【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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破滅の光の手下とのデュエルです。

タッグフォースキャラの宮田ゆまとのタッグデュエルとなります。


第六十四話 宮田ゆま

<ゆま視点>

 

夏季休暇を利用したデュエルアカデミア・アメリカ校へ短期留学して十数日経ったある日、宮田ゆまは久し振りの休日だったのでグループメンバーの原麗華と樋口桜と一緒に社会見学と言う名目の元、ノースエリアにあるという人気のカフェテリアへと向かっていた。

 

「あぅ…二人とはぐれてしまいました…」

 

カフェテリア近くの大通りに辿り着いた際、予想以上の人混みに呆気に取られていたところ、運悪く人波に飲まれて2人とはぐれてしまい、何とか脱出して高層ビルの壁沿いに移動していると、人気のない路地裏のような場所に来てしまっていた。

 

「ここは…何処でしょうか…」

 

なかなかに入り組んだ地形らしく、来た道が分らなくなって立ち往生していると、虚ろな目をした男性が3人ほど現れた。

 

「…」

 

『あの~、私になにか御用でしょうか?』

 

こちらを注視して来るのでつい声を掛けてしまった。だがここは日本ではない為、慣れない英語で話しかけている。私と樋口さんは流暢な英語は話せないので原さんが率先して現地の人達と会話してくれていたのだ。

 

『デュエルアカデミアの生徒だな?』

 

男性の一人がこちらに問いかけるように話しかけてくる。恐らくだが、デュエルアカデミアの生徒か?と問われているのだと思う。

 

『えっ?あ、はい。そうですけど…』

 

我ながらお世辞にも上手くない英語で何とか返事を返すが、どうも男性たちの様子がおかしい。視線はこちらに向けているが、なんというか、意思を感じないのだ。

 

『貴様にも、光の洗礼をくれてやろう』

 

「…えっ!?」

 

そういうと彼らはデュエルディスクを構える。私も咄嗟にデュエルディスクを構える。そう言えば聞いたことがある。最近、デュエルアカデミアの生徒を狙った野良デュエリストが勝負を仕掛けてくることを。そしてその結果…。

 

「も、もしかして貴方たちが最近噂になっているカード白紙事件の…!?あぅ…に、逃げないと…!」

 

そのことを思い出して何とか逃げようとするが相手は三人。あっさりと通路を防がれてしまった。ど、どうすれば…!?

 

「えいっ」

 

ボコォ!

 

『ブゲラッ!』

 

突如、男性たちの1人の近くから少年のような声が聞こえ、なんだが凄い音がした。

 

『ブゲラッ!』

 

男性たちの一人は苦悶に満ちた表情をしながらお腹を押さえ、そのまま膝をついて地面に倒れこんだ。残り2人の男性たちは目を丸くして驚いていたが、ハッと思い出したかのように周囲を確認している。

 

な、何が起きているの!?私も周囲を見回してみると、突如、私の目の前に全身に白いローブを纏った仮面を付けた小柄な人物が現れて、私と男性たちの間に割って入った。

 

「ふむ、やはり俺が魔力を込めて物理的に殴るだけでは破滅の光の影響を消し去ることはできないか…」

 

ローブの人物は私に背を向け、私に視線を送ることなく正面に居る男性二人と対峙していた。倒れこんだ男性は時折ピクピクと痙攣している。そして、ローブの人物が腕を空高くに翳した。

 

「バリアルフォーーーゼ!!」

 

『『「!?」』』

 

そうローブの人物が叫ぶと、彼の周囲からまばゆい光が放たれる!今度は一体何が!?光が収まったらしく、目を開けるとそこには…。

 

「唸る拳が神をも砕く!アリト!」

 

両手で握り拳を作った全身が赤い肌に覆われた青年が、胸についた赤い宝石を光らせてそこに立っていた。もう訳が分からない。

 

「破滅の光の手下ども!俺が相手になってやる!掛かってきな!」

 

アリトと名乗ったその人物は、1人で2人まとめて相手をしようとしている。彼がどのくらい強いのかは分からないが、無茶だ!

