【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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列車での旅のはずが…。

今回のデュエルの相手は漫画版GXのデイビッド・ラブです。


第六十八話 デイビッド・ラブ

8月4日。早朝。普段より早めに起きた俺は、出発する準備を整えていた。今日でとりあえずこのホテルとこの最高級の布団とお別れなのがもったいないんだが、しょうがないことだ。

 

「忘れ物はなさそうか?」

 

「バニー!」

 

「リューン!」

 

「こっちは大丈夫そうだよ」

 

「ワイトもそう思います」

 

バニーラ、プチリュウ、キーメイス、ワイトに忘れ物の確認を手伝ってもらい、問題なさそうであることを確認する。こういう時にオレ一人じゃなく他人の視点を頼れるのが助かる。

 

「そうか、じゃあ行くか。遅れるとレインがまた文句を言ってきそうだ」

 

俺はいつものキャリーバッグを持って部屋を出で、ホテルの受付でチェックアウトの処理を済ませ、駅へと向かった。これから丸一日は列車の中とか気が滅入るなぁ。

 

~~~

 

集合時間の30分前に駅に到着すると、案の定レインが先に着いていた。この娘は本当に何時から待っているのだろうか。

 

「…今日は、普通」

 

「そうかい」

 

「…はい、切符」

 

「おっ、サンキュー。じゃ、早速乗り込むか」

 

「…ん」

 

レインが既に切符を買っていてくれたらしく、俺達は特に何事もなく、少し年季が入っているもののかなり大きい列車に乗り込む。

 

明日香たちには俺達がこの町を離れてDDやエド・フェニックスに会いに行くことは伝えていない。彼女たちは一般人だからな。万が一に荒事になった場合、自分自身の身を守るのが難しいだろうし、それらの騒動が原因で彼女らがアカデミアを退学になったりすると流石に気が引けるしな。

 

~~~

 

8月4日。昼。列車内の食堂で昼食を済ませた後、俺達は列車内のそれぞれの個室に戻った。

 

そういやレインも昼食を取っていたが、アイツってご飯も食べられるアンドロイドなんだろうか。正直、アンドロイドにそんな機能を付ける意味があるのだろうか?未来の人間の思考はよく分からんな。

 

今頃向こうでは明日香たちが俺達の行動と行き先についてMr.マッケンジーから説明を受けている頃だろう。今から聞いても流石にどうにもならないだろうから、大人しく向こうで自分の役割を果たしてくれることだろう。明日香と亮だけならともかく吹雪が居るので、彼らの無茶を止めてくれるはず。

 

それにしても、暇だな。トランプでもやろうかな。

 

「キーメイス、ワイト、トランプでもやらない?」

 

『ん?いいよ』

 

『『『ワイトもそう思います』』』

 

キーメイスとワイトはそう返事した後に実体化してトランプをシャッフルし始めた。せっかくだから、隣の部屋にいるレインも誘おうかな。恐らく暇を持て余しているだろうし。

 

思い立ったが吉日と言うので、早速レインの部屋に向かい、トランプのお誘いをしてみた。最初は難色を示していたが…。

 

「おやおやぁ?レインさんともあろうものが、勝負から逃げるのかなぁ?」

 

「…やる」

 

とまぁ、少し煽ったらアッサリと釣れた。チョロいぜ。俺の話術も多少は向上したのかもしれないな!

 

~~~

 

8月4日。夕方。列車内の食堂で夕食を済ませた後、俺達は列車内の個室に戻ってトランプの続きに興じていた。。

 

特別な力など使わなくても人の感情を何となく理解できるキーメイスと、そもそも表情が存在しないワイトはともかく。レインがあれほどトランプに強いとは思わなかった。おかげで俺は毎回ワイトの誰かと最下位争いをすることになった。

 

「…クロト、弱すぎ」

 

「クロトはもう少しポーカーフェイスを覚えた方がいいね~」

 

「「「ワイトもそう思います」」」

 

「ぐぬぬ…」

 

ここぞとばかりにレインたちが煽ってくるが、既に30戦25敗(最下位数)だ。ここまで負けが込んでいると言い返せねぇ…。

 

とまぁ、ここまでは緩い感じの列車の旅だったんだが…。

 

~~~

 

