特急「日本海」最果ての殺意   作:新庄雄太郎

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夜の大阪駅には、夜行が始発である




第1章 初見佐江子

大阪駅

 

夜の大阪駅には、夜に北国への旅に出る人が多く見られる、この日、青山 一は実家の小樽へ行くため寝台特急に乗って青森へ向かっていた。

 

風見佐江子は、大阪駅に停車している寝台特急「日本海3号」に乗っていた。

 

寝台特急「日本海3号」は、大阪を20時20分に発車し、終着青森は翌朝の11時42分である。

 

「失礼ですが、あなたはここの席ですか。」

 

「ええ、ここ僕の席なんです。」

 

「あなたは、どちらへ行くんです。」

 

「実家は、北海道の小樽何です。」

 

「じゃあ、列車に乗って。」

 

「はい。」

 

一は、売店で買ったお茶と八角弁当を窓際に置いた。

 

ジリリリリリリリリリリリリリリ

 

「まもなくー、20時20分発湖西線経由寝台特急「日本海3号」青森行が発車します、ドアが閉まりますご注意ください」

 

と、アナウンスが流れた。

 

8時20分、日本海3号は大阪駅の夜を発車した。

 

ピィーッ!

 

「私はやっぱりB寝台にしてよかったわ、よく眠れるかな。」

 

隣には、30年配の男が坐っている。背の高いエリート風の男である。

 

「あなた、どこへ行くんですか。」

 

「私は青森まで。」

 

「そうですか、私は日本海で函館まで行くんです。」

 

「そうでしたか。」

 

「最近、青函トンネルが開通したからね。」

 

「凄く便利になりましたわね。」

 

「ああ、私もよく北海道へ行くときは「白鳥」や「日本海」に乗り次いで行きましたからね、忘れてはならないのは青函連絡船ですよ。」

 

「私も、高校の頃に乗りましたわ。」

 

「そうですか。」

 

「ええ、私も日本海に乗って、函館へ行くのは何年ぶりですかね。」

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「ご乗車有難うございます、只今より乗車券を拝見させていただきます。」

 

佐枝子が乗った、寝台特急「日本海3号」はその名の通り日本の海の意味を持つから日本海と名付けられている、ヘッドマークには青色の波を表している。

 

寝台特急「日本海3号」は大阪を20時20分に発車し、新大阪、京都、敦賀、福井、金沢、高岡、富山、直江津、新津、村上、あつみ温泉、鶴岡、酒田、象潟、羽後本荘、秋田、八郎潟、東能代、鷹ノ巣、大舘、大鰐温泉、弘前、終着青森には翌朝の11時42分に到着する。

 

日本海縦貫線を走る列車は、寝台特急「日本海」と特急「白鳥」である。

 

新大阪に到着したのは、20時26分である。

 

ある1人の男は、新大阪駅に下車した。

 

金沢駅 23時57分

 

「青森までは夜行か。」

 

と、男は寝台特急「日本海3号」に乗った

 

直江津駅 2時39分

 

新津、村上を羽越本線に入る。

 

酒田駅 6時56分

 

酒田に着いたときには、朝になっていた。

 

秋田駅 8時40分

 

「やっと秋田か、そこから「たざわ」に乗ればいいんだな。」

 

秋田を過ぎると、奥羽本線に入り、終着青森へ。

 

そこへ、車掌がやって来たが、その女性がまだ寝ているので起こそうとした、その時!!

 

「君っ、君っ、どうしたんだっ、君っ、しっかりしろっ!。」

 

なんと、風見佐枝子はB寝台で死んでいたのだった。

 

青森駅 11時42分

 

駅には、私服の公安隊員と駅員が駆けつけてきた。

 

「どこだ、死体が見つかったのは。」

 

「42分に着いた「日本海3号」の車内に。」

 

「死んでるのは、女性のようです。」

 

と、高架橋に登って走って行った。




そして、事件は起きた
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