【未完】遊戯王GXタッグフォース~2度目の人生は赤帽子の幼馴染~   作:嘘つき熊さん

9 / 167
コナミとの再戦です。

デュエル狂人と言えそうな彼が、約一年半の間、同レベルでデュエルができる人間がいて、カードも拾ってデッキ強化できる環境に居れば…。

6/25 表記を最新フォーマットに変更しました。


第七話 赤帽子2

<アナザー視点>

 

 大会決勝戦が開始されるまでまであと数分。

 

「とうとう大会も決勝戦だな」

「だね」

「そのセリフはもう三回目だぞ」

 

 知り合いが出場することもあって、鈴木、佐藤、田中はそわそわして落ち着かない様子だった。

 

「対戦カードはハノイとコナミだよな」

「コナミってそんなに強かったんだな」

「クロトと同じくらいだと思っていたな」

 

 実際、白河クロトと赤羽コナミの最近の戦歴は半々くらいである。

 

 コナミが新たなカードを拾ってデッキを強化してクロトに勝利した場合、クロトは新たに『この時代では強すぎるか?』と思っていたカードを解禁してデッキを強化してコナミに勝利する。

 そしてまたコナミが…と言うループが彼らの中で形成されている為、彼ら2人は同じ学校の中ではとびぬけて強い2人となっている。

 

「そう言えば、クロトは会場にいるんだよな?」

「そのはずだよ。コナミの応援に行っているはず」

「会場にいるからって画面に映るとは限らないだろ」

 