8月4日。夜。列車は順調に目的地に向けて進んでいる。…列車内に奇妙な魔力の反応を感じさえしなければ、レインを彼女の部屋まで送った後に、この自分の部屋そのまま就寝していただろう。

 

「…クロト」

 

「分かってる。キーメイスたちはカードに戻っておいてくれ」

 

『了解~。クロト、気を付けてね~』

 

『『『ワイトもそう思います』』』

 

そう言い残して彼らは実体化を解除してキャリーバック内の自身のカードへと戻る。

 

「反応は、列車の先頭の乗客用車両付近から」

 

「ここが最後尾の乗客用車両だから少し距離があるな。一体何者で、何が目的なんだか」

 

俺とレインは周囲を警戒しつつ、部屋から出て先頭車両へと向かう。道中にいた人たちは全員就寝しているようだ。まだそんなに遅い時間じゃないのでこの時点でかなり異常事態ではある。そして列車の先頭車両に到着するとそこには…。

 

『キミが白河クロトで、隣の娘がその協力者なのかい?オイオイ、こんな子供が相手じゃ、ミーの勝ちじゃないか!』

 

漫画版GXで見たことのある高身長の金髪の青年が立っていた。その体には破滅の光を宿し、体から禍々しい魔力を放っている。どうやら、俺達と同時刻に電車に乗り込み、このタイミングまで身を隠して魔力を抑えていたのだろう。

 

『キミたちに恨みはないが、これも破滅の光のお導き!君達にはここで消えて貰おうか。さぁ、デュエルだ!』

 

見たことのある高身長の金髪の青年、デイビッド・ラブはデュエルディスクを構える。やる気満々って感じだ。デュエルで来るなら話は早い。早々に眠って貰おうかな。

 

「レイン、コイツの相手はオレ一人で十分だ。そっちは周囲の警戒を頼む」

 

「…了解。クロト。負けたら許さないから」

 

そう言うとレインは少し後ろに下がり。周囲を警戒しながら何処かへと連絡を取り始める。恐らく周囲に待機させていたであろうゴーストと連携を取って情報収集を行うつもりなのだろう。

 

その姿を確認した後、俺はデイビッド・ラブと対峙してデュエルディスクを構える。さて、この世界の彼の実力を拝ませてもらうとしようか!

