【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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地元大会の準決勝戦です。

相手はオリ主の友人その4、田中の妹戦です。


第七十六話 友人たち2

<クロト視点>

 

地元のデュエル大会の本戦2日目、鈴木、佐藤、田中と言う顔見知りばかりの対戦相手を蹴散らした俺は、準決勝戦へと進んでいた。

 

大会会場の選手控室に備え付けれらている椅子に座りながら、いつものように勝手に出てきたバニーラを膝の上に乗せてその頭を撫でながら、昨日ツァンから聞いた話を思い出していた。

 

「セブンスターズのヴァンパイア、カミューラか。幻魔の扉さえ使われなければ大した相手じゃないんだが…明日香たちの魂を人質に取られたら、流石に俺でも躊躇するからな…。デッキの内容を見られるピーピングも厄介か」

 

丸藤翔や前田隼人辺りならアッサリ見捨てるかも知れないが。コナミ?アイツが幻魔ごときのオカルトで死ぬわけないじゃん。アイツはきっとダークネスに呑まれても向こうの世界でデュエルしてるよ。

 

『バニー?』

 

難しそうな顔をしていたらしい俺にバニーラが心配そうな目でこちらを見ている。良い子だ。可愛い。

 

昨日ツァンに聞いた情報は既にユーリに伝えており、現在その調査に手を貸してもらっている。交換条件としてハートランドシティ復旧の手伝いをすることになったが、安いものだ。

 

その調査が終わるまではこれと言って特に緊急の用事はないはずなので、今はのんびりとこの大会を楽しむことにしよう。

 

『まもなく、デュエル大会本戦、準決勝第一試合が開始されます。選手の皆様は本会場中央の対戦コートまでお越しください』

 

そんなことを考えていると、室内に取り付けられているスピーカーから大会主催者側からのアナウンスが流れてきた。

 

「良し、じゃあ行きますか!」

 

『バニー!』

 

俺の声を聞き、バニーラが俺の膝から飛び降りたのを確認した後、椅子から立ち上がって忘れ物が無いことを確認した後に控室の扉へと向かう。

 

今回の大会に限っては相手選手の情報は一切調査していない。今回の大会は俺が出たとこ勝負でどれくらいやれるのかを確認する良い試金石になるだろう。さて、今日はどんな相手が来るのかな?