 

「…はっ!?ま、待ってください!私も戦います!」

 

咄嗟に声が出ていた。状況に付いていけずにほとんど理解できていなかったが、勢いでそう言ってしまったが、アリトと名乗った人物には好意的に映ったようだ。こちらを振り返り…。

 

「いいだろう!俺とお前で、奴等とタッグデュエルだな!」

 

そう言い終わると、彼は男性たちに向き直って改めてデュエルディスクを構えた。

 

~~~

 

<クロト視点>

 

宮田ゆまがターゲット連中に襲われている現場に居合わせたので、とりあえず不意打ちで一人を腹パンして沈黙させた。魔力を込めて殴ったが破滅の光の洗脳は解けていないようだ。その男はピクピクしながら地面に転がっているが、多分生きているだろうから、ヨシッ!

 

勢いのままにバリアルフォーゼ(偽)を行い、アリト(偽)の姿に変化して残った二人をさっさと倒そうとすると、宮田ゆまから共闘の誘いがあった。彼女の現状のデッキも知っておきたかったのでOKを出しておいた。さて、あとは目の前の男2人をデュエルでぶっ飛ばすだけだな。

 

「ルールはタッグフォースルール!ライフ、フィールド、墓地を共有するLP8000制だ!文句はないな!」

 

この世界では、こういうのは言ったもの勝ちだ。何故か破滅の光の手下になると日本語もわかるようになるようなので日本語でもOK。オカルトのパワーってスゲー。

 

『いいだろう』

 

ほぼノータイムでOKと返ってくる。オベリスクフォースの時も思ったが、もう少し考えて返答した方がいいと思うけどな。

 

『『破滅の光の洗礼を受けよ!』』

 

「「対戦、よろしくお願いします」」

 

挨拶は大事だ。古事記にもそう書いてあるはず。

 

『『「「デュエル!」」』』

 

 

◆アリト(クロト)&宮田ゆま LP:8000

アリト  手札:5枚

宮田ゆま 手札:5枚

 

VS

 

◆破滅の光の男たち LP:8000

破滅の光の男G 手札:5枚

破滅の光の男H 手札:5枚

 

 

『先攻はこちらが貰う!我のターン!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』

破滅の光の男G 手札:5→6枚。

 

『我は手札から魔法カード【テラ・フォーミング】発動!デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。我はデッキから【天空の聖域】を手札に加える!』

破滅の光の男G 手札:5→6枚。

 

『我は手札からフィールド魔法【天空の聖域】を発動!このカードがフィールドゾーンに存在する限り、天使族モンスターの戦闘で発生するそのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる!』

破滅の光の男G 手札:5枚。

 

『我は手札から【ゼラの戦士】を召喚!』

破滅の光の男G 手札:4枚。

 

<破滅の光の男たちのフィールド>

ゼラの戦士 ★4 ATK1600

 

『このカードは通常召喚できない。このカードは「天空の聖域」がフィールド上に存在し、自分フィールド上に表側表示で存在する【ゼラの戦士】1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。我は自分フィールドの【ゼラの戦士】をリリース!手札から【大天使ゼラート】を特殊召喚する!』

破滅の光の男G 手札:3枚。

 

<破滅の光の男たちのフィールド>

大天使ゼラート ★8 ATK2800

 

『我はカードを2枚伏せてターンエンドだ!』

破滅の光の男G 手札:1枚

破滅の光の男たち 伏せカード:1枚。

 

 

◆アリト(クロト)&宮田ゆま LP:8000

アリト  手札:5枚

宮田ゆま 手札:5枚

 

VS

 

◆破滅の光の男たち LP:8000、伏せカード:2、フィールド魔法:1

 

<破滅の光の男たちのフィールド>

大天使ゼラート ★8 ATK2800

 

破滅の光の男G 手札:1枚

破滅の光の男H 手札:5枚

 

 

【大天使ゼラート】を軸とした【天空の聖域】デッキか。手札の光属性モンスター1枚をサンダーボルト効果に変えてくる厄介なモンスターだが、先攻で立たれても大した脅威じゃないな。

 

「オレから行かせてもらうが、構わないか?」

 

「は、はい!大丈夫です!」

 

一応、宮田にタッグ順を確認しておく。それにしても、なんだか怖がられているような気がするな。やはりバリアンの顔は怖いのだろうか…。

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

アリト 手札:5→6枚。

 

「オレは手札から魔法カード【増援】を発動!デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。オレはデッキから【BK スイッチヒッター】を手札に加える!」

アリト 手札:5枚。

 

『それは通さん!我はリバースカードオープン!カウンター罠【八式対魔法多重結界】を発動!手札から魔法カード1枚を墓地に送る事で魔法の発動と効果を無効にし、そのカードを破壊する!』

破滅の光の男G 手札:1→0、伏せカード:2→1

 