 

~~~

 

『「対戦、よろしくお願いします」』

 

挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。

 

『「デュエル!」』

 

 

◆白河クロト LP:4000

 

VS

 

◆デイビッド・ラブ LP:4000

 

 

『先攻はミーが貰う!ミーのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!』

デイビッド・ラブ 手札:5→6枚。

 

『ミーは手札から魔法カード【強欲で貪欲な壺】を発動する!このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする!』

デイビッド・ラブ 手札:5→7枚。

 

『ミーは手札から魔法カード【闇の誘惑】を発動する!自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。ミーはデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性【The big SATURN】を除外する!』

デイビッド・ラブ 手札:6→8→7枚。

 

「プラネットシリーズ…だと!?」

 

『おやぁ?何故その名前を君が知っているのかな?…あぁ、校長に聞いたのか』

 

この世界のプラネットシリーズは殆ど失われたんじゃなかったのかよ。と言うかコイツ、今までの破滅の光に洗脳されたデュエリストとは少し様子が違うな。ある程度の自我を保っている。

 

『ミーは手札から永続魔法【機甲部隊の最前線】を発動する!機械族モンスターが戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた時、そのモンスターより攻撃力の低い、同じ属性の機械族モンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する事ができる。この効果は1ターンに1度しか使用できない!』

デイビッド・ラブ 手札:6枚。

 

『ミーは手札から装備魔法【D・D・R】を発動する!手札を1枚捨て、除外されている自分のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。ミーは手札を1枚捨て、除外されている【The big SATURN】を特殊召喚する!』

デイビッド・ラブ 手札:5→4枚。

 

<デイビッド・ラブのフィールド>

The big SATURN ★8 ATK2800

 

『この【The big SATURN】は手札またはデッキからの特殊召喚はできないが、1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに手札を1枚捨てて1000LPを払うことでエンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は1000ポイントアップすることが出来る!更に相手がコントロールするカードの効果によってこのカードが破壊され墓地へ送られた時、お互いにその攻撃力分のダメージを受ける効果を持つ!』

 

あのプラネットシリーズから強くて禍々しい光の魔力を感じる。なるほど、コイツの場合は【天空の聖域】ではなく【The big SATURN】によって洗脳されているわけか。

 

そして、墓地に送ったカードは…うげぇ【マシンナーズ・フォートレス】かよ。この時代で機械族を使うデッキなら入っていても不思議ではないカードか。

 

『ミーは手札から【KA-2 デス・シザース】を通常召喚する!このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターのレベル×500ポイントダメージを相手ライフに与える効果を持つ!』

デイビッド・ラブ  手札:3枚

 

<デイビッド・ラブのフィールド>

The big SATURN ★8 ATK2800

KA-2 デス・シザース ★4 ATK1000

 

『更にミーは手札から魔法カード【トランスターン】を発動する!このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。自分フィールドの表側表示モンスター1体を墓地へ送って発動できる。墓地のそのモンスターと種族・属性が同じでレベルが1つ高いモンスター1体をデッキから特殊召喚する!ミーは自分フィールドのレベル4・闇属性・機械族【KA-2 デス・シザース】を墓地に送り、デッキからレベル5・闇属性・機械族【ニードルバンカー】を特殊召喚する!』

デイビッド・ラブ 手札:2枚。

 

<デイビッド・ラブのフィールド>

The big SATURN ★8 ATK2800

ニードルバンカー ★5 ATK1700

 

『この【ニードルバンカー】が戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターのレベル×500ポイントダメージを相手ライフに与える効果を持つ!』

 

