【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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ここからしばらくはオリ主以外の視点が増えます。

今回は、イーストエリア。強化明日香vs破滅の光の手下戦です。


第六十二話 明日香と機械天使

<クロト視点>

 

8月2日早朝。俺は、海馬コーポレーションが用意した最高級のホテルの1室で、これまた最高級の布団を堪能していた。日本人の俺にモクバ副社長が配慮してくれたらしく、純和風なつくりだ。備え付けの冷蔵庫の中身は何故かコーヒーだっだがな。

 

「バニー!」

 

「グェッ」

 

堪能していたのだが、勝手に実体化したバニーラが布団の上へ思いっきりダイブしてきた。ちょうど腹部にいい感じに決まり、変な声が出てしまった。

 

「クロトー、そろそろ起きないと朝ご飯を食べそこなうと思うよー?」

 

「ワイトもそう思います」

 

ベットの横を見ると、ソファーに腰掛けるキーメイスとワイトが居た。その手にはUNOのカードが握られていた。こいつら、バニーラのように勝手に実体化したな。

 

「あんまり勝手に実体化しないでくれよ。一応、俺の魔力を消費するんだからさ~」

 

「ボクたちくらいのレベルの精霊なら、今の君の魔力量なら微々たるものでしょ」

 

「「「ワイト達もそう思います」」」

 

「増えてるんじゃねーよ」

 

気付いたらワイトが三体に増えていた。ワイト三体とキーメイスでUNOをしているらしい。いや、まぁ、お前らくらいならほぼ影響ないけどさぁ…。

 

「バニー!」

 

「グェェッ!」

 

無視されたのが気に入らなかったのか、バニーラが布団の上で更に激しくダイブした。だから、そこはちょうと腹部だから止めてくれない?…ん?布団の真上の天井が少し歪んで見えたような…。

 

「ふふふ。クロト、ボクの擬態能力を見破れなかったようだね」

 

「うぉぉっ!」

 

突如、ベットの真上の天井からメカレオンが姿を現した。お前もかい!

 

「リューン!」

 

「うぉぉぉぉっ!?」

 

さらに、ベットの布団の中からプチリュウが出てきた。お前ら自由だな!

 

「クロトよ。この『こーひー』と言う飲み物はなんじゃ?苦すぎるではないか。緑茶は無いのかのぅ」

 

「拙者は、朝は冷たい麦茶を飲みたいでゴザルなぁ」

 

もう驚かないが、備え付けの冷蔵庫の前には、冷蔵庫の中身を物色している斬首の美女と伝説の剣豪MASAKIが居た。彼らは最近ようやく力を認めてくれたらしく、精霊のカードを預かったばかりだ。

 

ただ、彼らはレベル4なので、魔力の消費もそこそこあるから勝手に実体化は勘弁してほしいなぁ。

 

「はぁ、とりあえず起きるか」

 

「バニー♪」

 

「リューン♪」

 

