GODEATER2 AnotherBlood 作:Vekterアイギス
(もちろん嘘です。)
アナグラ 支部長室
「よく戻ったね、クロサキ君。」
サカキが嬉しそうに笑う。
「ホントはもう少し早く戻りたかったんですけど、色々調べることが多くて。
あ、そうだ。ちゃんとリッカにもあってきましたよ。」
オレはリッカが辺境の居住区にいること、そこで防壁の修復などを手伝って暮らしていることを伝えた。
「そうか、それを聞いて安心したよ。
...実は君に朗報があるんだ。」
「朗報...?」
頭に?マークを浮かべるオレをよそに、サカキはデスクから書類を取り出す。
「本部にいる友人にね、ずっと掛け合っていたんだ。
まだ、他の支部には通達はいっていないが、正式にリッカ君の手配を取り消すそうだよ。」
「ホントですか!」
「ああ。これで彼女も極東支部に戻って来れる。
君からリッカ君に伝えてくれないかい?」
「....」
とたんに黙り込む俺を不思議に思ったのかサカキが首を傾げる。
「どうしたんだい?君には良い知らせだと思ったんだが...」
「え、ああ嬉しいですよ、当たり前じゃないですか。
ただ、ようやくいつも通りの日常が戻って来たんだなぁって、そう思っただけです。」
「そうか...でも、まだ危機が去った訳じゃない。
まだ、ナルカミの行動の意味が解明できていない。」
「アイツは螺旋の木で何を調べていたんだ...
思いつくのは終末捕食関連...しかないですよね?」
オレの言葉にサカキは深く考え込んでしまう。
「私もそうは思うんだが...また終末捕食が起こることはまず無い。
螺旋の木で彼がそれを止めている限りにね。」
「ジュリウスですか...」
脳裏に懐かしい顔が甦る。
あれから約一年、彼は今もあの中で戦い続けているのだろうか。
「とにかく、ナルカミが行動を起こさない限り我々も止めようがない。
螺旋の木は引き続き本部が調査を続けているらしいから、今は問題は無いと思うよ。」
「分かりました。そういうことにしておきます」
「それより、久しぶりに極東に戻って来たんだ。
そろそろ、皆と話してきた方が良いんじゃないのかい?」
的を得た言葉にオレは若干たじろぐ。
いつもサカキ博士は人の心を見透かすような発言をするから油断ならない。
「分かってますよ。じゃあ、オレはこれで。」
オレは足早に部屋を後にした。
部屋の前には当然の様にシエルとナナが待ち構えていた。
顔を見る限り怒ってはいないよう。
「あ、出てきた。」
「隊長...」
二人が近づいてくる。
「よお、久しぶり。...迷惑かけて悪かったな。」
「まあ、私たちは慣れっこだからねぇ。」
「隊長は必ず戻ってくると信じていました。」
少し臥せっていた二人の顔が、ようやくパッと明るくなる。
「それにしても、やっと皆揃ったね!」
「はい。あ、忘れてました。」
シエルがオレに向き直ると、ナナもハッとなって同様に向き直る。
「隊長。」
「「お帰りなさい!」」
オレは少し驚いてから素直に、
「ただいま。」
と、一言つぶやいた。
+++++
アナグラ 研究室前廊下
「じゃあ、これで。」
「ああ、アイギスの行方...ナルカミの研究所はかならず見つける。」
ソーマの言葉にオレは深く頷き研究室の扉を閉めた。
「さて、一通り回ったか。後は...」
もう一人話さなくてはいけない人物が頭に浮かぶ。
最初に会おうと思っていたが、病室で入れ違いになってしまった。
恐らく部屋にいるのだとおもうのだが...
「やっぱ、気まずいよなぁ...」
そんなことを考えながら、エレベーターへ向かおうとした時だった。
目の前からよく知った顔がやってくる。いや、突進してきた。
「おーにーいーさーまー!!!!」
聞きなれた少女の声が耳に響き、オレは壁に弾き飛ばされた。
「だっ!?」
何が起きたか、否、何がやって来たか瞬時に理解した。
壁にもたれかかっているオレに、すぐさま抱き着く少女に声をかける。
「ラケル...頼むから普通に出てきてくれないか。」
「いやですわお兄様。照れちゃって。」
ラケルは目をキラキラさせる。
(めんどくせえ...)
