【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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今回の事件の真相に一歩近づく話ですので、少し前置きが長いです。

今回は大ボス戦その1。タッグ戦です。


第六十七話 トラゴエディア

夕暮れ時、校長室に入室を許可された俺達は、デュエルアカデミアのアメリカ校校長Mr.マッケンジーと対面していた。

 

「いらっしゃい、白河君。レインさんだけでなく、響君や私の娘まで連れて来て、私に何か用なのかな?」

 

「はい。今回の事件の進捗に付いて現状を報告させて頂こうかと思いまして。今、お時間よろしいでしょうか?」

 

Mr.マッケンジーが丁寧に対応してくる。トラゴエディアはまだ姿を隠しているようだ。

 

「まず、昨日までのことですが、アカデミアの生徒を襲ってデュエルを仕掛け、デュエル後にカードを白紙にしていると思われる犯人グループの目撃情報から彼らの行動パターンを分析し、実行犯の彼らの発見および撃破に成功しました」

 

「ほう…」

 

「犯人たちは全て正気を失っているように見えました。そして彼らは全員がこの【天空の聖域】カードを所持しており、このカードを犯人たちから引き離すことによって彼らは自我を取り戻したように見えました。ちなみに犯人たちは全員この国の警察機構に身柄を引き渡してあります。ただ、まだ犯人グループが残存している可能性があるのでそちらの対処は今も協力者の天上院兄妹、丸藤亮、万丈目準に頼んでいます」

 

「ふむ…」

 

昨日までに回収した破滅の光を宿した【天空の聖域】カードを見せる。ここまでは特に驚く様子はなさそうだな。俺と一緒に来たメンバーは俺の後ろで静かに俺の報告を聞いているようだ。

 

「この回収した【天空の聖域】カードには特殊な魔力が宿っており、その魔力の波長は去年日本で発生したハートランドシティでのテロ事件の主犯格を洗脳していた通称『破滅の光』の魔力が宿ったカードと同じ波長です。この『破滅の光』の魔力には人間を洗脳して操る力があります」

 

 

現時点で人間を洗脳する力を持つと判明しているのは以下の三点。その中で、デュエル後に相手のカードを白紙にするようなオカルトパワーを持つ物は限られる。現物のカードも存在しているし、今回使用されたのは間違いなく①だろう。

 

①破滅の光。人間またはデュエルモンスターズのカードに宿るオカルトチックなパワー。人間に宿った場合は魔力を持った人間がデュエルで勝利すれば洗脳可能。カードに宿っている場合は洗脳された対象からカードを取り上げれば洗脳解除可能。だが、洗脳回避すること自体が非常に困難。

 

②Dr.ドクトルが制作した【パラサイド・フュージョナー】と言うリアルソリットビジョンシステムで作り出した昆虫型のモンスター。人間の耳から入り脳内に寄生するやべー奴。現在、完全な洗脳解除の方法は確立出来ていない。

 

③ジャン・ミシェル・ロジェ一派(オベリスクフォース)が制作した洗脳装置。人間の耳から入り脳内に寄生するやべー奴。人間の脳内に特殊な電波を送るタイプと人間の脳に特殊なチップを埋め込んで操作するタイプの2種。どちらも現在は科学的or医学的アプローチで解除可能。これらを制作した奴はイカレてると思う。

 

恐らくダークネスも①と同様のことが出来るだろうが、今はまだその痕跡を見つけることが出来ていないのでとりあえずそちらの可能性は保留。この時代では名前すら出てこないが、少し未来の世界でならサイコデュエリストも①と似たようなことが出来るだろう。サイコデュエリストの真似事が出来る俺も、多分出来るだろうからな。やらないけど。

 

 

「恐らく、この【天空の聖域】カードに破滅の光を宿した主犯格たる存在がいます。その主犯格を排除しない限り、事件の解決は出来ないと思われます」

 

「なるほど。それで、主犯格の目星は付きそうなのかい?」

 

おっ、とぼけるねぇ。お前らなら知ってるんじゃないのかい?知っているはずだよなぁ?

 

「まだ直接は確認できていませんが既に目星は付いています。そして、Mr.マッケンジー。俺は、貴方ならその主犯格が誰を指しているのかを理解していると確信しています」

 

「…ふふっ、やはり君は不思議な少年だな」

 

俺がMr.マッケンジーを睨みつけながらそう言うと、それに応じるようにMr.マッケンジーは笑顔を作る。目が笑ってねえんだよ。怖いわ。響紅葉とレジー・マッケンジーは動揺しているようだ。レインはいつも通りだ…本来の歴史から主犯格が誰なのかを推測できているだろう。

 

「そろそろそちらから種明かしをしてもらいたいんですが…いいでしょう。主犯格と思われる人物は2人。カードデザイナーのフェニックス氏、もしくは現在意識不明のフェニックス氏を世話しているプロデュエリストDD。このどちらかだと思われます」

 

「その根拠は?」

 

「勘です」

 

「…!…ふふふ、あははははっ!そうか、勘か!あははははっ!」

 

Mr.マッケンジーはその答えを聞くと一瞬目を丸くしたが、すぐさま笑い出した。失礼なオッサンだ。後ろを少し見ると響紅葉とレジー・マッケンジーがガックリしていた。レインにはジト目で見られている。仕方ないだろ、まだ直接彼らの現状を確認したわけじゃないんだよ。『前世の記憶で知っているから』なんて言えないしな。

 

『くくくっ!おいマッケンジー。そろそろ良いだろう。数日でここまで辿り着くなんてなかなかやるじゃねぇか』

 

「ふふふっ、そうだな」

 

誰も居ないはずのMr.マッケンジーの背後の空間から低い男性の声が聞こえてくると、次の瞬間にはそこに巨大な黒い悪魔の精霊が姿を現す。圧倒的な存在感と周囲を渦巻く魔力。トラゴエディアだ。そして、特に驚いた様子もなく後ろを振り返って彼に同調するMr.マッケンジー。

 

直接見るのは2度目だが、やはり強大な存在だ。リアルファイトなら絶対に勝てないな。俺とレインはいつでも動けるよう身構える。

 

「な、なんだアレは!?あれもカードの精霊なのか!?」

 

『クリクリー!』

 

カードの精霊が目視できる響紅葉の表情が驚愕に染まり、彼を守るべく白き羽根の精霊ハネクリボーが彼の前に現れる。彼女は精霊を目視できないレジー・マッケンジーも何からの異変が起こっていることは肌で感じているようで沈黙を守りながら冷や汗を流している。

 

『響紅葉、こうしてお前の前に姿を現すのは初めてだったな。では、初めまして。トラゴエディアだ。よろしく頼むぞ?』

 

「トラゴエディア…」

 

『クリクリー!』

 

『白き羽根の精霊か。約3000年ぶりくらいか。お前も久し振りだな。あの時は世話になったなぁ!』

 

響紅葉とハネクリボーに視線を移したトラゴエディアが魔力を高めると、魔力耐性の低いレジー・マッケンジーが苦しそうに膝をつく。レインは警戒を解かずにレジー・マッケンジーを介抱している。トラゴエディアの隣にいるMr.マッケンジーも少し顔色が悪い。

 

「トラゴエディア。力を抑えてくれ。その状態を続けられると私と娘がキツイ」

 

『む、そうだったな。すまんな』

 

Mr.マッケンジーの苦言を受けて魔力を抑えるトラゴエディア。やはり憑依されて乗っ取られているわけではなく、Mr.マッケンジーとトラゴエディアの間には協力関係の様な物が伺える。

 

『さて、小僧。約束通りに事件の調査を進めて進展させたみてーじゃねぇか。流石にここまで早いとは思わなかったぜ?』

 

