【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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今回からは漫画版GXの登場人物がちらほら増えてきます。

早速、レジー・マッケンジー戦です。


第六十六話 レジー・マッケンジー

<クロト視点>

 

8月3日早朝。俺は、海馬コーポレーションが用意した最高級のホテルの1室で、これまた最高級の布団を堪能していた。備え付けの冷蔵庫の中身はホテルの受付さんに頼んで緑茶と麦茶に変えて貰った。

 

「バニー!」

 

「グェッ」

 

昨日で味を占めたのか、またもやバニーラが腹部にダイブしてきた。楽しそうで何よりだ。可愛いから許す。

 

「リューン!」

 

「ブブッ」

 

今度はプチリュウが人の顔にシッポを軽く叩きつけてきた。地味に痛い。こちらも微笑ましいから許す。

 

「はぁ、とりあえず起きるか」

 

「バニー♪」

 

「リューン♪」

 

布団から這い出て服を着替える。バニーラとプチリュウは小型化して俺の両肩にそれぞれが乗る。いや、歩きづらいんだが…。

 

「ウノですな」

 

「じゃあドロー4だね」

 

「ワイトもですぞ」

 

「ワイトもですぞ」

 

「…」

 

相変わらずUNOをしているキーメイスとワイト3体。ウノ状態のワイトに対し、無慈悲なドロー4が繰り出されているように見えたが気のせいだろう。

 

「…そこだな、メカレオン?」

 

「むむ、ボクの光学迷彩を見破るとは…成長したねクロト」

 

ホテルの部屋の出入り口の扉に張り付いたメカレオンの擬態を見破る。正確には見破ったわけではないけどさ。

 

「姿や形、匂いも全く見えなかったけど、魔力だけは完全に隠せなかったみたいだな」

 

「なるほど、盲点だったね。今後の改善案とさせてもらうよ」

 

そう言うと、メカレオンは実体化を解除して姿を消した。結構悔しかったようだ。

 

「ふはははっ、王手ですなぁ」

 

「ふぁっ!?MASAKI、待ったじゃ!」

 

「待ったはもう4回目。出来ない相談ですなぁ」

 

「ぐぬぬ」

 

俺が冷蔵庫から麦茶を取り出して飲んでいると、備え付けのテーブルで斬首の美女と伝説の剣豪MASAKIは将棋をしていた。何処からその将棋盤と駒を取り出したんだよ。

 

「さて、そろそろ行くか」

 

「バニー♪」

 

「リューン♪」

 

