【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~ 作:嘘つき熊さん
ペンデュラム召喚が解放されてようやく【DD】デッキが真の力を見せ始める…。はずだったのですが…。
赤馬零児が好きな人はヘイト要素注意です。
<クロト視点>
小学校6年生の春が過ぎ、GWが終わったくらいの段階で、海馬コーポレーションとI2社合同の通達によりマスタールール3(前世OCG次元の元とは違い、先攻ドローできる)とペンデュラム召喚が正式に発表された。対応早いな…。ペガサスにはペンデュラム召喚のことは初めて会った時に伝えてあったし、いつでもルールを変更できるように準備をしていたのかもしれないな。
そして更に時は過ぎて、梅雨に入ったばかりの休日。俺は舞網市の中央付近に建つ超高層ビル、LDSビルの社長室に呼び出されていた。一応、事前に用意されていた客間でハノイの騎士の衣装に着替えてある。ハゲや赤馬レイから俺の正体は聞いているとは思うし、そもそもビルの監視カメラに映っているとは思うけど、気分だよ気分。
一緒に付いてきたコナミ、ユーゴ、リン、セレナ、バレットは、俺が客間に案内される前に赤馬社長の部下である黒服の中島から紹介されたLDSのデュエリスト4人と(沢渡シンゴ、光津真澄、志島北斗、刀堂刃)とこの社長室とは別の施設で交流デュエルをしている。
「ハノイの騎士、改めて自己紹介をしよう。私は赤馬零児、このレオ・コーポレーション(LDS)の社長を任されている」
「ハノイの騎士だ。そちらのことは赤馬レイからある程度のことは聞いている。それで、私に用があると聞いたが?」
目の前に、俺と1、2歳しか変わらないはずの長身イケメンが立っている。その身長を20cmほど寄越せば話だけは聞いてやってもいいぞ(謎の上から目線)。
紺の長袖のシャツ、白のズボンと靴下を履かずに履かれる白い靴、そして異常に長い特徴的な赤のマフラーを身につけた、灰色の短髪で赤い眼鏡の青年だ。
「単刀直入に言おう。ハノイの騎士、LDSに入る気はないか?」
「ない」
アクションデュエルだとか、エンタメデュエルにあまり興味がないのもあるが、俺はデュエルアカデミアに入学して卒業しないと女神様から消されてしまうんだ。考慮の余地などない。
「…随分はっきりと即座に断ってくれるじゃないか」
「わざわざ入塾して学ぶことがあるように見えないのでな」
そう言って俺は横目で社長室の側面の壁に設置されたモニターを見る。そこにはリンに後攻1ターンキルされる沢渡シンゴの姿があった。
「LDSで学ぶのはアクションデュエル、およびエンタメデュエルなのだろう?お前の父が開発したリアルソリッドビジョンシステム、それを活かして観客を魅了するという触れ込みの榊遊勝が提唱したアクションデュエル。それを昇華したエンタメデュエル。ハッキリ言って私は興味がない」
「…父と彼の功績を愚弄するのか?」
原作アニメとは違って父親が失踪していない影響か、父親を尊敬しているようだな。この辺りは漫画版に近いのかもしれない。経歴だけ見れば、リアルソリッドビジョンの祖にしてLDSの初代社長だからな。すげー人だよな。
そして、"彼"ね。原作アニメと同様に榊遊勝のことも尊敬しているようだ。こちらも原作アニメと違って失踪していない為、舞網市でプロデュエリストと言えば榊遊勝かストロング石島の名前が挙がるくらいには有名だからな。数年前に見た彼は息子を案じる普通のお父さんだったし、そのまま平和に暮らしていてくれればいいんだが…。
「興味がないと言っているだけだ。スポーツで言う選手の卓越した技術があって初めて出せる魅せプレイとは違う、ただ派手なだけのカードを使って騒いだり、アクションカードなんていうデュエルの根底を覆すルール無視のカードを使って何が楽しいのか、私には理解できない」
「貴様、言わせておけば…!」
アクションデュエルやエンタメデュエルが好きな人には悪いが、勝ち筋を放棄して観客を沸かせるためのプレイングをするとか、俺には舐めプしているようにしか見えない。トマト君の勝ち確定時にやらかす煽りプレイに関しては、俺も対戦相手を煽ることは多いのでノーコメントだ。
「あと、これが最大の理由だが、LDSと言う組織が信用できない」
「何…?」
