【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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本章の黒幕とのデュエルです。

初めてのボス戦と言うことで、デュエルは少し長めです。


第四十四話 エンタメ親父

<零児視点>

 

舞網チャンピオンシップも今日で最終日の4日目の夜、舞網チャンピオンシップの会場ではジュニア部門のデュエリスト達の戦歴が読み上げられている。

 

その会場から約50mの位置にあるLDSが所有する、周囲のビルよりも一際高いビルの屋上へと、赤馬零児はやってきていた。

 

この場所に配置していたLDSの警備メンバーとの連絡が途絶え、更にその状況確認に向かったメンバーとも連絡が途絶えた為、1部隊を率いて調査に来たのだ。他のメンバーは階下の調査をさせている

 

「おかしい…。もし仮にここでオベリスクフォースとの戦闘が発生した後に敗北して連れ去られたとして、一切争ったような形跡がない…」

 

そう。本来この場所は人目にあまりつかないが、今は舞網チャンピオンシップが開催されている真っ最中である。いくら高層ビルとはいえ、屋上でデュエルが行われれば会場から見える位置にある。それに会場にあるLDS本部のメンバーが見落とすとは思えない。

 

「これは…一体…」

 

思考を巡らせていると、背後から扉の開く音がして、何者かが屋上へとやってきたようだ。

 

「誰だ!…あぁ、貴方でしたか」

 

「お疲れさまだね、零児君。調査の方が順調かい?」

 

そこには父の親友であり、自身が最も尊敬し、信頼するデュエリストがいた。今回の件にも色々と協力してもらっている。彼は周囲を見回しながら、ゆっくりとこちらへ歩を進めてくる。

 

「いえ、今のところは全く痕跡すら見つけられていませんね」

 

「そうか。ところで、ここに上がってくる前に10人ほどLDSのメンバーと会ったけれど、君とそのメンバー以外にもここには来ているのかい?」

 

「ん?いえ、私とその10人のメンバーだけですが…」

 

何故そんなことを聞くのだろうか…?そもそも、彼はどうしてここにいるのだろう?確か、彼には万が一のために会場の護衛を依頼していたはずなのだが…。

 

「そうか。それは好都合だな」

 

「えっ、それはどういう…うぐっ!?」

 

彼と私の距離がほぼゼロ距離となった時、腹部に鋭い痛みと体全体に痺れるような感覚が襲う!…そして、そのまま私はコンクリートの地面に膝をつき、そのままうつ伏せに倒れこむ。

 

「な、なにが…」

 

「おや、まだ喋れるのかい?見た目に寄らず頑丈だね?」

 

彼が何か言っているが、ほとんど声が聞こえない。意識も朦朧としてきた…。

 

「君には感謝しているよ。君のおかげで有用なデュエリストを多く確保できた。君もそのうちの1人となるがね」

 

「…そこで何をしている?榊遊勝よ」

 

