ちなみに彼らは前世と会ってます!
緋乃Sido
俺は、完全に頭がこんがらがっていた。
由希さんの言葉を拾って自分のことだと勘違いした爽華たち・・・。
何の悪意もなく迷子を貶した由希さん・・・。
死んでたボディーガード・・・。
由希さんの逃亡・・・。
前に来た俺の前世を知っているという後来輪花・・・。
ああ、今思い出したが輪花に帰り際言われてたっけ。
『いつか、また言うよ。好きだって』
ただひたすら、いつかっていつ?次に会う時?それが渦巻く。
あいつに告げられた想いを、俺は受け止められるのか?
あの後、俺は俺の前世と出会った。
そいつを呼ぶ術は心得ているが、何となくやつに聞くのは気が引ける。
「・・・あーもー!」
一人部屋で俺は叫び散らす。
そして机に突っ伏し、警察署にいる風夜さんからもらったリストを散らかした。
「あー・・・やばい、勉強に集中できない」
そう。今は春休み。
じゃあなぜリストを机に置いてたかは置いといて、本来なら事件なんぞほっぽって俺は勉学に望むべきなんだ。
が、あの親友どもが・・・
「ああああああ!!!!煩悩退散!!勉学に集中!!」
「うっさいわよ!!!」
頭を掻き毟り、叫ぶと夢がドアを壊さんばかりに部屋に入ってきて叫ばれた。
なんだよ。なら何か手伝えよ。
俺の代わりに勉強やれよ。
俺だってたまには悩みたいことあるんだよ。
ブツブツ言ってると、夢から見下ろされた。
「あんたが事件に首つっこんでるからでしょうが」
「いやいや!!俺はこんにゃく買うの手伝って届けるのについてって姉妹を見かけて夜中襲われただけだよ?!」
「それから家にこもるなりなんなりできたじゃない」
「あ」
そういやそうだった・・・・!
俺はつまり己ではまって行ったのか?!
「それと今日は午後から駅前の本屋行くんでしょ?」
「おお、そうだった。じゃあ行こう」
「まだ昼よ」
「・・・・ちっ」
駅前の本屋。
新作が出たとかなんとか聞いている。
そのことで琴羽と話が合って一緒に行こうという約束が決まった。
「で、お昼ご飯食べたい?」
「食べたい!」
「ならそのページ終わらせなさいよ!」
「んな殺生な!?」
俺は夢のほうに手を延ばすが、フライパンで叩かれる。
それも、熱された。
「君この頃フライパンを凶器にしてないかな・・・!」
「気のせいよ。じゃあさっさと終わらせなさい」
「あーい・・・」
夢が部屋を出て行く。
これじゃあ、俺はどうしたいのかって考えられないよ・・・。
俺は、こめかみに銃口を当てて、発砲した。
——————————————————午後
琴羽Sido
爽華ちゃんと黄華ちゃんにはさまれながらも、無事食事をすますと、僕は携帯と財布を持って待ち合わせの駅前に向かう。
「・・・やっぱり遅い」
待ち合わせは二時。
今は二時半だ。
夢さんとなにかあったのか・・・。
あ、なんか前に卵焼きアタックが痛かったみたいに言ってたから作り直し・・・とか?
「遅れた!すまん!」
「あー。うん。三十分遅れ」
「げっ!?」
「君そんな遠いわけじゃないのに・・・」
「・・・いやね?朝ね?勉強してたらね?熱されたフライパンで右手焼かれてさ」
「なんで君の生活ってこう傷が絶えないんだろうね」
笑って言う緋乃の右手は包帯で巻かれている。
こう・・・日常的すぎるよねフライパンが凶器。
「思えばお前、爽華と黄華は?」
「元気だよ」
「そうか、そりゃよかった。由希さんは」
「・・・来てないね」
「そう、か。じゃあどこ行ってんだろうな」
「あはは・・・っと、あそこだよね本屋」
BOOKSTOREと書かれた看板を指差す。
緋乃は頷いた。
「おう。あれがいつも俺の本が増えるきっかけだ」
「ふーん・・・。じゃあ行こう」
「オーケー!」
駅の前を通って、僕らは反対側の本屋に入って行った。
駄作ったぁあああ!!!!
あっちに緋乃と琴羽っち行っちゃったのでここは理桜くんを召喚しy
輪花「待った待った!!」
およ。輪花さん。どうかしましたか?
輪花「いやいや、緋乃たちがいっちゃったら僕たちを呼んでよ!」
そういう話でしたが素直に呼んじゃうのもつまらないですよ?
朱莉「・・・・ねぇ」
あい。
朱莉「この話・・・・男同士で待ち合わせって女々しくない?」
兄が男でデートって言ってるしいいでしょ。
輪花「え、そういう問題?」
はい。
それと、いつもはみんなでこうしてます。
輪花「・・・・・(汗」
さて、破片さんにバトンタッチです!
輪花「ああ・・・うん。了解」
朱莉「もうなんか呆れたわ」
?・・・では!