「そりゃどうも。なら約束通り、こちらの質問に答えてくれるんだろうな?」

 

舐められないように周囲に魔力を展開し、奴の雰囲気に呑まれない様に言葉を返す。

 

『くくっ!まだ駄目だな!すぐに話しちゃ面白くねぇ!小僧、オレとデュエルをしろ!オレに勝ったらお前に質問に答えてやるよ』

 

トラゴエディアは黒い魔物の姿から、全身真っ黒の背の高い男性のようなシルエットを取って実体化する。腕にはデッキがセットされたデュエルディスクを装着している。最初からこのつもりだったようだ。俺も応じるようにデュエルディスクを構える。

 

「いいだろう。その余裕そうな面を涙目にしてやる」

 

「抜かせ、小僧。せいぜいオレを楽しませてみろ!」

 

この状態だとレジー・マッケンジーにも見え、声も聞こえるようだ。初めて彼女の視線がトラゴエディアを捉えた。

 

「クロト、オレもやるぞ!」

 

「流石に1対2になるのならば、私も参戦するとしよう」

 

響紅葉が俺の横に立ってデュエルディスクを構えると、トラゴエディアの横にMr.マッケンジーが立ってデュエルディスクを構える。タッグデュエルをやろうってわけか。

 

「ならルールはタッグフォースルール。俺と響さん、Mr.マッケンジーとトラゴエディアでのタッグデュエルだ。LP8000制で、LP&フィールド&墓地をパートナー間で共有する。当然だがパートナーへのアドバイスなどは無しだ」

 

「いいだろう」

 

「OKだ」

 

「ではそれで行こうか」

 

レインはレジー・マッケンジーと共に部屋の隅に移動しつつこちらのデュエルを見届けるようだ。さて、タッグデュエルになるのもMr.マッケンジーとデュエルになるのも予想外だが、トラゴエディアとデュエルすることになることは予想範囲内だ。こちらの準備は出来ている。負けるつもりはないぞ?

 

