンスターはもう1度だけ攻撃できる!この効果でそのモンスターが攻撃するダメージステップの間、そのモンスターの攻撃力は倍になる!【月光舞豹姫】で【スクラップ・デスデーモン】を攻撃!」

 

「「うわぁぁぁ!」」

コナミ&ユーゴ LP2500 → 0

 

「良し!やったぞ!」

 

「やったわねセレナ!」

 

「あぁ!」

 

「はい、デュエル終了。さぁ、挨拶をしようか」

 

「「「「対戦、ありがとうございました」」」」

 

セレナもすっかり腕を上げたな。もうあの3人とほぼ互角と言っていいだろう。さて、俺はそろそろ向かうとするか。

 

「お、時間か?」

 

「あぁ。行ってくる」

 

「なぁ、本当に付いて行ったらだめなのか?」

 

「クロトは一応正体を隠しているつもりだから…」

 

「もう結構色んなところでバレてるよな~」

 

そうなんだけどさー。知り合い以外にはそんなにバレてないからな。一応は隠しておかないと。

 

「とりあえず今日は我慢してくれ」

 

「むぅ、分かった」

 

納得はしていないけど了解はしてくれたようだ。じゃ、行ってきますかね~。

 

~~~

 

ハノイの騎士として今日も大会に参加している俺は、ハノイらしく堂々と対戦コート前で佇んでいた。

 

「これより決勝戦を開始いたします。両選手は対戦コートの内側へお入り下さい」

 

対戦コートに入り、対戦相手の少年と対峙した。オレンジ色のワカメみたいな髪型に、白のカッターシャツ、オレンジのジャケット、黒のズボン。うん、デニスだなコレ。

 

「ボクは君を倒して会場をデニスコールを響かせてみせるよ」

 

「お前には無理だな」

 

デニス・マックフィールド、アニメアークファイブでは融合次元のデュエリストで使用するデッキは【Em(エンタメイジ)】。ランク4エクシーズに適したデッキだが、ペンデュラムモンスター無しではそこまで脅威ではないだろう。

 

「両者とも準備はよろしいでしょうか!それでは決勝戦、開始して下さい」

 

大会実況者の一声の後、デュエルが開始される!

 

「「対戦、よろしくお願いいたします」」

 

挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。

 

「「デュエル!」」

 

ハノイの騎士(クロト) LP:4000

 

VS

 

デニス LP:4000

 

「先攻はボクが貰う!ボクのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

デニス 手札:5→6枚。

 

「ボクは永続魔法【バリア・バブル】発動!このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの全ての「EM」モンスター及び「Em」モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「EM」モンスター及び「Em」モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる」

デニス 手札:5枚。

 

「派手な水風船だな」

 

「ショーは派手じゃないとね!」

 

派手なだけではなく、専用テーマらしくなかなか面倒な効果を持っているようだな。

 

「ボクは通常魔法【おろかな埋葬】発動!デッキからモンスター1体を墓地へ送る。【Emダメージ・ジャグラー】を墓地に送る。その後、墓地の【Emダメージ・ジャグラー】効果発動!自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから【Emダメージ・ジャグラー】以外の「Em」モンスター1体を手札に加える。ボクはデッキから【Emトリック・クラウン】を手札に加える!」

デニス 手札:4→5枚。

 

「ボクは速攻魔法【手札断殺】発動!お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送る。その後、それぞれデッキから2枚ドローする」

ハノイ 手札:5→3→5枚。

デニス 手札:4→2→4枚。

 

「ボクは先ほど墓地に送られた【Emトリック・クラウン】効果発動!このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「Em」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になる。その後、自分は1000ダメージを受ける。ボクは墓地から【Emフレイム・イーター】を特殊召喚!」

デニス LP:4000 → 3000

 

「ボクは特殊召喚した【Emフレイム・イーター】の効果発動!このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。お互いのプレイヤーは500ダメージを受ける…が、ボクは手札にいる2枚目の【Emフレイム・イーター】効果発動!自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、その効果で自分が受けるダメージを0にする。このターン、自分は「Em」モンスターしか特殊召喚できない。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。そして2枚目の特殊召喚した【Emフレイム・イーター】の効果発動!このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。お互いのプレイヤーは500ダメージを受ける!」

デニス LP:3000 → 3000 → 2500、手札:3枚。

