【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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とうとうオベリスクフォースとの戦いです。

前置きが長いのと、デュエル内容はアッサリとしたものになっています。


第四十二話 エクゾディア5

<クロト視点>

 

『舞網チャンピオンシップ』も今日で3日目、ジュニア部門は今日と明日で本選まで勝ち上がったデュエリスト達でバトルロイヤルを行うらしい。

 

なんでも、街のあちこちに投影されたリアルソリッドビジョンで火山や氷山、ジャングルや遺跡などを再現し、その広大なフィールドをデュエリスト達は移動し、一番多くの勝利数を得たものが優勝らしい。

 

どうやらフィールドのあちこちに試作型のペンデュラムカードが落ちているらしく、それを上手く入手してデッキに組み込むことで勝利に近付ける、だそうだ。

 

中学生はともかく、小学生にまで広大な町中を走りまわれとは、過酷な大会だな。出られなくてよかった。

 

 

さて、出かける準備も出来たし、そろそろ戸締りをして舞網市近くのリアルソリッドビジョン研究所に向かうとするか。

 

~~~

 

<クロト視点>

 

リアルソリッドビジョン研究所に到着し、受付嬢に挨拶をして所長室に通されると、その部屋には赤馬親子3人が居た。

 

所長の机の椅子に座る赤馬零王は怪我を負った頭と腕に包帯を巻いている。その机の前にある2つのソファーにそれぞれ娘の赤馬レイと息子の赤馬零児がソファーの間にある机を挟んで対面して座っている。奥さんの赤馬日美香と末弟の赤馬零羅には会ったことがない。と言うか、会う機会も用事も理由もないんだけどさ。

 

「白河クロト…!」

 

赤マフラーこと弟の赤馬零児が忌々しそうに睨みつけてくる。そんな真剣な目で見られると照れるなぁ。この前、ペンデュラムカードを手に入れて天狗になっていたところを後攻1ターンキルしてやったのでめっちゃ嫌われているようだ。喧嘩を売ってきたのはそちらなのだから自業自得だと思うぞ。

 

「いらっしゃいクロト君」

 

姉の赤馬レイは友好的な態度で接してくる。美人に微笑みかけられるのは嬉しい限りだ。ただ、この笑顔でたまに凄い無茶ぶりをしてくるので要注意だ。昨日はオベリスクフォースの襲撃を受けた際に迎撃に参加していたらしいので気になっていたが、特に怪我などはなさそうだ。

 

「よく来てくれた」

 

父親の赤馬零王が声を掛けてくる。なに爽やかな笑みを浮かべているんだかこの元凶のハゲが。ロジェやオベリスクフォースが元LDSであるのを黙っていた件があるため、俺は赤馬零王を信用していない。詳しい話を知れば知るほどお前が元凶の一端を担ってるじゃないか。いい加減にしろよ?

 

「それで、話とは?昨日、オベリスクフォースに襲撃されたらしいですが、その話ですか?」

 

「えぇ。昨日の夜、この研究所が仮面を付けたマジシャン風の男が率いるオベリスクフォースの集団に襲われた。その時のリーダーは恐らく、元グールズのブラック・マジシャン使いのパンドラだと思われるわ」

 

「パンドラ?確か、グールズは数年前に解散し、首謀者や関係者たちは今も独房の中だと聞いていますが?」

 

赤馬レイが昨日の話の続きを始める。それにしても、今更なんでDM時代のパンドラが出てくるんだよ。グールズなんて、俺がこの世界に転生する前にほぼ全員が捕まったんじゃなかったのか?

 

「その通りだ。だが、パンドラは洗脳されていただけの被害者ということになっていてね。警察機構の管理する病院で治療と監視が行われていたそうだ」

 

「けれど、先日その病院がオベリスクフォースに襲撃されたらしくてね。その際にパンドラが拉致されたそうなのよ」

 

「つまり、以前はグールズに、今回はドクトルかロジェのどちらかに洗脳されている可能性が高いと。彼も悲惨ですね」

 

本当に同情するよ。わざわざ警察の管理する病院を襲撃してまで入手したい、それだけ有能な人物と思われているのだろうな。

 