「レベル8以上のモンスターを戦闘破壊した場合、効果ダメージによって一撃でゲームエンドまで持っていけるってことだな」

 

『そういうことだよ!』

 

LP4000制の環境だと油断ならない効果を持っているモンスターだな。何より機械族ってのが厄介だ。あの種族には【リミッター解除】と言う自分フィールドの全ての機械族モンスターの攻撃力は、ターン終了時まで倍になる効果を持つインチキめいた速攻魔法がある。そして、あのモンスターを全体除去効果を持つカードで破壊すると今度は【The big SATURN】の互いに2800ダメージを与えるバーン効果が発動する。面倒な組み合わせだ。

 

『ミーはカードを2枚伏せて、ターンエンド!』

デイビッド・ラブ 手札:0枚。伏せカード:2

 

 

◆白河クロト LP:4000

 

VS

 

◆デイビッド・ラブ LP:4000、手札:0枚、伏せカード:2、装備魔法:1、永続魔法:1

 

 

でもまぁ、このくらいならレジーと大差ないくらいだろう。明日香や吹雪、亮たちとは比べるまでもない。つまり、俺が勝つ。

 

「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

クロト 手札:5→6枚。

 

「俺は手札から魔法カード【儀式の下準備】を発動!このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。そのカード2枚を手札に加える。俺はデッキから【霊魂の降神】を選び、そこに記されたスピリットモンスターの儀式モンスター【霊魂鳥神-姫孔雀】を手札に加える!」

クロト 手札:5→7枚。

 

『儀式デッキか』

 

「俺は手札からスピリットモンスター【和魂】を召喚!」

クロト 手札:6枚。

 

<白河クロトのフィールド>

和魂 ★4 ATK800

 

「【和魂】の効果を説明しておく。このカードは特殊召喚できない。召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。このカードが召喚・リバースしたターン、自分は通常召喚に加えて1度だけスピリットモンスター1体を召喚できる。また、このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上にスピリットモンスターが存在する場合、デッキからカードを1枚ドローする」

 

『ほーう。スピリットとは珍しいモンスターを使う物だ』

 

「珍しいだけじゃないんだぜ?」

 

「【和魂】の効果により俺は通常召喚に加えて1度だけスピリットモンスター1体を召喚できる。俺は手札から【荒魂】を召喚!」

クロト 手札:5枚。

 

<白河クロトのフィールド>

和魂 ★4 ATK800

荒魂 ★4 ATK800

 

「召喚された【荒魂】の効果発動!このカードが召喚・リバースした時に発動できる。デッキから「荒魂」以外のスピリットモンスター1体を手札に加える。俺はデッキからスピリットモンスターの儀式モンスター【霊魂鳥神-彦孔雀】を手札に加える!」

クロト 手札:5→6枚。

 

「俺は手札から儀式魔法【霊魂の降神】を発動!「霊魂鳥神-姫孔雀」「霊魂鳥神-彦孔雀」の降臨に必要。レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、またはリリースの代わりに自分の墓地のスピリットモンスターを除外し、手札から「霊魂鳥神-姫孔雀」または「霊魂鳥神-彦孔雀」を儀式召喚する。俺はフィールドのレベル4【和魂】とレベル4【荒魂】をリリース!手札よりレベル8【霊魂鳥神-姫孔雀】を儀式召喚!」

クロト 手札:5→4枚。

 

<白河クロトのフィールド>

霊魂鳥神-姫孔雀 ★8 ATK2500

 

「リリースされた【和魂】の効果発動!このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上にスピリットモンスターが存在する場合、デッキからカードを1枚ドローする!今、俺のフィールドにはスピリットモンスター【霊魂鳥神-姫孔雀】が存在する為、効果発動条件を満たしている!」

 

「更に儀式召喚に成功した【霊魂鳥神-姫孔雀】の効果発動!このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドの魔法・罠カードを3枚まで選んで持ち主のデッキに戻す。その後、デッキからレベル4以下のスピリットモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる!」

 

『何っ!?』

 

チェーン①和魂

チェーン②霊魂鳥神-姫孔雀

 

「効果処理を行う。チェーン②【霊魂鳥神-姫孔雀】の効果により、俺は相手フィールドの魔法・罠カードを3枚まで選んで持ち主のデッキに戻し、デッキからレベル4のスピリットモンスター【霊魂鳥-巫鶴】を召喚条件を無視して特殊召喚!更にチェーン①【和魂】の効果によりデッキより1ドロー!」

デイビッド・ラブ 伏せカード:2→0、装備魔法:1、永続魔法:1→0

クロト 手札:4→5枚。

 

<白河クロトのフィールド>

霊魂鳥神-姫孔雀 ★8 ATK2500