俺は朝食を食べる為にホテルのロビーへと向かった。

 

~~~

 

<クロト視点>

 

同日朝、俺はデュエルアカデミア・アメリカ校内にある、アメリカ校の本校舎に向かう途中にある巨大な競技場へとやってきていた。

 

「遅い」

 

「遅くない。集合時間15分前だろ」

 

競技場の入り口付近にはレインが待っていた。遅いって、何時から待っていたのやら。さて、響紅葉には事前に連絡を入れていたのでこの中に居ると思うけど…。

 

『クリクリ~』

 

「ん?あれは…」

 

競技場に入ると、白い体に白い羽根を付けたクリボーに酷似した精霊が頭上を飛んでいた。

 

「あぁ!それってハネクリボー?」

 

「…何を言ってるの?」

 

ちょっとボケただけなのにこの反応よ。やはりこの話術は宝玉獣使いにしか使いこなせないのかもな。

 

ところでレイン?いい加減、馬鹿なの?みたいな視線でこちらを見るのを止めてくれませんかねぇ。

 

「よう、クロト!久し振りだな!お前も相棒が見えるようになったんだな!」

 

「お久し振りです。響さん。色々ありましてね。あと、初めまして、ハネクリボー」

 

『クリクリ~♪』

 

相変わらず赤い服を着ている響紅葉と挨拶を交わす。その横には白いハネクリボーが飛んでいる。初めて会った時が確か10歳くらいだから、直接会うのは4年ぶりだ。ちなみに、直接会わずとも時々連絡は取りあっており、ハノイの騎士が俺であることは知らせてある。

 

それにしても、響紅葉の相棒である精霊ハネクリボーか。以前から多分響紅葉の近くに居たんだろうけど、響紅葉と初対面の時は魔力が低すぎて見えてなかったんだよな。精霊のカードを認識出来るようになってから見るのは初めてになるが、トラゴエディアが言っていた通り白い体をしている。漫画版のストーリーでは、古代エジプト時代に白い体がOCG版のカードイラストの様に黒くなったはずなんだが…。

 

「お前が無茶苦茶な奴なのは前から知っているつもりだったけど、ハートランドシティでの一件には驚いたぜ!」

 

「そちらも色々と事情がありましてね」

 

爽やかな笑みを浮かべながら笑う響紅葉。恐らくだが、遊城十代がユベルと融合せずにそのまま成長していったならこんな好青年になるのだろう。

 

「ん?そっちの子は?」

 

「…レイン恵」

 

「今回の事件の解決のために、俺の協力者をしてもらってます」

 

レインの存在に気付いた響紅葉にレインが名乗る。一応、協力者であることも補足しておく。

 

『コウヨウ!そろそろ私の紹介もして欲しいのだけれど?』

 

『あぁ、すまんなマック』

 

響紅葉の後ろから、小さめの白い帽子を被り真っ白な服を着た金髪の少女が現れた。俺の記憶にある姿よりも少し幼いが、漫画版GXに登場するレジー・マッケンジーだろう。そういえば、関係ないだろうけど前世には同名のアメフト選手が居たな。

 

「クロト、レイン。こちらはレジー・マッケンジー。アメリカ校の校長であるMr.マッケンジーの娘さんだ」

 

『よろしくね二人とも』

 

『よろしく頼む』

 

『…よろしく』

 

やはりレジー・マッケンジーだったようだ。そして、それぞれ挨拶を交わしたので、そろそろ本題に入りたい。

 

「響さん、そろそろ本題に移ってもいいですか?」

 

「あぁ、カード白紙事件の件だな。そのことなんだが…」

 

『ねぇ、クロト。まずは貴方の実力を試させてもらえないかしら?』

 

俺が話を切り出すと、響紅葉が微妙にバツの悪そうな顔をしたかと思えば、レジー・マッケンジーがなにやら雲行きの怪しげな発言をした。

 

『デュエルか、いいぞ。俺とマッケンジーで1対1でいいな?』

 

『OK。じゃ、決まりね。こっちよ、付いて来て』

 

そう言うと、レジー・マッケンジーは競技場の中央へと向かう。そこでデュエルをしようと言うのだろう。

 

「悪いな、クロト。マックがどうしても腕試ししておきたいって言うからさ…」

 

「なんとなく、こういう展開もあるかと思っていましたので問題ありませんよ」

 

響紅葉が困った顔で謝ってくるが、この世界では話し相手がデュエリストの場合だとなんだかんだと理由を付けてデュエルを挑まれるのは良くあることなのだ。

 

小学校時代に給食のプリンの余りを掛けてデュエルしたり、道を歩いていて目があったらデュエルを挑まれたり、学校帰りに不良に因縁を付けられてデュエルを挑まれたりな。ある意味では平和な世界だ。

 

「クロト、私たちは観客席で見てる。負けないように」

 

「分かってるよ」

 

レインが釘を刺してくるが、オカルトパワーもインチキドローもギャンブルパワーもない使用デッキの分かっている相手に後れを取るつもりはない。

 

 

レジー・マッケンジー。先ほど響紅葉から紹介が合った通り、アメリカ校の校長であるMr.マッケンジーの娘である。

 

漫画版GXの登場人物であり、使用デッキは【天使族】。漫画版では特別な意味を持つプラネットシリーズの1枚である【The splendid VENUS】を持つ少女だ。

 

登場当時はカードの精霊であるトラゴエディアに父の人格を乗っ取られて、トラゴエディアの操り人形となっていた。その時の彼女は冷静沈着で合理的な性格であり、デュエルの腕も高い。

 

幼い頃に闇のゲームで響紅葉と戦い、成長後はデュエルアカデミアで天上院明日香を破っている。三沢大地にも実質的には勝利していたが、後の展開を考えてワザと敗北するような行動も取っていたりする。

 

 

ちなみに、仲のいい人物からの愛称は『マック』だったはずだ。現に響紅葉がそう呼んでるしな。由来はファミリーネームのマッケンジーからだろうか。海外の愛称の付け方はよく分からないな。

 

この世界の彼女はプラネットシリーズを所持していないだろうし、持っていても正直そこまで脅威ではない。今回はどんなデッキで行こうかな…。最近は儀式とエクシーズを使ったから、融合かシンクロか。たまにはペンデュラムでもいいな…。

 

俺はそんなことを考えながら、レジー・マッケンジーの後を追って競技場の中心へと向かった。

 

~~~

 

<紅葉視点>

 

観客席に移動して席に座った俺は、クロトとマックのデュエルを観戦していた。少し離れた席で、クロトの協力者である銀髪の少女レイン恵も座って観戦している。

 

『「対戦、よろしくお願いします」』

 

挨拶は大事だ。古事記にもそう書いてあるはず。って、クロトが言ってたっけ。

 

『「デュエル!」』

 

 

◆白河クロト LP:4000

 

VS

 

◆レジー・マッケンジー LP:4000

 

 

『先攻はこちらが貰うわ。私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』

レジー・マッケンジー 手札:5→6枚。

 