なんだかんだで俺が寝坊しないように起こしてくれたらしいな。俺は彼らに礼を言いつつ、服を着替えて朝食を食べる為、にホテルのロビーへと向かうのだった…。

 

~~~

 

<クロト視点>

 

同日朝、デュエルアカデミア・アメリカ校内にある喫茶店へと集まった俺達。今日は破滅の光関連の敵と対峙することになるので、その事前打ち合わせをしているところだ。

 

「俺はノースエリアに居るターゲットを見張ることにする。あの辺りは高層ビルが多く、死角が生まれやすい。敵を探知できる俺が行くべきだろう」

 

「なら私と兄さんはイーストエリアにしようかしら」

 

「そうだね。あの辺りはショッピングモールがある。人混みに紛れて見失わないように2人組のボクらが行くのが妥当かな」

 

「ではオレはサウスエリアに行こう。あの辺りはアメリカ校の生徒や留学生が良く集まる公園がある。ターゲットが獲物を探すとすればあの辺りだろう」

 

『私は、ウエストエリア』

 

俺が北(ノース)エリア、明日香&吹雪が東(イースト)エリア、亮が南(サウス)エリア、残った西(ウエスト)エリアをレインが担当することになった。破滅の光対策はしているし、チームごとにトランシーバーも渡してある。

 

ターゲット集団は、レインが事前に仕掛けてある発信機の信号を、チームごとに渡してある受信機で確認できる。見つけるのも容易だし、見失っても再度発見することも簡単だろう。

 

オカルトパワー持ちの集団相手に気付かれずに発信機を付けるとか、とんでもない美少女である。…ん?オカルトパワー持ちの相手って俺も該当するよな?もしかして、俺にも発信機が付いてたりするのか?…今度確認しておこう。

 

そして、破滅の光を浴びたであろうカードを見つけても、事前に渡してあるネックレスで破滅の光からの浸食を防御し、破滅の光が宿ったカードを特定することが出来る。カード所持者とデュエルを行って勝利すれば一時的に破滅の光の影響は弱まるだろう。

 

…何故そんな状態になるのかだって?本来の世界のことは分からないが、この世界ではデュエルは儀式なんだ。勝利者への服従とか、勝利者の欲求への強制力とか、そういう力が世界規模で働くんだよ。俺も最近思い知った。

 

最後に、これまた事前に渡してある特殊なカードケースに入れて回収して貰うことで、明日香たちが持ち歩いている時に周囲の人間へ危害が加わらないように出来る。どれもイリアステルから借りた特殊な機材と素材で、師匠や姉弟子と合わせた魔力を使って作ったアイテムだ。全てのアイテムの効力は破滅の光に侵された【パラサイド・フュージョナー】で実証確認済みだ。

 

…師匠たちが凄いのは間違いないが、イリアステルも半端ないわ。なんとかこのまま協力体制を維持できればいいんだけどなぁ。

 

「俺の協力者にはウエストエリアを探索してもらうことにする。あの辺りは道が入り組んで居るだろうから、俺と同じく敵を探知できる彼女に頼んでおく」

 

俺がそう発言した途端、明日香の目が据わる。心なしか不機嫌そうに見える。…なんだ?

 

「…協力者って女性だったの?」

 

「ん?そうだが?」

 

「ほほう、クロト君も罪作りな男だねぇ」

 

「ふっ」

 

しばらく会わないうちに明日香は怒りっぽくなったような気がする。今は思春期で多感な時期だろうから、細かなことで気分が変動したりするのかな?吹雪や亮はなにやら心当たりがあるらしいが…。

 

「犯行時間は今までの傾向を考えると昼時。ターゲットを撃破する、または3時になってもターゲットに動きが見られない場合は尾行を中断してこの喫茶店へ戻ってくること。これでいいかな?」

 

「…えぇ、それでいいと思うわ」

 

「今日でカタが付いて欲しいところだね」

 

「そう上手く行くとも限らんが…そうであることを願いたいな」

 

『今回のターゲットは、恐らく端末。今日で事件が解決することは、恐らくない』

 

そうだろうな。たが、破滅の光が宿ったカードさえ確保できれば、その分の被害は減らせるし、今後の手掛かりにもなるだろう。無駄にはならないさ。

 

「じゃ、作戦開始だな。各自、自分の担当エリアへ向かってくれ」

 

「ええ」

 

「OK」

 

「分かった」

 

『了解』

 

そうして俺達は、別行動を開始した。

 

~~~

 

<明日香視点>

 

クロトと亮と別れ、私と兄さんはイーストエリアにやってきていた。それなりに歩いたから、時間はちょうど昼前くらい。犯行時間と合致する。

 

「クロトから預かったこの受信機を見る限りだと、この辺りに居るはずなんだけど…」

 

「明日香、あの集団がそうじゃないかな?」

 

兄さんの視線の先に目を向けると、虚ろな表情をした男性3名が、デュエルアカデミア本校の留学生の少年一人を尾行しているように見えた。

 

「…そうね、あの集団で当たりだと思うわ。早速尾行しましょう」

 

「あぁ」

 

ターゲット集団を目視でギリギリ確認できる距離を保ちつつ、尾行を開始する。ショッピングモールに入ると人混みが増えて来て見失いそうになるが、私より背が高くて目のいい兄さんのお蔭で何とか見失うことなく尾行を続けられている。

 

「明日香、標的にされていると思われる学生に動きがある。恐らく、ターゲット集団の尾行に気付いたようだね」

 

「彼の性格なら、逆に相手を誘い込んで返り討ちにしようとするでしょうね…兄さん、動いたわよ!」

 