ハノイ LP:4000 → 3500 → 3000

 

フィールドに青のとんがり帽子をかぶった黒い球体に目と口が付いてマントを付けたモンスターが2体現れる。

Emフレイム・イーター ★4 DEF1600 × 2体

 

「ボクのフィールドにフィールドにモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。手札から【Emハットトリッカー】特殊召喚!自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードにEmカウンターを1つ置く(最大3つまで)。その後、その効果で自分が受けるダメージを0にする。このカードにEmカウンターが3つ置かれた時にこのカードの攻撃力・守備力は3300になる!」

デニス 手札:2枚。

 

フィールドに紫のとんがり帽子をかぶり黄色の眼鏡と白の手袋、緑のマントを付けたモンスターが現れる。

Emハットトリッカー ★4 DEF1100

 

<デニスのフィールドのモンスター>

Emフレイム・イーター ★4 DEF1600

Emフレイム・イーター ★4 DEF1600

Emハットトリッカー ★4 DEF1100

 

「そして、ボクは2体のレベル4【Emフレイム・イーター】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!ショーマストゴーオン!天空の奇術師よ 華やかに舞台を駆け巡れ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!【Emトラピーズ・マジシャン】!」

 

フィールドに白のとんがり帽子と白のピエロ衣装を身につけ、赤の仮面と赤のマントを付け、空中ブランコの手すりにぶら下がるモンスターが現れる。

Emトラピーズ・マジシャン ☆4 ATK2500

 

「ボクの舞台の花形であるこの【Emトラピーズ・マジシャン】のモンスター効果をご紹介しておこうか!このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はこのカードの攻撃力以下の戦闘・効果ダメージを受けない。自分・相手のメインフェイズ1に1度、このカードのX素材を1つ取り除き、このカード以外のフィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動でき、このターンそのモンスターは2回攻撃でき、バトルフェイズ終了時に破壊される。このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動でき、デッキから「Em」モンスター1体を特殊召喚するのさ!」

 

「なかなか変わった能力を持っているな」

 

「ふふ、そうだろう?他の人達と同じことをしても面白くないからね!ボクはカードを1枚伏せてターンエンドさ!」

デニス 手札:1枚。

 

トラピーズマジシャンとハットトリッカーにより効果ダメージはほぼ防ぎ、バリアバブルで自身のモンスターへ1度だけ戦闘・効果破壊耐性付与か。あの伏せカードは、【Em】デッキなら【トリック・ボックス】だろうか。数少ない【Em】のカードプールを考えればなかなか強力な布陣だな。

 

クロト LP3000、モンスター:0、伏せカード:0、手札:5

デニス LP2500、手札:1、伏せカード:1

 

<デニスのフィールド>

Emトラピーズ・マジシャン ☆4 ATK2500 ORU:2

Emハットトリッカー ★4 DEF1100

 

バリア・バブル[永続魔法]

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

まずはあの正体の分からない伏せカードから切り崩していくしかないな。

 

「私は手札より【魔導戦士 ブレイカー】召喚。召喚成功時、このカードに魔力カウンターが1つ乗る。そして魔力カウンターを取り除いて効果発動。お前の伏せカードを破壊する」

ハノイ 手札:5枚。

 

<ハノイのフィールド>

魔導戦士 ブレイカー ★4 ATK1600

 

「おっと!これは参ったね」

デニス 伏せカード:1→0

 

やはり伏せカードは【トリック・ボックス】だったか。Emモンスターを破壊して墓地に送るとターン終了時までこちらのモンスターのコントロールを奪われ、更に相手は墓地のEmを特殊召喚できる厄介なカードだ。使われる前に除去できてよかったな。

 

「私は通常魔法【苦渋の選択】を発動。自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。相手はその中から1枚を選択する。相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードを墓地へ捨てる。さぁ選ぶといい」

ハノイ 手札:4枚。

 

<ハノイが選択したカード>

①混沌の黒魔術師

②混沌の黒魔術師

③混沌の黒魔術師

④異次元の女戦士

⑤黄泉ガエル

 

「これはまさに苦渋の選択だね…ボクにとってだけど。ボクは【黄泉ガエル】を選択するよ」

 

「分かった。私は【黄泉ガエル】を手札に加え、他のカードは墓地に送る」

ハノイ 手札:4→5枚。

 

いやー辛いわー。選んだカードのうち1枚だけしか手札に加えられなくて、他のカードは墓地に送らないといけないなんて、辛いわー。

 

「私は墓地の光属性【異次元の女戦士】と闇属性【霊滅術師 カイクウ】を除外し、手札から【カオス・ソルジャー -開闢の使者-】を特殊召喚する」

ハノイ 手札:4枚。

 

「カオス・ソルジャーだって!?」

 

<ハノイのフィールド>

魔導戦士 ブレイカー ★4 ATK1600