 『一人だけ会場で生の試合を見れるのが羨ましい』と口に出すのは何となく悔しい3人。

 それ以上何も言わず、テレビモニタから決勝戦開始の合図を聞いていた…。

 

~~~

 

<クロト視点>

 

 ついに決勝戦か。ギリギリ戦いだった先ほどの準決勝での疲労は何とか回復出来ている。

 対戦相手はコナミ。良く知る相手であるが、それは正体がバレている以上、向こうも同じ条件だろう。

 

 今回のアイツのデッキは水属性特化、その中でも【伝説の都 アトランティス】によるビートダウンデッキだ。

 ただ、除去カードや妨害カードもある程度は積んでいたはずなので、コンボカードを止められる可能性は高い。

 一撃必殺ではなく、連撃を心がけよう。

 

「それでは決勝戦を開始いたします。両選手は対戦コートの内側へお入り下さい」

 

 正体がバレている相手に虚勢を張っても仕方ない。悠々と対戦コートに入ることにしよう。

 スポットライトが照らされた対戦相手は満面の笑顔を浮かべたコナミ。コイツに関しては今更語ることもないだろう。

 ここで負けるわけにはいかない。死力を尽くそう。

 

「両者とも準備はよろしいでしょうか!それでは決勝戦、開始して下さい!」

 

 大会実況者の一声の後、デュエルが開始される!

 

「「対戦、よろしくお願いいたします」」

 

 挨拶は大事だ。古事記にそう書いてあるはず。

 

「「デュエル!」」

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:4000、手札:5枚。

 

VS

 

◆コナミ LP:4000、手札:5枚。

 

 

「先攻は貰った!オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

コナミ 手札:5→6枚。

 

「オレは手札から【アトランティスの戦士】を墓地に捨てて効果発動!デッキから【伝説の都 アトランティス】1枚を手札に加える!」

コナミ 手札:6→5→6枚。

 

【アトランティスの戦士】

効果モンスター

星4/水属性/水族/攻1900/守1200

このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。デッキから「伝説の都 アトランティス」1枚を手札に加える。

 

 早速か。相変わらず驚異のドロー力だな。

 

「そして手札からフィールド魔法【伝説の都 アトランティス】を発動!」

コナミ 手札:6→5枚。フィールド魔法:0→1枚。

 

 会場全体が水で覆われ、その中心に空想上の伝説の都が出現する。

 

【伝説の都 アトランティス】

フィールド魔法

このカード名はルール上「海」として扱う。

(1):フィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力は200アップする。

(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは1つ下がる。

 

 【伝説の都 アトランティス】に備わっている攻守アップはオマケみたいなものだ。

 厄介なのは「海」として扱う効果とレベルを下げる効果、どちらも使い方によっては厳しい戦いを強いられそうだ。

 

「オレはモンスターを裏側守備でセット!」

コナミ 手札:5→4枚。

 

<コナミのフィールド>

裏側守備モンスター

 

「更にカードを2枚セットしてターンエンド!」

コナミ 手札:4→2枚。伏せカード:0→2枚。

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:4000、手札:5枚。

 

VS

 

◆コナミ LP:4000、手札:2枚。伏せカード:2枚、フィールド魔法:1枚。

 

<コナミのフィールド>

裏側守備モンスター

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

 まずは厄介なフィールド魔法と伏せカードを諸共消す!

 

「私は手札から【大嵐】を発動!フィールド全ての魔法・罠カードを破壊する!」

ハノイ 手札:6→5枚。

 

【大嵐】

通常魔法

(1):フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

 

「リバースカードオープン!カウンター罠【魔宮の賄賂】発動!【大嵐】の発動を無効にして破壊し、相手はデッキから1枚ドローする」

コナミ 伏せカード:2→1枚。

 

【魔宮の賄賂】

カウンター罠

(1):相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。相手はデッキから1枚ドローする。

 

チェーン②魔宮の賄賂

チェーン①大嵐 ※効果無効化

 

ハノイ 手札:5→6枚。

 

 流石に防がれたか。なら次の手を打つ!

 

「私は手札から【苦渋の選択】を発動!さぁ、この5枚から好きなカードを選ぶといい!」

ハノイ 手札:6→5枚。

 

【苦渋の選択】

通常魔法

自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。相手はその中から1枚を選択する。

相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードを墓地へ捨てる。

 

<ハノイが選択したカード>

①キラー・スネーク

②キラー・スネーク

③キラー・スネーク

④クリッター

⑤黒き森のウィッチ

 

 カーッ!辛いわー!相手に1枚選ばせるなんて辛いわー!(棒読み)

 

「どう考えてもオレが苦渋の選択を強いられているじゃないか!全く…オレは【クリッター】を選択する!」

 

「ならば私はデッキから【クリッター】を手札に加え、他のカードをデッキから墓地に送る」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

「そして墓地に送られた【黒き森のウィッチ】の効果発動!私は【魔導サイエンティスト】を手札に加える!」

ハノイ 手札:6→7枚。

 

【黒き森のウィッチ】※エラッタ前

効果モンスター

星4/闇属性/魔法使い族/攻1100/守1200

このカードが墓地におかれた時、自分のデッキから守備力1500以下のモンスターを1枚手札に加え、デッキを切り直す。

 