「目下捜索中の犯罪者であるDr.ドクトルの一味であるジャン・ミシェル・ロジェとそれに従うオベリスクフォースはこのLDSの負の遺産だったという話ではないか。しかも私にはその事実を黙っていたな?そんな組織に良い印象があるとでも思っているのか?」
「…耳が痛いな」
最近、ユーリから知らされたことだが、ジャン・ミシェル・ロジェは元々はこのLDSの所属だったそうだ。オベリスクフォースもLDSの警備部門だったとのこと。何でもデュエルアカデミアでの派閥争いに敗れたロジェは、約3年前に当時のLDS社長だった赤馬零王に拾われて以降は警備部門のトップとして活躍していたそうだ。
だが近年になり不穏な動きが見られるようになったので社長直下の部下が調査に入ったところ、オベリスクフォースのメンバー全てを引き連れて脱出した後だったらしい。その後は何らかの手段でDr.ドクトルと連絡を取ったらしく、以後は行動を共にしているようだ。
なんだ、やっぱりこの世界でも赤馬零王が元凶じゃん。しかもあのハゲ、俺に黙っていやがったな?この時点で俺のハゲへの印象は最悪である。娘のレイには悪いが、この世界の零王は原作のような外道ではない代わりに研究以外に関してはかなり無能のようだ。この騒動にケリがつけば二度と関わりたくない人物である。
ちなみに、娘のレイがLDSに所属していた頃にはロジェはまだ居なかったようで、LDSを卒業してプロデュエリストになり、一定の活躍をしたあとに引退した後はそのままリアルソリッドビジョン研究所に入社したため、ロジェとLDSの関係を深くは知らないようだ。言いづらいのか、ハゲが黙っているらしい。そのうち色々とバラしてやろう。散々娘に怒られろ。
「Dr.ドクトルは赤馬零王が所長を務めるリアルソリッドビジョン研究所から離脱して犯罪者となった。ジャン・ミシェル・ロジェは赤馬零王がLDS社長時代の時に雇われて後に犯罪者となった」
「何が言いたい?」
「はっきり言おう。今の事件の大半は、赤馬零王の責任ではないか?その男が作り出した組織に魅力を感じると思うか?お前たちがやらかしたせいで起こった騒動の尻拭いを私にやらせようとするな」
「…」
「責任を感じて彼らの行方を捜索しているのか、過去の負の遺産を知られずに処分したいのかは知らん。ある程度の協力はしてやるが、あまり深入りしてこようとするな、迷惑だ」
なんだか真面目な話をしている風に感じるかも知れないが、俺はただLDSに入りたくないだけなので、それっぽい理由を語っているだけである。それと、ハゲのことが個人的に嫌いなだけである。
別に赤馬零王がどれだけやらかしていようが、それでどれだけの被害が出ようが、実はあまり興味がない。ただ、その被害が知り合いに及ぶ可能性があることと、その騒動の尻拭いをさせようとしているような動きが気に入らないだけである。
「それでは仕方がないな。今回の話は諦めるとしよう」
「ああ」
「では、彼らに協力を頼むとしよう」
そういうと赤馬零児は側面の壁のモニターに映る、志島北斗を後攻1ターンキルするセレナの姿を見た。
「…あ?」
「彼らのような善良な市民に協力を依頼するのは心苦しいが、恐らく彼らなら義憤に駆られて協力してくれるだろう」
「おい」
「なんだ?まだ居たのか?君には関係ないのだろう?」
へーぇ、ほーう、ふーん。そういうことをやるんだなお前は。なるほどいいだろう、その挑発に乗ってやろうじゃないか。
「赤馬零児、デュエルだ。お前が勝ったら今後LDSこの件に協力してやる。だが、お前が負けたら金輪際、彼らに関わるな」
「そのデュエルを私が受ける理由は…!?」
これ以上、薄ら笑いを浮かべる赤馬零児がふざけたことを抜かす前に殺意と魔力を全開で解放する。赤馬零児の顔色が一気に悪くなる。十代中盤の少年にはキツいだろうが知ったことではない。
「黙れ。さっさと構えろ」
「!?…いいだろう。先ほどの約束、違えるなよ?」
「そちらこそ」
そういうと赤馬零児はデュエルディスクを構える。このような相手に礼儀など無用だ。全力で叩き潰してやる。
~~~
<零児視点>
ハノイの騎士、本名:白河クロト。現在12歳の少年だ。
彼がこれまで参加している大会は全てアマチュアの大会で、記録には残るもののテレビ放送などは殆どされておらず、アマチュア大会がテレビ放送やデュエル雑誌で取り扱われることは稀であるため、彼は知る人ぞ知るミステリアスな存在である。