カオス・ソルジャー -開闢の使者- ★8 ATK3000

 

「【カオス・ソルジャー -開闢の使者-】効果発動。フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。私が選択するのは【Emトラピーズ・マジシャン】」

 

「そうはさせない!ボクは手札から【エフェクト・ヴェーラー】を墓地に送り、【カオス・ソルジャー -開闢の使者-】を対象として効果発動!その効果をターン終了時まで無効にする!」

デニス 手札:1→0

 

カオス・ソルジャーの効果は無効化されたか。効果は発動したため、このターン攻撃はできない。ならば…。

 

「私は通常魔法【死者蘇生】を発動。墓地の【混沌の黒魔術師】を蘇生させる」

ハノイ 手札:3枚。

 

黒と紫の帽子とレザースーツに身を包む、強力な杖を持った青白い肌の魔術師が姿を現す。

混沌の黒魔術師 ★8 ATK2800

 

「さっき墓地に送っていたモンスターだね…」

 

「私は【混沌の黒魔術師】が召喚・特殊召喚に成功した時、自分の墓地から魔法カード1枚を選択して手札に加える事ができる。このカードが戦闘によって破壊したモンスターは墓地へは行かずゲームから除外される。このカードはフィールド上から離れた場合、ゲームから除外される(エラッタ前テキスト)。私は墓地の【死者蘇生】を手札に加える」

ハノイ 手札:3→4枚。

 

「なんだって!?」

 

「私は通常魔法【死者蘇生】を発動。墓地の【混沌の黒魔術師】を蘇生させる。【混沌の黒魔術師】の特殊召喚成功時に墓地の【死者蘇生】を回収。そして【死者蘇生】発動。墓地の【混沌の黒魔術師】を蘇生させる。【混沌の黒魔術師】の特殊召喚成功時に墓地の【死者蘇生】を回収する。」

ハノイ 手札:3→4→3→4枚。

 

<ハノイのフィールド>

魔導戦士 ブレイカー ★4 ATK1600 魔力カウンター:0

カオス・ソルジャー -開闢の使者- ★8 ATK3000 ※効果無効化中。攻撃不可状態。

混沌の黒魔術師 ★8 ATK2800

混沌の黒魔術師 ★8 ATK2800

混沌の黒魔術師 ★8 ATK2800

 

「なぁ!?そんな効果が許されるのかい!」

 

「そうテキストに記されているのだから問題あるまい」

 

「こういう効果って大体1ターンに1度のはずだろう!?」

 

「はて?そのようなテキストは記されていないな?」

 

「そんなバカな…」

 

先ほどのまでの余裕を失い、デニスは焦り表情を浮かべながら頭を抱え始めた。

 

このままではカオス・ソルジャーが攻撃できないな。なら、こうするまでだ。

 

「私はレベル8の【カオス・ソルジャー -開闢の使者-】と【混沌の黒魔術師】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよランク8【聖刻神龍-エネアード】!」

 

燃えるような赤い翼と体を持つドラゴンが姿を現す。

聖刻神龍-エネアード ☆8 ATK3000

 

「ランク8のエクシーズモンスター!?」

 

<ハノイのフィールド>

魔導戦士 ブレイカー ★4 ATK1600 魔力カウンター:0

混沌の黒魔術師 ★8 ATK2800

混沌の黒魔術師 ★8 ATK2800

聖刻神龍-エネアード ☆8 ATK3000 ORU:2

 

「私は【聖刻神龍-エネアード】の効果発動。1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分の手札・フィールドのモンスターを任意の数だけリリースし、その数だけフィールドのカードを選んで破壊する!私は手札の【黄泉ガエル】をリリース!そちらの【バリアバブル】を破壊する!」

ハノイ 手札:4→3枚。

聖刻神龍-エネアード ☆8 ATK3000 ORU:2→1

 

「くぅっ!」

 

<デニスのフィールド>

Emトラピーズ・マジシャン ☆4 ATK2500 ORU:2

Emハットトリッカー ★4 DEF1100

 

「私は通常魔法【死者蘇生】を発動。墓地の【混沌の黒魔術師】を蘇生させる。【混沌の黒魔術師】の特殊召喚成功時に墓地の【死者蘇生】を回収する」

ハノイ 手札:2→3枚。

 

<ハノイのフィールド>

魔導戦士 ブレイカー ★4 ATK1600 魔力カウンター:0

混沌の黒魔術師 ★8 ATK2800

混沌の黒魔術師 ★8 ATK2800

混沌の黒魔術師 ★8 ATK2800

聖刻神龍-エネアード ☆8 ATK3000 ORU:1

 

「バトルフェイズに移行。【混沌の黒魔術師】で【Emトラピーズ・マジシャン】に攻撃!滅びの呪文!」

 

「うわっ!だけど戦闘破壊されて墓地に送られた【Emトラピーズ・マジシャン】の効果が…いや、確か【混沌の黒魔術師】の効果は!」

デニス LP2500 → 2200、モンスター:2→1

 

「そうだ。【混沌の黒魔術師】は戦闘で相手モンスターを破壊したダメージ計算後に効果発動!その相手モンスターを除外する!【Emトラピーズ・マジシャン】は墓地に送られずに除外されるため、効果を発動できない!」

 

「そんな…」

 

<デニスのフィールド>

Emハットトリッカー ★4 DEF1100

 

「バトルフェイズを継続する。2体目の【混沌の黒魔術師】で【Emハットトリッカー】に攻撃!滅びの呪文!ダメージ計算後に除外」

 

「うぅっ…!」

デニス モンスター:1→0

 

「フィニッシュだ。3体目の【混沌の黒魔術師】でダイレクトアタック!滅びの呪文!」

 

「うわぁぁぁぁ!」

デニス LP2200 → 0

 

 

 

「「対戦、ありがとうございました」」

 