 

~~~

 

 

「「「「対戦、よろしくお願いします」」」」

 

挨拶は大事だ。古事記にもそう書いてあるはず。

 

「「「「デュエル!」」」」

 

 

◆白河クロト&響紅葉 LP:8000

白河クロト 手札:5枚

響紅葉 手札:5枚

 

vs

 

◆トラゴエディア&Mr.マッケンジー LP:8000

トラゴエディア 手札:5枚

Mr.マッケンジー 手札:5枚

 

 

「こちらが先攻を貰うよ。私のターン、ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

Mr.マッケンジー 手札:5→6枚

 

原作ではトラゴエディアがデュエルしたのみであり、憑依されていたMr.マッケンジーは一切デュエルの描写がない。とはいえアメリカ・デュエル・アカデミアの校長でもある彼がそこいらのデュエリストより弱いとは考えづらい。どんなデッキで来るのやら。

 

「私は手札から魔法カード【手札抹殺】を発動。手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする」

Mr.マッケンジー 手札:5→0→5枚

白河クロト 手札:5→0→5枚

 

タッグフォースルールの場合、【手札抹殺】などの効果は現在フィールドでプレイしているデュエリスト2人にしか効果を発揮されない。今回の場合だとMr.マッケンジーと俺のみに適用されるわけだ。

 

「私はカード効果で墓地に送られた【暗黒界の術師 スノウ】の効果を発動。このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、自分のデッキから「暗黒界」と名のついたカード1枚を手札に加える。相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらに相手の墓地に存在するモンスター1体を選択し、自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する事ができる。私はデッキから【暗黒界の龍神 グラファ】を手札に加える」

 

「更に私はカード効果で墓地に送られた【暗黒界の狩人 ブラウ】の効果を発動。このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、自分のデッキからカードを1枚ドローする。相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらにもう1枚ドローする」

 

なるほど。【暗黒界】デッキか。グラファまで搭載しているデッキか。なかなか手強そうだな。

 

チェーン②暗黒界の狩人 ブラウ

チェーン①暗黒界の術師 スノウ

 

「効果処理をしようか。チェーン②【暗黒界の狩人 ブラウ】の効果により、自分のデッキからカードを1枚ドローする。そしてチェーン①【暗黒界の術師 スノウ】の効果により、私はデッキから【暗黒界の龍神 グラファ】を手札に加える」

Mr.マッケンジー 手札:5→6→7枚

 

「私は手札から魔法カード【天使の施し】を発動。自分のデッキからカードを3枚ドローし、その後手札を2枚選択して捨てる」

Mr.マッケンジー 手札:6→9→7枚

 

「私はカード効果で墓地に送られた【暗黒界の尖兵 ベージ】の効果を発動。このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、このカードを墓地から特殊召喚する」

 

「更に私はカード効果で墓地に送られた【暗黒界の導師 セルリ】の効果を発動。このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、このカードを相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。このカードが「暗黒界」と名のついたカードの効果によって特殊召喚に成功した時、相手は手札を1枚選択して捨てる」

 

チェーン②暗黒界の導師 セルリ

チェーン①暗黒界の尖兵 ベージ

 

「効果処理をしようか。チェーン②【暗黒界の導師 セルリ】の効果により、このカードを相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚し、相手は手札を1枚選択して捨てる。私は手札から【暗黒界の龍神 グラファ】を墓地に捨てる。そしてチェーン①【暗黒界の尖兵 ベージ】の効果により、このカードを墓地から特殊召喚する」

Mr.マッケンジー 手札:7→6枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の尖兵 ベージ ★4 DEF1300

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

暗黒界の導師 セルリ ★1 DEF300

 

ややこしい効果だが【暗黒界の導師 セルリ】が召喚されるのは俺のフィールド。そして俺のフィールドで効果を発動するので、『相手は手札を1枚選択して捨てる』効果は俺が発動した効果となり、Mr.マッケンジーが手札を捨てることになったわけだ。そしてグラファの効果は…。

 

「私は相手のカード効果で墓地に送られた【暗黒界の龍神 グラファ】の効果を発動。このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらに相手の手札をランダムに1枚確認する。確認したカードがモンスターだった場合、そのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。私は君のフィールドの【暗黒界の導師 セルリ】を破壊、更に君の手札をランダムに1枚確認する。…ふむ、モンスターだね。確認したカードがモンスターだった場合、そのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。私は君の手札の【紅蓮魔闘士】を私のフィールドに特殊召喚する」

白河クロト 手札:5→4枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の尖兵 ベージ ★4 DEF1300

紅蓮魔闘士 ★6 ATK2100

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

モンスター無し。

 

こちらが手札誘発を握っていない方が悪いとはいえ、事故率の高い【暗黒界】でよくもまぁここまで回せるもんだな。

 

「私は墓地の【暗黒界の龍神 グラファ】の効果を発動。このカードは【暗黒界の龍神 グラファ】以外の自分フィールド上に表側表示で存在する「暗黒界」と名のついたモンスター1体を手札に戻し、墓地から特殊召喚する事ができる。私は自分フィールドの【暗黒界の尖兵 ベージ】を手札に戻し、墓地の【暗黒界の龍神 グラファ】を特殊召喚する!」

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK2700

紅蓮魔闘士 ★6 ATK2100

 

「私は手札から魔法カード【暗黒界の取引】を発動。お互いのプレイヤーはデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる」

Mr.マッケンジー 手札:5→6→5枚

白河クロト 手札:4→5→4枚

 

「私はカード効果で墓地に送られた【暗黒界の武神 ゴルド】の効果を発動。このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、このカードを墓地から特殊召喚する」

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK2700

紅蓮魔闘士 ★6 ATK2100

暗黒界の武神 ゴルド ★5 ATK2300

 

「私は手札から魔法カード【闇の誘惑】を発動。自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。私はデッキから2枚ドローし、その後に手札の闇属性【The suppression PLUTO】を除外する」

Mr.マッケンジー 手札:4→6→5枚

 

「プラネットシリーズ…!」

 

「ほう、これも知っているのか。世に出回っていないプラネットシリーズの存在を…」

 

「くくっ!面白ぇ小僧だぜ」

 

ちっ、この世界では存在していないと思っていたけれど、当てが外れたな。そうなるとトラゴエディアもプラネットシリーズを所持している可能性が高い。そして、原作通りのカードを所持しているならアレはなかなか厄介なカードだぞ…。

 

「私は手札からフィールド魔法カード【暗黒界の門】を発動。フィールド上に表側表示で存在する悪魔族モンスターの攻撃力・守備力は300ポイントアップする。1ターンに1度、自分の墓地に存在する悪魔族モンスター1体をゲームから除外する事で、手札から悪魔族モンスター1体を選択して捨てる。 その後、自分のデッキからカードを1枚ドローする。 私は墓地の悪魔族【暗黒界の導師 セルリ】を除外して自分のデッキからカードを1枚ドローする」

Mr.マッケンジー 手札:4→5枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK2700 → 3000

紅蓮魔闘士 ★6 ATK2100

暗黒界の武神 ゴルド ★5 ATK2300 → 2600

 

「私はこのターンまだ通常召喚をしていないので、モンスターをセット。そしてカードを三枚伏せてターンエンド」

Mr.マッケンジー 手札:1枚、伏せカード:3

 

 

◆白河クロト&響紅葉 LP:8000

白河クロト 手札:4枚

響紅葉 手札:5枚

 

vs

 

◆トラゴエディア&Mr.マッケンジー LP:8000、伏せカード:3、フィールド魔法:1

トラゴエディア 手札:5枚

Mr.マッケンジー 手札:1枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK3000

紅蓮魔闘士 ★6 ATK2100

暗黒界の武神 ゴルド ★5 ATK2600

伏せモンスター

 

 

流石はアメリカ・デュエル・アカデミアの校長ってところか。すげードロー力だな。フィールドのモンスターは大したことはないが、あの伏せモンスターは多分【メタモルポット】。伏せカードは【暗黒界】なら高確率でウィルス系だろう。ちょうどリリースできそうなモンスターも居るしな…。

 

