寝台特急「北陸」矢澤にこひとり旅   作:新庄雄太郎

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途中、南と小海は京都から特急「雷鳥」に乗って金沢までやって来た


第五章 にこの足取り

南は、小海と高山を連れて石川県警察本部へやって来た。

 

「済まんな、高山、休暇中に。」

 

「ええ、にこちゃんが。」

 

「そうなんだ。」

 

「西木野は釈放されたんだね」

 

「ええ。」

 

「それで、矢澤は日程表と手紙を残して旅に出たんだね。」

 

と、小海は言う。

 

「ええ、内浦にも行っていないって。」

 

「ええ。」

 

「そう言えば、にこちゃんは北陸の何処かへ行きたいとか言ってなかったか。」

 

「そうね。」

 

「確か、にこっちは、金沢も好きやけど、能登や、越前と富山と魚津も好きだって言ってたわ。」

 

「能登と越前と富山と魚津ね」

 

「そのどっちかじゃないかと思うんやけど」

 

と、希が言う

 

「わかった、その線で調べて見るよ。」

 

と、南は言った。

 

「やはり、金沢駅辺りで失踪したらしい。」

 

「という事は、にこは眼鏡をかけた若い男と一緒車に乗ったって事だな。」

 

「可能性があるな。」

 

「ええ。」

 

「とにかく、高山と小海は県警本部で待機してくれ。」

 

「わかった。」

 

「わかりました。」

 

南と真姫と希は、山代温泉で1泊することにした。

 

「どうも、南です。」

 

「西木野です。」

 

「東条です。」

 

「ようこそ、山代温泉へ。」

 

「はい、今日からお世話になります。」

 

そして、風呂に入った後は3人で宿の料理を食べていた。

 

「やっぱり、美味しいわ。」

 

「うん、ウチも北陸は好きになりそうや。」

 

「そうか。」

 

そして、南は真姫と希ににこの関係を聞いた。

 

「じゃあ、真姫と希はにことは仲がいいのか。」

 

「ええ。」

 

「ウチもたまににこっちと真姫ちゃんと一緒出かけることもあるんよ。」

 

「うん。」

 

「でも、学年は違うから同じ部活の仲間かな。」

 

「うん。」

 

「そうか、それで希と真姫はにこと仲がいいのか。」

 

「うん。」

 

と、いって、真姫は眠ってしまった。

 

「あら、もう寝ちゃったの?。」

 

と、南は真姫に布団をかぶせた。

 

そして、希と真姫は南の部屋にノックして読んだ。

 

「公安さん、開けて下さい。」

 

「公安さん、公安さん。」

 

と、南は跳び起きた。

 

「はいはいはい、どうした。」

 

「今、にこから電話があったの。」

 

「にこから電話。」

 

「そうなんです。」

 

「何か言ってたか。」

 

と、南は言う。

 

「何も言わなかったけど、絶対にこちゃんからだわ。」

 

「何も言わない電話。」

 

「私らもわかるんです、にこちゃん、にこちゃんでしょって。」

 

「そしてうちが変わるとにこっち、にこっち何処にいるの?。」

 

「そしたら、にこちゃんは北陸の中でも海が見えるところって言ってたから。」

 

「海が見えるところ。」

 

「ええ。」

 

「それって、携帯か。」

 

「ええ。」

 

と、真姫は言った。

 

「ちょっと待ってて。」

 

と、南は石川県警に電話した。

 

「あっ、もしもし石川県警ですか、東京公安の南と言いますが内の高山と小海を読んでください。」

 

「ねぇ、真姫ちゃん、手分けして別の手で探そう。」

 

「うん。」

 

 




そして、にこはどこに?
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