 エラッタ前の【キラー・スネーク】、【クリッター】、【黒き森のウィッチ】の性能はぶっ壊れすぎだな。

 

「私は手札から【名推理】を発動!さぁ、レベルを選ぶといい!」

ハノイ 手札:7→6枚。

 

【名推理】

通常魔法

(1):相手は1~12までの任意のレベルを宣言する。

通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、そのモンスターのレベルが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。

違った場合、そのモンスターを特殊召喚し、残りのめくったカードは全て墓地へ送る。

 

「やなこった!リバースカードオープン!カウンタートラップ【マジック・ドレイン】発動!【名推理】の発動を無効にして破壊する!」

コナミ 伏せカード:1→0枚

 

【マジック・ドレイン】

カウンター罠

相手が魔法カードを発動した時に発動する事ができる。

相手は手札から魔法カード1枚を捨ててこのカードの効果を無効にする事ができる。

捨てなかった場合、相手の魔法カードの発動を無効にし破壊する。

 

「ただ、手札から魔法カード1枚を捨ててこのカードの効果を無効にする事ができるぞ」

「私は【マジック・ドレイン】の効果を…無効化しない」

 

チェーン②マジック・ドレイン

チェーン①名推理

 

 さっき【苦渋の選択】を発動した時、何か考えているように見えたけど、防ぐか迷っていたわけか。

 どちらも厄介なカードだから仕方ないな。

 

「まだまだ行くぞ!私は手札から永続魔法【王家の神殿】を発動!」

ハノイ 手札:6→5枚。永続魔法:0→1枚。

 

【王家の神殿】※エラッタ前

永続魔法

このカードのコントローラーは、罠カードをセットしたターンでも発動できる。

また、自分のフィールド上のこのカードと「聖獣セルケト」を墓地へ送る事で、手札・デッキ・融合デッキからモンスターカードを1枚選択し、特殊召喚できる。

 

「私はカードをセットして、【王家の神殿】の効果により今伏せた永続罠【血の代償】を発動する!」

ハノイ 手札:5→4枚。永続罠:0→1枚。

 

【血の代償】※エラッタ前

永続罠

1体につき500ライフポイントを支払うことで、通常の召喚とは別にモンスターを召喚できる。

 

 使っていてお前が言うなと言われそうだが、どちらも早くエラッタした方がいいと思うな。

 今の環境でもそこそこ悪さできるし、今後カードプールが充実して来たら間違いなく暴れ回るカードだぞ。

 

「私は手札より【キャノン・ソルジャー】を通常召喚!」

ハノイ 手札:4→3枚。

 

 フィールドに大砲を背負った機械兵士が姿を現す。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

キャノン・ソルジャー ★4 ATK 1400

クリッター ★3 ATK 1000

 

【キャノン・ソルジャー】

効果モンスター

星4/闇属性/機械族/攻1400/守1300

自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースする事で、相手ライフに500ポイントダメージを与える。

 

「更に【血の代償】の効果により【クリッター】を召喚!」

ハノイ LP:4000→3500、手札:3→2枚。

 

 フィールドに毛玉に包まれた三つ目の悪魔が姿を現す。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

キャノン・ソルジャー ★4 ATK 1400

クリッター ★3 ATK 1000

 

【クリッター】

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600

このカードが墓地におかれた時、自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスターを1枚手札に加え、デッキを切り直す。

 

「【キャノン・ソルジャー】の効果発動!私は【クリッター】をリリースして相手ライフに500ポイントダメージを与える!」

 

<ハノイの騎士のフィールド>

キャノン・ソルジャー ★4 ATK 1400

 

「その効果にチェーンして、オレは手札の【ハネワタ】を墓地に送って効果発動!このターン自分が受ける効果ダメージを0にする!」

コナミ 手札:2→1枚

 

【ハネワタ】

チューナー・効果モンスター

星1/光属性/天使族/攻 200/守 300

(1):このカードを手札から捨てて発動できる。このターン、自分が受ける効果ダメージは0になる。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

「なん…だと…!?」

 

チェーン②ハネワタ

チェーン①キャノン・ソルジャー

 

 おぃぃぃ!ハネワタってチューナーモンスターじゃないか!お前そのカードを何処で拾ってきたんだよ!!

 何にしても、このターンでの効果ダメージは無効化されたか。なら次の布石だ。

 

「【クリッター】が墓地に送られたことにより効果発動!私はデッキから【カタパルト・タートル】を手札に加える!」

ハノイ 手札:2→3枚。

 

「バトルフェイズに移行!【キャノン・ソルジャー】で裏側守備モンスターに攻撃!」

 

「掛かったな!伏せモンスターは【ペンギン・ナイトメア】だ!」

「ちっ!」

 

 フィールドにシルクハットをかぶった邪悪そうなペンギンが姿を現す。

 

<コナミのフィールド>

ペンギン・ナイトメア ★4→3 DEF 1800→2000

 

【ペンギン・ナイトメア】

効果モンスター

星4/水属性/水族/攻 900/守1800

このカードがリバースした時、相手フィールド上のカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。

また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の水属性モンスターの攻撃力は200ポイントアップする。

 

キャノン・ソルジャー ATK 1400

vs

ペンギン・ナイトメア DEF 2000

 

「【キャノン・ソルジャー】の攻撃力は1400、【ペンギン・ナイトメア】の守備力は2000。その差分600ダメージを受ける」

ハノイ LP:3500 → 2900

 