そんな時、あのいけ好かない白ローブに灰色の仮面を付けた少年が空から舞い降りたのだった…。

 

~~~

 

<クロト視点>

 

ランサーズの別動隊の連絡を受け、ビル伝いに現場に急行した俺は、上空から赤馬零児が榊遊勝によって気絶させられるのを目撃した。お前、スタンガンとか、お前もリアリストかよ…。

 

「…そこで何をしている?榊遊勝よ」

 

そう言い放ってビルの屋上の出入り口の扉前に降り立つ。榊遊勝は俺の言葉に反応し、不敵な笑みを浮かべながらゆっくりとこちらを振り返る。

 

『リューン♪』

 

『お疲れプチリュウ』

 

最近、プチリュウを酷使しすぎている気がするが、気のせいだ。本人も楽しそうだしな。

 

「おや?空からの登場とは粋な演出だね。お初にお目にかかる。エンタメデュエリストの榊遊勝と言う者だ」

 

「私はハノイの騎士と名乗っている者だ。それで?貴様はここで何をしている?確かスタジアムで家族や知人と一緒に試合を観戦していたはずでは?」

 

「このビルの方が試合をよく見れると思ってね。ほら、君もこちらに来てみるといい。ここからならスタジアムが良く見える」

 

「黙れ。面倒だから白々しい嘘をつくな。それとも、貴様のこれまでの行動を私の口から説明しなければ白状しないのか?」

 

正直、このオッサンもアクションデュエルもエンタメデュエルも好きではないのだ。早く用事を済ませて帰りたい。

 

「これまでの…行動…だと?」

 

赤馬零児が息も絶え絶えと言った状態でこちらに問いかけてくる。コイツ、まだ意識があったのか。

 

「奇術師パンドラを病院から連れ出したのも、彼を洗脳して尖兵として囮に使ったのも貴様の差し金だろう?」

 

「…なっ!?」

 

「…ほう?」

 

赤馬零児が驚愕の表情に、榊遊勝が興味深そうな表情に変わる。…推理小説じゃないんだから、あとは自白してくれよ面倒だなぁ。

 

「パンドラが病院から連れ出される前日、それにパンドラ率いるオベリスクフォースがリアルソリッドビジョン研究所を襲撃する前日に、貴様とオベリスクフォースが接触している姿が市街の監視カメラに映っていて、記録に残っていた」

 

「…馬鹿な!そんな情報は私の元には上がって来ていない!」

 

「LDSの監視員の数名も洗脳されていたからな。私も別口の情報源から情報を得ていなければ気付かなかっただろう」

 

「…」

 

赤馬親子の話を聞いてこの町に付いた時点で、ワイトの集団を町に放って情報収集してもらっていたのが功を為した。おかげで今の俺のバーはほぼカラカラだ。

 

洗脳されていたLDSの監視員が監視カメラの映像を消しておかなかったのは、恐らく洗脳にかけた時間が短いと簡単な命令しか出せず、映像を消すまでの指令を与えられなかったのだろう。

 

「今日の昼頃、スタジアムに居る貴様は一見すると普通に息子の試合を観戦しているように見えたが、周囲の様子を探るような視線の動きと、他の選手の試合を見る目が尋常じゃなく真剣だったたからな。少し周囲から浮いていたぞ」

 

「良く見える目を持っているね」

 

魔力で視力を底上げしただけだ。コナミじゃないんだからさ。

 

「その後は、念のためと言いつつもランサーズの別動隊にお前を監視させ、パンドラが騒動を起こそうとするタイミングで貴様がスタジアムから移動を開始したと言う報告を受けて確信したよ。パンドラは囮で貴様が本命だとな」

 

「ふふっ…」

 

赤馬零児が驚愕から絶望の表情に変わっていく。彼は今まさに、今明かされる衝撃の事実~!を食らっている状況なんだろうな。可哀そうに。対してオッサンは微笑んでいるだけ。

 

「そして、ようやく現場に到着してみれば、貴様の雇い主であろう赤馬零児を貴様がスタンガンで昏倒させている現場に出くわしたわけだ」

 

「…ふふふ。あははははは!いやいや、お見事だなハノイの騎士。あっぱれだよ」

 

「っ!榊さん!今の話は本当のことなんですか!」

 

「零児君、君から聞いたLDSの内部情報や警備体制の情報は非常に利用価値があった、君は実に私の思惑通りに踊ってくれたよ」

 

「そんな…」

 

話が進まないな…。なるほど、こういう時にアレをすればいいんだな?

 

「ならば、あとはデュエルで決着を付けるとしようか」

 

「あぁ、そうしようか」

 

俺と榊遊勝は対峙してデュエルディスクを構える。赤馬零児は少し回復してきたのか、少し離れた位置に移動して壁を背にして座って見ている。

 

…毎回思うけど、舞網市に普及しているあのデュエルディスクは格好いいよな…。俺のはソフトこそ最新版だけど、ハードはシャッフル機能こそあるけど初期の方の型だからな…。そういやセレナやユーリのもあの新型に近いよな。カードを置く場所が剣の形になってるけど。

 

 

榊遊勝。アニメ版アークファイブ及び漫画版アークファイブでの主人公である榊遊矢の父親で、リアルソリッドビジョンシステムを応用したアクションデュエルを利用したエンタメデュエルの祖であるエンタメデュエリストである。

 

アニメ版だと物語開始数年前にストロング石島とのデュエルの試合の直前に、次元戦争を仕掛けようとする友人の赤馬零王を説得するためにスタンダード次元から融合次元へ移動しようとするが、装置トラブルによりエクシーズ次元に移動することになり、そこで数年間教師をしていた。後に融合次元の侵略者のトップのエド・フェニックスとデュエルし、その際に次元移動に巻き込まれて足を負傷して融合次元へと移動する。

 

その後、同じく融合次元へ飛ばされてきた柊柚子と再会して息子たちの近状を聞き、改めて赤馬零王を説得するためアカデミアに向かう。そこで遊矢の暴走を不正カードで止めてユーリにデュエルで敗北してカードにされる。次元戦争解決後はスタンダード次元に戻った。

 

漫画版は、リアルソリッドビジョンシステムとエンタメデュエル両方の祖で、赤馬零王とは友人&研究員仲間。物語10年後の世界では遊矢の他にユート、ユーゴ、ユーリ全員の父親でもあり、彼らを世界の崩壊から守るために過去に送ろうとして行動し、命を落とす。ちなみに漫画版の彼の嫁は柊柚子。遊矢は泣いていいと思う。

 

使用デッキは息子と同じ【EM】。ただしペンデュラム召喚は使えない。アニメの物語数年前はプロのエンタメデュエリストであり、ユーリとも割と良い勝負を繰り広げていたように見えた。何故か足が治っていたようにも見えたが、気合で立っていたのだろうきっと。

 

アニメ版と漫画版共に主人公の敵側に回るような人物ではなかったはずなのだが…やはり洗脳されていると考えるのが自然かな?

 

 

「レディース・アンド・ジェントルメン!今夜はこの榊遊勝のエンタメデュエルで皆様を笑顔にして御覧に入れましょう!」

 

マジで止めて?

 

「「対戦、よろしくお願いいたします」」

 

挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。

 

 

「「デュエル!」」

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:4000

 

VS

 

◆榊遊勝 LP:4000

 

 

「先攻は私が貰うよ。私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

榊遊勝 手札:5→6枚。

 

「私は手札から魔法カード【強欲な壺】を発動!デッキからカードを2枚ドロー!」

榊遊勝 手札:6→5→7枚。

 

「私は手札からフィールド魔法【エンタメデュエル】を発動!このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いのプレイヤーは1ターン中に以下の条件をそれぞれ満たす度に、1つの条件につき1ターンに1度ずつデッキから2枚ドローする!」

榊遊勝 手札:7→6枚。フィールド魔法:0→1枚。

 

【エンタメデュエル】

フィールド魔法

(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いのプレイヤーは1ターン中に以下の条件をそれぞれ満たす度に、1つの条件につき1ターンに1度ずつデッキから2枚ドローする。

●レベルの異なるモンスター5体を同時に特殊召喚した。

●自身のモンスター1体が5回戦闘を行った。

●チェーン5以上でカードの効果を発動した。

●サイコロを振った回数及びコイントスの回数が合計5回になった。

●自身のLPが500以下になるダメージを受けた。

 

これはまた珍しいフィールド魔法を使用してきたな…。正直、俺のデッキじゃどの条件も満たすのが難しそうだ。最後の条件を満たす状況にはなりたくないしな。

 

「私は手札から永続魔法【ワンダー・バルーン】を発動!その効果を発動し、私は1枚手札を墓地に送る」

榊遊勝 手札:6→5→4枚。バルーンカウンター:0→1

 

【ワンダー・バルーン】

永続魔法

(1):1ターンに1度、手札を任意の枚数墓地へ送って発動できる。墓地へ送ったその枚数分だけ、このカードにバルーンカウンターを置く。

(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力は、このカードのバルーンカウンターの数×300ダウンする。

 

墓地の送ったのは【EMレビュー・ダンサー】か。

 

「私は手札から永続魔法【魔術師の再演】を発動!私は墓地の【EMレビュー・ダンサー】を特殊召喚する!」

榊遊勝 手札:4→3枚。

 

【魔術師の再演】

永続魔法

(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、自分の墓地のレベル3以下の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「魔術師の再演」以外の「魔術師」永続魔法カード1枚を手札に加える。

 

<榊遊勝のフィールド>

EMレビュー・ダンサー ★3 DEF1000

 

【EMレビュー・ダンサー】

効果モンスター

星3/光属性/魔法使い族/攻 800/守1000

