緋乃Sido
大声で泣きじゃくる輪花を俺はただ見てた。
「うわあああああ・・・・うう・・・・・・」
琴羽は何をすればいいのかわからないようで、あたふたしてた。
珱は察したように黙りこくっている。
二人とも俺の方を見ている。
おい、俺に何を求めてる?!
「・・・輪花」
俺は輪花を抱き寄せる。
って俺なにしてんの!?
「な・・・に・・・?」
「お前は、何も気負うことはないんだよ」
「え」
「命っつーのは、そのうち尽きるもんだ・・・。命を奪うっていうのは確かに罪悪感に襲われるもんだ。俺はわからないけれど・・・。なあ、輪花」
「・・・」
「そいつは苦しかった。お前らを傷つけたくなかった・・・。だから、殺してって言った。俺はそう思う・・・だから、俺は考えるんだが・・・。こういう捉え方はダメなのか?」
俺はそこで言葉を切る。
輪花は涙を涙を流したまま、俺を見る。
「救った」
「・・・え」
「お前は、頼まれて、そいつを苦しみから救った・・・そういう考えはダメなのか?」
俺は眉を顰める。
輪花はまた目から涙をこぼしながら言葉を噛み砕く。
「救う・・・」
「ああ。だから・・その・・・。なんか恥ずかしいなぁおい・・・」
「緋乃」
琴羽が俺を呼ぶ。
その顔はどこか穏やかだった。
「・・・・・なんだよ、その顔」
「ううん。なんか・・・仲良くなったんだなぁと」
「・・・?・・・・・ハッ!!」
俺は無意識に輪花を抱きしめたようで、すぐさま離れる。
うぎゃああ!!刺される!!!
「じゃあ僕らは他の部屋にいるから」
「いや、気を使わなくっていい」
「では・・・ごゆっくり」
「珱!?」
二人は出て行った。
「・・・・・・・緋乃」
くいくいと俺の服の裾が引かれる。
引っ張ってんのは、輪花のよう。
いやそれ以外にいたら怖いけどな!?
「・・・ありがとう」
「えぁ?」
「さ、さっきの・・・」
輪花は表情を暗くしながら言った。
お礼はその顔で言われたくないけどなー。
「・・・・いいよ。俺は俺の考えを言っただけ」
「うん・・・」
ぎゅうっと握りしめられる。
落ち着いてもらいたい一心で頭を撫でる。
優しく、くすぐるように。
輪花はむくれてみせる。
が、さっきの殺気ほど、怖いものはないだろうなー。
「ん・・・」
「まあ、輪花。気負わなくていいんだよ」
「・・・子供扱いしてる?」
「ははは、まさか!」
俺に想いを言ってレイピアで理桜を殺そうとしたやつを・・・。
深く悲しんでやれる優しさ。
俺は惹かれつつあった。
ーーーーー輪花の、その心に。
こんな・・・。(バトンぶつかる)
輪花「子供扱い・・・」
ってまとめてきたーーー!?(グサッ)
ナイフ刺さったーーー!!!
輪花「自業自得・・・」
とりあえず泣きつかれたのと返ってきたショックで寝ます。
輪花「ちょっと、言葉」
訂正。
僕が悪かった(ドヤァ)
輪花「」
では~