『私は手札から【ヘカテリス】を墓地に送って効果発動!自分メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。デッキから「神の居城-ヴァルハラ」1枚を手札に加える!』

レジー・マッケンジー 手札:5→6枚。

 

『私は手札から永続魔法【神の居城-ヴァルハラ】を発動!1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札から天使族モンスター1体を特殊召喚する。この効果は自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動と処理ができる!私は手札から【アテナ】を特殊召喚!』

レジー・マッケンジー 手札:5→4枚。

 

<レジー・マッケンジーのフィールド>

アテナ ★7 ATK2600

 

出たな、マックの切り札である【アテナ】。あのモンスターに立たれると面倒なんだよな。

 

『【アテナ】か。確か、1ターンに1度、【アテナ】以外の自分フィールドの表側表示の天使族モンスター1体を墓地へ送り、「アテナ」以外の自分の墓地の天使族モンスター1体を対象として特殊召喚する効果。それに、【アテナ】が既にモンスターゾーンに存在する状態で【アテナ】以外の天使族モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された場合に相手に600ダメージを与える効果の2つを持つモンスターだったか』

 

『あら、コウヨウの言った通り、デュエルモンスターズに関する知識は豊富のようね。でも、それだけじゃ私には勝てないわ!』

 

やっぱりクロトは【アテナ】の効果も把握しているか。一体、あの年齢でどれだけの知識を持っているんだろう。

 

『それはやってみればわかるさ』

 

『それもそうね。私は手札から【勝利の導き手フレイヤ】を召喚!自分フィールド上に「勝利の導き手フレイヤ」以外の天使族モンスターが表側表示で存在する場合、このカードを攻撃対象に選択する事はできない。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する天使族モンスターの攻撃力・守備力は400ポイントアップする!』

レジー・マッケンジー 手札:3枚。

 

<レジー・マッケンジーのフィールド>

アテナ ★7 ATK2600 → 3000

勝利の導き手フレイヤ ★1 ATK100 → 500

 

『そして【アテナ】の効果発動!【アテナ】が既にモンスターゾーンに存在する状態で【アテナ】以外の天使族モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された場合に相手に600ダメージを与える!』

 

「ぐぅっ!」

クロト LP:4000 → 3400

 

『私は手札から永続魔法【コート・オブ・ジャスティス】を発動!このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。自分メインフェイズに発動できる。手札から天使族モンスター1体を特殊召喚する。この効果は自分フィールドにレベル1の天使族モンスターが存在する場合に発動と処理ができる!私は手札から【光神テテュス】を特殊召喚!』

レジー・マッケンジー 手札:2→1枚。

 

<レジー・マッケンジーのフィールド>

アテナ ★7 ATK3000

勝利の導き手フレイヤ ★1 ATK500

光神テテュス ★5 ATK2400 → 2800

 

『そして【アテナ】の効果発動!【アテナ】が既にモンスターゾーンに存在する状態で【アテナ】以外の天使族モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された場合に相手に600ダメージを与える!』

 

「くっ!」

クロト LP:3400 → 2800

 

『私はカードを1枚伏せてはこれでターンエンドよ!』

レジー・マッケンジー 手札:0枚。

 

 

◆白河クロト LP:2800、手札:5枚。

 

VS

 

◆レジー・マッケンジー LP:4000、手札:0、伏せカード:1、永続魔法:2

 

<レジー・マッケンジーのフィールド>

アテナ ★7 ATK3000

勝利の導き手フレイヤ ★1 ATK500

光神テテュス ★5 ATK2800

 

 

この状況だけ見るとレジーが大量展開を決めて優位に見える。伏せカードは恐らく攻撃反応型。多分ミラーフォース辺りだな。

 

「クロトはこの状況を打開できるかな?」

 

「問題ない」

 

オレの独り言に対して、隣に座っていたレイン恵が律儀に言葉を返してくる。

 

「クロトを倒すのは、私」

 

表情を変えずにそう宣言するレイン恵。どうやら、クロトは色んな人たちに発破をかけているようだな。本人は無意識なんだろうけどさ。

 

 

『俺のターンだな。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』

白河クロト 手札:5→6枚。

 

さて、オレとデュエルしたときは儀式デッキ使いだったが、ハノイの騎士は様々なデッキを使うことで有名だ。今回はどんなデッキを使うんだろうな。

 

『俺は手札から【電脳堺姫-娘々】を召喚!』

白河クロト 手札:5枚。

 

<白河クロトのフィールド>

電脳堺姫-娘々 ★3 DEF1500

 

なんだあのモンスターは?【電脳堺姫-娘々】?サイキック族は珍しいし、全く知らないモンスターだな。レイン恵を見ると彼女は食い入るようにデュエルを見ている。恐らく彼女も知らないモンスターなのだろう。

