まさかの!?
ふぅ・・・三十かぁ・・・・(遠い目
緋乃Sido
・・・絶対、俺の嫉妬はわかってた。
その上で、なんでもないと嘘をついていた。
(気遣わせちまったなぁ・・・)
次会ったら、お礼含め、抱きしめてやろう。
キスは・・・出来ないな。うん。
(その前はできたのに・・・)
なんかどうも上手くいかない。
「ひ、緋乃!!大変だ!」
「ん・・・?」
「き、君のお母さんがきた!!」
「・・・は?」
俺は銃を本棚の向こうに投げ捨て、リビングへ駆け出す。
するとそこには、つい先日まで、父と仕事をしていた母親がいた。
「・・・わざわざありがとう、琴羽くん」
「い、いいえ・・・」
「さて、緋乃?」
「・・・・」
必死に顔を背けるも、母親の次の言葉に母親のおうも向かざるを得なくなった。
「珱ちゃんから聞いたけど、女の子を連れ込んでたらしいわね?」
「・・・!」
珱はいない。
どっちだ、誰だ・・・!
「白沢夢さん。後来輪花さん」
「どっちもかよ!!」
ピリッとした雰囲気の中で俺は叫んだ。
ダメだ怒られる殺される。
次の瞬間ーーー
「やぁねぇ、うちの息子、ホモ疑惑がかかってたから女の子に興味があるようで嬉しいわ♪」
「は?」
「それなら誰も怒らないわよ!」
ホモ疑惑?
琴羽たちを言ってる?
「そうだ!今度その子たちにあったらコーディネート教えなくっちゃ。うちの息子がつい襲っちゃうような、そんな服を今から選ばなくっちゃ?」
「母さん、その、輪花が来るのは数ヶ月後・・・あと、コーディネートは当日でいいと思う・・」
「あらそう?ならいいわ。ああ、あと一年くらいは仕事ないから。よろしくね」
「あーはいはい・・・なんか悪いな、琴羽」
「・・・ううん。愉快なお母様でほんとによかったよ」
可愛い物好きの母さんのことだ・・・。
輪花を見たら誘拐するだろうなぁ。デパートに。
「さ、緋乃。紅茶ちょうだい」
「午前の紅茶しかないが」
「いいから」
「お、おう・・・」
すると、ただいま戻りましたーとのんきな声が聞こえる。
珱だ。
「あ、智恵さん。どうも」
「珱ちゃん!さっきぶりね~」
「はい!」
「よ~う~・・・」
「きゃ?!緋乃さん!?」
俺は珱の肩に手を置いて、ずるずると引きずって行く。
「なんで夢のことを言った・・・」
「・・・すいません」
「いいんだけどさ・・・思い出したくない訳ではないんだよ。断じて」
「・・・」
「・・・なんでもねぇ。母さんに騒がれても困るから戻る」
俺は珱を引きずって戻る。
「どうかしたの?」
「いやなにも。なあ?」
「は、はい!」
母さんは怪しげにこっちを見るが、深く詮索せずそうと紅茶を飲み干した。
「さて、緋乃。家に帰るわよ」
「ぅえええ?!」
「なによ。私と帰りたくないっていうの?」
「・・・違う」
そうというと、母さんは俺の首根っこを掴んで引きずって行った。
それを見て、二人は呆然としていた。
(・・・・輪花)
俺は、ただ輪花を思い出し、母さんを見てため息をついた。
さぁ、緋乃の運命は如何に?!
輪花「うわぁ、なんかかわいそうなことになってるよ?」
朱莉「災難ね・・・」
風雅「あえて俺らには触れないんだな」
まあ暗くなりますし。主に珱さんが。
輪花「・・・」
朱莉「・・・」
風雅「なんでだ?ってお前らは何で俺を見る」
鈍感ってここまでくるとアレデスネ・・・。
風雅「片言?!」
まあいいや。ってぐはぁ(眉間)
輪花「じゃあまた次、僕らの作者だね」
朱莉「では!」
風雅「お、おい・・・スルーなのか・・・」