GODEATER2 AnotherBlood 作:Vekterアイギス
皆さんの判断に任せたいと思います。
我ながらなんで書いたんだろうと思ってしまった。
アナグラ ラウンジ
「シュン君、そっちの飾りつけ終わったぁ?」
ツリーの飾りつけをしていたナナが脚立の上から声をかける。
「ああ、大方な。お前落ちんなよ。」
「大丈夫、大丈夫~」
心配そうに様子を見つつ、シュンヤは改めてラウンジを見渡す。
クリスマスとあって内装も華やかに飾り付けてある。
年に一度の行事だ。
これぐらい派手な方が盛り上がるだろう。
「皆早く来ないかなぁ~」
脚立から降り立ったナナがボソッと呟く。
「ん~ジュリウスさんとユノさんは世界中を巡業。
シエルさんとギルさんはアメリカ。
クレイドルの皆も今はアフリカの方らしいけど...連絡はあったんだろ?」
「うん。皆絶対に行くって!」
ナナは嬉しそうに笑い、シュンヤもつられて笑う。
と、そこに大きな荷物を抱えてコウタ達がやってくる。
「おお!これは随分と様変わりしたなぁ。
あ、これ追加の飾りな。」
「今年は一段と派手に仕上がったわね。」
エリナは感心した様子でラウンジを見渡す。
「あれ、エミールは?」
「ああ、アイツなら....」
エリナがそこまでいった所で、ラウンジの扉が開け放たれる。
「やあ、諸君!」
サンタの格好をしたエミールが入ってくる。
コウタは苦笑い、エリナに関してはため息をついている。
「一段と舞い上がってらっしゃる...」
「うんうん、クリスマスって感じだねぇ!」
「分かってくれるか、ナナ君!
クリスマスとは一年と憂いを払う為に皆で盛り上がる行事...
ならば!我々もクリスマスらしい恰好で盛り上がるべきではないのか!」
「そうだそうだ!」
「うむ。という訳で沢山衣装を用意したぞ!」
エミールは肩に担いでいた袋から次々とサンタやらトナカイやらの衣装を取り出す。
それを見たナナは目を輝かせ衣装を選び始める。
「変な所で意気投合するなよ...」
「まあ、楽しみたいって気持ちは俺らも一緒だからさ。」
コウタはシュンヤの肩にポンッと手を置くとエミールの下へと行く。
エリナにサンタの衣装を渡したエミールが彼女に叩かれていた所だった。
その様子が面白く少し笑う。
確かに日頃から大変な仕事だ。
今日ぐらいはゆっくりしてもいいだろう。
その為にあの人が自分たちの任務を引き受けてくれたのだから。
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極東に向かうヘリの中。
「もうすぐ付きますよ。」
サツキの言葉にユノの顔がパッと明るくなる。
「楽しみだね!最近ずっと忙しかったから...」
「ああ。ユノはよく頑張っていた。
今日ぐらいはゆっくり休んでくれ。」
大真面目に言うジュリウスにユノは可笑しそうに笑う。
「ふふっ...」
ジュリウスはきょとんとしている。
「あ、見えたよ極東支部!」
極東支部の建物が明かりに照らされている。
ヘリから見下ろすととても綺麗だった。
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「すいません乗せていただいて。」
ぺこっと頭を下げるシエルにリンドウは大らかに笑う。
「良いってことよ。俺らも向かう所は同じだからな。」
「それにしても、もう一年近くなるのか...」
助手席のソーマの言葉にリンドウは感慨深そうに頷く。
「前に集まったは確か...」
「シュンヤとナナの結婚式以来だ。」
ギルが言葉を繋ぐ。
「え、私達の結婚式も一緒に...」
シエルの薬指には指輪がきらめいている。
ギルは帽子を目深に被り直す。
「そういうのは、あれだ、あんまり言わなくて良いんだよ...」
柄にもなく照れているギルにシエルはクスクスと笑う。
その様子にリンドウも大声で笑い出す。
「いや~お熱いこって。
羨ましいねぇ、なぁギル!」
「うるせぇ...」
自分への皮肉と捉えているのかソーマはリンドウの手を押し返す。
「....ん、見えてきたな。」
「お!帰って来たか懐かしの故郷!」
居住区の壁に沿ってバギーは走って行く。
子供たちの笑い声が時々耳に入った。