「警察には既に話をしているのだが、彼らの実力ではオベリスクフォースを捕縛することが困難らしい」

 

「オベリスクフォースはデュエルの腕もそうだけど、高い身体能力を持ち、ゲリラ戦や情報戦にも精通している者が多いわ。海外ならともかく、この国の警察機構では手が余るわ」

 

そんなもんを育成していたLDSは一体どういう目的で彼らを育てていたんですかねぇ?…いや、育成方針を決めていたのはロジェか。あの変な鼻のオッサン、結構前から今のような状況を想定していたってことなのか?

 

「我々の見解だが、昨日の襲撃はただの牽制で、本命は別のところにあると思っている」

 

「…舞網チャンピオンシップでしょうね」

 

「えぇ、私たちも同意見よ。小学生が参加しているジュニア、中学生が参加しているジュニアユース、高校生から20歳までが参加しているユース。戦力と言う意味ではユースメンバーを狙ってくるのでしょうけど…」

 

「ドクトルは少女趣味らしいですからね。どの年齢層が狙われても不思議ではないですね」

 

面倒なことになったな。本来ならLDSや舞網市の警察機構の仕事なんだが、今回は友人が巻き込まれかねない。流石に放っておくことはできないな。…こいつら、襲撃があることを予想して俺を巻き込むために、俺の知り合いに参加状を送ったりしなんじゃないだろうな?いや、流石に邪推かな。

 

「父さん、姉さん。この男の助力など無くても、私とLDSがこの大会を無事に終えて見せます。協力者だってあの人が居るじゃないですか。なぜわざわざこんな男を…」

 

そんな話をしていると、今まで黙っていた赤馬零児がようやく口を開いた。協力者のあの人、ねぇ。

 

「つまらない意地を張るな、零児。今は一人でも多くの有力な人材が必要なのだ」

 

「そうよ零児。一度負けたからって拗ねないの」

 

「私は拗ねてなどいない!」

 

赤馬零児は感情的になりながら反論した。…どうもこの赤馬零児には違和感があるな。原作アニメだともっと冷静沈着な人間だったはずだ。

 

恐らくだが、原作では幼いころに父が行方不明になり、尊敬していた榊遊勝も半ば自分の所為で行方不明になり、ようやく見つけた父が異世界で侵略戦争を仕掛けようとしていたせいで、実年齢よりも遥かに高い実力が求められ、それ相応の力を身に着けていったのだろう。

 

この世界では、父が行方不明になっていないことと、原作登場時より彼が若いことが、彼を年相応の性格となっている要因なのだろう。こちらの性格の方が見ていて飽きないな。違和感もそのうち消えるだろう。

 

「それで?私に何をやらせたいのですか?」

 

「単刀直入に言おう。君にはジュニアメンバーを守ってもらいたい」

 

「貴方の友人たちだけでなく、舞網市に住んでいる子供たちや、他の地域から招待した子供たちもいるの」

 

「流石に町中全てを私一人で守ることなどできませんよ。私は私の友人を守ることを優先します。そのついでに、近くに居た子供たちが襲われそうであれば助けます。この条件であれば引き受けましょう」

 

見ず知らずの他人よりも友人を優先するのは当たり前だ。余裕があれば他もついでに助けてやる。こうでも言っておかないと好きに動けないからな。

 

「それでいい。助かる」

 

「ありがとうクロト君」

 

「…感謝する」

 

赤馬親子3人が感謝の言葉と共に頭を下げてくる。赤馬零児も状況は呑み込めているようだ。なら、さっきの態度は本当に拗ねていただけか。随分と面白い奴になったなぁ。

 

結局、ユースメンバーはある程度は自分自身に守らせ、ジュニアユースメンバーはLDSがメインで守り、ジュニアメンバーは俺とランサーズで守ることになった。

 

~~~

 

<瑠璃視点>

 

舞網チャンピオンシップのジュニア部門に招待された私とユート、ジュニアユース部門に招待された兄の隼の3人は、今日の試合が終わって会場の近くのレストランで夕食を済ませた後、物陰から現れた謎の仮面の男たちの襲撃を受けていた。