そのデュエルの戦術は、一言で言うならば変幻自在。デッキ破壊、バーン、特殊勝利。多くのデュエリストがビートダウン戦術を好むなか、彼のデュエルは異質だった。だが、彼のアマチュア大会での優勝率は90%を超えている。彼が唯一大会で敗れた相手は彼の同居人である赤羽コナミのみである。
そして、そのデュエル内容は、一言で言うならば苛烈。後攻1ターンキル率は50%を超え、先攻1ターンキルを成功させたことも多い。彼の相手はまさに『何もさせて貰えずに敗れる』。
数か月前、そんな彼と自身の姉が接触したことで間接的な関りが出来たため、彼の人物像の確認とあわよくば自身の手駒として戦力に加え入れられれば…と言う思惑もあり、今回呼び出してみた。父のことを非難する様に怒りを覚え、こちらも挑発交じりに彼の弱点と思われる部分を攻撃した。だが、今はそのことを後悔している。どうやら彼の逆鱗に触れてしまったらしい。
今、私が目の前にしているのは12歳の少年ではない!なんだ、この見えない重圧は…!?これが…本物の殺意と言うものなのか!?全身から冷や汗が止まらない!心が全力で警鐘を鳴らしている!この男には深入りするべきではなかった!…だが、私はまだここで終わるわけにはいかない!父の不始末は息子の私が付けなければいけないのだから!
「「デュエル!」」
◆ハノイの騎士(クロト) LP:4000
VS
◆赤馬零児 LP:4000
「先攻は私が貰う!私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」
赤馬零児 手札:5→6枚。
「私は手札から永続魔法【地獄門の契約書】を2枚発動!1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける!私はデッキから【DDケルベロス】と【DDリリス】を手札に加える!」
赤馬零児 手札:4→6枚。
「私は更に手札から永続魔法【魔神王の契約書】を発動!1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドから、悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。「DD」融合モンスターを融合召喚する場合、自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける!」
赤馬零児 手札:5枚。
「私は手札の【DDケルベロス】と【DDリリス】を融合!今ひとつとなりて新たな王を生み出さん!融合召喚!生誕せよ!レベル6!【DDD烈火王テムジン】!」
赤馬零児 手札:5→3枚。
<赤馬零児のフィールド>
DDD烈火王テムジン ★6 ATK2000
「【DDD烈火王テムジン】がモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動でき、そのモンスターを特殊召喚する効果!そして、このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、自分の墓地の「契約書」カード1枚を対象として発動でき、そのカードを手札に加える効果を持つ!」
「そうか」
ハノイが心底興味のない様子で言葉を零す。舐められたものだな!
「私はカードを2枚セットしてターンエンド!」
赤馬零児 手札:1枚。
私はセットしたカードは、相手ターンの間だけ自身の悪魔族の攻撃力1000アップさせる【戦乙女の契約書】、自身の「契約書」カードを破壊することでドロー&LP回復を行う【契約洗浄】!容易に突破などさせはしない!
◆ハノイの騎士(クロト) LP:4000
VS
◆赤馬零児 LP:4000、手札:1、モンスター:1、伏せカード:2、永続魔法:3
「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
ハノイ 手札:5→6枚。
「伏せカードは…【戦乙女の契約書】と【契約洗浄】と言ったところか」
「!?」
な、何故私の伏せカードが分かる!?私のデッキである【DDD】は殆ど世に出回っていないテーマのデッキだ!その1ターンでデッキどころかその戦術まで知られていただと!?奴はどれだけのカード知識を擁しているんだ!?