 

~~~

 

<田中楓視点>

 

数年に一度だけ開催される地元最大のデュエル大会、アタシは今までテレビでその様子を見ているだけだったけど、今年は守さんが中学校を卒業する為、思い出作りのために一緒に参加することにした。

 

2人とも本戦に残れたことに喜んでいたのだけれど、守さんは運悪く途中でクロトさんと当たってしまい、2回戦敗北となってしまった。兄貴?あのクソ兄貴はクロトさんに第一試合で瞬殺されてたよ。

 

そして、今日は準決勝まで勝ち進んだアタシがクロトさんとデュエルすることになる。クロトさんはアタシにデュエルを教えてくれた人だけれど、守さんの敵を討つためにも、今日は全力で戦って勝ちに行きますからね!

 

「それではデュエル大会本戦、準決勝を開始いたします。受験者は対戦コートの内側へお入り下さい」

 

審判の声を聞き、アタシは対戦コートへと入る。相手はシルエットで分かる。アタシより少し背の高い背丈の黒髪の少年、クロトさんだ。去年まではアタシの方が背が高かったからよくからかって怒られたっけ。

 

「クロトさん!アタシはあの兄貴の様には行きませんからね!今日は勝ちに行くので、覚悟してください!」

 

ビシィッ!クロトさんに向けて右手の指を差す!これは宣戦布告。デュエルでは一度も勝ったことのない相手に気後れすることのないようにするために必要な行動だ。

 

「楓ちゃんか。言われなくても、楓ちゃんがあの三人よりも強いことは知ってるからね。油断はしないよ」

 

近付いて対戦相手がはっきり見えるようになると、良く見知った顔があった。『かがやき中学校』のやべー奴2トップの1人、『バニーラ大好き』白河クロトの姿が見えた。

 

いつものように白と黒を基調としたシンプルな服装だ。特別格好良くもないけれど格好悪くもない落ち着いた感じだ。ウチのクソ兄貴にもあれくらい落ち着いた服装をして欲しい。

 

「楓ちゃん頑張って!」

 

「守さん!ありがとうございます!」

 

アタシが周りには隠してこっそり付き合っている佐藤守さんが声援をくれる。あのいつもの優しい笑顔を見ると…良し!やる気が漲ってきた!

 

「おい佐藤、俺は?」

 

「クロトは負けていいよ」

 

「おい」

 

守さんがクロトさんといつものようなやり取りをしている。守さんはクロトさんや赤羽さん、鈴木さんや兄貴と話す時だけは少し意地悪になる。昔からの同性の幼馴染、私にもリンやセレナがいるけれど、彼らのその特別な関係が少しだけ羨ましい。

 

「楓ー!お兄ちゃんが付いてるぞー!」

 

「黙ってろクソ兄貴。あと変なポーズをとるな、キモイ」

 

「そんな…酷い…」

 

いつものように全身真っ黒な痛々しい服装の兄貴が気持ち悪いポーズを取りながら大声で私の名前を呼ぶので黙らせた。ちょっと文句を言うだけで項垂れて泣きそうな顔になりながら頭を抱えている。アレと身内と思われるなんて恥以外に有り得ない。

 

「剛君、どっちが勝つと思う?」

 

「楓に悪いけど、クロトだろうな」

 

「剛君…。私は名字で呼ぶのに、あの子は名前で呼び捨てなの?どうして?ねぇどうして?」

 

「い、いや、特別な意味は…」

 

「ねぇ、どうして?」

 

「さ、佐藤、助けてくれ!」

 

「こ、こっちに振らないでよ!」

 

「た、田中ぁ!」

 

「楓ちゃんは反抗期なだけなんだ…時間が経てば元の優しいあの娘に戻るはずさ…そうさ、そうなるはずさ…」

 

鈴木さんの方をチラッと見ると、最近出来たらしい彼女と何やら揉めているようだ。彼女さんが凄い顔で睨んで来て、正直なところ少し怖かったし、巻き込まれたくないのでこちらは放置だ。クソ兄貴はどうでもいいが、守さんを巻き込むのは止めて欲しい。

 

鈴木さんは、初デートの時は白いTシャツに短パン、行き先はゲーセン、昼食は牛丼とやらかしていた人なのだが、良く彼女が出来たなとは思う。少し面倒くさそうな彼女っぽいけど、今後も上手く行くことを祈っておこう。

 

「両者とも準備はよろしいでしょうか!それではデュエル大会本戦、準決勝第1試合!デュエル、開始して下さい!」

 

ちなみに、この会場にリンやセレナたちがクロトさんの応援に来て居ないのは『クロトが出るなら優勝はクロトだろうし、それなら何度も見ているから当日はテレビで見ればいいかな』なんて言っていたからだ。

 

アタシは、速水君や赤羽さんには勝ったことないけど…1回ずつだけれどリンやセレナにだって勝ったことがあるのだ。上手くやればきっとクロトさん相手でも勝機はあるはず!

 

 

「「対戦、よろしくお願いいたします」」

 

挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。ってクロトさんが口癖のように良く言っていたなぁ。

 

「「デュエル!」」

 

 

◆白河クロト LP:4000

 

VS

 

◆田中楓 LP:4000

 

 

まずは先攻を取る!クロトさんは脳内でイマジナリーフレンドのバニーラを育てているやべー人だけど、デュエルに関しては先攻を取られると絶対に勝てない!

 

「先攻はアタシが貰います!アタシのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

田中楓 手札:5→6枚。

 

「アタシは手札から魔法カード【テラ・フォーミング】を発動!デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。【森羅の霊峰】を手札に加える!!」

田中楓 手札:5→6枚。

 

「アタシは手札から【ローンファイア・ブロッサム】を召喚!!」