「そしてオレはリバースした【ペンギン・ナイトメア】の効果発動!対象は【キャノン・ソルジャー】だ!手札に戻ってもらう!」

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

「むぅ」

ハノイ 手札:3→4枚。

 

 反射ダメージをうけた上にモンスターを手札にバウンスされたか。あのエ〇ペンギンめ…。

 

「私はカードを1枚伏せてターンエンド」

ハノイ 手札:4→3枚。伏せカード:0→1枚。

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:2900、手札:3枚。伏せカード:1枚。永続魔法:1枚。永続罠:1枚。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

VS

 

◆コナミ LP:4000、手札:1枚。伏せカード:0枚、フィールド魔法:1枚。

 

<コナミのフィールド>

ペンギン・ナイトメア ★3 DEF 2000

 

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

コナミ 手札:1→2枚。

 

「オレは魔法カード【強欲な壺】を発動!デッキからカードを2枚ドローする!」

コナミ 手札:2→1→3枚。

 

「オレは魔法カード【天使の施し】を発動!デッキからカードを3枚ドローして2枚を墓地に送る!」

コナミ 手札:3→2→5→3枚。

 

「オレは魔法カード【強欲な壺】を発動!デッキからカードを2枚ドローする!」

コナミ 手札:3→2→4枚。

 

 おいおいおい!ドローカード引きすぎだろ。どんな引きしてるんだよ!

 

「オレは速攻魔法カード【サイクロン】を発動!そちらの伏せカードを破壊する!!」

コナミ 手札:4→3枚。

 

【サイクロン】

速攻魔法

(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

 

「私はその効果にチェーンしてトラップカード【和睦の使者】発動!このターン、自分が受ける戦闘ダメージは0になる!」

ハノイ 伏せカード:1→0枚。

 

【和睦の使者】

通常罠

(1):このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。

 

チェーン②和睦の使者

チェーン①サイクロン

 

「攻められなくなったか。オレはモンスターを裏側守備でセット!」

コナミ 手札:3→2枚。

 

<コナミのフィールド>

ペンギン・ナイトメア ★3 DEF 2000

裏側守備モンスター

 

「更にカードを2枚セットしてターンエンド!」

コナミ 手札:2→0枚。伏せカード:0→2枚。

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:2900、手札:3枚。伏せカード:0枚。永続魔法:1枚。永続罠:1枚。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

VS

 

◆コナミ LP:4000、手札:0枚。伏せカード:2枚、フィールド魔法:1枚。

 

<コナミのフィールド>

ペンギン・ナイトメア ★3 DEF 2000

裏側守備モンスター

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイへ移行」

ハノイ 手札:3→4枚。

 

 良し!良い引きだ!あの裏側守備のモンスターが気にはなるが、これなら…!

 

「スタンバイフェイズに私の墓地に眠る【キラー・スネーク】3体は手札に帰ってくる!…そのままメインフェイズに移行」

ハノイ 手札:4→7枚。

 

【キラー・スネーク】※エラッタ前

効果モンスター

星1/水属性/爬虫類族/攻 300/守 250

自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在している場合、このカードを手札に戻す事ができる。

 

「私はカードを1枚伏せ、【王家の神殿】の効果で罠カード【第六感】発動!私は5と6を選択する」

ハノイ 手札:7→6枚。

 

【第六感】

通常罠

自分は1から6までの数字の内2つを宣言する。

相手がサイコロを1回振り、宣言した数字の内どちらか1つが出た場合、その枚数自分はカードをドローする。

ハズレの場合、出た目の枚数デッキの上からカードを墓地へ送る。

 

「どう転んでも使用者にメリットしかない効果じゃん!?とりあえずサイコロを振るぞ…うげっ、5だな」

 

「私は5枚カードをドローする」

ハノイ 手札:7→12枚。

 

「インチキ効果もいい加減にしてくれ!」

 

 ふははっ、何とでも言うがいい!

 

「私は手札より【キラー・スネーク】1枚を墓地に送り、【ライトニング・ボルテックス】発動!相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する!」

ハノイ 手札:12→11→10枚。

 

【ライトニング・ボルテックス】

通常魔法

(1):手札を1枚捨てて発動できる。相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

 

 シルクハットを被ったペンギンが電撃で焼き尽くされる。

 

<コナミのフィールド>

裏側守備モンスター

 

「私は手札より【カタパルト・タートル】を墓地に送り、【死者への手向け】発動!そちらの裏側守備表示モンスターを破壊する!」

ハノイ 手札:10→8枚。

 

【死者への手向け】

通常魔法

(1):手札を1枚捨て、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

 

<コナミのフィールド>

モンスター無し

 

「あちゃー、これでオレのフィールドは丸裸かー」

 

 破壊したカードは【ペンギン・ソルジャー】か。リバースすることでフィールドのモンスターを2体戻す極悪モンスターだな。危なかった。

 

「私は手札より【死者蘇生】発動!墓地の【カタパルト・タートル】を蘇生させる!」

ハノイ 手札:8→7枚。

 

 フィールドに大きなカタパルトを背負った緑亀が出現する。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

カタパルト・タートル ★5→4 DEF2000→2200

 