(1):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):「EM」モンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースにできる。

 

「【EMレビュー・ダンサー】を2体分のリリースとしてリリース!手札から【EMスカイ・マジシャン】をアドバンス召喚させてもらおうか!」

榊遊勝 手札:3→2枚。

 

<榊遊勝のフィールド>

EMスカイ・マジシャン ★7 ATK2500

 

【EMスカイ・マジシャン】

効果モンスター

星7/風属性/魔法使い族/攻2500/守2000

「EMスカイ・マジシャン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):1ターンに1度、自分が魔法カードを発動した場合に発動する。このカードの攻撃力は300アップする。

(2):自分フィールドの永続魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。その後、手札から「魔術師」永続魔法カード1枚を発動できる。この効果は相手ターンでも発動できる。

(3):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

出てきたか。【EMスカイ・マジシャン】。あのエンタメ野郎のエースモンスターであり、専用構築するとなかなか厄介なモンスターだ。

 

「私は手札から魔法カード【カップ・オブ・エース】を発動!コイントス!…『表』だな。私はデッキから2枚ドローする」

榊遊勝 手札:2→1→3枚。コイントス:0→1

 

【カップ・オブ・エース】

通常魔法

コイントスを1回行う。

表が出た場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。

裏が出た場合、相手はデッキからカードを2枚ドローする。

 

博打カードか。その効果の為と言うよりも【エンタメデュエル】のコイントス効果による条件達成を狙っているのだろうか?

 

<榊遊勝のフィールド>

EMスカイ・マジシャン ★7 ATK2500 → 2800

 

【EMスカイ・マジシャン】は自分が魔法カードを発動した場合に攻撃力は300アップする。1ターンに1度とはいえ永続強化か。効果の1つとしては悪くないよな。

 

「更に私は手札から永続魔法【セカンド・チャンス】を発動!このカード名の効果は1ターンに1度しか適用できない。自分がコイントスを行う効果を適用する際に、コイントスを最初からやり直す事ができる」

榊遊勝 手札:3→2枚。永続魔法:3

 

【セカンド・チャンス】

永続魔法

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか適用できない。

(1):自分がコイントスを行う効果を適用する際に、コイントスを最初からやり直す事ができる。

 

コイントスの補助カードだな。さっきのドローで引いてきたのか。

 

「私は手札から2枚目の【カップ・オブ・エース】を発動!コイントス!…また『表』だ!デッキから2枚ドロー!」

榊遊勝 手札:2→1→3枚。コイントス:1→2

 

今引いてきた2枚目の【カップ・オブ・エース】を連続で表を出すとか、やるなぁ。

 

「私はカードを1枚セットしてターンエンド」

榊遊勝 手札:3→2枚、伏せカード:0→1枚。

 

流石に【エンタメデュエル】の条件達成とはならなかったようだな。

 

 

◆ハノイ LP:4000、手札:5枚。

 

VS

 

◆榊遊勝 LP:4000、手札:2枚。伏せカード:1枚、永続魔法:3枚、フィールド魔法:1枚、バルーンカウンター:1

 

<榊遊勝のフィールド>

EMスカイ・マジシャン ★7 ATK2800

 

 

榊遊勝の【EM】デッキは【EMスカイ・マジシャン】の効果による、相手ターンに永続魔法を切り替えて魔法罠の発動を無効にして破壊する戦術を取ってくるはずだ。特に魔法の発動はペンデュラムモンスターのペンデュラム効果にも適用されるから、結構厄介なんだよな。

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

「私は手札から魔法カード【テラ・フォーミング】を発動!デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える」

ハノイ 手札:6→5枚。

 

「なら私はそれにチェーンして【EMスカイ・マジシャン】の効果を発動させてもらおう。私は自分フィールドの永続魔法【魔術師の再演】を手札に戻し、永続魔法【魔術師の右手】を発動!」

 

チェーン②EMスカイ・マジシャン

チェーン①テラ・フォーミング

 

「チェーン②【EMスカイ・マジシャン】の効果により、永続魔法【魔術師の再演】を手札に戻し、手札より永続魔法【魔術師の右手】を発動させてもらおう」

榊遊勝 手札:2→3→2枚、永続魔法:2→1→2枚。

 

【魔術師の右手】

永続魔法

(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、相手が発動した魔法カードの効果を無効にし破壊する。

 

「そして永続魔法【魔術師の右手】の効果により、チェーン①【テラ・フォーミング】の効果を無効にして破壊させてもらうよ」

 

やはり魔術師の永続魔法を手札に握っていたか。だが、【EMスカイ・マジシャン】の効果も【魔術師の右手】の効果も1ターンに1度だよなぁ?

 

「私は手札から魔法カード【ナイト・ショット】を発動!そちらの伏せカードは破壊させてもらう!」

ハノイ 手札:5→4枚。

 

【ナイト・ショット】

通常魔法

(1):相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。セットされたそのカードを破壊する。このカードの発動に対して相手は対象のカードを発動できない。

 

「くっ!これは、困ったね…」

榊遊勝 伏せカード:1→0枚。

 

破壊したのは…永続罠【スカイ・イリュージョン】。確か、アニメオリジナルカードだったな。

 

【スカイ・イリュージョン】※アニメオリジナルカード

永続罠

①:自分フィールドに「EMスカイ・マジシャン」とそれ以外の魔法使い族モンスターが存在する場合にこのカードを発動できる。

このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの魔法使い族モンスターは戦闘・効果では破壊されず、相手は「EMスカイ・マジシャン」以外の魔法使い族モンスターを攻撃対象に選択できない。このカードはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

 

さて、相手手札と墓地はほぼ情報入手済みだし、手札誘発とかはないだろうから、そろそろ攻めに行くか。

 

「私は手札から永続魔法【ブリリアント・フュージョン】を発動!私はデッキから【ジェムナイト・ラズリー】と【ギャラクシーサーペント】を墓地に送り、レベル5!【ジェムナイト・セラフィ】を融合召喚!」

ハノイ 手札:4→3枚。永続魔法:0→1枚。

 

【ブリリアント・フュージョン】

永続魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):このカードの発動時に、自分のデッキから「ジェムナイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を、攻撃力・守備力を0にしてEXデッキから融合召喚する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。

(2):1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を捨てて発動できる。このカードの効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は相手ターン終了時まで元々の数値分アップする。

 

<ハノイのフィールド>

ジェムナイト・セラフィ ★5 ATK2300 → 0

 

【ジェムナイト・セラフィ】

融合・効果モンスター

星5/地属性/天使族/攻2300/守1400

「ジェムナイト」モンスター+光属性モンスター

このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにモンスター1体を通常召喚できる。

 

「デッキから融合召喚とは…魅せてくれるねぇ」

 

「私は融合素材となった【ジェムナイト・ラズリー】の効果発動!私は墓地から【ギャラクシーサーペント】を手札に加える!」

ハノイ 手札:3→4枚。

 

【ジェムナイト・ラズリー】

効果モンスター

星1/地属性/岩石族/攻 600/守 100

(1):このカードが効果で墓地へ送られた場合、自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

 

「私は手札からチューナーモンスター【ギャラクシーサーペント】を通常召喚」

ハノイ 手札:4→3枚。

 

<ハノイのフィールド>

ジェムナイト・セラフィ ★5 ATK0

ギャラクシーサーペント ★2 ATK1000→700 ※チューナー

 

【ギャラクシーサーペント】

チューナー・通常モンスター

星2/光属性/ドラゴン族/攻1000/守 0

宵闇に紛れて姿を現わすと言われるドラゴン。

星の海を泳ぐように飛ぶ神秘的な姿からその名が付けられた。

その姿を見た者は数えるほどしかないと伝えられるが、見た者は新たな力を得られるという。

 

「【ワンダー・バルーン】の効果により、そちらのモンスターはバルーンカウンターの数だけ攻撃力が300ポイントダウンすることを忘れないようにね」

 

<ハノイのフィールド>

ジェムナイト・セラフィ ★5 ATK0