「俺のターン、ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

クロト 手札:4→5枚

 

「この瞬間、リバースカードオープン。罠カード【闇のデッキ破壊ウイルス】を発動。自分フィールドの攻撃力2500以上の闇属性モンスター1体をリリースし、カードの種類(魔法・罠)を宣言して発動できる。相手フィールドの魔法・罠カード、相手の手札、相手ターンで数えて3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、その内の宣言した種類のカードを全て破壊する。私は【暗黒界の武神 ゴルド】をリリースするよ」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:3→2

 

「やっぱりか、させるかよ!その効果にチェーンして俺は手札からカウンター罠【レッド・リブート】を発動!このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。相手が罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない!」

クロト 手札:4枚

白河クロト&響紅葉 LP:8000 → 4000

 

よりによって【闇のデッキ破壊ウイルス】の方かよ。俺はまだマシだが、【融合】を始めとした魔法カード主体の響紅葉に刺さりまくるじゃねーか!そんなもん絶対に通すか!

 

「ウィルスカードかよ!危なかったな…」

 

「手札からカウンター罠とは…!」

 

「くくくっ!とんでもねぇな小僧!」

 

チェーン②レッド・リブート

チェーン①闇のデッキ破壊ウイルス

 

「効果処理を行う。チェーン②【レッド・リブート】の効果により、チェーン①【闇のデッキ破壊ウイルス】の発動は無効にしてそのままセットしてもらう!そのカードをそのままセットする。その後、そちらはデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。そしてこのカードの発動後、ターン終了時までそちらは罠カードを発動できないからな」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:2→3→4 ※このターン、罠カード使用不可。

 

まずいな。やはりデュエルモンスターズは先攻有利過ぎる。LP8000環境だと【レッド・リブート】が決まっても1キルは無理そうだな。ともかく、最低限あのウィルスカードだけは除去しておかないとな。せっかく墓地を肥やしてくれたことだしな。

 

「俺は手札から魔法カード【闇の量産工場】を発動!自分の墓地の通常モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。俺は墓地に通常モンスター【イグナイト・マスケット】と【イグナイト・ドラグノフ】を手札に加える!」

クロト 手札:3→5枚

 

「俺は手札から魔法カード【召喚師のスキル】を発動!デッキからレベル5以上の通常モンスター1体を手札に加える。俺はレベル5【イグナイト・デリンジャー】を手札に加える!」

クロト 手札:4→5枚

 

「俺は手札から【サンダー・ドラゴン】を捨てて効果発動!このカードを手札から捨てて発動できる。デッキから「サンダー・ドラゴン」を2体まで手札に加える!」

クロト 手札:4→6枚

 

「俺はスケール2の【イグナイト・マスケット】とスケール7【イグナイト・ドラグノフ】をペンデュラムスケールにセッティング!」

クロト 手札:4枚、Pスケール:2~7

 

「ほう、ペンデュラムかね。私も初めて見るが、珍しいデッキを使う物だ」

 

「俺はペンデュラムゾーンの【イグナイト・ドラグノフ】のペンデュラム効果発動!もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。俺はデッキから【E・HERO ブレイズマン】を手札に加える!」

クロト 手札:4→5枚

 

「くくっ!わざわざ揃えたペンデュラムスケールを破壊するとは、何を考えているんだぁ?」

 

「俺はスケール2の【イグナイト・デリンジャー】とスケール7【イグナイト・ライオット】をペンデュラムスケールにセッティング!これにより、俺はレベル3からレベル6までのモンスターを手札・EXデッキからペンデュラム召喚が可能となる!」

クロト 手札:3枚、Pスケール:2~7

 

「ペンデュラム召喚!手札より【サンダー・ドラゴン】2体と【E・HERO ブレイズマン】、EXデッキより【イグナイト・マスケット】と【イグナイト・ドラグノフ】をペンデュラム召喚する!」

クロト 手札:0枚

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

サンダー・ドラゴン ★5 ATK1600

サンダー・ドラゴン ★5 ATK1600

E・HERO ブレイズマン ★4 DEF1800

イグナイト・マスケット ★4 DEF1900

イグナイト・ドラグノフ ★4 ATK1700

 

「一気にフィールドに5体のモンスターを並べるとは…!」

 

「俺は特殊召喚された【E・HERO ブレイズマン】の効果発動!このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「融合」1枚を手札に加える!」

クロト 手札:0→1枚

 

「俺はレベル5【サンダー・ドラゴン】2体でオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!星々の光よ!今大地を震わせ降臨せよ!エクシーズ召喚!現れよランク5【セイクリッド・プレアデス】!」

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO ブレイズマン ★4 DEF1800

イグナイト・マスケット ★4 DEF1900

イグナイト・ドラグノフ ★4 ATK1700

セイクリッド・プレアデス ☆5 ATK2500 ORU:2

 

「今度はエクシーズ召喚か!引き出しの多い小僧だぜ!」

 

「俺は【セイクリッド・プレアデス】のORUを1つ取り除いて効果発動!1ターンに1度、このカードのORUを1つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。俺はそちらの【紅蓮魔闘士】を手札に戻す!俺のカードだから戻るのは俺の手札にだけどな」

セイクリッド・プレアデス ORU:2 → 1

クロト 手札:1→2枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK3000

伏せモンスター

 

「俺はレベル4【イグナイト・マスケット】と【イグナイト・ドラグノフ】の2体でオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよランク4【竜巻竜】!」

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO ブレイズマン ★4 DEF1800

セイクリッド・プレアデス ☆5 ATK2500 ORU:1

竜巻竜 ☆4 ATK2100 ORU:2

 

「俺は【竜巻竜】のORUを1つ取り除いて効果発動!1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。俺はそちらの伏せカード【闇のデッキ破壊ウイルス】を破壊させてもらう!」

竜巻竜 ORU:2→1

 

「むっ、せっかくのウィルスカードが破壊されてしまったか」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:4→3 ※このターン、罠カード使用不可。

 

「俺はペンデュラムゾーンの【イグナイト・デリンジャー】のペンデュラム効果発動!もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。俺はデッキからチューナーモンスター【焔聖騎士-オリヴィエ】を手札に加える!」

クロト 手札:2→3枚

 

「俺はまだこのターン通常召喚していない。俺はチューナーモンスター【焔聖騎士-オリヴィエ】を召喚!」

クロト 手札:2枚

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO ブレイズマン ★4 DEF1800

セイクリッド・プレアデス ☆5 ATK2500 ORU:1

竜巻竜 ☆4 ATK2100 ORU:1

焔聖騎士-オリヴィエ ★4 ATK1000 ※チューナー

 

「俺はレべル4【E・HERO ブレイズマン】にレベル4【焔聖騎士-オリヴィエ】をチューニング!王者の決断、今赤く滾る炎を宿す、真紅の刃となる!熱き波濤を超え、現れよ、炎の鬼神!シンクロ召喚!レベル8【クリムゾン・ブレーダー】!」

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

クリムゾン・ブレーダー ★8 ATK2800

セイクリッド・プレアデス ☆5 ATK2500 ORU:1

竜巻竜 ☆4 ATK2100 ORU:1

 

「今度はシンクロ召喚とはね…」

 

「【クリムゾン・ブレーダー】の効果を説明しておく。このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。次の相手ターン、相手はレベル5以上のモンスターを召喚・特殊召喚できない!」

 

「なっ!?」

 

「次の相手のターンって、オレのターンじゃねぇか!おいマッケンジー!絶対に何とかしろよ!」

 

「俺は墓地の【焔聖騎士-オリヴィエ】の効果発動!このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの戦士族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。このカードの装備モンスターは相手の効果の対象にならない。俺は【焔聖騎士-オリヴィエ】を【クリムゾン・ブレーダー】に装備する!」

