【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

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ようやく原作キャラとのデュエルです。

幼少期の丸藤亮戦です。性格やら口調やらに違和感があった場合はご容赦を…。

また、今作に登場する遊戯王GX原作キャラは基本的にピンチ時にデスティニードローが発動します。オリ主は一般人なので出来ません。

6/24 表記を最新フォーマットに変更しました。


第六話 カイザー亮(幼)

<アナザー視点>

 

「【赤き剣のライムンドス】を生贄に捧げ、【ジャッジ・マン】を召喚するぜ!」

 

 フィールドから赤き炎の剣を持った異形の戦士が姿を消し、青い仮面を付けて両手に棍棒を持った老戦士が姿を現す。

 

<鈴木のフィールド>

ジャッジ・マン ★6 ATK2200

 

【ジャッジ・マン】

通常モンスター

星6/地属性/戦士族/攻2200/守1500

勝ち負けのない勝負が嫌いな戦士。

こん棒の攻撃は強いぞ!

 

「なら僕は伏せカード【落とし穴】を発動!ジャッジマンを破壊するよ」

佐藤 伏せカード:2→1枚。

 

【落とし穴】

通常罠

(1):相手が攻撃力1000以上のモンスターの召喚・反転召喚に成功した時、そのモンスター1体を対象として発動できる。

その攻撃力1000以上のモンスターを破壊する。

 

 老戦士は姿を現した瞬間、足元に空いた大きな穴に吸い込まれて消えていった…。

 

「ジャッジ・マァァァーン!」

「うるさいぞ鈴木。そろそろ大会の準決勝が始まるが、お前ら見なくていいのか?」

 

「「見る!」」

 

 大会準決勝開始までの時間まで時間潰しのためにデュエルしていた鈴木と佐藤だったが、田中の一声でデュエルを中断してテレビの前に集まった。

 

「準決勝は誰と誰が対戦するんだっけ?」

「ハノイの騎士とサイバードラゴンの人、コナミと…中年のオジサンだね」

「オッサンには悪いが、コナミが負けるとは思えんな」

 

 中年のおっさん、酷い言われようである。

 

「1回戦はハノイがよく分からん戦い方が勝つか、サイバードラゴンがごり押しするかだな」

「サイドデッキ10枚と入れ替えて、まったく別のデッキになってる可能性もあるよ」

「なんでもいい。私を満足させてくれよ?」

 

 すっかり調子を取り戻して変なポーズでキメ顔する田中を放置しつつ、鈴木と佐藤はテレビ画面を注視するのであった。

 

~~~

 

<クロト視点>

 

 準々決勝を終えた翌日、同じ会場の同じ選手控室にてハノイの騎士こと白河クロトは試合開始時間を待っていた。

 昨日突然現れたコナミには一応ハノイの騎士の正体に対して口止めをしておいたが、正直不安が残る。何故バレたのか?と問うと「いや、分かるだろ?」という謎の答えが返ってきた。大会予選で直接対戦した田中にはバレている節はなかったので、原作主人公の直感という奴だろうか。

 そちらはもう気にしてもどうしようもないので、次の対戦相手のことを考えておこう。

 

 次の対戦相手はサイバー流の少年。選手紹介でも名前を呼ばれていたので間違いなくあの【丸藤亮】だろう。

 原作では幼少時に校長鮫島が師範を務めるサイバー流道場に通っていて、9歳で免許皆伝となっていたはず。俺やコナミが7歳で十代と同級生なら、2つ上の丸藤亮は現在9歳。もう免許皆伝じゃん。

 準々決勝までの試合を見る限り、原作の表サイバー流そのものを使ってくる可能性が高いな。「サイバー流積み込み」から初手ツインやエンドもありそうだ。怖すぎる。

 互いのデュエリストが全力を出しきることをよしとする「リスペクトデュエル」を信条としていたはずだ。だが、サイバー流を使ってLP4000制だとほぼ後攻1ターンキルになるだろ。このくらい防げないのが悪いという意味だろうか。

 彼なら先攻を譲ってくれそうなものだが、念には念を入れて昨日のうちにサイドデッキからカードを入れ替えてデッキは防御カードを盛ってある。先攻1ターンキル出来なかった場合に備えておく必要があるだろうしな。

 

 さて、もうこれ以上の対策はできなさそうだし、そろそろ会場に向かおう。

 

