琴羽は・・・・?
琴羽Sido
僕は夜の街をただひたすら走っていた。
後ろから珱さんの声が聞こえる・・・無視して進む。
体中が悲鳴をあげる。
どうもできない。僕は走る。
「あっ!!」
そして僕は、そこに朱莉さんが倒れてることに気づいた。
駆け寄り、僕は抱き起こした。
外傷はなし。でも、何で倒れてるんだろう・・・。
空腹?いやでも待って。さっき食べたろう!!
「こら!琴羽さーーーー朱莉さん?!」
珱さんに追いつかれた・・・。
あ、やばい、足が・・・。
「ちょ、琴羽さんも倒れないでくださいよっ」
「ごめんごめん・・・」
僕は珱さんに腕を引き上げられる。
うう、面目ない・・・。
「あなたが倒れたら朱莉さん落としますよ?」
「あっ」
「・・・はぁ。まあ、もう少しの辛抱ですよ。朱莉さんをこちらに」
「あ、うん」
「そこで、僕がやりますって言ったらヘタレ免除なのに・・・」
「いや、僕の状態知って言ってる?」
「はい」
今の珱さんには言葉は通じなさそうだ・・・。
すると、刀の切っ先が僕の鼻をかすめる。
つー、と痛みが走る。
理桜を一思いに殺した珱は今はもう殺すことは厭う行為ではないのかもしれない。
でもそれを、珱さんの人となりを知ってる僕は・・・僕らでは考えられない。
とまあ考えててもしかたないので、ごめんごめんと言って朱莉さんを渡す。
珱さんは、ため息混じりに刀をしまい、朱莉さんを背負った。
すると、こっちに刀を渡してくるって重い!!
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緋乃Sido
気まずい。
「・・・・暇」
「だねー」
「お、この時に渡せばいいんじゃないか」
俺は、とっとと部屋に戻ってアクセサリーを取って輪花の手に乗せる。
「前に言ってた、お前へのプレゼントな。・・・・あー」
「わ・・・」
淡い黄緑のブレスレット。俺が働くきっかけになった物だ。
「・・・・・・俺の答えと一緒に渡すものだからな?」
「え?これと、答え?」
「えーっと、お前が期限付きにしたのあったじゃねーか」
「・・・あったねぇ」
輪花は暗い表情をする。
あーもー、まどろっこしいなぁ!!
なんで正面切って言えねぇんだよ!こんな時に限って!
「んな顔するな・・・。俺は・・・俺は・・・」
「・・・?夢は?」
「お前まだ夢ひきずってんのか?!俺は、夢は姉としか思ってないから・・・」
「そう・・・なんだ・・」
安心したように、輪花は笑みを作る。
それは、心の底からのものであると、俺は思う。
「俺は、お前がーーー」
「ただいまぁああ・・・・」
「・・・・琴羽さん」
瞬間、琴羽らの声が聞こえた。
つまり、俺の答えは輪花に言えなかったってことだ。
俺はその時すぐ銃を持って琴羽の脳天をぶっ叩いた。
琴羽はきゅうと倒れる。
そしてそいつの持っていた刀がガランと落ちる。
朱莉を背負った珱が刀を回収する。
「ベッド、借りますねーって聞いてないですよね」
「だろうな」
「だろうね」
「まあ勝手に借りちゃいましょう。ではちょっと降ろしてきます」
「おう」
俺は珱を見送る。
・・・・なんか言いづらくなったぁあああ。
輪花は俺の方ちらちらと見ている。
もう、言えないだろ、常識的に考えて。
俺は大きくため息をついた。
輪花と緋乃のこの関係うまうま。
輪花「・・・」
朱莉「またぼかす・・・」
でもはっきり言っちゃうと付き合っても会えるかわからないじゃないか!
輪花「なんのために転送魔法があるの?!」
弾幕ごっこじゃないの?!
輪花「あ、そっか」
朱莉「はぁ・・・」
まあ成せばなるので、頑張って行きましょう!
輪花「はぁ・・・困るなぁ・・・」
では!