 

『俺は手札のチューナーモンスター【電脳堺媛-瑞々】の効果発動!このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードが手札に存在する場合、自分フィールドの「電脳堺」カード1枚を対象として発動できる。そのカードとは種類(モンスター・魔法・罠)が異なる「電脳堺」カード1枚をデッキから墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。その後、対象のカード及び墓地へ送ったカードとは種類が異なる「電脳堺媛-瑞々」以外の「電脳堺」カード1枚をデッキから手札に加える事ができる。このターン、自分はレベルまたはランクが3以上のモンスターしか特殊召喚できない』

 

『俺はフィールドのモンスターカード【電脳堺姫-娘々】を対象として、デッキから【電脳堺姫-娘々】とはカード種類が異なる永続魔法【電脳堺門-青龍】を墓地に送り、【電脳堺媛-瑞々】を特殊召喚する!その後、【電脳堺姫-娘々】と【電脳堺門-青龍】とはカード種類が異なる永続罠【電脳堺門-玄武】を手札に加える!』

白河クロト 手札:5→4→5枚。

 

<白河クロトのフィールド>

電脳堺姫-娘々 ★3 DEF1500

電脳堺媛-瑞々 ★3 DEF600 ※チューナー

 

『俺は墓地の【電脳堺門-青龍】を除外して効果発動!墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「電脳堺」モンスター1体を手札に加える。その後手札を1枚選んで墓地へ送る。俺はデッキから【電脳堺悟-老々】を手札に加えて、手札の【電脳堺門-玄武】を墓地に送る!』

白河クロト 手札:5→6→5枚。

 

『俺はレベル3【電脳堺姫-娘々】にレべル3【電脳堺媛-瑞々】をチューニング!シンクロ召喚!現れよレベル6!【電脳堺獣-鷲々】!』

 

<白河クロトのフィールド>

電脳堺獣-鷲々 ★6 ATK2400

 

今回のデッキはシンクロ召喚デッキか!それにしてもなんとも複雑なデッキだな。

 

『俺は手札のチューナーモンスター【電脳堺悟-老々】の効果発動!このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードが手札に存在する場合、自分フィールドの「電脳堺」カード1枚を対象として発動できる。そのカードとは種類(モンスター・魔法・罠)が異なる「電脳堺」カード1枚をデッキから墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。その後、墓地へ送ったカードとはカード名が異なる「電脳堺」モンスター1体を自分の墓地から選んで効果を無効にして守備表示で特殊召喚できる。このターン、自分はレベルまたはランクが3以上のモンスターしか特殊召喚できない』

 

『俺はフィールドのモンスターカード【電脳堺獣-鷲々】を対象として、デッキから【電脳堺獣-鷲々】とはカード種類が異なる永続罠【電脳堺門-朱雀】を墓地に送り、【電脳堺悟-老々】を特殊召喚する!その後、墓地に送ったカードとカード名が異なる【電脳堺姫-娘々】を効果を無効にして守備表示で特殊召喚!』

 

<白河クロトのフィールド>

電脳堺獣-鷲々 ★6 ATK2400

電脳堺悟-老々 ★6 DEF2400 ※チューナー

電脳堺姫-娘々 ★3 DEF1500

 

『俺はレベル3【電脳堺姫-娘々】にレべル6【電脳堺悟-老々】をチューニング!シンクロ召喚!現れよレベル9!【灼銀の機竜】!』

 

<白河クロトのフィールド>

電脳堺獣-鷲々 ★6 ATK2400

灼銀の機竜 ★9 ATK2700

 

『俺は墓地の【電脳堺門-玄武】を除外して墓地の【電脳堺媛-瑞々】を対象に効果発動!自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「電脳堺」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。その後、手札を1枚選んで墓地へ送る!』

白河クロト 手札:5→4枚。

 

<白河クロトのフィールド>

電脳堺獣-鷲々 ★6 ATK2400

灼銀の機竜 ★9 ATK2700

電脳堺媛-瑞々 ★3 DEF600 ※チューナー

 

『このタイミングで俺は墓地の【電脳堺姫-娘々】の効果発動!このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル3モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはチューナーとして扱い、フィールドから離れた場合に除外される。このターン、自分はレベルまたはランクが3以上のモンスターしか特殊召喚できない!』

 

<白河クロトのフィールド>

電脳堺獣-鷲々 ★6 ATK2400

灼銀の機竜 ★9 ATK2700

電脳堺媛-瑞々 ★3 DEF600 ※チューナー

電脳堺姫-娘々 ★3 DEF1500 ※自身の効果によりチューナー扱い。フィールドから離れた場合に除外。

 