チェーン②八式対魔法多重結界

チェーン①増援

 

「ちっ。効果処理を行う。チェーン②【八式対魔法多重結界】により、チェーン①【増援】は無効となり破壊される」

 

『フフフフフッ。無駄なあがきは止めて光の洗礼を受けよ』

 

「調子に乗るなよ?オレは手札から【BK ヘッドギア】を召喚!そして効果発動!このカードが召喚に成功した時、デッキから「BK」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードは、1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。オレはデッキからから【BK スイッチヒッター】を墓地に送る!」

アリト 手札:4枚。

 

<アリト&ゆまのフィールド>

BK ヘッドギア ★4 ATK1000

 

「更にオレは手札から魔法カード【バーニングナックル・スピリッツ】を発動!デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。自分の墓地の【BK】と名のついたモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚する。【バーニングナックル・スピリッツ】は1ターンに1枚しか発動できない。オレは墓地から…【BK グラスジョー】を表側守備表示で特殊召喚する!」

アリト 手札:3枚。

 

<アリト&ゆまのフィールド>

BK ヘッドギア ★4 ATK1000

BK グラスジョー ★4 DEF0

 

【バーニングナックル・スピリッツ】でデッキトップに居た【BK グラスジョー】が墓地に送られたのはラッキーだったな。コストとして墓地に送られたから効果は発動できなかったけどさ。

 

「オレはレベル4の【BK ヘッドギア】と【BK グラスジョー】でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!魂に秘めた炎を、拳に宿せ!現れよ!ランク4【BK 拘束蛮兵リードブロー】!」

 

<アリト&ゆまのフィールド>

BK 拘束蛮兵リードブロー ☆4 ATK2200 ORU:2

 

「エクシーズ召喚…初めて見ました…」

 

「オレは手札から魔法カード【ブラック・ホール】を発動!フィールドのモンスターを全て破壊する!」

アリト 手札:2枚。

 

『何っ!?自分のモンスターを召喚してから【ブラック・ホール】だと!?』

 

「オレは【BK 拘束蛮兵リードブロー】のORUを1つ墓地に送って効果発動!自分フィールド上の「BK」と名のついたモンスターが戦闘またはカードの効果によって破壊される場合、その破壊されるモンスター1体の代わりにこのカードのORUを1つ取り除く事ができる。また、このカードのORUが取り除かれた時、このカードの攻撃力は800ポイントアップする!」

BK 拘束蛮兵リードブロー ☆4 ATK2200→3000 ORU:2→1

 

『破壊耐性か…!ならば【ブラック・ホール】で破壊されるのは我が【大天使ゼラート】のみ…!』

 

「そして、【BK グラスジョー】が【BK 拘束蛮兵リードブロー】の効果によって墓地へ送られた時、自分の墓地から【BK グラスジョー】以外の【BK】と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。オレは墓地から【BK スイッチヒッター】を手札に加える!」

アリト 手札:2→3枚。

 

「オレは手札から魔法カード【鬼神の連撃】を発動!自分フィールド上に表側表示で存在するエクシーズモンスター1体を選択し、そのエクシーズ素材を全て取り除いて発動する。このターン、選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。オレは【BK 拘束蛮兵リードブロー】を選択する!」

アリト 手札:2枚。

BK 拘束蛮兵リードブロー ☆4 ATK3000→3800 ORU:1→0

 

『『「攻撃力3800の2回攻撃!?」』』

 

「バトルフェイズに移行!【BK 拘束蛮兵リードブロー】でダイレクトアタック!ライトニング・ファースト!」

 

『うごぁぁぁっ!』

破滅の光の男たち LP:8000 → 4200

 

え、嘘だろ?攻撃、通るのか。あの残った伏せカード、なんなんだ?ブラフか?1キル用にフィールドを調整すれば良かったな…。

 

「追撃を行う!【BK 拘束蛮兵リードブロー】でダイレクトアタック!ライトニング・ファースト!!」

 

『ごはぁぁぁっ!』

破滅の光の男たち LP:4200 → 400

 

「メインフェイズ2に移行。オレはカードを1枚伏せてターンエンドだ」

アリト 手札:1枚。

アリト(クロト)&宮田ゆま 伏せカード:1

 

 

◆アリト(クロト)&宮田ゆま LP:8000、伏せカード:1

 

<アリト&ゆまのフィールド>

BK 拘束蛮兵リードブロー ☆4 ATK3800 ORU:0

 

アリト  手札:1枚

宮田ゆま 手札:5枚

 

VS

 

◆破滅の光の男たち LP:400、伏せカード:1、フィールド魔法:1

 

<破滅の光の男たちのフィールド>

モンスター無し

 

破滅の光の男G 手札:0枚

破滅の光の男H 手札:5枚

 

 