 

ユートと兄が私を庇って逃がしてくれたおかげで私は何とか逃げ切れて近くの公園までやってこられたけれど、他に友人も知り合いも居ないこの舞網市でこの後どうすればいいのか…。さっきまで全力で走っていた為、息が荒い。まずは呼吸を整えないと…。

 

「はぁっ、はぁっ…。ふぅっ。…ユート、兄さん。無事でいるかしら…」

 

「さぁ?どうだろうなぁ?」

 

「そもそも他人の心配をしている余裕があるのか?」

 

「お前たち。無駄口を叩いてないでさっさと仕事を終わらせるぞ」

 

その声を聴いて慌てて振り返ると、さっき襲ってきた仮面の男たちと同じ仮面を付けた男たちに、いつの間にか囲まれていた。

 

「そんな…」

 

「抵抗してもどうせ拉致られるんだから大人しくしとけよ」

 

「面倒だからカードにしてしまえばいいんじゃね?」

 

「馬鹿者。ドクターに少女はカード化せずにそのまま連れてくるように言われているだろう」

 

状況は最悪だ。1対3なんて、普通のデュエリストじゃ勝ち目がない。どうすれば…。

 

「そこまでにしてもらおうか?」

 

「えっ?」

 

「「「何者だ!」」」

 

突如、空から声が聞こえた。…空から?そう思っていると、白いローブを身に着けた少年が空から現れて私の前に着地した。その顔には、仮面の男たちとは別の灰色の仮面を付けていた。

 

「私はハノイの騎士。お前たちを屠る者だ。さぁ構えろ変質者たちよ。デュエルの時間だ」

 

「「「誰が変質者だ!我々の名は、オベリスクフォースだ!」」」

 

そういうと彼は私に背を向けて、オベリスクフォースと名乗る仮面の男たちと対峙する。まさか、1人で3人と戦おうっていうの!?

 

「大丈夫か?」

 

「えっ?え、ええ。私は大丈夫よ」

 

私は大丈夫なのだけれど、貴方は大丈夫なの?その、色々と。この子、間違いなく空から飛んできたわよね?

 

「1対3の変則デュエルだ。その代わり、私は先攻と初期手札を10枚貰う。LPは4000でいいぞ」

 

少年は明らかに相手を見下したように話す。どうしてそんなに自信があるのだろう。

 

「舐めた口を利くガキだな!」

 

「大人の力を見せてやろう」

 

「時間の無駄だ。さっさと始末してカードにしてしまうぞ」

 

 

「「「「デュエル!」」」」

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:4000、手札:10枚

 

VS

 

◆オベリスクフォースA LP:4000、手札:5枚

◆オベリスクフォースB LP:4000、手札:5枚

◆オベリスクフォースC LP:4000、手札:5枚

 

「先攻は私が貰う。私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

ハノイ 手札:10→11枚。

 

「私は手札から魔法カード【手札抹殺】を発動。手札があるプレイヤーは、手札を全て捨てて捨てた枚数分デッキからドローする」

ハノイ   手札:11→10→0→10枚。

オベフォA 手札:5→0→5枚。

オベフォB 手札:5→0→5枚。

オベフォC 手札:5→0→5枚。

 

【手札抹殺】

通常魔法

(1):手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。

 

「私は手札から魔法カード【成金ゴブリン】発動。私はデッキからカードを1枚ドローし、相手は1000LP回復する」

ハノイ 手札:10→9→10枚。

オベフォA LP:4000 → 5000

 

【成金ゴブリン】

通常魔法

(1):自分はデッキから1枚ドローする。その後、相手は1000LP回復する。

 

「私は手札から2枚目の魔法カード【成金ゴブリン】発動。デッキから1枚ドロー、相手は1000LP回復」

ハノイ 手札:10→9→10枚。

オベフォA LP:5000 → 6000

 

「私は手札から3枚目の魔法カード【成金ゴブリン】発動。デッキから1枚ドロー、相手は1000LP回復」

ハノイ 手札:10→9→10枚。

オベフォA LP:6000 → 7000

 

