特急「日本海」最果ての殺意   作:新庄雄太郎

3 / 8
高山と今野が青森県警から似顔絵を貰って来た。


第3章 似顔絵公開

そこへ、高山と今野が戻って来た。

 

「班長、南主任、青森駅で捜査したところ、似顔絵イラストをコピーしてもらいました。」

 

「ほぉ、どんな絵か。」

 

「かなり、エリート風の会社員でした。」

 

と、今野は言う。

 

「話によると、その会社員は新大阪で下車したらしいんです。」

 

「新大阪で下車した。」

 

「はい。」

 

「なるほど、被害者の女性はその会社員と大阪で「日本海」に乗り、途中の新大阪駅で下車したと。」

 

「高山、その男は何歳ぐらいかわかるか。」

 

「30年配ぐらいの男性でした。」

 

「30年配か。」

 

特捜班では、30年配の男をマークすることにした。この男が犯人なのか?。

 

「鶴岡、時刻表持ってこい。」

 

「はい、これが寝台特急「日本海」の時刻です。」

 

鶴岡は、時刻表を持ってきた。

 

「これが、「日本海」の編成です。」

 

「おう、車両によっては客車が違うんだな。」

 

「はい。」

 

「えーと、青森行の「日本海3号」は24系か。」

 

「はい。」

 

「被害者の初見佐江子は、何処で殺害されたんだ。」

 

「被害者の初見は、トイレで浴衣をのまま死亡したそうです。」

 

「それで、死因は。」

 

「死因は、ウーロン茶のカンの中に混入していたのは、青酸系の毒と分かりました。」

 

「青酸系の毒か。」

 

「ええ、前もって売店で買ったものと思われます。」

 

「停車駅の方は。」

 

「ええ、調べて見ます。」

 

調べたところ、時刻表を見ると。

 

「23時か1時となると金沢辺りですね。」

 

福井が23時01分

 

金沢が23時57分

 

高岡が0時35分

 

となっている

 

「金沢かな。」

 

と鶴岡は、指で時刻表を叩いた。

 

「よし、とにかくその線で捜査してくれ。」

 

と、高杉は言った。

 

「了解。」

 

「問題は、どんなトリックを使ったのかだ。」

 

「ええ。」

 

「ところで、鶴岡と今野は寝台特急「日本海」は乗ったことあるのか。」

 

「俺は覚えてないな。」

 

と、今野は言う。

 

「ああ、日本海乗ったことあるよ。」

 

「本当か。」

 

「ああ、山形県の酒田へ行きました。」

 

「そうか。」

 

「とにかく、聞き込みをして見ます。」

 

「頼む。」

 

鶴岡と桜井は、車内で不審人物はいなかったか、捜査をすることにした。

 

「新大阪で、さぁ知らんなぁ。」

 

「イヤー、見かけへんのやわ。」

 

「こんな人、しらヘンな。」

 

「そうですか、どうも。」

 

今野と高山は、新大阪駅で聞き込みをしたが似顔絵の男は見なかった。

 

一方、鶴岡と桜井は。

 

「あれ、この人似てないか。」

 

「よし、声を掛けて見よう。」

 

「すいません、鉄道公安の物なんですが。」

 

「あのー、寝台特急「日本海」の事で聞きたいんですが、よろしいですか。」

 

「ええ。」

 

そして、桜井と鶴岡が話をした結果、その男は似顔絵の男ではなかった。

 

「いいえ、私は新大阪から新幹線で帰京したばかりなんだけどな。」

 

「そうですか。」

 

「じゃあ、寝台特急「日本海3号」は乗ってないんですね。」

 

「はい。」

 

「そうですか、どうもありがとうございました。」

 

「いいえ、犯人ではないって事は確かだよ。」

 

と、言って、男は帰った。

 

 




鶴岡と桜井が、聞き込みした男が犯人なのか?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。