霊魂鳥-巫鶴 ★4 ATK1500

 

「【霊魂鳥-巫鶴】の効果を説明しておく。このカードは特殊召喚できない。1ターンに1度、このカードがモンスターゾーンに存在し、このカード以外のスピリットモンスターが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする」

 

それにしても、デッキバウンスされるのに伏せカードをチェーン発動しなかったが、フリーチェーンのカードではなく攻撃反応型とか永続罠だったんだろうか?それとも…。

 

「手札もなく、墓地発動できるカードもないのに伏せカードをチェーン発動して使わなかったとはな。まさか、もしかして、フィールドのモンスターだけでこのターンを凌げるとでも思っているのか?」

 

『当然だ!ミーの【The big SATURN】の攻撃力の前ではお前の儀式モンスターなど遠く及ばない!』

 

「はっ!とんだロマンチストだな!」

 

『なんだと!?』

 

「手札の儀式モンスター【霊魂鳥神-彦孔雀】を相手に見せて、手札の【魔神儀-タリスマンドラ】の効果発動!1ターンに1度、手札の儀式モンスター1体を相手に見せて発動できる。【魔神儀-タリスマンドラ】以外のデッキの【魔神儀】モンスター1体と手札のこのカードを特殊召喚する!俺はデッキの【魔神儀-キャンドール】と手札の【魔神儀-タリスマンドラ】を特殊召喚!」

クロト 手札:5→4枚。

 

<白河クロトのフィールド>

霊魂鳥神-姫孔雀 ★8 ATK2500

霊魂鳥-巫鶴 ★4 ATK1500

魔神儀-タリスマンドラ ★6 DEF0

魔神儀-キャンドール ★4 DEF0

 

「デッキから特殊召喚された【魔神儀-キャンドール】の効果発動!1ターンに1度、このカードがデッキからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。俺はデッキから儀式魔法【霊魂の降神】を手札に加える!」

クロト 手札:4→5枚。

 

「俺は手札から儀式魔法【霊魂の降神】を発動!【霊魂鳥神-姫孔雀】【霊魂鳥神-彦孔雀】の降臨に必要。レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、またはリリースの代わりに自分の墓地のスピリットモンスターを除外し、手札から【霊魂鳥神-姫孔雀】または【霊魂鳥神-彦孔雀】を儀式召喚する。俺はフィールドのレベル6【魔神儀-タリスマンドラ】とレベル4【魔神儀-キャンドール】をリリース!手札よりレベル8【霊魂鳥神-彦孔雀】を儀式召喚!」

クロト 手札:5→4枚。

 

<白河クロトのフィールド>

霊魂鳥神-姫孔雀 ★8 ATK2500

霊魂鳥-巫鶴 ★4 ATK1500

霊魂鳥神-彦孔雀 ★8 ATK3000

 

「【霊魂鳥-巫鶴】の効果発動!1ターンに1度、このカードがモンスターゾーンに存在し、このカード以外のスピリットモンスターが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする!」

 

「更に儀式召喚に成功した【霊魂鳥神-彦孔雀】の効果発動!このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのモンスターを3体まで選んで持ち主の手札に戻す。その後、手札からレベル4以下のスピリットモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる!」

 

『ば、馬鹿な!?』

 

チェーン①霊魂鳥-巫鶴

チェーン②霊魂鳥神-彦孔雀

 

「効果処理を行う。チェーン②【霊魂鳥神-彦孔雀】の効果により、俺は俺はそちらのフィールドの【The big SATURN】と【ニードルバンカー】を手札に戻し、手札からレベル4のスピリットモンスター【天岩戸】を召喚条件を無視して特殊召喚!更にチェーン①【霊魂鳥-巫鶴】の効果によりデッキより1ドロー!」

クロト 手札:4→3→4枚。

デイビッド・ラブ 手札:0→2枚

 

<デイビッド・ラブのフィールド>

モンスター無し

 

「装備魔法【D・D・R】は対象を失ったことで墓地に送られる」

デイビッド・ラブ 装備魔法:1→0

 

<白河クロトのフィールド>

霊魂鳥神-姫孔雀 ★8 ATK2500

霊魂鳥-巫鶴 ★4 ATK1500

霊魂鳥神-彦孔雀 ★8 ATK3000

天岩戸 ★4 ATK1900

 

「【天岩戸】の効果を説明しておく。このカードは特殊召喚できない。このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにスピリットモンスター以外のモンスターの効果を発動できない!」

 

『こ、これは…』

 

「バトルフェイズへ移行。【霊魂鳥神-姫孔雀】でダイレクトアタック!」

 

『うおぉぉぉっ!』

デイビッド・ラブ LP:4000 → 1500

 

「追撃。【霊魂鳥神-彦孔雀】でダイレクトアタック!」

 

『Nooooo!』

デイビッド・ラブ LP:1500 → 0

 

 

「対戦、ありがとうございました」

 

