魔理沙の弟子と転生者   作:Lan9393

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十三話:殺意

緋乃Sido

 

「殺す」

 

低く響いた声は、憎悪が込められていた。

 

「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」

 

虚ろな目は輪花を一心に睨みつけていた。

たった、「殺す」しか呟かないソレを見て、輪花は藍色のオーラを纏わせたままゆっくり、ゆっくり近づいた。

 

「正義が悪に敗れるなんてあっちゃいけないわ・・・絶対・・・」

「だから、僕を殺す?」

「ええ、ええ・・・異端者や悪は殺す、殺す殺す」

「・・・・なにそれ」

「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」

「・・・」

 

殺すが路地裏に響く。

輪花は、とても見ていられないのか、顔を背けていた。

由希さんは、もうとても正気とは思えない・・・。

あの時の、和やかに笑う由希さんはどこへ行ったんだ!

珱もそういう心境のようで、ゲーセンで遊んでいた際の明るい表情は消え、暗くなる。

輪花は、ゆっくりとレイピアを由希さんへ向けた。

 

「・・・僕も、殺されるわけにはいかないから」

「待ってくれ、輪花」

 

俺の声じゃない。

もう、何かを諦めたような声音の理桜が、輪花を制止した。

理桜はこちらに近づいて、ため息をついた。

なんでだ。お前。

 

「理桜!!」

「殺すのだけは・・・やめてくれないか?」

「っ!」

「お前・・・」

 

理桜は殺す殺すと言っている由希さんを抱き上げる。

珱はそれを見て、ふいと顔をそらした。

それに、理桜はなにも思わないのか、輪花をじっと見つめる。

 

「・・・なんで?」

「由希さんに肩入れする理由?」

「うん」

「珱を守るため」

「は?」

「珱を守るために、俺は由希さんと一緒に悪っていうのを殺してきたんだよっ!!!」

 

理桜が目をこれでもかと開き、ものすごい剣幕で言ってくる。

輪花も、珱も、驚いているようだ。

 

「・・・とにかく、由希さんが失礼した」

 

理桜は一礼すると、暴れる由希さんを連れて帰って行く。

 

「あ、ああ」

 

俺がそう返事をすると、琴羽はうつむく。

 

「なんで・・・友情すらも消えるんだろ」

「そんなの・・・あんまりですよ」

 

珱たちが苦しげに吐き出すと、輪花はため息をついて、姉妹を見やる。

こちらもうつむき、まるで自分が悪いかのように・・・いや、実質悪いのかもしれない。

全員、暗い雰囲気を纏っていた。

 

「とりあえず、由希さんの心配はないとしてもここにいるのも結構危ないから・・・帰ろう」

「う、うん・・・」

「寝て、落ち着いてから・・・話そうか」

 

俺は、みんなを一瞥して、姉妹の手を引いて家へと戻った。




・・・・・強引さ、中途半端さは自覚してます。
それと、本気で本編よりも濃くなってきたんだけどw

輪花「ああ・・・」

本編の話の流れを利用してるだけであって、本編とは違いますよー!

輪花「あ、飛んでくる」

おお、バト(チュドーン)

輪花「・・・とりあえず、締めるね。では!」
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