【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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新章突入です。

今回はいつものモブ戦です。


原作4年前 舞網チャンピオンシップの裏側編
第三十八話 エクスプロージョン1キル


小学校6年生の春の休日。12歳となった俺は孤児院のリビングで先日公開されたリミットレギュレーションを確認していた。

 

<制限カード>

【混沌の黒魔術師】 New!

【深淵の暗殺者】 New!

 

「あれだけ大会で多用すればこうなるよな」

 

「あまり大会で使わないからって【ダーク・ダイブ・ボンバー】が無制限なのはどうかと思うけどなー」

 

「よく見たら【突然変異】や【ダーク・アームド・ドラゴン】もないわね?そんなに知られていないのかしら?」

 

「この前使われた【次元融合】や【異次元からの帰還】が入っていないぞ!あんなパワーカードが許されているのか!」

 

「そう言えば、【大寒波】はまだ制限だし、【マジカル・エクスプロージョン】なんて無制限じゃん。なんだ!リミットレギュレーションっていい奴じゃん!」

 

コナミが呆れ、ユーゴ、リン、セレナが過去に使われたパワーカードが入っていないことに憤っている。この時代じゃあまりコンボカードは使われないんだよな。

 

「さて、そろそろ行ってくる」

 

「大会か。土産はドローパンがいいな!」

 

「オレはバナナパンな!」

 

「気を付けて行って来てね」

 

「早めに帰るんだぞ。帰ってきたらデュエルだからな!」

 