~~~

 

試合後、帰宅のために会場の通路を歩いていると声を掛けられた。と言うか、黒服の男たちに取り囲まれた。俺は転生者ではあるが、宇宙人ではないんだが…。

 

「ハノイの騎士、いや白河クロト。先ほどのデュエルは見事だったよ」

 

声の主は先ほどの対戦者であるデニス・マックフィールドであった。彼はモーゼの海割りのように黒服たちが避けて作った道を歩きながら、拍手をしながらこちらに近付いてくる。良い表情だな。まるで本気を出してハンティングゲームでも始めそうな顔だ。

 

「それはどうも。それで?この黒服たちは?デュエルで負けたからって俺からリアルファイトでカードを奪おうしているとか?」

 

どうせ正体が割れているならと、仮面を外して負けじとそれっぽい顔を作り、魔力を少し解き放って威圧を掛ける。デニスや黒服たちは何かを感じ取ったのか少々おののいているな。

 

カードを奪いに来た、それだけならまだマシだな。その場合だと今の身体能力ならこの場はやり過ごせるだろうし、魔力を使えば殲滅も容易だ。全員を全身骨折コースくらいで病院に叩き込んで、記憶を奪って終わりだ。

 

万が一、俺をカード化しようとしそうな動きを見せたら容赦なくこいつらを潰そう。遺体は精霊界に埋めれば完全犯罪だ。そんなことをしたら今度は俺がカイバーマンに殺されそうだが。

 

「そんな暴力的な話じゃないよ。だから、その殺意を抑えてもらえるかな?」

 

「…いいだろう」

 

「用件は単純な話さ。ボクたちの上司が君に会いたがっている。今から一緒に付いて来てくれないかな?」

 

「用件があるならそちらから出向いて土産でも持って来いと伝えろ。ではな」

 

「葉月セレナと関係がある件、だったとしてもかい?」

 

「…」

 

セレナ?話が読めない…。俺は前世の知識で学校の成績とかはかなり良い方だが、元々の頭はそんなに良くないんだ。もっとわかりやすく言ってくれよ。駆け引きって奴か?めんどくせえな。

 

「ボクたちの上司、葉月ユーリに会ってもらいたい。ただそれだけさ」

 

あ、「頂きます」のポーズで散々弄られてたあの紫キャベツ頭の少年のことか。ならいいか。会ってみようじゃないか。




セレナは順調にコナミ、ユーゴ、リンとの交流を深めていっています。彼ら三人は使用してくるカードの質も高いため、セレナ自身もどんどん強くなっていっています。オリ主?奴は四天王の中でも最弱…。

デニスは融合次元のアカデミアとの関りが無くなった分、原作よりも心に余裕がある反面、実戦経験が少し足りていない為、オリ主でもまだ勝てます。これ幸いとイキリ倒していますね。勝てそうな相手にはやたらと強気なオリ主。う~ん小物っぽい。

ユーリとセレナの苗字は、ユーリの植物関連の「葉」とセレナの植物関連の「月」を組み合わせました。

次回の更新は12/19(土) AM7:00更新予定です。

戦車様、四季式様、Skazka Priskazka様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

未完の本作の今後の扱いについて

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