アレは一体何をしているのかしら?あれだけの手札があって手札事故とは思えないし…。

 

「私は手札から魔法カード【強欲で謙虚な壺】を発動。効果により私は【封印されし右腕】を手札に加える」

ハノイ 手札:10→9→10枚。

 

【強欲で謙虚な壺】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。

(1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から1枚を選んで手札に加え、その後残りのカードをデッキに戻す。

 

<ハノイがめくったカード>

①封印されし右腕

②強欲で金満な壺

③ソウルテイカー

 

「「「【封印されし右腕】!?」」」

 

「こ、コイツ!」

 

「【エクゾディア】使いか!」

 

「初期手札10枚はそのための物か!おのれぇ!誰か、奴のドローを止めろ!」

 

エクゾディア!?彼はこの1対3という非常に不利な状況で特殊勝利を狙おうというの!?

 

「私は手札からフィールド魔法【チキンレース】を発動」

ハノイ 手札:10→9枚、フィールド魔法:0→1

 

【チキンレース】

フィールド魔法

(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、相手よりLPが少ないプレイヤーが受ける全てのダメージは0になる。

(2):お互いのプレイヤーは1ターンに1度、自分メインフェイズに1000LPを払って以下の効果から1つを選択して発動できる。この効果の発動に対して、お互いは魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

●デッキから1枚ドローする。

●このカードを破壊する。

●相手は1000LP回復する。

 

優秀な防御効果のフィールド魔法ね…。

 

「私はカードを5枚セットして、私は手札から【カードカー・D】を召喚」

ハノイ 手札:9→4→3枚。

 

【カードカー・D】

効果モンスター

星2/地属性/機械族/攻 800/守 400

このカードは特殊召喚できない。

このカードの効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。

(1):このカードが召喚に成功した自分メインフェイズ1にこのカードをリリースして発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。その後、このターンのエンドフェイズになる。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

カードカー・D ★2 ATK800

 

「私【カードカー・D】の効果発動!このカードをリリースしてデッキより2ドロー。そしてエンドフェイズとなる。ターンエンドだ」

ハノイ 手札:3→5枚。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:4000、手札:5、伏せカード:5枚、フィールド魔法:1

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

VS

 

◆オベリスクフォースA LP:7000、手札:5

◆オベリスクフォースB LP:4000、手札:5

◆オベリスクフォースC LP:4000、手札:5

 

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

オベフォA 手札:5→6枚。

 

「私は伏せカード【ギフトカード】を発動。相手は3000LP回復する」

ハノイ 伏せカード:5→4

オベフォA LP:7000 → 10000

 

【ギフトカード】

通常罠

相手は3000LP回復する。

 

「私は伏せカード、2枚目の【ギフトカード】を発動。相手は3000LP回復する」

ハノイ 伏せカード:4→3

オベフォA LP:10000 → 13000

 

「さっきから訳のわからんことを!舐めているのか!」

 

確かに先ほどから執拗にあの仮面の男のLPだけを回復させていっているけれど、一体何の目的があるのかしら…。

 

「私は伏せカードの通常罠【活路への希望】を発動。1000LPを払い、お互いのLPの差2000につき1枚、自分はデッキからドローする」

ハノイ LP:4000→3000、伏せカード:3→2

オベフォA LP:13000

 

【活路への希望】

通常罠

(1):自分のLPが相手より1000以上少ない場合、1000LPを払って発動できる。お互いのLPの差2000につき1枚、自分はデッキからドローする。

 

「私とお前とのLP差は10000。よって私はカードを5枚ドロー」

ハノイ 手札:5→10枚

 

「私は伏せカード、2枚目の【活路への希望】を発動。私とお前とのLP差は11000。よって私はカードを5枚ドローする」

ハノイ LP:3000→2000、手札:10→15枚、伏せカード:2→1

オベフォA LP:13000

 

「私は伏せカード、3枚目の【活路への希望】を発動。私とお前とのLP差は12000。よって私はカードを6枚ドローする」

ハノイ LP:2000→1000、手札:15→21枚、伏せカード:1→0

オベフォA LP:13000

 