田中楓 手札:6→5枚。

 

<田中楓のフィールド>

ローンファイア・ブロッサム ★3 ATK500

 

「アタシは【ローンファイア・ブロッサム】の効果発動!1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する。アタシはフィールドの【ローンファイア・ブロッサム】をリリース!来なさい!【森羅の仙樹 レギア】!」

 

<田中楓のフィールド>

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

 

「アタシは手札からフィールド魔法カード【森羅の霊峰】を発動!自分のメインフェイズ時に手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、植物族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキから「森羅」と名のついたカード1枚を選んでデッキの一番上に置く。「森羅の霊峰」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。また、相手のエンドフェイズ時に1度だけ、自分のデッキの一番上のカードをめくる事ができる。めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのカードを墓地へ送る。違った場合、そのカードをデッキの一番上または一番下に戻す!」

田中楓 手札:5→4枚。

 

「アタシは【森羅の霊峰】の効果で、手札の【にん人】を墓地に送ってデッキから【森羅の実張り ピース】をデッキの一番上に置きます!」

田中楓 手札:4→3枚。

 

「アタシは【森羅の仙樹 レギア】の効果発動!1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくる。めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送り、デッキからカードを1枚ドローする。違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す」

 

「アタシは【森羅の仙樹 レギア】の効果で自分のデッキの一番上のカードをめくる!めくったカードは当然【森羅の実張り ピース】!この【森羅の実張り ピース】を墓地に送ってデッキからカードを1枚ドロー!」

田中楓 手札:3→4枚。

 

「アタシは墓地に送られた【森羅の実張り ピース】の効果発動!デッキの【森羅の実張り ピース】がカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、自分の墓地からレベル4以下の植物族モンスター1体を選択して特殊召喚できる。「森羅の実張り ピース」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない」

 

「更に手札の【森羅の賢樹 シャーマン】の効果発動!「森羅」と名のついたモンスターが墓地へ送られた時、このカードを手札から特殊召喚できる!」

田中楓 手札:4→3枚。

 

チェーン①森羅の実張り ピース

チェーン②森羅の賢樹 シャーマン

 

「効果処理を行います!チェーン②【森羅の賢樹 シャーマン】の効果により、自身を手札から特殊召喚します!来なさい!【森羅の賢樹 シャーマン】!」

 

<田中楓のフィールド>

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

森羅の賢樹 シャーマン ★7 ATK2600

 

「続けてチェーン①【森羅の実張り ピース】の効果により、自分の墓地からレベル4以下の植物族モンスター1体を選択して特殊召喚します。墓地から【ローンファイア・ブロッサム】を特殊召喚!」

 

<田中楓のフィールド>

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

森羅の賢樹 シャーマン ★7 ATK2600

ローンファイア・ブロッサム ★3 ATK500

 

「アタシは【ローンファイア・ブロッサム】の効果発動!1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する。アタシはフィールドの【ローンファイア・ブロッサム】をリリース!来なさい!【森羅の仙樹 レギア】!」

 

<田中楓のフィールド>

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

森羅の賢樹 シャーマン ★7 ATK2600

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

 

「アタシは【森羅の賢樹 シャーマン】の効果発動!1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくる。めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送る。違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す」

 

「アタシは【森羅の賢樹 シャーマン】の効果で自分のデッキの一番上のカードをめくる!めくったカードは…魔法カード【森羅の施し】。植物族モンスターではないので、このカードをデッキの一番下に戻します」

 