~~~

 

「それでは準決勝第一試合を開始いたします。両選手は対戦コートの内側へお入り下さい」

 

 相手に舐められてないように自信満々を装って対戦コートに入る。スポットライトが照らされた対戦相手はどうみても丸藤亮だ。

 

「お互い全力を尽くした良いデュエルにしよう」

「あぁ、そうだな」

 

 冷静沈着ながら温厚な性格で優れた人格者、こんな性格イケメンを相手に威圧的なハノイスタイルは無理だ。俺はそこまで神経太くないんだ。一応、舐められないように口数少なめに返答しておく。恐らくあまり意味はない。

 

「両者とも準備はよろしいでしょうか!それでは準々決勝第一試合、開始して下さい」

 

 大会実況者の一声の後、デュエルが開始される!

 

「「対戦、よろしくお願いいたします」」

 

 挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。

 

 

「「デュエル!」」

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:4000

 

VS

 

◆丸藤亮 LP:4000

 

 

「先攻は譲るよ」

「では遠慮なく貰うとしよう」

 

 この時代のサイバー流でも後攻1キルが恐ろしい。油断はできないな。

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

 うん、この手札じゃ先攻1ターンキルどころではないな。そもそもそう言ったコンセプトのデッキでもないから当然か。

 むしろ後攻1ターンキルされるのを防ぐ為と後の布石を打っておく為に手堅く動くか。

 

「私は魔法カード【押収】を発動。発動コストとしてLPを1000支払う!私は君の手札を確認し、その中からカードを1枚捨てさせてもらう」

ハノイ LP:4000 → 3000、手札:6→5枚。

 

 丸藤亮を相手に貴様とか言いづらい、と言うか無理。

 

「ボクの手札を?分かった」

 

<丸藤亮の手札>

①サイバー・ドラゴン

②サイバー・ドラゴン

③融合

④プロト・サイバー・ドラゴン

⑤強化支援メカ・ヘビーウェポン

 

 なぁにこれぇ。これは積み込みだろ。ほぼどれもヤバいカードじゃないか。

 【サイバー・ドラゴン】を戻しても2枚あるんじゃ次出てくるのは確定だろうし…。

 

「魔法カード【融合】を墓地に送ってくれ」

「あぁ」

丸藤亮 手札:5→4枚。

 

 丸藤が【融合】の魔法カードを墓地に送る。

 恐らく融合は3枚積みだろうけど、これで開幕サイバーエンドの恐怖は少し遠のいたかな。

 

「私はモンスターを裏側守備で伏せる」

ハノイ 手札:5→4枚。

 

<ハノイのフィールド>

裏側守備モンスター

 

「私は更にカードを3枚伏せてターンエンド」

ハノイ 手札:4→1枚。伏せカード:0→3枚。

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:3000、手札:1枚、伏せカード:3枚。デッキ:34枚。

 

<ハノイのフィールド>

裏側守備モンスター

 

VS

 

◆丸藤亮 LP:4000、手札:1枚。デッキ:35枚

 

 

「ボクのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

丸藤亮 手札:4→5枚。デッキ:35→34枚

 

 そう言えば、幼少期は一人称が「ボク」なんだっけ。

 髪型はまんまだし、顔は青年時を幼くしただけのハンサム顔だから結構違和感あるなぁ。

 

「魔法カード【強欲な壺】を発動!ボクはデッキからカードを2枚ドローする!」

丸藤亮 手札:5→4→6枚、デッキ:34→32枚

 

「魔法カード【天使の施し】を発動!ボクはデッキからカードを3枚ドローして2枚を墓地に送る!」

丸藤亮 手札:6→5→8→6枚、デッキ:32→29枚

 

 やっぱりあるよな手札増強カード。俺も使ってたけどさ。

 だが、今回ばかりはそれが仇となるかもよ?