『我のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』

破滅の光の男H 手札:5→6枚。

 

『我は手札から永続魔法【フィールドバリア】を発動!このカードがフィールド上に存在する限り、お互いにフィールド魔法カードを破壊できず、フィールド魔法カードの発動もできない。「フィールドバリア」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない!』

破滅の光の男H 手札:5枚。

 

フィールド魔法【天空の聖域】を守りに来たか。

 

『我は手札から【天空聖者メルティウス】を召喚!このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手がカウンター罠カードを発動する度に、自分は1000LP回復し、フィールドに「天空の聖域」が存在する場合、さらに相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する』

破滅の光の男H 手札:4枚。

 

<破滅の光の男たちのフィールド>

天空聖者メルティウス ★4 ATK1600

 

こっちの男は【天空聖者メルティウス】を軸とした【天空の聖域】の【パーミッション】デッキか。…こっちの方が先攻の方が良かったんじゃないか?

 

『我はリバースカードオープン!通常罠【裁きの光】発動!フィールドに「天空の聖域」が存在する場合に手札から光属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。相手フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る。我が選ぶのは【BK 拘束蛮兵リードブロー】だ!』

破滅の光の男H 手札:4→3枚。

破滅の光の男たち 伏せカード:1→0

 

対象を取らない墓地送り効果の罠カードか。これは防げないな。なるほど、さっきの奴がこれを使わなかったのは、手札コストが無くて使えなかっただけか。

 

「あぅ…【BK 拘束蛮兵リードブロー】が墓地に送られてしまいました…」

 

「そういうこともある」

 

『バトルだ!【天空聖者メルティウス】でダイレクトアタック!』

 

「ぐっ!!」

アリト(クロト)&宮田ゆま LP:8000 → 6400

 

このタイミングで【BK ベイル】が手札にあればLP回復と特殊召喚につなげられたんだがな。今手札に居るのは【BK スイッチヒッター】だ。

 

『我はカードを2枚伏せてターンエンドだ』

破滅の光の男H 手札:1枚

破滅の光の男たち 伏せカード:2

 

 

◆アリト(クロト)&宮田ゆま LP:6400、伏せカード:1

 

<アリト&ゆまのフィールド>

モンスター無し

 

アリト  手札:1枚

宮田ゆま 手札:5枚

 

VS

 

◆破滅の光の男たち LP:400、伏せカード:2、フィールド魔法:1、永続魔法:1

 

<破滅の光の男たちのフィールド>

天空聖者メルティウス ★4 ATK1600

 

破滅の光の男G 手札:0枚

破滅の光の男H 手札:1枚

 

 

【パーミッション】デッキの男が伏せたカードか。ほぼ間違いなくカウンター罠はあるよな。だが2枚か…宮田のデッキ次第だけど、なんとかなるだろう。

 

「わ、私のターンです!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行します!」

宮田ゆま 手札:5→6枚。

 

「私は手札から魔法カード【増援】を発動です!デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加えます!私は…」

宮田ゆま 手札:5枚。

 

『ダメだな!我はリバースカードオープン!カウンター罠【神罰】を発動!フィールドに「天空の聖域」が存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する!』

破滅の光の男H 伏せカード:2→1

 

チェーン②神罰

チェーン①増援

 

「あぅぅぅ。効果処理を行います…。チェーン②【神罰】により、チェーン①【増援】は無効となり破壊されます…」

 

『フフフフフッ』

 

「相手の雰囲気の飲まれる必要はない。相手のカウンター罠を使わせてやったと思えばいいんだ」

 

「は、はい!」

 

やはり怯えられているようだ。やはりバリアン顔はダメなのか…。

 

『カウンター罠が発動したことにより、【天空聖者メルティウス】の効果発動!自分または相手がカウンター罠カードを発動する度に、自分は1000LP回復し、フィールドに【天空の聖域】が存在する場合、さらに相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。我はそちらの伏せカードを破壊する!』

破滅の光の男たち 伏せカード:2→1

 

「させません!リバースカードオープン!速攻魔法【禁じられた聖杯】発動です!フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できます。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が400アップし、効果は無効化されます!対象は 貴方の【天空聖者メルティウス】です!」