ギャラクシーサーペント ★2 ATK1000→700 ※チューナー

 

地味にうっとおしい効果だな。

 

「私はレベル5【ジェムナイト・セラフィ】にレベル2【ギャラクシーサーペント】をチューニング!太古の森よりフィールドを制圧する精霊よ、かりそめの姿にその身をやつし降臨せよ。シンクロ召喚!!現れよ!レベル7!【妖精竜 エンシェント】!」

 

<ハノイのフィールド>

妖精竜 エンシェント ★7 ATK2100→1800

 

【妖精竜 エンシェント】

シンクロ・効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2100/守3000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

自分のターンにフィールド魔法カードが発動した場合、デッキからカードを1枚ドローする。「妖精竜 エンシェント」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

また、1ターンに1度、フィールド魔法カードが表側表示で存在する場合、フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して破壊できる。

 

「融合召喚から連続してシンクロ召喚とは!」

 

そちらのフィールド魔法【エンタメデュエル】があるおかげでこちらの効果発動条件は整っている!

 

「私は【妖精竜 エンシェント】の効果発動!【EMスカイ・マジシャン】を選択して破壊する!」

 

「おっと、私はチェーンして手札の【EMスカイ・ピューピル】の効果発動!私はフィールドの【EMスカイ・マジシャン】を手札に戻し、手札の【EMスカイ・ピューピル】を特殊召喚するよ!」

榊遊勝 手札:2→3→2枚

 

【EMスカイ・ピューピル】

効果モンスター

星3/光属性/魔法使い族/攻 800/守 800

「EMスカイ・ピューピル」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドのレベル5以上の「EM」モンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。

(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージステップ終了時までそのモンスターの効果は無効化される。

(3):自分フィールドに他の「EM」モンスターが存在する場合、このカードが相手モンスターに攻撃するダメージ計算前に発動できる。その相手モンスターを破壊する。

 

チェーン②EMスカイ・ピューピル

チェーン①妖精竜 エンシェント ※対象を失い、不発。

 

<榊遊勝のフィールド>

EMスカイ・ピューピル ★3 DEF800

 

「そしてフィールドを離れた【EMスカイ・マジシャン】の効果発動!私は【妖精竜 エンシェント】を破壊する!」

 

「ちっ!【妖精竜 エンシェント】は効果破壊される…」

 

<ハノイのフィールド>

モンスター無し。

 

最後の手札は【EMスカイ・ピューピル】だったか。【妖精竜エンシェント】は囮だったとはいえ、ちょっとやらかしてしまったな。それにしても、初手からかなり理想の手札を揃えていたんだな。【魔術師の左手】があれば完璧だっただろうな。

 

ところで、あのフィールド魔法、要る?

 

「私は手札からフィールド魔法【ドラゴニックD】を発動!」

ハノイ 手札:3→2枚。

 

【ドラゴニックD】

フィールド魔法

(1):フィールドの「真竜」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。

(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、アドバンス召喚した「真竜」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。

(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、デッキから「真竜」カード1枚を手札に加える。

 

「私は【ドラゴニックD】の効果発動!私はフィールドの永続魔法【ブリリアント・フュージョン】を破壊し、デッキから【真竜の継承】を手札に加える!」

ハノイ 手札:2→3枚。

 

「そして私は手札から今手札に加えた永続魔法【真竜の継承】を発動!」

ハノイ 手札:3→2枚。

 

【真竜の継承】

永続魔法

「真竜の継承」の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。このターンにフィールドから墓地へ送られた「真竜」カードの種類(モンスター・魔法・罠)の数だけ、自分はデッキからドローする。

(2):自分メインフェイズに発動できる。「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。

(3):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

「私は【真竜の継承】をリリースし、手札から【真竜拳士ダイナマイトK】をアドバンス召喚!」

ハノイ 手札:2→1枚。

 

<ハノイのフィールド>

真竜拳士ダイナマイトK ★5 ATK2500→2200→2500

 

※バルーンカウンター:1つで300ダウンし、【ドラゴニックD】により300アップする。

 

【真竜拳士ダイナマイトK】

効果モンスター

星6/水属性/幻竜族/攻2500/守1200

このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。

(1):1ターンに1度、アドバンス召喚したこのカードが存在し、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。デッキから「真竜」永続罠カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。

 

「ほう…幻竜族とは珍しい。それよりも、アドバンス召喚のリリースを永続魔法や永続罠で補うことが出来るのか。そちらも珍しい効果だね」

 

「まだだ!墓地に送られた【真竜の継承】の効果発動!私は【魔術師の右手】を破壊する!」

 

「むぅっ!【魔術師の右手】を破壊されたか!まさかリリースされた後の墓地効果まであるとはね!」

榊遊勝 永続魔法:3→2枚。

 

さっきからオッサンが妙に楽しそうにデュエルしている。このオッサン、本当に洗脳されているんだろうか?

 

「バトルフェイズに移行。【真竜拳士ダイナマイトK】で【EMスカイ・ピューピル】に攻撃!」

 

真竜拳士ダイナマイトK ATK2500

vs

EMスカイ・ピューピル DEF800 ※戦闘破壊。

 

「【EMスカイ・ピューピル】は戦闘破壊されてしまったな…」

 

<榊遊勝のフィールド>

モンスター無し

 

「メインフェイズ2に移行。私はカードを1枚伏せてターンエンド」

ハノイ 手札:1→0枚。伏せカード:0→1枚。

 

 

◆ハノイ LP:4000、手札:0枚、伏せカード:1枚、フィールド魔法:1枚。

 

<ハノイのフィールド>

真竜拳士ダイナマイトK ★5 ATK2500

 

VS

 

◆榊遊勝 LP:4000、手札:2枚、モンスター:0枚、伏せカード:0枚、永続魔法:2枚、フィールド魔法:1枚、バルーンカウンター:1

 

<榊遊勝のフィールド>

モンスター無し

 

 

オッサンの手札は【EMスカイ・マジシャン】と【魔術師の再演】。間違いなく【EMスカイ・マジシャン】をアドバンス召喚して来るだろう。

 

改めて思うが、あのカードって特化するとこんなに手強いカードになるんだな。

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

榊遊勝 手札:2→3枚。

 

「私は手札から魔法カード【強欲で貪欲な壺】を発動!自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外してデッキから2枚ドロー!」

榊遊勝 手札:3→2→4枚。

 

【強欲で貪欲な壺】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

 

「私は手札から3枚目の【カップ・オブ・エース】を発動!」

榊遊勝 手札:3枚。

 

マジかよ。3枚目の【カップ・オブ・エース】を先攻2ターン目で使ってくるのか。どんなドロー力だよ。遊城十代かよぉ!

 

「私はその効果にチェーンして【真竜拳士ダイナマイトK】の効果を発動!私はデッキから永続罠【真竜皇の復活】を発動する!」

 

チェーン②真竜拳士ダイナマイトK

チェーン①カップ・オブ・エース

 

「まずはチェーン②【真竜拳士ダイナマイトK】の効果により永続罠【真竜皇の復活】が発動する」

ハノイ 永続罠:0→1枚。

 

【真竜皇の復活】永続罠

「真竜皇の復活」の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、

(1)(2)の効果は同一チェーン上では発動できない。

(1):自分の墓地の「真竜」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。

(2):相手メインフェイズに発動できる。「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。

(3):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

 

「今度は墓地に送られるとモンスターを破壊するのか。厄介だね」

 

「そうだな。優秀なカードだ」

 

「さて、それじゃチェーン①の効果を処理するか。チェーン①【カップ・オブ・エース】発動するよ。このコイントスが成功すれば、3連続で表が出ることになるんだ。どうかな?ワクワクするかい?」

 

