緋乃Sido
俺は、母さんに身だしなみチェックされ、バツを出される。
それで、強引にデパートに連れていかれ、着替えさせられた。
今の俺の格好は、パーカーのジーンズから・・・。
・・・うん。言うの恥ずいパス。
逆ナンされそうになったが俺の叫びでされなくなる。
よかったぁ・・・。
「よっお前ら」
「・・・・っ!」
輪花たちがまだいた。
屋根にいるな。うん。俺は降りて来いと諭す。
ふふん、逃がさんぞ・・・!
すると輪花が俺を見て硬直した。
「かっこ・・・いい?」
「・・・さんきゅ」
俺は、なんか気恥ずかしいから頬をかく。
もじもじする輪花を見てか、ぬっと俺の母さんが走り出す。
「可愛い子ちゃんたちぃいいいいい!!!!」
「うわぁあ?!」
「きゃぁあ?!」
「お、おい・・・」
それは、屋根へひとっ飛びという超人技
そして三人を引き摺り下ろし、琴羽たちと合流。
「私の名前は篠原 詩織よ。よろしくねぇええ!」
母さんが再度輪花と朱莉に飛びついた後、戸惑う風雅を見つけて、
「・・・・珱ちゃんね」
「ふぇ?!」
珱が、風雅を好きだと見、むんずと珱の手もつかんだ。
ああ、もう・・・いろいろすまん。
焦り始めた珱は、バレタりとかこれからされることとかわかってんだろなぁ。
第一弾の被害者だし。
ちなみに父さんは男をコーディネートしたがる。・・・はぁ。
「緋乃、緋乃。夢さんと輪花さん?!」
「・・・夢はもう居ないが、あんたの右手側が輪花。左手側が朱莉ーー琴羽の彼女」
「ちょ、緋乃!?」
「あらそうなのうふふじゃあいっぱい着替えないとねぇ♪」
俺はそんなことを言う母さんに、俺は母さんに問う。
金なんだけどなぁ・・・。
「金はあるか?」
「もちろん。何のために稼いできたと思ってるの?」
「少なくとも、女の着替えのためではなく、家計のためだと信じたい」
輪花たちは「あああ」と唸りながら連れ去られて行った。
母さん・・・どことなく楽しそうだなぁ。
「・・・なあ、目の前で親子が誘拐した気が」
「俺は無実だ」
「あれが、緋乃のお母様だから・・・」
琴羽は笑ながら呆然とする風雅に言った。
うん。俺は、悪くないからな。
「・・・・・・まあ、母さんのセンスはいいからなぁ」
「・・・お前の格好みりゃあわかる」
「はぁ・・・あはは」
俺らは同時にため息をついた。
もう、なんていうか・・・あいつらが可哀想すぎる。
「父さん来たら覚悟しとけ、風雅」
「は」
「今度は俺らが弄られる番だ・・・」
「・・・・ーそうか」
またため息。
あいつら、無事かなぁ・・・。
ふふん、この詩織さんは俺だっ!
輪花「・・・・」
朱莉「・・・そう」
風雅「ちなみに、緋乃の格好だが・・・なんで黙った」
ご想像にお任せします、ってわけっす!
ではでは!本をシュート!!
輪花「じゃあ、うちの作者に回すよ!」