「あぁ、分かっている。追うよ明日香!」

 

「えぇ!」

 

留学生の少年は足早に人気のない路地裏へと移動し、ターゲット集団もそれに続く。そして…。

 

『貴様ら、オレをつけ回して何のつもりだ!このオレを万丈目準と知っての行動か!』

 

『デュエル・アカデミアの学生…デュエルだ』

 

私と兄さんが路地裏へ辿り着くと、万丈目君とターゲット集団の3人がデュエルを開始しようとしていた。流石の彼でも1対3では厳しいだろう。

 

「万丈目君、助太刀するわ!」

 

「ボクもそろそろ格好いいところを見せておかなとね!」

 

「天上院君!?吹雪さんも!?」

 

万丈目君は私たちのことまでは気付いていなかったようで驚いていたが、ターゲット集団の男たちは特に驚いた様子はない。気付かれていたのか、気にも留めていないのか…。

 

『『デュエル・アカデミアの学生…デュエルだ』』

 

男たちがそれぞれ私たちの相手をするようだ。これで全員1対1。兄さんが負けるとは思えないし、万丈目君も結構強い方だ。恐らく大丈夫だろう。私は彼以外に負けるつもりは毛頭ない。

 

~~~

 

『光…破滅の光…』

 

「対戦、よろしくお願いします」

 

挨拶は大事だ。クロトが言うには古事記にそう書いてあるらしい。…そんなこと、書いてあったかしら?

 

「「デュエル!」」

 

 

◆天上院明日香 LP:4000

 

VS

 

◆破滅の光の男A LP:4000

 

 

『先攻はこちらが貰う。我のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』

破滅の光の男A 手札:5→6枚。

 

『我は手札から【天空の使者 ゼラディアス】を墓地に送り効果発動!デッキから【天空の聖域】1枚を手札に加える!』

破滅の光の男A 手札:5→6枚。

 

『我は手札からフィールド魔法【天空の聖域】を発動!このカードがフィールドゾーンに存在する限り、天使族モンスターの戦闘で発生するそのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる!』

破滅の光の男A 手札:5枚。

 

『我は手札から通常魔法【コストダウン】を発動!手札を1枚捨てて発動できる。このターン、自分の手札のモンスターのレベルを2つ下げる!』

破滅の光の男A 手札:4→3枚。

 

『我は手札から【天空騎士パーシアス】を召喚!このモンスターはレベル5だが、【コストダウン】の効果によりこのターンはレベルが2下がっている為、リリース無しで召喚できる!』

破滅の光の男A 手札:2枚。

 

<破滅の光の男Aのフィールド>

天空騎士パーシアス ★5 ATK1900

 

『我は手札から永続魔法【天空の泉】を発動!光属性モンスターが戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた時、そのモンスター1体をゲームから除外する事で、そのモンスターの攻撃力分だけ自分のライフポイントを回復する!』

破滅の光の男A 手札:1枚。

 

『我はこれでターンエンドだ』

破滅の光の男A 手札:1枚。

 

 

◆天上院明日香 LP:4000

 

VS

 

◆破滅の光の男A LP:4000、手札:1枚、伏せカード:0、フィールド魔法:1、永続魔法:1

 

<破滅の光の男のフィールド>

天空騎士パーシアス ★5 ATK1900

 

 

フィールドは【天空騎士パーシアス】のみ、伏せカード無し、墓地発動カード無し。【天空の聖域】と【天空の泉】で戦闘破壊された後のケアをしているつもりなんでしょうけど…手札の1枚が気になるところではあるけれど、大したことのない相手のようね。

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

明日香 手札:5→6枚。

 

「私は手札から魔法カード【強欲で金満な壺】を発動!自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。私はEXデッキから6枚ランダムに裏側表示で除外し、デッキからカードを2枚ドローするわ!」

明日香 手札:5→7枚。

 

「私は手札から【サイバー・プチ・エンジェル】を召喚!召喚成功時に効果発動!デッキから【サイバー・エンジェル】モンスター1体または【機械天使の儀式】1枚を手札に加える。私はデッキから儀式魔法【機械天使の儀式】を手札に加えるわ!」