 

~~~

 

春休みも終盤になった頃、俺はいつものようにハノイスタイルでデュエル大会に参加していた。

 

「これより決勝戦を開始いたします。両選手は対戦コートの内側へお入り下さい」

 

対戦コートに入り、対戦相手の全身を黒装束に身を包んだ忍者風のオッサンと対峙していた。

 

アイエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?コワイ!ゴボボーッ!!…よくよく考えたらこの世界にも月影とか日影みたいな忍者が居たわ。

 

「…ファファファ!拙者は今に生きる忍びよ!拙者の戦い方、一筋縄ではいかんぞ!戦闘だけでなくモンスターを除外させる…まさに変幻自在、妖しの技よ!」

 

いやいや、本当に凄いロールプレイの人のが来たな。なんで忍者が大会に出て来てるんだよ。忍べよ。

 

「両者とも準備はよろしいでしょうか!それでは決勝戦、開始して下さい」

 

大会実況者の一声の後、デュエルが開始される!

 

「…ファファファ!力だけでは及ばないデュエルモンスターズの奥深さ、たっぷりと味わうが良い!」

 

「「対戦、よろしくお願いいたします」」

 

挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。

 

「「デュエル!」」

 

ハノイの騎士(クロト) LP:4000

 

VS

 

ニンジャ LP:4000

 

「先攻は拙者が貰う!拙者のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

ニンジャ 手札:5→6枚。

 

「拙者は手札から【増援】発動!デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。オレはデッキから【D.D.アサイラント】を手札に加える!」

ニンジャ 手札:5→6枚。

 

「拙者は手札から【切り込み隊長】を通常召喚!このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。拙者は2体目の【切り込み隊長】を特殊召喚!このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない!」

ニンジャ 手札:5→4枚

 

<ニンジャのフィールド>

切り込み隊長 ★3 ATK1200

切り込み隊長 ★3 DEF400

 

『切り込みロック』か。懐かしいな。どちらの【切り込み隊長】も『相手は他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない』効果を持つため、こちらはモンスターに攻撃できくなるんだよな。

 

「拙者は手札からフィールド魔法【混沌空間】を発動!モンスターが表側表示で除外される度に、1体につき1つこのカードにカオスカウンターを置く。1ターンに1度、自分フィールドのカオスカウンターを4つ以上取り除き、取り除いた数と同じレベルを持つ、除外されている自分または相手のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。フィールドのこのカードが相手の効果で墓地へ送られた時に発動できる。このカードに置かれていたカオスカウンターの数以下のレベルを持つ、光・闇属性のモンスター1体をデッキから手札に加える!」

ニンジャ 手札:4→3枚

 

「拙者は手札から永続魔法【次元の裂け目】を発動!このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される!」

ニンジャ 手札:3→2枚

 

厄介なカードを貼られてしまったな。

 

「拙者はカードを1枚伏せてターンエンドだ!」

ニンジャ 手札:1枚。

 

ハノイ  LP4000、手札:5枚、モンスター:0、伏せカード:0

ニンジャ LP4000、手札:1枚、伏せカード:1、永続魔法:1 (手札は【D.D.アサイラント】) 

 

<ニンジャのフィールド>

切り込み隊長 ★3 ATK1200

切り込み隊長 ★3 DEF400

 

 

【D.D.アサイラント】をサーチしてたし、【次元の裂け目】を発動していることから考えると、相手のデッキは【次元斬】かな?伏せカードが【マクロコスモス】なら俺のデッキは詰むんだが…どうなるかな?

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

「ここで拙者は伏せカード永続罠【虚無空間】を発動!このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。デッキまたはフィールドから自分の墓地へカードが送られた場合に発動する。このカードを破壊する!」

ニンジャ 伏せカード:1→0枚

 

そちらか。確かに危険なカードではあるけど、こちらのデッキとの相性は悪かったな。

 

「私は手札から通常魔法【隣の芝刈り】発動!自分のデッキの枚数が相手よりも多い場合に発動できる。デッキの枚数が相手と同じになるように、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。私のデッキは60枚、そちらのデッキは40枚、増援でサーチしている分を考えると、21枚の差だな。その枚数分、デッキからカードを墓地に送る」

ハノイ 手札:5枚。

 

「ファファファ!自らデッキのモンスターを除外させるとは…血迷うたか!」

 

墓地に送られたカードのうち、モンスターは2枚、魔法カードが17枚、罠カードが1枚。そのうちモンスターは除外されるけどな。

 

「この瞬間!拙者のフィールド魔法【混沌空間】にお主のモンスターが除外された分だけカウンターが乗る!モンスターは2体!よってカウンターは2つ乗る!」

混沌空間 カオスカウンター:0→2

 

「私は魔法カード【トゥーンのもくじ】発動!デッキから「トゥーン」カード1枚を手札に加える。私が加えるのは【トゥーンのもくじ】」

ハノイ 手札:4→5枚。墓地の魔法カード:17→18枚

 

「更に私は魔法カード【トゥーンのもくじ】発動!デッキから「トゥーン」カード1枚を手札に加える。私が加えるのは【トゥーンのもくじ】」

ハノイ 手札:4→5枚。墓地の魔法カード:18→19枚

 

「そして私は魔法カード【トゥーンのもくじ】発動!デッキから「トゥーン」カード1枚を手札に加える。私が加えるのは【トゥーン・キャノン・ソルジャー】」

ハノイ 手札:4→5枚。墓地の魔法カード:19→20枚

 

「…お主、何をしておる…!?」

 

「私はカードを5枚伏せてターンエンド」

ハノイ 手札:0枚。

 

仕込みは完了。後は発火させるだけだ。

 

 

ハノイ  LP4000、手札:0枚、モンスター:0、伏せカード:5、墓地の魔法カード:19→20枚

 

ニンジャ LP4000、手札:1枚、モンスター:2、伏せカード:0、永続魔法:1、永続罠:0 (手札は【D.D.アサイラント】) 

 

<ニンジャのフィールド>

切り込み隊長 ★3 ATK1200

切り込み隊長 ★3 DEF400

 

 

「拙者のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

ニンジャ 手札:1→2枚。

 

「この瞬間!私は伏せカード【マジカル・エクスプロージョン】発動!自分の手札が0枚の時に発動する事ができる。自分の墓地に存在する魔法カードの枚数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。私の墓地の魔法カードは20枚。よって200×20で4000LPダメージを与える!」

ハノイ 伏せカード:5→4

 

「な、なんとぉぉぉぉぉっ!」

ニンジャ LP4000 → 0

 

 

「「対戦、ありがとうございました」」

 

 