「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」
ハノイ 手札:5→6枚。
「私は手札から通常魔法【大嵐】発動。フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する」
ハノイ 手札:5枚。
「リバースカードオープン!チェーンして通常罠【契約洗浄】発動!自分の魔法&罠ゾーンの「契約書」カードを全て破壊する。破壊した数だけ自分はデッキからドローする。その後、自分はドローした数×1000LP回復する!」
赤馬零児 伏せカード:2→1
「私は【地獄門の契約書】2枚、【魔神王の契約書】、伏せカードの【戦乙女の契約書】の4枚を破壊して4ドロー!そして1000×4、つまり4000LPを回復する!」
「チェーンして私は手札からカウンター罠【レッド・リブート】を発動」
ハノイ LP:4000 → 2000、手札:5→4
「手札からカウンター罠だと!?」
「【レッド・リブート】はLPを半分払って手札から発動する事もできる。相手が罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない」
チェーン③レッド・リブート
チェーン②契約洗浄
チェーン①大嵐
「効果処理をする。【レッド・リブート】により【契約洗浄】の発動は無効、そのままセットされる。そしてお前はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできるが、お前の魔法罠ゾーンは埋まっている為、無効。そしてお前はこのカードの発動後、ターン終了時まで罠カードを発動できない」
「ぐっ!」
「効果処理を継続する。【大嵐】により、フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊される」
赤馬零児 伏せカード:1→0、永続魔法:3→0
奴もライフを半分失ったが、私の伏せカードは全て破壊され、フィールドには【DDD烈火王テムジン】のみ。墓地にもこのターンに発動できるカードは無い…。頼みの綱は手札のこのカードだけか…。
「私はスケール5の【竜剣士ラスターP】と【Emヒグルミ】をペンデュラムスケールにセッティング」
ハノイ 手札:4→2、Pゾーン:0→2
「なっ!馬鹿な!ペンデュラムカード!?そのカードは榊遊矢と…」
「ペンデュラムカードを研究して新たに作り上げた自分しか持っていない…なんて言いたいのか?」
「!?」
「デュエルを続行するぞ。【竜剣士ラスターP】のペンデュラム効果発動。1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在する場合に発動できる。
そのカードを破壊し、そのカードの同名カード1枚をデッキから手札に加える。私は【Emヒグルミ】を破壊して、デッキから2体目の【Emヒグルミ】を手札に加える」
ハノイ 手札:2→3、Pゾーン:2→1
「更に破壊された【Emヒグルミ】の効果発動。フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「Emヒグルミ」以外の「Em」モンスター1体を特殊召喚する。私はデッキから【Emダメージ・ジャグラー】を特殊召喚」
<ハノイのフィールド>
Emダメージ・ジャグラー ★4 DEF1000
「私は手札より【EMドクロバット・ジョーカー】を通常召喚。このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「EMドクロバット・ジョーカー」以外の「EM」モンスター、「魔術師」Pモンスター、「オッドアイズ」モンスターの内、いずれか1体を手札に加える。私はデッキから【EMモンキーボード】を手札に加える」
ハノイ 手札:2→3
「『EM』モンスター!?それは榊遊矢が使用している…」
「デュエルを続行するぞ?レベル4【EMドクロバット・ジョーカー】と【Emダメージ・ジャグラー】でオーバーレイ!2体のレベル4モンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよランク4【ラヴァルバル・チェイン】!」
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:2
「【ラヴァルバル・チェイン】のORUを1つ消費して効果発動!1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。私が墓地に送るのは【BF-精鋭のゼピュロス】」
ラヴァルバル・チェイン ORU:2→1
「墓地の【BF-精鋭のゼピュロス】の効果発動。このカード名の効果はデュエル中に1度しか使用できない。このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの表側表示のカード1枚を持ち主の手札に戻して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚し、自分は400ダメージを受ける。私がフィールドから手札に戻すのは【竜剣士ラスターP】」
ハノイ LP:2000 → 1600、手札:3→4、Pゾーン:1→0
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
BF-精鋭のゼピュロス ★4 ATK1600
「先ほどORUとして墓地に送った【Emダメージ・ジャグラー】を墓地から除外しての効果発動。自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「Emダメージ・ジャグラー」以外の「Em」モンスター1体を手札に加える。私がデッキから手札に加えるのは【Emミラー・コンダクター】だ」
ハノイ 手札:4→5
「私は再びスケール5の【竜剣士ラスターP】と2体目の【Emヒグルミ】をペンデュラムスケールにセッティング」
ハノイ 手札:5→3、Pゾーン:0→2
【竜剣士ラスターP】の効果は『1ターンに1度』、名称ターン1制限ではない為、フィールドから離れると同一ターンでも再度の使用を許してしまう!
