魔理沙の弟子と転生者   作:Lan9393

19 / 43
輪花さん、幸せ逃げてます。
迷信ですが。



十九話:追いかけっこ(笑

輪花Sido

 

「・・・・朱莉?」

 

  僕はその手紙を手に取り、琴羽たちの元へ戻った。

伝えなきゃっ!

 

「琴羽っ!!」

「え?」

 

琴羽は、急に呼ばれたことに驚いてシャーペンを落とした。

何書いてたんだろう?

それはおいといて、僕は琴羽に手紙を押し付ける。

 

「朱莉がどっか行っちゃった・・・!コレ!」

「?!」

「ど、どういうことですか?」

「わからない・・・でも、手紙に・・」

 

珱は手紙を見て、血相を変えた。

琴羽は不思議そうに眉を顰める。

 

「なんで・・・?選択って?」

「僕がさっき、琴羽の表情が固かったって言ったからかも・・・」

「表情が?」

「ほら、朱莉が抱きついて・・・」

「あれは・・・。梨沙さんの代わりなんていないって、肯定する権利がないって・・・・朱莉さんは朱莉さんだって、考えてて・・・」

 

琴羽の表情は曇る。

僕の判断が悪かったの・・・?

 

「よーっす、ただいまー・・・・って暗いな!?」

「あ、おかえり・・・」

「今日はどうでした?」

「身が入らなかった、かな。ボーッとしてたみたいで店長から心配された」

 

緋乃は頭を掻きながら言った。

それって・・・。

 

「あー・・・輪花のせいじゃないから。俺のせいだ。思い詰めんな。んで・・・琴羽」

 

うう・・・頭をポンポンされる。

慣れてないっていうか、つくづく子供扱いされてるような・・・。

 

「・・・・わかってる」

「お前、追いかけようとしてるのか?」

 

琴羽に緋乃は問う。

それに、琴羽は首をかしげ、「うん」と言った。

 

「バカか?」

 

「「「へ?」」」

 

緋乃Sido

 

  いや、わざわざ追いかけるなって言ってるのを追いかけて怒らせんなよ。

 

「少しの間」

「・・・?」

「少しの間だろ?だったら、待てばいい。それで、待ちきれない、遅い、だったら迎えにいきゃいいさ。由希さんと会っても大丈夫だろ。いや・・・街が大丈夫かは怪しいだろうけど」

 

悪口言われて暴走するんだっけか・・・。

うーんと、まあ、うん。

 

「いや、でも・・・!」

「琴羽!?」

 

琴羽は走り出した。

俺の静止も聞かず、琴羽は外へ飛び出す。

珱も手を延ばしたようだが届かず。

絶対あいつ後で痛い目みるな。

 

「・・・・あのバカッ!」

「いいよもう。珱?」

「はぁ・・・どうせどっかで彷徨ってるんでしょうし、危険にならないうちに連れて帰ってきます」

 

刀を背負いながら珱は言った。

なんかお母さんみたいだなー、珱。

 

「彷徨ってるってよりうずくまってるんじゃないか?」

「それは素なの?」

 

ため息混じりに輪花が言った。

 

「ああ」

「はい」

 

同時に答える。

輪花がそれにまたため息をついた

俺は悪くねぇ。

 

「もう・・・」

「なんだよ?」

「これが普通、だと私は思ってますが」

「信じた結果?」

「ああ」

「はい」

 

また同時に。輪花はため息をつくままうなだれる。

なんだってんだ。なにがいけないっつーんだよ。

 

「んじゃまあ、珱、任せた」

「了解致しました・・・はぁ」

「珍しい?!」

「斬りますよ」

「・・・・オレナニモイッテナイ」

 

輪花は、もう一度深々とため息をついた。




輪花「帰る」
朱莉「同じく」

ぅおい!!待ってよ!待ってください!!

二人「なんで?」

・・・・・なんでもないです。

輪花「あ、はい」

およ。バトンですか。じゃあ色紙貼って返します。

輪花「なんで・・・・はいはい」

では~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。