「いや、別に。むしろ外れろと願っている」

 

むしろヒヤヒヤするわ。外れろ!外れろ!外れろ!

 

「コイントス!…『裏』だな。残念。君はデッキから2枚ドローする…」

榊遊勝 コイントス:0→1

 

流石にようやく裏が出たか。もし表が出ていたら、イカサマコインなんじゃないかと思ってデュエルが終わったら確認していただろうな。

 

「だがこの瞬間、永続魔法【セカンド・チャンス】の効果発動。自分がコイントスを行う効果を適用する際に、コイントスを最初からやり直す事ができる。 さっきのコイントスの結果は白紙に戻るのさ」

 

【セカンド・チャンス】で保管を掛けてあるくせにワクワクなんてするかよ。

 

「さて、それでは改めて、コイントス!…『表』だな。私はデッキから2枚ドローする」

榊遊勝 手札:3→5枚。コイントス:2

 

あのコイン、表出すぎだろ。やっぱりイカサマコインなんじゃないか?デュエルが終わったら確認しておこう。

 

「私は手札から魔法カード【透視】を発動。自分は相手の魔法&罠ゾーンにセットされたカード1枚を選び、カードの種類(魔法・罠)を宣言して発動できる。選んだカードをお互いに確認する。そのカードの種類が宣言した種類と同じだった場合、そのカードを相手のデッキに戻し、自分はデッキから2枚ドローできる。違った場合、そのカードを相手フィールドにセットし、相手はデッキから2枚ドローできる」 ※アニメオリジナルカード

榊遊勝 手札:5→4枚。

 

【透視】※アニメオリジナルカード

通常魔法

①:自分は相手の魔法&罠ゾーンにセットされたカード1枚を選び、カードの種類(魔法・罠)を宣言して発動できる。選んだカードをお互いに確認する。

そのカードの種類が宣言した種類と同じだった場合、そのカードを相手のデッキに戻し、自分はデッキから2枚ドローできる。

違った場合、そのカードを相手フィールドにセットし、相手はデッキから2枚ドローできる。

 

「また博打めいたカードを…」

 

「当たるも八卦当たらぬも八卦。運試しと行こうじゃないか。私は、君のその伏せカードは【罠カード】だと宣言する」

 

「宣言して発動するんだから、このタイミングでチェーン発動は出来るんだよな?」

 

「出来るとも」

 

「ちっ、当たりだ。チェーンして伏せていた通常罠【幽麗なる幻滝】を発動だ。デッキから幻竜族モンスター1体を手札に加える効果を使う」

ハノイ 伏せカード:1→0枚。

 

【幽麗なる幻滝】

通常罠

(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。

●デッキから幻竜族モンスター1体を手札に加える。

●手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、幻竜族モンスターを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。自分は墓地へ送ったモンスターの数+1枚をデッキからドローする。

 

チェーン②幽麗なる幻滝

チェーン①透視

 

「効果処理をする。まずチェーン②【幽麗なる幻滝】の効果により、私は【真竜導士マジェスティM】を手札に加える」

ハノイ 手札:0→1枚。

 

「そしてチェーン①【透視】の効果により、自分はデッキから2枚ドローする」

榊遊勝 手札:4→6枚。

 

「【幽麗なる幻滝】が既に発動して「墓地に送られることが確定しているカード」の為、デッキに戻す効果は適用されず、【幽麗なる幻滝】は墓地に送られる」

 

「ふっ、手品みたいで楽しかっただろう?」

 

「それなりに面白いとは思ったが、ただの博打ではないか。いや、そうでもないのか」

 

カードを透視する特殊なアイテムでも持っているのか?とかも考えたが、このデッキのコンセプトを考えれば、伏せてあるカードが速攻魔法の類じゃないのは分かるか。なら実質は罠カード一択だ。面白いかどうかはさておき、上手いプレイングだとは思う。

 

「ふっ、デュエルを続行しよう。私は手札から永続魔法【魔術師の再演】を発動!私は墓地の【EMレビュー・ダンサー】を特殊召喚する!」

榊遊勝 手札:6→5枚。永続魔法:2→3枚。

 

<榊遊勝のフィールド>

EMレビュー・ダンサー ★3 DEF1000

 

「私はこのタイミングで、【真竜皇の復活】の効果発動。私は【真竜皇の復活】をリリースして手札の【真竜導士マジェスティM】をアドバンス召喚!」

ハノイ 手札:1→0枚、永続罠:1→0枚。

 

<ハノイのフィールド>

真竜拳士ダイナマイトK ★5 ATK2500

真竜導士マジェスティM ★5 ATK2300→2000→2300

 

「相手ターンにまでアドバンス召喚してくるとは、面白いデッキだね。そして、【真竜皇の復活】の墓地効果が発動するのかな?」

 

「その通りだ。【真竜皇の復活】の効果発動!私は【EMレビュー・ダンサー】を破壊する!」

 

<榊遊勝のフィールド>

モンスター無し。

 

「【EMレビュー・ダンサー】は効果破壊されたか…」

 

これで【EMスカイ・マジシャン】のアドバンス召喚は阻止できたな。

 

「私は手札から魔法カード【サモン・ダイス】を発動!1000LPを払って発動できる。サイコロを1回振り、出た目の効果を適用する!」

榊遊勝 LP:4000→3000、手札:5→4枚、ダイスロール+コイントス:2→3

 

【サモン・ダイス】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):1000LPを払って発動できる。サイコロを1回振り、出た目の効果を適用する。

●1・2:モンスター1体を召喚できる。

●3・4:自分の墓地からモンスター1体を選んで特殊召喚できる。

●5・6:手札からレベル5以上のモンスター1体を特殊召喚できる。

 

「また博打カードか。今度はサイコロだが、どの効果が適用されても嫌だな」

 

「ダイスロール!…『3』だな。【サモン・ダイス】の効果により、私は墓地から【EMレビュー・ダンサー】を特殊召喚する!」

 

<榊遊勝のフィールド>

EMレビュー・ダンサー ★3 DEF1000

 

「【EMレビュー・ダンサー】を2体分としてリリース!手札から【EMスカイ・マジシャン】をアドバンス召喚しよう!」

榊遊勝 手札:4→3枚。

 

<榊遊勝のフィールド>

EMスカイ・マジシャン ★7 ATK2500

 

「私は手札から速攻魔法【サイコロン】を発動!サイコロを1回振り、出た目の効果を適用する!」

榊遊勝 手札:3→2枚、ダイスロール+コイントス:3→4

 

【サイコロン】

速攻魔法

(1):サイコロを1回振り、出た目の効果を適用する。

●2・3・4:フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。

●5:フィールドの魔法・罠カード2枚を選んで破壊する。

●1・6:自分は1000ダメージを受ける。

 

「このタイミングで発動したら、デメリット効果を引く確率の方が高くないか?」

 

「でも、メリット効果が出たら面白そうだろう?…それ!ダイスロール!…むぅ、『1』だな。効果により自分は1000LPダメージを受ける…ぐっ!」

榊遊勝 LP:3000→2000

 

確立は収束するんだ。流石に博打カードのメリット効果を成功率8割越えで引かれたら笑えないからな。相手からすれば溜まったものじゃない。

 

「ここで私は【EMスカイ・マジシャン】の効果発動。このカードの攻撃力は300アップする!」

 

<榊遊勝のフィールド>

EMスカイ・マジシャン ★7 ATK2500 → 2800

 

「そして私は手札から速攻魔法【サイコロン】を発動!サイコロを1回振り、出た目の効果を適用する!」

榊遊勝 手札:2→1枚、ダイスロール+コイントス:4→5

 

「2枚目とか、正気か?」

 

「でも、メリット効果が出たら面白そうだろう?…それ!ダイスロール!…『6』だな。効果により自分は1000LPダメージを受ける…ぐぅっ!」

榊遊勝 LP:2000→1000

 

城之内克也ほどのギャンブル能力があるわけではなく、たまたま序盤にメリット効果が出続けただけっぽいな。

 

「そういうこともある。だが、これでダイスロールとコイントスの合計は5回か」

 

「そうさ!私はフィールド魔法【エンタメデュエル】の効果を発動!『サイコロを振った回数及びコイントスの回数が合計5回になった』条件を満たした為、デッキから2枚ドローする!」

榊遊勝 手札:1→3枚。

 

まさかあのロマンカード条件を達成して来るとはな…。

 

「さぁ、そろそろバトルと行こうか!【EMスカイ・マジシャン】で【真竜導士マジェスティM】を攻撃!」

 

EMスカイ・マジシャン ATK2800

vs

真竜導士マジェスティM ATK2300 ※戦闘破壊耐性。

 

「フィールド魔法【ドラゴニックD】の効果によりアドバンス召喚した「真竜」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない!」

ハノイ LP:4000→3500

 

「だが、戦闘ダメージは受けて貰おう!」

 

「うぐっ!」

ハノイ LP:4000→3500

 

「メインフェイズ2に移行。私は手札より永続魔法【魔術師の左手】を発動!1ターンに1度、自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、相手が発動した罠カードの効果を無効にし破壊する」

榊遊勝 手札:3→2枚。永続魔法:3→4

 

【魔術師の左手】

永続魔法

(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、相手が発動した罠カードの効果を無効にし破壊する。

 

ちっ、さっきのドローで引いてきたか。

 

「そして私はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