アリト(クロト)&宮田ゆま 伏せカード:1→0

 

チェーン②禁じられた聖杯

チェーン①天空聖者メルティウス

 

「効果処理を行います!チェーン②【禁じられた聖杯】により、貴方の【天空聖者メルティウス】はターン終了時まで、攻撃力が400アップし、効果は無効化されます!つまり、チェーン①【天空聖者メルティウス】の効果は無効となります!」

 

<破滅の光の男たちのフィールド>

天空聖者メルティウス ★4 ATK1600 → 2000

 

『何ぃ!?』

 

「良し!」

 

これで【天空聖者メルティウス】はただの置物だな!この状況で【禁じられた聖杯】にチェーンして伏せカードを使ってこなかったことを考えると、あの伏せカードは魔法に対するカウンター効果を持たないカードってことか。

 

「私は手札から魔法カード【ブラック・コア】を発動です!自分の手札を1枚捨てて、フィールド上の表側表示のモンスター1体をゲームから除外します!対象は貴方の【天空聖者メルティウス】です!」

宮田ゆま 手札:4→3枚。

 

『我の【天空聖者メルティウス】が除外されただと!?』 ※除外カード:1

 

「私は手札から【異次元の女戦士】を召喚です!このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、そのモンスターとこのカードをゲームから除外する事ができます!」

宮田ゆま 手札:3枚。

 

<アリト&ゆまのフィールド>

異次元の女戦士 ★4 ATK1500

 

「バトルです!【異次元の女戦士】でダイレクトアタック!」

 

『通さん!我はリバースカードオープン!カウンター罠【攻撃の無力化】を発動!相手モンスターの攻撃宣言時に、その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。その攻撃を無効にする。その後、バトルフェイズを終了する!』

破滅の光の男H 伏せカード:1→0

 

「あぅぅ…。メインフェイズ2に移行します。カードを2枚伏せてターンエンドです!」

 

 

◆アリト(クロト)&宮田ゆま LP:6400、伏せカード:2

 

<アリト&ゆまのフィールド>

異次元の女戦士 ★4 ATK1500

 

アリト  手札:1枚

宮田ゆま 手札:1枚

 

VS

 

◆破滅の光の男たち LP:400、伏せカード:0、フィールド魔法:1、永続魔法:1

 

<破滅の光の男たちのフィールド>

モンスター無し

 

破滅の光の男G 手札:0枚

破滅の光の男H 手札:1枚

 

 

うーん、これは勝ったな。ドロー後の手札1枚でこの局面をひっくり返すのは困難だ。それに、彼女のデッキは間違いなく【次元斬】だ。伏せカードも無い相手が何を出しても除外される未来しか見えない。

 

『我のターン!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』

破滅の光の男G 手札:0→1枚。

 

『我は手札から【ジェルエンデュオ】を召喚!』

破滅の光の男G 手札:0枚。

 

<破滅の光の男たちのフィールド>

ジェルエンデュオ ★4 ATK1700

 

天使族・光属性モンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースにできる効果、戦闘破壊耐性効果、戦闘・効果でダメージを受けた自壊する効果を持つモンスターだな。【天空の聖域】影響下ではモンスター同士での戦闘ダメージは受けないから相性が良いわけだ。宮田のあのモンスターとは相性最悪だろうけどな。

 

『バトルだ!【ジェルエンデュオ】で【異次元の女戦士】を攻撃!』

 

「このタイミングで!リバースカードオープン!罠カード【次元幽閉】発動です!相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を選択して発動できて、選択した攻撃モンスターをゲームから除外します!対象は【ジェルエンデュオ】です!」

アリト(クロト)&宮田ゆま 伏せカード:2→1

 

『馬鹿な…!?【ジェルエンデュオ】が除外された…!?』 ※除外カード:2

 

哀れ。攻撃して最後の抵抗を示すことすら許されないとは…。それにしても、デュエルアカデミアの生徒ともなれば、あのくらいのカードを持っているもんだな。【異次元の女戦士】なんかも鈴木が言うにはかなりのレアカードらしいんだけどなぁ。

 

『くっ!ターンエンドだ!』

 

「エンドフェイズ時に!リバースカードオープン!罠カード【D.D.ダイナマイト】発動です!相手が除外しているカードの数×300ポイントダメージを相手ライフに与えます!貴方が除外しているカードは2枚!よって600ポイントのダメージです!」

アリト(クロト)&宮田ゆま 伏せカード:1→0

 

そう言えば原作でデッキに入れてたな。この娘、優しそうな見た目からは想像できないカードを使ってくるよな…。

 

『『な、何ぃ!?ぐわぁぁぁっ!』』

破滅の光の男たち LP:400 → 0

 

 

「「対戦、ありがとうございました」」

 

 