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

クリムゾン・ブレーダー ★8 ATK2800 ※効果の対象にならない。

セイクリッド・プレアデス ☆5 ATK2500 ORU:1

竜巻竜 ☆4 ATK2100 ORU:1

 

「良し!これで【クリムゾン・ブレーダー】は効果の対象にならない!【レッド・リブート】の効果で相手はこのターン罠カードを使用できない!行けるぜクロト!」

 

『クリクリー!』

 

ちょっ!?響さん!変なフラグ立てるの止めてくれません!?墓地発動できるカードは向こうには無いが…速攻魔法カードなら発動できるんだよなぁ。…えぇい、ここまで展開した後だともうどうしようもないな!ここは臆せず攻める!

 

「俺はカードを1枚伏せて、バトルフェイズへ移行!」

クロト 手札:1枚

 

「【クリムゾン・ブレーダー】で伏せモンスターに攻撃!レッドマーダー!」

 

「この瞬間!リバースカードオープン!速攻魔法【皆既日蝕の書】発動!フィールドの表側表示モンスターを全て裏側守備表示にする。このターンのエンドフェイズに、相手フィールドの裏側守備表示モンスターを全て表側守備表示にし、その後、この効果で表側守備表示にしたモンスターの数だけ相手はデッキからドローする!」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:3→2 ※このターン、罠カード使用不可。

 

何ぃ!?対象を取らない速攻魔法!?くそっ!こんなピンポイントでデメリットの大きいカードをよくもこのタイミングで…!

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

クリムゾン・ブレーダー ★8 ATK2800  → 裏側守備表示

セイクリッド・プレアデス ☆5 ATK2500 → 裏側守備表示 ORU:1

竜巻竜 ☆4 ATK2100 → 裏側守備表示 ORU:1

 

「惜しぃ!これさえ決まっていればかなり有利になったのに…!」

 

『クリクリィ…』

 

「良し!いいぞマッケンジー!良く凌いだ!」

 

響紅葉とハネクリボーが悔しがっていて、Mr.マッケンジーとトラゴエディアが安堵の表情を浮かべる。

 

マジかよ…【クリムゾン・ブレーダー】が裏側守備になったことで装備カード扱いの【焔聖騎士-オリヴィエ】が対象を失って墓地送りになったぞ。

 

「メインフェイズ2に移行。そのままターンエンドだ。エンドフェイズに移行し【皆既日蝕の書】の効果が適用される俺のフィールドの裏側守備表示モンスターを全て表側守備表示にし、その後、この効果で表側守備表示にしたモンスターの数だけ俺はデッキからドローする!俺のフィールドのモンスターは3体。よってデッキからカードを3枚ドローする!」

クロト 手札:1→4枚

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

クリムゾン・ブレーダー ★8 裏側守備表示 → DEF2600

セイクリッド・プレアデス ☆5 裏側守備表示 → DEF1500 ORU:1

竜巻竜 ☆4 裏側守備表示 → DEF2000 ORU:1

 

「私もこのエンドフェイズにカードを発動させてもらおう。リバースカードオープン。速攻魔法【終焉の焔】発動。このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。自分フィールドに「黒焔トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。このトークンは闇属性以外のモンスターのアドバンス召喚のためにはリリースできない」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:2→1 ※このターン、罠カード使用不可。

 

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK3000

伏せモンスター

黒焔トークン ★1 DEF0→300

黒焔トークン ★1 DEF0→300

 

 

◆白河クロト&響紅葉 LP:4000、伏せカード:1 (融合)

白河クロト 手札:4枚 (1枚は紅蓮魔闘士)

響紅葉 手札:5枚

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

クリムゾン・ブレーダー ★8 DEF2600

セイクリッド・プレアデス ☆5 DEF1500 ORU:1

竜巻竜 ☆4 DEF2000 ORU:1

 

vs

 

◆トラゴエディア&Mr.マッケンジー LP:8000、伏せカード:1、フィールド魔法:1

トラゴエディア 手札:5枚

Mr.マッケンジー 手札:1枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK3000

伏せモンスター

黒焔トークン ★1 DEF300

黒焔トークン ★1 DEF300

 

 

ヤバいな。伏せカードは【融合】だ。デッキからサーチしたことは情報公開済みだし、これを伏せた時の手札は全てバレていたからな。間違いなく向こうもこちらの伏せカードが何か気付いているだろう。今の俺の手札には手札誘発はあるものの、手札にも墓地にも防御カードがない。トラゴエディアがどんなデッキによるが、かなり不味い状態だ。さっきMr.マッケンジーが発動した【終焉の焔】は恐らくあのプラネットシリーズを召喚するための布石だろうしな。

 

「ようやくオレのターンか!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

トラゴエディア 手札:5→6枚

 

「この瞬間、俺は【竜巻竜】のORUを1つ取り除いて効果発動!1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。俺はそちらの伏せカードを破壊させてもらう!」

竜巻竜 ORU:1→0

 

「ちっ、そういや相手ターンにも発動できるんだったな!」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:1→0

 

破壊したのは…【スキルドレイン】か。なかなか嫌なカードを伏せているな。確かに【暗黒界】モンスターは墓地発動の効果ばかりだから影響が少ないもんな…。

 

「オレは手札から装備魔法【D・D・R】を発動!手札を1枚捨て、除外されている自分のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する!このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。オレは手札から【茫漠の死者】を墓地に送り、除外されている【The suppression PLUTO】を特殊召喚する!」

トラゴエディア 手札:5→4枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK3000

伏せモンスター

黒焔トークン ★1 DEF0

黒焔トークン ★1 DEF0

The suppression PLUTO ★8 ATK2600→2900

 

来たか、プラネット(惑星)シリーズ!さりげなく【暗黒界の門】で攻撃力が上昇している!このタイミングで一番嫌なモンスターだ!俺の手札に【紅蓮魔闘士】があることは先ほどまでのデュエルを見ていたら分かることだ。必ず効果を発動してくるはずだ!

 

「プラネットシリーズか…オレもジ・アースを持っているけど、敵対したのは初めてだぜ…」

 

『クリクリー!』

 

プラネットシリーズは召喚しづらいのが難点だが、召喚出来た後の癖の強いモンスター効果は侮れないんだよな。…ちなみに、冥王星(PLUTO)って惑星じゃないかも?とか前世で言われていたような気がするんだが…?

 

「オレは【The suppression PLUTO】の効果発動!1ターンに1度、カード名を1つ宣言して相手の手札を全て確認し、その中に宣言したカードがあった場合、①相手フィールドのモンスター1体を選んでコントロールを得る効果、②相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊その魔法・罠カードを自分フィールドにセットできる効果、①②のどちらかの効果を使用できる!オレはカード名【紅蓮魔闘士】を宣言する!さぁ小僧!手札を見せな!」

 

「だが断る!その効果にチェーンして手札から【エフェクト・ヴェーラー】を墓地に送って効果発動!相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする!対象は【The suppression PLUTO】だ!」

白河クロト 手札:4→3枚

 

チェーン②エフェクト・ヴェーラー

チェーン①The suppression PLUTO

 

「くくっ!躱されたか!効果処理を行うぞ。チェーン②【エフェクト・ヴェーラー】の効果により、【The suppression PLUTO】の効果は無効。そしてチェーン①【The suppression PLUTO】の効果は無効されているので不発だ」

 

危ない危ない【The suppression PLUTO】の効果で地味に厄介なのが相手の手札を全て確認する効果だ。伏せカードは【融合】であることはバレているだろうし、これをされると防御札がないことがバレてしまうからな。

 

「ならオレはフィールドの2体の【黒焔トークン】をリリース!手札から【The supremacy SUN】をアドバンス召喚するぜ!」

トラゴエディア 手札:3枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK3000

伏せモンスター

The suppression PLUTO ★8 ATK2900 ※このターン、効果無効

The supremacy SUN ★10 ATK3000→3300 

 

一応、プラネット(惑星)シリーズの頂点と言われるモンスターが召喚されたか。やっぱり【暗黒界の門】で攻撃力が上昇しているが、効果は…OCG順守か、微妙だな。コイツは破壊された場合に次のスタンバイフェイズに蘇生する効果を持つ。強いというより面倒なんだよな。…ちなみに、SUN(太陽)って恒星だよな?プラネットシリーズとは…。

 