~~~

 

デュエルが終わると、デイビッド・ラブはその場に崩れ落ちた。俺は彼のデッキから破滅の光が宿った【The big SATURN】を回収して破滅の光対策を施した専用のカードケースにしまう。そして、俺の元々所持していた何の力もない普通のカードの【The big SATURN】を回収したカードの代わりに彼のデッキへと戻しておいた。

 

「クロト、お疲れ様」

 

「あぁ、そっちもお疲れ。状況は分かったか?」

 

「…分かった。けど、かなり良くない」

 

レインから現状を確認すると、既に先頭車両の乗客は全て破滅の光の洗脳を受けており、俺達がやってきた方向の後部車両方面の乗客も徐々に洗脳され始めているようだ。

 

「ちっ、コイツは俺達をここに誘い出すための囮かよ。このままじゃ囲まれるな。流石にこの列車全員を相手にするのは厳しいぞ」

 

「…この列車を脱出すべき。付いて来て」

 

そう言うとレインは全力で最後尾の乗客用車両の後ろに接続されている貨物用車両に移動する。ここに何があるんだ?

 

「…これ」

 

「これって、Dホイールか?」

 

「…そう」

 

そこには恐らくイリアステル製のDホイールが置いてあった。アニメ5D'sでゴーストが乗っていた奴に近い。Dホイールを眺めていた俺に、レインが近くに置いてあったヘルメットを投げ渡す。既に彼女はヘルメットを装着済みだった。

 

「…これに乗って。脱出する」

 

「何でこんなのがここにあるんだ?」

 

「…こんなこともあろうかと」

 

「俺が運転するのか?」

 

「…そう」

 

「まぁいいか、レインは後ろに乗ってくれ」

 

「…ん」

 

俺がDホイールの前の座席に乗って、レインが俺の背に抱き着くようにしてDホイールに乗る。セレナの時とは違い、なかなかの膨らみが背中に当てられるが、平常心、平常心。

 

貨物室内に付いてある後部扉の開閉スイッチを押して荷物搬入・搬出用の扉を開ける。普通、こういう扉は列車が走っている時は開かないようにロックが掛かっていると思うんだが、レインがハッキングとかして何とかしたんだろう。そちらの知識に関しては俺も年相応にしか分からんから何とも言えん。…ところで。

 

「なぁ」

 

「…なに?」

 

「俺達ってさ。今は走行中の列車の中じゃん?」

 

「…そう」

 

「そこからDホイールで飛び出そうとしてるんだよな?」

 

「…?…何か問題が?」

 

心底、不思議そうな顔でこちらを見てくるレイン。いやまぁ、今の俺なら多分出来るよ?普通の学生がやったら高確率で死ぬと思うけどさ。

 

「まぁいいや。じゃ、行くぞ」

 

「…うん」

 

アクセルを踏むとDホイールが独特の起動音と共に走り出す!すぐさま貨物室の扉からDホイールで飛び出し、そのままタイヤを垂直に地面に上手く接地させることが出来たが、その瞬間から凄まじい衝撃がDホイール越しに襲ってくる!

 

「んぎぎぎぎぃっ!」

 

「…」

 

歯を食いしばりながら衝撃に耐えつつ、魔力を周囲に放出して出来る限り衝撃を殺して行き、スピードを落としていく。レインは無言だ。流石、肝が据わってる。余裕なんですねぇ!

 

「ぎぎぎっ…!…ふぅ、止まった」

 

「…お疲れ様」

 

何とかうまく止まれたようだ。一度Dホイールから降りて伸びをする。少し深呼吸などをして落ち着いた。辺りを見回すと建物も何もない荒野が続いている。それにもう深夜のようで、肉眼のみで遠くまで見回してもほとんど何も見えない。こういう時はオカルトパワーは便利でいいな。夜でもよく見える。

 

流石にこの時間だとMr.マッケンジーも起きていなさそうなので、一応、現状をメールで連絡を入れておく。これで明日にはメールの内容を確認して向こうでもこちらの状況を把握することが出来るだろう。…と思ったが圏外のようだ。電話も通じ無さそう。こういう時は文明の利器は無力だなぁ。

 

「とりあえず、ここに居ても仕方ないし、少し仮眠を取ったら、このままDホイールで目的地まで向かうか」

 

「…ん」

 

その後、少し仮眠を取った後、またDホイールで2人乗りになり、Dホイールを走らせ始めた。元々は列車で丸一日かかって明日の朝には着く予定の距離だったから、休憩を混ぜつつ交代でDホイールで走らせて行けば、明日の夕方くらいには着くんじゃないかな?




目的地に到着するまでは列車内でのんびり過ごすだけのはずだったのですが、よくよくトラブルに巻き込まれるオリ主です。

デイビッド・ラブのデッキは闇属性・機械族が主体の【シザースバンカー】です。戦闘破壊した相手のレベルに応じてバーンダメージを与えるという、決まればなかなか殺意の高いデッキです。このデッキにプラネットシリーズを搭載しています。

オリ主のデッキは風属性のスピリットモンスターが主体の儀式デッキ【霊魂(エスプリット)】です。儀式デッキと相性が良いので少し【魔神儀】も入っています。

デイビッド・ラブは倒れたままの状態で放置されています。このままだとまた洗脳されてしまうのでは?どうなるかはまだ決めてません。

ゆったり列車の旅のはずが、アメリカの荒野をバイクで旅することになってしまいました。1人じゃないだけまだマシですね。

次回の更新は2/3(水) AM6:00予定です。

必殺雷撃人様、荒魂マサカド様、神薙改式様、誤字報告ありがとうございました。修正しました。

オリ主にヒロインは必要でしょうか?

  • 不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
  • いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
  • いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
  • いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
  • いる!オリ主ならハーレムを目指せ!
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