~~~

 

<クロト視点>

 

倒し終わったターゲット連中のデッキを確認し、破滅の光が宿ったカードを見つけた。やっぱり【天空の聖域】か。今までと同じ手口だな。

 

「あの~」

 

「ん?あれ?君、まだ居たの?」

 

【天空の聖域】を専用カードケースに仕舞いながら後ろを振り向くと、困り顔の宮田ゆまがそこに立っていた。デュエルが終わったから勝手に帰るかと思ったけど、そうもいかないっぽいなぁ。

 

「はい。まずは、助けてくれてありがとうございました!」

 

「えっ、あぁ、うん」

 

90°くらいの綺麗なお辞儀をされた。むしろ君を囮にして連中を釣り上げたようなものだから、正面切ってお礼を言われるとモヤモヤするなぁ。

 

「それで、その、お恥ずかしい話なんですが、大通りに戻るにはどの道から戻ればいいでしょうか?」

 

「へっ?…あぁ、迷子だったのか」

 

「あぅぅ…はい…」

 

顔を真っ赤にして恥ずかしがる宮田。こういうタイプの娘ってこの世界で初めて会ったかもしれない。なんか新鮮だな。

 

「大通りに出るには、そこの道を壁沿いに歩いていけばそのうち着くよ」

 

「あ、ありがとうございました!」

 

上空から見て道は知っていたので教えてあげると、満面の笑みでお礼を言ってくる宮田。この世界でのセレナに近い感じだな。好感が持てる娘だ。…そうだなぁ。せっかく会ったことだし、この娘にもカードを渡してみるのも面白いかもな。

 

「君、もし良ければだけど、このデッキを使ってみる気はない?」

 

「えっ?これは…【E・HERO】ですか?…うん?ちょっと違う?…【M・HERO】?…それにエクシーズモンスター!?」

 

漫画版【E・HERO】と【M・HERO】のごちゃ混ぜデッキだ。あと、この娘はTF6で【No.39 希望皇ホープ】も使ってたので戦士族のエクシーズモンスターもサイドデッキに少し入れておいた。『No.』は持っていると面倒なことに巻き込まれそうなので渡さない。

 

「恐らく君ならそれらのカードを使いこなせるんじゃないかと思ってね。要らなければ売ってしまっていいよ。じゃあね」

 

「えぇっ!?ちょ、ちょっと待ってくださいよ~!って、壁を走ってるー!?」

 

ああいう相手になら、とりあえず押し付けておけば使うなり保管しておくなりするだろうからな。俺は相手の返事を待たずにさっさとその場から立ち去って集合場所へと向かっていった…。




今回はタッグフォースキャラの一人である宮田ゆまとのタッグデュエルでした。

一般人&常識人枠っぽい彼女にとって、オリ主はどういう存在に見えたのか…。

今回、オリ主のデッキは【BK(バーニングナックラー)】と呼ばれるZEXALで登場したデッキテーマです。

宮田ゆまが使用したのはTF3で使用していた【次元斬】と呼ばれる除外デッキです。

敵モブキャラは【天空の聖域】デッキの派生です。

宮田ゆまはTF4以降は【E・HERO】デッキを使います。彼女の強化案としては、そのまま【E・HERO】だと十代や響紅葉と被るので、ダークロウゆまになって貰いました。

次回の更新は1/27(水) AM8:00予定です。

魚肴様、メイン弓様、神薙改式様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

オリ主にヒロインは必要でしょうか?

  • 不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
  • いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
  • いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
  • いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
  • いる!オリ主ならハーレムを目指せ!
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