『俺はレベル6【電脳堺獣-鷲々】にレべル3【電脳堺媛-瑞々】をチューニング!電脳界の都九竜を守護せし最高神!!九つの箒星焔光を宿して九尾を得ん!!シンクロ召喚!現れよレベル9!【電脳堺狐-仙々】!』

 

<白河クロトのフィールド>

灼銀の機竜 ★9 ATK2700

電脳堺姫-娘々 ★3 DEF1500 ※自身の効果によりチューナー扱い。フィールドから離れた場合に除外。

電脳堺狐-仙々 ★9 ATK2800

 

『【電脳堺狐-仙々】の効果を説明しておく。①フィールドから墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。②1ターンに1度、自分のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。除外されている自分または相手のモンスター1体を選んで墓地に戻す。③1ターンに1度、このカード以外の、元々の種族・属性が異なるモンスター2体を自分の墓地から除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない』

 

フィールドに存在しているだけでフィールドから墓地へ送られるカードを除外する効果も厄介だが、他の二つの効果もかなり厄介なモンスターだ!

 

『俺は【灼銀の機竜】の効果発動!1ターンに1度、自分の手札・墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中からチューナー1体を除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。俺は墓地の【電脳堺媛-瑞々】を除外して、そちらの伏せカードを破壊する!』

 

『くっ!』

レジー・マッケンジー 伏せカード:1→0

 

やはり伏せカードは【聖なるバリア -ミラーフォース-】だったようだな。

 

『俺は墓地の【電脳堺門-朱雀】を除外してフィールドの【電脳堺狐-仙々】を対象に効果発動!自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「電脳堺」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルまたはランクをターン終了時まで3つ上げる、または下げる。俺はレベル9【電脳堺狐-仙々】のレベルを3下げてレベル6にする!』

 

<白河クロトのフィールド>

灼銀の機竜 ★9 ATK2700

電脳堺姫-娘々 ★3 DEF1500 ※自身の効果によりチューナー扱い。フィールドから離れた場合に除外。

電脳堺狐-仙々 ★9→6 ATK2800

 

『俺はレベル6となった【電脳堺狐-仙々】にチューナー扱いとなっているレべル3【電脳堺姫-娘々】をチューニング!シンクロ召喚!現れよレベル9!【浮鵺城】!』

 

<白河クロトのフィールド>

灼銀の機竜 ★9 ATK2700

浮鵺城 ★9 DEF3000

 

『フィールドから離れた【電脳堺姫-娘々】は自身の効果により除外される。そして、このカードが除外された場合、このカード以外の除外されている自分のカード1枚を対象としてそのカードをデッキに戻す効果があるが、俺はこの効果を使わない』

 

『そして、シンクロ召喚された【浮鵺城】の効果発動!このカードがS召喚に成功した時、自分の墓地のレベル9モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。俺は墓地の【電脳堺狐-仙々】を特殊召喚する!』

 

<白河クロトのフィールド>

灼銀の機竜 ★9 ATK2700

浮鵺城 ★9 DEF3000

電脳堺狐-仙々 ★9 ATK2800

 

『俺はレベル9【灼銀の機竜】と【浮鵺城】でオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよランク9【真竜皇V.F.D.】』

 

<白河クロトのフィールド>

電脳堺狐-仙々 ★9 ATK2800

真竜皇V.F.D. ☆9 ATK3000 ORU:2

 

エクシーズ召喚!?シンクロ召喚するデッキじゃなかったのか!?しかも、これまでの展開で手札を殆ど消費していない!?

 

『【真竜皇V.F.D.】の効果を説明しておく。①1ターンに1度、このカードのORUを1つ取り除き、属性を1つ宣言して発動できる。フィールドの表側表示モンスターは宣言した属性になり、宣言した属性の相手モンスターは攻撃できず、効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。②このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の手札の「真竜」モンスターの効果で破壊するモンスターを相手フィールドからも選ぶ事ができる』

 

『俺は手札から魔法カード【電脳堺都-九竜】を発動!このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。デッキから「電脳堺門」カード1枚を自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。俺はデッキから永続罠【電脳堺門-朱雀】を表側表示で置く!』

白河クロト 手札:4→3枚。

 

『そして【電脳堺狐-仙々】の効果により【電脳堺都-九竜】は墓地に送られずに除外される』

 

『俺は、永続罠【電脳堺門-朱雀】の効果発動!フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。除外されている自分の「電脳堺」カード2枚を選んでデッキに戻す(同名カードは1枚まで)。その後、対象のカードを破壊する』

 

『そちらの【勝利の導き手フレイヤ】を対象にして、除外されている【電脳堺門-青龍】と【電脳堺門-玄武】を選んでデッキに戻し、その後、【勝利の導き手フレイヤ】を破壊する!』

 

『フレイヤが破壊された!?』

 

『それだけはない。【電脳堺狐-仙々】の効果により【勝利の導き手フレイヤ】は墓地に送られずに除外される』

 