【カタパルト・タートル】※エラッタ前

効果モンスター

星5/水属性/水族/攻1000/守2000

自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。

リリースしたモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。

 

「私は手札より【魔導サイエンティスト】を通常召喚!」

ハノイ 手札:7→6枚。

 

 フィールドにゴーグルをつけた髪の薄いオッサンが出現した。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

カタパルト・タートル ★4 DEF2200

魔導サイエンティスト ★1 ATK300

 

【魔導サイエンティスト】

効果モンスター

星1/闇属性/魔法使い族/攻 300/守 300

1000ライフポイントを払う事で、融合デッキからレベル6以下の融合モンスター1体を特殊召喚する。

この融合モンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできず、ターン終了時に融合デッキに戻る。

 

「そして【魔導サイエンティスト】の効果発動!LPを1000ポイント払う事で、融合デッキから【コアラッコアラ】を特殊召喚!」

ハノイ LP:2900 → 1900

 

<ハノイの騎士のフィールド>

カタパルト・タートル ★4 DEF2200

魔導サイエンティスト ★1 ATK300

コアラッコアラ ★6 ATK2800

 

【コアラッコアラ】

融合・効果モンスター

星6/地属性/獣族/攻2800/守 200

「コアラッコ」+「ラッコアラ」

手札から獣族モンスター1体を墓地へ送り、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターを破壊する。

 

「オレはこの瞬間、リバースカードオープン!罠カード【激流葬】発動!モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時、フィールドのモンスターを全て破壊する!」

コナミ 伏せカード:2→1枚。

 

【激流葬】

通常罠

(1):モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。フィールドのモンスターを全て破壊する。

 

「ここで!?」

 

 筋肉質のコアラが出現した瞬間、フィールドに鉄砲水がなだれ込み、コアラとカメとオッサンが流されていく…。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

 げっ!最悪だ!LP払った上に俺のフィールドのモンスターが全滅した!!

 

「私はカードを2枚セットしてターンエンド」

ハノイ 手札:6→4枚。伏せカード:0→2枚。

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:1900、手札:4枚。伏せカード:2枚。永続魔法:1枚。永続罠:1枚。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

VS

 

◆コナミ LP:4000、手札:0枚。伏せカード:1枚、フィールド魔法:1枚。

 

<コナミのフィールド>

モンスター無し

 

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

コナミ 手札:0→1枚。

 

「オレは手札から【ギガ・ガガギゴ】を召喚!」

コナミ 手札:1→0枚。

 

 様々な肉体改造をほどこした二足歩行のトカゲ戦士が現れる。

 

<コナミのフィールド>

ギガ・ガガギゴ ★5→4 ATK 2450→2650

 

【ギガ・ガガギゴ】

通常モンスター

星5/水属性/爬虫類族/攻2450/守1500

強大な悪に立ち向かうため、様々な肉体改造をほどこした結果

恐るべきパワーを手に入れたが、その代償として正義の心を失ってしまった。

 

 これがアトランティスの厄介なところだ。

 水属性であれば★5モンスターをリリース無しで召喚でき、★7モンスターをリリース一体で召喚できる。おまけに攻守200ポイントアップ付きだ。

 

「バトルフェイズへ移行!【ギガ・ガガギゴ】でダイレクトアタック!」

 

「伏せていた罠カード【魔法の筒】発動!【ギガ・ガガギゴ】の攻撃を無効にし、その攻撃力分のダメージを相手に与える!」

ハノイ 伏せカード:2→1枚。

 

【魔法の筒】

通常罠

(1):相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を対象として発動できる。

その攻撃モンスターの攻撃を無効にし、その攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

「なぁ!?嘘だろぉ!?」

コナミ LP4000→1350

 

 良し良し、LPは追い付いたな。

 

「ぐぬぬ、ターンエンドだ」

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:1900、手札:4枚。伏せカード:1枚。永続魔法:1枚。永続罠:1枚。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

VS

 

◆コナミ LP:1350、手札:0枚。伏せカード:1枚、フィールド魔法:1枚。

 

<コナミのフィールド>

ギガ・ガガギゴ ★4 ATK 2650

 

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイへ移行」

ハノイ 手札:4→5枚。

 

「スタンバイフェイズに私の墓地に眠る【キラー・スネーク】は手札に帰ってくる!」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

 手札の枚数は潤沢だが、そのうち3枚は【キラー・スネーク】、1枚は【キャノン・ソルジャー】だ。今は動けないな。

 あまり時間をかけるわけにはいかないんだが…。仕方ない。

 

「モンスターを裏側守備で伏せる」

ハノイ 手札:5枚。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