「オレは手札から魔法カード【生者の書-禁断の呪術-】を発動!自分の墓地のアンデット族モンスター1体と相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。その自分のアンデット族モンスターを特殊召喚する。その相手のモンスターを除外する。オレはオレの墓地の【茫漠の死者】とお前の墓地の【焔聖騎士-オリヴィエ】を対象とする!【茫漠の死者】を特殊召喚して【焔聖騎士-オリヴィエ】を除外だ!」

トラゴエディア 手札:2枚

 

「特殊召喚された【茫漠の死者】の効果発動!このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。 このカードの攻撃力は相手のLPの半分の数値になる。小僧たちのLPは4000!つまりこのモンスターの攻撃力はその半分の2000だ!」

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK3000

伏せモンスター

The suppression PLUTO ★8 ATK2900 ※このターン、効果無効

The supremacy SUN ★10 ATK3300 

茫漠の死者 ★5 ATK?→2000

 

「オレは手札を1枚伏せて、フィールドの伏せモンスターを反転召喚!【メタモルポット】のリバース効果発動!このカードがリバースした場合に発動する。お互いの手札を全て捨てる。その後、お互いはデッキから5枚ドローする!」

トラゴエディア 手札:1→0→5枚

白河クロト 手札:3→0→5枚

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:0→1

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK3000

The suppression PLUTO ★8 ATK2900 ※このターン、効果無効

The supremacy SUN ★10 ATK3300 

茫漠の死者 ★5 ATK2000

メタモルポット ★2 ATK700

 

「オレはさっき伏せた魔法カード【強制転移】を発動!お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、そのモンスターのコントロールを入れ替える。そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。オレは【メタモルポット】を選択するぜ!」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:1→0

 

「俺は…【竜巻竜】を選択する」

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

暗黒界の龍神 グラファ ★8 ATK3000

The suppression PLUTO ★8 ATK2900 ※このターン、効果無効

The supremacy SUN ★10 ATK3300 

茫漠の死者 ★5 ATK2000

竜巻竜 ☆4 DEF2000 ORU:0

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

クリムゾン・ブレーダー ★8 DEF2600

セイクリッド・プレアデス ☆5 DEF1500 ORU:1

メタモルポット ★2 ATK700

 

「攻撃力2000超えのモンスターが4体か、かなりヤバい状態だな…」

 

『クリクリィ…』

 

大丈夫、大丈夫。さっきの【メタモルポット】で手札が補充できたし、多分何とかなるよ。

 

「バトルだ!【The supremacy SUN】で【メタモルポット】に攻撃!SOLAR FLARE!」

 

The supremacy SUN ATK3300

vs

メタモルポット ATK700

 

「ぐぅっ!」

白河クロト&響紅葉 LP:4000 → 1400

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

クリムゾン・ブレーダー ★8 DEF2600

セイクリッド・プレアデス ☆5 DEF1500 ORU:1

 

「続けて【暗黒界の龍神 グラファ】で【クリムゾン・ブレーダー】に攻撃!」

 

「このタイミングで俺は【セイクリッド・プレアデス】のORUを1つ取り除いて効果発動!1ターンに1度、このカードのORUを1つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。俺はそちらの【暗黒界の龍神 グラファ】を手札に戻す!」

セイクリッド・プレアデス ORU:1→0

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

The suppression PLUTO ★8 ATK2900 ※このターン、効果無効

The supremacy SUN ★10 ATK3300 

茫漠の死者 ★5 ATK2000

竜巻竜 ☆4 DEF2000 ORU:0

 

「グラファはオレの手札に戻ったか…」

トラゴエディア 手札:5→6枚

 

墓地に送ったり、Mr.マッケンジーの手札に戻すと厄介なことになりそうだったんでね。

 

「だが、まだモンスターは居るぞ!【茫漠の死者】で【クリムゾン・ブレーダー】に攻撃!」

 

茫漠の死者 ATK2000

vs

クリムゾン・ブレーダー DEF2600

 

「こちらのモンスターの守備力より、攻撃力の低いモンスターで攻撃してくる…?【クリムゾン・ブレーダー】の効果は相手モンスターを破壊しないと発動しないが戦闘ダメージが発生して…まさか!」

 

「くっ!だが戦闘ダメージが発生したことにより、オレはこのカードを手札から特殊召喚できる!出てこいオレ自身!【トラゴエディア】特殊召喚!」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー LP:8000→7400

トラゴエディア 手札:6→5枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

The suppression PLUTO ★8 ATK2900 ※このターン、効果無効

The supremacy SUN ★10 ATK3300 

茫漠の死者 ★5 ATK2000

竜巻竜 ☆4 DEF2000 ORU:0

トラゴエディア ★10 ATK3000

 

「オレ自身こと【トラゴエディア】の攻撃力・守備力は自分の手札の数×600アップする!オレの手札は5枚!よって攻撃力と守備力は3000だ!」

 

「バトルを続行するぞ!【The suppression PLUTO】で【クリムゾン・ブレーダー】に攻撃!Three Satellites!」

 

「【クリムゾン・ブレーダー】が戦闘破壊されたか…!」

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

セイクリッド・プレアデス ☆5 DEF1500

 

「バトル!【トラゴエディア】で【セイクリッド・プレアデス】に攻撃!」

 

トラゴエディア ATK3000

vs

セイクリッド・プレアデス DEF1500

 

「【セイクリッド・プレアデス】が戦闘破壊されて、俺のフィールドのモンスターは全滅か…!」

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

モンスター無し

 

「仕留めきれなかったか……まぁいい。オレはカードを2枚伏せてターンエンド」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:0→2

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

The suppression PLUTO ★8 ATK2900

The supremacy SUN ★10 ATK3300 

茫漠の死者 ★5 ATK2000

竜巻竜 ☆4 DEF2000 ORU:0

トラゴエディア ★10 ATK3000 → 1800

 

手札が減少したことで【トラゴエディア】の攻撃力が下がったか。

 

 

◆白河クロト&響紅葉 LP:1400、伏せカード:1 (融合)

白河クロト 手札:5枚

響紅葉 手札:5枚

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

モンスター無し

 

vs

 

◆トラゴエディア&Mr.マッケンジー LP:7400、伏せカード:2、フィールド魔法:1

トラゴエディア 手札:3枚

Mr.マッケンジー 手札:1枚

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

The suppression PLUTO ★8 ATK2900

The supremacy SUN ★10 ATK3300 

茫漠の死者 ★5 ATK2000

竜巻竜 ☆4 DEF2000 ORU:0

トラゴエディア ★10 ATK1800

 

 

相手モンスターはこちらのターンだと効果を発揮できない攻撃力が高いだけのモンスターとはいえ、数が多い。【トラゴエディア】と【The suppression PLUTO】は相手ターンでのモンスター効果が厄介だし、手札1枚でスタンバイフェイズに蘇生する【The supremacy SUN】も面倒なモンスターだ。

 

なかなかに劣勢状態で響紅葉にターンを回してしまったな。伏せカードと墓地のHEROが役に立てば良いが…。

 

「すいません、響さん。こんな状況ですが、後をお願いします」

 

「気にするなよクロト!HEROってのは逆境を跳ね返して勝利するもんだぜ!なぁ相棒!」

 

『クリクリー!』

 

「良し!オレのターンだ!ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

響紅葉 手札:5→6枚

 

「オレは手札から魔法カード【ヒーローアライブ】を発動!自分フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合、LPを半分払って発動できる。デッキからレベル4以下の「E・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。オレはLPを半分支払い、デッキから【E・HERO エアーマン】を特殊召喚する!」