『そんな…』

 

<レジー・マッケンジーのフィールド>

アテナ ★7 ATK3000 → 2600

光神テテュス ★5 ATK2800 → 2400

 

『バトルフェイズへ移行!【電脳堺狐-仙々】で【アテナ】を攻撃!攻撃宣言時、【電脳堺狐-仙々】の効果により除外されている【電脳堺姫-娘々】を墓地に戻す』

 

電脳堺狐-仙々 ★9 ATK2800

vs

アテナ ATK2600

 

『あぁぁっ!』

レジー・マッケンジー LP:4000 → 3800

 

『【電脳堺狐-仙々】の効果により【アテナ】は墓地に送られずに除外される』

 

『なんてこと…【アテナ】が…』

 

『バトルフェイズを継続する!【真竜皇V.F.D.】で【光神テテュス】を攻撃!』

 

真竜皇V.F.D. ☆9 ATK3000

vs

光神テテュス ATK2400

 

『くぁぁっ!』

レジー・マッケンジー LP:3800 → 3200

 

『【電脳堺狐-仙々】の効果により【光神テテュス】は墓地に送られずに除外される』

 

『【光神テテュス】まで除外されるなんて…』

 

『メインフェイズ2に移行。俺はカードを2枚伏せてターンエンド』

白河クロト 手札:1枚。伏せカード:2

 

 

◆白河クロト LP:2800、手札:5枚、伏せカード:2、永続罠:1

 

<白河クロトのフィールド>

電脳堺狐-仙々 ★9 ATK2800

真竜皇V.F.D. ☆9 ATK3000 ORU:2

 

VS

 

◆レジー・マッケンジー LP:3200、手札:0、伏せカード:0、永続魔法:2

 

<レジー・マッケンジーのフィールド>

モンスター無し

 

 

なんてデッキだ…。あれだけ並んでいたマックのフィールドのモンスターが全滅し、しかも除外されている。そして、相手ターンに効果を発動できるあのエクシーズモンスターと永続罠…。気の毒だが、このデュエルでマックに勝ち目はないだろう。

 

「…」

 

ふとレイン恵の方を見ると、やはり一瞬も目を離さないようにデュエルを見続けている。彼を倒すつもりならば、このデッキと相対することもあるだろう。オレならこのデッキにどう対応する?…どう対応すればいいんだ?

 

 

『わ、私のターン。ドローフェイズ、ドロー。そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行』

レジー・マッケンジー 手札:0→1枚。

 

『俺はこのタイミングで【真竜皇V.F.D.】と永続罠【電脳堺門-朱雀】の効果を発動する』

 

『え、えぇ。どうぞ…』

 

『永続罠【電脳堺門-朱雀】の効果発動!そちらの永続魔法【神の居城-ヴァルハラ】を対象にして、除外されている【電脳堺媛-瑞々】と【電脳堺門-朱雀】を選んでデッキに戻し、その後、【神の居城-ヴァルハラ】を破壊する!』

 

『【神の居城-ヴァルハラ】が…』

レジー・マッケンジー 永続魔法:2→1

 

『【電脳堺狐-仙々】の効果により【神の居城-ヴァルハラ】は墓地に送られずに除外される』

 

『そして【真竜皇V.F.D.】の効果発動!ORUを一つ取り除き、闇属性を宣言する。フィールドの表側表示モンスターは宣言した属性になり、宣言した属性の相手モンスターは攻撃できず、効果を発動できない』

真竜皇V.F.D. ☆9 ATK3000 ORU:2→1

 

『…私はこのデュエル、サレンダーするわ』

レジー・マッケンジー LP:3200 → 0

 

『分かった』

 

 

『「対戦、ありがとうございました」』

 

オレもプロリーグの順位が10位以内に入ったことを喜んでいるだけじゃ駄目だな…。

 

『クリクリ~!』

 

「相棒、励ましてくれるのか。ありがとうな」

 

流石は相棒。オレのことをよく分かってるな。そう、オレはこのデュエルで彼の実力に戦慄したのだ。もし彼とデュエルしていたのがマックではなくオレであっても惨敗しただろう。

 

彼に比べれば、俺はまだまだ弱い。将来、彼のようなデュエリストがプロリーグに現れた時に対等に戦えるよう、もっと強くならないと…!