「【竜剣士ラスターP】のペンデュラム効果発動。1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在する場合に発動できる。
そのカードを破壊し、そのカードの同名カード1枚をデッキから手札に加える。私は【Emヒグルミ】を破壊して、デッキから3体目の【Emヒグルミ】を手札に加える」
ハノイ 手札:3→4、Pゾーン:2→1
「更に破壊された【Emヒグルミ】の効果発動。フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「Emヒグルミ」以外の「Em」モンスター1体を特殊召喚する。私はデッキから【Emトリック・クラウン】を特殊召喚」
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
BF-精鋭のゼピュロス ★4 ATK1600
Emトリック・クラウン ★4 DEF1200
「フィールドにモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。私は手札から【Emハットトリッカー】を特殊召喚」
ハノイ 手札:4→3
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
BF-精鋭のゼピュロス ★4 ATK1600
Emトリック・クラウン ★4 DEF1200
Emハットトリッカー ★4 DEF1100
「私はレベル4【Emハットトリッカー】と【Emトリック・クラウン】と【BF-精鋭のゼピュロス】でオーバーレイ!3体のレベル4モンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ、『No.16』!ランク4!【No.16 色の支配者ショック・ルーラー】!」
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
No.16 色の支配者ショック・ルーラー ☆4 ATK2300 ORU:3
「『No.』!?なんだあのモンスターは!?」
「さっきからいちいちうるさいぞ。お前が世の中全てのカードを知っているとでも思っているのか?」
そういうとハノイの騎士は淡々とデュエルを進める。だが、あの『No.』というカードは明らかにおかしい。あのモンスターが出てから体の震えが止まらない…!
「私はスケール3の【Emミラー・コンダクター】をペンデュラムスケールにセッティング。スケール5の【竜剣士ラスターP】と合わせ、これでレベル4モンスターが同時に召喚可能となる。ペンデュラム召喚!手札から【アステル・ドローン】を特殊召喚!更にEXデッキから2体の【Emヒグルミ】を特殊召喚!」
ハノイ 手札:3→2、Pゾーン:1→2、Pスケール:3-5
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
No.16 色の支配者ショック・ルーラー ☆4 ATK2300 ORU:3
アステル・ドローン ★4 DEF1000
Emヒグルミ ★4 DEF1000
Emヒグルミ ★4 DEF1000
「私はレベル4【アステル・ドローン】と【Emヒグルミ】でオーバーレイ!2体のレベル4モンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ、『No.39』!白き翼に望みを託せ。光の使者!ランク4!【No.39 希望皇ホープ】!!」
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
No.16 色の支配者ショック・ルーラー ☆4 ATK2300 ORU:3
Emヒグルミ ★4 DEF1000
No.39 希望皇ホープ ☆4 ATK2500 ORU:2
「私はエクシーズ素材となった【アステル・ドローン】の効果発動!フィールドのこのカードを素材としてX召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。効果により私はデッキからカードを1枚ドローする」
ハノイ 手札:2→3
「続いて私は【No.39 希望皇ホープ】1体でオーバーレイネットワークを再構築、カオス・エクシーズ・チェンジ!現れよ、『CNo.39』!混沌を光に変える使者!ランク4!【CNo.39 希望皇ホープレイ】!」
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
No.16 色の支配者ショック・ルーラー ☆4 ATK2300 ORU:3
Emヒグルミ ★4 DEF1000
CNo.39 希望皇ホープレイ ☆4 ATK2500 ORU:3
「『CNo.』!?…いや、1体のモンスターだけでランクアップマジックも使用せずにランクアップした!?」
「更に私は【CNo.39 希望皇ホープレイ】1体でオーバーレイネットワークを再構築、ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!一粒の希望よ!今、電光石火の雷となって闇から飛び立て!!現れろ、ランク5!【SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング】!!」
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
No.16 色の支配者ショック・ルーラー ☆4 ATK2300 ORU:3
Emヒグルミ ★4 DEF1000
SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング ☆5 ATK2500 ORU:4
「『SNo.』!?更に1体のモンスターだけでランクアップした…!?」
「ここで【No.16 色の支配者ショック・ルーラー】のORUを1つ消費して効果発動!1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。次の相手ターン終了時まで、宣言した種類のカードをお互いに発動できない。私は『魔法カード』を選択する」
No.16 色の支配者ショック・ルーラー ORU:3→2
次の私のターン終了時まで魔法カードの使用を封じる!?このターンで仮に【DDD烈火王テムジン】が破壊され、その効果で墓地の『契約書』カードを手札に加えても、次のターンでは使用できないということか!?
