魔理沙の弟子と転生者   作:Lan9393

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二十四話:静寂、恐れ

緋乃Sido

 

  なんで俺が帰ってきて早々暗いんだ。

輪花たちは黙りこくっていて、何も言わない。

知らない顔もいるな。男か。

・・・ん?

 

「ただ・・いま・・・」

「あ、緋乃、おかえり」

「緋乃だ」

「おう・・・。珱は?寝てんのか?いや、ないと思うが」

「珱さんは・・・」

 

琴羽は言葉を切る。

それから口を開かなかった。

お前ら俺のこと嫌いか?おい。

 

「あー・・・すまないな」

「えーっと」

「風雅だ。緋乃、よろしく」

「・・・あ、ああ。おう。へい」

「緋乃が壊れた」

「いつものことだよ」

「ちょい待て琴羽ぁああああ!!!」

 

俺はなんかよくわからないが、風雅の表情から察するに、なんかあったんだなぁと思う。

うん、思う。

 

「んで、なんかあったのか?」

「・・・風雅に、珱が斬りかかったんだ。狂う前にって」

「珱のやつ・・・。それで、放置かよ」

「待て緋乃」

 

俺が珱の部屋へ行こうと動くと、風雅が口を開く。

 

「・・・んだよ?放置するってのか?!」

「だから待てって・・・今は考えさせてやってくれるか?」

「はぁ?」

「まあいいだろ。あいつは答えを出す。いい方向で。そう信じるさ」

 

俺は沈黙する。風雅はふぅっと息を吐くと椅子に腰掛けた。

 

「ご飯食べる?とりあえず」

「だな、じゃあ琴羽よろしく」

「そこは緋乃じゃないかな?!・・・わかったけどさ」

 

琴羽は渋々と言った様子で台所へ向かう。

どことなく、みんなの空気は重かった。

 

――――――――――――――――――

 

珱Sido

 

  彼は、見つけてくれた。

私は、言えた。

でも言えなかった。

苦しいって、助けてって。

風雅さんは助けてくれないだろうけどーーー言いたかったのに。

 

「ふ、ぇ・・」

 

嗚咽が再び。

こうしてるだけで、迷惑なのに。

作ってでも笑って、料理を作らなきゃいけないのに。

由希さんを止めるために、戦わなきゃいけないのに。

狂うなんてことを、させたくないのに。

・・・なのに。

 

「怖い・・・!」

 

刀を持つことが。

自分が狂うのが。

人を斬ることが。

全てを知ることが。

とてつもなく、怖い。

 

『支えてくれる存在。支える存在。それで人は強くなれる』

 

支えがほしい・・・。

私を面と向かって止めてくれる存在が。理桜さんがしてくれたように。

いつのまに、私はこんな弱くなったんだろう?

違う・・・私はどうして成長できなかった?

甘えてた?事の大変さに気づかなかった?

刀を握りしめる。

この刃で何を守るんだろう・・・。

もっと、風雅さんに教わりたい

もっと、もっと・・・色々なことを。

 

――――――――――――――――――

 

私は、夜、皆さんが寝静まった際に逃げ出した。

理桜さんのいない、あの家で、暮らすーー。

 

「・・・迷惑は、かけたくないですから」

 

ポツリとつぶやいて、逃げ出した。




このごろサブタイトルがいろんなところで単語二つになってる気がする件。
というわけで風雅さん襲来。

三人「どういうわけ?!」

そういうわけです。

風雅「そうか・・・わからん」

ははは。まあ、それで珱さんが逃げました。
大変、書きづらい内容になってってるような・・・(汗

輪花「そうみたいだね?」

申し訳ない・・・。
うう、とりあえず、回しましょうか。

風雅「?あ、ああ。じゃあ、また?」
輪花「だね」
朱莉「わからないなら風雅は黙ってなさい」
風雅「・・・」

ではー!
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