 

「手札より速攻魔法【サイクロン】を発動。君の伏せカードを破壊する」

丸藤亮 手札:6→5枚

 

「むっ、ミラーフォースが割られたか」

ハノイ 伏せカード:3→2

 

 ミラフォだから仕方ないか。

 

「ミラーフォースか。厄介なカードを除去できたな」

「ホントだよ」

 

「ボクは。【サイバー・ドラゴン】を自身の効果で特殊召喚!」

丸藤亮 手札:5→4枚

 

 フィールドに手足のない長い体に背ビレと髭を携えた、全身銀色の美しい機械竜が現れる。

 

<丸藤亮のフィールド>

サイバー・ドラゴン ★5 ATK2100

 

【サイバー・ドラゴン】

効果モンスター

星5/光属性/機械族/攻2100/守1600

(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

 

 来たな。融合はするなよ?振りじゃないぞ?融合はするなよ?

 

「更に手札から【強化支援メカ・ヘビーウェポン】を通常召喚!そして効果発動!このモンスターをサイバー・ドラゴンに装備する」

丸藤亮 手札:4→3枚

 

 赤と黒の塗装が施された戦闘機が現れ、サイバー・ドラゴンの背に装着される。

 

<丸藤亮のフィールド>

サイバー・ドラゴン ★5 ATK 2100 → 2600

 

【強化支援メカ・ヘビーウェポン】

ユニオン・効果モンスター

星3/闇属性/機械族/攻 500/守 500

(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●自分フィールドの機械族モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。

●装備されているこのカードを特殊召喚する。

(2):装備モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。

 

 ユニオンモンスターは他モンスターに装備することで、装備したモンスターに効果を与えることができる。

 俺の残りの伏せカードを警戒して破壊耐性を付与してきたのか。

 

「バトルフェイズに移行!サイバー・ドラゴンで伏せモンスターに攻撃!エヴォリューション・バースト!」

 

 機械竜から激しい稲光が放出され、俺のフィールドの裏側守備モンスターを襲う!

 

「私は伏せカード【和睦の使者】を発動!」

ハノイ 伏せカード:2→1枚。

 

【和睦の使者】

通常罠

(1):このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。

 

「そして、私の伏せモンスターは【メタモルポット】だ」

 

茶色の壺の中心にある黒一色の部分に目のみある不気味なモンスターが現れる。

 

<ハノイのフィールド>

メタモルポット ★2 DEF 600

 

【メタモルポット】

リバース・効果モンスター

星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600

(1):このカードがリバースした場合に発動する。お互いの手札を全て捨てる。その後、お互いはデッキから5枚ドローする。

 

「戦闘によりリバースして効果発動!効果によりお互いは手札を捨てて、新たに5枚ドローする」

ハノイ 手札:1→0→5枚、デッキ:34→29枚

丸藤亮 手札:3→0→5枚、デッキ:29→24枚

 

「【和睦の使者】の効果で【メタモルポット】は破壊できずか。ならボクはカードを2枚セットしてターンエンド」

丸藤亮 手札:5→3枚、伏せカード:0→2枚。

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:3000、手札:5枚、伏せカード:1枚。デッキ:29枚。

 

<ハノイのフィールド>

メタモルポット ★2 DEF 600

 

VS

 

◆丸藤亮 LP:4000、手札:3枚。伏せカード:2枚。装備カード:1枚。デッキ:24枚

 

<丸藤亮のフィールド>

サイバー・ドラゴン ★5 ATK2600

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:5→6枚、デッキ:29→28枚

 

「私はモンスターを裏側守備表示で伏せる」

ハノイ 手札:6→5枚

 

<ハノイのフィールド>

メタモルポット ★2 DEF 600

裏側守備モンスター

 

「更にカードを3枚伏せてターンエンドだ」

ハノイ 手札:5→2枚、伏せカード:1→4枚。

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:3000、手札:2枚、伏せカード:4枚。デッキ:28枚。

 

<ハノイのフィールド>

メタモルポット ★2 DEF 600

裏側守備モンスター

 

VS

 

◆丸藤亮 LP:4000、手札:3枚。伏せカード:2枚。装備カード:1枚。デッキ:24枚

 

<丸藤亮のフィールド>

サイバー・ドラゴン ★5 ATK2600

 

 

「ボクのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

丸藤亮 手札:3→4枚。デッキ:24→23枚

 

「この瞬間、私は伏せカード【ダスト・シュート】発動!相手の手札を確認してモンスターカード1枚を選択し、そのカードを持ち主のデッキに戻す!」

ハノイ 伏せカード:4→3枚。

 