裏側守備モンスター

 

「私はこれでターンエンドだ」

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:1900、手札:5枚。伏せカード:1枚。永続魔法:1枚。永続罠:1枚。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

裏側守備モンスター

 

VS

 

◆コナミ LP:1350、手札:0枚。伏せカード:1枚、フィールド魔法:1枚。

 

<コナミのフィールド>

ギガ・ガガギゴ ★4 ATK 2650

 

 

「オレのターン。ドローフェイズ、ドロー!…良し!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行!」

コナミ 手札:0→1枚。

 

 何を引いた…まさか!

 

「俺は【ギガ・ガガギゴ】を生け贄に捧げ、【海竜-ダイダロス】召喚!」

コナミ 手札:1→0枚。

 

 青く長大な体をしならせ、鋭い牙と爪にて獲物を切り裂く海の支配者が姿を現す。

 

<コナミのフィールド>

海竜-ダイダロス ★7→6 ATK 2600 → 2800

 

【海竜-ダイダロス】

効果モンスター

星7/水属性/海竜族/攻2600/守1500

自分フィールド上に存在する「海」を墓地に送る事で、このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。

 

 【海竜-ダイダロス】!ここで引くのか!?

 

「オレは【海竜-ダイダロス】の効果発動!【海】の名称となっている【伝説の都アトランティス】を墓地に送り、ダイダロス以外のフィールドの全カードを破壊する!」

 

 【海竜-ダイダロス】が雄叫びを上げた途端、伝説の都が崩壊し、会場に満たされた水に流されるように、海竜以外の全てがフィールド外へ流されていく。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

ハノイ 伏せカード:1→0枚。永続魔法:1→0枚。永続罠:1→0枚。

コナミ 伏せカード:1→0枚、フィールド魔法:1→0枚。

 

 【サイバーポッド】も【次元幽閉】も流されてしまったか。これはちょっとヤバいかもな。

 

「バトルフェイズへ移行!【海竜-ダイダロス】でダイレクトアタック!」

 

「手札から【クリボー】を墓地に送って効果発動!戦闘ダメージを一度だけ0にする!」

ハノイ 手札:5→4枚。

 

【クリボー】

効果モンスター

星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200

(1):相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。

その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。

 

「躱したか。でも次はないぞ!ターンエンドだ!」

 

 

◆ハノイの騎士(クロト) LP:1900、手札:5枚。伏せカード:0枚。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

モンスター無し

 

VS

 

◆コナミ LP:1350、手札:0枚。伏せカード:0枚、フィールド魔法:0枚。

 

<コナミのフィールド>

海竜-ダイダロス ★6 ATK 2800

 

ハノイ LP1900、モンスター:0、伏せカード:0、手札:5枚

コナミ LP1350、モンスター:1、伏せカード:0、手札:0枚

 

「私のターン。ドローフェイズ、ドロー!そのままスタンバイ、メインフェイズへ移行」

ハノイ 手札:5→6枚。

 

「私は魔法カード【貪欲な壺】を発動!自分の墓地のモンスター5体をデッキに加えてシャッフルしてデッキから2枚ドロー!」

ハノイ 手札:6→5→7枚。

 

【貪欲な壺】

通常魔法

(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。

そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。

 

<ハノイが戻したモンスター>

①サイバーポッド

②カタパルト・タートル

③クリボー

④魔導サイエンティスト

⑤コアラッコアラ

 

「私は手札より【キャノン・ソルジャー】を通常召喚!そして効果発動!自身1体をリリースする事で、相手ライフに500ポイントダメージを与える!」

ハノイ 手札:7→6枚。

 

「オレのライフを削りきるにはまだ足りないぞ!」

コナミ LP1350 → 850

 

 これで全ての準備が整った。今、俺の墓地には闇属性の【クリッター】、【黒き森のウィッチ】、【キャノン・ソルジャー】が眠っている。

 

 つまり、ボチヤミサンタイ!

 

「自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ、手札よりこのモンスターを特殊召喚できる!現れろ!【ダーク・アームド・ドラゴン】!」

 

 俺のフィールドに、全身が黒で覆われて体の各所に刃がついた禍々しき竜がその姿を現す。

 

<ハノイの騎士のフィールド>

ダーク・アームド・ドラゴン ★7 ATK 2800

 

【ダーク・アームド・ドラゴン】

特殊召喚・効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000

このカードは通常召喚できない。

自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。

(1):自分の墓地から闇属性モンスター1体を除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

「ここでダムドォ!?」

 

「【ダーク・アームド・ドラゴン】の効果発動!自分の墓地から【キャノン・ソルジャー】を除外!【海竜-ダイダロス】を破壊する!」

 

<コナミのフィールド>

モンスター無し

 

「お、Oh…」

 

「バトルフェイズへ移行!【ダーク・アームド・ドラゴン】でダイレクトアタック!」

 

ダーク・アームド・ドラゴン ATK 2800

 

「うわぁぁぁ!!」

 

コナミ LP850 → 0

 

 

「「対戦、ありがとうございました」」

 