榊遊勝 手札:1枚。

 

 

 

◆ハノイ LP:3500、手札:0枚、伏せカード:0枚、フィールド魔法:1枚

 

<ハノイのフィールド>

真竜拳士ダイナマイトK ★5 ATK2500

真竜導士マジェスティM ★5 ATK2300

 

◆榊遊勝 LP:1000、手札:1枚、伏せカード:1枚、永続魔法:4枚、フィールド魔法:1枚、バルーンカウンター:1

 

<榊遊勝のフィールド>

EMスカイ・マジシャン ★7 ATK2800

 

 

もし手札に2枚目の【魔術師の右手】を握っているのなら、魔法罠は1度ずつ止められてしまう。だが、あの永続魔法と永続罠の発動条件は『フィールドに魔法使い族モンスターが居ること』。

 

であれば、モンスター効果で【EMスカイ・マジシャン】を処理してやればいいだけのことだな!

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

ハノイ 手札:0→1枚。

 

「私はフィールドのレベル5【真竜拳士ダイナマイトK】と【真竜導士マジェスティM】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ『No.61』!ランク5!【No.61 ヴォルカザウルス】!」

 

「エクシーズ召喚…『No.』?」

 

<ハノイのフィールド>

No.61 ヴォルカザウルス ☆5 ATK2500 ORU:2

 

【No.61 ヴォルカザウルス】

エクシーズ・効果モンスター

ランク5/炎属性/恐竜族/攻2500/守1000

レベル5モンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

その相手モンスターを破壊し、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。

 

「私は【No.61 ヴォルカザウルス】の効果発動!ORUを1つ取り除き、【EMスカイ・マジシャン】を破壊する!」

No.61 ヴォルカザウルス ORU:2→1

 

「これはまずいね、私はチェーンして手札の2枚目の【EMスカイ・ピューピル】の効果発動!【EMスカイ・マジシャン】を手札に戻し、手札の【EMスカイ・ピューピル】を特殊召喚!」

榊遊勝 手札:1→2→1枚

 

チェーン②EMスカイ・ピューピル

チェーン①No.61 ヴォルカザウルス ※対象を失い、不発。

 

<榊遊勝のフィールド>

EMスカイ・ピューピル ★3 DEF800

 

2枚目を握っていたか。これは、さっきの焼き回しになるか。

 

「そしてフィールドを離れた【EMスカイ・マジシャン】の効果発動!【No.61 ヴォルカザウルス】を破壊する!」

 

<ハノイのフィールド>

モンスター無し。

 

ちっ!【No.61 ヴォルカザウルス】は効果破壊されたか…!だが手札の情報は割れた!今のあちらにはこちらの魔法カードを防ぐ手段がない!

 

そろそろ攻めさせてもらうぞ!

 

「私は手札から永続魔法【真竜凰の使徒】を発動!自分の墓地の「真竜」カード3枚をデッキに加えてシャッフルし、デッキから1枚ドロー!」

ハノイ 手札:1→0→1枚。永続魔法:0→1枚。

 

【真竜凰の使徒】

永続魔法

「真竜凰の使徒」の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の墓地の「真竜」カード3枚を対象として発動できる。そのカードをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。

(2):自分メインフェイズに発動できる。「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。

(3):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

<ハノイが墓地からデッキに戻したカード>

①真竜導士マジェスティM

②真竜の継承

③真竜皇の復活

 

「私はフィールド魔法【ドラゴニックD】の効果発動!私はフィールドの永続魔法【真竜凰の使徒】を破壊し、デッキから【真竜の継承】を手札に加える!」

ハノイ 手札:1→2枚。永続魔法:1→0枚。

 

「更に!墓地に送られた永続魔法【真竜凰の使徒】の効果発動!私は永続魔法【魔術師の左手】を破壊する!」

 

「むぅっ!」

榊遊勝 永続魔法:4→3枚。

 

「私は永続魔法【真竜の継承】の効果発動!このターンに墓地に送られた「真竜」カードはモンスターと魔法!よって2枚ドローする!」

ハノイ 手札:2→1→3枚。永続魔法:0→1枚。

 

【真竜の継承】

永続魔法

「真竜の継承」の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。このターンにフィールドから墓地へ送られた「真竜」カードの種類(モンスター・魔法・罠)の数だけ、自分はデッキからドローする。

(2):自分メインフェイズに発動できる。「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。

(3):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

良しっ!壺来たー!

 

「私は手札から魔法カード【強欲な壺】を発動!デッキからカードを2枚ドロー!」

ハノイ 手札:3→2→4枚。

 

OK、OK!良い引きだ!これなら、いけそうだな!

 

「私は手札の【真竜皇バハルストスF】の効果発動!私は手札の2枚目の【真竜皇バハルストスF】と【真竜凰マリアムネ】を破壊!1枚目の【真竜皇バハルストスF】を特殊召喚する!」

ハノイ 手札:4→3→1枚。

 

<ハノイのフィールド>

真竜皇バハルストスF ★9 DEF3000

 

【真竜皇バハルストスF】

効果モンスター

星9/水属性/幻竜族/攻1800/守3000

「真竜皇バハルストスF」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、水属性モンスターを含むモンスター2体を破壊し、このカードを手札から特殊召喚し、水属性モンスター2体を破壊した場合、相手のフィールド・墓地から魔法・罠カードを2枚まで選んで除外できる。

(2):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。デッキから水属性以外の幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

 

「破壊された墓地の【真竜凰マリアムネ】の効果発動!私はデッキから地属性【真竜皇リトスアジムD】を手札に加える!」

ハノイ 手札:1→2枚。

 

【真竜凰マリアムネ】

効果モンスター

星9/風属性/幻竜族/攻2700/守2100

「真竜凰マリアムネ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、風属性モンスターを含むモンスター2体を破壊し、このカードを手札から特殊召喚し、風属性モンスター2体を破壊した場合、相手のデッキの上からカードを4枚除外できる。

(2):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。デッキから風属性以外の幻竜族モンスター1体を手札に加える。

 

「破壊された墓地の【真竜皇バハルストスF】の効果発動!私はデッキの風属性【真竜凰マリアムネ】を特殊召喚する!」

 

<ハノイのフィールド>

真竜皇バハルストスF ★9 DEF3000

真竜凰マリアムネ ★9 ATK2700→2400→2700

 

「私はフィールドのレベル9【真竜皇バハルストスF】と【真竜凰マリアムネ】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ!ランク9!【真竜皇V.F.D.】!」

 

<ハノイのフィールド>

真竜皇V.F.D. ☆9 ATK3000→2700→3000 ORU:2

 

【真竜皇V.F.D.】

エクシーズ・効果モンスター

ランク9/闇属性/幻竜族/攻3000/守3000

レベル9モンスター×2体以上

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、属性を1つ宣言して発動できる。このターン、以下の効果を適用する。この効果は相手ターンでも発動できる。

●フィールドの表側表示モンスターは宣言した属性になり、宣言した属性の相手モンスターは攻撃できず、効果を発動できない。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の手札の「真竜」モンスターの効果で破壊するモンスターを相手フィールドからも選ぶ事ができる。

 

「ランク9のエクシーズモンスター…!」

 

「バトルフェイズに移行。【真竜皇V.F.D.】で【EMスカイ・ピューピル】を攻撃!」

 

真竜皇V.F.D. ☆9 ATK3000

vs

EMスカイ・ピューピル DEF800 ※戦闘破壊

 

<榊遊勝のフィールド>

モンスター無し。

 

「メインフェイズ2に移行!私は手札から魔法カード【九字切りの呪符】を発動!手札の【真竜皇リトスアジムD】を墓地に送ってデッキから2ドロー!」

ハノイ 手札:2→1→0→2枚。

 

【九字切りの呪符】

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、レベル9モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

 

「私はこれでターンエンド!」

 

 

◆ハノイ LP:3500、手札:2枚、伏せカード:0枚、永続魔法:1枚、フィールド魔法:1枚

 

<ハノイのフィールド>

真竜皇V.F.D. ☆9 ATK3000 ORU:2

 