【ダスト・シュート】

通常罠

相手の手札が4枚以上の場合に発動する事ができる。

相手の手札を確認してモンスターカード1枚を選択し、そのカードを持ち主のデッキに戻す。

 

「分かった」

 

<丸藤亮の手札>

①プロト・サイバー・ドラゴン

②タイムカプセル

③融合

④サイバー・フェニックス

 

 引きが強すぎる。サイバー・ドラゴン関連を握りすぎだろ…。

 

「私は【プロト・サイバー・ドラゴン】を選択。デッキに戻してくれ」

「あぁ」

丸藤亮 手札:4→3枚、デッキ:23→24枚

 

「手札より魔法カード【タイムカプセル】を発動。ボクはデッキからこのカードを裏側表示でゲームから除外する。【タイムカプセル】発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、除外したカードを手札に加える」

丸藤亮 デッキ:24→23枚

 

【タイムカプセル】

通常魔法

自分のデッキからカードを1枚選択し、裏側表示でゲームから除外する。

発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを破壊し、そのカードを手札に加える。

 

 アニメでもよく使っていたサーチカードだな。除外したカードはパワー・ボンドか融合ってところか。

 

「バトルフェイズに移行!サイバー・ドラゴンで…」

 

「この瞬間、私は伏せカード【マインドクラッシュ】発動!宣言するカードは【融合】!宣言したカードが相手の手札にある場合、相手は手札のそのカードを全て捨てる」

ハノイ 伏せカード:3→2枚。

 

【マインドクラッシュ】

通常罠

(1):カード名を1つ宣言して発動できる。

宣言したカードが相手の手札にある場合、相手は手札のそのカードを全て捨てる。

宣言したカードが相手の手札に無い場合、自分は手札をランダムに1枚選んで捨てる。

 

 手札にあることはさっきの【ダスト・シュート】で確認しているから確実にあるんだけどな。

 

「…手札にある【融合】を墓地に捨てる」

丸藤亮 手札:3→2枚

 

 これで【融合】は2枚墓地に落ちた。

 恐らくデッキにあと1枚あるだろうな。それと【パワー・ボンド】か。

 

「バトルフェイズに移行!【サイバー・ドラゴン】で【メタモルポット】に攻撃!エヴォリューション・バースト!」

 

「この瞬間、私は伏せていた永続罠【グラヴィティ・バインド-超重力の網-】を発動!この効果でレベル5の【サイバー・ドラゴン】は攻撃できない!」

ハノイ 伏せカード:2→1枚。永続罠:0→1枚。

 

【グラヴィティ・バインド-超重力の網-】

永続罠

フィールド上のレベル4以上のモンスターは攻撃できない。

 

 機械竜は水色の半透明な球体に包まれ、その上から緑色の網に捕らわれる。

 

「くっ!…ターンエンド」

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:3000、手札:2枚、伏せカード:1枚。永続罠:1枚。デッキ:28枚。

 

<ハノイのフィールド>

メタモルポット ★2 DEF 600

裏側守備モンスター

 

VS

 

◆丸藤亮 LP:4000、手札:2枚。伏せカード:2枚。装備カード:1枚。タイムカプセル:1枚。デッキ:23枚

 

<丸藤亮のフィールド>

サイバー・ドラゴン ★5 ATK2600

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:2→3枚、デッキ:28→27枚

 

「私は手札より【強欲な壺】発動!デッキからカードを2枚ドローする!」

ハノイ 手札:3→2→4枚、デッキ:27→25枚

 

「私はフィールドの伏せモンスター【カオスポッド】を反転召喚!リバースして効果発動!」

 

<ハノイのフィールド>

メタモルポット ★2 DEF 600

カオスポッド ★3 ATK800

 

【カオスポッド】

効果モンスター

星3/地属性/岩石族/攻 800/守 700

リバース:フィールド上のモンスターを全て持ち主のデッキに加えてシャッフルする。

その後、お互いのプレイヤーはそれぞれのデッキに加えた数と同じ数のモンスターが出るまでデッキをめくり、その中からレベル4以下のモンスターを全て裏側守備表示で特殊召喚する。それ以外のめくったカードは全て墓地へ捨てる。

