GODEATER2  AnotherBlood   作:Vekterアイギス

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体育祭総合優勝やったね!b
特に活躍してないけど...

そんな事より、今回もクロサキの物語。
知っている人はキャラが途中で分かるかも。



#54.5 一期一会の出会い

とある山奥の寺院。

その縁側に一人の青年が佇んでいた。

「あれから大分経つな...」

青年-クロサキ・レイジ-は遠くの空を眺め呟いた。

極東支部を出て半年が過ぎようとしていた。

目的の人物とは未だに巡り会えていなかった。

しかし、彼の決意は変わらない。

「待ってろよ。必ず迎えに行くからな。」

改めて気合を入れなおし、部屋の中に戻る。

奥の廊下を進むとだだっ広い部屋に出た。

この寺院自慢の道場だ。

中央には道着を身に纏った老人が一人、木刀で素振りをしている。

老人はこちらに気付くと、木刀を降ろし袖で汗を拭う。

「おお、お前さんか。休憩はいいのかい?」

「はい。つー訳で、もう一回稽古お願いします。」

クロサキが壁に掛けてある木刀を手に取ると、老人もこちらを向き木刀を構える。

クロサキは山で彷徨っていた所を彼に助けてもらい、この寺院でお世話になっている。

なんでもこの寺院はある流派の本元で、目の前の老人はそうとうな腕前らしい。

だからこうして稽古をつけてもらっているのだ。

それにどういう訳か、設備も整備士も揃っていたので安心して修行に専念できた。

 

+++++

 

 

しばらくして...

「ふぁぁぁぁぁあ!!」

クロサキは汗だくになって、床にドサッと倒れこむ。

「いや~強いな...さすがっすね。」

「お前さんもなかなかだぞ。孫とは大違いだ。」

「お孫さんって、もしかして神機使いだったりします?」

「おお、よく分かったな。

なかなかの腕利きと噂がたっておるが、わしからしたらまだまだだ。」

なるほど。それでこんな設備が揃ってるのか。

クロサキは道場をぐるりと見渡す。

「あ、そういえば...今日帰ってくるとか言ってたな...」

露骨に嫌そうな顔をする老人にクロサキは苦笑する。

すると、廊下からドタドタと走る音がした。

「クロサキさーん!お手紙が来てますよ~!」

「あ、フヨウさんありがとうございます。」

「コラ!ヨウ!廊下は走っちゃいかんぞ。」

ヨウは慌てて頭を下げると、今度は歩いて廊下に戻って行った。

ヨウことフヨウはクロサキの神機を整備してくれている整備士だ。

整備しているところは企業秘密らしいが。

「誰からだ...?....!」

「どうした?」

クロサキの顔色が変わり、おもむろに立ち上がる。

「すいません。オレ行かなくちゃ。」

「!...そうか。目的を果たしに行くんだな。

神器は整備し終わって玄関に置いてある。

ヨウが丁寧に整備したんだ、大事に使ってくれ。」

「はい。お世話になりました。」

クロサキは部屋に戻り、荷物をまとめながら手紙の内容を思い出す。

あて先はサテライトで知り合った情報屋だ。

なにか情報があればここに手紙を届けるように頼んでおいたのだ。

中身は当然、彼女に関すること。

まだ不確定だが、彼女の姿をある居住区で見かけたらしい。

クロサキにしてみれば、藁にもすがる思いだった。

「よしこんなもんか。」

それほど多くない荷物肩に担ぎ、部屋を出る。

玄関には綺麗に磨かれた神機が壁に掛けられていた。

「うん。良い腕だ。」

「そうだろう。」

振り向くと満足そうな顔で老人が立っていた。

「なんかこんなに良くしてもらって良いのかな...

神機を整備してもらって、それに稽古まで。」

「構わんよ。お前さんは息子に似ておるからな。」

「息子さん...ですか。」

「ああ、あいつも人の為に神機使いになるって飛び出して、結局戻らんだ。」

「そう、ですか。」

「...なあ、お前さんは死ぬんじゃないぞ。

お前さんには仲間も大切な人も居る。

その人達を絶対に悲しませたりしてはいけないぞ。」

「分かってます。全てを終わらせて、またここに遊びに来ますよ。」

「そうか...楽しみにしとるよ。」

老人はフッと笑った。

「じゃあ、行ってきます。お世話になりました宗源さん!」

 

+++++

 

 

クロサキが寺院を後にしたすぐあとのこと。

玄関が勢いよく開かれる。

「おいジジイ!帰ったぞ!」

「お前は口のきき方も知らんのか!このクソガキ!」

初っ端から玄関で揉める二人をヨウは苦笑いで見ていたが、慌てて止めに入る。

「それくらいにしましょうよ!師匠もヒサシさんも!」

ヨウの言葉に耳も貸さず二人は取っ組み合いを始めてしまった。

 

「なんか騒がしいな。」

遥か先の後方の寺院を見上げてボソッと呟く。

そういえば階段を下る途中、同じ年ぐらいの青年とすれ違ったが...

どうやら彼が孫だったらしい。

後ろから響いてくる賑やかな声を背に受けながら、クロサキは階段を下りて行った。

 




という訳でコラボ回でした。
キャラを貸して下さった よだ(*´ω`*)様ありがとうございました。
もしキャラの性格や設定が変でしたら...そん時はそん時で。

で!クロサキの話も後は再会を残すのみとなりました。
まもなく本編では総力戦も始まり、第五章も佳境に入ります。
クロサキとリッカがどうなるかは...R-Nightの方で書きますのでお待ちください!
それでは次回までサラダバー!
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