珱Sido
私はハッと目を覚ます。すると風雅さんに担がれていた。
「ひゃあああ?!」
気がつけば声を上げていた・・・。
風雅さんが「うおっ」と驚いた気がする。
「あ、あの、え、えと?!」
「目覚めたか?」
「は・・・はぁ・・・」
なんで担がれてるんでしょ・・・。
ああ、なんか意識したら顔が熱い・・。
って、輪花さんが笑ってる?!
「さ、帰ろう?」
「・・・私の家は」
「琴羽の家だろ?」
「ふぇ?」
「当たり前じゃないかなー・・・」
なんで、ですか?
「迷惑かけて・・・なのに、琴羽さんたちは・・・」
「それ、本人に聞かなきゃ。風雅?」
「・・・いや。なんでも」
私は、黙っている風雅さんがわからなかった。
何を考えているのか。
何をしたいのか・・・。
風雅Sido
迷惑っていうのを引きずるんだな・・・。
俺は珱を担いだまま、一人考えていた。
やっぱり、支えは・・・ないのか?
輪花も、緋乃も、いるのに。
(なんで?なんでこだわる?)
関わらなくってもいいんじゃないか。
輪花の知り合いだから?
(・・・まあいいか)
俺は、この話を考えるのをやめた。
ただただ、珱を担いで歩くだけだった。
――――――――――――――――――
緋乃Sido
ふう・・・琴羽を一発殴って落ち着いた。
朱莉はそれを笑いながら見ていただけ。
空気読めるな、やっぱり、お前。
「痛いぃ・・・」
「はは、寝坊するからだろ!」
「うう・・・」
「ふふ・・・あら、帰ってきた見たいね」
朱莉の視線を追って玄関の方へ。
風雅と、風雅に担がれて顔を赤くしてる珱。
それを見て、輪花は笑ってた。
・・・・なにがどうしてそうなった?
「おかえり・・・」
「ただいま・・・もどりました・・・」
「連れて帰ってきたぞ」
「由希と会ったよ・・・相変わらずだった」
「お疲れ様、輪花、風雅」
輪花は疲れた、とため息をつく。
やっぱりかー。
珱の顔が赤いんだが・・・・どうかしたかぁ?
「うう・・・そろそろ降ろしてください・・・」
「・・・ああ、すまなかった」
「風雅、ぼーっとしてたのか?」
「かもな・・・」
風雅は額に手をやりながら珱を降ろす。
珱は一目散に台所にかけて行った。
「真昼間からよくやるねぇ」
「俺に言うな・・・」
「僕もスルーさせてもらうよ」
輪花はへなっと座り込み、風雅は壁に寄りかかる。
なんか、・・・いや、やめておこう。
「まあいいか。しばらく会わないだろうし」
「緋乃、それフラグ」
「折れ。そんなフラグは!」
「無理だよー」
琴羽・・・その棒読みはなんだ?!
すると、台所から珱が顔を出す。
「食材が・・・きれてて・・・」
「「肉じゃがはスタッフが美味しくいただきました」」
「あなたたちですよね?!」
「まあともかく、今さっきがあれじゃあ危険だな・・・」
まあ俺は行かせる気ないが。
「今日なに作るんだ?メモ作ってくれりゃあいくぜ?」
「いいんですか?じゃあ・・・・・・お願いします」
メモが渡される。
ふむふむ。
「鳥肉にしょうが、キャベツに茄子、・・・こんにゃく」
「はい。おねがいします!」
「・・・OK。じゃあ輪花、一緒にきてくれるか?」
答えが言えたらなーなんて思ってないからな?!
「ん??いいよー」
俺は外へ出た。
いいところで区切れたのではないだろうか。
輪花「歯磨きしながら書かないでよ」
しかたないだろ。このごろのマイブーム☆なんだから。
風雅「どうなんだ・・・」
ではでhーーー(サクッ
あれ・・・。なんだろう・・・視界が赤く・・・。
三人「刺さってる?!」
では、破片さんにパス!では~。
三人「スルー?!」