 

「フィールド上のモンスターを全て持ち主のデッキに加えてシャッフル」

「!?」

 

 俺のモンスター2体と丸藤のサイバー・ドラゴンがデッキに戻る。

 ユニオンモンスター【強化支援メカ・ヘビーウェポン】は今は装備カード扱いだ。そのまま墓地に送られる。

 

「その後、お互いのプレイヤーはそれぞれのデッキに加えた数と同じ数のモンスターが出るまでデッキをめくり、その中からレベル4以下のモンスターを全て裏側守備表示で特殊召喚する。それ以外のめくったカードは全て墓地へ捨てる」

 

 俺は3枚めくってフィールドに2体のモンスターを裏側守備表示で特殊召喚した。

 良いモンスターを引けたな。

 

ハノイ デッキ:25→22枚

 

<ハノイのフィールド>

裏側守備モンスター

裏側守備モンスター

 

 丸藤は3枚めくって1体のモンスターを裏側守備表示で特殊召喚した。

 彼のデッキにリバース効果モンスターは居ないと思うが…どんなモンスターだろう。

 

丸藤亮 デッキ:23→20枚

 

<丸藤亮のフィールド>

裏側守備モンスター

 

 さて、準備は大体整ったな。

 そろそろ本格的に仕掛けていこうじゃないか。

 

「私は手札より【太陽の書】を発動!選択したフィールドの伏せモンスター【ニードルワーム】を反転召喚する!」

ハノイ 手札:4→3枚

 

【太陽の書】

通常魔法

フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択し、表側攻撃表示にする。

 

フィールドに不気味なピンクの芋虫が現れる。

 

<ハノイのフィールド>

ニードルワーム ★2 ATK 750

裏側守備モンスター

 

【ニードルワーム】 効果モンスター

星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600

リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。

 

「リバースした【ニードルワーム】の効果発動!相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる!」

 

 フィールドにピンクの芋虫が現れ、相手のデッキに食らいつき、デッキからカードを墓地に送っていく。

丸藤亮 デッキ:20→15枚

 

「こちらのデッキ枚数を減らす?これは…この戦術は…」

 

「私は手札より【月読命】を通常召喚。そして効果発動!【ニードルワーム】を裏側守備表示にする!」

ハノイ 手札:3→2枚。

 

 フィールドに何処か儚い印象を与える、髪の長い美人が現れ、ニードルワームが姿を消す。

 

<ハノイのフィールド>

裏側守備モンスター

裏側守備モンスター

月読命 ★4 ATK 1100

 

【月読命】

スピリット・効果モンスター

星4/闇属性/魔法使い族/攻1100/守1400

このカードは特殊召喚できない。

(1):このカードが召喚・リバースした場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。そのモンスターを裏側守備表示にする。

(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。

 

「やはりこれは…デッキ破壊!?」

 

 気付いたな。だがもう遅い!

 

「私はカードを1枚伏せて、伏せカード【砂漠の光】発動!自分フィールド上に存在するモンスターを全て表側守備表示にする!」

ハノイ 手札:2→1枚、伏せカード:1→2→1枚。

 

 先ほど裏側守備となった【ニードルワーム】が再びリバースされてその姿を現す。

 更にもう一枚の裏側守備モンスターがリバースされ、【メタモルポット】がその姿を現す。

 

<ハノイのフィールド>

ニードルワーム ★2 DEF 600

メタモルポット ★2 DEF 600

月読命 ★4 ATK 1100

 

「伏せモンスター2体は【ニードルワーム】と【メタモルポット】!それぞれのリバース効果が発動する!」

 

チェーン②ニードルワーム

チェーン①メタモルポット

 

 先日の試合とは違い、露骨にデッキ破壊を狙いに行く動きを避けたからな。

 今気づいたとしてもここまで進行すれば、いくら丸藤亮でもこの流れは止められまい!

