「なるほど、佐江子と昭一は佐江子の実家である青森へ行くために寝台特急「日本海」に乗ったのか。」
「はい、大阪駅のみどりの窓口の店員が確認されています。」
「でも、どうして新大阪駅で下車したのかだ。」
高山は、高杉に言った。
「彼は、明日は東京本社で仕事があるからと言って新大阪から新幹線に乗ったんです。」
「それで、確認取ったのか。」
「はい、話したところ確認されいます。」
「完璧のアリバイがあったのか。」
「はい。」
「それで、昭一と七海の方は。」
「はい、大阪のキャバレーの店員と客だそうです。」
「そうか、その昭一はキャバレーの客か。」
「はい、確認されてます。」
「やはり、アリバイがあるんだな。」
「はい。」
「問題は、その事件の犯人は誰なのかだ。」
「そこなんだよな。」
「という事は、空き缶には指紋が出たんですかね。」
「詳しいことは、調べて見ないと。」
そこへ、小泉がやって来た。
「班長、鑑識の結果、ウーロン茶についていた指紋から昭一さんの指紋しかありませんでした。」
「しかしね、小泉、初見にはアリバイがあるんだ。」
「犯人は、たれかが初見に渡したと考えられないか。」
「そうか、初見昭一を罪を着せて、奥さんを殺害したと。」
「現段階では、警察は初見昭一が犯人と見て考えています。」
「という事は、犯人は男か女と見て。」
「それは考えられるな。」
と、小泉は言った。
「という事は、不倫殺人の可能性も。」
特捜班側では、この線で捜査をすることにした。
「じゃあ、初見は4年前に佐江子さんと結婚したんですね。」
「はい、彼女は青森出身でよく津軽三味線を弾いていたんです。」
「いつからですか。」
と、小海は言う。
「佐江子が小学生の頃にやってたと。」
「そうですか。」
一方、警察では殺人犯は初見昭一とみて捜査をしていた。
「犯人は夫の昭一だ、間違いありませんよ竹山捜一課長。」
「椚谷警部、どうしてそう言い切れるのかね。」
「誰だってわかりますよ、妻が死んだって言うのに奴は顔色1つも買えないんですから。」
「確かに、佐江子が死ねば遺産はすべて昭一の物になるが。」
「という事は、新大阪駅か京都で寝台特急「日本海3号」に乗って来た人って事か。」
「その可能性があります。」
「では、大阪府警ではどうなんだ。」
「はい、大阪では新大阪駅でサングラスと帽子をかぶった女性を目撃されています。」
「よし、この女を捜査してくれ。」
「わかりました。」
次の日、高杉班長は大阪府警から捜査資料が届いたのでみんなに伝えた。
「みんな、ちょっといいか、今大阪府警から捜査協力の依頼があった。」
と、朝礼で行った。
「例の殺人で、女が浮上した。」
「年齢からすると、20代か35歳ぐらいですかね。」
「はぁーっ。」
と、桜井は興奮した。
「おお、この女か。」
「わかりました、早速捜査します。」
と、高山と桜井は捜査をする事にした。
そして、この女が犯人なのか?