「アタシは2体目の【森羅の仙樹 レギア】の効果発動!1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくる。めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送り、デッキからカードを1枚ドローする。違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す」

 

「アタシは【森羅の仙樹 レギア】の効果で自分のデッキの一番上のカードをめくる!めくったカードは…【森羅の番人 オーク】!この【森羅の番人 オーク】を墓地に送ってデッキからカードを1枚ドロー!」

田中楓 手札:3→4枚。

 

「アタシは墓地に送られた【森羅の番人 オーク】の効果発動!デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、自分の墓地からこのカード以外の植物族モンスター1体を選択してデッキの一番上に戻す事ができる。アタシは墓地の【ローンファイア・ブロッサム】をデッキトップに戻します!」

 

「アタシはカードを2枚セットしてターンエンドです!」

田中楓 手札:4→2枚。伏せカード:1

 

 

◆白河クロト LP:4000、手札:5枚

 

VS

 

◆田中楓 LP:4000、手札:2枚、伏せカード:2

 

<田中楓のフィールド>

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

森羅の賢樹 シャーマン ★7 ATK2600

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

 

 

アタシのフィールドには上級モンスターが3体、伏せカードが2枚。伏せカードはフリーチェーンの速攻魔法【狂植物の氾濫】と植物族専用の万能カウンター罠【ポリノシス】。アタシの中でもかなり良い感じの布陣だ。

 

次のクロトさんのターンを凌げれば、デッキトップの【ローンファイア・ブロッサム】が手札に加わり、手札の【森羅の姫芽君 スプラウト】でデッキトップを操作して更なる展開が出来る!その後はレギア2体でランク8【森羅の守神 アルセイ】、もしくはシャーマンと手札のコピープラントでランク7【森羅の鎮神 オレイア】をエクシーズ召喚して一気に勝負を付けに行く!

 

「俺のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

クロト 手札:5→6枚。

 

「俺は手札から【リチュア・アビス】を墓地に送って、速攻魔法【ツインツイスター】を発動!手札を1枚捨て、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを破壊する。楓ちゃんの伏せカード2枚を破壊!」

クロト 手札:6→5→4枚。

 

「させませんよ!リバースカードオープン!カウンター罠【ポリノシス】発動!自分フィールド上の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。アタシは自分フィールド上の【森羅の賢樹 シャーマン】をリリースして、【ツインツイスター】の発動を無効にして破壊します!」

田中楓 伏せカード:2→1

 

<田中楓のフィールド>

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

 

チェーン①ツインツイスター

チェーン②ポリノシス

 

「効果処理を行う。チェーン②【ポリノシス】の効果により、チェーン①【ツインツイスター】の発動は無効化されて破壊される」

 

マズイ。いきなり【ポリノシス】を使わされてしまった。アタシのデッキはほぼクロトさんから貰ったカードで構成されているし、デュエルを教えてもらう際にクロトさんとは何度もデュエルしている。今回はアタシの伏せカードが読まれたわね…。

 

「やっぱり【ポリノシス】があったか、危ない危ない。じゃ、デュエルを続行するよ」

 

「えぇ、どうぞ」

 

それにしても、【リチュア】か。出来ればもう一枚【ポリノシス】が欲しかったわね…。

 

「俺は手札から魔法カード【強欲なウツボ】を発動!手札の水属性モンスター2体をデッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキから3枚ドローする。手札の水属性【リチュア・エリアル】と【スノーマンイーター】をデッキに戻してシャッフルし、デッキから3枚カードをドローする!」

クロト 手札:4→3→1→4枚。

 

「俺は手札から【リチュア・ビースト】を召喚!」

クロト 手札:4→3枚。

 

<白河クロトのフィールド>

リチュア・ビースト ★4 ATK1500

 

「召喚に成功した【リチュア・ビースト】の効果発動!このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル4以下の「リチュア」と名のついたモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。墓地より現れよ!【リチュア・アビス】!」

 

<白河クロトのフィールド>

リチュア・ビースト ★4 ATK1500

リチュア・アビス ★2 DEF500

 

「特殊召喚に成功した【リチュア・アビス】の効果発動!このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから「リチュア・アビス」以外の守備力1000以下の「リチュア」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。俺はデッキから【シャドウ・リチュア】を手札に加える!」