 

これは、自分と相手のLP差を利用した大量高速ドロー戦術!?なんてドロー…。後攻1ターン目にして既にデッキのほどんどを引き切っているわ…。

 

 

「そして、この瞬間!【封印されしエクゾディア】5枚のエクゾディアパーツが全て手札に揃った!」

 

「「「し、しまった」」」

 

「【封印されしエクゾディア】の5枚のエクゾディアパーツが全て手札に揃った瞬間、揃えたプレイヤーの特殊勝利が確定する」

 

「こんなのありかよ!」

 

「ふざけんな!ふざけんなぁ!」

 

「くそっ!終わった…」

 

「現れよ【封印されしエクゾディア】!」

 

「「「あ、あぁ…!」」」

 

彼の前に5つのカードが現れ、それぞれを光の線が結び、その中央から封印されしエクゾディアの上半身が現れる…!

 

「さぁ放て!怒りの業火 エクゾード・フレイム!!」

 

「「「うわぁぁぁぁ!」」」

 

リアルソリッドビジョンのエクゾディアが放った膨大な熱量は公園全てを包み込み、仮面の男は吹き飛ばされ、彼の特殊勝利が確定した。

 

エクゾディア…まさか、この目でその召喚を見ることが出来る日が来るなんて…。

 

 

「終わったな」

 

そして、彼は何事もなかったかのようにデュエルディスクをしまい、どこかへ連絡を取り始めた…。

 

~~~

 

<クロト視点>

 

俺はハノイスタイルで町の巡回中に、小さな公園で黒髪の少女を仮面の男たちが追い回すという事案に遭遇してしまったため、プチリュウに頼んで空から介入を開始した。そして横目で後ろの少女をよく見ると…。

 

瑠璃!なぜ瑠璃がここに……逃げたのか?自力で脱出を?瑠璃!…なんてな。

 

「…こちらハノイの騎士、ランサーズへ連絡。E地区の公園にてオベリスクフォースに襲われていた少女を保護、オベリスクフォースは撃破した。回収を頼む」

 

『了解しました。直ちに現場へ向かいます』

 

「頼んだ」

 

もう一度横目で彼女の姿を盗み見るが、どう見てもアークファイブの登場人物である黒咲瑠璃だよなこの子。とりあえず助けておいたが、黒咲やユートも近くにいるのだろうか?

 

「もう少ししたら救護部隊が来る」

 

「あ、はい」

 

黒咲瑠璃と思われる黒髪の少女は何処か呆けたような返事を返してきた。一体どうしたというんだろう。

 

「では、私は行く」

 

「あ、ありがとうございました」

 

お礼を言ってくる黒咲瑠璃。しかし、こんな夜道に一人で出歩くなんて…。

 

「1つ忠告しておこう。この町に限らず、君の様に容姿に恵まれた少女は1人で出歩かない方がいい。家族や友人と行動していないと、また今回のような男どもに言い寄られることになるぞ」

 

そう言い残してさっさとその場を離れた。全く、美少女のくせに危機感が足りないんじゃないか?




赤馬親子に対してチクチク嫌味を言うオリ主。ただ、長男の性格の変化は割と面白いなと思っている様子。おちょくりがいがあるとしか思っていませんが。

黒咲瑠璃がチラッと登場です。ただ、今回は活躍とかは特にしないですね。と言うか、今後の展開的に登場しても大体酷い目に遭っていそうです。

今回使用したデッキは【活路エクゾ】と呼ばれるエクゾディアデッキの1種です。【成金ゴブリン】や【ギフトカード】で相手のLPを上昇させ、【チキンレース】などで手札を減らさずに自身のLPを削り、最後に【活路への希望】を発動させ、相手とのLP差を利用した大量ドローを行ってエクゾディアを揃えるデッキです。


次回の更新は12/30(水) AM6:00予定です。

戦車様、ノリ様、四季式様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

オリ主にヒロインは必要でしょうか?

  • 不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
  • いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
  • いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
  • いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
  • いる!オリ主ならハーレムを目指せ!
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