◆榊遊勝 LP:1000、手札:1枚、モンスター:0枚、伏せカード:1枚、永続魔法:3枚、フィールド魔法:1枚、バルーンカウンター:1

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

榊遊勝 手札:1→2枚。

 

「このタイミングで私は【真竜皇V.F.D.】のORUを1つ取り除いて効果発動!私が選択する属性は『光』だ!」

真竜皇V.F.D. ORU:2→1

 

「相手ターンにこちらのモンスターの攻撃の抑制とモンスター効果を無効!?…むぅ、モンスターを伏せてターンエンドだ」

 

 

◆ハノイ LP:3500、手札:2枚、伏せカード:0枚、永続魔法:1枚、フィールド魔法:1枚

 

<ハノイのフィールド>

真竜皇V.F.D. ☆9 ATK3000 ORU:1

 

◆榊遊勝 LP:1000、手札:1枚、モンスター:1枚、伏せカード:1枚、永続魔法:3枚、フィールド魔法:1枚、バルーンカウンター:1

 

<榊遊勝のフィールド>

裏側守備表示モンスター

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

ハノイ 手札:2→3枚。

 

「私は【真竜皇V.F.D.】のORUを1つ取り除いて効果発動!私が選択する属性は『水』だ」

真竜皇V.F.D. ORU:1→0

 

「私はフィールド魔法【ドラゴニックD】の効果発動!私は手札の【真竜皇アグニマズドV】を破壊し、デッキから【真竜凰の使徒】を手札に加える!」

ハノイ 手札:3→2→3枚。

 

「破壊された墓地の【真竜皇アグニマズドV】の効果発動!私は墓地の【真竜皇バハルストスF】を手札に加える」

ハノイ 手札:3→4枚。

 

【真竜皇アグニマズドV】

効果モンスター

星9/炎属性/幻竜族/攻2900/守1900

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、炎属性モンスターを含むモンスター2体を選んで破壊し、このカードを手札から特殊召喚し、炎属性モンスター2体を破壊した場合、相手のフィールド・墓地からモンスター1体を選んで除外できる。

(2):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から炎属性以外の幻竜族モンスター1体を選んで手札に加える。

 

「私は手札から永続魔法【真竜凰の使徒】を発動!自分の墓地の「真竜」カード3枚をデッキに加えてシャッフルし、デッキから1枚ドロー!」

ハノイ 手札:4→5枚。永続魔法:1→2枚。

 

<ハノイが墓地からデッキに戻したカード>

①真竜拳士ダイナマイトK

②真竜皇アグニマズドV

③真竜凰マリアムネ

 

「私はフィールドの【真竜皇V.F.D.】、永続魔法2枚をリリース!手札から【真竜機兵ダースメタトロン】をアドバンス召喚!」

ハノイ 手札:5→4枚。

 

<ハノイのフィールド>

真竜機兵ダースメタトロン ★9 ATK3000

 

【真竜機兵ダースメタトロン】

効果モンスター

星9/光属性/幻竜族/攻3000/守3000

このカードを通常召喚する場合、モンスター3体をリリースして召喚しなければならず、

モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。

(1):このカードは、このカードのアドバンス召喚のためにリリースしたカードと元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を受けない。

(2):アドバンス召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。地・水・炎・風属性のいずれかの融合・S・Xモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。

 

「私は手札から魔法カード【星遺物の胎導】を発動!デッキから【機怪神エクスクローラー】と【星遺物の守護竜メロダーク】を特殊召喚する!」

ハノイ 手札:4→3枚。

 

【星遺物の胎導】

速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。

●手札からレベル9モンスター1体を特殊召喚する。

●自分フィールドのレベル9モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター2体をデッキから特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。

 

<ハノイのフィールド>

真竜機兵ダースメタトロン ★9 ATK3000

機怪神エクスクローラー ★9 DEF3000

星遺物の守護竜メロダーク ★9 DEF3000

 

【機怪神エクスクローラー】

リバース・効果モンスター

星9/地属性/昆虫族/攻2000/守3000

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):裏側表示のこのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードを表側守備表示にして発動できる。その発動を無効にし破壊する。

(2):リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターが発動した効果は無効化される。

(3):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター1体をデッキから手札に加える。

 

【星遺物の守護竜メロダーク】

効果モンスター

星9/風属性/ドラゴン族/攻2600/守3000

このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の手札・墓地から通常モンスター2体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールドのドラゴン族モンスターの数×500ダウンする。

(3):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター1体を自分の墓地から選んで手札に加える。

 

「私は手札の【真竜皇バハルストスF】の効果発動!手札の2枚目の【真竜皇バハルストスF】とフィールドの【機怪神エクスクローラー】を破壊し、自身を特殊召喚する!」

ハノイ 手札:3→2枚。

 

<ハノイのフィールド>

真竜機兵ダースメタトロン ★9 ATK3000

星遺物の守護竜メロダーク ★9 DEF3000

真竜皇バハルストスF ★9 DEF3000

 

フィールドのモンスターは全て【真竜皇V.F.D.】の効果で水属性だ。よって水属性2体を破壊して特殊召喚した【真竜皇バハルストスF】の効果には続きがある。

 

「よって水属性2体を破壊して特殊召喚した【真竜皇バハルストスF】の効果により私はそちらの伏せカードと【魔術師の再演】を除外する!」

榊遊勝 伏せカード:1→0、永続魔法:2→1

 

「墓地に送られず除外された【魔術師の再演】はデッキから『魔術師』永続魔法カード1枚を手札に加える効果は使用できない…」

 

除外した伏せカードの方は…【スマイル・ワールド】か。何だ、ブラフだったわけか。

 

「更に!破壊された【機怪神エクスクローラー】の効果発動!私はデッキの炎属性【真竜皇アグニマズドV】を手札に加える!」

 

「まだあるぞ!破壊された【真竜皇バハルストスF】の効果発動!私はデッキの風属性【真竜凰マリアムネ】を特殊召喚する!」

 

チェーン②真竜皇バハルストスF

チェーン①機怪神エクスクローラー

 

<ハノイのフィールド>

真竜機兵ダースメタトロン ★9 ATK3000

星遺物の守護竜メロダーク ★9 DEF3000

真竜皇バハルストスF ★9 DEF3000

真竜凰マリアムネ ★9 ATK2700

 

ハノイ 手札:2→3枚。

 

「私はフィールドのレベル9【真竜皇バハルストスF】と【星遺物の守護竜メロダーク】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ!ランク9!【幻子力空母エンタープラズニル】!」

 

<ハノイのフィールド>

真竜機兵ダースメタトロン ★9 ATK3000

真竜凰マリアムネ ★9 ATK2700

幻子力空母エンタープラズニル ☆9 ATK2900→2600 ORU:2

 

【幻子力空母エンタープラズニル】

エクシーズ・効果モンスター

ランク9/風属性/機械族/攻2900/守2500

レベル9モンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●相手フィールドのカード1枚を選んで除外する。

●相手の手札をランダムに1枚選んで除外する。

●相手の墓地のカード1枚を選んで除外する。

●相手のデッキの一番上のカードを除外する。

 

「私は【幻子力空母エンタープラズニル】のORUを一つ取り除いて効果発動!私はそちらの裏側守備表示モンスターを除外する!」

幻子力空母エンタープラズニル ORU:2→1

 

「うっ!…参ったねこれは…」

榊遊勝 手札:1→0

 

除外された裏側守備表示モンスターは【EMインコーラス】か。

 

確か、戦闘で破壊された場合にデッキからデッキからPモンスター以外の「EM」モンスター1体を特殊召喚するモンスターだったな。

 

呼びされるモンスターが何であれ【真竜皇V.F.D.】の効果でモンスター効果は使えないから、そのまま攻撃しても特に問題は無かったか。

 

さて、彼の最後の手札は【EMスカイ・マジシャン】であることは分かっている。終わりだな。

 

「バトルフェイズに移行。【真竜機兵ダースメタトロン】でダイレクトアタック!」

 

真竜機兵ダースメタトロン ATK3000

 

「ぐわぁぁぁぁぁっ!」

榊遊勝 LP:1000 → 0

 

 

 

「対戦、ありがとうございました」

 