響紅葉 手札:5枚

白河クロト&響紅葉 LP:1400→700

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

 

「特殊召喚された【E・HERO エアーマン】の効果発動!デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。オレはデッキから【E・HERO フォレストマン】を手札に加える!」

響紅葉 手札:5→6枚

 

「オレは手札から魔法カード【E-エマージェンシーコール】を発動!デッキから「E・HERO」モンスター1体を手札に加える。オレはデッキから【E・HERO オーシャン】を手札に加える!」

響紅葉 手札:5→6枚

 

「オレは手札から魔法カード【おろかな埋葬】を発動!デッキからモンスター1体を墓地へ送る。オレはデッキから【E・HERO シャドー・ミスト】を墓地に送る!」

響紅葉 手札:5枚

 

「墓地に送られた【E・HERO シャドー・ミスト】の効果発動!このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の「HERO」モンスター1体を手札に加える。オレはデッキから【E・HERO リキッドマン】を手札に加える!」

響紅葉 手札:5→6枚

 

「オレは手札から【E・HERO リキッドマン】を召喚!そして効果発動!このカードが召喚に成功した時、「E・HERO リキッドマン」以外の自分の墓地のレベル4以下の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。オレは墓地の【E・HERO ブレイズマン】を特殊召喚する!」

響紅葉 手札:5枚

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

E・HERO リキッドマン ★4 ATK1400

E・HERO ブレイズマン ★4 DEF1800

 

「小僧が使っていたモンスターか」

 

「トラゴエディア、妨害せずに見ているだけでいいのかい?」

 

「さてな」

 

「特殊召喚された【E・HERO ブレイズマン】の効果発動!このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「融合」1枚を手札に加える!」

響紅葉 手札:5→6枚

 

「オレは手札から魔法カード【R-ライトジャスティス】を発動!自分フィールドの「E・HERO」カードの数だけ、フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。オレのフィールドには「E・HERO」カードが三枚!よってそちらのフィールドの魔法・罠カード3枚を破壊する!」

響紅葉 手札:5枚

 

「その効果にチェーンしてオレはリバースカードオープン!速攻魔法【アンデット・ストラグル】発動!フィールドのアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は1000アップ、または1000ダウンする。オレはフィールドの【茫漠の死者】の攻撃力を1000アップする!」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:2→1、フィールド魔法:1

 

チェーン②アンデット・ストラグル

チェーン①R-ライトジャスティス

 

「効果処理を行う!チェーン②【アンデット・ストラグル】によって【茫漠の死者】の攻撃力を1000アップ。そしてチェーン①【R-ライトジャスティス】によってそちらの伏せカード1枚とフィールド魔法を破壊させてもらうぜ!」

 

『クリクリ~!』

 

「くくっ!参ったなこりゃ!」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー 伏せカード:1→0、フィールド魔法:1→0

 

「そんなことを言ってる場合かね?」

 

破壊された残りの伏せカードは【リターン・オブ・アンデット】か。

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

The suppression PLUTO ★8 ATK2900 → 2600

The supremacy SUN ★10 ATK3300 → 3000

茫漠の死者 ★5 ATK2000 → 3000

竜巻竜 ☆4 DEF2000 ORU:0

トラゴエディア ★10 ATK1800

 

「オレは伏せていた魔法カード【融合】を発動!自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。オレは手札の【E・HERO フォレストマン】と【E・HERO オーシャン】の2体を融合!来い!【E・HERO ジ・アース】!」

響紅葉 手札:5→3枚

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

E・HERO リキッドマン ★4 ATK1400

E・HERO ブレイズマン ★4 DEF1800

E・HERO ジ・アース ★8 ATK2500

 

「【E・HERO ジ・アース】…だと!?」

 

「馬鹿な…あのカードは失われたはずのプラネットシリーズのはずだ!それに、ジ・アースがE・HEROモンスターであるはずがない…!」

 

「何を驚いているんだ…?確かにジ・アースはプロリーグでもそれほど使っていないモンスターだが…」

 

『クリクリ~?』

 

「いえ、俺には分りませんね」

 

失われたはずのプラネットシリーズねぇ…。

 

「とにかく、デュエルを続けるぞ。オレは手札の魔法カード【融合】を発動!自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。オレはフィールドの【E・HERO リキッドマン】と【E・HERO ブレイズマン】の2体を融合!来い!【E・HERO サンライザー】!」

響紅葉 手札:2枚

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

E・HERO ジ・アース ★8 ATK2500

E・HERO サンライザー ★7 ATK2500

 

「融合召喚された【E・HERO サンライザー】の効果発動!このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。1ターンに1度、このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ミラクル・フュージョン」1枚を手札に加える!」

響紅葉 手札:2→3枚

 

「【E・HERO サンライザー】の効果で自分フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドのモンスターの属性の種類×200アップする!オレのフィールドには光、風、地の三種類のモンスターが存在しているので600アップだ!」

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

E・HERO ジ・アース ★8 ATK2500

E・HERO サンライザー ★7 ATK2500 → 3100

 

「オレは手札の魔法カード【ミラクル・フュージョン】を発動!自分のフィールド・墓地から、「E・HERO」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する!オレは墓地の【E・HERO フォレストマン】と【E・HERO オーシャン】の2体を融合!来い!【E・HERO アブソルートZero】!」

響紅葉 手札:2枚

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

E・HERO ジ・アース ★8 ATK2500

E・HERO サンライザー ★7 ATK3100 → 3300

E・HERO アブソルートZero ★8 ATK2500

 

あー、こりゃ勝ったな。【E・HERO】は殺意高いなぁ。

 

「オレは【E・HERO ジ・アース】の効果発動!このカード以外の自分フィールドの表側表示の「E・HERO」モンスター1体をリリースして発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、リリースしたモンスターの攻撃力分アップする!オレは【E・HERO アブソルートZero】をリリースする!」

 

<白河クロト&響紅葉のフィールド>

E・HERO エアーマン ★4 ATK1800

E・HERO ジ・アース ★8 ATK2500 → 5000

E・HERO サンライザー ★7 ATK3300 → 3100

 

「くくっ!攻撃力…5000とはな!やるじゃねーか、紅葉!」

 

「【E・HERO アブソルートZero】をリリース…?…不味いぞトラゴエディア!」

 

「更にフィールドから離れた【E・HERO アブソルートZero】の効果発動!このカードがフィールド上から離れた時、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する!」

 

「何だとぉ!?…オレのモンスターが全滅ぅ!?」

 

<トラゴエディア&Mr.マッケンジーのフィールド>

モンスター無し

 

「バトルだ!【E・HERO サンライザー】でダイレクトアタック!」

 

E・HERO サンライザー ★7 ATK3100

 

「ぐおぉぉぉぉっ!」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー LP:7400→4300

 

「これで終わりだ!【E・HERO ジ・アース】でダイレクトアタック!地球灼熱斬!!」

 

「ぐわぁぁぁぁっ!」

トラゴエディア&Mr.マッケンジー LP:4300→0

 

 

「言ったろ?HEROってのは逆境を跳ね返して勝利するんだぜ!」

 

『クリクリー!』

 

 

「「「「対戦、ありがとうございました」」」」

 

 