 

「【ニードルワーム】の効果により、相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる!」

 

「…だ。…けたくない」

丸藤亮 デッキ:15→10枚

 

「更に【メタモルポット】の効果によりお互いは手札を捨てて、新たに5枚ドローする!」

 

ハノイ 手札:1→0→5枚、デッキ:22→17枚

丸藤亮 手札:2→0→5枚、デッキ:10→5枚

 

「決めさせてもらう!先ほど伏せた魔法カード【手札抹殺】発動!手札を全て捨て、その後、捨てた枚数分デッキからドローする!」

ハノイ 伏せカード:1→0枚。

 

【手札抹殺】

通常魔法

(1):手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。

 

「そちらの手札は5枚!デッキ残数も5枚!これでトドメだ!」

 

「負けたくないっ!」

「!?」

 

「リバースカードオープン!【サンダーブレイク】発動!手札を1枚捨て、フィールドの【月読命】を破壊する!」

丸藤 手札:5→4枚、伏せカード:2→1枚。

 

【サンダー・ブレイク】

通常罠

(1):手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する

 

「な、何ぃ!?」

 

チェーン②サンダーブレイク

チェーン①手札抹殺

 

 雷撃に撃たれ、月読命は破壊されて消滅する。

 

<ハノイのフィールド>

ニードルワーム ★2 DEF 600

メタモルポット ★2 DEF 600

 

 サンダーブレイク!?そんなカード入ってたのかよ!

 はっ!…マズい!丸藤の手札が減って4枚になるからドローする数も…。

 

ハノイ 手札:5→0→5枚、デッキ:17→12枚

丸藤亮 手札:4→0→4枚、デッキ:5→1枚

 

「カードを4枚伏せて…ターンエンド」

ハノイ 手札:5→1枚、伏せカード:0→4枚。

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:3000、手札:1枚、伏せカード:4枚。永続罠:1枚。デッキ:12枚。

 

<ハノイのフィールド>

ニードルワーム ★2 DEF 600

メタモルポット ★2 DEF 600

 

VS

 

◆丸藤亮 LP:4000、手札:4枚。伏せカード:1枚。タイムカプセル:1枚。デッキ:1枚

 

<丸藤亮のフィールド>

裏側守備モンスター

 

 

 やばいやばいやばい!デッキに1枚残してしまった!調子に乗ってたせいで最後の1枚を落とすカードがなかった!

 グラヴィティバインドもあるし、【メタモルポット】も【ニードルワーム】も守備表示だが、相手には手札が4枚もある!

 表サイバーの火力なら一撃逆転もあるじゃん!

 

「オレの!タァァァーン!ドロォォォー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!!」

丸藤 手札:4→5枚。デッキ:1→0枚

 

 一人称も「オレ」になってるよ!?これは本当にヤバい奴じゃん!デッキの最後の1枚が無くなってもう後がない状況とか、主人公側の逆転劇が始まりそうな展開じゃん!

 きっと画面の向こうがあったなら丸藤側の勝ちBGMが流れ始めてるよ!

 

「手札より魔法カード【大嵐】発動!フィールド全ての魔法・罠カードを破壊する!!」

丸藤 手札:5→4枚

 

【大嵐】

通常魔法

フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。

 

「させるか!私はチェーンして伏せていたカウンター罠【神の宣告】発動!LPを半分払い、【大嵐】の発動を無効にし破壊する!」

ハノイ LP3000→1500、伏せカード:4→3枚。

 

【神の宣告】

カウンター罠

(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。

●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。

●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。それを無効にし、そのモンスターを破壊する。

 

 

「オレもチェーンして伏せていたカウンタートラップ【神の宣告】発動!LPを半分払い、そちらの【神の宣告】の発動を無効にし破壊する!!」

丸藤 LP4000→2000、伏せカード:1→0枚。

 

 げっ!俺と同じ【神の宣告】!?他のカウンター罠は…【盗賊の七つ道具】とかは…しまった!墓地に沈んでる!【大嵐】が発動してしまう!!

 

チェーン③神の宣告

チェーン②神の宣告

チェーン①大嵐

 

 丸藤の神の宣告により、俺の髪の宣告が無効化&破壊され、大嵐の効果によりお互いのフィールドの魔法罠は破壊されて墓地に送られる。

 

丸藤亮 手札:4枚、伏せカード:0、タイムカプセル:1→0枚。

ハノイ 手札:1枚、伏せカード:3→0枚。

 

 【グラヴィティ・バインド-超重力の網-】が…!ついでに【魔法の筒】と【炸裂装甲】と【次元幽閉】が!全部墓地に流されてしまった!