 

~~~

 

<クロト視点>

 

彼女のデッキがこの時代のデッキでは強めだとは言え、【電脳堺】デッキを使うのはやりすぎたかな?まだ【電脳堺凰-凰々】とか【電脳堺甲-甲々】とか【電脳堺龍-龍々】とか、色々と出したいモンスターも居たんだけどなぁ。

 

『これで実力を示せたかな?』

 

『えぇ、完敗だわ。クロト』

 

なんとか彼女の信頼は得られたようだ。早く事件を解決しないといけないんだが、レジー・マッケンジーとは初対面だしな。こういう寄り道も仕方ないだろう。

 

『とりあえず、君にはこれらのカードを渡しておこうかな?恐らく君なら俺よりも使いこなしてくれると思うからね』

 

『えっ、カードをくれるの?…これは、【The splendid VENUS】?それに、天使族のサポートカードね…サンキュー、クロト!』

 

プラネットシリーズは何となく原作で所持していたデュエリストに持っていて欲しいからな。俺が持っていても多分使わないしな…。

 

「お疲れマック、クロト。見事なデュエルだったな」

 

「…お疲れ」

 

ちょうど観客席から響紅葉とレインが降りてきたようだ。さて、いよいよこれからが本題だ。

 

~~~

 

<クロト視点>

 

響紅葉とレジー・マッケンジーから、彼らが集めた情報を聞くことが出来た。結論から言うと、あまり新しい情報は得られなかった。ただ…。

 

「端的に纏めると、Mr.マッケンジーは、今回の事件が起こることを予見していた、と言うことですか…」

 

「あぁ、事件が起こり始める数か月前からオレに連絡をしてきて、『7~8月頃に頼みたい仕事がある』なんて言われていたよ。詳細は時期が近づいてから話すなんて言われたから、当時は受けるかどうか迷ったんだよな」

 

なんだそりゃ。滅茶苦茶怪しいじゃん。そんな仕事、良く受けたな。

 

「そして、いざここにやって来たら、今回の件の解決を依頼された、と」

 

「その通りだ。Mr.マッケンジーとはもう7~8年ほどの付き合いになる。当時から色々と便宜を図って貰ったりして世話になっていたからな。力になりたいとは思っているんだがな…相棒の存在にも以前から気付いていたみたいだし、何かを知っていて、何かを隠しているのことは確実だと思う」

 

『クリクリ~』

 

8年前か、ちょうど俺がこの世界に転生してきた頃に近いな。そして、カードデザイナーであるフェニックス氏の殺人未遂事件の発生時期にもかなり近い。これは偶然なのだろうか?

 

『マッケンジーからは、Mr.マッケンジーに何か聞けなかったのか?』

 

『今回の事件について私から父に問いただしてみても『お前には何も教えられない』の一点張りなのよ。事件の調査をしたいって言っても、なかなか折れてくれなくて、許可する条件として、期間は8月中で、その間はコウヨウと一緒に行動することだったのよ』

 

「なるべく娘を巻き込みたくない…ということでしょうか?」

 

「そうかもしれない。Mr.マッケンジーはマックを大切にしていることはオレが長年見てきたから間違いないと思う。今回、マックと一緒に行動しているのも、彼女が1人で事件の調査を始めようとしたから、それを抑制するためにオレと行動させたんだと思っている」

 

やはりMr.マッケンジーは本人の意思が残っていると考えていいだろう。ならば、トラゴエディアと行動を共にしている理由はなんだ?…一度、漫画版GXのトラゴエディアの設定を思い出してみよう。

 

 

トラゴエディア。古代エジプトの時代、アクナディンによって滅ぼされたクル・エルナ村出身の占星術師の男が、クル・エルナ村で行われた惨劇を知り、その憎悪により自身の心に宿した邪悪な魔物(カー)である。

 

その邪悪な魔物の力の源である心臓を白き羽の精霊【ハネクリボー】に取り込まれ、神官達に石版へ封印された。この時、白き羽の精霊【ハネクリボー】はトラゴエディアの心臓を取り込む際、トラゴエディアの憎悪の影響により体が黒く変色している。

 

封印から約3000年間はエジプトの神殿の地下深くに眠る石板に封印されていたが、現代になって遺跡発掘が原因で封印が解けて復活。遺跡発掘に訪れていた探検家の体を、人間に憑依する能力を使用して意識を乗っ取ることに成功する。

 

その後は、カードデザイナーであるフェニックス氏に憑依してプラネットシリーズを創造した後にフェニックス氏を殺害、アメリカ・デュエル・アカデミアの校長、Mr.マッケンジーに憑依して自身の完全復活と白き羽の精霊【ハネクリボー】の抹消のために暗躍を始める。

 

生命力を収集する力を持つプラネットシリーズを様々なデュエリストに持たせ、後に回収することで力を得て完全復活を遂げるが、最終的には遊城十代と万丈目準に破れ、「マアトの羽」の力を宿す白き羽の精霊【ハネクリボー】と、【ハネクリボー】から「マアトの羽」の力を渡されていた【光と闇の竜】に封印された。

 

トラゴエディア、冷酷な性格ではあるのだが長く封印されていた影響で退屈を嫌う為、行動が「楽しむ」ことを重視する傾向にある。完全復活後はジ・アースとハネクリボーを十代に返却したりしている。