~~~

 

「いやぁー負けた負けた!あっはっはっはっは!」

 

「やれやれ、相手が海馬コーポレーション所属のデュエリストとプロリーグ10位のプロデュエリストとはいえ、デュエルでの敗北はアメリカ・デュエル・アカデミアの校長としては悔しい限りだ」

 

タッグデュエル終了後、トラゴエディアは晴れやかに笑い、Mr.マッケンジーも悔しそうにしながら苦笑いしていた。…待った待った。俺は海馬コーポレーション所属じゃないぞ!?どういう話になってるんだ!?

 

「良いデュエルだったな、流石だなクロト!」

 

「ありがとうございます。響さんも見事な腕前でした」

 

「ははっ!お前に言われると少し自信が付くな!」

 

『クリクリ~!』

 

パァン!と俺と響紅葉はハイタッチを決める。確かに、破滅の光とか闇のデュエルとかじゃない楽しいデュエルだったな。

 

「負けちまったものは仕方ねぇ。話してやるか」

 

「あぁ、彼らなら問題ないだろう。長い話になるから応接室を使おう。こちらに来てくれ」

 

そう言うとトラゴエディアとMr.マッケンジーは校長室の隣にある応接室に移動していった。

 

~~~

 

夕日が沈み、夜になった。応接室に通されてソファーに座った俺達はそこで対面に座っているMr.マッケンジーとトラゴエディアが語る過去話を聞いていた。

 

「始めに、オレが今から約3000年前の古代エジプト時代を生きていた人間だったことは知っているんだよな?」

 

「そうだな。クル・エルナ村の出身で、村に起こった惨劇のことで古代エジプトの神官たちを憎悪し、邪悪な魔物をその身に宿して神官に封印されたんだったか」

 

トラゴエディアが語りながらこちらがどこまで知っているのかを確認して来るので、俺も前世の記憶で覚えていることを元に語られた内容を補足していく。

 

「そうか、なら話は早い。オレは自身に宿った魔物と同化してエジプトの神官たちや神官たちが使役していたそこにいる白き羽根の精霊と約7日に渡って戦い続けた。そして激闘の末、力を使い果たしたオレはそのまま神官たちにエジプトの神殿の地下深くに封印されて3000年間眠りについた」

 

『クリクリ~!』

 

懐かしそうに語るトラゴエディア。その姿にあまり憎悪と言う感情は感じられない。ハネクリボーも話を聞いて同意しているように見える。恐らく語られた内容はこの世界での真実なのだろう。

 

それにしても、神官たちと7日間戦った?封印されて眠りについた?なんだか俺の知っている情報と少し食い違いがあるな。

 

「そして目が覚めたら、遺跡発掘に訪れていた探検家の体に憑依していたってわけさ。探検家はオレの存在に気付いていなかったけどな。それから色々と憑依する人間を変えていったが誰もオレのことを認識出来ねぇ。話し相手が居なくて滅茶苦茶退屈だったそんな時、マッケンジーと出会ったのさ」

 

「最初は驚いたよ。今から大体10年くらい前だろうか。校長室から登校してくるアメリカ校の生徒を眺めていたら、その中に背中に巨大な黒い何かを背負った学生が居たのが見えてね。最初は自分の目や正気を疑ったものさ」

 

「マッケンジーがこちらの存在を認識できると分かったオレはすぐにマッケンジーに憑依することにした。ようやく出来た話し相手だ。今までの退屈な日常ともオサラバ出来たってわけさ」

 

「トラゴエディアは凶悪な外見だったが、話してみるとただのお喋りな青年だと気づいてね。聞かれるままに色々なことを話したよ。この時代のことや古代エジプトの歴史、デュエルアカデミアやデュエルモンスターズのことなんかをね」

 

「くくっ!まさかオレたちや当時の魔物や精霊を題材にしたカードゲームが作られているなんて思わなかったぜ!」

 

そう思い出話を語るトラゴエディアとMr.マッケンジー。その表情は楽しそうであり、やはり憎悪や恐怖などの感情は見当たらない。一応、その辺りも確認しておくか。

 

「もう古代エジプトの神官たちを恨んではいないのか?」

 

「そりゃ神官の連中は今でも恨んでいるさ。もし仮に目の前に現れたらまた戦うことになるだろうが、もう居ないからなぁ。色々と聞いているうちに、とっくの昔に死んだ連中のことに拘るが馬鹿らしくなったのさ。そこにいる白き羽根の精霊とは以前に戦った間柄だが、別にソイツ自体を恨んでいたわけじゃねえしな」

 

『クリクリー』

 

力を奪われて何も出来ずに封印されて意識があるまま3000年を過ごすことになって不完全なまま復活することになった原作と、暴れ回った後にそのまま封印されて眠りについて気付いたらすぐさま現代で完全復活していたこの世界との違いが、彼の中の憎悪を全てではないだろうが上手く消化したようだな。

 

「色々とトラゴエディアと話しているうちに、彼がデュエルモンスターズに興味を抱いてね。『オレ専用のオリジナルカードが欲しい!』なんて言い出した時は本当に面倒だったよ」

 

「くくっ!いいじゃねぇか。その方が面白そうだったんだからよ」

 

「毎日のように言う物だから、トラゴエディアのそんな頼みを叶える為に仕方なく旧知のカードデザイナーであるフェニックス氏に協力を依頼したのさ」

 

ここでカードデザイナーのフェニックス氏が登場してくるわけか。

 

「彼に頼みこんだ結果、色々あってプラネットシリーズと言うカード群を制作してくれることを約束してもらってね。先ほど使用した2枚がそのプラネットシリーズさ。この世に出ていないこのシリーズを何故白河君が知っていたのかは疑問だけどね?」

 

「その話はいずれお話ししますよ。話を続けて貰ってもよろしいですか?」

 

話の矛先が俺に向きそうだったので方向転換させた。転生だの前世の記憶だのの話を今ここで語るのは面倒だしな。

 

「先ほどの2枚を先行して受け取っていたんだけど、今から7~8年前くらいにようやく残りのカードも完成したと聞いたんで受け取りに行ったのさ。そうしたら…」

 

「その時のフェニックスは、最初に会った時とは様子がおかしくてまるで別人だったな。妙な魔力を帯びていたし、今思えばあれが破滅の光って奴に憑りつかれた状態だったんだろうよ。そして、マッケンジーとフェニックスの野郎が会っている最中に、フェニックスの家に強盗がやってきてフェニックスに襲い掛かったのさ」

 

「フェニックス氏と強盗が接触した瞬間、フェニックス氏の体がまばゆく光り輝いたかと思うと私は気を失ってしまったらしく、次に目が覚めた時は病院のベットの上だったよ」

 

「大変だったぜ?フェニックスの野郎から凄まじく禍々しい白い魔力が噴出したかと思ったら、マッケンジーと強盗は吹き飛ばされているわ、フェニックスの家は燃え始めるわでよ?仕方ないから気絶したマッケンジーの体を使って気絶していたフェニックスと強盗を家の外に放りだして、まだ家に残っていたフェニックスのガキを家から連れ出したのさ」

 

「その時の火災で残りのプラネットシリーズと当時フェニックス氏が別口で制作していたDシリーズは行方不明となり、フェニックス氏は意識不明のまま。私が意識を取り戻した時には、何故かその時の強盗にフェニックス氏やその息子であるエドともども私も助け出されたことになっていたよ。強盗も、当時4~5歳くらいのエドも、当時の記憶は完全に忘れてしまっていたよ」

 

『エドにそんな過去があったなんてね…彼ったら、そんな話は幼馴染の私にはしてくれなかったのに…』

 

なるほどね。アニメGXでフェニックス氏が強盗DDに襲われて命を落とすシーンにMr.マッケンジーとトラゴエディアが立ち会う状況になり、結果としてフェニックス氏は一命を取り留めたわけか。意識不明っぽいけどさ。そして、どうやら当時のエド・フェニックスと交流があったらしいレジー・マッケンジーが思いつめたような顔をしている。

 

「強盗も何も覚えていないようだったけれど、心の奥底で良心の呵責に苛まれたのか、意識不明のフェニックス氏とその息子のエドの面倒を見ることにしたみたいだよ」

 

「それで、その強盗が現在プロリーグ1位のDDというわけですね?」

 

「おいおい、せっかくここまで名前を伏せて引っ張ったのに、先にネタバレするんじゃねーよ。と言うか小僧、やっぱり知ってんじゃねーか」

 

「マジかよ…あのDDが過去に強盗だったなんてな…」

 

『そんな話は噂話でも今まで聞いたことがないわね…』

 

Mr.マッケンジーとトラゴエディアの回想に俺が口を挟むとトラゴエディアがムッとしていた。恐らく大々的に名前を教えて驚かそうとか思っていたのだろう。そして、DDの前科を知ってしまってショックを受けている響紅葉とレジー・マッケンジー。プロの頂点を目指しているデュエリストにとってはショッキングな内容だったようだな。

 

「その後も何度かフェニックス氏の見舞いには行ったんだけど、彼は意識不明のまま。そうして7年ほど過ぎたある日、今から大体半年前くらいかな」

 

「オレが当時フェニックスに感じた禍々しい白い魔力を町中で感じてな。気になって追いかけてみたら、いきなり襲い掛かって来てオレ達にデュエルを挑まれたのよ。まさかオレのことを認識していたのには驚いたが、もちろんそのデュエルには勝ったぜ?」

 

「その際、私達を襲った連中が持っていたカードが【天空の聖域】。そして、気付いた頃にはもう町のあちこちでその気配を感じるようになっていたのさ」

 

そう話すと、トラゴエディアが懐から【天空の聖域】カードを取りだす。彼の魔力によりその【天空の聖域】は破滅の光の力をほとんど失っているようだが、わずかに俺の持っているカードと同じような魔力を感じる。

 

「その数日後だったか。生徒が何者かに襲われて、デュエルで敗北した後に所持していたデッキのカードが白紙にされた事件が起こったわけよ。そりゃ関連性を疑うだろ?」

 

「私はトラゴエディアと調査を進める傍ら、デュエルアカデミア本校に相談したのだが相手にされなくてね。仕方なしに忙しいであろう旧知の響君や、海馬コーポレーションやI2社に相談したわけだ」

 

「そうして、今ここに海馬コーポレーションから派遣された俺や、Mr.マッケンジーに依頼された響さんが居るわけですか…」

 

ようやく話の全容が見えてきたな。元凶は破滅の光なのは変わらないが、その影響具合が所々変化してきている。やはり、当初の予定通り、DDかエド・フェニックスに会う必要があるな。一応、フェニックス氏の容態も見ておいた方が良さそうだ。

 

「俺がDDかエド・フェニックスに会ってきます。フェニックス氏の容態も一応確認しておきたいですね」

 

「フェニックス氏が入院している病院や、DDやエド・フェニックスが住んでいる住居はこの町から丸一日電車に乗らないといけないほどに距離が離れている。今日はもう遅い。向かうなら明日にした方が良いだろう。向こうには私の方から連絡を入れておこう」

 

「ありがとうございます」

 

その後、色々と話し合った結果、俺とレインでDDやエド・フェニックスに会いに行き、響紅葉とレジー・マッケンジーはこの町で明日香たちと同じように町中に居る破滅の光のメンバーの調査、Mr.マッケンジーとトラゴエディアがそれらの情報の統括をすることになった。

 

話が終わった後は、全員と別れ、ホテルで就寝した。明日は出発が早いうえに丸一日は移動で潰れてしまうからな。今のうちに休んでおかないと…。




事件の調査についての中間報告をするだけだったのに、何故かデュエルをすることになっているのは、デュエルモンスターズの世界なら不思議ではありませんよね。

Mr.マッケンジーのデッキは【暗黒界】にしました。デュエルアカデミアの校長ならデュエルも強いだろうと思ったので、彼は結構強めです。

トラゴエディアのデッキは【アンデッド族】です。原作で使用したカードが殆どなくて、ほぼオリジナルデッキです。もっと原作っぽくエジプトっぽいアンデット族を使っても良かったのですが、プラネットシリーズを使えるようにしました。

オリ主のデッキは【イグナイト】です。響紅葉に種族を合わせました。

響紅葉は【E・HERO】ですが以前より遥かに強化されています。

トラゴエディアには、完全に綺麗にはなっていないものの、憎悪の心は封印される前に暴れ回って発散したので殆ど残っていません。今は第二の人生みたいなものを満喫しています。

Mr.マッケンジーは巻き込まれただけですが、暇な時にいつでも話が出来る友人が出来たことで割と満足しているようです。

タッグ戦はどうしても本文が長くなってしまいますね。1話3000~5000字くらいに収めてサクサク読めるようにしたいのですが、まだまだ工夫が必要ですね…。

次回の更新は1/30(土) AM8:00予定です。

必殺雷撃人様、三崎龍我様、魚肴様、Skazka Priskazka様、メイン弓様、神薙改式様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

オリ主にヒロインは必要でしょうか?

  • 不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
  • いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
  • いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
  • いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
  • いる!オリ主ならハーレムを目指せ!
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