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嘆きの平原
「うう...寒い。」
手をこすり合わせ息を吹き付ける。
既にちらほらと雪が降り始めていた。
「ホワイトクリスマスか...良いねぇ...」
クロサキは空を見上げてボソッと嘆いた。
シュンヤ達に飾りつけを任せて任務に出たは良いが、予想以上の寒さに参っていた。
さすが極東といった所だろうか。
「まあ、動けば温まるよな。」
地面に突き刺さっていた神機を抜き肩に担ぐ。
周りをアラガミ達が取り囲んでいた。
その数おおよそ十数体。
「こんな日にまで集まってきやがって...」
睨みつけた眼光の鋭さにアラガミがジリッと後ずさる。
「行くぜ!」
クロサキは地面を蹴りアラガミに飛び掛かって行った。
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アナグラ ラウンジ
「久しぶりだねぇシエルちゃん!」
「はい!元気そうで良かったです!」
飾り付けが済んだラウンジには続々と人が集まっていた。
すでにリンドウやサカキ達はソファーで呑み始めている。
ムツミやラケルはカノンの作ったケーキを楽しそうに頬張っていた。
「こういう雰囲気は幾つになってもテンションが上がりますね。」
「そうだな。...そうだ、シュンヤ。」
ギルは辺りを見渡して言葉を続ける。
「クロサキの奴はどうしたんだ。
さっきから、というかここに来てから一度も見てないんだが...」
「あれ?変だな...そろそろ任務から戻ってきてもいいと思うんだけど...」
「ああ、隊長なら...」
いつの間にか料理を口いっぱいに頬張っていたナナが近づいてくる。
「ナナさん、まずは飲み込みましょう。」
シエルに言われ口の中の料理を胃に流し込む。
「ハハハ...で、先輩は?」
「ちょっと用があるから先に始めといてくれだって。
まあ、多分...」
「いや、絶対に。」
「変わらないな。」
「ほっときましょう。」
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アナグラ 整備室
「ひゃぁ~寒かった寒かった。」
「お疲れ様。頭に雪のってるよ。」
リッカがクロサキの頭をサッと払う。
少量の雪が床に落ちスッと消える。
「ああ、ありがとうな。
先に皆の所に行ってても良かったのに...」
「良いの良いの。ちょっと話したいことがあったし。」
クロサキが首を傾げる。
「実はね...レイジにプレゼントを上げようと思ってね。」
「おお!何だ?」
子供の様にはしゃいでみせるクロサキにリッカは嬉しそうに笑う。
そして、リッカは深呼吸して意を決したように口を開く。
「二か月だって。」
「......え?」
リッカは大事そうにお腹を撫でる。
クロサキはその場に直立不動の状態で静止する。
二か月...お腹...プレゼント...
クロサキの思考が繋がる。
「マジで....?」
「うん。サカキ博士と医療部の人に調べてもらったから。
今日まで黙っててゴメンね、驚かせようと思ったんだ。」
「あ、いや、え!?オレ、父親になるの?」
リッカは静かに頷く。
あたふたするクロサキにリッカは笑いを堪えるのに必死だ。
「は、ハハッ...マジでか...」
クロサキはそっとリッカを抱きしめる。
まだ少し混乱しているようだ。
「来年は三人のクリスマスか...楽しみが増えるな。」
「ふふっ...三人じゃないよ。」
「え?」
ガバっとクロサキがリッカを見る。
リッカはそっと指を二本立てた。
「思考が追い付かん。」
「へへ...ほら、じゃあ行こう?
皆待ってると思うよ!」
リッカはクロサキの手を引き入口へと向かっていく。
「ちょっと、引っ張るなって!」
内心クロサキは舞い上がっていた。
皆に盛大に自慢してやろう、そう思っていた。
クリスマス番外編でした。
前書きでも言った通り時系列は想像にお任せします。
ていうか最近駄作しか書いてない気がする。
では、次回から本編を進めていきます。
果たしてクロサキ達に未来は訪れるのか?
彼らの行く末を最後まで見届けてください!
それではサラダバー!!
感想お待ちしております!
【挿絵表示】
(下手注意)