琴羽Sido
朱莉さんを守る?
そんな前世みたいな真似させないでよ。
できるわけないじゃないか・・・。
確かに守りたいけど・・・でも・・・。
僕はうつむく。
「・・・琴羽?」
「なんでも、ない・・・」
輪花さんに顔を覗き込まれる。
ねえやめて。なんか背中に痛い視線を感じるんだ。
主に緋がつく人とか。
・・・ごめんね、輪花さん。僕、できるかわからないよ。
「・・・こ、琴羽?」
輪花さんは不安そうに顔をしかめる。
守ってくれないのか、と不安なんだろうなぁ・・・。
大丈夫、と笑んでも、不安そうな顔は安心しようとしない。
「・・・・・できることならするよ。僕でできることなら」
「そっか。よかった・・・って、緋乃はどうして落ち込んでるの?」
「いや・・・・別に」
緋乃、斜めってるよ。
すっごいって思うほど斜めってる。
「輪花さんに頼ってもらえなくって寂しいんじゃない?」
「ちがうっ!!」
珱さんはそれを見て笑うばかり。
やっぱり、理桜がいないとはいれないのかな・・・。
「・・・とりあえず、休もう。朱莉さんは、また・・・落ち着くと思うから」
「だな。俺らが倒れたりしたら大変だな、珱は」
「へ?あ、いえ、私は別に」
「そうか?」
「はい」
カツーンと緋乃の後頭部におたまが投げられる。
おたま自重・・・。
「と、とにかく、私は平気です。ゆっくりお休みください」
「わかった・・・」
珱はリビングにかけていった。
僕らは、眠りについた。
珱Sido
みなさんと一緒にいて、苦しい。
彼らといると、理桜さんを思い出す。
手が震えて、歯も鳴る。
全身が震えていた。肩も震え、全部、全部、全部、全部。
それから、背筋も寒くなる。怖い、怖い。
どうしようもなく、目の前が真っ暗になる。
体が覚えていた。
理桜さんを殺したということを。
私は、私は・・・。狂わない。狂わないけど、殺したという事実が重くのしかかる。
辛い、怖い、苦しい、悲しい。
「も、やだ・・・」
自分の弱さが。
みんなを守るどころか、恐れるなんて。
なんで、こうも悲しまなければいけなかったのか?
「なんで・・・?」
彼を殺さなければならないのか。
もっと別の道はなかっただろうか?
彼を殺すことも、由希さんが狂うこともない平和な道は。
「苦しい・・・」
一緒にいられないことが。
そしてーーー彼らの笑顔を笑って見てるのが。
「誰か・・・・見つけて」
自分を。自分のこの無力さを。
それにすがれるかもしれないから。
すがらなきゃいけないから。
階段のほうから音がしたのに、私は震えていて気づかなかった。
本編でやってください的な珱の葛藤。
輪花「自殺しそうな勢いだね」
いやーねー。まさかっ!
ちなみに最期、フラグではありません。緋乃か夢か輪花か?さあどちらだろう。
輪花「琴羽いないじゃないか」
え、なくね?
朱莉「・・・・」
あははははは、まあまあ。
・・・・・色紙かな。
輪花「前に飛ばしたのの残骸?」
・・・飛んできたんだけど。
輪花「・・・大丈夫かなぁ」
ま、でもいいっしぃ。じゃあこれでブーメラン・・・せいやぁああ!!
では!バトンタァアアチ!!!
朱莉「狂ってる・・・」
輪花「疲れてるんだよ・・・」
なにその目?!