~~~

 

<クロト視点>

 

デュエルが終わるとビル屋上の出入り口からランサーズの別動隊がやってくる。どうやら階下のオベリスクフォースの捕縛は終わったようだな。

 

それにしても、榊遊勝のエンタメデュエルの楽しさはよく分からんが、榊遊勝との普通のデュエルは…悪くないデュエルだったな。

 

「ふぅ、どうやらこちらの負けのようだね」

 

「そうだな」

 

榊遊勝は困ったような表情をしている。それを見た赤馬零児は複雑そうな表情だ。そういや居たなキミ。デュエル中は無口だったから忘れていたよ。

 

「ハノイ顧問!誘拐されたと思われる数名の子供たちはこの付近では発見できませんでした!」

 

「そうか…榊遊勝、子供たちは何処へやった?」

 

「今頃はオベリスクフォースの別動隊が本隊へ連れて行っていると思うよ。済まないが、本隊の場所は知らされていなくてね」

 

榊遊勝は何げなく返答してくる。マジシャンのポーカーフェイスを見破れるほど俺は読心術に秀でていないので、専門家に頼むことにした。

 

『…キーメイス』

 

『うん。…クロト、この人は嘘は言っていないみたいだよ。あと、この人もさっきのシルクハットのオジサンみたいに、心の中に変なモヤモヤがあるよ』

 

『分かった。ありがとう』

 

『どういたしましてー』

 

キーメイスには、フレーバーテキストにあるように誰でも心を開いてしまう力がある。その姿を見たものは…って条件が書いてある気がするが、常人には見えていない状態でも何故か心が読めるらしい。マインドスキャンかな?

 

デュエルでは使わないが、常時相手の心を読むこともできる。あと何故か鍵の掛かった扉を開けることが出来る。鍵穴のない電子ロックも開けられた。オカルトパワーの力ってスゲー!

 

パンドラと榊遊勝に共通する心の中の変なモヤモヤとは、恐らく洗脳処置によるものなのだろう。ただ、それが虫によるものか、機械的な洗脳かは分からないし、洗脳を解除できるわけでもない。もどかしい話だ。

 

「良し!撤収だ!赤馬零王と赤馬レイへの連絡は済んでいるな?」

 

「イエスサー!」

 

「ならばF班とG班で榊遊勝を拘束して特別留置所に放り込んでおけ!H班は念のため周囲の索敵、I班はそこでぐったりしている赤馬社長の介抱でもしてやれ」

 

「「「イエスサー!」」」

 

ようやく一段落かな?と思ったその時、更なる乱入者が姿を見せる。

 

「父さん!」

 

「遊矢か…」

 

ビル屋上の出入り口から榊遊矢が飛び込んできた。何で入口を固めておいたのに入ってこれたんだが。身体能力高いなー。

 

「お前は、ハノイの騎士!どういうことだ!なんで父さんが捕まっているんだよ!説明しろ!」

 

「断る」

 

面倒。その1点に尽きる。放っておいてくれ。死ぬほど疲れているんだ…。そうだ!後処理は赤馬零児に丸投げしよう。それがいい。

 

「ハノイの騎士、お前ぇ!」

 

「遊矢、いいんだよ」

 

「父さん…良くないよ!ハノイの騎士、オレはお前を絶対に許さないからな!」

 

「おやおや?デュエルで皆を笑顔にしてくれるのでは?私も笑顔にしてもらいたいものだな?」

 

「黙れ!」

 

事情も知らない奴に八つ当たりで怒鳴り散らされたので、ムカついてつい煽ってしまった。案の定、火に油を注いでしまったようだ。

 

「詳しい話はそこに転がっている赤馬社長からでも聞くといい。では、失礼する」

 

そういうと俺は柳さん印の閃光玉を取り出して地面に叩き付けた。訓練を受けているランサーズは咄嗟に目を覆って免れたが、榊親子と赤馬零児は閃光の直撃を食らったようだ。可哀想…。

 

「うわっ!」

 

「おわっ!」

 

「うおっ!」

 

三者三様の悲鳴が聞こえるが、無視だ。今のうちに…。

 

『メカレオン、光学迷彩を頼む』

 

『任せろクロト。それ~!』

 

メカレオンがそう言うと、俺の周りに不可視の膜が出来上がる。この膜は周囲の景色に溶け込み、何故か匂いや足音を消す効果がある。オカルトパワーの力ってスゲー!

 

「何処だハノイ!逃げるな!オレと、オレとデュエルしろぉぉぉ!」

 

トマト君が何やら騒いでいるが、疲れている俺は彼を無視してビルから脱出し、ハノイの衣装を着替えてからコナミ達と合流するのだった…。




中学生とはいえ赤馬社長はあまり活躍できていないです。榊遊勝は顔が黒幕っぽいのと、平和なの世の中だと舞網市で一番強いのは彼なんじゃないか?と思ってこのポジションになりました。

榊遊勝のエンタメデュエルがよく分からなかったので、原作アニメで使用したカード以外には、フィールド魔法【エンタメデュエル】の効果のうち、ダイスロールやコイントスに関する効果を狙う戦術を取ってもらいました。おかげで凄まじいドロー力を手に入れることになり、デュエルがかなり長引きました。【スマイル・ワールド】?奴は死んだよ…。

ハノイの騎士は順調に赤馬社長と榊遊矢に嫌われて行っています。

精霊のカードの力も相まって、オリ主は順調に逸般人になっていますね。

次回の更新は12/31(木) AM7:00です。

必殺雷撃人様、戦車様、四季式様、イーディス好き増えて様、gsころりん様、誤字報告ありがとうございました。修正しました。

オリ主にヒロインは必要でしょうか?

  • 不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
  • いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
  • いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
  • いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
  • いる!オリ主ならハーレムを目指せ!
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