特急「日本海」最果ての殺意   作:新庄雄太郎

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そして、最終章が完成しました




第8章 犯行の背景

その証言者とは、この人であった。

 

「あのね、俺が山形の酒田へ行ったことにな、この女が乗ってたんだけどよ、この女が犯人だと思うんよ。」

 

「えっ、この人が。」

 

「うん。」

 

「その女はな、佐江子という女性にウーロン茶の缶を渡したところを目撃してるんよ。」

 

「この女が。」

 

「まさか。」

 

「この女が犯人なのか。」

 

「おう、この女に間違いないぜ。」

 

「うん、おうわかった。」

 

「よし、犯人はあの女だ。」

 

「ええ。」

 

南と高山と小海は、上野駅から東北本線経由の寝台特急「はくつる3号」に乗り、青森へ向かった。

 

「はくつる」は上野を23時に発車し、青森に到着するのは翌朝の8時15分に到着する、「はくつる」は583系といわれる電車型寝台特急である、車内は3弾ベッドである。

 

「犯人が分かったのか、高山。」

 

「ああ。」

 

「もしかして、純子が犯人なのか。」

 

「うん、恐らく昭一と純子は元夫婦だったんだ。」

 

「それ、本当なの。」

 

「ああ、青森県警に調べてもらったんだ。」

 

「それで、何か分かったのか。」

 

「調べによると、昭一さんの旧姓は小畠昭一、6年前に離婚していたことがわかったんだ。」

 

「現在は初見で、6年前は小畠だったのか。」

 

「そうだ。」

 

「よくわかったな、高山。」

 

と、南は言った。

 

「あら、この前はどうも。」

 

と、純子は言う。

 

「実は事件の事で、よろしいですか。」

 

「あなたは、寝台特急「日本海」に乗られたことはありますか?。」

 

「ええ、それが何か。」

 

「小畠順子は、東京から京都へ乗ったんですね。」

 

「それが。」

 

「東京から京都までは新幹線「ひかり123号」に乗ると京都へは20時20分に着く、京都から乗るには20時57分に寝台特急「日本海3号」に乗った。」

 

「それで。」

 

「小畠は、6年前に昭一さんと離婚していますね。」

 

「何で、それを知っているの?。」

 

「大阪府警で調べてもらったんですよ。」

 

と、純子は驚く。

 

「公安室に事件の事で証言してくれたのよ、酒田へ旅行した男がね。」

 

「そして、純子は佐江子に毒入りのウーロン茶を渡した。」

 

「数時間後に毒殺された。」

 

「純子は昭一さんに罪を着せようとしたんですね。」

 

「これで、犯人は小畠純子ってわかったんだ。」

 

と、純子は泣き崩れました。

 

数分後、青森県警の椚谷警部と警官がやって来た。

 

「小畠純子、初音佐江子殺害容疑で逮捕する。」

 

と、警官は小畠を連行させた。

 

「あなたは、鉄道公安職員にしては中々いい感をしているようだ、よし、行くぞ。」

 

「はっ。」

 

小畠順子は所轄の青森西署へ連行した。

 

「初音昭一さんの無実が証明されたな。」

 

「ええ。」

 

翌日、初音が公安室にやって来た。

 

「おかげで、無実が証明されました、ありがとうございました。」

 

「いや、犯人は女性だと分かってたんです。」

 

「さすがですね。」

 

「ええ。」

 

こうして、寝台特急「日本海3号」で起きた殺人事件は解決した。




この作品はすべてフィクションであり

すべて、架空の物です

劇中の列車の時刻は94年のダイヤを使用しています

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