クロト 手札:3→4枚。

 

「手札の【シャドウ・リチュア】を墓地に送って効果発動!手札からこのカードを捨てて発動できる。デッキから「リチュア」と名のついた儀式魔法カード1枚を手札に加える。俺はデッキから【リチュアの儀水鏡】を手札に加える!」

クロト 手札:3→4枚。

 

「手札の【ヴィジョン・リチュア】を墓地に送って効果発動!手札からこのカードを捨てて発動できる。デッキから「リチュア」と名のついた儀式モンスター1体を手札に加える。俺はデッキから【イビリチュア・ジールギガス】を手札に加える!」

クロト 手札:3→4枚。

 

「俺は手札から魔法カード【サルベージ】を発動!自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を対象として発動できる。その水属性モンスターを手札に加える。墓地の【ヴィジョン・リチュア】と【シャドウ・リチュア】を手札に加える!」

クロト 手札:3→5枚。

 

「手札の【ヴィジョン・リチュア】を墓地に送って効果発動!手札からこのカードを捨てて発動できる。デッキから「リチュア」と名のついた儀式モンスター1体を手札に加える。俺はデッキから2枚目の【イビリチュア・ジールギガス】を手札に加える!」

クロト 手札:4→5枚。

 

「俺は手札から儀式魔法【リチュアの儀水鏡】を発動!「リチュア」と名のついた儀式モンスターの降臨に必要。自分の手札・フィールド上から、儀式召喚するモンスターと同じレベルになるようにモンスターをリリースしなければならない。また、自分のメインフェイズ時に墓地のこのカードをデッキに戻す事で、自分の墓地の「リチュア」と名のついた儀式モンスター1体を選択して手札に戻す!」

クロト 手札:5→4枚。

 

「俺は手札の【イビリチュア・ジールギガス】をリリース!手札から2枚目の【イビリチュア・ジールギガス】を儀式召喚する。現れよ!レベル10【イビリチュア・ジールギガス】!」

クロト 手札:4→3→2枚。

 

<白河クロトのフィールド>

リチュア・ビースト ★4 ATK1500

リチュア・アビス ★2 DEF500

イビリチュア・ジールギガス ★10 ATK3200

 

「俺は【イビリチュア・ジールギガス】の効果発動!1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。デッキからカードを1枚ドローし、お互いに確認する。確認したカードが「リチュア」と名のついたモンスターだった場合、フィールド上のカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す。デッキからカードドロー!俺が引いたカードは【シャドウ・リチュア】!「リチュア」と名のついたモンスター!フィールド上のカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す!デッキに戻すのは【森羅の仙樹 レギア】だ!」

クロト LP:4000→3000、手札:2→3枚。

 

アタシの伏せカードを警戒していない!?やはり伏せカードを読まれているわ!私が良く使う【棘の壁】や今伏せている【狂植物の氾濫】は、フィールドに植物族モンスターが居なければ十全に効果を発揮できないからね…!

 

<田中楓のフィールド>

森羅の仙樹 レギア ★8 ATK2700

 

「俺は墓地の【リチュアの儀水鏡】を発動!自分のメインフェイズ時に墓地のこのカードをデッキに戻す事で、自分の墓地の「リチュア」と名のついた儀式モンスター1体を選択して手札に戻す!俺は墓地の【リチュアの儀水鏡】をデッキに戻し、【イビリチュア・ジールギガス】を手札に戻す!」

クロト 手札:2→3枚。

 

「手札の【シャドウ・リチュア】を墓地に送って効果発動!手札からこのカードを捨てて発動できる。デッキから「リチュア」と名のついた儀式魔法カード1枚を手札に加える。俺はデッキから【リチュアの儀水鏡】を手札に加える!」

クロト 手札:2→3枚。

 

「俺は手札から儀式魔法【リチュアの儀水鏡】を発動!俺はフィールドの【イビリチュア・ジールギガス】をリリース!手札から2枚目の【イビリチュア・ジールギガス】を儀式召喚する。現れよ!レベル10【イビリチュア・ジールギガス】!」

クロト 手札:3→2→1枚。

 

<白河クロトのフィールド>

リチュア・ビースト ★4 ATK1500

リチュア・アビス ★2 DEF500

イビリチュア・ジールギガス ★10 ATK3200

 

「同じモンスターを儀式召喚?一体、何の意味が…」

 

「さっきの【イビリチュア・ジールギガス】は効果を使ってしまったからね。今出した【イビリチュア・ジールギガス】はまだ効果を使っていない状態だ」

 

「…あっ」

 

「俺は1000LPを払って【イビリチュア・ジールギガス】の効果発動!デッキからカードドロー!俺が引いたカードは【リチュア・エリアル】!フィールドの【森羅の仙樹 レギア】をデッキに戻す!」

クロト LP:3000→2000、手札:1→2枚。

 

<田中楓のフィールド>

モンスター無し

 

「バトルフェイズに移行。【リチュア・ビースト】でダイレクトアタック!」

 

「きゃぁっ!」

田中楓 LP:4000→2500

 

「バトルフェイズを継続。【イビリチュア・ジールギガス】でダイレクトアタック!」

 

「きゃぁぁぁぁぁっ!」

田中楓 LP:2500→0

 

 

「「対戦、ありがとうございました」」

 