明日香 手札:6→7枚。

 

<明日香のフィールド>

サイバー・プチ・エンジェル ★2 ATK300

 

『ふふふ、そのような雑魚モンスターでは我の【天空騎士パーシアス】には及ばんぞ?』

 

「まだまだこれからよ!私は手札から儀式魔法【機械天使の儀式】を発動!【サイバー・エンジェル】儀式モンスターの降臨に必要。レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から【サイバー・エンジェル】儀式モンスター1体を儀式召喚する。(2):自分フィールドの光属性モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる!私は手札の【サイバー・エンジェル-弁天-】をリリース!そして手札から【サイバー・エンジェル-韋駄天】を儀式召喚するわ!」

明日香 手札:6→5→4枚。

 

<明日香のフィールド>

サイバー・プチ・エンジェル ★2 ATK300

サイバー・エンジェル-韋駄天 ★6 ATK1600

 

『くくくっ!儀式召喚したところでその貧弱なモンスターでは我の【天空騎士パーシアス】には…』

 

「リリースされた【サイバー・エンジェル-弁天-】及び儀式召喚された【サイバー・エンジェル-韋駄天】の効果発動!」

 

チェーン②サイバー・エンジェル-韋駄天

チェーン①サイバー・エンジェル-弁天-

 

「まずは【サイバー・エンジェル-韋駄天】の効果により自分のデッキ・墓地から儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える。私はデッキから儀式魔法【高等儀式術】を手札に加える!」

明日香 手札:4→5枚。

 

「そして【サイバー・エンジェル-弁天-】の効果によりこのカードがリリースされた場合に発動できる。デッキから天使族・光属性モンスター1体を手札に加える。私はデッキから【サイバー・エンジェル-荼吉尼-】を手札に加える!」

明日香 手札:5→6枚。

 

「私は手札から儀式魔法【機械天使の絶対儀式】を発動!【サイバー・エンジェル】儀式モンスターの降臨に必要。レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、またはリリースの代わりに自分の墓地から天使族または戦士族のモンスターをデッキに戻し、手札から【サイバー・エンジェル】儀式モンスター1体を儀式召喚する!私は手札のレベル8【サイバー・エンジェル-伊舎那】を墓地に送り、手札のレベル8【サイバー・エンジェル-荼吉尼-】を儀式召喚するわ!」

明日香 手札:5→4→3枚。

 

『なにぃ!?』

 

<明日香のフィールド>

サイバー・プチ・エンジェル ★2 ATK300

サイバー・エンジェル-韋駄天 ★6 ATK1600

サイバー・エンジェル-荼吉尼- ★8 ATK2700

 

「儀式召喚に成功した【サイバー・エンジェル-荼吉尼-】の効果発動!相手は自身のフィールドのモンスター1体を墓地へ送らなければならない!」

 

『ぐっ!我はフィールドから【天空騎士パーシアス】を墓地に送る…』

 

<明日香のフィールド>

サイバー・プチ・エンジェル ★2 ATK300

サイバー・エンジェル-韋駄天 ★6 ATK1600

サイバー・エンジェル-荼吉尼- ★8 ATK2700

 

「バトルよ!【サイバー・エンジェル-韋駄天】でダイレクトアタック!」

 

『ぐおぉぉぉぉっ!』

破滅の光の男A LP:4000 → 2400

 

「これで終わりよ!【サイバー・エンジェル-荼吉尼-】でダイレクトアタック!」

 

『ぐわぁぁぁぁっ!』

破滅の光の男A LP:2400 → 0

 

 

「対戦、ありがとうございました」

 

~~~

 

<明日香視点>

 

私がターゲットの一人を倒した少し後に、他の二人のデュエルも佳境を迎えたみたいね。

 

「行け!【獣神王バルバロス】!ダイレクトアタックだ!」

 

『うわぁぁぁっ!』

破滅の光の男B LP:1500 → 0

 

「止めをさせ!【光と闇の竜】!ダイレクトアタックだ!ダークバプティズム!」

 

『ぬわぁぁぁっ!』

破滅の光の男C LP:2000 → 0

 

兄さんと万丈目君も無事にターゲットの撃破に成功したみたい。あんな相手に負ける2人じゃないのは知っているけれど、ひとまずは一安心ね。

 

「兄さん、万丈目君。お疲れ様」

 

「あぁ、明日香も無事に勝ったようだね」

 