~~~

 

孤児院に帰り、土産を渡してセレナとのデュエルに付き合った後、舞網市で行われていたエキシビションマッチの中継を見ていて、それは起こった。

 

『オレはスケール1の【星読みの魔術師】とスケール8の【時読みの魔術師】でペンデュラムスケールをセッティング!これでオレはレベル2から7までのモンスターが同時に特殊召喚可能!」

 

「「こいつ何言ってるんだ?」」

 

ユーゴとセレナの言葉がハモる。うん、初見だとそう思うよね。リンは怪訝な表情をしている。

 

『揺れろ!魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!』

 

そう画面内の少年が叫ぶと、手札に居たモンスターが一気にフィールドに並び立つ!

 

「「な、なんだってー」」

 

ユーゴとセレナの言葉がまたハモる。うん、初見だとそうなるよね。リンは開いた口が塞がらないようだ。

 

「アイツ、さっきカードを、いやルールを書き換えたのか?」

 

コナミはなんとなく何が起こっているのかを把握しているみたいだな。それにしても、作っちゃったかペンデュラムモンスター、書き換えちゃったかルール。

 

どうやら前世のマスタールール3の時の様に5つの魔法罠ゾーン以外にペンデュラムゾーンがあるわけではなく、前世のマスタールール4の時の様に5つの魔法罠ゾーンのうち、左右端の2つのゾーンがペンデュラムゾーンとなっているみたいだな。ただ、エクストラモンスターゾーンなんてないから環境的にはマスタールール3のまま。これヤバいな。

 

テレビ画面内では、少年の呼び出した【オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】が対戦者の【バーバリアン・キング】を倒して勝利を収めたようだ。

 

「それじゃあセレナ、今日はペンデュラム召喚とペンデュラムモンスターについて勉強しようか」

 

「「「えっ?」」」

 

そう言ってセレナに声を掛ける。久し振りに家庭教師らしいことでもしておこうと思い、未だ困惑しているセレナ、ユーゴ、リン、ワクワクしているコナミの4人にペンデュラム召喚について説明していく。どうせこれから世界に広まっていくだろうし、早めに教えてあげた方がいいだろう。

 

そして一通りの説明が終わった後、セレナにペンデュラムモンスターである【月光狼】と【月光虎】を渡し、リンに手伝ってもらって実践演習をしてもらった。これで大体は4人にもペンデュラム召喚の概要が伝わったと思う。その結果…。

 

「「「これズルじゃん」」」

 

3人の見解はほぼ同じようだ。そうだよな。ペンデュラムモンスターだけだが、毎ターン最大5体まで特殊召喚されるとか反則だと思うわ。

 

コナミは自分の部屋にデッキを取りに行ったようだが…戻ってきたな。そして…やっぱりコイツはペンデュラムモンスターを持ってやがった!しかも持っているのは【マジェスペクター・ユニコーン】!さすコナと言っておこう。

 

 




リミットレギュレーション更新。

【マジカル・エクスプロージョン】。有名なバーンカードですね。魔法カードを墓地に貯める手段は様々ですが、LP4000制のこの環境だと適当にデュエルしていて中盤にこのカードを引くだけで逆転の可能性があるカードです。

そして、ペンデュラム召喚、解禁です。

<ご連絡>
アンケートを設置しました。今後の展開にそこそこ影響すると思います。
設置期間は本作の時間軸で言うと原作開始時点くらいまでの予定です。

次回の更新は12/26(土) AM6:00予定です。

四季式様、誤記報告ありがとうございます。修正しました。

オリ主にヒロインは必要でしょうか?

  • 不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
  • いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
  • いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
  • いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
  • いる!オリ主ならハーレムを目指せ!
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