~~~

 

<クロト視点>

 

デュエルが終わると観客席から声がかけられる。

 

「こら、クロト。なんで勝ってるんだよ。こういう時は後輩に花を持たせてあげるべきだろ?」

 

楓ちゃんの彼氏である佐藤が文句を言ってくるが、知らん知らん。アイツもからかい半分で、本気で文句を言っているわけじゃないだろうしな。

 

「アホか。勝負は非情なんだよ」

 

とりあえず適当に一言返しておく。佐藤と楓ちゃん本人たちは付き合っていることを隠しているらしいが、地元の駅前でデートとかしていたらバレるだろ。田中以外は全員知っているくらいだ。

 

デュエルが終わって対戦コートから出ると、楓ちゃんがこっちに歩いてきて話しかけてきた。

 

「クロトさん、決勝進出おめでとうございます。正直、今回はアタシが勝てると思ったんですけどね」

 

「【森羅】のデッキを上手く使いこなしていたと思うよ。楓ちゃんのデッキに【ポリノシス】がもう一枚あったり、【禁じられた聖杯】辺りがあったら厳しかったかな」

 

結構昔に楓ちゃんからデュエルを教えて欲しいって頼まれた時に【森羅】デッキを渡してルールの説明とかカード効果の説明とか色々したけれど、前世のデュエルリンクスで当時の俺が使っていた以上に使いこなせていたと思う。良くあのややこしい効果を使いこなせるものだ。

 

「クロトさんの金銭感覚がおかしいのは昔から知っていますけど、このデッキや【禁じられた聖杯】みたいなレアカードが中学生に買えるわけないじゃないですか。1枚だけでもかなりハイスペックなパソコンが買えますよ?」

 

「そんなに?」

 

「えぇ。クロトさんは気に入った相手にはカードをポンポン渡していますけど、渡された相手が驚いているのは何もカード効果の話だけじゃないんですよ?」

 

「なるほどねぇ」

 

自分でカードを買うことが無いから、この世界のカードの資産価値を忘れがちなんだよな…。

 

「そうそう。決勝戦の相手ですけど、多分あの娘になりますよ。あの娘の準々決勝の試合を見ていましたけど、あっという間に相手を倒していましたからね。悔しいですが、少なくともアタシより強いですね」

 

そう言うと、楓ちゃんは対戦コートに視線を送る。それにつられて対戦コートを見てみると、そこには数年前に丸藤亮と会っていたこの会場で【ライトロード】デッキを上げたあの黒髪の少女が立っていた…。




セブンスターズ編への介入を考えているオリ主ですが、来年にもアニメGX原作が始まるこのタイミングで間に合うかは微妙なところです。

オリ主のデッキは【リチュア】です。リチュアにはレベル6軸で組んで聖刻モンスターと組み合わせる【聖刻リチュア】の方がメジャーだと思いますが、今回のデッキはレベル10軸です。上手く回せばメイン2でグスタフオラァ!が出来ます。

相手の田中妹こと楓のデッキは【森羅】です。デュエルリンクス経験者は散々見たことがあると思います。他三人の友人たちと違い、オリ主がデッキを渡してデュエルを教えているのでエクシーズ召喚も使えますので、他三人の友人たちより遥かに強いです。

次回の更新は2/13(土) AM7:00予定です。

戦車様、えくぼ.様、ストロー様、非人型無人兵器様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございます。修正しました。

オリ主にヒロインは必要でしょうか?

  • 不要だ!そういうのはいいからデュエルだ!
  • いる!原作イメージが壊れないオリヒロで!
  • いる!原作改変ものだし、原作キャラで!
  • いる!TFならモブキャラ攻略でしょ
  • いる!オリ主ならハーレムを目指せ!
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