「えぇ」

 

兄さんは私にねぎらいの言葉を送ってくれた後、周囲を見回している。どうやら他に人が居ないことを確認しているようね。

 

「天上院君、吹雪さん、これは一体…」

 

成り行きで尾行されていた相手を返り討ちにしただけの万丈目君は状況を呑み込めていないようだけれど、まずはやるべきことをしましょう。

 

「兄さん、万丈目君への説明を任せてもいい?私は破滅の光のカードを探すわ」

 

「分かったよ。クロト君から太鼓判が出ているとはいえ、気を付けるんだよ?」

 

「もちろんよ」

 

兄さんに万丈目君への説明を任せて、私は破滅の光が宿っていると思われるカードを探す。クロトがくれたこのネックレスを近づけると、破滅の光が宿るカードが近づけばネックレスが激しく振動するみたい。…どういう仕組みなのかしら?

 

そうして私は彼らのデッキのカードへネックレスを近づけていくと、とあるカードにネックレスは反応した。

 

「このカードは…【天空の聖域】ね。これが破滅の光を宿したカード…。早速、クロトから預かっているカードケースにしまってしまいましょう」

 

私はネックレスを腕に巻き、その腕で【天空の聖域】のカードを掴んで特殊なカードケースに収納して封をする。これで大丈夫なはずだ。

 

「兄さん、こちらは終わったわ」

 

「あぁ、お疲れ様。まさかターゲット全員が【天空の聖域】を使用してきて、その全てが破滅の光を宿したカードだなんてね」

 

「この調子だと、まだまだ出回っていそうね。じゃあ、こちらの用事も終わったことだし、そろそろ集合場所に戻りましょうか」

 

「そうだね」

 

「ま、待ってくれ天上院君!」

 

私と兄さんがそんな話をしながらその場を立ち去ろうとすると、万丈目君が声を掛けてきた。流石にこのままさようならとは行かなかったわね。

 

「吹雪さんから事情は聞いた!出来ればボクもその作戦に協力させて欲しい!」

 

万丈目君の提案に、私と兄さんは顔を合わせる。まさかそんな提案をしてくるとは思わなかったわ。

 

「明日香、どうしようか?」

 

「どうしようって言われても…とりあえず、クロトに相談しましょうか」

 

「…天上院君、さっきから呼んでいるその『クロト』っていう男は、君にとってどんな存在なんだい?まさか、君の恋人なのかい!?」

 

「なっ!?違うわよ!わ、私はデュエルに恋をしているの!クロトは…そう!幼馴染よ!」

 

いきなりなんてことを言うのよ!私とクロトはそんな関係じゃないわよ!…兄さんが隣でニヤニヤしているのが見えるのが少し頭に来るが、無視よ無視!

 

「とにかく、破滅の光の件も万丈目君の件も、クロト君に直接会って話せばいいじゃないか」

 

「そ、それもそうね!じゃあ、今度こそ戻りましょう!」

 

「…クロトとかいう奴、天上院君と幼馴染とは、羨ましい奴め!どんな奴か、この万丈目準がこの目で見極めてやるぞ!」

 

少しだけ予定外のこともあってけれど、今日の作戦に関しては成功と言っていいでしょう。私と兄さんは、新たに万丈目君を加えて、集合場所であるアメリカ校の喫茶店へと向かっていった…。




色々あって、手分けして雑魚狩りをすることになりました。

まずは強化された後にデュエルする機会が無かった明日香の【サイバー・エンジェル】です。【サイバー・エンジェル】デッキは儀式モンスターそのものの種類も多く、様々なデッキと組み合わせられるので、今後色々と試していけそうで楽しみです。

破滅の光のモブは【天空の聖域】使いです。こちらもデッキタイプがいくつか存在するので、出る度に別のデッキを使えそうで面白そうですね。

吹雪はアニメ本編でも必須の出番が多そうなので今回はお休みです。

万丈目と合流しましたが、彼はオリ主とは嚙み合いが悪そうですので、素直に協力体制を取れるかどうか…。

次回の更新は1/27(水) AM6:00予定です。

メイン弓様、神薙改式様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

オリ主にヒロインは必要でしょうか?

  • 不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
  • いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
  • いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
  • いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
  • いる!オリ主ならハーレムを目指せ!
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