~~~

 

「デュエル終了!優勝は、ハノイの騎士!」

 

 デュエルの合間に実況をしていた実況者がデュエルの結果を発表する。これぞプロ。

 

「ダーク・アームド・ドラゴン!あの緩すぎる召喚条件は反則なのでは!?」

 

 一方、同じように解説をしていたらしい解説者はまだ興奮しているようだ。コイツ本当にいる?

 

「今日は負けたけど、次はオレが勝つからな!」

「あぁ、そうかもな」

 

 負けたばかりなのに、相変わらずの鋼メンタル。羨ましい。

 

「ハノイの騎士さん。ペガサス会長がお待ちです」

「はい、今行きます」

 

 コナミと別れ、いよいよ本来の目的であるペガサス・J・クロフォード氏との対面だ。

 …胃がキリキリしてきたな。




クリッター、黒き森のウィッチ、キラー・スネーク、キャノン・ソルジャー、遺言状、苦渋の選択、第六感、魔導サイエンティスト。

名だたる禁止カード、エラッタ被害者の全盛期を使用したにもかかわらず、普通のダイダロスデッキに負けそうになるオリ主。トドメもダムドと完全にカードパワーに助けられている。あのさぁ…。

とりあえず、地方大会編はこれでほぼ終了です。次回はペガサス会長との会談。上手く言いくるめて何処まで自分の望みを叶えられるかは気分次第です。

次回の更新は11/18 AM9:00の予定です。

グレガー様、さか☆ゆう様、arash様 四季式様、gsころりん様、メイン弓様、誤記報告ありがとうございました。修正しました。

【強欲で金満な壺】って思っていた以上に使うタイミングとその後のデメリットがシビアですね。今回はシンプルに【強欲な壺】へ差し替えました。

未完の本作の今後の扱いについて

  • 全削除でOK
  • チラ裏に移動でOK
  • どちらでもOK
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。