 やはり攻撃反応型トラップはイマイチ信用できない…。

 

「手札より魔法カード【死者蘇生】発動!墓地の【サイバー・ドラゴン】1体を蘇生させる!」

丸藤 手札:4→3枚

 

【死者蘇生】

通常魔法

(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

 

 フィールドに墓地より蘇った機械竜、【サイバー・ドラゴン】が現れる。

 

<丸藤亮のフィールド>

裏側守備モンスター

サイバー・ドラゴン ★5 ATK 2100

 

「手札より【プロト・サイバー・ドラゴン】を通常召喚!このカードのカード名は、フィールド上に表側表示で存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う!」

丸藤 手札:3→2枚

 

フィールドに黒ずんた小型の機械竜が現れる。

 

<丸藤亮のフィールド>

裏側守備モンスター

サイバー・ドラゴン ★5 ATK 2100

プロト・サイバー・ドラゴン ★3 ATK 1100

 

【プロト・サイバー・ドラゴン】

効果モンスター

星3/光属性/機械族/攻1100/守 600

このカードのカード名は、フィールド上に表側表示で存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。

 

「更にフィールドの伏せモンスター【プロト・サイバー・ドラゴン】を反転召喚!!」

 

フィールドに2体目の黒ずんた小型の機械竜が現れる。

 

<丸藤亮のフィールド>

サイバー・ドラゴン ★5 ATK 2100

プロト・サイバー・ドラゴン ★3 ATK 1100

プロト・サイバー・ドラゴン ★3 ATK 1100

 

 カオスポッドで呼び出したモンスターもプロト・サイバー・ドラゴンかよ!だが、このまま総攻撃を受けても、ギリギリこちらのLPは残る。

 ならこれは、出てくるよな。ツインだと2回攻撃だが俺の壁モンスター2体に攻撃するだけで終わる。ならば…。

 

「オレは手札より魔法カード【パワー・ボンド】発動!この効果で融合召喚したモンスターの攻撃力は、その元々の攻撃力分アップする!」

丸藤 手札:2→1枚

 

【パワー・ボンド】

通常魔法

(1):自分の手札・フィールドから、

機械族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、その元々の攻撃力分アップする。

このカードを発動したターンのエンドフェイズに自分はこの効果でアップした数値分のダメージを受ける。

 

 ちぃ!タイムカプセルで除外したのはパワー・ボンドではなかったのか!

 

「オレはフィールドの【サイバー・ドラゴン】1体とフィールドの【プロト・サイバー・ドラゴン】2体を融合!現れよ!【サイバー・エンド・ドラゴン】!!」

 

 三体の機械竜が交わり、巨大な三つ首の機械竜が現れ、【パワー・ボンド】の効果で更に巨大化する!

 

<丸藤亮のフィールド>

サイバー・エンド・ドラゴン ★10 ATK 4000→8000

 

【サイバー・エンド・ドラゴン】

融合・効果モンスター

星10/光属性/機械族/攻4000/守2800

「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」

このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。

(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

 

 貫通効果を持った攻撃力4000オーバーの脳筋!LP:4000制で出ていいモンスターじゃないだろ!

 

「手札より速攻魔法【リミッター解除】発動!自分フィールドの全ての機械族モンスターの攻撃力は、ターン終了時まで倍になる!」

丸藤 手札:1→0枚

 

<丸藤亮のフィールド>

サイバー・エンド・ドラゴン ★10 ATK 8000→16000

 

【リミッター解除】

速攻魔法

(1):自分フィールドの全ての機械族モンスターの攻撃力は、ターン終了時まで倍になる。この効果が適用されているモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

 

 元々大きいサイバー・エンド・ドラゴンが更にドンドン膨れ上がり、会場ギリギリのサイズになる。

 

「バトルフェイズに移行!【サイバー・エンド・ドラゴン】で【メタモルポット】に攻撃!!エターナル・エヴォリューション・バースト!!!」

 

 何という威圧感。これが攻撃力1万オーバーの迫力か…!

 

「オレの【サイバー・エンド・ドラゴン】の攻撃力は16000!お前の【メタモルポット】の守備力は600!!その差15400のダメージを受けろ!これで終わりだ!!」

 

 はっ!終わらねえよ!