「先ほどORUとして墓地に送った【Emトリック・クラウン】効果発動。このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「Em」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になる。その後、自分は1000ダメージを受ける。私は墓地の【Emトリック・クラウン】を特殊召喚し、1000LPダメージを受ける」
ハノイ LP:1600 → 600
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
No.16 色の支配者ショック・ルーラー ☆4 ATK2300 ORU:3
Emヒグルミ ★4 DEF1000
SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング ☆5 ATK2500 ORU:4
Emトリック・クラウン ★4 DEF1200
「私はレベル4【Emトリック・クラウン】と【Emヒグルミ】でオーバーレイ!2体のレベル4モンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ!ランク4!【フレシアの蟲惑魔】!!」
<ハノイのフィールド>
ラヴァルバル・チェイン ☆4 ATK1800 ORU:1
No.16 色の支配者ショック・ルーラー ☆4 ATK2300 ORU:3
SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング ☆5 ATK2500 ORU:4
フレシアの蟲惑魔 ☆4 DEF2500
「【フレシアの蟲惑魔】の効果は、X素材を持ったこのカードは罠カードの効果を受けない効果。このカードがモンスターゾーンに存在する限り、「フレシアの蟲惑魔」以外の自分フィールドの「蟲惑魔」モンスターは戦闘・効果では破壊されず、相手の効果の対象にならない効果。1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、発動条件を満たしている「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。この効果は、その罠カード発動時の効果と同じになる。この効果は相手ターンでも発動できる効果。この3つの効果を持つ」
『落とし穴』罠カードをデッキから直接、しかもモンスター効果として発動できる…!?これでは私が次のターンで召喚するモンスターも…!
「お前、何か勘違いしていないか?」
「…?」
「お前に次のターンなど回ってこない」
「!?」
「【SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング】で【DDD烈火王テムジン】を攻撃」
「手札から【ジュラゲド】の効果発動!自分または相手ターンのバトルステップに発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、自分は1000LP回復する!そして、このカードをリリースし、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その表側表示モンスターの攻撃力を次のターンの終了時まで1000アップする。この効果は相手ターンでも発動できる!」
「それはどうかな?」
「何っ!?」 カン☆コーン!
「【SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング】が戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時までカードの効果を発動できない」
「!?」
「【SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング】が「希望皇ホープ」モンスターをX素材としている場合、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ5000になる!」
SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング ATK2500→5000 ORU:4→2
「ぐあぁぁぁっ!」
赤馬零児 LP:4000 → 1000
「【SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング】の効果により、【DDD烈火王テムジン】は戦闘破壊されたが、自分の墓地の「契約書」カード1枚を手札に加える効果は発動できない」
「くっ!」
「【ラヴァルバル・チェイン】でダイレクトアタック」
「手札から【ジュラゲド】の効果発動!自分または相手ターンのバトルステップに発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、自分は1000LP回復する!」
赤馬零児 LP:1000 → 2000、手札:1→0
<赤馬零児のフィールド>
ジュラゲド ★4 DEF1300
「【ラヴァルバル・チェイン】で【ジュラゲド】を攻撃」
「…【ジュラゲド】は戦闘破壊される」
「【No.16 色の支配者ショック・ルーラー】でダイレクトアタック」
「うわあぁぁぁぁぁぁっ!」
赤馬零児 LP:2000 → 0
「赤馬零児、約束は守ってもらうぞ?」
奴はそう言い残すと、何事もなかったかのように社長室を後にした…。
~~~
<クロト視点>
ヒグルミと『No.』の恐怖を赤馬のアホに叩き付けてやったら放心していた。うーん、すっきり爽快!