「てか、お前はレア博士の所にいる筈だろ。
なんで極東に...」
「お兄様の居る所ならば、ラケルはどこでも飛んでいくのです。」
訳が分からず困った顔をしていると、エレベーターの方から声を掛けられた。
「ごめんなさいね。貴方が帰ってきた聞いて落ち着いていられなかったようなの。」
その人物をみてオレは納得し、背中を軽くさすりながら立ち上がる。
「久しぶりですね、レア博士。
...ああ、だからラケルがここにいるのか。」
「どうしても極東に行くのに、ついて行くって聞かなくて。」
そういってレアはラケルの頭を撫でる。
この人も大概だな。
「それより、貴方も元気そうで何よりだわ。
ラケルの喜ぶ顔も見れたしね。」
オレの迷惑はどうでもいいと。
「じゃあ、私はソーマ博士に用があるから行くわね。
行きましょうか、ラケル。」
少し残念そうにラケルはレアの後をついて行った。
「また、後でですわ。お兄様!」
オレは苦笑いで軽く手を振った。
+++++
「さて。」
ついにここに来てしまった。
部屋の扉には"ギル"と書かれている。
扉に手をかけるがどうしてもそこから動けない。
少し考えた結果、扉に背を向けそのままもたれかかった。
「ギル...居るんだろ?」
返事はない、だが、微かに物音がした。
「悪かったな、何も言わなくて。」
前にもこんまことがあったような気がする。
一人で突っ走ってその度にギルに怒られていた。
思えば、アイツが一番仲間のことを心配しているのではないだろうか。
それだけに今回のことは、ギルの中でも割り切れない思いがあるのだと思った。
『ギルは優しいんです。だからこそ、隊長のことを止められなかったのが気がかりだったんですよ。』
シエルはああ言っていた。
「オレは謝ることしかできねぇ。
だから、お前が気が済むまで謝ってやる。」
やはり返事はなかった。
(ダメか...)
と、ドアに近づく足音が聞こえた。
「バカか、お前は。」
ドア越しにギルが話しかける。
「そんな小さいことでオレがいつまでも塞ぎ込んでいると思ってんのか?」
「ギル。」
「ハッ、とっくにお前の無茶苦茶には慣れてんだよ、俺達は。
変に落ち込まれると、こっちが調子狂う。」
「なんだそれ。深く考えてたのオレだけかよ...」
「とりあえず、なんだ...これからも頼むぜ、隊長。」
「...ああ。分かってるよ。」
返事と共に、軽くドアをノックした。
「あ。あとで一発殴らせろよ。」
「やっぱ怒ってんじゃねえか!」
+++++
アナグラ 自室
『そっか、皆元気にしてるんだね。』
電話越しにリッカが嬉しそうに笑う。
「ああ、皆オレを快く迎え入れてくれた。
やっぱ、極東って良い所だな。」
『うん、私もそう思うよ。』
「...そうだ、さっきの話。」
オレはリッカに電話をかけて真っ先にサカキがいっていたことを伝えていた。
『うん、私は大丈夫だよ。でも、もう少しだけ防壁の整備をしてからでも良いかな?
迎えの日にちはレイジから伝えてもらえるとありがたいんだけど...』
「言うと思ったよ...分かった。ちゃんと伝えておくから。
じゃあ、時間も遅いしそろそろ切るぞ。」
時計をチラッと見ると、ちょうど長針と短針が重なるところだった。
『うん。...あ、ねぇレイジ。』
「ん?どうした?」
リッカは言いよどむような間をおいてから、
『ゴメン。やっぱり何でもない。
じゃあね、お休み。』
と、だけ言って電話を切ってしまった。
笑って誤魔化されてしまったが、何かあったのだろうか?
オレは不思議に思いつつも疲れのせいですぐに眠ってしまった。
そして、オレは再び戻って行った。
神機使いとして、人々の平和を守る日常へと。
という訳で、いかがでしたでしょうか。
まあ、仲間の繋がりは強いってことで。
次回からは束の間の日常回をお送りしてまいります。
しばらくしてGE続編の情報が出てきたら本編を進めて行こうと思います。
(間に合わないときはオリジナルになります。)
それではサラダバー!
えっ!?リッカが言おうとしたこと?
ヒントは#58.5
ここから雑談
1."可愛い"
僕のヒーローアカデミアのお茶子ちゃんが最近のお気に入りです。
お餅の一言があんなに可愛いって...スゴイね。
ちなみに次点はワートリの千佳ちゃんです。
あの子も良いです。
まあ、一番はリッカですけどね。(←お前、クロサキだろ。)
2."キャラ候補"
さて、前回言っていた遊戯王のキャラ候補。
その第一弾です。
とりあえず今回はヒロインの春菜ルミ(仮)。
ポニテ少女
【挿絵表示】
ツインテ少女
【挿絵表示】
以上、どっちが良い?