 

「私は手札より【クリボー】の効果発動!相手モンスターが攻撃した場合、そのダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる!」

ハノイ 手札:1→0枚

 

【クリボー】

効果モンスター

星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200

(1):相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。

 

「!!」

 

 三つ首の機械竜が放つ銀色の閃光は、茶色の壺に直撃し、壺は跡形も残らずに消え去る。

 だが、俺の前に出現した黒い毛玉モンスターによりその余波は俺には届かない。

 

サイバー・エンド・ドラゴン ATK16000

vs

メタモルポット DEF 600 ※戦闘破壊

 

 危なかった…最後の手札が装備魔法の【エターナル・エヴォリューション・バースト】なら負けていたな…。

 

「くぅっ!…ターンエンド。エンドフェイズ時にオレは【パワー・ボンド】の効果でアップした数値分のダメージを受ける…」

丸藤 LP2000→0

 

「対戦、ありがとうございました」

「…対戦、ありがとうございました」

 

~~~

 

「デュエル終了!勝者、ハノイの騎士!」

 

 デュエルの合間に実況をしていた実況者がデュエルの結果を発表する。流石はプロ。どんなデュエルにも対応するその胆力は流石の一言だ。

 

「攻撃力16000!これはデュエル史上最高の数値なのでは!!」

 

 一方、同じように解説をしていたらしい解説者はまだ興奮しているようだ。コイツいる?

 

「いいデュエルだった。こんなデュエルは初めてだ。オレも持てる全力を出せたと思う」

「そうか」

 

 この強さでまだ成長途中の10歳未満とか、怖すぎる。将来きっと彼に敗れる日が来るだろう。

 チートオリ主なのに負けるとか、情けなさ過ぎて認めたくないなぁ。

 

「ただ、負けたのは悔しいな。負けるのがこんなに悔しいなんて知らなかった。悔しいなぁ…」

「勝ち負けは勝負しているんだから当然ついてくる。次は勝てるようにすればいいんだよ」

 

 滅茶苦茶偉そうなことを言っているが、俺も先ほどまでは負けそうな状況にヒヤヒヤだったんだよなぁ。

 こうやってたまに負けることで、闇堕ちヘルカイザー状態にならずに済むといいんだけど…。

 

「またデュエルをしよう。ハノイの騎士。そして次はオレが勝つ!」

「あぁ、喜んで」

 

 爽やかな笑顔で握手を求めてきたので応じてみた。握手はいつしても慣れない。照れくさい。

 そして今回の件は俺の心に深く刻んだことがある。原作キャラは追い詰めると後が怖い。

 あと、ちゃんと【超電磁タートル】は入れておこう。




オリ主はデュエリストの腕前はあくまで一般人の為、毎回1ターンキルできる手札を引き込むことができません。なので今回は、ハンデスにより表サイバーの主力であるサイバードラゴンの融合を阻止すること、そして防御カードで時間を稼いで気付かれる前に一気にデッキ破壊を決める戦術を取りました。セコいのではなく、慎重なのです。なお…。

カオスポッド、メタモルポット、月読命、押収、とかなりのパワーカードを使ってこの様です。オリ主君さぁ…。

最後、ギリギリの勝利となりましたが、最後の一体はサイバーエンド(ATK16000貫通)ではなく、プロトサイバー×2でサイバーツイン(パワボン)を出し、サイバーツインと蘇生したサイバードラゴンでリミッター解除してサンレンダァすれば、オリ主は消し炭になっていました。

今回、手札に都合よくクリボーが居ましたが、更に墓地に都合よくネクロガードナーが2枚落ちているような運命力はオリ主にはありません。超電磁タートルはオリ主が「流石に強すぎるかな?」と思って入れていませんでした。

丸藤亮の使用カードは【サンダーブレイク】【大嵐】【神の宣告】以外は原作アニメで使用、または所持していたカードに収まっていたと思います。ヘルカイザー時代のカードも含めた場合だと、デッキ破壊=墓地肥やしとなるため、オリ主は惨敗だったでしょうね。

次回の更新は11/18(水) AM8:00の予定です。


マクロ様、戦車様、kubiwatuki様、四季式様、gsころりん様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

未完の本作の今後の扱いについて

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