魔理沙の弟子と転生者   作:Lan9393

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泣いたあとの心だとこうなりますた。


十話:心すらも

理桜Sido

 

  冷徹に告げられた言葉。

それは、全員が驚く言葉。

俺は自身が発生させた重力に苦戦させられていた。

鋭く、鈍く光るレイピアが憎い。

 

「・・・何も言えないの?」

 

無力。

俺の頭に、その一文字が浮かんで消えない。

珱を守りたい。

その一心だったのに、こうも返されるなんて。

膝が震える。

そろそろ俺の心も体もガタが来たようだ。

 

『・・・・・・来世の僕を殺そうが関係ないけど、ね』

「・・・」

「な!?」

『だって、僕はある意味能力を奪われたんだ。喜びたいけど、死して消えるなら渡したくなかったよ』

 

前世は、たんたんと告げた。

レイピアが眉間に近寄る。

 

「おい、輪花!!」

 

緋乃の声が響く。

その手は輪花の肩を掴み、揺する。

 

「黙って」

「!?」

「・・・・緋乃、帰ってよ・・・お願い」

「そもそも、俺と珱が説得しようと・・・」

「出来てないじゃん」

 

緋乃の動きが止まる。

同時に、輪花は俺を見下ろした。

前世は嘆息して何処かへ行き、緋乃の前世が由希さんを見やる。

由希さんは今にも殴りかかりそうなくらい殺気立っていて、目を見開いて歯を食い縛っていた。

 

『輪花、退こう』

「なんで?今この場で殺せるのに」

『・・・お前はもう二度と緋乃や連中と会えなくなる』

 

緋乃の前世が銃を構えたのがわかった。

 

「・・・」

『俺は、出来ねーであろう来世の代わりにお前も殺す』

「なんでさ」

『・・・俺は平等がいい。理桜や由希さんを問い詰めておきながら、輪花を許せるはずがない』

「そっか。・・・まあ、緋乃がそうまでして止めるわけがわからないけど、今回だけはね」

 

緋乃Sido

 

  輪花が拳を握りしめて帰って行くのを見送る。

それに、珱と琴羽がついていく。

つーかなんでそんなこと言うんだよ、未練・・・。

そんな無表情に、俺の代わりなんて・・?

 

『・・・・・・・来世。お前は少しくらい止めようと努力しろ』

「なっ!?」

『・・・嘘くらい見破れるだろう?』

「は?」

 

俺は気の抜けた声を出す。

未練は、手を振って真顔でいう。

 

『いや、俺が撃っても転送して俺が死ぬぞ!?』

「それ絶対俺の身体でやるなよ・・・?」

『やんねーよ!!そもそも、やる理由すらねーよ!あれは例えだ!』

「バカか!?」

 

呆れたようにため息をついちまったじゃねーか。

 

「あとで輪花に言っとけよ・・・」

『え、めんどくさ』

「言えよ!!誤解解くくらいしろバカか!」

『バカバカ連呼すんな!バカ!』

「俺より結構知ってるらしいのになんだよ、子供っぽいなー」

『お前も同族だろうが!!』

「つーか、お前殺すなんて気軽に言うなっての!!」

『うっせー!あの輪花怖かったんだよ!あんなエスカレートするはずなかったっていつものなら!』

「じゃあいつもは?」

『・・・・・・・・・・・・・・・・さぁ?』

「バカか!!!」

 

こんなやり取りをしながら、俺は帰って行った。

 

由希Sido

 

信じられなかった。

正義が悪に負けることなんて。

理桜は呆然とし、戦意どころか、プライドもなにもかもズタズタにされたようになっていた。

目は遠くを見てるよう。心ここにあらずって感じ。

 

「・・・・嘘よ」

 

そろそろ夜が明ける。

 

「嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ」

 

狂った機械のように私はつぶやき続けていた。

 

ーーーーーーー絶対に、殺す。




ちなみに、前世緋乃は殺すと言う言葉を使わないとなると、必死でご機嫌とりにでます。
そして刺されるんですねわかります。

輪花「そうなの?」

んーっと、まあ多分別ルートだとそういう言葉を使わない上での説得になります。
緋乃にごる強制連行かどっちかにしようかと思いましたがこっちで。

朱莉「ひまー・・・」

あ・・・さーせん・・・。

輪花「まあ、とりあえず締めようかってなにしてるの?」

投げるバトンにナイフ詰めてました。

輪花「やめて!?」

ではホームランして、では~。

輪花「逃げて!!作者、全力で逃げて!!」
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