嫉妬とか嫉妬とか嫉妬とか。
緋乃Sido
カチャーン。
珱は、片付けようとしていたらしい食器を落とす。
割れてはいないらしい。
俺はガタッと立ち上がった衝撃で椅子を倒す。
オーバーリアクション?は、これくらいがちょうどいい反応だろ。
「は、え」
「・・・・・・」
珱は黙りこくって食器を片付けに行く。
風雅はそれを見て首を傾げ、輪花にまた向かう。
輪花も輪花で、ため息をついたまま。
とりあえず、俺はそそくさとその場を離れた。
なんか、ショックだったなぁ・・・。
(まあそりゃあ、輪花にだって帰る場所があるんだし。俺が独り占め、なんてなぁ)
俺はその思考を首を振って払う。
(・・・風雅とタイミング合わせても・・おかしく、ないな)
同じ世界にいるんだもんな。
(輪花・・・)
己の寝る部屋の扉を開ける。
入って扉を閉める。
「・・・・ふぅ」
背中を扉に任せ、するするとずり落ちる。
だるい。
さっきまでは特に何もなかったのに・・・風雅が帰ると聞いてからどっと何かが来る。
「やば・・・気持ち悪い・・・」
俺はそのまま意識を手放した。
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琴羽Sido
僕はとっさに離れる。
い、ぎゃ、ぼ、僕・・・なにしてたんだ?!
いやまて、これを朱莉さんのせいにできないか?
朱莉さんも眠たくなり寝てーーーこうなった?
で、も、待って。
「どうやって考えても僕のせいじゃないかぁ・・・」
頭を抱えて考える。
五パターン中五パターン僕のせいになった。
これ、輪花さんとかに見られてないよね・・・。
(・・・もふもふ)
僕は朱莉さんの耳にそっと触れた。
ピクリ、と動いたその時に聞こえる声に、何故か嗜虐心がくすぐられる。
(耳・・・中がいいんだっけ?ダメなんだっけ?)
なるようになれと念じて勢いだけで触りまくって、結果こうなって罪悪感しか湧いてこなかった。
だが今なら言える。
いじると楽しい。
(ま、いっか)
「それ」
「っ!?」
耳の中をまさぐると朱莉さんは飛び起きて背筋を伸ばし、尻尾をバッタバッタを振った。
僕はそれに、つい吹き出す。
「な、なに?!」
「あはは・・・朱莉さん可愛い」
「・・・!?」
朱莉さんは目を丸くして顔を赤くした。
うん・・・本当に可愛いんだから。
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珱Sido
私は、衝撃のあまり、台所で放心してました・・・はい。
(風雅さん・・帰っちゃうんだ・・・)
一旦帰るって・・・ん?一旦?
じゃあ・・・また来るの?
(・・・ううん。それ以前に、来るも帰るも風雅さんが決めることなんだから)
ふるふると首を振る。
桶に水を張り、洗い物を入れる。
洗い物をすますべく、洗剤とスポンジを手にする。
(嫌だとか、思っちゃダメ・・・)
洗剤をスポンジに垂らし、軽く泡だてる。
それから汚れたお皿を手にとって洗おうとスポンジでこする。
(・・・思っちゃダメ。迷惑なんだから・・・この想いも)
そう。迷惑。
風雅さんにも、きっとそういう相手がいるんだもの。
きっと・・・。
(だから、ダメ・・・)
スポンジをぎゅっと握りしめる。
目に涙が浮かぶ。
(言うのも、思うのも・・・)
次のお皿を手にする。
(・・・・洗い物、するんだから余計なこと考えないようにしないと!)
集中して洗い物をすれば、テキパキと進む。
(・・・余計、な)
そうやって思った私に、私は嫌気がさした。
(好きに、なってほしい・・・)
私は静かに唇をかみしめた。
たーのしっいなー♪
輪花「・・・・なんか不安」
風雅「・・・」
朱莉「・・・・」
あはは♪まあまあ、いいじゃないっすか!
ではでは!
ボールは友達!ってなわけでキックゥウウウウ!!!