この世界のコイツはどうも原作と比べて少々子供っぽいというか、負けず嫌いと言うか。冷静ではあるが冷酷ではない感じだ。どうせさっきのセリフも売り言葉に買い言葉と言った感じでそんなことをやる気もないのに勢いでポロっと言ってしまったセリフなんだろう。でもまぁ、言っていいことと悪いことがあるよなぁ?
という建前の元、初めてのペンデュラムデッキ&『No.』実践投入の犠牲者第一号になって貰った。彼も他のペンデュラムデッキが見れたことで勉強になっただろうし、満足しているだろうきっと。
その後、俺はコイツとこれ以上関わるのは面倒なので放置して社長室を後にした。事前に用意されていた客間でハノイの騎士の衣装を脱いだ後にビルの1階にある受付エリアでコナミ、ユーゴ、リン、セレナ、バレットと合流した。皆、デュエルを堪能したようで楽しそうに笑っている。
「お前らなぁ、LDSの本拠地でそのトップエース3人を全員倒すとか、空気読めよ…」
「だって、あの沢渡っていう人は他の3人と比べるとそんなに強くなかったし…」
「私はどんな時でも全力で戦う!【セイクリッド】デッキを使う志島北斗とかって奴もそこそこだったが、私の敵ではなかったな!」
「流石です、セレナお嬢様!」
「【X-セイバー】ってデッキを使ってきた刀堂刃って奴はなかなか強かったぜ!」
「【ジェムナイト】デッキを使ってきた光津真澄って娘も結構強かったよ」
リン、セレナ、ユーゴ、コナミはそれぞれの相手の感想を言っている。バレットはもう親馬鹿の父親にしか見えない。
「俺の用事は済んだし、そろそろ帰るか」
「そうだね。あの娘とも連絡先も交換できたし」
おい、俺が赤馬零児とギスギスやっている間にそんなことをしてやがったのかコナミよ…。う、羨ましくなんかないからな!
「いやー、たまには違う相手とデュエルするのも楽しいよな!」
「えぇ、そうね」
「クロトに付いてきてよかったな!」
「お嬢様、お荷物は私が…」
ユーゴ、リン、セレナは満足そうにしている。バレットも久し振りにセレナが気分転換できたことで嬉しそうだ。今日は色々とあったけれど、彼らを連れて来て良かったな。
特に理由のない禁止カードの嵐が赤馬零児を襲う!
赤馬零児が酷い目にあった理由は以下の三つです。
①コナミの言葉により、オリ主が『No。』を解放してしまったこと。
②榊遊矢の行動により、ペンデュラム召喚が解放されてしまったこと。
③本気でやるつもりもないのに、赤馬零児が一般人?であるオリ主の友人をオベリスクフォースとの戦いに巻き込むような言動をしたこと。
これらによりOCG次元の第9期の悪夢の片鱗を見せることになりました。
猿はまたいずれ別の機会に使用します。
本作とOCG次元のマスタールール3の違いはザックリ言うと以下の通りです。
①本作では先行ドローがある。
②本作では魔法罠ゾーン5つのうち、左右端の2つがペンデュラムゾーンと兼用。
ペンデュラムゾーンが魔法罠ゾーンと共有とはいえ、エクストラゾーンの概念が存在しない為、ペンデュラム召喚がかなり有利なルールですね。
リンクモンスターは(ややこしすぎるので)出したくないので、ルールは多分このまま最後まで行きます。あまりにも変なところがあれば直します。
次回の更新は、12/27(日) AM6:00予定です。
戦車様、クロト・オルタ様、響鬼装甲様、とあるカルデアのマスター様、四季式様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。
オリ主にヒロインは必要でしょうか?
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不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
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いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
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いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
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いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
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いる!オリ主ならハーレムを目指せ!