 

…こんなところか。

 

 

そして、漫画版GX原作とこの世界での相違点を挙げてみようか。

 

①白き羽の精霊【ハネクリボー】の体が白いまま → 古代エジプトでトラゴエディアは力を封印されていない?もしくは力を【ハネクリボー】に取り込まれずに封印された?…校長室で会ったトラゴエディアが力を封印された状態とは思えなかった。恐らく力(心臓)をハネクリボー吸収されずにそのままの状態で石板に封印されたのだろう。

 

②響紅葉やレジー・マッケンジーがプラネットシリーズの存在を知らない → この世界ではプラネットシリーズが創造されていない?もしくはプラネットシリーズの所持者が変化している?…力を封印されていない状態であれば、そもそもプラネットシリーズを創造する意味がないので、恐らくこの世界では本来プラネットシリーズは存在しないのだろう。

 

③カードデザイナーのフェニックス氏が生存している → フェニックス氏に憑依していない?もしくはフェニックス氏に憑依していたが何らかの理由により憑依が解かれた?…この世界はアニメ版と同じ世界だ。そしてこの世界には破滅の光を宿した【D-HERO Bloo-D】が存在しているはずだ。破滅の光とトラゴエディアが敵対関係になったとか?

 

④Mr.マッケンジーに憑依しているが、Mr.マッケンジーの意識がはっきり残っている → なんからの理由で共闘もしくは共存関係にある?…何らかの原因で破滅の光と敵対関係になったトラゴエディアがMr.マッケンジーを利用していると考えるのがしっくりくるが、その割には彼らはなんだか仲良さそうな感じだったんだよな…。

 

⑤女神様のせいで世界が色々とくっ付いている → 根本の原因はこれなのは確定だけどな。問題はこれの影響でどれだけの物語がどれだけ影響しあっているかなんだよな。

 

⑥俺が居る → いやいや、俺の所為なわけないじゃん?アメリカとか前世から含めても初めて来たしさ?バタフライエフェクト?はて、なんのことやら?そんなもんにまで責任もてねーよ。

 

 

これらの情報に加えて、Mr.マッケンジーが今回の事件(破滅の光が原因)が起こることを予見していたことを考えると…大体の推測はまとまったかな。会っているかどうかは本人たちに確認した方が早そうだ。

 

「お話は分かりました。俺はこれからMr.マッケンジーに事件の調査の中間報告に行こうと思います」

 

「それなら、オレも付いて行っていいか?」

 

『もちろん、私もコウヨウと一緒に付いていくわ』

 

『クリクリ~!』

 

「ではここにいる全員で行きましょうか」

 

彼らと一緒にMr.マッケンジーに会いに行くことになった。響紅葉には白い体のハネクリボーが付いている。あのハネクリボーが一緒に居れば、何かあった時に彼らを守ってくれるだろう。

 

「クロト、もしかして、今回の件、何か知ってる?」

 

「いや、何も知らん。少し心当たりがあるだけだ。じゃあ、校長室に向かおうか」

 

「…分かった」

 

彼らと、今まで黙っていたレインが声を掛けてくる。俺達が話している間は何やら考え事をしていたようだが…何か気になることでもあるのだろうか。

 

さて、響紅葉たちと話し込んでいたらもう昼を超えて夕方に近い時間帯だが、今から向かえば夕暮れ前には校長室に辿り着くだろう。そこでどんな話が聞けるかは分からないが、簡単に話してくれるとは思えない。気を引き締めて向かうとしよう。




オリ主は和食派ですが、別に洋食や中華が嫌いなわけではありません。

響紅葉との再会と、レジー・マッケンジーとの出会いです。レジーは、オリ主のことは響紅葉から事前に聞いていましたが、彼があまりにもオリ主を誉めるので、第一印象は実は内心イマイチ良くありませんでしたが、今回評判以上の実力(デッキパワー)でコテンパンにされたのでかなり認識は改まったようです。

オリ主の使った【電脳堺】でした。サイキック族を使わせてみたかったので、他の候補としては【ガスタ】、【PSYフレーム】、【ジャックナイツ】、【メタルフォーゼ】がありましたが、ダイスを振って出た目で決めました。

レジーの【天使族】の方は、【神の居城-ヴァルハラ】や【コート・オブ・ジャスティス】を使ったシンプルな天使デッキです。事態的にはかなり強いのですが、今回は流石に相手のデッキが悪すぎました。

次回の更新は1/30(土) AM7:00予定です。

戦車様、Skazka Priskazka様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

オリ主にヒロインは必要でしょうか?

  • 不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
  • いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
  • いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
  • いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
  • いる!オリ主ならハーレムを目指せ!
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